ICT 活用指導力校内研修 -APDCA サイクルとルーブ...

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※文字の大きさは Meiryo UI 12 ポイント以上とし、行間・文字間、上下左右の余白は変更しないでください。 ※具体的に示したい図、写真、表、グラフなどは、(写真 1)(表 1)などと文中に記載し、右ページに(写真 1)(表 1)などと表記の上、貼り付けてください。 ※文章と図等を組み合わせながら作成することも可能です。各項目の枠の上下幅は、変更可能です。 ※いずれの場合も、必ず A3片面1枚におさまるように作成してください。ファイルサイズは5MB 以下としてください。 【様式1】 <エントリーシート> ※事務局記入欄 №:A - 10 部門 研修成果活用部門 平成 30 年第4回中堅教員研修 学校名・氏名 薩摩川内市立海陽中学校 倉元 賢一 活動名 ICT 活用指導力校内研修 -APDCA サイクルとルーブリックの活用- 課題の設定: ・ルーブリックを活用して,ICT 活用指導力を適切にアセスメントした上でマネジメントする。 APDCA サイクルで自己の課題と成長を実感しながら研修を進められるように工夫する。 ICT 機器別に活用事例を整理し実践しやすい環境を整備する。 ・新しい活用法を考案したり発見した場合は説明カードに追記して共有するなど教師の同僚性を活用する。 方針・計画: ICT 活用指導力を的確にアセスメントするためには,質問紙の内容を具体的にすればよいのではないか。 ・校内での研修プログラムを整理することで,研修がより活性化するのではないか。 ・ルーブリックで自分の ICT 活用指導力を把握することで,研修を効率よく行えるのではないか。 活動内容: ICT 活用指導力をアセスメントしやすくなるように,質問紙に説明や事例を加える。(図1)(表1) UNESCO 2010 ICT TRANSFOMING EDUCATION を参考に ICT についての学習(主に機器活 用),ICT を活用した指導(主に指導方法)について表のようなルーブリックを作成した。(表2,3) SAMR モデルによる ICT 活用事例を整理して,個人でも研修できるような参考資料を作成した。(表4) APDCA による校内研修プログラムを作成し,研修を効率よく行えるように整備した。(図2) 活動の成果: ・ルーブリックを活用して自身の ICT 活用指導力を的確にアセスメントすることで,次に何ができるようになれば 良いかがわかり,自己の課題を明確にすることができた。 ICT 機器の接続に難しさや不安を覚える教師が多いことが分かったため,接続の仕方の研修や常に接続して おける環境を整備して機器の活用を促進した。(表5) SAMR モデルによる ICT 活用事例を整理することで,教師の「こういうことがしてみたい」という希望からどのよう な機器を使えばよいかというアドバイスや実践をサポートすることができた。 ・実際に ICT 機器を操作する研修機会をつくることで,教師の不安が解消して,授業で ICT を活用すること ができるようになることが分かった。 ・学校組織の同僚性を有効に活用し,ICT 活用が得意な先生に聞きながら研修をしていくメンター方式の研 修が有効であることがわかった。(表6) アピールポイント(アイディアや工夫): ・ルーブリックを活用して,APDCA の流れで研修を行うと,自分のできる事できないことを整理することができ て,研修が効率よくできるようになる。 SAMR モデルによる ICT 活用事例を整理することで,「こんな授業をしてみたい」というニーズに対して教師が 同僚性を活用して相互にアドバイスしながら研修を進めることができる。 ICT 活用に関する個々の教員の課題に応じて学校ベースで行われる OJT(On the Job Training)やメンタ ー方式の研修を進めるうえでも APDCA モデルは有効である。 図1 質問に具体例を加えた 表1 活用例を教科ごとに例示しイメージしやすくした 表3 表2 図2 PDCA A を加え適切な実態把握へ 表4 SAMR で分類 表6 実際に ICT を使うことが次の 研修のきっかけに 表5 研修の成果

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Page 1: ICT 活用指導力校内研修 -APDCA サイクルとルーブ …...・ICT活用指導力をアセスメントしやすくなるように,質問紙に説明や事例を加える。(図1)(表1)

※文字の大きさは Meiryo UI /12 ポイント以上とし、行間・文字間、上下左右の余白は変更しないでください。 ※具体的に示したい図、写真、表、グラフなどは、(写真 1)(表 1)などと文中に記載し、右ページに(写真 1)(表 1)などと表記の上、貼り付けてください。 ※文章と図等を組み合わせながら作成することも可能です。各項目の枠の上下幅は、変更可能です。 ※いずれの場合も、必ず A3片面1枚におさまるように作成してください。ファイルサイズは5MB以下としてください。

【様式1】

<エントリーシート> ※ 事 務 局 記 入 欄

№:A - 10

部門 研修成果活用部門 平成 30年第4回中堅教員研修

学校名・氏名 薩摩川内市立海陽中学校 倉元 賢一

活動名 ICT活用指導力校内研修 -APDCA サイクルとルーブリックの活用-

課題の設定:

・ルーブリックを活用して,ICT活用指導力を適切にアセスメントした上でマネジメントする。 ・APDCA サイクルで自己の課題と成長を実感しながら研修を進められるように工夫する。 ・ICT機器別に活用事例を整理し実践しやすい環境を整備する。 ・新しい活用法を考案したり発見した場合は説明カードに追記して共有するなど教師の同僚性を活用する。

方針・計画:

・ICT活用指導力を的確にアセスメントするためには,質問紙の内容を具体的にすればよいのではないか。 ・校内での研修プログラムを整理することで,研修がより活性化するのではないか。 ・ルーブリックで自分の ICT活用指導力を把握することで,研修を効率よく行えるのではないか。

活動内容:

・ICT活用指導力をアセスメントしやすくなるように,質問紙に説明や事例を加える。(図1)(表1) ・UNESCO 2010 ICT TRANSFOMING EDUCATION を参考に ICT についての学習(主に機器活用),ICT を活用した指導(主に指導方法)について表のようなルーブリックを作成した。(表2,3) ・SAMR モデルによる ICT活用事例を整理して,個人でも研修できるような参考資料を作成した。(表4) ・APDCA による校内研修プログラムを作成し,研修を効率よく行えるように整備した。(図2)

活動の成果:

・ルーブリックを活用して自身の ICT 活用指導力を的確にアセスメントすることで,次に何ができるようになれば良いかがわかり,自己の課題を明確にすることができた。 ・ICT機器の接続に難しさや不安を覚える教師が多いことが分かったため,接続の仕方の研修や常に接続しておける環境を整備して機器の活用を促進した。(表5) ・SAMRモデルによる ICT活用事例を整理することで,教師の「こういうことがしてみたい」という希望からどのような機器を使えばよいかというアドバイスや実践をサポートすることができた。 ・実際に ICT 機器を操作する研修機会をつくることで,教師の不安が解消して,授業で ICT を活用することができるようになることが分かった。 ・学校組織の同僚性を有効に活用し,ICT 活用が得意な先生に聞きながら研修をしていくメンター方式の研修が有効であることがわかった。(表6)

アピールポイント(アイディアや工夫):

・ルーブリックを活用して,APDCA の流れで研修を行うと,自分のできる事できないことを整理することができて,研修が効率よくできるようになる。 ・SAMR モデルによる ICT 活用事例を整理することで,「こんな授業をしてみたい」というニーズに対して教師が同僚性を活用して相互にアドバイスしながら研修を進めることができる。 ・ICT活用に関する個々の教員の課題に応じて学校ベースで行われる OJT(On the Job Training)やメンター方式の研修を進めるうえでも APDCA モデルは有効である。

図1 質問に具体例を加えた 表1 活用例を教科ごとに例示しイメージしやすくした

表3

表2

図2 PDCA に A を加え適切な実態把握へ

表4 SAMR で分類

表6 実際に ICT を使うことが次の

研修のきっかけに

表5 研修の成果