共通語彙基盤（IMI)プロジェクトについて

～オープンデータをはじめとする電子行政サービスの基盤～

世界最先端IT 国家創造宣言 工程表

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３．公共サービスがワンストップで誰でもどこでもいつでも受けられる社会の実現）

１．革新的な新産業・新サービスの創出と全産業の成長を促進する社会の実現

IMI

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情報システムの「各層」（電気信号→データ（文字→単語）→アプリケーション）がきちんと繋がるための「基盤」を提供する。

そのために、情報機器が交換するデータの 中で用いられる「用語」について、 表記の共通化 意味の明確化 を目指す。

意味 •IMI: Infrastructure for Multilayer Interoperability （共通語彙基盤）

ネットワーク

情報の電子的な公開や交換の際 1. 情報の構造に一貫性を持たせ、 2. そこに用いられる用語の意味を明確にし、 3. 用語の統一化または用語間の関連性の明確化を図る

事を目的とし、用語の意味定義や構造、データ作成時のルール等の基本情報を共有し、活用するための基盤。

ことばの構造、意味、表記の共通化 4

共通語彙基盤(IMI : Infrastructure for Multi-layer Interoperability)とは

• 高い構築・運用コスト • 意味の不一致による誤解の可能性

• 様式の不一致

ECの情報科学総局は、データ様式不統一などによって行政

情報へのスムースなアクセスが行えないことにより、国民一人当たり年間100ユーロ相当の時間を無駄にしていると試算（日本全体に換算すると年間1.7兆円相当の無駄）。

語彙基盤のない世界 語彙基盤のある世界

項目

項目

独自に項目名等を設計

「オープンデータ」の提供、申請の電子化等を推進しようとしているが。。。

同じ項目名でも意味が違うことがある。 （「世帯」は、同居のことか家計のことか等）

世帯 世帯

システム設計、情報設計が個別に行われる

データ項目を個別に設計するのではなく、共通語彙基盤を参照する。

標準仕様のため連携、移行等が容易。 システム設計が簡易化。

語彙DB

項目

項目

項目

項目

項目

項目

共通化された項目を組みあわせることで情報交換や公開するの項目の調整が容易

• オープンデータの促進、多様な行政情報の発信 • 行政コストの削減 • 電子行政サービスの質的向上

• 申請の電子化拡大 • データの様式の統一 • 情報の意味定義が明確、高い機械可読性

• オープンデータを活用するアプリ、機器、サービス事業の需要拡大、新産業の発達

• オープンデータ作成にかかる新産業（データ構築、データキュレーション、ソフト作成）の需要拡大、新産業の発達

行政機関側

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「オープンデータ」化への活用

従来（オープンデータ以前）：公開情報を図示するなど、人間にとって

わかりやすいよう配慮→しかしコンピュータは理解できない。

将来（オープンデータ）：コンピュータにとってわかりやすい形式で情

報を公開→それを活用するスマホアプリなどへの応用が容易

「オープンデータ」形式で公開された情報（左）を活用し、近隣の公園のトイレを自動的に表示するスマホアプリの例（鯖江市）

公開データ（オープンデータ形式） データを活用するスマホアプリ例

活用

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米国の活用事例 • NIEM（National Information Exchange Model) 政府が、基本的な用語について、意味や構造を整備

• NIEMで整備された、住所、氏名、事件の状況、人の特徴などに係る統一的表記を用い、警備会社と警察との連絡をコンピュータ化。

• Washington DC, Richmondなど次々と採用が進む

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政府緊急対応機関 警備会社

電話による通報

NIEMの整備

した共通語彙を用いたコンピュータ通信（情報連携）

従来

現在

3分／通報 地図で住所を調べor手でカーナビにセットして 現場に急行

15秒／通報 さらにカーナビに自動登録して現場に急行

語彙のイメージ

用語を構造化し、共通的部分を再利用する。 → 「車輪の再発明」を防止

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共通語彙基盤(IMI)の活用イメージ

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○データ構造の設計 ○（設計された構造に基づく）データの作成、変換 の際、共通に参照できる「語彙情報」を提供

データ構造設計 支援ツール

データ テンプレート

再利用性の 高いデータ

ＤＢから必要情報を 取得して連携

語彙データ 設計者

変換ルール 作成

効率的な組織間・ 組織内情報交換に

活用

再利用性の高い オープンデータ としての公開

既存効率的情報連携

データ提供者 データ構造 設計者

変換ルール 作成

語彙ＤＢ

①データ構造の設計 基本語彙DBと連携し、再利用性の高い データの入力用テンプレートを設計。 ・データ項目の定義 ・データ入力ルールの定義

③語彙データの作成 基本語彙ＤＢに格納する、 共通的語彙データを作成。 ・用語の意味、出典等の定番 ・用語の関係の定番 ・データ入力ルールの定番

②データ入力 基本語彙ＤＢと連携し、再利用性 の高いデータを作成。 ・構造の統一性 ・用語の統一性 ・意味定番へのリンク付け

データ入力 支援ツール

データ入力 支援ツール

データ入力 支援ツール

各種産業

価値を引き出す 各種産業の発展

ドメイン語彙 コア語彙

情報交換効率 の向上

再利用性の高い情報の 効率的な作成

意味の解釈

検討体制

情報共有基盤の推進のため、専門家による委員会を設置。

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塗りつぶし部分は関連する会議体

政府情報システム 刷新等WG

IT総合戦略本部

新戦略推進 専門調査会

パーソナルデータに関する検討会

各府省CIO 連絡会議

電子行政オープンデータ実務者会議

電子行政 分科会

防災・減災 分科会

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情報セキュリティ 政策会議

情報共有基盤推進委員会

委員長 須藤修（東京大学情報学環長） 有識者 武田英明（共通語彙基盤WG座長）、林史典（文字情報基盤WG座長） 関係団体 JISA（ソフト業界）、JEITA（ハード業界） オブザーバ 内閣官房（IT総合戦略室、社会保障改革担当室）、総務省（行政管理局）

協力依頼 報告

共通語彙基盤WG

＜実施内容＞ • 情報連携用語彙基盤DBの構築 • APIカタログの整備 • 情報連携用ツールの整備

【主査】武田英明 (NII教授) 【関係省庁】（課長級） IT室、社保室、内閣府防災、 総務省、国交省、国会図書館

• 各委員会、WGの設置主体は経済産業省、事務局は（独）情報処理推進機構（IPA）

• 各WGの下には、具体的な検討を行なうSWGを設置。

文字情報基盤WG

＜実施内容＞ • 導入ガイドの作成 • 文字情報DBの構築 • フォント整備 • 標準化の実施

【主査】林 史典(聖徳大学教授) 【関係省庁】(課長級) IT室、総務省、法務、省

IT融合フォーラム 公共データワーキング

オープンデータ視点での検討

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情報連携用共通語彙基盤構築事業

2013年11月 2015年4月

概念モデル構築フェーズ

• 語彙DBパイロットシステム

の構築・運用 • ツールの試用、検証 を通し、共通語彙基盤の用件を整理する

仕様策定フェーズ 開発フェーズ

DBプロジェクト1件

ツールプロジェクト5件 IPAによる仕様策定

情報連携用共通語彙 データベースシステムの開発

データ設計･作成支援 ツール群の開発

本日

本日のデモ

「道路」のデータ化 インディゴ株式会社 • 浦安市都市整備部市

街地開発課液状化対策推進室

「観光」のデータ化 株式会社 ネットワーク応用通信研究所

• 松江市 • 島根大学 • 松江商工会議所

「イベント」の データ化

インフォコム株式会社 • 千葉市総務局情報経営部業務改革推進課

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