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(2) 夢洲まちづくり構想の概要 (「夢洲まちづくり構想」(平成29年8月策定)より抜粋) (A)臨海部のポテンシャル (B)臨海部のめざすべき姿 ・広大な用地が確保できる夢洲のポテンシャルを最大限に発揮できるまち づくりをめざす。 ・臨海部の各エリアとの連携により、さらなる経済振興・都市魅力向上に 資する拠点をめざす。 7

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(2) 夢洲まちづくり構想の概要

(「夢洲まちづくり構想」(平成 29 年8月策定)より抜粋)

( A)臨海部のポテンシャル

( B)臨海部のめざすべき姿

・広大な用地が確保できる夢洲のポテンシャルを最大限に発揮できるまち

づくりをめざす。

・臨海部の各エリアとの連携により、さらなる経済振興・都市魅力向上に

資する拠点をめざす。

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( C)国際観光拠点「夢洲」のコンセプト

( D)夢洲の土地利用方針

・夢洲東部は、既に国際物流拠点として機能しており、引き続き「物流ゾー

ン」「産業・物流ゾーン」として、高付加価値物流機能等を備えた物流機能

等の確保を図る。

・夢洲中央部は、「観光・産業ゾーン」と位置づけ、世界中の人が訪れてみた

いと憧れるエンターテイメント機能やレクリエーション機能を中心に先進

技術等が体験できる空間の創出など産業振興に資する機能も導入する等、

新たな国際観光拠点の形成を図る。

・夢洲西部は、廃棄物処分地としての活用後は、「グリーンテラスゾーン」と

して、みどりあふれるオープンスペースや親水空間を形成し、中央部で展

開されるエンターテイメント機能等と連携する機能を導入するなど、中央

部と一体感のある国際観光拠点の形成を図る。

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( E)観光・産業ゾーンの土地利用方針

・まちの価値を連鎖的に高めるため、統合型リゾート( IR)の導入を視野

に入れつつ、埋立による土地造成の進捗にあわせ、夢洲中央部北側区域

から中央部南側区域へ、「国際観光拠点」の整備を段階的に進める。

○第1期整備(約 70 ヘクタール):北側区域(鉄道駅より北側)

統合型リゾート( IR)を核として、オールインワンの MICE 施設や、

エンターテイメント施設、商業・飲食施設などを整備する。

・集客人口:約 1,500 万人 /年

○第2期整備(約 60 ヘクタール):中央区域(鉄道駅より南側)

万博開催後の用地において、第1期に導入されたエンターテイメント

機能の拡充やレクリエーション機能の導入とこれらの施設による集客と

大阪が強みを有する最先端技術の実証・実践の取り組みとの相乗効果を

生み出す産業・ビジネス機能やその関連機能を導入する。

・集客人口( 1 期~ 2 期):約 2,700 万人 /年

○第3期整備(約 40 ヘクタール):南側区域

最先端技術の活用により生活の質( QOL)を高め、非日常空間を感じら

れる長期滞在者用の機能やその関連機能を配置する。

・集客人口( 1 期~ 3 期):約 3,000 万人 /年

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F)リゾート地にふさわしい魅力ある域内道路

・観光外周道路は、適切な車線数を確保しつつ、リゾートにふさわしい道路

形状とし、土地利用に配慮しながら段階整備ごとの外縁部に配置。また、

道路空間を利用したイベントなどの活用も想定する。

・観光エリア内の道路については必要最小限の整備とし、スーパーブロック

による土地利用を可能とするとともに、できる限り車両を観光外周道路へ

誘導することで歩行者中心の道路計画となるよう配慮する。

・夢洲内移動に係る交通システムのためのターミナル空間とイベントなどが

開催できる交流・憩いの場となる広場空間とが一体となり、利用者の利便

性が高く回遊性の向上が期待できる駅前広場を配置する。

駅を中心にエンターテイメント、レクリエーション、産業ビジネス機能等を配置

図 機能配置イメージ(例示)

観光外周道路

( 8 の字のネットワークを

基本とする。)

観光エリア内道路

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(3) 夢洲まちづくり構想を踏まえた土地利用計画(※)

夢洲まちづくり構想を踏まえて、夢洲の中心に駅及び駅前広場を設け、

西側のグリーンテラスと中央部の国際観光拠点および東側の物流ゾーン

の整備を図る。

国際観光拠点の実現にあたっては、北側の埋立護岸沿いを利用した親

水性の高い土地利用やスーパーブロックによる区画形成並びに物流交通

と観光交通との分離などの観点から、道路を配置する。

さらに、コンテナターミナルを除く区域を公共下水道の区域に編入し、

下水ポンプ場を配置する。

【第1期( 70ha)】

統合型リゾート( IR)を中心としたまちづくり

エンターテイメント施設や国際会議場・展示等施設、商業施設、宿泊施

設などの MICE 関連施設が機能的に配置された「オールインワン」の MICE

拠点の形成や最先端技術を活用したスマートなまちづくりなどによる国

際観光拠点の形成を図る。(大阪 IR 基本構想(案)より)

【第 2 期( 60ha) 】

万博の理念を継承したまちづくり

大規模なエンターテインメント・レクリエーション機能や万博の理念

を継承したまちづくりを進め国際観光拠点機能の更なる強化を図る。

(※)関係機関において検討中

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第3期

物流ゾーン

物流ゾーン

国際観光拠点

第2期

ポンプ場

排水区域 コンテナターミナル

グリーンテラス

第1期

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6 2025 年日本国際博覧会

・ 2018 年 11 月 23 日(金・祝)にフランス共和国・パリで開催された BIE

(博覧会国際事務局)総会における BIE 加盟国の投票により、2025 年日

本国際博覧会の開催地が大阪(夢洲)に決定しました。国際観光拠点の

第 2 期・第 3 期開発区域を含む夢洲の南西エリアにおいて、2025 年 5 月

から 11 月にかけて開催される予定。

資料提供:経済産業省

7 大阪 IR 基本構想(案)

・大阪・夢洲に IR を誘致するにあたり、外部有識者、経済界で構成する

「 IR 推進会議」を設置し、大阪 IR は国際観光拠点の第 1 期区域で敷地

面積約 60ha とすることなど、大阪 IR 基本構想(案)を 2019 年 2 月に

取りまとめた。

8 今後のスケジュール

※ こ の ス ケ ジ ュ ー ル は 、 夢 洲 ま ち づ く り 構 想 と 大 阪 I R 基 本 構 想 ( 案 ) よ り 作 成 し た も の で 、 変 更 す る こ と が あ り ま す 。

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2016 17 18 19 2020 21 22 23 24 2025 2026 ~

1期

2期

北ルート

南ルート

(年度)

土地造成・インフラ整備

鉄道整備

供用開始(2024年頃)盛土

浚渫土受入 地盤改良・盛土・圧密沈下 会場建設

土地利用開始(インフラ整備や開発区域内整備など)

地下鉄中央線延伸(北港テクノポート線)設計・工事等 供用開始(2024年頃)

2024年頃 2025年 2026年以降 将来

万博 跡地整備

コンテナターミナル

1 期

コンテナターミナル

2025万博

コンテナターミナル2 期

コンテナターミナル

3 期3 期

万博開催決定