教えて！中堅・中小企業の例に学ぶ AWS活用サクセス...

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舟崎健治

ソリューションアーキテクト, アマゾンウェブサービスジャパン

2-H1-2-17

教えて！中堅・中小企業の事例に学ぶ

AWS活用サクセスストーリー 2018


お手元のサミットガイドブックの表紙に記載している『QRコード』からご回答ください。もれなく素敵なAWSオリジナルグッズをプレゼントします。

本セッションのFeedbackをお願いします

プレゼントの引き換えは、パミール3F展示会場内アンケート確認エリア・受付エリアのいずれかにお越しください。


セッションの目的

• 中堅・中小企業のAWS活用事例を基に、どのようにお客様のよくある課題を解決されたかを理解すること

• 新規サービス開発、システム移行、およびリプレイスを早期実現するためのTipsを理解すること


Agenda

• 事例紹介• 新規

• 画像内のテキスト自動認識による作業効率化の事例

• Amazon Connectを使ったコンタクトセンターシステム構築事例

• 移行• 基幹業務システムを含む全社システム移行事例

• リプレイス• オフィスコンピュータ環境上で動作する基幹業務システムのリプレイス事例

• まとめ


AWS上での新規サービス開発の

サクセスストーリー


中堅・中小企業の事例に学ぶAWS上での新規サービス開発のサクセスストーリー

まずはAWSを使ってみる

検討スタート

AWSの

マネージドのサービスの活用を検討

新規サービス開発完了

パートナーの活用を検討

AWSサポートの活用

業務開発に集中することで早期開発


加藤商事株式会社様画像内のテキスト自動認識による

作業効率化の事例


加藤商事株式会社様

事業内容

• PCB処理支援サービス

• 省エネ照明アドバイス

従業員数： 150名

年商： 15億円

未来の地球に持続可能な環境を創る企業


Amazon Rekognition Image

深層学習に基づく画像認識サービス

オブジェクト、シーン、顔の検出や、テキストの抽出、有名人の認識、画像内の不適切なコンテンツの識別が可能

深層学習の知識不要で簡単に抽出可能

※テキスト抽出は英語のみ

Amazon Rekognition Text in Image


Amazon SageMaker

データサイエンティストや開発者が機械学習モデルを構築・学習・活用するためのマネージドサービス

Amazon SageMakerのアーキテクチャ

開発学習推論Jupyter Notebook

インスタンスDocker コンテナ Docker コンテナ



• 有害物質(PCB)を含む廃棄機器の判別および報告書作成に工数がかかる

• 廃棄機器をスマホで撮影、品名・型番をAmazon Rekogitionで自動

画像認識して機器を判別、その型番に紐づく情報を報告書に自動入力させることで、報告書作成工数を大幅に削減

• さらに、廃棄機器の物体全体の画像をAmazon SageMakerを使って

画像認識し、その機器を判別する機能も利用開始した。

AWS活用前の課題 AWS活用後


Amazon Rekognitionを使った型番認識のデモ


加藤商事株式会社様画像から廃棄機器を自動認識するシステムの構成図

Web

iOSアプリ

クライアントストレージ (画像 / レポート)

LambdaS3

SageMaker

(Keras)

Rekognition

APIサーバー

ELB Phoenix

Cognito IAM

認証 Elasticsearch

Service

Aurora

機械学習

データストア

外部認証プロバイダー

※本システムは加藤商事様のパートナー会社様が提供されているものになります。

④S3にある画像内の機器認識要求

⑥型番に紐づくメタデータ取得

画像内のテキスト認識用

画像内の機器の物体認識用

⑦Excelレポート生成

⑤画像内の機器の推論

②機器の画像をアップロード

③画像認識要求

①認証要求


ご感想

• Rekognition Text in Imageの

文字認識の精度が高いと感じた

• 画像認識のノウハウを持つパートナーを紹介頂き、２週間でデモ環境を構築できた

• 認証等の基盤をゼロから作らなくて良いので、業務ロジック開発に集中できた（開発をしたパートナー様のご感想）

メッセージ

• 小さく始めるべき

• パートナー会社の活用を検討すべき

加藤商事株式会社

環境イノベーション事業部部長濱松直親様


今後の期待

• 画像認識を使った他の業務の効率化

• クライアントサイドでの画像認識機能


株式会社ログバー様

Amazon Connectを使った

コンタクトセンターシステムの構築事例



事業内容

• 音声翻訳のウェアラブルデバイス ili (イリー）の開発・販売

従業員数： 35名(2017年11月現在）

CREATE SOMETHING EXCITING

まだ、世の中に存在しないワクワクを創る


Amazon Connect

クラウドベースのコンタクトセンター・ソリューション

050-xxx-xxxxx

0800-xxx-xxxx

問い合わせフロー電話番号

音声プロンプトDTMF

外部連携

エージェント顧客

AmazonConnectで提供する範囲

ソフトフォン

ブラウザベース

CRM WFM

架電

連携

デスクフォン

転送（外線）

受電架電

受電



AWS活用前の課題

• TV CMによる問い合わせ急増が予

想されるため、本社と連携して顧客対応ができるコンタクトセンターシステムの構築が急務だった

• 日本とベトナムのオペレータが計7名が協力して、同じ電話番号で

インバウンドコールを受け付けたい

AWS活用後

• Amazon ConnectとZendeskを連

携させたコンタクトセンターシステムを１か月掛からず構築

• 日本とベトナムのオペレータがインターネット越しにAmazon

Connectに接続、同じ電話番号でインバウンドコールが可能に。


日本拠点

株式会社ログバー様コンタクトセンターシステムの構成図

Amazon

Connect

インバウンドおよびアウトバウンド用の問い合わせフロー

Zendesk

チケット管理コンタクト管理

お客様

エージェント(Webブラウザベースのソフトフォンを利用)

ベトナム拠点

Amazon

S3

音声録音データを保存

日本の電話番号


Amazon Connectコンタクトセンター構築のデモ


株式会社ログバー様 ZendeskとAmazon Connectを活用したインバウンドコールのデモ



ご感想

• Amazon Connectによるコンタクトセンターシステム構築が非常に簡単

• ZendeskとAmazon Connectの連携用のプラグインがあり、インバウンド・アウトバウンドコール時に自動的にチケットが生成されるのが便利

• Amazon Connectで自動録音されたコールを聴くことで、二次対応時の参考になり、対応の質の向上に役立つ

メッセージ

• 顧客対応システムがあり、Amazon Connect

との連携が可能であればすぐに導入すべき

株式会社ログバーChief clerk

General Affairs

Department

前田絢未様


AWSへのシステム移行の

サクセスストーリー


中堅・中小企業の事例に学ぶAWSへのシステム移行のサクセスストーリー

検討スタート


ハードウェアの保守期限切れ等の移行の必然性を基に早期検討開始



小さな実績を積む



全社システム移行完了


日本シグマックス株式会社様

基幹システムを含む

全社システム移行事例



事業内容• 整形外科用医療機器・医療用品、スポーツ用サポーター、アイシング用品、インソールなどの開発・製造・販売・輸出入

• 日常生活用サポーターの開発・製造・販売

従業員数： 253名(2017年3月時点）

売上高：102.8億円(2017年3月期）

GENKI CHALLENGING THE FUTURE



• TCOが高い

• ハードウェアの保守期限切れに伴うリプレイスが必要

• ハードウェアトラブル時のベンダーの手配・コントロールの工数

• ３名の情報システム部では管理工数の負荷が大きい

• およそ25%のTCO削減

• ハードウェアに関する管理工数が大幅に削減

• SAPを含む基幹業務システムが安定稼働



日本シグマックス株式会社システム構成イメージ

AWS cloud

virtual private cloud

Amazon

WorkSpaces

ログ取得・セキュリティ監視・グループウェア等のアプリケーションサーバ

AD, WSUS,

ファイルサーバ等管理サーバ

SAP, Dr.Sum,

Intramart, SVF等の基幹系サーバ

Internet

Virtual

Private

gateway

出張社員

社員

office

customer

gateway

Arcstar

Universal One

移行元 DC

AWS Direct

Connect

パートナー様独自のインポートツールにて

VMware環境からマシンイメージをそのまま移行

Elastic

Network

Interface(ENI)出張する社員向けにAmazon Workspaces

の仮想デスクトップを提供


日本シグマックス株式会社システム移行期間

2015年6月

セキュリティ監視、ログ取得、グループウェア等のAPサーバ

2015年12月

2016年12月

2017年11月

2018年1月

ADドメインコントローラ（Amazon Workspaces活用）

ファイルサーバ

SAP, Dr.Sum, Intramart, SVF

等の基幹系サーバ

WSUSサーバ

3カ月(AWS初回設定含む)ハードウェア保守期限が切れたものから順次移行

2カ月

2カ月

5カ月

2週間


ご感想

• AWS移行の実績があるパート

ナーに実施頂くことでトラブルなく移行が完了

• エンドユーザーから見ると、AWSへ移行したことに気が付かない

• 安定稼働している

メッセージ

• 基幹業務システムの移行を見据えて、ビジネスインパクトの少ないサーバーから移行を開始することで、社内の実績・安心感を得るべき

• 構成変更なく移行すること（リフト＆シフト）で、早期移行を実現

日本シグマックス株式会社経営管理室スペシャリストシステム担当佐藤淳一様



既存の基幹業務システムの

リプレイスのサクセスストーリー


中堅・中小企業の事例に学ぶAWS上の基幹システムへのリプレイスのサクセスストーリー

検討スタート

強いリーダーシップによるプロジェクト推進

リプレイス後の新システムを検討


AWSを活用するためのエクゼクティブの

説得

新旧システム担当者間での認識や常識のギャップの整理

新システム向けのデータ整備・

リプレイス作業の実施

新旧システムの並行稼働開始

新たに浮上する問題の解決

業務移行支援

リプレイス完了


株式会社久月様

オフィスコンピュータ環境上で動作する基幹業務システムのリプレイスの事例



江戸時代よりの人形専門店

事業内容

• 人形の製造問屋

従業員数： 130名

年商規模：51億-100億円



• 30年来利用してきたオフコン（オフィ

スコンピュータ）のハードウェアの老朽化、部品の製造停止により、リプレイスが急務となる

• 自社オフィス内でオフコンが稼働しており、管理の工数がかかる

• 手書き伝票の廃止による効率化が必要

• オフコン技術者の減少に伴い、管理できる人材が限られてしまう

• AWS上に株式会社オービックビジネス

コンサルタント社の奉行シリーズを構築することで、グループ会社を同一システムで管理し、状況の把握の迅速化を実現

• AWSのセキュアなインフラストラクチャ上での稼働を実現

• ペーパーレス化、取引先とのEDIを実現

• オフコンの管理不要



株式会社久月様リプレイス前の基幹業務システム構成図

本社オフコン

グループ会社オフコン接続端末

物流拠点オフコン接続端末

支店

オフコン接続端末


株式会社久月様リプレイス後のシステム構成図

本社

グループ会社

支店

物流拠点

Internet

gateway

奉行クライアント兼 RD Gateway

奉行クライアント奉行サーバ兼奉行DB

Internet

RemoteAppで接続

PC

PC

PC

PC



ご感想

• 上層部の説得には苦労したが、自社内にオフコンを置くのに比べ、AWSを活用することで

セキュリティや可用性が上がることを説明して理解を得ることができた。

• オフコンから奉行シリーズへの移行でデータの整備に苦労したが「前のシステムにはもう戻れない」という強い思いの基に移行を実現

メッセージ

• 30年来のシステムからの移行

となると、そもそもパートナー様と自社の間でのシステムに関する常識が異なっている。移行の進め方について一つ一つ詳しく相互認識を確認することが重要

株式会社久月専務取締役横山久俊様

総務部経理課課長石田直樹様


まとめ


中堅・中小企業の事例に学ぶAWS上での新規サービス開発のサクセスストーリー


検討スタート

AWSの

マネージドのサービスの活用を検討

新規サービス開発完了



業務開発に集中することで早期開発


中堅・中小企業の事例に学ぶAWSへのシステム移行のサクセスストーリー

検討スタート


ハードウェアの保守期限切れ等の移行の必然性を基に早期検討開始






全社システム移行完了


中堅・中小企業の事例に学ぶAWS上の基幹システムへのリプレイスのサクセスストーリー

検討スタート

強いリーダーシップによるプロジェクト推進

情報整備


AWSを活用するためのエクゼクティブの

説得

AWSを活用するためリプレイス担当者間での認識や常識のズレの確認

データ整備・リプレイス作業の実施

リプレイス前後のシステムの並行稼働開始

新たに浮上する問題の解決

業務移行支援

リプレイス完了


お手元のサミットガイドブックの表紙に記載している『QRコード』からご回答ください。もれなく素敵なAWSオリジナルグッズをプレゼントします。

本セッションのFeedbackをお願いします

プレゼントの引き換えは、パミール3F展示会場内アンケート確認エリア・受付エリアのいずれかにお越しください。


ご清聴頂きありがとうございました。

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