小学校体育授業における教師の授業中の「出来事」 …...小学校体育授業における教師の授業中の「出来事」に対する気づきに関する研究
「企業システムにおける意志決定とITサービス運営について」...
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「企業システムにおける意志決定とITサービス運営について」ユーザ企業との協業によるエンタープライズ・アジャイルの支援
~東京商工リサーチの事例~
グロースエクスパートナーズ(株)
鈴木雄介
2014年12月17日
独立行政法人情報処理推進機構 (IPA)SECセミナー日本型企業が目指すエンタープライズアジャイルの世界~開発現場の苦労話を聞き、成功への道をイメージしよう~
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自己紹介
• 鈴木雄介
–グロースエクスパートナーズ(株)
» 執行役員
» SI事業の統括マネージャー/ITアーキテクト
–日本Javaユーザーグループ
» 会長
–ブログ:http://arclamp.hatenablog.com/
–Twitter:@yusuke_arclamp
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自己紹介
• グロースエクスパートナーズ(株)
–受託開発を中心としたソフトウェア開発企業
» http://www.gxp.co.jp/
–顧客(全てプライム)
» 医療器械メーカー
» 百貨店
» 企業信用情報提供
» 通信
» オフィス機器&医療機器メーカー
» 雑誌&オンラインメディア
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今日、話したいこと。
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エンタープライズ・アジャイルとは
ソフトウェア開発手法ではなく、
企業の意志決定のことである。
https://www.flickr.com/photos/kk/9243266112
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今日、お話ししないこと
• エンタープライズ・アジャイルを導入する方法–結果であって、目的ではありません
• どの手法が最適か(SAFe?DAD?)–場合によります。今回は定型化された手法を導入し
ていません
• どうすれば成功するか–正解ではなく体験をお話しします。参考になれば幸
いです
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アジェンダ
• 今、何が起きているのか
• ITサービスの運営
• 事例
• まとめ
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今、何が起きているのか
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今、何が起きているのか
• 企業におけるITの役割
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事務処理を自動化する
管理統制を拡張する
事業に価値を加える
昔
この10年
最近
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今、何が起きているのか
• たとえばトヨタフレンド
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toyota.jp プリウスPHV | 楽しくお使いいただくための会員サービス | トヨタフレンドhttp://toyota.jp/priusphv/001_p_004/drivesupport/toyotafriend/
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今、何が起きているのか
• 「事業に価値を加える」ためのIT
–商品の継続的な利用を促す
–商品の位置づけを段階的に変えていく
» あるいは、時代の流れで変わってしまったことに対応する
–既存商品をベースにした新たな収益の獲得
• 基本的には試行錯誤をしていかないといけない
–何が正解かは、誰も分からない
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今、何が起きているのか
• 企業がIT屋に求めること
–良いアプリケーションが作れても、ITサービスとして運営がうまくできなければ意味が無い
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アプリケーションをいかに早く、安く、正確に作るか
ITサービスをいかにうまく運営するか
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今、何が起きているのか
• アプリケーションを作る
–仕様(静的)を定義する
–開発者が作る
–プロジェクトが終われば終わり
• ITサービスを運営する
–利用(動的)からフィードバックを受ける
–様々な人が関わりながら動かす
–継続的で終わりのない活動
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ITサービスの運営
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ITサービスの運営
• ITサービスを運営する
–「ITを通じた企業と利用者の関係」のこと
–実際の運営は従業員によって行われる
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利用者従業員
企業
※サービストライアングルからのインスパイア
IT
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ITサービスの運営
• ITサービス運営モデル v0.2
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利用者の体験価値
サービスの振る舞い
静的な構造
開発プロセス
動的な構成
企画プロセス
運用プロセス
業務プロセス
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ITサービスの運営
• ITサービス運営モデル v0.2
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特徴 例
利用者の体験価値
• 利用者が体験して感じるもの• 利用者によって評価が異なる
• AさんとBさんで評価が異なる
サービスの振る舞い
• 外部から見てわかる振る舞い• 誰がテストしても同じ結果• 仕様(機能と非機能)
• 仕様とテストケース• 品質特性• API
動的な構成 • システム実行時の要素と相互作用
• 流れ、実行、プロセス
• インスタンス• 処理• 実行環境/インフラ
静的な構造 • 成果物が配置された静的な構造• 後に残り、参照可能
• ソースコード• クラス、テーブル定義• ドキュメント
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ITサービスの運営
• ITサービス運営モデル v0.2
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特徴 例
企画プロセス
• ITサービスの振る舞いを管理する• 追加や変更を要求する
• 売上• 要求と受入
開発プロセス
• 静的な構造を作る• 追加し、変更する• 素早さが求められる
• リリース計画• 開発ツール
運用プロセス
• 動的な構成を管理する• 追加や変更を受け入れる• 安定が求められる
• デプロイ• 監視
業務プロセス
• ITサービスを利用者に届ける• 利用者に追加や変更を伝える• 安定が求められる
• 現場• 窓口
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ITサービスの運営
• ITサービス運営への理解 1/4
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利用者の体験価値
サービスの振る舞い
静的な構造
開発プロセス
動的な構成
企画プロセス
運用プロセス
業務プロセス
1.異なる関心事を持つ利害関係者がいる
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ITサービスの運営
• ITサービス運営への理解 2/4
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利用者の体験価値
サービスの振る舞い
静的な構造
開発プロセス
動的な構成
企画プロセス
運用プロセス
業務プロセス
2.価値は利用者の体験によって定義される
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ITサービスの運営
• ITサービス運営への理解 3/4
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利用者の体験価値
サービスの振る舞い
静的な構造
開発プロセス
動的な構成
企画プロセス
運用プロセス
業務プロセス
3.複雑な構成要素によって成り立つ
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ITサービスの運営
• ITサービス運営への理解 4/4
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利用者の体験価値
サービスの振る舞い
静的な構造
開発プロセス
動的な構成
企画プロセス
運用プロセス
業務プロセス
4.フィードバックによって持続的に成長する
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ITサービスの運営
• ITサービス運営で考えるべきこと
–1.異なる関心事を持つ利害関係者がいる
–2.価値は利用者の体験によって定義される
–3.複雑な構成要素によって成り立つ
–4.フィードバックによって持続的に成長する
• ITサービスをうまく運営するには、これら全体をデザインする必要がある
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事例:概要
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事例:概要
• 東京商工リサーチ–1892(明治25)年、経済発展とともに信用調査が求め
られるようになる中、商工社として創業» 日本で最初の企業年鑑「日本全国商工人名録」を出版
–1964(昭和39)年の衆議院・商工委員会で中小企業に関する倒産状況を参考として説明。それにより「倒産」という言葉が全国に定着
–1994年、D&Bと業務提携、2012年には国内向け事業を承継
–1999年、tsr-van2初代サービス開始
–2014年、tsr-van2リニューアル
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事例:概要
• tsr-van2
–機能概要
» 企業をオンラインで検索し、閲覧する
» 信用情報や財務情報を始めとした様々なデータを提供
» 従量課金中心ではあるが、様々なルールあり
–再構築の目的
» 性能や使い勝手の向上
» のみならず、事業のオンライン化を推進する基盤作り
▸ 継続的な改善を可能にする柔軟性と拡張性の実現
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事例:概要
• http://www.tsr-net.co.jp/service/product/tsr_van2/
• http://vandbwww.van2.tsr-net.co.jp/guidetour/
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デモ
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事例:概要
• ローンチまで
–リリース:2014年1月
–工数:約300人月
–プロセス
» ウォーターフォールで8割を完成させてから、テストと改善を繰り返す継続的な改善プロセスに突入
▸ システム内テスト、他システム連携テスト、基幹システム連携テスト、システム部受入テスト、業務部門受入テスト、運用テスト…
» ウォーターフォールでは中国へのオフショアを活用
» 改善プロセスはテスト範囲を段階的に拡張しながら、それぞれのフェーズで発生した課題を解決していく
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事例:概要
• ローンチを終えて持続的な改善プロセスに
• どうやれば継続的に改善できるのか?
–利用者のニーズをどう汲み取るの?
–何を作ればいいの?
–どうやって開発チームに伝えたらいいの?
–どうしたらリリースできるの?
–どうしたら営業が満足するようにできるの?
• つまり…
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事例:概要
• どうやってtsr-van2を運営するの?
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利用者の体験価値
サービスの振る舞い
静的な構造
開発プロセス
動的な構成
企画プロセス
運用プロセス
業務プロセス
業務部営業調査員
経営企画室システム本部
GxP
GxP
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事例:プロセス
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事例:プロセス
• 基本的な進め方として定期リリースを提案
–「保守」とは別に「定期改善」という枠を用意
–予算だけ承認されていて、リリース内容は、そのときに再稟議
» 1回数人月×年4回
–つまり、3か月ごとに1周まわす
–大きな「新機能」の追加はウォーターフォール型で別に進める
» 関係者との調整を段階的に進める必要性があるため
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事例:プロセス
• 3つのプロセスが並行する
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対象 タイミング 意志決定 特徴
新機能 年に1,2回 企画/設計/開発など、それぞれの段階で役員承認必要な時間をかけて合意形成
ウォーターフォール的
定期改善
年に4回(日付固定)
工数枠は事前承認。実施内容はバックログから優先順位で選択後に承認
3ヶ月定期
保守 随時 毎月定額保守。実施内容はシステム本部内で決定。問合対応、障害対応、ちょっとした改善など
2週間定期+緊急対応
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0 1 2 3 4
TSR
GxP
事例:プロセス
• 定期改善のプロセス
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設計
要件調整(部署間) 承認
実装&テスト
リリース準備
受入試験
リリース準備
リリース
営業フォロー
要件精査
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事例:プロセス
• ツール的な話
–チケット型課題管理:Atlassian JIRA
» 開発チーム内だけではなく顧客とも全てを共有
» 機能からインフラまでいくつかのカテゴリで管理
–CI/CD: Atlassian Bamboo
» 基本的にワンクリック
–リアルタイム性能監視:DynaTrace
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事例:プロセス
• プラクティス的な話
–タイムボクシング
–見積もり
–バーンダウンチャート
–スコープコントロール
–夕会(スタンドアップ)
–一般的なやつなので割愛
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事例:プロセス
• 定期改善に対する評価– 営業としてのメリット
» 定期的に利用者を訪問する理由ができる
» 利用者からのフィードバックが半年ぐらいで反映される
– 企画としてのメリット» スケジュールに追い立てられるけど、それがいい
– 利用者としてのメリット» クレームがあっても対応が過去よりも対応が早い
» 「使いやすくなった」というフィードバック
– 開発としてのメリット» 定期的な安定収入!
» 良いモノを作ることを諦めなくて良い
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事例:プロセス
• 定期改善の意味
–組織の「意思決定」のリズムを重視する
» 経営者が判断するのはいつか
» 業務プロセスが変更を受け入れられるのはいつか
» 利用者からフィードバックを受けられるのはいつか
–期間は、企業ごとに最適なものを選択する
» 定期であることは最も大事
» 3~6か月程度がよさそう
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事例:プロセス
• エンタープライズ・アジャイルとは、ソフトウェア開発手法ではなく、企業の意志決定のことである。
• ソフトウェア開発だけが早くても意味がない
– ITサービス運営全体のリズムを整えることが大事
–開発行為はプロセスの一部に過ぎない
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• 普通、こんなにうまくいかない
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これは良い話だ!
という単純な話では終わりません
https://www.flickr.com/photos/haagsuitburo/7958046990
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事例:プロセス
• 実際、そんなにうまくいかない
–そんなに簡単に各部門の協力なんか得られない
–どんな課題があるかなんてわからなくて、声のでかい部門の課題が優先される
–経営者や部門長が「やることが決まっていない予算枠」なんてOKを出すわけがない
–開発チームとスムーズなコミュニケーションなんかできない
• これを誰が解決するのか?
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事例:顧客
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事例:顧客
• 「企業の意思決定のリズムを整える」といっても、それは開発側だけでやれることではない
• 顧客内部に主導して調整する立場が必要
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適切なプロダクトオーナーを見つけることが重要
https://www.flickr.com/photos/jorgeq82/8328663868/
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事例:顧客
• プロダクトオーナーが見ている2つの方向
–組織内のステークホルダーや顧客/利用者のニーズや優先順位について深く理解する
–開発チームに何をどの順番で構築するかを伝え、受け入れ条件を明確にしてその条件を満たすテストが実行されるように仕向ける
44出典:エッセンシャルスクラム
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事例:顧客
• プロダクトオーナーの活動
–経済性の管理
–プランニングへの参加
–プロダクトバックログのグルーミング
–受け入れ条件の定義と検証
–開発チームとの協力
–ステークホルダーとの協力
45出典:エッセンシャルスクラム
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事例:顧客
• 様々なステークホルダーが関係する
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利用者の体験価値
サービスの振る舞い
静的な構造
開発プロセス
動的な構成
企画プロセス
運用プロセス
業務プロセス
業務部営業
調査員
経営企画室システム本部
GxP
GxP
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事例:顧客
• 東京商工リサーチの場合
–「組織内のステークホルダーや顧客/利用者のニーズや優先順位について深く理解する」
–最もニーズを理解しているのは「営業」
–表示項目の精査は「業務部」
–企業情報の精査は「調査員」
–価格設定は「役員」
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事例:顧客
• 東京商工リサーチの場合
–「開発チームに何をどの順番で構築するかを伝え、受け入れ条件を明確にしてその条件を満たすテストが実行されるように仕向ける」
–開発チームに伝えるのは「システム本部」
–受入条件を決めるのは「業務部」
–テストを実行するには関連システムと連携しながら「関連各部署」や「既存ベンダー」と実施する
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全部ができるスーパーマンはいない
でも、組織内には個別に出来る人はいる
https://www.flickr.com/photos/lego_bro/12357747153/
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事例:顧客
• では、どうするのか?
–企業では1人の「プロダクトオーナー」で全部をやりきるというのは現実的ではない
–むしろ、組織間の連携をしていくような意思決定プロセス全体をどうやって作るのかが重要
–つまり、組織としてプロダクトオーナーの役割を引き受けてもらうことが重要と考える
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事例:顧客
• 顧客企業内で、ものすごい努力があった
–関係部署の若手を集めたチームを作り、要件定義や受入試験に参加させた
–情報共有はオンラインツールで常に行っており、システム本部が必ず返事をしていた
–経営層や関係部署への説明を定期的に行い、定期改善の予算を通した
–開発チームとは定例/メール/チャットなどで積極的にコミュニケーションを取り、継続的に「想い」を伝えていた
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事例:顧客
• エンタープライズ・アジャイルでは顧客企業にプロダクトオーナーとして機能してもらうことが非常に重要
–何度も繰り返すが「開発手法」の話ではすまない
–いかに「開発を含む組織活動全体を効率的にするか?」というのがテーマ
–特にSI型(外部の企業が開発中心)になる場合は、顧客側の意識変革は大きなポイント
• 東京商工リサーチ様の場合は、先方の変革と弊社の提案がうまくマッチした結果
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まとめ
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まとめ
• ITの役割は「事業に価値を加える」に
–「良いアプリケーションを作る」だけではなく
–「ITサービスをうまく運営する」ことが大事
• ITサービスを運営する
–利用(動的)からフィードバックを受ける
–様々な人が関わりながら動かす
–継続的で終わりのない活動
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まとめ
• ITサービス運営モデル v0.2
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利用者の体験価値
サービスの振る舞い
静的な構造
開発プロセス
動的な構成
企画プロセス
運用プロセス
業務プロセス
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まとめ
• ITサービス運営で考えるべきこと
–1.異なる関心事を持つ利害関係者がいる
–2.価値は利用者の体験によって定義される
–3.複雑な構成要素によって成り立つ
–4.フィードバックによって持続的に成長する
• 良いITサービス運営を実現するには、これら全体をデザインする必要がある
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まとめ
• 東京商工リサーチ様の場合
–3か月に1回の「定期改善」を導入した
» もろもろのツールやプラクティスは、それなりに
–顧客の組織が「プロダクトオーナー」として意思決定するプロセスを作ってくれた
–これによって組織全体のリズムが整った
–「意図してた」「完成した」というより「試行錯誤してたらこうなった」「常に改善をし続けている」という感覚
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まとめ
• エンタープライズ・アジャイルとは
–開発手法ではなく、顧客企業の意思決定のこと
–前提
» 顧客と「ITサービスを成長させる」という目的が共有されている
» 顧客側で組織の意志決定のリズムがマネジメントできていること
» 開発チームが一通りアジャイル開発手法であること
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東京商工リサーチ様へのインタビュー記事よりhttps://www.facebook.com/gxpinc/photos/a.134982609960781.23843.131322906993418/608903329235371/
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KDDI様にインタビューいただいた記事「KDDI エンタープライズアジャイルの取組み~やってみてわかった大切なこと」http://cloudblog.kddi.com/devops/1151/