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工学部長挨拶 工学部長挨拶 01 01 工学部長挨拶 02 応用化学科 04 材料物性工学科 06 電気電子工学科 08 機械工学科 10 建設環境工学科 12 情報システム工学科 14 福祉システム工学科 16 海外インターンシップ 18 実施要領 19 事 前 指 導・事 後 指 導・実 施 報 告 会 20 工学部インターンシップのながれ 21 手続きの様式[事業所] 22 実習カリキュラム 23 アンケ ート[ 事 業 所 ] 24 手続きの様式[学生] 25 アンケ ート[ 学 生 ] 26 事業実施表 28 受け入れ事業所一覧 29 インターンシップ実施委員会委員名簿 Contents INTERNSHIP Faculty of Engineering Iwate University まった のイ ター シッ され、ここに 位にお けできますこと 、 きな びであります。 ター シップについて となって してから 々に われるようになり、 でのイ ター シッ かれるような となってまいりました。 、イ ター シップが 育の できわめて つこと、また できることなどから うカ キュ ム変 、「 、~ 位 として し、 その となった のです。 しが られるといわれながら、 じめとする いている かかわらず、 くの にご いただき、 れてください ました。この みに しましたが、こ ると となっております。 また、 に引き き、 ター シップを して することがで きました。 しい えますと、 のイ ター シップ りつつあるとと に、 側と 側から きな ている のと えております。 との んになって まれてきているとの の勉 きな になっている、あるい において になっているとの き、 された ある の一つになりつつあります。 において からご をい ただきました。また、 岡 から 引き きご とご 援を いただきました。 ここに するにあたり、 位に から げるとと に、 がさらに し、 それぞれにとって のになること いたします。 岩手大学工学部長 馬場

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Page 1: INTERNSHIP - Iwate UniversityINTERNSHIP Faculty of Engineering, Iwate University 岩手大学工学部 応用化学科 02 応用化学科 応用化学科 03 遠藤 元司 株式会社大東環境科学

工学部長挨拶

工学部長挨拶 01

01 工学部長挨拶

02 応用化学科

04 材料物性工学科

06 電気電子工学科

08 機械工学科

10 建設環境工学科

12 情報システム工学科

14 福祉システム工学科

16 海外インターンシップ

18 実施要領

19 事前指導・事後指導・実施報告会

20 工学部インターンシップのながれ

21 手続きの様式[事業所]

22 実習カリキュラム

23 アンケート[事業所]

24 手続きの様式[学生]

25 アンケート[学生]

26 事業実施表

28 受け入れ事業所一覧

29 インターンシップ実施委員会委員名簿

Contents

INTERNSHIPFaculty of EngineeringIwate University

 平成14年度に始まった岩手大学工学部のインターンシッ

プ事業は年々順調に展開され、ここに第5回の実施報告書

を関係各位にお届けできますことは、大きな喜びであります。

 インターンシップについては、平成9年度に当時の文部省

が中心となって統一見解を発表してから徐々に全国的に行

われるようになり、現在では海外事業所でのインターンシッ

プも多く聞かれるような状況となってまいりました。

 岩手大学工学部でも、インターンシップが工学教育の上

できわめて重要な役割を持つこと、また地域連携・社会貢献

の実現に寄与できることなどから平成12年度の学部改組

に伴うカリキュラム変更の際、「社会体験学習」(3年次、選

択科目、1~2単位)として正式に導入し、今年度(18年度)

はその実施5年目となったものです。

 全国的に景気回復の兆しが見られるといわれながら、岩

手県をはじめとする東北地方では企業撤退が続いている不

況にもかかわらず、今年度も多くの事業所が本学工学部の

教育趣旨にご賛同いただき、積極的に受け入れてください

ました。この夏休みには168名の学生が実施しましたが、こ

の数は初年度に比べると約90%の増加となっております。

また、昨年度の3名に引き続き、今年度も1名の学生が中国

深 で海外インターンシップを継続して実施することがで

きました。世の中の厳しい状況を考えますと、本学部のイン

ターンシップ事業は順調に軌道に乗りつつあるとともに、事

業所側と学生側から大きな賛同と支持を得ているものと考

えております。受け入れ先と大学との交流が盛んになって

協力関係が生まれてきているとの情報や、学生の勉学上大

きな刺激になっている、あるいは進路選択において貴重な

体験になっているとの声も聞き、本事業は法人化された地

方大学の特色ある教育手段の一つになりつつあります。

 実施に伴う予算面においては、大学当局からご配慮をい

ただきました。また、盛岡公共職業安定所、社団法人岩手県

経営者協会等の関係機関からは引き続きご協力とご支援を

いただきました。

 ここに実施報告書を発行するにあたり、関係各位に心から

御礼申し上げるとともに、本事業がさらに順調に発展し、学生、

大学、地域社会それぞれにとって有意義なものになること

を念願いたします。

  平成18年12月

岩手大学工学部長  馬場 守

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INTERNSHIPFaculty of Engineering, Iwate University

岩手大学工学部

応用化学科

応用化学科 03応用化学科 02

遠藤 元司

株式会社大東環境科学

よりよい環境を明日の世代へ

応用化学科

氏 名 宍戸 隆文 Ta k a f u m i S h i s h i d o

2006年9月4日~9月8日

株式会社 大東環境科学

インターンシップ実習を終えて

 正直なところ、インターンシップに行けば、単位がもら

えるという安易な気持ちで参加しました。しかし、事前の

説明会を聞くうちに、気合いを入れようと思い直し、実習

先の会社について事前に調査し、ある程度の知識を身に

つけた上で実習にのぞみました。

 実習初日、私は朝の朝礼で少し驚きました。これから

仕事を始めるぞ、というすごい緊張感が職場に漂ってい

たからです。仕事に対する強い責任感を、ひしひしと感じ

とることができました。初日に受けた会社の概要説明か

ら、次のようなことを知ることができました。環境の会社

ということもあり、省エネが徹底されていること、世界の

環境問題の流れから新しいビジネスを見出そうとするこ

と、会社の信用をより高めるためにエコアクション21に

認証・登録しようと努力されていること、などです。二日

目の午前は、悪臭物質アンモニアの測定実習です。分光

光度計により、吸光度を測定し、検量線から濃度を求める、

一連の作業を行いました。ガスクロマトグラフィーによる

分析についても勉強しました。午後からは、飲料水中の

一般細菌や大腸菌、工場排水等の大腸菌群の分析につ

いて説明を受けました。三日目は、水道水の残留塩素の

簡易定性分析を、ミネラルウォータと比較しながら実施

しました。また、空気などに含まれる、VOC、トリハロメタ

ン、カビ臭などをGCMSによって分析しました。その他

にBODの測定法、イオンクロマトグラフィー法について

も勉強しました。四日目は、ICP発光分光分析、原子吸光

分析装置を用いた砒素、セレン、ホウ素の定量分析です。

 実験に関していえば、基本的な動作は大学で学ぶ実験

とさほど変わりない印象を受けました。特に難しいと思っ

たのは、環境分野においては、対象とする測定物質の濃

度がとても小さいので、正確な値を求めるために、多大

な労力を要することです。例えば、器具の徹底した洗浄

はもちろんのこと、分析条件も厳密に統一しなければな

らないことを再認識しました。測定温度などによって物

質の性質が異なれば、当然ではありますが、同じ値を出

すことが出来ないからです。また、測定試料を採取する

箇所も重要であることを初めて知りました。例えば、小

学校における大気分析であれば、子供の身長にあわせた

高さで、大気を採取することです。こうした一連の作業

の徹底さに驚くとともに、分析の仕事の大変さを痛感し

ました。さらに、機器分析のデータの多くはパソコンで処

理するので、私はパソコンを使えるようにならないと、仕

事をすることが困難であることをとても強く感じました。

 私が実習させていただいた仕事内容はごく一部にし

かすぎず、他にも大変なことが沢山あると思いますが、

その一部でも今回のインターンシップを通して体験でき

たことは、これから社会にでる上でとても貴重な体験を

させていただけたと感じています。ここに書きつくせな

いほどたくさんのことを学びました。人生の半分以上が、

仕事をするわけですから、後輩のみなさんも、インター

ンシップに参加してみたらどうでしょう。

 地球規模での環境汚染や環境破壊がクローズアップ

され、エコロジー(生態系)への関心は高まる一方です。

 弊社は、昭和47年設立以来、自然環境と開発の調和

を図りながら、より健全な環境づくりをめざし、大気や水質、

騒音・振動などの環境測定を行い、地域社会に貢献して

きました。

 弊社がインターンシップを受入れて3年目になりますが、

これからの時代を担う学生の方々に、様々な環境の問題

について理解していただき、地域社会への貢献を期待し

て何かお役に立てればと思い、インターンシップ事業に

参加してきました。

 研修内容としては、技術部で「環境」に関する問題や

法体系等の講義と化学・生物・機器分析等の実習を行い

ました。また、総務部では、社会人としての心構えや仕事

をする上での心構え等の講義を行いました。分析等の

実習で化学的な知識が必要なため、毎年化学系の学生

の方を受入れています。今回受入れした方は「環境」に

対して非常に興味を持ち、積極的に質問され研修に取組

んでいました。

 弊社の企業理念は、自然環境と開発の調和を図りなが

ら、人間をはじめ動植物が共存し、安心して暮らせる地域

社会をつくることにあります。今後益々高度化・多様化し

発展する社会の中で、環境問題は必ず発展の一要素とし

て考えていかなければなりません。様々な化学物質の規

制強化に伴い、これに対応すべく分析・解析方法の確立

や環境浄化方法の確立等、今後開発・解決すべき問題が

たくさんあります。

 学生の皆さんは、これから様々な分野、企業へ就職さ

れて活躍されることと思いますが、「環境」については、

すべての分野で考えていかなければならないことだと

思います。今回研修した様々な環境に対する内容を、今

後の活動に役立てていただければ幸いです。

 化学分析自体は大学においても実施しておりますが、その分析によっ

て社会にどのように貢献するのかについて、その一端でも感じ取るこ

とができたようです。受け入れていただいた企業の方々は、お忙しい

業務をこなされつつ、指導にあたられたことと思われます。改めて御

礼申し上げます。

応用化学科 横田 政晶

沿 革 会社概要

学科からの一言

昭和47年 8月 株式会社大東化学設立

昭和50年 1月 計量証明事業(濃度、音圧レベル)の登録

昭和56年 5月 作業環境測定機関の登録

昭和57年 2月 建築物飲料水水質検査業の登録

昭和60年 4月 建築物飲料水貯水槽清掃業の登録

昭和62年 4月 建築物空気環境測定業の登録

平成 6年 6月 計量証明事業(振動加速度レベル)の登録

平成 8年 10月 株式会社大東環境科学に社名変更

平成12年 2月 厚生大臣指定検査機関(水道法)の登録

12月 ISO9002の認証取得

平成15年 1月 環境大臣指定調査機関(土壌汚染対策法)の指定

12月 ISO9001の認証取得

会 社 名  株式会社 大東環境科学

所 在 地  本社 盛岡市津志田西一丁目2-23

設  立  昭和47年8月

資 本 金  3,500万円

事業内容  環境調査・アセスメント業務

      環境測定分析業務

      その他測定分析業務

期 間

実習先 技術部長

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岩手大学工学部

材料物性工学科

材料物性工学科 05材料物性工学科 04

渋谷 浩司

東京エレクトロンAT株式会社

誇りとチャレンジ精神を持ち、 常に自らの価値(バリュー)を

向上させる姿勢

材料物性工学科

氏 名 大久保 暁穂 A k i h o O o k u b o

2006年8月21日~9月1日

東京エレクトロンAT株式会社

自分を見直すこと、 これからすべきこと

 私はこれから就職活動をしていくに当たり、実際に自

分がどこかの企業で働くという実感が持てずにいました。

インターンシップに参加することで現場の雰囲気を少し

でも感じ取れるのではないかと思い参加を決めました。

 実習初日は会社概況と半導体業界についての説明、

安全教育、そして工場見学をしました。東京エレクトロン

AT(株)では、半導体製造装置の開発・設計・製造を行っ

ています。私が実習にいった宮城営業所ではプラズマエッ

チング装置の開発・設計・製造を行っていました。装置は、

取引先のお客様のニーズに合わせて一台一台がオーダー

メイドのため、その都度ソフトの開発が行われ、組み立て

は手作業で行われているということには驚きました。し

かし、そういったニーズに応えられるだけの開発力・技術

の高さが半導体製造業界で世界のトップシェアを誇って

いる要因なのだと感じました。

 2日目からの4日間は、新しく作ったソフトが正しく作

動するかを確認する試験業務をさせていただきました。

この作業はひたすらPCの画面と仕様書を比較して、誤

りがないかどうか調べるというものでした。ここでの作

業や周りの方々の様子を見ていてPC技術は、どの分野

においても必要なものだと感じました。いままでPCを

扱うのは苦手だからと敬遠してきましたが、今のうちに、

出来るだけ使い慣れるように努力する必要性を強く感じ

ました。

 6日目からの物流担当では、山梨事業所から送られて

きた各パーツを製造工程にあわせて分類・仕分けの作

業をさせていただきました。ここでは、製造の方々がよ

り円滑に組み立てが進むように新しいシステムを取り入

れるなど、さまざまな取り組みがされていました。

 クリーンルーム内での組み立て実習も体験すること

が出来ました。装置は思っていた以上に非常に繊細で、

部品のホコリひとつ、小さな傷ひとつでも使い物になら

なくなります。それゆえ、組み立てには非常に集中力の

必要であり、またスピードも求められています。その中で

作業する様子は熟練した職人を連想させられました。

 最後に装置の調整工程の様子を見学させていただき

ました。この工程での説明を受け、ウェーハに描かれた

回路を電子顕微鏡で見せていただきました。また、ウェー

ハに正しく回路が描かれているか、その断面を見るとき

手で割るのですが、それも実際にやらせていただきました。

 二週間という短い期間ではありましたが、多くのこと

を学ぶことができ、非常に充実した時間を過ごすことが

できました。自分の専攻にこだわらず広い視野で就職活

動に望むべきだということ、どの分野でも本人の努力次

第で将来性が見えてくるということ、コミュニケーション

能力の必要性などさまざまな発見がありました。インター

ンシップに参加できたことは私にとって大きな収穫とな

りました。ここで、学んだことを生かし恥じることのない

社会人になれればと思います。最後になりましたがインター

ンシップを計画してくださった岩手大学と、東京エレクト

ロンAT(株)で指導してくださった皆様に深くお礼申し上

げます。

 東京エレクトロンは1963年に数人の若い事業家によって誕生しました。以来、半導体製造装置のワールドクラスのリーディングサプライヤーとして、酸化拡散・LPCVD装置、枚葉CVD装置、コータ/デベロッパ、SODコータ、エッチング装置、ウェーハプローバなど、幅広い製品分野の開発・製造・販売を行っています。また、半導体製造装置の分野で蓄積した専門技術を生かして、フラットパネルディスプレイ(液晶)製造用のコータ/デベロッパおよびエッチング/アッシング装置の開発・製造・販売も行っています。これらの半導体製造装置およびFPD製造装置の多くは、グローバルマーケットで高いシェアを獲得しています。  東京エレクトロングループの1つである東京エレクトロンAT㈱は、宮城県を本店所在地として山梨県韮崎市と兵庫県尼崎市に製造・開発拠点があります。グループの中でも半導体製造装置、液晶製造装置の開発・製造において中心的な役割を果たしています。  宮城事業所は仙台市内から車で約30分の風光明媚な松島町に位置し、最新鋭の生産ラインのもと、主力製品の一つである「プラズマエッチング装置」の開発・製造を行っています。恵まれた開発環境のもとで、私たちは“どこに

もない、誰もまねできない技術”を求めて、オリジナリティ溢れる製品開発を目指しています。  宮城事業所としてのインターンシップ受け入れは2001年度よりスタートし、今年で6年目になります。弊社におけるインターンシップの目的は積極的な情報開示が求められる今日、企業・学生とも憚りのない実体を見せ合うこと、そして最先端の装置の“ものづくり”の現場を実感してもらうことを主眼としています。  今回の受け入れの主たる目的は、設計・製造・製造間接業務を通して、各ポジションの役割を知ってもらうこと、当社の装置製造の一連の流れを実際に体験してもらうことでした。実習生の方は、10日間という短い期間でしたが業務に対してたいへん前向きな姿勢で、かつ様々な視点を持って取り組んでいたこと、挨拶や実習姿勢が良く出来ていたことに大変関心いたしました。当社としても社会人としての基本がきちんとできていて、その上でチャレンジ精神旺盛に溢れている人材を求めています。  今回の経験が、将来の進路を決めていく上で、何らかのお役に立てればと思います。実習生の残りの学生生活も有意義で健やかであることをお祈りしています。 

 インターンシップの実施していただきました企業の皆様に厚く御礼申し上げます。学生にとって、実際の企業の営みを肌で感じる良い機会であったと考えます。受講した学生諸君には、多忙な中ご対応いただいた企業の方々への感謝の気持ちを忘れないでください。このインターンシップでの経験を、今後の学校生活や就職活動に生かしていくことが、企業の方々へ恩返しのひとつになるのかもしれません。是非、自分の進路を見つめ直す時間をつくってください。

 さて、これからインターンシップを受講する学生諸君へ。何かを学ぶためには目的意識を持つことが重要です。インターンシップの場合も同様でしょう。受講する上ではホームページ等で企業の職種、事業内容など、相手企業の研究をしてください。漫然と受身で受講するのではなく、意欲的に目的意識を持ってインターンシップに望んで欲しいと考えます。

材料物性工学科 山口 勉功

沿 革 会社概要

学科からの一言

1997年 4月 東京エレクトロン宮城株式会社を設立。 2001年 4月 東京エレクトロン山梨株式会社と東京エレクト ロン宮城株式会社が合併、東京エレクトロンAT 株式会社に社名変更。 2003年 5月 東京エレクトロン株式会社の穂坂・関西地区開発 部門を東京エレクトロンAT株式会社に移管。 2004年 4月 東京エレクトロンATと東京エレクトロン東北合併。 2006年 4月 東京エレクトロンAT、東京エレクトロン東北、 東京エレクトロンTSの3社に分社

会 社 名  東京エレクトロンAT株式会社 代表取締役  原 功三 設  立  1983年7月 (山梨事業所設立) 資 本 金  40億円 売 上 高  2,807億円(2005.3 単体)、       6,357億円(2005.3 連結) 従業員数  2,416名(2006.9.1現在) 事業内容  半導体製造装置、FPD製造装置の開発・製造 主要開発製品  プラズマエッチング装置、メタルCVD装置、       FPD用プラズマエッチング/アッシング装置 事 業 所  宮城事業所(宮城県宮城郡松島町)、       山梨事業所(山梨県韮崎市)、       関西テクノロジーセンター(兵庫県尼崎市)

期 間

実習先 宮城企画管理部グループリーダー

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岩手大学工学部

電気電子工学科

電気電子工学科 07電気電子工学科 06

小野寺 研司

ソニーイーエムシーエス㈱千厩テック

インターンシップを受け入れて

電気電子工学科

氏 名 中里 光 H i k a r u N a k a z a t o

2006年8月18日~9月1日

ソニーイーエムシーエス株式会社 千厩テック

働く喜び

 私は今回のインターンシップに「働くということはどう

いうことなのか」「大学の勉強がどのように活かされて

いるか」ということを少しでも理解しようと思い、参加し

ました。

 私は今回、ソニーイーエムシーエス㈱千厩テックでお

世話になってきました。参加するにあたって、あらかじめ

主な実習内容などを聞いておき、できる限りの予習をし

て臨みました。実習内容は、Visual C++を使ったプロ

グラミングだったので、以前大学の授業で使用した教科

書を読み直したりネットを使って調べておきました。

 実習期間の2週間はずっと一つの課題に関してプログ

ラミングをやっていました。予習はしていたものの、使っ

たことの無いソフトだったので思うように動かせるよう

になるまで一週間もかかりました。職場の皆さんが優し

く教えてくれたおかげで、第二週にはずいぶん動かせる

ようになり楽しくなりました。煮詰まっていると「まずやっ

てみてから考える」という言葉を教えられました。この

言葉はとても感銘を受けました。

 期間中、携帯電話の製造工程を見学させていただき

ました。「昔あったアンテナはどこにいったのか」や「電

波はどのように制御しているか」等、前々から疑問に思っ

ていたことを教えていただき、非常に楽しかったです。

また、プログラミングをしている際も周りでは仕事の話

をしていたりして、時折大学の講義で学んだことのある

単語などが耳に入ってきました。その時、大学の授業は

役に立つと分かりました。また、知識に経験が加わらな

いとあまり使い物にはならないということも改めて実感

しました。

 今回のインターンシップでは、とても有意義な時間が

過ごせてよかったと思います。なぜならインターンシップ

前と後では全く考えが変わっていたからです。実習前、

私は働くと言うことは何なのか全く分からない状態でした。

むしろ、働くことはただ金銭を稼ぐだけのもので、面倒で

つまらないものだとさえ思っていました。しかし、実習を

終えて家に帰ってきた時には、すごい充実感・達成感が

ありました。実習中に行ってきたことは、仕事の責任の

重みや難しさなどほとんど無い簡単なものでした。です

が、職場の雰囲気の中で働いてみるという事がとても貴

重な体験であり、社会人の方と直に話をする機会がもて

たと言う事が大きなプラスになりました。

 最後に、職場の方から「働くと言うことは喜びを感じる

ためにする」ということを教えていただきました。これか

ら、私は喜びを感じるために日々の生活を頑張っていこ

うと思います。インターンシップに参加し、私は一回り成

長することができたと思います。参加して本当にいい経

験ができたと思います。

 ソニーイーエムシーエス㈱千厩テックは、ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ(株)が設計・開発する携帯電話や、ソニー株式会社の通信関連製品などの設計・製造・カスタマーサービスの主要拠点の一つとなっております。  弊社がインターンシップの受け入れを始めてから5年目となります。より多くの若者に働くこととは何か、また大学で学んでいることがどのようにモノづくりに活かされるかなどを知っていただき、地元岩手のエンジニア育成に少しでも寄与できればとの思いでインターンシップを受け入れております。  目的・目標を持ち実習に望んでもらいたいとの考えから、実習初日には目標発表を行い、また最終日には成果発表を行うという形を取らせていただいております。  本年度受け入れた学生には、生産ソフト技術課にて開発言語VC++を用いたプログラミングを行っていただきました。VC++を使用するのは初めてとのことで戸惑いもあったようですが、前向きに課題に取り組む姿勢や最

終日の自信に満ちた成果発表など、受入側として大変満足できるものとなりました。  弊社の職域は幅広く、学生にとっては2週間の実習期間が短く感じられたかもしれません。しかし、職場の雰囲気や企業が厳しい時間設定の中で仕事を行っていること、人とのコミュニケーションの大切さ、大学の基礎勉学の大切さはお伝えできたのではないかと思います。  昨今、若者への技術・技能の伝承が急務となっており、技術系学生の就職は売り手市場と聞きます。しかし、働くことの意義や将来の夢が無ければ、やりがいを見出せず仕事も長続きしないのではないでしょうか。インターンシップ制度を積極的に活用することで、一人でも多くの学生に“働くこととは何か”、そして“モノづくりの面白さ”を感じていただきたいと思います。  今後も、この制度を経験した地元岩手大学の学生が、多くの企業に巣立ち活躍されていくことを期待しております。

 インターシップを経験した学生と面談すると、その多くは「大学で勉

強する意義を再認識した」とか「将来のイメージ化ができた」といった

ことを言います。自分の体験を生き生きと語り、インターシップに行く

前の不安な表情とは全く違います。自分が何をやりたいのか気付く学

生も少なくなく、資格取得を目指す学生など、その後の勉学意欲の向

上にも大きな効果があります。社会に出る前に、このような宝物のよう

な体験をする機会をご提供くださり、献身的にご協力いただいた事業

所の皆様に感謝いたします。

電気電子工学科 大坊 真洋

沿 革 会社概要

学科からの一言

1968年 6月 岩手東洋電子株式会社として創業 1969年 10月 大元電子工業株式会社へ社名変更 1977年 8月 岩手東洋通信株式会社として発足 1979年 1月 マルチバンドラジオ(スカイセンサー)生産開始 1981年 10月 カーステレオ生産開始 1982年 7月 マルチバンドラジオICF-7600 100万台達成 1984年 7月 カーCD1号機(CDX-5)生産開始 8月 家庭用電話機生産開始 1989年 6月 アナログ方式自動車電話生産開始 12月 フォード社より「Q1工場」に認定 1991年 4月 ソニー千厩株式会社へ社名変更 6月 NTACS方式デジタル携帯電話生産開始 1994年 5月 デジタル携帯電話生産開始 1995年 8月 ISO9001認証取得 1997年 8月 ISO14001認証取得 1999年 1月 携帯電話生産500万台達成 2000年 10月 隣接する一関市に「一関TSセンター」を開設 2001年 4月 ソニーイーエムシーエス株式会社千厩テックに社名変更 2005年 4月 一関市東工業団地にTSセンター、大東事業所を集約         「一関事業所」開設

会 社 名  ソニーイーエムシーエス株式会社 千厩テック 所 在 地  岩手県一関市千厩町千厩字下駒場254 設  立  2001年4月1日       (前身:ソニー千厩㈱ 創立:1968年6月) 資 本 金  67億4100万円       (※ソニーイーエムシーエス(株)全体) 売 上 高  約2兆4千億円       (※ソニーイーエムシーエス(株)全体)

期 間

実習先 人事総務部長

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岩手大学工学部

機械工学科

機械工学科 09機械工学科 08

岩根 哲哉

岩根鉄工株式会社

インターンシップを受け入れて

機械工学科

氏 名 関口 寿子 H i s a k o S e k i g u c h i

2006年8月21日~8月25日

岩根鉄工株式会社

『仕事』の現場で

 山間部や河川に架けられる橋は、交通手段として車を

利用する現代ではなくてはならない物と言えます。この

橋や工場の建材を製作しているのが、私のインターンシッ

プを受け入れて下さった㈱岩根鉄工です。

 実習期間は1週間と短かったですが、内容は工場説明・

作業体験からCADや検査、製品への孔あけ作業、仕上

げ作業に至るまで幅広く行わせてもらい、作業だけでな

く入札の仕組みや現場で求められることなどのお話も

聞かせてもらうことができました。私は授業でCADを使っ

ていたので『できる』という自信を密かに持っていまし

たが、実際に図面から必要部分をCAD図面におこす作

業をしてみて、授業と現場の違いを実感しました。授業

では基本となることを勉強しますが、現場ではその会社

で製作する物に合わせた必要な図面を描くことが求め

られます。また、今回の実習で1番強く感じたことは『疑

問に感じない思い込みは怖い』ということです。「こうだ」

と思ってやったことが実際は間違っていたら取り返しの

つかないミスにつながることを学び、勘違いして進める

よりもしつこいくらい質問をして、確認しながら仕事をす

ることの必要性と大切さを感じました。

 今回の実習で、作業だけでなく『仕事人』としてのあり

方を学べました。岩根鉄工の皆様、お忙しい中インター

ンシップを行っていただき、ありがとうございました。

 当社がインタ-シップを受け入れまして2回目になりま

す。間が1年あきましたので、年数でいうと3年目です。

希望学生が前年度はなかったようですが、初年度も今年

度も優秀な学生に参加していただき、学生本人及び大学

当局に御礼申し上げます。

 当社は、公共土木設備の設計製作施工を業務として居

り、社歴は丁度60年になります(昭和20年10月21日

創業)。

 主として鋼橋上部工を手がけ、他に水門や防雪工、人

工地盤等の公共土木施設を製作しています。近年は公

共事業の大幅な削減に伴い、発注者(国及び県)の視点

が新作からメンテナンスに移って居り、このことに対応し

て、当社の業務も公共土木施設のメンテナンスが主となっ

て居ります。

 カリキュラムの内容としては、会社の概要、業界の内容、

公共事業の概要の説明をはじめとして、鋼橋上部工の設

計製作施工のシュミレ-ションや、鋼橋上部工の架設現

場見学、CADシステムの説明と実務作業、鋼材規格の説

明と実際手にとって見る、等々としました。

 当社や当業界、及び公共土木施設への理解と興味が

増してくれれば有難いと思っています。

 岩手大学工学部の学生は真摯な態度と向上心に秀れ、

勉学意欲の高いことが特質であります。ものづくりの現

場に於いて最も必須とされるこれらの要件を内包した

学生諸君の一層の頑張りを期待します。

 当社は、中小企業であるだけに、学生諸君の活躍の場、

伸びる場が大きくあります。岩手大学工学部の学生を待

望して居ります。

 機械工学と一言でいっても分野は幅広く、進路もさまざまです。機

械技術の粋を集めた機械式ウオッチのような道へ向かうか、異業種と

もいえる分野にチャレンジするか、学生諸君の選択には正解も不正解

もありません。一方、学生の意識も多様化しており、受け入れ事業所様

には幅広く胸を貸していただいているのが現状でしょう。そうした背

景のもと、直接学生が事業所様に貢献できる機会はなかなかないかも

しれませんが、体験を通して社会意識を高めることで事業所様のご厚

意に少しでも答えられればと思います。

機械工学科 萩原 義裕

会社概要

学科からの一言

会 社 名  岩根鉄工株式会社 代 表 者  代表取締役社長 岩根 哲哉 所 在 地  023-1101       奥州市江刺区岩谷堂字松長根13番地 設  立  昭和20年10月21日 資 本 金  3,000万円 従業員数  19名 営業品目  ・橋梁・水門・鉄管の設計・製作・施工       ・防雪工・防護工の設計・製作・施工 許  可  特定建設業許可岩手県知事第648号(鋼)(機)(土)(と)       クレ-ン製造認可岩手労働局 第30号 取引銀行  岩手銀行水沢支店

工場能力

工 場 概 要 生 産 能 力

1.敷地面積 22,012㎡ 1.工場長さ 114m

2.工場面積 3,420㎡ 2.工場幅 30m

3.原寸場面積 1,030㎡ 3.工場高さ 14m

4.仮組ヤ-ド 8,200㎡ 4.橋梁生産能力

5.事務所棟 240㎡ 年間1,200t

期 間

実習先 代表取締役

機械工学科

氏 名 岡本 雅史 M a s a f u m i O k a m o t o

2006年8月17日~8月23日

盛岡セイコー工業株式会社

インターンシップの感想

 今回、私は雫石にある盛岡セイコー工業株式会社でイ

ンターンシップを行いました。

 盛岡セイコー工業株式会社は技能士による手作業で

の機械式時計の製造や、機械化された製造ラインでのクォー

ツ時計用のムーブメントの製造等を行っています。

 私はその中でもムーブメントの部品製造、組立等を行

う部署で実習を行いました。実習内容は自分が学びたい

と思っていた工学的な事ではなく、組立ライン上での部

品の取り付けやパソコンでの数値の打ち込みなどの単

純作業が大半でしたが、普通では体験することが出来な

い、社会や現場の雰囲気、現状などをわずかな時間でも

直接体験することができました。私のインターンシップ

参加理由は所属する学科でインターンシップが選択必修

になっており単位を取得するためですが、学生のうちに

こういった体験ができる機会はあまり無いと思うので、

時間に余裕があるのならば参加してみても損はないと

私は思います。

 最後に実習期間中、御指導いただきました盛岡セイコー

工業株式会社の皆様、本当にありがとうございました。

期 間

実習先

(写真右…本人)

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INTERNSHIPFaculty of Engineering, Iwate University

岩手大学工学部

建設環境工学科

建設環境工学科 11建設環境工学科 10

木村 清且

株式会社久慈設計花巻

“イーハトヴの実現を目指して”

建設環境工学科

氏 名 関川 愛 M e g u m u S e k i k a w a

2006年8月28日~9月1日

株式会社久慈設計花巻

インターンシップを終えて

 8月28日からの5日間、株式会社久慈設計花巻という

建築設計事務所でインターンシップをすることができま

した。私は以前から建築や設計に興味があったので、迷

わずこの事務所を申し込みました。

 実習先の久慈設計花巻は主にCADを使っての建築設

計を行っています。市営住宅や病院、カフェや民家など、

花巻市内には久慈設計花巻が設計した建物が数多くあり、

とても驚きました。また、市内の古民家の保存にも力を

入れていて、地元を大切にしている企業だなと感じました。

 インターンシップ中は仕事を手伝うというよりは、私た

ちが興味のあるもの、やってみたいものをいろいろ体験

させてくださいました。まず、モデル住宅の模型を作成

しました。模型は、住宅の完成図をお客さんに示す1つ

の方法であると教わりました。そのほかの方法で、紙に

書かれた図面や、パソコンで作成するCGなどがあります

が、お客さんの立場で考えると、模型のほうが手にとって

見ることが出来るし、イメージが一番伝わりやすいもの

ではないかと思います。模型を作成するにはまず、建物

の壁面を印刷した紙をパネルに貼り付け、線に沿って切

り取り、接着剤で壁面同士を貼り付けていきます。出窓

や玄関、バルコニーなど出っ張っている部分も、パネル

で作り、貼り付けていきます。細かい作業が多く、大変で

したが、思ったよりも早く作り終えました。実習中に思い

出に残るものを作ることができてとてもうれしく思います。

 2日目には市内にある古民家「菊池邸」の見学もさせ

ていただきました。宮沢賢治の童話「黒ぶだう」の舞台

となった家で、その童話を読んでみると、確かに一致す

る風景や部屋が多くありました。80年前に建てられたこ

の家は武家屋敷と西洋館をうまく融合させた造りになっ

ていました。使用している木の種類や家の造りなど、た

くさん説明を聞いてとてもためになりました。古民家の

ほかにも建設中の住宅や市営住宅の見学をすることが

できました。建設中の住宅は、以前住んでいた家で使わ

れていた古い木材を梁として使用されていました。これ

はお客さんの要望だったと聞き、それぞれのお客さんに

合わせた家を考えて工夫して設計しているのだなと知り

ました。市営住宅においては、私の想像よりも広く、立派

な建物でした。外の通路の壁には、子供がぶつかっても

安全なように、やわらかいゴムのような塗装を行ってい

ました。また、サンルームが各部屋に設置されていて、と

ても明るく、住みたいと思えるような住宅でした。

 最終日には私たち実習生だけで事務所の間取図を書

いてみることになりました。一畳や一坪などの大きさも

よく知らなかった私ですが、所長に教えていただき、それ

なりに間取図をかくことが出来ました。一畳や一間など、

広さや長さの単位について知り、間取図の記号について

知り、建築設計の知識が少しでも増えたことで、ますます

この分野に興味を抱きました。

 今回、5日間のインターンシップはとてもあっという間

に感じました。大学では学んだことのない、初めてのこ

とをたくさん体験させていただき、とても感謝しています。

憧れていた建築の世界に触れることが出来てよかった

です。それと同時に、将来についても見つめなおす機会

となりました。今までは大学院志望だったのですが、早く

こういう設計関係の仕事に就いて、もっともっと専門的

な知識を学びたくもなりました。今回の経験を自分の糧

にして、将来についてじっくり考えながら、残りの大学生

活を有意義なものにしたいと思います。最後に、お忙し

い中、私たちに貴重な体験をさせていただいた久慈設

計花巻の皆さん、本当にありがとうございました。

○私たちのアトリエ

 花巻市小舟渡の北上川沿いに、国の名勝地として今年

度認定された“イギリス海岸”があります。宮沢賢治

(1896-1933)が描いた“イーハトヴ”の原風景があり

ます。花巻から遠野に向かう軽便鉄道が市内からイギリ

ス海岸に沿うように走り、北上川を渡ります。軽便鉄道は、

北上川の橋梁を走り、やがて天空の銀河へ・・・銀河鉄道

の夜の始まりがここにあります。そして私共の設計事務

所は、かつて軽便鉄道が走っていた沿線にあり“イギリス

海岸”の入り口にあります。

○地域性を求めて

 賢治は、花巻農学校の教諭時代生徒を、よくイギリス海

岸に連れてきました。大正10年から大正15年(賢治25

歳―30歳)の4年4ヶ月であります。途中には、萩野時計

店・軽便鉄道本社・西洋館菊池邸等が建てられ賢治はそ

の様子を、憧れを持って観察したと思われます。賢治の

寓話“黒ぶどう”はまさに“花巻・西洋館菊池邸”を紹介す

るための寓話でありました。

 “花巻・西洋館菊池邸”は菊池捍(まもる)(1870-

1944)氏が大正15年に建設されました。菊池捍は新渡

戸稲造から英語を学び、札幌農学校で7歳から26歳の

10年間、学生・研究生・助教授として活躍しました。明治

30年(28歳)のとき、札幌農学校で花巻出身の北大の初

代総長・佐藤昌介の妹・淑子を妻に迎え、大正2年(44歳)

のとき、明治製糖に入社し新渡戸稲造と後藤新平がいる

台湾で活躍いたします。大正13年(55歳)で帰国し、明

治製糖十勝清水工場長となり、大正15年、国際人として

活躍した菊池捍は、実家の花巻・御田屋小路に真の大正

リベラル溢れる“花巻・西洋館菊池邸”を建立いたします。

“花巻・西洋館菊池邸”を通して当時の花巻を見ると“東

北の宝塚”を目指して計画された花巻温泉(日本で初め

てのナイター付スキー場・ゴルフ場)・釜石までの開通を

目指した軽便鉄道・花巻温泉と鉛温泉までの電車の開通

と時代の先端をゆく産業が活発でありました。賢治はこ

んな花巻にイーハトヴを見たのでありましょう。私共は常

に地域性を求めます。

○ インターンシップと私

 花巻新渡戸記念館・花巻市博物館・北上市鬼の館・水

沢市埋蔵文化財センター・太陽と風の家・等、地域の特性

を表現する仕事が多いです。最近では県産材を利用する

地域型モデル住宅の建設・東山地域交流センターの設計

等、地元産業の育成の可能性を試みております。一週間

の日程のインターンシップの生徒さんに私の思いはどの

程度伝わるか解りません。かつて、30数年前、大学生であっ

た私は、インターンシップで120日間、久慈設計にお世話

になり、現在に至っております。少しでもその時の恩返し

になればと思っております。今後もよろしくお願いいたし

ます。

 本年度、右も左もわからない状態で初めてインターンシップ実施委

員を担当することになりました。ベテランの先生方に助言をいただき、

何とか無事に学生の実習が終了してほっとしています。

 はじめて事業所を訪問してインターンシップ実習を見学させていた

だき、実習生が、実際の交差点の渋滞対策のための原案作成や災害現

場の見学など、大学の中だけでは味わうことのできない貴重な体験を

していることがわかりました。また、実習生の将来の希望を聞いて、そ

れを取り入れた指導をしていただいている事業所もありました。講義

のときには見られない生き生きとした学生の姿を垣間見ることができ、

実習生がうらやましくさえ思います。あらためて,貴重な時間を割いて

実習生を教育していただいている事業所のみなさまに感謝いたします。

建設環境工学科 山本 英和

学科からの一言

期 間

実習先 代表取締役

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INTERNSHIPFaculty of Engineering, Iwate University

岩手大学工学部

情報システム工学科

情報システム工学科 13情報システム工学科 12

漆原 憲博

株式会社ジェーエフピー

インターンシップは楽しい

情報システム工学科

氏 名 伊藤 望 N o z o m u I t o

2006年8月28日~9月1日

株式会社アイシーエス

協力することの大切さ

 今回、私は株式会社アイシーエスでインターンシップ

実習をさせていただきました。アイシーエスの主な業務

は情報処理サービス業で、システムインテグレーション、

ソフト開発、ネットワーク構築/運用などを行っています。

 実習は共通関数のテストツール作成を5日間かけ

て行いました。ツール作成は3段階の工程に分け、1

つの工程を約1日半かけて作業をしました。開発機

材としてWindows OSのPCを1台与えられ、言語は

Visual Basicを使用しました。

 開発工程の流れは、テストツールの画面デザイン作成

から始まり、テストツール仕様書を読み、業務を理解する

業務仕様の分析、作業の進行速度を決めるための作業

計画の作成、テストツールの仕様を元にツールに求めら

れる機能を項目ごとに洗い出すチェックリスト作成、それ

から実際にコーディングするテストツール作成を行い、最

後にチェックリストを元にしてテストをします。チェックリ

スト作成、テストツール作成、テストを行った後には担当

の方にレビューと呼ばれる工程の確認と指導をしてもら

い、問題がなければ次の工程に進むことができます。今

回は開発工程を3段階に分けたのでチェックリスト作成

からテストを3回行うことで、テストツールが完成となり

ました。

 今回の実習では配属先担当の方に話されたことが強

く印象に残っています。それは、ソフトウェア開発の現場

において「一人が100を知らなくても、周りの人と一緒

になって100になればいい」ということです。今回の実

習では分からないことが数多くありましたが、一緒に実

習を受けた方と協力したり、指導者の方に教えていただ

くことで理解することができるようになりました。自分一

人では分からなかったりできないことも、多くの方と協

力することでひとつの物を作り上げることができるとい

うことを実感しました。

 このたびのインターンシップでは、ソフトウェア開発の

製造工程を一部ではありますが体験をすることができ、

実際に企業で何かを製造、開発をする流れを事前に学習

することができました。

 また、仕事をしていく上で自ら学ぶことの大切さを学

びました。会社の中では多人数で仕事することが多く、

自分一人が分からないことを分からないまま放置してつ

まずいていると、他者の迷惑となり、会社の損益にもか

かわってしまいます。自ら学ぶということが、会社の中で

は自分だけのためではなく他者のためにもなるというこ

とが分かりました。

 そして、会社という物は多くの人たちで成り立ってい

る物であって、ソフトウェア開発というPCに向かうのが

主である仕事だとしても、必ずミーティングや外部の方

など他者との交流があります。そこで相手とうまく会話

や応対ができなければ社会ではうまくやっていけません。

ですので、コミュニケーション能力は仕事をしていく上で

一番大きな物だと考えるようになりました。

 これらの実習で得た経験と大学で学んだ知識を合わ

せて社会に出て生かしたいと思います。実習中お世話に

なった皆様、本当にありがとうございました

 「インターンシップ」の5日間は楽しく過ごさせていただきました。お盆明けの直後、5人の学生さんが見えられ、土日をはさんで行いました。  社長である私が校長であり、先生です。生徒さんは、工学部の機械工学科4人と情報システム工学科1人でした。およそ40歳も若い諸君と「商品の企画」をあれこれ検討議論しました。溌剌として知的な時間でした。  「みなさん、工学部だから何か作りたいものがあるでしょう。こんなものが欲しいとか、こんなことに困っているとか。今夜これを考えてもらって明日発表お願いします。」  初日の終わりにこんな宿題を出しました。翌日朝から早速発表です。  「扇風機しかないので夏は暑くて大変。小さいクーラーでもあれば」(NS君)  「大学生になって親元を離れて生活をするようになったら市役所への手続きやら何やらどんな風にすべきか困った。なにか一人暮らしに便利なマニュアルでもあれば」(HS君)  「部屋の中に電源コードがたくさん。コードレスだとすっきりするのに」(TS君)  「クルマの事故は運転手に注意を喚起させるだけではなく、歩行者もクルマが近づいたりするときに感知できるようなれば事故は減るのではなかろうか」(AM君)  「ネットから簡単に音楽を聴けると便利。今のは不便。」(CS君)

 何も出てこなかったらどうしようか。実はこんな心配も会社ではしておりました。幸いにもそんなこともなく「困った」、あるいは「欲しい」が出てきました。  しかし、ここからが大変でまた面白いところでもあります。「ではそれを実現するためにどんな技術が必要ですか。調べて発表してください。」  5人の生徒さんはネットで検索を始めました。いまやネットは情報の図書館です。折角考えた自分のアイデアもたいがいなものは見つかります。あったらちょっと残念ですが、なかったら、これもまた大変。調査もまた組み立ても独自にしなければなりません。中には海外のサイトにまで行って英語と格闘しなればならない人もいました。  紙幅の関係でこの後は割愛します。中日と最終日に会社の社員の前で発表会を持ちました。いろいろ意見を交換しました。懇親会もあの企画この企画と話題に花が咲きました。  しかし、一体そもそも『インターンシップとは何か?』。初日に生徒さんと米国の制度を勉強してみました。大学と企業が距離を縮める必要を米国の歴史に見ました。米国ではこの制度がかなり普及し、大学もまた企業もそれぞれのプログラムを持つようになったとか。時代の変化の中で、当社もよりふさわしいプログラムを探して行きたいと思います。そう思わせる5日間でした。5人の諸君に感謝します。

 インターンシップ実習後の学生達と接して、ひと回りもふた回りも

大きく成長して帰ってきていると、いつも感じています。このことから、

インターンシップが、学生に様々な動機付けや気づきの場を提供し

ていることが分かります。今後もより多くの受け入れ先企業の理解

を得て、多くの学生がインターンシップに参加することを希望します。

情報システム工学科 三輪 譲二

会社概要

学科からの一言

会 社 名  株式会社ジェーエフピー 所 在 地  〒020-0063 岩手県盛岡市材木町2番26号

近三ビル2階       TEL019-623-3613 FAX019-623-4028 設  立  1994年(平成6年) 3月1日 代表取締役社長  漆原憲博 資 本 金  1,000万円 従業員数  30名 主要事業所  東京支社       〒104-0061 東京都中央区銀座5-15-1

      南海東京ビル銀河プラザ       TEL03-3545-1030 FAX03-3524-8293

営業概要  ソフトウェア開発・販売       ・自然のCG(*1)       ・組込み系       ・情報セキュリティ評価(*2)、        ソフト開発(品質)コンサルタント       ・エンタプライズ系        (*1)岩手大学千葉則茂教授より指導        (*2)株式会社ロックハンドテクノロジー           http://www.rht.co.jp/        (株主:当社、株式会社エルミックウェスコム        (マザーズ上場)、岩手銀行)

期 間

実習先 代表取締役社長

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INTERNSHIPFaculty of Engineering, Iwate University

岩手大学工学部

福祉システム工学科

福祉システム工学科 15福祉システム工学科 14

吉田 寿穂

旭エンジニアリング株式会社

インターンシップを受け入れて

 旭エンジニアリングがインターンシップを受け入れて

6年目になります。岩手大学は、今回で4度目となります。

 当社は、精密板金加工・製缶加工・切削部品加工・生産

設備設計製作・産業機械設計製作・農業機械設計製作等

をしています。自社開発製品の券売機等も販売していま

す。客先の製品を作るための設備を受注から納入まで

をする技術部門と、客先の図面により部品を製作する製

造部門があります。

 カリキュラムの作成に当たっては、技術者と一緒になっ

て作業する様考えていますが、研修時期と受注設備の生

産工程のタイミングによって、作業内容が変化してしま

います。設備内容も、搬送・加工・組立・検査・梱包装置等

といろいろです。客先の業種についても、自動車・電気・

情報通信・医療・住宅・食品・産機等多岐に渡っています。

二人には、自動車産業の加工ライン搬送装置の制御盤配

線作業をしてもらいました。

 今回の研修では、前半は体を使う事・後半は頭を使う

事として体験してもらいました。前半の作業は、配線作

業なのですが圧着作業で手が痛かった様です。後半は、シー

ケンスプログラムの作成で頭が痛かったようですが、プ

ログラムを入力して動作確認を体験してもらいました。

後半の考えることを今回初めて取り込んでみましたが、

二人にとって良い体験になった様です。この体験で、少

し装置のものづくりを理解してもらえたと思います。

 最終日に研修された2人が、このインターンシップによ

り『今後の自分の進路が決まりました』と聞いて、少しで

も将来の方向決めのお手伝いができて幸いです。

 ものづくりについては、いろんな技術が発達すること

により進歩しています。その生産設備設計も新技術を学

習し、装置に取り込んで設計しています。学生の皆さん

には、創造力と体力を養ってほしいと思います。

 学生のほとんどは自分の就職に対して様々な不安や悩みを持って

いるようですが、インターンシップを経験した学生は、受入事業所の方々

から、仕事に対する考え方や仕事上での経験などを聞くことによって、

実際の現場には何が要求されているのか、何のための勉強なのか、と

いうことを学んできたようです。この経験を是非自分の就職や進学に

対する考え方や動機付けに役立てて欲しいと思います。

福祉システム工学科 野村 直之

会社概要

学科からの一言

会 社 名  旭エンジニアリング株式会社 所 在 地  岩手県花巻市二枚橋3地割120番地 設  立  1982年10月1日 資 本 金  2,500万円 従業員数  70名 事業内容  自動券売機設計・製造       精密板金加工・製缶品加工・組立       各種装置設計・製造

取締役 技術部長

福祉システム工学科

氏 名 中島 早矢香 S a y a k a N a k a j i m a

2006年9月4日~9月8日

旭エンジニアリング株式会社

分野にとらわれず、色々なものに 触れることの大切さを実感

 インターンシップに参加して、これまでの自分の視野が狭く、身の回りのことについて何も考えてないということを実感した。私は福祉システム工学科なので漠然と福祉関係のものを扱っている会社に就職したいと思っていたのである。  お世話になった、旭エンジニアリングでは様々な分野の機械を作製していた。実習1日目から3日目までは、主に制御盤の配線を行った。回路図を見ながらの配線だった。大学での実験に類似していたので取り組み易かった。この配線を行った制御盤は工場に収める機械の重要な部分になる部分であると聞き、責任を持って取り組んだ。4日目から5日目までは、プログラムを作るシーケンス回路について教わった。一通りシーケンスのプログラムの仕方やプログラムの動作確認をした後、信号の動きをするプログラムを作り動かしてみた。信号の動きとは、電

源を入れると青→黄→赤になる基本動作があり、ボタンを押したりセンサーが感知すると黄色になるといった動作を組み合わせたものだ。今回私達が作ったプログラムは約50行程度であったが、実際に会社で作るプログラムは数千~数万行という量になると聞いた。プログラムを作る人の技術と集中力に驚いた。  指導担当の方から、別の会社で働いていた時の話や、今まで旭エンジニアリングで作ってきた製品などを教えてくれた。普段聞くことのできない話なので大変新鮮だった。会社を選ぶときは自分のやりたいことをしっかり持つことが必要であることに気がついた。  今回のインターンシップを通じて、一つの分野に捕らわれず色々なものを作ることにも興味が湧いた。自分の職業選択にも開発業務というものが加わり、視野が広がったと実感した。

期 間

実習先

福祉システム工学科

氏 名 山本 真二 S h i n j i Ya m a m o t o

2006年8月21日~8月25日

岩手県庁 保健福祉部 障害保健福祉課

現場のニーズをくみとることの 重要性を感じました

 今回のインターンシップは一週間という短い期間ではありましたが、内容の濃い、非常に充実したものになったと思います。また、職場の皆様からとても親切・丁寧にご指導をくださり、大変有意義なものになりました。  現在、日本における少子高齢化の進展にともない、「福祉」という分野は重要視されています。「福祉」に関連した様々な問題や課題を抱える社会に対応すべく、社会保障・介護制度などについて深く考えることは非常に大切な事であり、また、実際に現場の状況を理解することが大切なのだと感じました。  見学させていただいた「二戸たんぽぽ福祉作業所」、「福祉工場カナン牧場」の2つの施設では、障害者の方々がとても活き活きと働いておられ、自分で働いて稼ぐことの充実さを心から喜んでいるようにも思えました。しかし、

就労状況の難しさ、受け入れ企業などの困難な現状があり、障害者の方々に対する雇用促進の為にも、今以上に福祉工場を設立していく必要性があるのではないか、と思いました。  また、障害者の方々とその家族のニーズは実に様々であり、その要望に対応していくことの難しさなども感じることが出来ました。障害を持つに至るまでの過程は一人ひとり様々であり、その内容によってケアの工夫が必要です。そのためにも介護者同士における意思疎通・情報交換なども盛んに行っていくべきなのではないでしょうか。  このように、たくさんの貴重な体験をさせていただくことが出来、非常に良かったと思います。このインターンシップでの経験を活かし、少しでも社会福祉に貢献出来るよう努力をしていきたいと思います。

期 間

実習先

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INTERNSHIPFaculty of Engineering, Iwate University

岩手大学工学部

海外インターンシップ

海外インターンシップ 17海外インターンシップ 16

小宮 正昭

オリエントサウンド株式会社

インターンシップを 受け入れて

機械工学科

氏 名 一戸 朝行 To m o y u k i I c h i n o h e

2006年9月4日~9月16日

オリエントサウンド株式会社(深 工場)

海外インターンシップ オリエントサウンド (深 工場)の感想

 私が海外インターンシップに挑戦した理由は、これま

で多くの企業が中国に進出を果たしているがその現場

はどうなっているのか、ものを造る前線を、文化を越えて

肌で感じたいと考えたからです。それと同時に将来個人

の能力が重視される社会で、より多くのインターフェー

スを持った自分を養いたいという思いがあったからでも

あります。

 まず、東京に本社をもつオリエントサウンド株式会社

の中国工場のひとつである深 工場は、日本で受注され

たスピーカーの製造からお客のニーズに応える設計開

発を担っており、在庫を抱えず短期出荷を目指す活気あ

ふれる会社です。労働者の最低賃金が引き上げられる

など、環境が目覚しく変わる発展途上の深 市において、

会社内でも生産ラインの更なる機械化を考えるなど日々

次のステップを考えています。中国に進出する企業にも

新しい動きがあり、カントリーリスクを縮小すべく内陸に

移転または東南アジアに新しい地域開拓を目指す傾向

がありました。

 今回の体験で一番の大きな収穫は対人スキルではな

いかと考えています。実習内容は、部品の受入検査から

製品出荷検査までを自分で行いスピーカーを完成させ

るというもので、始めのガイダンス以降は現場で日本人

スタッフさんはほとんどつかず、自分で作業員の方から

検査表の書き方や製造工程を学んでいく形でした。私

の中国語は最初挨拶もままならない状態でしたが、筆談

やジェスチャーを駆使することで仕事の話以外にも雑談

が弾み、日本人の方から教わる視点とは違った角度から

中国を吸収することができました。会話以外のコミュニケー

ションでも分かり合える面白さやスピーカーを作るとい

う目的で通じ合う楽しさは、国内では得ることのできな

い経験だと思います。実習後半の自由課題では、ワーカー

採用試験(面接)を受けさせていただき、不良品の原因

追求を手伝ってくださるなど色々なことにチャレンジさ

せてもらい充実しました。また、この2週間のあいだ小宮

総経理の自宅にお世話になることになり、会社での仕事

も通して私に様々なアドバイスを与えてくれると共に、

会社の今取り掛かっている問題を解決回避していくあり

のままを見せてくださり、海外で働くということはどうい

う事か完全とは行かないまでも理解できたと思います。

 日中関係は良いとは言えない中、多少のリスクがあり

不安でしたが日本メディアからは受け取ることのできな

い一面を見ることができて、中国への考え方が一変しま

した。しかし、こうして無事終了し帰国できたのも、関係

者の方々のお陰であり、特に現地では、お忙しい中私の

ような学生を受け入れていただきとても感謝しています。

この体験が成功だったと言えるためにも、自分の財産と

してこれからに生かしたいと思います。

 オリエントサウンド株式会社は、創業以来スピーカのOEM専業メーカーとして音創りに専念して参りました。  そしてOEMとしての特質性を生かし、要求されるあらゆるアプリケーション用に対応可能な技術開発力は、国内外の多方面に亘る各機器に採用され、好評と信頼を頂いております。  当社は今年初めて現在も事業所がある当社ゆかりの地である岩手県からインターンシップの学生を受け入れました。電子音響部品及びその付属品の開発・製造・販売を行っている当社での岩手大学生の受け入れは今回が初めてであることもあり、言葉の壁や2週間という限られた時間という制約の下で実際の業務を体験することには困難も多かったと思います。  今回の研修では、「自分のスピーカを完成させる」ということをメインテーマに、部品の受入検査から製品出荷検査までの一連の業務を体験するという方針で行いました。それぞれの業務には必ずしも日本語が通じるスタッフがいるわけではありません。しかし海外の事業所では言葉の壁を乗り越えた充分な意思疎通が必要で、筆談やジェスチャーを交えてのコミュニケーションは、いわば当然ともいえます。同じ中国人同士でも必ずしも言葉が通じないという社会に参加するために必要な試練ということができます。  こういった厳しさを体験していただく一方、就業後は日

本人同士で飲食を交えたディスカッションを行い、就業中の問題点の報告を受け、それに対するアドバイスや方針の打ち合わせを行いました。こういったフォローを通して、日本人スタッフとしての立場への理解やその楽しさを経験することもでき、かつ密度の高いインターンシップにすることができたと考えております。  感性に働きかける音響機器の開発には高度なセンスが必要です。今回のインターンシップでは、当社の設計や評価システムの紹介を通して、こういった高度な技術への理解を深めるという体験も盛り込みました。 部品産業は競争の厳しさや環境適合、品質管理への要求の高まりにさらされております。当社の技術は音響機器に対する高度なセンスを持つ設計者と厳しい品質管理と低コスト化を可能にする製造・販売部門に支えられ、世界的な競争の荒波に立ち向かっています。加えて、日本人スタッフとしては、言葉の壁はもちろん、労務に対する文化の壁や社会制度の壁など乗り越えなければならない障壁は非常に高く、かつ多いといえます。 今回のインターンシップではそういったさまざまな問題点を理解し、それを乗り越える意志と力を身につけることが多少なりともできたのではないかと考えております。  2週間という短い海外研修ではありましたが、今回の経験がこれから社会に羽ばたく若者にとって、将来の進路や人間形成の一助になればと祈念いたします。

 国内でもいえることではありますが、競争の激しい分野において、

事業の効率化・高利潤化を目指して海外で活躍する事業所様にとって、

インターンシップで学生を受け入れていただくことは特にご負担が

大きいのではと思います。にもかかわらず学生を受け入れていただき、

さまざまなリスクからガードしていただいた上、学生のみならず教員

にも手厚い気配りをいただきました。大学としてできることは限られ

ていますが、改めて感謝するとともにご厚意に甘えることなく努力し

ていきたいと存じます。

機械工学科(海外インターンシップ担当) 萩原 義裕

会社概要

学科からの一言

名  称:オリエントサウンド株式会社 本社所在地:〒169-0072      東京都新宿区大久保2-5-22 セキサクビル      tel:03-5273-4071 fax:03-5273-3868 代 表 者:代表取締役社長 松川 隆史 設  立:1981年6月1日 資 本 金:4,000万円 事業内容:電子音響部品及びその付属品の開発・製造・販売 生産品目:各種スピーカ、スピーカシステム

オリエントサウンド株式会社  岩手事業所   〒021-0005 岩手県一関市中里字沢田359-160   fel:0191-21-2281 fax:0191-21-2279 東方音響有限公司  シンセン工場   Village 1 Industrial Area Buji, Long Gang.   Shenzhen, China.   tel:86-755-2828-1287   fax:86-755-2887-2456

期 間

実習先 董事総経理

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事前指導・事後指導・実施報告会 19実施要領 18

事前指導・事後指導・実施報告会

岩手大学工学部「社会体験学習」(以下「インターンシップ」という)事業は、学生に就業体験をさせることにより、主体的で創造的な人材の育成を図ること及び事業所、地域との連携を図りながら、広く社会貢献の基盤を創ることを目的とする。

岩手大学工学部インターンシップ実施要領 インターンシップ実施委員会 事前指導・事後指導・実施報告会

目  的 1

この事業は3年次対象の集中学習とし、単位数は1~2単位とする。 なお、単位認定は1週間(40時間)を1単位、2週間(80時間)を

2単位とし、2単位を限度とする。 また、大学院生の受講を認める。

対象学年等 2

インターンシップは、主として夏季休業期間に実施する。 なお、冬季休業期間あるいは春季休業期間であっても、受入事業と

学生の調整が可能である場合には、インターンシップ実施委員会の了承を得て実施する事ができる。

実施期間 3

インターンシップにおける受入事業所の確保のために4月上旬に受入の依頼を行い、受入条件を確認の上、事業参加への了承を得る。

受入事業所の確保 4

受入事業所の内容・条件(受入機関の名称、会社業務、住所、受入期間、学生のインターンシップ内容、交通・宿泊施設の有無等)は5月下旬に公表する。 なお、実習中の報酬については原則無報酬として扱う。

受入事業所の公表 5

本事業以外に実施されている他機関の主催するインターンシップ事業(ハローワーク等)に参加することができる。 なお、単位認定に関する申請等は本事業の実施要領に基づき対処

する。

他機関によるインターンシップ事業への参加 6

学生が自己開拓した受入事業所を希望した場合は、委員会が実習体制、カリキュラムの内容を調査し、適否を判断する。

自己開拓事業所の決定 7

インターンシップ事業に参加を希望し、単位認定を受けるために、希望学生は6月上旬に授業科目「社会体験学習」を申し込まなければならない。

履修申告 8

受入事業所の公表により参加希望学生から提出された志望理由及び事業所の受入条件を委員会で調整の上、インターンシップ派遣学生を決定し、6月中旬に発表する。 なお、受入期間及び受入事業所における実施カリキュラムの内容

の決定は随時調整することができる。

受入事業所の調査及び決定 9

インターンシップ派遣学生、受入事業所及び大学との三者で覚書を取り交わし、実施形態・実施方法を確認する。また、実習生紹介書(履歴書)を受入事業所に提供する。 なお、他機関によるインターンシップ事業での参加学生の場合は

工学部インターンシップ事業の覚書等を省略することができる。

覚書の取り交わし 10

就業体験中に万が一発生する事故等に備えて、インターンシップ参加学生の傷害・損害等の保険加入を指導し、派遣確定後は大学で加入の確認を行い、リスクの解消に対応する。 なお、保険の種類として学生自身が傷害を負う場合及び学生が受

入事業所や第三者に損害を与える場合に対応できる保険とする。(委員会では「学生教育研究災害傷害保険」及び「学研災付帯賠償責任保険」を推奨する。) また、受入事業所との覚書によって、守秘義務を負うことを確認す

る。

就業体験中における事故・損害、機密保持 11

インターンシップ希望学生は事前指導を受講しなければならない。事前指導ではインターンシップの目的・効果、安全教育、職業意識と心構え、業界及び事業所の研究、履修指導、保険加入等の指導及び学習に関して数回に分けて行い、インターンシップの効果を上げる。 なお、事前指導の内容は委員会で決める。

事前指導 12

インターンシップ参加学生は実施前に受入事業所との打ち合わせを行い、インターンシップの実施に支障が無いように調整する。

インターンシップ実施前の打ち合わせ 13

インターンシップが学外の受入事業所で行われること、特に運営が大学等の休業期間中に実施されることから、非常時の連絡体制を整備する。

インターンシップの実施期間の体制 14

インターンシップ実施委員会委員は実習を円滑に進行させるため、また、大学と事業所間の連携活動として、インターンシップ期間中に事業所を訪問し、事業のフォローアップを図る。

事業所訪問 15

受入事業所では実習に対する学生の態度、テーマへのアプローチについての評価・報告を行い、大学では学生成績評価の総合判定資料とする。 また、インターンシップ実施中の学生は作業日報を作成することに

より設定テーマの進捗状況を確認し、目標達成度を判断すること。最後に自己評価を含めた受講レポートを作成し、大学に提出する。

就業体験の評価・報告 16

インターンシップ終了後、実習で得たものを学生が互いに確認しあうために、学生間のディスカッション、自己評価及び今後の学習に必要となる課題提出等の指導を行う。

事後指導 17

インターンシップ参加学生全員、事業所の担当者、大学関係者及び来年度受講希望学生が参加し、プログラム全体を通してのフィードバックとともに学内外へのPRも兼ねて実施する。

実施報告会 18

単位の認定は、事前指導・事後指導・報告会への出席状況及び事業所からの報告、学生からの作業日報告及び受講レポートにより総合判定する。

単位認定 19

この事業の実施に関してその他必要な事項がある場合は、インターンシップ実施委員会で協議する。

その他 20

《第1回事前指導》 《第2回事前指導》

1.全体の概要 2.実習の心構え ・インターンシップの目的 ・インターンシップとアルバイトの違い 3.インターンシップ実施上の留意点 ・実習の位置づけ ・実習中の事故等 ・実習期間及び実習時期 ・実習内容 ・報酬 ・実習先の調査 ・守秘義務 ・実習者の心構え 4.昨年度実施者の発表 5.履修申込書 6.マッチングまでの方法 7.保険の加入 8.その他事務連絡

1.インターンシップの履修にあたって 2.講 話 株式会社共立盛岡工場   執行役員工場所 新田 育夫 氏

3.今後の予定について ・実習生の留意事項 ・受講レポートの提出方法 ・報告会の開催

1.事前指導 ■実習に先駆け、受講希望者に対し「事前指導」を行うことにより、就業体験が円滑に進行すると同時に、就業体験がより有意義なものになります。同時に学生の自主性とやる気を喚起するために役立ちます。

1.事前教育・安全教育  ・インターンシップの目的、全体の流れを紹介するガイダンス

 ・就業体験先の業界・事業所研究

 ・職業意識の啓蒙、一般常識・ビジネスの常識、

  特定の専門知識の習得

 ・守秘義務の遵守

 ・事故等のリスクを予防するための意識づけ

2.事前学習  ・職業意識と心構え/業界及び事業所の研究/日報・報告書類、レポートの作成方法/専門知識の習得

 ここに平成18年度実施の「事前指導」のレジメを提示しますので参照してください。

2.事後指導 ■インターンシップ終了後、実習で得たものを学生が互いに認識し確認しあうために、以下の項目等について事後指導を実施します。実習の成果はこの事後指導を行うことによって一層有意義なもになりますので、重要な役割を果たします。

1.報告・自己評価等に関する指導 2.ディスカッション 3.報告会の準備

3.実施報告会 ■インターンシップ参加学生全員、事業所の担当者、大学関係者及び来年度受講希望学生が集まりプログラム全体を通してのフィードバックとともに学内外へのPRも兼ねて実施します。  この報告会は次回のインターンシップへと向けて重要なステップとなります。 平成18年度実施項目は次のとおり

 1.参加学生のプレゼンテーション

 2.受入事業者からの感想・提言   株式会社ジェーエフピー   代表取締役社長 漆原 憲博 氏   株式会社岩手めんこいテレビ 総務局長兼総務部長 柏葉  智 氏

 3.統括(質疑応答)    実習生から参加している後輩学生に参加のメリットを強調している姿が印象的でした。

インターンシップの実施

事前にインターンシップをしっかり理解してもらい、事後もしっかり指導します。

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手続きの様式[事業所]

手続きの様式[事業所] 21工学部インターンシップのながれ 20

学 生 大 学 事業所

事前指導Ⅰ(実施目的・効果)

受入協定の締結(覚書取り交わし)

事業所訪問

インターンシップ事業実施報告会

とりまとめ 実習の評価、要望、提言 実施の反省、意見

報告会の設定、運営

単位認定 事前事後指導& 事業所からの報告

事業所の評価とPR受講者参加、報告

大学のメリット 受け入れ事業所のメリット

●事業所の現場における実習を通じて、自主性、独創性、実社会での適応力を養うことができる。 ●実際の現場に触れることで、学問・研究について新たな学習意欲が喚起される。 ●事業所に対する理解が深まる。 ●自分にあった職業を選ぶ能力が身に付く。 ●将来に対して同じ目的意識を持っている仲間と出会うことができる。

●実践的な人材を実社会に送ることができる。 ●座学だけでなく実践的な教育カリキュラムを持つことができる。 ●教育改善・充実ができる。産業界のニーズを知り、教育プログラムの共同開発など教育面で連携できる。 ●事業所に対する理解の促進、連携が深まる。 ●学生の進路指導において、ミスマッチングを防ぐことができる。

●社員等が学生を指導することによって意識が向上し、社員の研修になる。

●学生との意見交換を通じ、新鮮な視点、新たなネットワークを得ることができる。

●自社に適した学生と、つながりを持つことができる。 ●新卒採用の選考において参考になる(ミスマッチングを防げる)。 ●大学(教員等)との連携が深まる。研究ニーズを大学へ反映させることができる(卒論、修論テーマ、共同研究への発展など)。 ●大学教育に産業界等のニーズを反映させることができる。教育プログラムの共同開発など教育面で連携できる。 ●事業所についての理解が促進され、学生を通してPR効果が期待できる。 ●実践的な人材育成という社会貢献ができる。

学生のメリット

履修申込(志望理由)

実習先の決定 受入先調整、決定

実習生紹介書の作成

実習に関する事前打ちあわせ(学生)

インターンシップの実施

事前指導Ⅱ(安全教育、心構え、マナー指導)

事後指導(レポート作成、まとめなど)

(事業所)

受入依頼 受入条件確認

受入事業所 概要確認

事業所概要まとめ リスト公示

受入事業所リスト 学生リストの確認

概要条件の提示

カリキュラムの確定

参加、概要等の検討

参加登録申込書 様式A1 カリキュラム 様式A2

覚書 様式A3 実習評価報告書 様式A4

インターンシップ事業にぜひご参加ください。 なお、この登録期間は、当該年4月~翌年3月の扱いとなります。

派遣学生が確定後、事業所・大学・学生間で締結します。 次の項目に対して評価願います。

実習生との事前打合せなど、実習を進めていく過程で変更することも可能です。また、作成にあたり、実習担当の教員がご相談に応じます。

様式B1

様式B2

様式A2

様式A1

様式A3

様式A4

様式B3

工学部インターンシップのながれ 諸手続によって、お互いに理解を深めます。

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アンケート[事業所] 23実習カリキュラム 22

アンケート[事業所]

実習カリキュラム カリキュラムの一例をご紹介します。

事業所からのQ&A

インターン生 岩手大学工学部材料物性工学科 3年次 男子 研 修 期 間 平成18年8月21日~8月25日 研修担当部署 製造・営業・生産管理・品証の各部門

どのような経緯で受け入れを決めましたか(複数回答あり) 研修の決定時期

インターンシップのカリキュラムについて 研修生の事前訪問、打合せについて

地域社会への貢献の一環として ・・・・ 53

企業活動の理解の促進 ・・・・・・・・・・・・・ 18

人材育成の趣旨に賛同 ・・・・・・・・・・・・・ 35

社内(職場)の活性化 ・・・・・・・・・・・・・・ 9

将来、優秀な人材確保の一手段として ・・ 21

その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

地域貢献とともに人材育成の趣旨に賛同していただいた事業所も多く、「社会全体で学生を育てる」という考え方が定着してきている。

概ね適切であるが、可能であればもう少し早くしたほうがよい。

適切 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 67

もっと早いほうがよい ・・・・・・・・・・・・・・ 8

もっと遅くとも良い ・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

いつでも対応可 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

未回答 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

実施時期について(複数回答あり) 今回のインターンシップ研修生を受け入れて、 得るものがありましたか(複数回答あり)

研修生受け入れによる業務への支障について

株式会社小林精機

研修カリキュラム 受入の意図・ねらい ●受注から出荷迄の企業活動を体感し、品質、納期、コストの重要性を理解する。社会に出る準備期間で、今後自分に何が必要かを考える場になれば幸いである。 受入に当たり工夫した点 ●自分が作成した図面を元に現場実習を行い、製造過程を容易に理解出来るようにした。加工した製品は記念に持ち帰ってもらった。

学生の研修への取り組み ●慣れない環境の中で、少しでも多くのことを吸収しようと積極的な言動が見受けられた。

今後の改善点 ●実習後に質疑応答の時間を設定し、不明点が少しでも理解出来るようにしたい。会社事前訪問を行い、自分に合った職場かどうかの検討も必要がるかもしれない。

Q

A

Q

A

Q

A

企業概要 住   所:〒020-0173 岩手県岩手郡滝沢村滝沢字大崎94-444

事 業 内 容:各種精密機械部品の加工及び組立

      自動化・省力化機器の設計製作

      コンピュータソフト開発

設   立:昭和28年10月(1953年)

資 本 金:1,000万円

従 業 員 数:60名

8月21日 (第1日)

8月22日 (第2日)

8月23日 (第3日)

8月24日 (第4日)

8月25日 (第5日)

オリエンテーション 物づくりの考え方  品質・コスト・納期について  改善活動について

CNC自動盤実習

NC旋盤実習

マシニングセンター及び

タッピングセンター実習

仕上げ行程実習

品質保証

 最終検査実習

 3次元測定器取扱い

営業活動  顧客満足度について  受注のポイント 生産管理  生産管理システム 生産技術 実習用画面作成

材料管理

プログラム・刃具・治具管理

工程検査

測定器使用方法

本人設計図面を使用しての 製品づくり

旋盤加工実習

プログラム・刃具管理

タッピングセンター加工実習

実習のまとめ

レポート作成

各学科の授業科目の学習内容を確認したいのですが?

学生との雇用関係はありませんが、受け入れた学生自身の傷害事故・学生の過失による事業所・第三者への加害事故による補償はどのようになっていますか?

受講生と協議の実習期間を調整しましたが、開始直前、受入部署の都合により開始を3日間遅らせたいのですがよろしいでしょうか?

大学のホームページに各授業科目のシラバスがありますので、そちらでご確認ください。 大学シラバスサイト: http://www.eng.iwate-u.ac.jp/jp/syllabus/

死亡保証金 1,200万円コース(正課中の場合)

後遺生涯保険金 程度により54~1,800万円

医療保険金 治療日数(4日目~)により、6,000円~300,000円 (正課中は4日以上が対象) 入院加算1日につき4,000円(180日程度)

保険料 年額750円 ※2,000万円コースあり

賠償責任保険金 対人賠償 1名1事故 1億円限度 対物事故 250万円 免責金額 5,000円

保険料 年額250円(Bコース)

対象 Aコース 正課、学校行事など(インターンシップを含む) (年額400円)

   Bコース インターンシップ、教育実習など (年額250円)

学生自身の傷害事故については、基本的に自己責任との観点から、事業所の過失の有無とは無関係に一定の保険金が支払われる傷害保険等の加入を指導し、大学で加入済みの確認をしています。また、必要に応じて事業所側で賠償責任に備え保険に加入することはかまいません。なお、大学で加入指導している学研災・賠償責任保険の補償と保険料は下記の表の通りです。

大学・派遣学生・受入事業所間で取り交わした「岩手大学工学部インターンシッププログラム覚書」には、実務を経験する期間の具体的日程の明記はされていませんので、三者で調整いただければ結構です。

【学研災・賠償責任保険の補償と保険料の例】

前回までのものを適用した ・・・・・・・・・ 27

新たにカリキュラムを作成した ・・・・・ 35

新入社員研修用のものを流用した 3

特に準備しなかった ・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

未回答 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

新たにインターンシップ制度に参加していただいた事業所だけでなく、例年受け入れていただいている事業所でも前年度までの反省点を踏まえた上でカリキュラムを新たに作成していただいている。

実習を円滑に進めるためにも、事前に事業所と連絡をとることが望ましい。

必要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

あった方がよい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 21

どちらでも良い ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 24

不要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 17

時と場合に応じて必要 ・・・・・・・・・・・・・・ 4

その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

未回答 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

夏休み期間(8月~9月)が妥当 ・・・・ 52

上記期間以外でも可能 ・・・・・・・・・・・・・ 26

その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5

夏休み期間が適当であるが、それ以外にも対応して頂ける余地がある。

事業所の活動を理解してもらえた、学生の実力を認識することができた、などの意見があった。

指導するに当たって、社員が業務を 再確認し自己啓発につながった ・・・・ 33

他の社員にも好影響があった ・・・・・・ 14

現在の学生気質が多少見えた感がする 28

学校との連携が深まった ・・・・・・・・・・・ 20

企業のイメージアップにつながった 11

その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 3

何とも言えない、成果はなかった ・・・ 17

支障はなかった ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 22

少しあったが許容範囲だった ・・・・・・・ 50

支障があった ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 1

未回答 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

業務への支障があったとしても、アンケートでは支障なしとしている場合もあり、受け入れ先の許容でインターンシップ事業に協力していただいている。

日 程 午 前 午 後

受け入れいただいた93事業所を対象にアンケートを 実施し、83事業所から回答をいただきました。

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実習に参加した学生(168名)を対象に アンケートを実施しました。

アンケート[学生] 手続きの様式[学生]

アンケート[学生] 25手続きの様式[学生] 24

申込書 様式B1 実習生紹介書 様式B2

学生からのQ&A 岩手大学工学部社会体験実習日報 様式B3

(回答数:166名) 「社会体験学習」の履修申告です。 志望理由はマッチングのための重要POINT!

実習先への自己紹介です。 実習に対する“意気込み”を記入して下さい。

実習期間中毎日記入し、指導担当者の確認を受けます。 評価対象の一つです。

インターンシップ受講の動機(複数回答あり) 実習内容に対する満足度

実習内容について 受入先に対する満足度

自己啓発、研鑽のため ・・・・・・・・・・ 152

単位を簡単に取れそうだったから 36

家族、友人、先生からの薦め ・・・・・ 25

なんとなく ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 10

大半の学生が自己啓発と研鑽を主目的として実習に参加している。その他の回答でも、就業への参考とするためなど積極的な意見が多い。

満足の理由として、目的とする成果が得られた、実際の製造過程を見て学科の授業とのかかわりがわかった、などがあげられている。

十分満足 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 98

まず満足 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 48

普通 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 13

期待していたほどではなかった 7

実習先の受け入れ体制について実習・研修プログラムは 今回参加して得るものがあったか

同じ部所だけ実習 ・・・・・・・・・・・・・・・・ 65

数種の業務について実習 ・・・・・・・ 97

その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 4

研修期間の多くが5日間と短い中で、研修先がしっかり対応してくれている様子が現れている。研修先によっては関連事業所や他県への仕事へ同伴してくれる所もあった。

忙しい中、丁寧に対応していただいた、業務体験以外の面でも気を使っていただいた、職場の雰囲気が良かった、などの回答が多かった。

十分満足 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 116

まず満足 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 37

普通 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 12

期待していたほどではなかった 1

整っていた ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 72

完全とは言えないが基本的に満足 88

普通 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6

ほとんどの実習生が満足している。 ほとんどの学生がインターンシップを通して、自己研鑽がなされたとの認識を持ったものと思われる。

非常に有意義であった ・・・・・・・・・ 103

有意義であった ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 61

普通 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2

Q

A

1回受講すれば1単位取得できるとすれば、2回受講すれば2単位取得できるのですか?

受講者は1回の受講のみ単位を取得できます。希望があれば2回以上の受講は可能ですが単位は出ません。また、受講希望者が多いところから、なるべく多くの希望者が受講できるように配慮していますので、協力してください。

Q

A

工学系の企業以外は受講しても成績の評価、単位の認定は無いのですか?

学科の履修内容と直接関わりが無いような受入事業所もありますが、インターンシップで取り扱う事業所は成績の評価及び単位の認定は全て行われます。ただし、ご質問のような事業所での実習には、゙専門知識を何らかの形で活かすことができないか"という姿勢で臨むことが大切です。

Q

A

自己開拓して事業所の候補を見つけましたが、その後何をしたらいいのですか?

自己開拓した事業所がインターンシップ事業の対象となるか確認しますので、「インターンシップ受入条件」の資料(記入用紙は工学・農学グループで配付)と参考までに事業所のパンフレットを取得して、工学・農学グループに提出してください。その後、インターンシップ実施委員会で適否を審議し、認定されれば、岩手大学工学部インターンシップ事業の一環として実習することが可能です。

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平成18年度受け入れ事業所実績一覧 27

事業実績表 事業実績表

事業実績表 26 事業実績表 27

実習期間について アンケートから

学 生 事業所

適切な長さだった…126

もっと長くても 良いと思った…9

長かった…11

1週間程度が妥当…58

2週間程度 でも良い…16

3週間程度でも、 学生の希望に応じて可能 …7

その他…2

実習期間別事業所数 計93事業所 業種別事業所数 計93事業所

建設業…2

運輸・通信業…7

電気・ガス・水道業…2

小売・卸売業…4

サービス業…6

官公庁・研究機関…13

工学部=製造業のイメージがありますが、このような分野の事業所に受け入れていただきました。

医療・福祉業…1

製造業…581週間…74

2週間…19

実施形態別事業所数 計93事業所 学科別受講者数 計168人

工学部開拓…78社

自己開拓…4社

ハローワーク受付分…9社

その他…2社

0

20

40

80

90

応用化学科

材料物質

  工学科

電気電子

  工学科

機械工学科

建設環境

  工学科

情報システム

   工学科

福祉システム

   工学科

大学院

1216

14

89

1512

9

1

所在地別事業所数(県内市町村別) 計74事業所 所在地別実習生数(県内市町村別) 計146名

矢巾町/2社

藤沢町 2社

九戸村 1社

矢巾町/2社

花巻市/9社

北上市/8社

一関市/6社

奥州市/8社

紫波町/1社

滝沢村 3社 滝沢村 3社 盛岡市

28社

宮古市/2社

雫石町 2社

金ヶ崎町 1社

金ヶ崎町 1社

藤沢町 2社

九戸村 1社

釜石市 1社

矢巾町/3名

藤沢町 2名

九戸村 1名

矢巾町/3名

花巻市/9社

北上市 14名

一関市/7名

奥州市 20名

紫波町/1名 紫波町/1名

滝沢村 18名 滝沢村 18名 盛岡市

51名

宮古市/3名 雫石町 4名

金ヶ崎町/2名 金ヶ崎町/2名

藤沢町 2名

九戸村 1名

釜石市 1名

10名 1名 10社 1社

所在地別実習生数(都道府県別) 計168名

愛知県/1名 静岡県/2名

10名 1名

岩手県/146名

宮城県/3名

福島県/6名

神奈川県/2名

青森県/1名

長野県/1名

栃木県/1名 岡山県/1名

北海道/1名

中国広東省/1名

マレーシア/1名

三重県/1名

所在地別事業所数(都道府県別) 計93事業所

岩手県/74社

宮城県/3社

青森県/1社

長野県/1社

岡山県/1社

三重県/1社 愛知県/1社

静岡県/1社

北海道/1社

福島県/4社

神奈川県/2社

栃木県/1社

中国広東省/1社

マレーシア/1社

10社 1社

Page 15: INTERNSHIP - Iwate UniversityINTERNSHIP Faculty of Engineering, Iwate University 岩手大学工学部 応用化学科 02 応用化学科 応用化学科 03 遠藤 元司 株式会社大東環境科学

平成18年度 インターンシップ実施委員会

〒020-8550 盛岡市上田三丁目18-34

岩手大学学務部学務課工学・農学グループ

◆ ◆ ◆ ◆ ◆

TEL 019-621-6988

FAX 019-621-6065

E-mail [email protected]

 この度の実習にあたり、学生を受け入れて頂いた事業所、並びに実習の実現には至りませんでした

が受入の了承を頂いた事業所の皆様方には深く感謝申し上げます。また、この報告書を作成するにあ

たり、お忙しい中、原稿の執筆にご協力頂きました関係の皆様には重ねて御礼申し上げます。

 アンケートなどを通して頂戴したご意見は、貴重な資料として来年度の実施に反映させる所存でご

ざいます。

 今後もインターンシップについてのお問い合わせやご意見などをお待ちしておりますので、ご遠慮な

くお申し出ください。

学 科 名 氏 名 電話番号 メールアドレス

委員長 情報システム工学科 三輪 譲二 019-621-6467 [email protected]

委 員 応用化学科 横田 政晶 019-621-6342 [email protected]

材料物性工学科 山口 勉功 019-621-6367 [email protected]

電気電子工学科 大坊 真洋 019-621-6983 [email protected]

機械工学科 萩原 義裕 019-621-6400 [email protected]

建設環境工学科 山本 英和 019-621-6441 [email protected]

福祉システム工学科 野村 直之 019-621-6357 [email protected]

福祉システム工学科(教務委員会代表) 佐藤 拓己 019-621-6039 [email protected]

オブザーバー 機械工学科 西村 文仁 019-621-6411 [email protected]

インターンシップ実施委員会委員名簿 29受け入れ事業所実績一覧 28

事業所名 所在地 期 間 実習生数 学科名 事業所名 所在地 期 間 実習生数 学科名

㈱アイオー精密 花巻市 1週間 機械 1

㈱アイシーエス 盛岡市 1週間 情報 2

㈱IBC岩手放送 盛岡市 1週間 電気 1

青森オリンパス㈱ 青森県 2週間 福祉 1

旭エンジニアリング㈱ 花巻市 1週間 電気・福祉 2

㈱アロン岩手 一関市 1週間 材料 1

㈱いすゞ キャステック 北上市 1週間 機械 1

一関ヒロセ電機㈱ 一関市 1週間 材料・電気 2

岩手河川国道事務所 盛岡市 2週間 建設 2

岩手県環境生活部※ 盛岡市 1週間 応化 1

岩手県工業技術センター※ 盛岡市 1週間 機械 2

岩手県盛岡地方振興局土木部※ 盛岡市 1週間 建設 1

�岩手県土木技術振興協会 盛岡市 1週間 建設 1

岩手県保健福祉部障害保健福祉課※ 盛岡市 1週間 福祉 1

�岩手県予防医学協会 盛岡市 1週間 福祉 1

岩手製鉄㈱ 北上市 1週間 機械 1

岩手大学地域連携推進センター 盛岡市 2週間 情報・福祉 4

岩手東芝エレクトロニクス㈱ 花巻市 1週間 材料・電気・機械 3

㈱岩手日報社 盛岡市 1週間 情報 1

㈱岩手めんこいテレビ 盛岡市 1週間 材料・建設 2

岩根鉄工㈱ 奥州市 1週間 機械 1

インテグラン㈱ 藤沢町 1週間 電気 1

㈱エイアンドティー湘南サイト 神奈川県 2週間 電気 1

大井電気㈱水沢製作所 奥州市 1週間 電気・情報 2

大森クローム工業㈱東北工場 北上市 1週間 材料 3

岡田電気㈱ 盛岡市 1週間 電気 2

㈱小山田工業所 盛岡市 1週間 機械 3

オリエントサウンド㈱ 中国 2週間 機械 1

㈱金澤電気工業所盛岡支店 盛岡市 1週間 機械 2

㈱川徳※ 盛岡市 1週間 機械 1

関東自動車工業㈱ 静岡県 1週間 機械 3

㈱共立盛岡工場 滝沢村 2週間 応化・機械 5

㈱久慈設計花巻 花巻市 1週間 建設 2

㈲九戸精密 九戸村 2週間 機械 1

㈱ケイ・エム アクト 一関市 1週間 機械 1

㈱ケーヒン 宮城県 2週間 機械 1

国立天文台水沢VERA観測所 奥州市 1週間 機械 2

国立天文台RISE推進室 奥州市 1週間 機械・情報 4

㈱小林精機 滝沢村 1週間 機械 1

株式会社サトー マレーシア 2週間 機械 1

三晃化学㈱ 北海道 1週間 福祉 1

三友電子工業㈱江刺工場 奥州市 2週間 応化・機械 2

㈱ジェーエフピー 盛岡市 1週間 機械・情報 5

塩野義製薬㈱金ヶ崎工場 金ヶ崎町 1週間 機械 1

㈱システムベース 北上市 1週間 情報 2

シチズン東北㈱ 北上市 1週間 材料・機械 4

㈱ジョイス 盛岡市 1週間 応化・材料・機械 5

㈱新興製作所 花巻市 1週間 機械 2

伸和コントロールズ㈱ 長野県 1週間 機械 1

Spansion Japan㈱ 福島県 1週間 電気・情報 2

千住スプリンクラー㈱ 一関市 1週間 機械 1

㈱仙台ニコン 宮城県 2週間 機械 1

ソニーイーエムシーエス㈱千厩テック 一関市 2週間 電気 1

太子食品工業㈱雫石工場 雫石町 1週間 機械 1

㈱大昌電子岩手工場 藤沢町 1週間 機械 1

㈱大東環境科学 盛岡市 1週間 応化 1

㈱タカシュウ 奥州市 1週間 機械 2

㈱多加良製作所岩手工場 北上市 1週間 材料・機械 2

滝沢村 滝沢村 1週間 応化・機械・建設・情報 12

㈱千田精密工業 奥州市 1週間 機械 2

津市 三重県 2週間 応化 1

㈱TSD 花巻市 2週間 材料・機械 2

テクノメタル㈱ 福島県 2週間 材料 1

㈱デジアイズ 奥州市 1週間 機械 5

東京エレクトロンAT㈱ 宮城県 2週間 材料 1

㈱東北テーケィアール 紫波町 1週間 材料・機械 1

東北電力㈱※ 福島県 1週間 電気 1

東北ヒロセ電機㈱ 宮古市 1週間 機械 2

同和鍛造㈱釜石事業所 釜石市 1週間 機械 1

杜陵高速印刷㈱ 盛岡市 1週間 機械 2

㈱なんば技研 岡山県 1週間 建設 1

日東電工㈱ 愛知県 2週間 機械 1

㈱日ピス福島製造所 福島県 1週間 電気・機械 2

㈱パターンアート研究所 花巻市 1週間 電気・機械 2

富士通㈱ 神奈川県 2週間 情報 1

富士フイルムテクノプロダクツ㈱花巻工場 花巻市 1週間 機械・福祉 2

㈱復建技術コンサルタント盛岡支店 盛岡市 1週間 建設 1

㈱ベン岩手工場 矢巾町 1週間 機械 2

㈱ミスズ工業岩手工場 北上市 1週間 応化 1

㈱ミツトヨ 栃木県 1週間 機械 1

宮古パンチ工業㈱ 宮古市 1週間 機械 1

美和ロック㈱盛岡工場 盛岡市 1週間 応化 1

㈱明輝 一関工場 一関市 1週間 機械 1

㈱めんこいエンタープライズ 盛岡市 1週間 機械 1

盛岡ガス㈱ 盛岡市 1週間 応化・機械 2

盛岡市クリーンセンター※ 盛岡市 1週間 機械 1

盛岡市子ども科学館 盛岡市 1週間 大学院 1

盛岡セイコー工業㈱ 雫石町 1週間 機械 3

矢巾町※ 矢巾町 1週間 応化 1

谷村電気精機㈱ 北上市 2週間 機械 1

㈱吉田測量設計 盛岡市 1週間 建設 2

㈱リードコナン※ 盛岡市 1週間 応化 1

和同産業㈱ 花巻市 1週間 材料・機械 3

注:※印がある事業所は、ハローワークと岩手県経営者協会のご協力を得て実施しました。

平成18年度受け入れ事業所実績一覧