ISO15504ベースのアセスメントフレームワーク TIPA for ITIL®

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TIPA ® アアアア / アアアアアアア アアアア IT アアアアアアアアア アアアアアアアアア Copyright © 2012 ITpreneurs 1

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TIPA® アセッサ / リードアセッサ

株式会社 IT プレナーズジャパン・アジアパシフィック

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TIPA® とはTIPA® のメリットTIPA® コースTIPA® 活用事例

目次

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TIPA® とは

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TIPA® とは

TIPA® (Tudor IT Process Assessment) とは、 ISO/IEC 15504 の基準を応用し、組織に導入された IT プロセスの成熟度レベルを測定する IT プロセスのアセスメントフレームワークです。 ISO/IEC 15504 で定義されているアセスメント手法は、さまざまなプロセスフレームワークに適用することができます。 TIPA® は、この ISO/IEC 15504 の柔軟性を応用し、 ITIL® プロセスのアセスメントをサポートできるフレームワークです。

ITIL®

ISO/IEC 15504

+ TIPA® for ITIL®

ISO/IEC15504 の ITIL® への応用 IT プロセス成熟度測定IT サービスマネジメント改善への第一歩反復可能で客観的:どのアセッサが実施しても ITサービスマネジメントプログラムの成熟度と期待通りの改善をモニタリングすることができるベンチマーク目的での使用が可能プロセスアセスメントの「オープンソース」の方法論複雑化するアセスメントに対して体系的な方法論を提供

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ISO/IEC 15504 とは

概要– ISO/IEC 15504 は、ソフトウェア開発を中心とした工程を評価するためのフ

レームワークであり、国際標準化機構( ISO )と国際電気標準会議( IEC )の合同技術委員会によって作成

– アセッサが実施するアセスメントに基づき、組織のプロセス能力レベルを判定( TIPA® でも同様の手法を使用)

– ISO/IEC 15504 は、組織の各プロセスの能力の診断標準を提供するため、プロセスの現状を正しく把握できるため、この手法は次のことに使用されることが多い:• プロセス改善• 能力判定 ( サプライヤのプロセス能力を評価するための指標として )

プロセスアセスメントのための ISO 基準通称 SPICE

近年存在感を増している基準Copyright © 2012 ITpreneurs

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CRP Henri Tudor 社

ルクセンブルグに本拠を置く CRP Henri Tudor 社は ISO20000® や ISO15504 の開発およびレビューに従事したナレッジを活かして TIPA® を開発しました。さまざまな手法の改善や強化で官民問わず広く貢献しています。

ルクセンブルグ最大の公的リサーチセンタおよそ 450 名の研究者多くの ISO 基準にかかわる専門集団業務内容はリサーチのみTIPA® においては 7 年もの歳月をかけて製品化

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TIPA® を活用する利点

アセスメントを受ける ユーザ企業にとって

の  利点

アセスメントを実施する 組織およびコンサルタントにとっての利点

アセスメントを主導でき、 TIPA® ウェブサイト上の認定者リストに名前が載せることができ、有資格者としての事業への信頼が得られるTIPA® を製品またはサービスとして商業的に活用できる

ベンダニュートラルで構造化された反復可能な評価手法を利用できる目標設定や改善のための測定指標を通じてプロセス改善が可能になるITSM プロジェクトの ROI が改善される自社の業務プロセスがどれだけ改善されたかを認識することができ、今後の事業計画に活かせる目標設定や改善のための測定指標を通じてプロセス改善が可能になる

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TIPA® 認定資格はアセスメントを実施する側のみならず、アセスメントを受ける側にとっても価値のある資格です。

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定義付けからクローズまでのアプローチ

定義定義

•プロセスの選出

•アセスメントの摘要範囲の定義

準備準備

•組織の背景の確認

•アセスメントの計画立案と準備

• キックオフ・ミーティング

アセスメント

アセスメント

•インタビュー

•文書のレビュー

•結果の評価•プロセスの評価

分析分析

•SWOT分析(強み、弱み、機会、脅威の分析)

•改善提案

結果のプレゼンテーション結果のプレゼンテーション

•結果についての詳細な    レポート

•マネジメント層へのプレゼンテーション

•各関係者へのプレゼンテーション

クローズクローズ

•ミーティングをクローズする

IT プロセスの各段階を網羅し、それぞれの段階に最適化されたツールを提供するTIPA® の手法は 6つの段階で構成:

各段階はタスクによって構成されています。タスクごとに役割が定義され、責任が割り当てられます。各タスクは標準ツールによってサポートされています。タスクごとに期待されるインプットとアウトプットがあります。

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プロセス成熟度レベルおよびプロセス属性

5. 最適化しているプロセス5.1 プロセス革新5.2 プロセス最適化

4. 予測可能なプロセス4.1 プロセス測定4.2 プロセス・コントロール

3. 確立されたプロセス3.1 プロセス定義3.2 プロセス展開

2. 管理されたプロセス2.1 パフォーマンス管理2.2 作業成果物管理

1. 実施されたプロセス 1.1 プロセス・パフォーマンス

0.不完全なプロセス

5. 最適化しているプロセス関係する事業の最終目標、および現在や計画した事業の最終目標を満たすように継続的に改善されている

3.確立されたプロセス定義されたプロセスが使用されており、標準のプロセスに基づいている

4.予測可能なプロセスプロセスは限られた範囲の中で 制定されている

0.不完全なプロセスプロセスは導入されておらず、その目的も達成されていない

1. 実施されたプロセスプロセスが導入されており、その目的は達成されている

2.管理されたプロセスプロセスが管理されており、作業成果物が定められ、コントロールされ、維持されている

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F

プロセスプロフィール -TIPA® アセスメントの要約

レベル 1実施された

レベル 2管理された

レベル 3確立された

レベル 4予測可能な

レベル 5最適化している

インシデント管理

変更管理

リリース管理

構成管理

問題管理

パフォーマンス管理

作業成果物管理

プロセス展開

プロセス定義

プロセス測定

プロセス・コントロール

プロセス・パフォーマンス

FLPN

F

F

F

F

L

L L PP

F LLL

F

F

P

P P

NN

NN

LL

“Fully” 完全達成 86-100%“Largely” ほとんど達成 51-85%“Partially” 部分的達成 16-50%“Not” 達成できてない 0-15%

プロセス革新

プロセス最適化

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IT プロセス改善戦略のステップ

TIPA®初期アセスメント

改善計画、ゴール、およびマイルストー

ンの定義付け導入・実施

TIPA ® コントロールアセスメント

Goalサービス品質の 改善ITSM プロジェクトの ROI を上げるコスト削減

TIPA®

ツールボックス: T1-

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TIPA®

ツールボックス: T17-

20達成した

成熟度レベルから

再アセスメント

アセスメントを受けた企業が実際に改善を行う

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一度のアセスメントで結論を出すのではなく継続的なアセスメントを通じて改善活動を行うことができる。

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プロセスアセスメントの手順

TIPA®

評価基準

アセスメント結果のプレゼンテー

ション

プロセス・プロフィール

アセスメント・レポート

アセスメントと監査

TIPA®

評価基準の適用

プロセスアセスメントとは:– プロセスの「 HOW 」ではなく、まず「 WHAT 」

に着目– 現行のプラクティスを参考用のプラクティスと比較するために使用

– 参考となるプロセスの構成記述が基礎– プロセスの成熟度レベルの判定に使用– インタビューに基づいてアセッサチームが実行

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TIPA®ツールボックスの全体図

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TIPA® コース

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TIPA® 認定資格

リードアセッサ

TIPA® アセスメントのプロジェクトマネージャで TIPA® アセッサの指導をし、プロジェクトを実施アセスメントされるプロセスの選択からアセスメント結果の報告までのプロジェクトの全てを主導

TIPA リードアセッサ for ITIL®

TIPA アセッサ for ITIL®

アセスメントインタビューを実施TIPA®ツールボックスに付属する評価シートを基にプロセスを評価プロセス成熟度の結果を分析

TIPA® アセスメントを実施するチームの役割

アセッサ

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コース説明: TIPA® リードアセッサの指導のもと TIPA® の方法論をベースとしたプロセスアセスメントを実施する能力を身につけるためのコースです。期間: 3日間必須条件(下記いずれか一つ):– ITIL®V3 ファンデーション認定– ITIL®V2 ファンデーションおよび ITIL®V3

ファンデーションブリッジ

対象者:– プロセスオーナ– 品質マネージャ– プロセスデザイナ– 内部監査人– コンサルタント

TIPA® アセッサ for ITIL®

認定試験:– 問題数: 8 問– 四肢択一形式で傾斜配点 ( 各 5 点、 3 点、 1 点、

0 点 )– 試験時間: 90分

達成目標:– プロセス目的、プロセス成果、基本プラクティ

ス、作業成果物、プロセス属性、共通プラクティスの違いを理解することができる

– アセスメントの一部から発見した証拠をもとにSWOT分析を実施することができる

– ITIL® プロセスに関して ISO/IEC 15504 の構造をどのように適用すれば良いかわかる

– ITIL®V3 および ITIL®V2 に関して TIPA® で提案された IT サービスマネジメントプロセスの記述を理解することができる

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コース説明: TIPA® アセスメントプロジェクトを主導し、参加者のアサインからプロジェクトのクローズまで、 TIPA®

の方法論をベースとしたプロセスアセスメントを管理する能力を身につけるためのコースです。期間: 2日間必須条件: TIPA® アセッサ認定対象者:– プロセスオーナ– 品質マネージャ– プロセスデザイナ– 内部監査人– コンサルタント

TIPA® リードアセッサ for ITIL®

認定試験:– 問題数: 8 問– 四肢択一形式で傾斜配点 ( 各 5 点、 3 点、 1 点、

0 点 )– 試験時間: 90分

達成目標:– プロセス目的、プロセス成果、基本プラクティ

ス、作業成果物、プロセス属性、共通プラクティスの違いを理解することができる

– アセスメントの一部から発見した証拠をもとにSWOT分析を実施することができる

– ITIL® プロセスに関して ISO/IEC 15504 の構造をどのように適用すれば良いかわかる

– ITIL®V3 および ITIL®V2 に関して TIPA® で提案された IT サービスマネジメントプロセスの記述を理解することができる

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TIPA® 認定プロセス

認定コースを受講する 認定試験を受験する 認定資格を活用する

TIPA アセッサ for ITIL®

期間 : 3日間 研修形態 : 集合研修 必須条件 : ITIL®V3 ファンデーション(もしくは ITIL®V2 ファンデーションおよび          ITIL®V3ファンデーションブリッジ)TIPAリードアセッサ

for ITIL®

期間 :2日間研修形態 : 集合研修必須条件 : TIPA® アセッサ for ITIL®

認定試験に合格すると認定資格を得ることができる

試験形式 :– 持ち込み不可、多肢選択

式、– 認定コース修了後に受験可

認定資格を取得すると以下のサービスを受ける資格を得ることができる :

– TIPA® プロフェッショナルメンバシップ

– TIPA® アセスメントを行う権利

– TIPA® 公式ウェブサイトにアセッサまたはリードアセッサとして認定者リストに名前や簡単な経歴の掲載(未定)

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ハイライト

実際のアセスメントプロジェクトに参加することができるようにコンセプトや主要な要素への本質的理解を深めることができる受講者同士がロールプレイング形式でアセスメントプロジェクトを実施するシミュレーション(インタビューの実施、アセスメントの評価 、改善提案、結果報告)認定試験対策

コースの特徴

対象者ITIL® または ITSM プロセスのアセスメントもしくは改善活動にかかわっている方 ITIL® の導入および ITIL® プロセス成熟度アセスメントに参画している方プロセスアセスメントのターンキーソリューションを探してる方次の職種の方 ( これに限らない ): ITIL®/ITSM プロセスオーナ、プロセスマネージャ、プロセスデザイナ、コンサルタント、内部監査人、品質マネージャ

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TIPA® 活用事例

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TIPA® の活用事例

• ITIL® の参考資料と比較するため• プロセスの成熟度の判定のため• ISO/IEC 20000® 認定の取得準備のため

成熟度判断(内部)

• 改善目標に対する強みと弱みを特定するため• 改善の取り組みを構築し、優先度を設定するため• 進捗の測定のため

プロセス改善(内部)

• 事業の最終目標と顧客の要件に基づいてプロバイダの選出を行うのをサポートするため

• パートナのベンチマークを行うため

パートナの能力判断(外部)

TIPA® 使用例

Dimension Data 社(南アフリカ共和国 )世界中のサービスセンタの 80% に TIPA® を

適用 :ベンチマーキングおよびベストプラクティスのベンチマークおよびベストプラクティスの確立プロセス改善

Fujitsu Services Oy 社 ( フィンランド )2007 年より TIPA® を実施

年間 10件ほどのアセスメントプロジェクトに活用している目的:プロセス改善および顧客に対してサービスの品質を明示するため

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