HOTline2009-1 - JP

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1/2009 News from the world of test and measurement Simply stronger … the HBM innovation offensive ... now also including nCode, SoMat and LDS Instrumentation. _ データ収集 ... 最高精度とハイスピードデータ収集 _ データ解析 ... “ワンクリックで” 複雑な解析とレポート作成

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the HBM innovation offensive 1/2009 ... now also including nCode, SoMat and LDS Instrumentation. _ ... _ ... News from the world of test and measurement • • • • • • • SOLUTIONS SUPPORT CALIBRATION • • • : www.hbm.com/jp HBM – solutions for the complete product lifecycle HBM hotline 1 2009 2 >>

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1/2009News from the world of test and measurement

Simply stronger …the HBM innovation offensive... now also including nCode, SoMat and LDS Instrumentation.

_ データ収集 ... 最高精度とハイスピードデータ収集

_ データ解析 ... “ワンクリックで” 複雑な解析とレポート作成

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HBM hotline 1 2009

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全てのソリューションを一覧で: www.hbm.com/jp >>

HBM – solutions for the complete product lifecycle

HBMの計測技術とソフトウエアは、幅広い範囲の工業界において、新製品を市場に投入するまでの時間削減に大いに貢献

します。様々な工業界にとってHBMは“革新的な加速装置”となり、常に革新的な特徴と供に新製品やサービスを紹介し

続けています。

HBM.お客様の製品ライフサイクルパフォーマンスを最適化させるパートナー

• 品質ターゲットの維持

• ラインの設定時間や

ストップ時間の削限

• 製造工程の効率化

• トータルコストの最小限化

SOLUTIONS

SUPPORT

CALIBRATION

製造工程&オペレーション

デザイン・設計&最適化

テスト・試験&実証

• 開発時間の短縮

• 技術的なリスクを最小限に

• 材料とコストの最適化

• 開発費の効率化

• 試験工程のスピードアップ

• 効率的な試験の構築

• 最大限の確実性と精度を持つ試験・

評価

• コンポーネントと製品のライフサイ

クルの実証

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In this issue

Editorial

読者の皆様

私たちの事業を最終的に成功させるために必要なもの

は何でしょうか。現在の経済危機においては、これを

常に念頭に置いておくことが重要です。弊社のお客様

は、製造する製品のライフサイクル全体に関わる経済

発展、製造工程、さらにその用途という観点から見て、

HBM社のソリューションから大きなメリットを引き

出しておられると言えましょう。

弊社では、顧客企業が製造する製品のライフサイクル

を最適化できるよう支援し手助けをすることが、自ら

の責任であると考えています。そうした観点から最近

弊社では、評価の高い一流企業を買収することによっ

て会社組織を再編成し、市場でのポジションをさらに

強化しました。nCodeとの編成では、弊社には構造耐

久性ソフトウェアの専門家が強化されました。また

SoMatとでは、非常に強固なモバイルデータ収集の世

界的なマーケットリーダーが編成されました。さらに

弊社には、最大で毎秒100 MS/sまでのサンプリング

レートが可能な計測技術ソリューションが加わりまし

た。これは以前、LDS/Nicoletブランドで販売されてい

たものですが、詳細については後述します。

現在HBMは機械製品やメカトロニクス製品における

製品使用の全段階で、独自の専門知識とソリューショ

ンを組み合わせ、お客様にご提供しております。具体

的には開発、試験、製造からモニタリング、あるいは

センサ技術、計測用電子機器、データ収集ソフトウェ

アから解析およびシミュレーション用ソフトウェアま

で、さらにはバーチャル試験から物理試験、信頼性の

高い単一製品や計測チェーンから、全体的なソリュー

ションとサービスにいたるまでのすべてを網羅してい

るのです。

弊社が提供するすべてのサービスは、構造耐久性、ひ

ずみ計測、センサ技術、データ収集、およびソフトウェ

アにおける60年の経験に基づき培われたHBMの品質

と精度に支えられています。弊社では7箇所のエンジニアリング拠点に300人を超えるエンジニアと開発者を擁し、また世界各地に30ヶ所を超える専門的な現地法人を設置し、26箇所の販売ユニットやサービスユニットをサポートして、貴社製品のライフサイクルを

最適化するための支援を行っています。是非一度、弊

社のサービスをお試しください。

敬具 

Andreas Hüllhorst

HBM technologyスピードの限界を突破 ... 新しくなったGenesis HighSpeedシリーズ 04

nCode GlyphXE™ – 大量のデータ処理に強力なパワー 06

eDAQ from HBM SoMat – 堅牢なモバイル型データ収集システム 08

フレッシュなルック & フィール– catman®AP, Version 3.0 13

過酷な温度環境用の力変換器 17

低温度での変位変換器 17

満足できるコストパフォーマンス – T40 トルクフランジ 19

catman®Enterprise 5.0

最大20,000チャンネルまでを同時にデータ収集 23

HBM innovations, new products

試験・評価・計測の効率を向上させますQuantumX – 機械量・温度・電気的な値を収集するモジュラー構造

製品ファミリーが更に充実! 10

ピエゾ式製品ファミリーに新しい仲間

新しいデジタルチャージアンプ 16

Experimental stress analysis氷河特急に乗ったQuantumX 12

境界を超えて – 水中でのひずみ計測 14

QuantumXとcatman® ソフトウエアスイスのAescherトンネルにて 15

PCBもストレスに悩む?電気製品内のストレインゲージ 16

CANHEADdirectCANHEAD®用の新しいPCコミュニケーションモジュール 20

Quality control品質計測を可能にするHBM製品 EASYswitchを使ったスイッチ機構の試験 18

HBM seminarsもうご覧になりましたか? HBMドイツ本社にアプリケーションセンター開設 22

Andreas Hüllhorst,CEO HBM Group of Companies(HBMグループ会長)

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HBM technology 新しくなったGenesis HighSpeed*シリーズ

スピードの限界を突破…… サンプリングレートはチャンネル当たり100 kS/から100 MS/sを使用

Genesis HighSpeed製品ファミリーの登場により、HBMではこれまで到達していた周波数の1,000倍を超える周波数レンジを現在の目標としています。この製品ファミリーのハイエンドモデルは最新技術を駆使したもので、チャ

ンネル当たり最大で100 MS/sのサンプリングレートを実現しています。

図 1:Perceptionソフトウエアは、“センサからレポート作成まで”の完璧なソリューションです

ズズ

up top

100 MS/s/ sample rate per channel

Perception DAQソフトウェア強力でありながら簡単に使用できるPerception DAQソフトウェアが、

GENシリーズのすべての計測データ取得システムの基本となります。

PerceptionソフトウェアはWindows XPおよびVistaに対応し、32ビットアプリケーション用と純正64ビットアプリケーション用の両方が入手可能です。このソフトウェアは、インストールするとすぐに展開する

ことができます。ネットワーク設定の追加やプログラムドライバの設定、

転送用のエンコード設定も必要ありません。

Perceptionソフトウェアは、デバイスコントロールから、リアルタイム

のデータ取得と高速レビューのためのディスプレイ、そして多目的のレ

ポートまで、つまり「センサからレポート作成まで」の計測チェーンの

3つのエリアをすべてカバーします。この超高速ディスプレイで使用するのは特許取得のStatStreamテクノロジーで、数ギガバイトのデータ

をほんの数秒で閲覧することができます。

Genesis HighSpeedシリーズGenesis HighSpeedファミリーは、2つの異なるハードウェアシリーズから構成されています。中でも最も強力なのが GEN DAQ製品群です。

これらは実験施設のベンチ上で使用可能な一連のポータブルデバイス

で、すべての入力モジュールを共有しながら、19インチラックまたは

PC内に取り付けて使用することが可能です。

ラボバージョンおよびプラグインバージョンは、Ethernet経由でPCに

接続し、基本デバイスごとに28チャンネルから128チャンネルまでの記録が可能です。複数の基本デバイスを最大サンプリングレートおよび

トリガー同期で接続することにより、最大で1,080チャンネルまでの大型システムを構築することができます。

GEN5iには統合型PCと5個のスロットが装備されており、単一ハウジング内で記録、保存、評価を行い、さらに20チャンネルまたは40チャンネルのレポートサマリーを提供することができます。

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図 2: 1,080までの同時計測を高速チャンネルで、これは航空機用タービンの試験等では一般的に行われている構成です。

サンプリングレートはチャンネル当たり100 kS/sから100 MS/s物理入力モジュールはすべて絶縁されており、サンプリングレートは信

号処理を含めて100 kS/sから1 MS/sまでとなっています。こうした物

理入力モジュールはストレインゲージやロードセルへの使用に加えて、

加速度変換器に使用したり、あるいは単純に電圧信号用として使用した

りすることも可能です。これらのモジュールは通常、高速の破壊を伴う

材料試験や試運転、振動試験、エンジンやトランスミッションのテスト

セルなどに使用できます。

“高速”デジタイザのサンプリングレートは25 MS/sないし100 MS/s

で、差動入力および高精度の信号表示を確実に行うための14ビットのアナログ/デジタル変換器を使用しています。これらのデジタイザは、

例えばエアバッグの試験や航空宇宙産業における分離試験のような爆発

性の材料を使用する用途に有用です。その他の用途として、例えば固体

ロケット用の推進装置やエンジンエレクトロニクスなどの瞬間点火が挙

げられます。

これらの高速デジタイザの特殊バージョンでは、電気的に完全に絶縁し、

光ファイバー転送を使用しています。これにより、破壊的な試験では計

測用ハードウェアを計測機器から最大で数キロメートルまでの安全な距

離に設置することが可能になり、その他、この計測用ハードウェアは電

気絶縁計測にも使用できます。

* HBM Genesis HighSpeed製品は、以前はNicolet(ニコレ)ブランド

として販売されていました。Nicoletブランドは現在、Thermo Fisher

Scientifi c Inc. Corporationが所有しています。

■ Klaus Lang, HBM

詳細については、こちらをご覧ください。

http://www.hbm.com/jp

Ultra High-speed

DAQ

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HBM technology Innovative test and measurement software from HBM

- 大量のデータ処理に強力なパワー

何百または何千という計測チャンネルを持つデータ収集システムは、ギガバイト単位の大量の計測データを生成します。

しかしこうした大量のデータをすべて処理するのはかなり困難な場合があります。nCode GlyphXE™はHBMがお届けする最新の画期的な試験・計測用ソフトウェアです。メンテナンスの簡単なこのソフトウェアは、50GBファイルの簡単な処理を可能にすることで困難な課題を解決し、ほんの短時間でプロセスを自動化するためのプログラムやスクリプトを

提供します。新時代の高度な要求に応え続けるソフトウエアです。

図 1: 同期化されたビデオ画像付き計測データとGPSデータを地図上あるいはサテライトイメージで表示できます。

図 2: Google Earthへ直接エクスポートすることで機能の幅が更に広がります。

非常に迅速なデータ処理nCode GlyphXE™は、大量のデータを対象とした分析的な処理を作成する

ための直感的でグラフィカルなインターフェースを持っています。このソ

フトウェアがベースにしているのは特殊な構造耐久性分析用の先進的な

ツールであるnCode GlyphWorksで、これを使用して全般的な信号処理作

業を、しかも魅力的な価格で行います。

多くの分析ツールではユーザーが選択した機能が特定のデータセットに適

用されますが、nCode GlyphXE™の場合は、定義済みの機能を組み合わせ

ることによって、ユーザーがプロセスを端から端まで簡単に作成すること

ができます。

GlyphXEは、実際のデータ収集後に行う追加的な分析を目的としてcatman®

ソフトウエアにそのまま延長することが可能で、catman®のbinファイル

フォーマットを読み込むこともできます。また、データ収集に続いて

catman®から直接GlyphXEを実行することも可能です。もちろんHBMの

ファイルフォーマットに限定されている訳ではなく、MTS® RPC3、NI™

DIAdem、Microsoft® Excel、MathWorks™、MATLAB®、FAMOSな ど、

他のフォーマットにも対応しています。

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図 3: 自動化プロセスで生データを最終レポートへ

■ Jon Aldred, HBM

詳細については、こちらをご覧ください。

http://www.hbm.com/jp

メリット:

_ 試験データおよび運転データの処理にかかる時間の大幅な削減。 

意志決定に必要な情報が明示されるので、もうデータの山に埋もれ

て作業をする必要はありません。

_ 専門家用に複雑な分析結果を提供。しかし操作は簡単です。

_ 既存のノウハウを記録してさらに一貫性を向上させるため、プロセ

スを保存することが可能です。

_ 未加工データから直ちに最終的な文書結果を作成し、後はクリック

するだけで生産性向上のための報告書を作成します。

エンドユーザーの使用目的にしたがって、GlyphXE用の特別なオプショ

ンをご用意しています。具体的には、カーネルシステムを使用するとデー

タの視覚化が可能になり、統計、フィルタ(ButterworthおよびFITフィ

ルタ)、周波数分析(FFT)およびインタラクティブなデータ処理といっ

た解析機能によってレポートを作成することができます。また強力な演

算機能のおかげで、他のチャンネルから新しいデータチャンネルを計算

することが可能です。さらに追跡機能に革新的な方法を採用することで、

例えば特殊なGPS座標など、特定のデータ内における範囲識別が簡単に

実行できます。

追加オプション:

_ レインフロー分類(rainfl ow classifi cation)による広範囲のDSP、

タイム・アット・レベル(time-at-level)、Markowチェーン、レベル

クロッシング(level-crossing)およびPythonでのプログラミング。

これにより、ユーザー固有の機能やデータフォーマットを追加します。

_ ビデオディスプレイおよび衛星画像で使用するための特殊なGPS

データディスプレイを使用した同期表示。Microsoft MapPointに

埋め込むか、またはGoogle Earthにエクスポートします。

_ Terz解析によるノイズと振動、周波数反応、回転式機械用のウォー

ターフォール解析、および振動が人間に与える影響(ISO 2631、

ISO 5349による)。

HBMのウェブサイトからダウンロード可能な無料の計測テクノロジー現在、インターネットの世界では、“フリーウェア”アプリケーションの

ダウンロードが、分かりやすいビジネスモデルになっています。

GlyphXEの場合も、無料でライセンスが不要なバージョンがHBMのウェ

ブサイトからダウンロードできます。これにより、サポートされている

全ファイルフォーマットのデータを視覚化することが可能になります。

すべての機能を備えたGlyphXEソフトのトライアル・バージョンも入手

可能です。

カラー版のQuick Start Guideにより、初めて使用するユーザーでも製品

に関する知識を得ることができます。500ページにおよぶ追加的な資料には製品の詳細と用途が記載されています。

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HBM technology Introducing SoMat Products

堅牢なモバイル型データ収集システム

HBM SoMat eDAQは、最も過酷な環境下での試験に対応した密閉型のスタンドアローン・データ収集システムです。

HBM SoMat eDAQ は、最も過酷な環境下での試験に対応した密閉

型のスタンドアローン・データ収集システムとして、堅牢なモバイル型

データ収集システムの標準となっています。eDAQ は、モバイル型デー

タ収集に25年以上の経験と専門知識を持つチームによって頑丈なモバイル機器として設計されました。この経験から、最先端の信号処理

と広範囲のオンボードデータ処理、トリガー、そして複雑な演算も実

行可能な性能が生まれたのです。

Rugged(堅牢)

_ 密閉構造(IP65)

_ Swept sine試験98 m/s2(10 g)

_ 動作温度環境-20 ̊ C~+65 ̊ C(-4 °F~+149 °F)

_ カスタムLinux OS

_ SIEファイルフォーマット

「堅牢性」という言葉は、人によって意味合いが異なります。弊社のお

客様にとってその意味は、「この装置(eDAQ)はトラックから落ちて、

つながっているケーブルで引きずられても大丈夫」、あるいは「オート

バイが衝突してもデータのアップロードができる」と言ったところでしょ

うか。もちろんこれは、98 m/s2(10g)までのSwept-sine法で試験

済みのシステムにとっては大したことではありません。eDAQは密閉シ

ステムですから、冷却用ファンもなく、フィルタも、オープンカードも、

駆動装置もありません。本製品をご利用のお客様なら、油圧ホースが

破裂してオイルがあたり一面に飛び散っても、あるいは砂漠の中での

試験中に風が吹いて砂が吹き込んでも全く気にする必要はありません。

製品試験は非常にコストのかかる業務です。そして堅牢性は単にアプ

リケーションの側面に留まらず、信頼性と同じ意味を持ちます。eDAQ

は、市販のコンポーネントから組み立てた製品ではないので、Microsoft®

Windows上では実行できません。堅牢なモバイルデータ収集という

唯一の目的のために、独自設計のレイヤーと指定されたコンポーネン

トを使用して設計されています。eDAQは特注のLinux OSおよび破壊

不可能なSIEフォーマットのファイルを持っています。つまり普通のパ

ソコンのように、「青い画面が表示されて、データが失われてしまった」

という筋書きになることはありません。

Mobile(モバイル)

_ 特に車両試験に適様に設計

· エンジン起動時に対応できる電源

· 入力電圧10~60 VDC

_ モジュラー構造(フレキシブル)

_ Ethernetコミュニケーション

· Webブラウザインターフェイス

_ 車両バスネットワーク及びGPSをサポート

データ収集システムの中でも、設計を一から始めてモバイル機器にま

で完成させている例はほとんどありません。eDAQの機動性は後知恵

の産物ではありません。他の多くのいわゆる「モバイルシステム」の

ように基本的に実験装置だったものを頑丈なハウジングに収納して異

なる製品番号を付けただけの製品ではないのです。eDAQは、特別に

モバイル用途を目的として設計されていますから、このシステムを動

作させるための入力電源も10~55 VDCと広範囲になっています。

写真:いかなる情況においても速くて確実なモバイルデータ収集を提供するHBMのSoMat eDAQ製品ファミリー

®

Rugged, Mobile Data Acquisition

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®®

9

図: SoMat eDAQシステムは、堅牢さが必要な環境下、モバイルのデータ収集タスクに完璧に適応します。

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図: レインフローヒストグラム

内蔵のバックアップ用バッテリーが予想外の電力損失や電圧低下から

eDAQを保護します。

eDAQは、物理データ、車両バスネットワーク(vehicle bus network)、

およびGPSの相互関連付けの分野では最先端を行っています。CAN

2.0B(J1939)、J1850 VPW、J1708、ISO 9141(KWP 2000)などを含む多くの輸送バスパラメータがそのサポートを受けています。他

のデータ収集製品とは異なり、車両バスチャンネル(ネットワーク当た

り最大で254)はアナログ入力チャンネルを必要としません。車両バスチャンネルのカウントは事実上無制限です。

eDAQ はイーサネットによる通信を使用して、それ自体のウェブサーバ

を設定可能な IPによってホストしています。試験の開始や停止、また

データのアップロードの際にも特別なソフトウェアは必要ありません。

この組み合わせによりeDAQでは、社内のファイアーウォールをバイ

パスして、ワイヤレスのWWANモデムを経由した通信を簡単に行うこ

ともできます。世界中どこにいてもeDAQへのアクセスが可能です。

Data acquisition(データ収集)

_ 全チャンネル同期したチャンネル設定、データ収集

_ SoMat DataModes™によるリアルタイム演算処理

_ 多様なデータ処理、トリガ機能

データロガーならどれでも時間履歴の収集は可能ですが、eDAQはロ

ガーではありません。多様なオンボードデータ処理の実行能力を持つ

データ収集システムなのです。データの収集範囲には、カスタム計算

したチャンネル(custom-computed channels)、トリガー、ゲート、ブー

ル演算式、SoMat DataModes™などが含まれます。SoMat Data

Modes™を使用すると、ユーザーは複数の取り扱いが容易な解析フォー

マットでデータを保存することが可能になります。保存可能なデータ

には、バースト履歴、タイム・アット・レベル、イベントスライス(event

slice)、ピーク・バレー、レインフロー・ヒストグラム(rainfl ow histogram)

などが含まれます。カスタム計算したチャンネルは、どのような演算

式でも独立したチャンネルまたはトリガーとして計算することができ

ます。このチャンネルには、例えば異常検出、角速度、ステートマッパー

のような、一般的なエンジニアリング用方程式で使用する定義済みの

計算チャンネルも統合されています。

堅牢なモバイル型データ収集システムに関して言えば、SoMat eDAQ

およびeDAQliteデータ収集システムほど高速で信頼性の高い作業を

してくれるシステムは他にありません。これらのシステムは、最も過酷

な環境下でも最適な性能レベルを維持するように製造されています。

継続的な開発とさらなる性能強化を目指す取り組みにより、お客様に

は今後も長年にわたってこれらのシステムを安心してご利用いただけ

ます。是非、弊社のエキスパートに貴社のお手伝いをさせてください。

私たちはどこへでも出かけて行きます。そして対象を

選ばずに、どの様な試験でも行います。

詳細については、こちらをご覧ください。

http://www.hhm.com/jp

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ストレインゲージ式ハーフ・フルブリッジ

電磁誘導式ハーフ・フルブリッジ

LVDT

ピエゾ式変換器(電流方式、抵抗性)

熱電対(type K、J、S、T、R、E、N、B)

PT100, PT1000などの測温抵抗体

周波数及びパルスカウント、SSI、PWM

電圧

電流

CANbus

XXL hardware

– 機械量、温度、電気的な値を収集するモジュラー構造製

試験・評価・計測の効率を向上させます

Transducer

時は金なりHBMの革新的なデータ収集システムであるQuantumXとなら、お客様の

計測プロジェクトは高速道路の追い越し車線に乗ったようなものです。

有意義な計測結果により速く到達 - それも精度や確実性を低下させるこ

と無くです。QuantumXは、データ収集に真の価値を生成させます。

物理量計測において:接続・計測・解析QuantumXは、お客様の計測タスクがどんなに特別なコンビネーション

であったとしても、広範囲な種類の変換器からデータを収集することが

できます。モジュラー構造と極めて多数のインターフェイスという特徴

のおかげで、QuantumXは、集中型・分散型データ収集のどちらであっ

ても、最初の選択肢となるわけです。

全てのチャンネルで同時計測でありながら、オプションの組み合わせは

数件から数百件と、そのフレキシブルさが光ります。一般的なEthernet

技術が、データ及びコミュニケーションインターフェイスとして使用さ

れています。

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HBM innovations製品ファミリーが更に充実!

QuantumX – 数えきれない程のオプションを形成するモジュラーシステム度量衡アプリケーションにおいては、計測点にできるだけ近いところで

計測値をデジタル化する方が優位です。このためには、分散型モジュー

ルであることと、それらがbusリンクで繋がれることが要求されます。

それぞれのQuantumXモジュールは2つのインターフェイスによってサポートされています;同期用のFirewireとデータ転送用のEthernet TCP/

IPです。これにより、同期が取れた最大24モジュールが1つのサブシステムとして稼働します。複数のサブシステムを組み合わせれば、大きな

システムとして構築でき、オートメーションシステムにリアルタイムま

たはPC接続させることができます。これら2つの接続をパラレルで使うことも可能です。

オートメーションシステムへの接続は、EthernetベースのEtherCATの

ようなFieldbusインターフェイスを持ったゲートウェイを介してなされ

ます。

QuantumXのシステムはパフォーマンステストやファンクションテスト

の試験場で、工程管理試験技術の中で、研究所内で、耐久試験で、長期

モニタリングで、温度試験での評価と認証で、またシグナルコンディショ

ニングで、と多彩な場面で使用されます。

QuantumX – アプリケーション例

_ 輸送関連(航空機、鉄道、海運など)

_ エネルギー(水力発電、風力発電など)

_ 産業機械(射出成形機、油圧プレス機など)

_ 環境エンジニアリング

_ 工業用プロセス

_ 構造的エンジニアリング/建築物

_ 研究・開発

HBMはセンサ・変換器、計測機器、ソフトウェアと、計測に必要な

全てを完璧な計測チェーンとして1社で供給します。そのため操作に一貫性が出て、取り扱いがしやすいソリューションとなります。

■ Christof Salcher, HBM

詳細については、こちらをご覧ください。

www.hbm.com/QuantumX

XXL software

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自動車運搬用列車 自動車運搬用列車 自動車運搬用列車 機関車 制御室に使用機関車

計測対象 60 m 計測室

計測点

モジュラー構造QuantumXを持った制御盤

ネットワークケーブル、60m(179ft)

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Experimental stress analysis

鉄道の安全性を確実にするTÜV SÜD Rail...TÜV SÜD Railは、ヨーロッパ全体の鉄道会

社にサービスを提供しています。この会社

が重点を置いているサービスの一つに、様々

な条件下における鉄道列車とその構成部品

に関するテストと計測があります。テスト

ベンチ上だけでなく、スケジュール通りの

運転中にも計測は実行されます。HBMはこ

の試験機関を、計測と処理、物理的な計測

量の評価を行うための計測機器などでサ

ポートしています。

...手荷物の中に収まるサイズのQuantumXレーティシェ鉄道のフラットカートレイン

の検査では計測技術に関連した要求事項が

非常に複雑だったため、TÜV SÜD Railはあ

らゆる分野でQuantumXを使用しました。

輸送する列車の寸法と運転条件(車を積載

した時の重量など)で、計測機器を積むた

めのスペースがほとんど無くなるなどと

いった、列車の計測で典型的に見られる困

難な条件下でも、HBM社が開発したユニ

バーサルデータ収集システムにより、精密

な計測が可能になりました。

計測対象となった輸送用の貨車は列車全体

の中程に配置されていますが、計測の担当

者が占有できるのは列車の最後部にある制

御室しかありません。しかも約100チャンネル、1,200Hzのサンプリング速度を使用

した計測の継続時間は20~30分程かかるため、1回の計測当たりのデータフローは

500MBを超えていました。

QuantumXだからこそ、初めて計測可能になりました !この様な理由から汎用性と柔軟性の高いシ

ステムが求められ、AD変換に加えてセンサ

およびフィルタへの信号もシステムによっ

て行うことが新しいシステムに要求されま

した。しかも、これらすべてがフラットカー

トレインの下に設置可能なサイズであるこ

とも大きな条件でした。そのソリューショ

ンがQuantumXだったのです。

詳しくは ... www.hbm.com/jp

レーティシェ(Rhätische)鉄道に代わり、TÜV SÜD Railの検査官らは、この鉄道会社が海抜1,000メートルの高さに作った鉄道網に沿い、フラットカートレイン(自動車運搬用列車)でのテストを実施しました。スイスのグラウビュンデン州で、長

さ20キロのフェライナ(Vereina)トンネルを通過するこの鉄道においても、安全は最優先事項です。

写真 1:QuantumX制御盤

図 2:フラットカー(自動車運搬用列車)下にアレンジされたストレインゲージ計測点

TÜV SÜD Rail:氷河特急に乗ったQuantumX

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バージョン3.0の画面は、リボンスタイル(ribbon style)とも呼

ばれるハッとするような斬新な印象。catman®AP 3.0ソフトウエアでは、新しいMicrosoftスタイルと同様のこうした変化も取り入れて

います。タスク指向性の重視と、主な機能をカバーする迅速なナビゲー

ションにより、このリボンスタイルのインターフェースはユーザーに

とって直感的で使い易いものになっています。

catman®AP 3.0 に装備されている全く新しい機能:

_ チャンネルチェックモジュールでは、内部基準値、および

内部または外部の校正抵抗を通した変換器接続を使用して

MGCplusアンプの点検を行います。点検結果は、計測を

行う前に表示して文書化することができます。

_ 極線図を使用した全角度にわたる計測値の具現化、または

ライブFFTディスプレイを使用した周波数スペクトルの視

覚化。

_ DataViewerは、計測データの概要を表やグラフの形式で

直ちに表示し、さらに少数の統計特性量および追跡可能性

データを用いた要約も表示します。

フルバージョンのソフトウエアcatman®APパッケージに加えて、デー

タの取得とディスプレイに機能を絞ったベーシックバージョンの

catman®Easyもご用意しています。試用バージョンは、HBMウェブサ

イトのSupport and Servicesからダウンロードすることができます。

■ Jens Boersch, HBM

詳細については、こちらをご覧ください。

http://www.hbm.com/jp

表 1から 3データ表示とリボンスタイル、レポート、スクリーンショットパネル-自動化されたテストシーケンス

HBM technology catman®AP – software Version 3.0

フレッシュなルック&フィール(新鮮な画面の印象と操作感):catman®AP - 計測エンジニアのためのすべてを装備したソリューション計測エンジニアが行う計測業務のために、HBMではcatman®APを含む完璧なソフトウエアパッケージを提供しています。視覚化、解析、および報告書作成のための計測作業の準備から、完全な試験シーケンスの個別化した自動作業まで、広い範囲の

業務をサポートします。

HBM hotline 1 2009

:::

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HBM hotline 1 2009

...

海洋上 計測センター(本部)(陸上でのデータ解析)

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2

3

100

MGCplus

風力発電に適した土地が次第に減少しているため、海上に建設

される風力発電所も見うけられるようになりました。その一つが

ドイツ初の海上ウィンドパーク“alpha ventus(http://www.

alpha-ventus.de)”で、北海のボルクム島にほど近いFIN01研究プラットフォーム付近に位置しています。

HBMでは2003年に、このFIN01プロジェクトのために水中ひずみ計測用の特殊な被覆材を開発しました。ストレインゲージの計

測ポイントとMGCplusアンプにより、砂地に基礎を設置した鋼鉄

構造体の挙動に関する重要なデータが得られました。

OGOWin - HBMが提供する電子式および光学式ファイバー・ストレインゲージ2008年の秋に、弊社ニュースレター(http://www.hbm.com/

newsletter)の中でOGOWinプロジェクトについてご報告しまし

た。ブレーマーハーフェン(Bremerhaven)にある5MW施設(ジャ

ケット構造体)の試作品では、この設備の静的および動的な挙動

からその運用に関しての結論を引き出すことを目的として、

HBMが製造した電子式および光学式のストレインゲージが

使用されました。光ファイバーを使用したひずみ計測で

は電流を使用しないため、水中での用途には特に有利

です。光ファイバーは水の影響を受けにくいため、

1本の供給ケーブルに12個ものひずみ計測装置を

接続することができます。構造体の上で電子と光ファイバー・ス

トレインゲージを組み合わせることにより、これら2種類のテクノロジーを比較することができます。

RAVEプロジェクトのための風力エネルギーシステムHBMテクノロジーを使用もう一つのプロジェクト(RAVE)では、ウィルヘルムスハーフェ

ン(Wilhelmshaven)にある「ドイツ風力エネルギー研究所」

(DEWI)の代行として、HBMが風力エネルギーシステム(トライ

ポッド、三脚)の取付を行い、30メートルほどの深さにあるシステムのフィールドデータを収集しました。

ノルウェーのトロンヘイムの近くにあるエイカー(Aker)社のドッ

クでは、このトライポッドの最終組み立て段階をフルスピードで

進める一方で、HBMとDEWIの作業チームは約4週間の間に長さ数キロメートルに及ぶケーブルを設置して約100個のストレインゲージを取り付けました。このケーブルでつながれた巨大建造物

と、5基のよく似た設計の建造物は、冬の終わりには公式に公開される予定です。MGCplusアンプに計測信号を送信するため、さ

らに何百本ものケーブルが設置されました。catman®Professional

ソフトウェアがデータをコンピュータ上に保存し、光ファイバー

リンクを経由してパケット単位で陸上に送信します。

Experimental stress analysis 水中でのひずみ計測

エネルギー・アドベンチャー : 境界を超えて

ますます増大するエネルギー需要と気候変動の影響は、これからの新時代に課せられた大きな課題です。

そうした中で、代替的なエネルギー源の活用が非常に重要な役割を果たすでしょう。

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写真: チューリッヒ西側にある Aescherトンネルの東口

Experimental stress analysis

構造体のモニタリングは、その信頼性に大

きく貢献します。最適なモニタリングを確実に

行うために、計測システムには様々な要求が課

せられます。以下に示す用途では、スイスにあ

るトンネルのモニタリングをかなり低いサンプ

リングレートで実施しています。それでもなお、

画面上の計測値をオンラインで追跡することが

可能でなければなりません。

用途とその必要条件トンネルや橋梁、あるいは建物の構造体をモニ

タリングしている場合、長期間ではさらに顕著

になると思われる建造物の変化を、いかに検知

するかが問題となります。そうした変化に早め

に気付くことができれば、適切な対策を講じる

ことで、コストの節減が可能になります。チュー

リヒに近いAescherトンネルでは、QuantumX

モジュールと catman®Scriptから構成された

計測システムに、このタイプのモニタリングを

適用しています。このスクリプトでは、トンネ

ルの天井に設けた個々の計測ポイントを計測で

きるだけでなく、その計測値の表示や、さらに

はy(t)ダイアグラム上でのリアルタイム表示

も可能となります。継続的なモニタリングの実

施中は、24時間ごとに最大値、最小値、および平均値が保存されます。

■ Johannes MatttsおよびMichael Stahlecker, HBM

詳細については、こちらをご覧ください。

http://www.hbm.com/jp

計測アクティベーションが、計測機器を初期化し、計測プロセスを開始させます。

HBM hotline 1 2009

写真:水平なトライポッドの設計

スイスのAescherトンネルにおけるQuantumXと

catman®Scriptを使用したトンネルのモニタリング

陸上からの継続的なモニタリングでは、HBMの

ノウハウが荷重のかかり方と建造物の老化の評

価に役立ち、メンテナンス間隔の最適化が可能

になりました。

今後直面する新しい課題ウィングの長さが90メートルに、また鋼鉄構造体の重量が1,000トンになる可能性があるため、設計では技術的な限界に挑むことになります。

参考までに、エアバスA380は長さが約72メートル、本体のみの重量は280トンです。2009年の春には、HBMの計測技術によってフロー

ティング型の風力エネルギーシステムのモニタ

リングを開始し、夏には潮力発電所での使用が

計画されています。

■ Jens Boersch, HBM

詳細については、こちらをご覧ください。

http://www.hbm.com/jp

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HBM hotline 1 2009

新しい機能 ...HBMのCMD600デジタルチャージアンプは、最大600,000pC(picocou

lombs)まで、最高計測振幅20kHzまでのピエゾ式センサと使用できます。

入力計測範囲は自由にスケール可能で、小さな信号は品質を損なうこと

なく高い分解能で提供されます。

これは、ピエゾ式センサがいくつかの計測範囲を持ち、それが小さな力

に対しても使用できる優位点を持つことを表しています。高い許容過負

荷は機械的な確実性をもたらし、サービスライフを向上させます。過負

荷はデジタル出力とLEDによって明示されます。

オペレーティングコンセプト ...新しいCMD600チャージアンプは、ネットワーク内で認識されたデバイスの、パラメータ設定やビジュアル化をするためにEthernetイ

ンターフェイスを持っています。また、リモートメンテナンスができる

ようCMDアシスタントソフトウェアもあります。計測値は長期間保存が

できます。

もしPCが無い場合には、アンプはデジタル入力にて、また負荷による方

法や、稼働中の計測サイクルを通してTeach-inでスケールすることがで

きます。さらに付け加えるなら、全てのセンサ設定を内蔵されたTEDSチッ

プが保存できます。これにより、流れに従うように素早くアンプはパラ

メータ設定され、インストールにかかる時間が削減できます。

■ Michael Guckes, HBM 詳しくは ... www.hbm.com/jp

Experimental stress analysis 電機製品内のストレインゲージ

電機製品製造において、PCBはどんどん複雑になり、

より過密な設計になっています。過密な機構を施して

いる間やその後の工程において発生する機械的なスト

レスは、電気製品にダメージを与えることもあります。

応力や機械的ストレスのような機械的負荷に対する制

限がしばしば指定されます。そう複雑ではないPCBの

場合、それはおよそ 850μm/m; 複雑なPCBの場合

はおよそ450μm/mとされます。これらの機械的ス

トレスはPCBに直接貼り付けられた、HBMのYシリー

ズのLY4リニアゲージやRY9ロゼッタゲージのようなストレインゲージで計測できます。1.2mm×2mm と

いうほんの小さな寸法の新しいマイクロストレイン

ゲージは、特にこのような計測に適しています。データ

の収集にはHBMのMGCplusアンプシステムとcatman®

ソフトウェアの組み合わせが適しています。

プラグアセンブリや回路試験、PCBインストールの工

程中で、しかもハンダポーションが高温であっても計

測は行われます。

■ Dirk Eberlein, HBM

詳しくは ... www.hbm.com/jp

New products CMD600 – 新しいデジタルチャージアンプ

ピエゾ式製品ファミリーに新しい仲間ピエゾ式センサは、そのコンパクトさ・堅牢さと高い動的応答性から、

研究所や製造工程など、たくさんのエリアで使用されています。

PCBもストレスに悩む?

図: PCBアセンブリ工程中での高すぎる応力をストレインゲージで発見することができます。

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高温、氷雪のような冷たさ、湿気や湿度 - 力変換器には様々

な環境条件での使用が求められます。HBMの力変換器は幅広い

範囲のアプリケーションにおいて、前述のような過酷な環境下で

さえも、最も確実であることが証明されています。高温状況では、

圧縮方向でC2力変換器、圧縮引っ張りの両方向でU2B力変換器

が推奨されています。+120℃までで使用可能な特注バージョンもあります。定格(公称)温度範囲が-40℃から+120℃という

HBMの新しいCFTピエゾ式力変換器とCFWピエゾ式フォースワッ

シャは、高温及び低温アプリケーションには最適な製品群です。

■ Thomas Kleckers, HBM

詳しくは ... www.hbm.com/jp

WAシリーズの変位変換器高いパフォーマンスを持つブレーキケーブルを自動車メーカへ供給する

名高いサプライヤは、その製造にあたり2~3ヶ月をピリオドとした広範囲に亘る長期間試験を条件としています。ブレーキケーブルは、

-40℃から+120℃の間で温度変化するチャンバー内にそのまま放り込まれます。負荷周期は10負荷サイクル /分です。HBMの変位変換器は、

厳格な誤差を超えてはいけない長さの変化を記録することが可能です。

プローブガイドのメカニズムがオイルで潤滑させる従来の変位変換器

は、このような環境下では低温によってオイルの粘度が高くなり壊れて

しまいます。フィーラーロッドが高精度に仕上げられガイドメカニズム

に使用しているマテリアルが特に最適な為、WAシリーズの低温度に適

した変位変換器は潤滑油を必要としません。数々の実際的な試験が、

WAシリーズが交互に起こる負荷に充分耐え、能力を失わないことを示

しています。

■ Markus Haller, HBM 詳細は ... www.hbm.com/jp

HBM technology 過酷な温度環境用の力変換器

HBM technology WAシリーズから低温度での変位変換器

HBM hotline 1 2009

ファイヤーとアイス

写真1:

C2およびU2B

力変換器

写真 2:CFWピエゾ式力変換器とCFWフォースワッシャ

クールな奴

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ETHERNETNET

スイッチ機構の試験

コントロールシステム

INDUSTRYmonitorが入ったPCプロセスデータ保存(結果 / 計測値)

コミュニケーション

MP85A-S EASYswitch

• 計測値

• リミット値

• モニタリング パラメータ 計測信号

• 変位• 力

PACElineセンサ(力)

スイッチ機構

インクリメンタルエンコーダ(変位)

コントロールシステム• スタート• ストップ

HBM hotline 1 2009

18

これらは、試験施設および生産現場の両方に

おいて、HBMのEASYswitchチェック装置を使

用してこそ点検および文書化が可能となる機能

上の特性です。

HBMシステムは、高い許容過負荷を持つ圧電

型のPACElineセンサから構成されており、最

小限の作動力でも検出が可能です。チャージア

ンプが信号を変換し、その信号をEASYswitch

プロセスコントローラが評価します。切り替え

装置の作動力と電気的機能の両方が計測されて

評価されます。

HBMの INDUSTRYmonitorは視覚化に使用す

るソフトウェアです。このソフトウェアを使用

することで、実行中のすべてのプロセスとオペ

レーティングパラメータを表示してPC上に保

存することが可能になります。INDUSTRYmonitor

はユーザーが管理することから、生産だけでは

なく試運転やシステム診断にも使用することが

できるため、後の品質管理および追跡可能性を

確実にします。プラントの全体は、PLCによっ

て制御されています。EASYswitchプロセスコ

ントローラによる同期化には、制御システムの

Profi netインターフェース上で実行可能なTCP/

IPプロトコルが使用されます。これにより、近

代的な工場全体を結ぶネットワークの実施も可

能になります。

■ Michael Guckes, HBM

詳細については、こちらをご覧ください。

http://www.hbm.com/jp

Quality control EASYswitchを使ったスイッチ機構の試験

品質計測を可能にするHBM製品

ライトのスイッチおよびコントロール機器や安全工学機器の切り替え装置は、長期間にわたって正常に機能しなければなりま

せん。こうした理由から、完璧なオペレーションによって完全な品質を維持するために生産中の点検が実施されます。手動で

操作するスイッチでは、各操作がそれぞれ追加的な検査特性となります。

電気的接触メカニズムを持ったスイッチ機構

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HBM hotline 1 2009

T 40は、トルク計測の世界に新しい指標をうちたて、テストベンチでの高精度で高い再

現性を持った計測結果を実現させました。そ

れはまた非常に堅牢で、周波数範囲最高2,000Hzまでで35g以上の加速にダメージ無しで

耐えることができます。

T40を拡張させるTIM40トルクインターフェイスモジュールは、計測信号の設定やそ

れらをAnybus®を介してFieldbusシステム

へ導入させます。スタンドアロンのシステム

としても、T40はオールラウンダーとして種々のアプリケーションに最適です。

■ Rainer Schicker, HBM

接合溝内のトランスミッタコイル

www.hbm.com/jp >>

満足できるコストパフォーマンス

定格(公称)トルク200N・m~10kN・mが勢揃い

エンジンやトランスミッション、ロールテストベンチで特に使用するトルク変換器に対しては、フランジタイプでありながら

比較的低価格で堅牢さを求める声が高まっています。

その声に応えるT40は今、200N・mから10kN・mまでで7種類の定格(公称)トルクを揃えており、定格により最高20,000rpmまでの回転速度に対応します。

振動試験での T40トルクフランジ

T40トルクフランジと TIM40トルクインターフェイスモジュール

HBM technology T40 – トルクフランジ

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ベースモジュール

アンプモジュール

ベースモジュール

CANHEAD® CANHEAD®

アンプモジュール

10 x 計測点 10 x 計測点10 x 計測点

アンプモジュール

ベースモジュール

ターミネーター

CANHEAD®

USB

供給電源

CANHEADdirect

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HBM hotline 1 2009

接続可能な変換器と利点_ 3線、4線式回路のシングルストレインゲージがケーブル影響

を補正

_ フル・ハーフブリッジのストレインゲージ式変換器

_ 搬送周波数により干渉影響とノイズが最小限に

_ ±10V DC 電源の計測

Experimental stress analysis CANHEADdirect – CANHEAD®アンプ用の新しいPC  

コストを減らして計測点からダイレクトにデータを検出するCANHEADdirect は5台までの分散されたCANHEAD®モジュラーアンプを、USBを介してPCへ費用効果の高い接続をさせます。10チャンネルCANHEAD®モジュラーアンプは、計測点のすぐそばでデータをダイレクトに検出します。ケーブルが短くなることで、設置がとても簡単になり、コストと時間をも削減させます。

図:CANHEAD® モジュラーアンプと CANHEADdirectコミュニケーションモジュールのシステム構造

CANHEADdirectシステム_ 10チャンネルCANHEAD®モジュラーアンプへの変換器接続

は、クランプ接続又はRJ45プラグ(CB1016)で

_ 5台のCANHEAD®モジュラーアンプを1ラインでCANHEADdirectへ接続

_ データ転送、電源供給、同期をCANbusで

_ CANHEADdirectはUSBでPCへ直接接続

_ 計測システムの全長は最大250mまで(システム構成による)

_ サンプリングレートは最高300Hz/チャンネル  

(CANHEAD®モジュラーアンプの数による)

_ 全てのチャンネルにおいて同時計測及び同期化

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コミュニケーションモジュール

表:CANHEAD®モジュラーアンプと CANHEADdirectコミュニケーションモジュールの特徴

ベースモジュール

最大10計測点/モジュールアンプモジュール 最大10計測点/モジュール

CA1030

コミュニケーション  モジュール

CB1014 CB1015 CB1016 CB1010

NEW

direct ddCANHEAD

CANHEADdirectモジュール_ USBでPCへ手軽に直接接続

_ 外部供給電源によるCANHEAD® ラインの印加電圧

_ 機能チェック用のLED

_ CANからUSBへのコンバーション

_ CDにてドライバソフトウェアとプログラム例が付属

適用アプリケーション例_ 実験的・構造的応力解析

_ 小規模・中規模の機械的構造物のデータ収集

_ 違った種類の機械量を計測するファンクションテスト

制御/データ解析_ catman® /Windows XP, Vista ソフトウェアを使用し

た計測データの収集及び評価

_ 付属のAssistant Softwareで簡単にCANHEAD®を

セットアップ

■ Marc Zürn, HBM

more...

www.hbm.com/CANHEAD

- CAN-USBデータ転送用インターフェイス

- 最大5台までのCANHEAD®が接続可能

- 外部電源供給ユニットによる電流供給

• ストレインゲージフル ブリッジ

• ストレインゲージハーフブリッジ

• ±10V DC電源

- 各チャンネル毎に変換器タイプは選択可能

- RJ45プラグで簡単な変換器接続

シングルストレインゲージ4線式

- RJ45プラグによるワイヤリング

- ケーブル影響を補正

- 難しい温度環境下での使用に最適

- 簡単な接続

シングルストレインゲージ4線式

厳しい温度環境下でのケーブル影響の完全補正が必要な場合に最適

- 以下から対応ゲージ抵抗を選択120Ω、350 Ω、700 Ω、1,000 Ω

- 温度補償用の追加計測チャンネル

- 内部又は外部シャント抵抗によるシャントキャリブレーション

シングルストレインゲージ3線式

費用対効果抜群、安定した計測環境向き

- チャンネル毎にA/Dコンバータを搭載

- 干渉影響を最小限にする600Hzの搬送周波数

- ストレインゲージへの 印加電圧

HBM hotline 1 2009

Page 22: HOTline2009-1 - JP

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HBM hotline 1 2009

ドイツ・ダルムシュタット(Darmstadt)にあるHBMの本社工場では、

「HBM Academy」と称して、お客様向けセミナーやトレーニングが行わ

れています。そのセミナールームへ入るまでのエリアに、まるで科学博

物館を思わせるようなショールームが完成しました。

セミナーを受講されない方も、こちらは自由にご覧頂くことができます。

ショールーム内には、様々な度量衡関連アプリケーションをご覧頂ける

デモや、実際に使用されている所を撮影したビデオが常時展示・放映さ

れています。

ヨーロッパへお越しの際は、ちょっと足を伸ばしてHBMのショールーム

へお立ち寄り下さい。

お申し込み・お問い合わせはこちらまで(入館には事前のお申し込みが

必要です)

e-mail:[email protected]

現地言語でのセミナー・トレーニングは、各国のHBMが開催しています。

お問い合わせに限らず、セミナー・トレーニングに対するご希望やご要

望なども是非お寄せ下さい。

お問い合わせ・ご要望などは

www.hbm.com/jp の右上にある「お問い合わせ」から

■ Thomas Hesse and Angela Bäumel, HBM

more... www.hbm.com/academy

写真2: テクニカルのエキスパートが、機器やソリューションに関する詳細な説明や、デモ器での計測データをご覧に入れます。

HBM seminars HBMアプリケーション&トレーニングセンター

もうご覧になりましたか?

HBMドイツ本社に新しく設置されたアプリケーション&トレーニングセンター

写真1: ダルムシュタットの新しいショールーム:お客様がゆっくりご覧頂ける広大なスペースに最先端の計測機器が展示されています。

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HBM technology catman®Enterprise 5.0

出版に関する詳細

HBM hotline 1 2009

最大20,000チャンネルまでを同時にデータ収集HBMは、20,000チャンネルまでの大がかりな構造的応力解析の計測システムで同時にデータ収集ができる、catman®Enterprise

計測ソフトウェアのバージョン5.0の発売を開始しました。20,000チャンネルまでの同時計測をサポートするcatman®Enterprise

Ver5.0 は、構造的応力解析の中でも、特に大きなスケールの計測

システムに最適です。計測のセットアッププロセスを機能的に加

速させ、ストレインゲージの計測点の最適化を自動化させます。

・ 20,000 チャンネルまで簡単に構成できる

・ サーバ上で複数ユーザのオンラインアクセスが可能

・ 全てのストレインゲージ計測点において自動ワイヤ

チェック

・ センサデータベースが変換器とアンプを設定

・ トリガイベントに対する構成的なリアクション  

(e-mail、log book、等)

・ catman®と ActiveX® ソフトウェアにリンク可能

更に詳しくは ...

www.hbm.com/jpで

発行者

HBM GmbHIm Tiefen See 45D-64293 DarmstadtGermany

Email: [email protected]

編集部HBM Marketing Communication(マーケティング情報伝達部)

編集者Klaus Bathe

デザイン&美術www.contrust-design.de

印刷所Frotscher Druck GmbH, Darmstadt, Germany

HOTline is issued twice annuallyand distributed free of charge.

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12.09-01-00TS2842-1.0 en

本    部 〒101-0048 東京都千代田区神田司町2-6 司町ビル 4階 TEL 03-3255-8156 FAX 03-3255-8159関西営業所 〒532-0003 大阪府大阪市淀川区宮原3-5-24 新大阪第一生命ビル 11F TEL 06-6396-8507 FAX 06-6396-8509URL www.hbm.com/jp E-mail [email protected]

スペクトリス株式会社HBM事業部

HBM News

NEW: QUANTUMX - THE MODULAR PRODUCT FAMILY …

QuantumX – 小さなボディにXXLサイズのパフォーマンス

HBMのQuantumXユニバーサルデータ収集システムファミリーは、新たなユニットが次々と登場し、正確さ、速さとフレキシブルさにおいて、

データ収集の世界に新しいスタンダードを打ち立てています。

新しいユニット詳細や使用例などは、HBMのホームページ内に多数掲載

しております。QuantumX の詳細についてはQuantumXサイトで詳し

く掲載しています。

http://quantumx.hbm.com/jp/

その他データ収集システムはこちらから。 www.hbm.com/jp