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H-7650 透過型電子顕微鏡 使用方法
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H-7650透過型電子顕微鏡使用方法
精密分析室
2013/9/18
目次
終了
始動
試料交換 取り出し方
焦点あわせ
回折スポットを中心にする方法
LaB6フィラメントのガス出し
電圧を印可し、ビームを出す 電圧を印可し、ビームを出す2
電子線のセンタリング 電子銃の調整
試料交換 入れかた
電圧中心のあわせ方
ワブラによる焦点あわせ 対物レンズの非点補正
観察終了 (試料交換時)
コンデンサー絞りの調整
使用終了 全停止
GUNの真空を確認
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写真撮影
試料のZ位置の調整
保守作業
青字は通常は必要ない
試料ホルダー位置あわせ
アイコンの説明
Transmission image SSCCD画像の表示
Stage ステージコントロール
View Easy operationの切替
HV control 加速電圧の設定
Filament / Bias フィラメント /バイアスの設定
Lens 観察モードの設定 /変更
Magnification 倍率 /カメラ長の拡大表示
Focus step フォーカスステップの設定
Auto focus 自動焦点あわせ機能
Image viewer EM viewerの表示
Modulation モジュレーションの設定
Wobbler ワブラの設定
PDS パーソナルデータセット
EVAC 排気系状態表示
LENS CONTROL LENS電流の表示・制御
BD CONTROL BD電流の表示・制御
OBJ stigma preset 対物スティグマの記憶・読み出し
Specimen search
Digital AMF 連続画像記録機能
Digital low dose ダメージ低減機能
API 試料予備照射機能 3
始動1.冷却水を2系統(真空排気系・レンズ冷却用) を流す2.POWERキーをEVAC ONまで回す3.約20~30分で高真空状態になり COLUMN EVAC,GUN EVAC,CAMERA EVACのスイッチがグリーンに点灯する
ここまでの操作は通常は連続運転しているので不要
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4.電源スイッチキー COL ONにする システムが自動で起動します
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GUNの真空を確認
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1.EVACウィンドウ をクリック
3.0E-03Pa以下を確認
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LaB6フィラメントのガス出し
しばらくビームを出さない状態が続いたときは、LaB6フィラメントのガス出しを行ってください。(通常は必要ありません)
1.Function Maintenance の LaB6 out gusを呼び出す
フィラメント固有値
時間を設定 フィラメント交換後は最低2時間通常は30分以上に設定
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2.必要に応じてコールドトラップに液体窒素を入れてください
電圧を印加しビームを出す
1.Acc Voltage control を表示
2.Preset値を確認して、HV ONボタンをクリックまたは、パネルスイッチのHVボタンを押す
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通常は自動的にビームがでる LaB6フィラメントのため5分かかります
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PDS (Personal data set)から起動する方法(レンズ系、BD系の記憶されているモード)
1.PDS(Personal data set) ウィンドウを表示
2.記憶しておいた条件を選択し、Loadしビームを出す目次に戻る
通常はあまり使いません
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3.MAGで倍率をx5000程度にする
4. BRIGHTで電子線をスポット状に する
電子線のセンタリング
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1.左操作パネルの ZOOM1を押す
2. LENS RESETを押す
5. BHを押してマルチノブで電子 線を中心にもってくる
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1.コンデンサー絞りを入れ、BRIGHTで 変化しても中心が変わらないよう絞りの X,Yノブで調整する2.CSボタンを押し、BRIGHTの変化で中心 から均等に変化するようX,Yノブで調整3.終わったらCSボタンを解除
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コンデンサー絞りの機械的調整と非点補正BRIGHTを変えると中心がずれたり、ゆがんだりするときのみ
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電子銃の調整 ビームが暗くなった場合
1.BRIGHTノブで電子線をスポット状にする2. Filament/Bias ウインドウを開き、矢印ボタンでフィラメントの2Vほど電圧を下げる3. BD control ウインドウでGTをチェックしてマルチノブでフィラメント像が均等になる よう調整する4.ビームが逃げたらGHをチェックしてマルチノブでビームを中心にする5.終わったらGT、GHを解除してウインドウを閉じる6. Filament/Biasウインドウの矢印ボタンで元の電圧に戻す
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試料のZ位置の調整1. LENS RESETを押しレンズデータをリセットする 1.は電子線のセンタリング調整ですんでいればしなくて良い2.倍率を 20000倍程度にしてZコントロールノブでピントを合わせる これで機械的Z位置があいますこの操作は必ずFOCUSをあわせる前に行なってください
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試料交換(取り出し方)
1. Stage から試料位置を X=0,Y=0 位置に戻す STARTを押す2. Filament-Bias control から Beam をOFFにする3.試料ホルダーを止まるまで引き抜き、時計方向に 時計方向に15 ° 止まるまで回す4.止まったら、反時計方向に45 ° 止まるまで回す5.試料予備排気室をAIRにすると赤ランプが点灯 する6.試料ホルダーを引き抜く
注:赤ランプが点灯している間にホルダーを引き抜く、消えてしまったらもう1回EVACにしてからAIRにする
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試料交換(入れ方)
1.試料ホルダーのガイドピンの位置をあわせとまるまで挿入 するとAIRの赤ランプが点灯する2.排気スイッチをEVACにする3.排気が完了すると赤ランプが消え、緑ランプが点灯して試料 ホルダーロック機構が解除されるので、次に進む 注:緑ランプが消えると(15秒経過すると)次に進めません、 その際は一度AIRにしてから再度EVACにしてください4.ホルダーを時計方向に45 ° 止まるまで回す、この時試料 ホルダーが鏡体に引き込まれるので、ゆっくり止まる位置 まで挿入する5.止まった位置で反時計方向に15 °回して、止まる位置まで 挿入する使用状態ではランプは消えています
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試料ホルダー位置あわせ
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をクリックし Stageパネルを表示
標準ホルダーの場合は 7501SSを選択
マルチホルダーは 7502MSを選択する
マルチホルダーのときは1,2,3いずれかを選択する
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電圧中心のあわせ方1.倍率を 5000~ 10000倍にする
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2.右パネルのMODUを押す3. BTが点灯していなかっ
たら BTを押す
5.終わったら BHを押し、ビーム を中心にもってくる
6.MODUを押して電圧中心あわせをおわる
4.像全体が中心で動くよう にマルチノブで調整する
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焦点あわせ
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1. DIFFを押し、電子回折像を出し、対物絞りを入れる (ダイレクトスポットを中心として同心円状になるように)
2.焦点あわせは FOCUSノブで 行う x1,x10,x20, x200が選択できる
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3.ルーペで観察するときは SPOTボタンを押し小蛍光板 で行う
ワブラによる焦点あわせ
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1.Wobbler condition ウインドウを表示
2.Wobblerのラジオボタンをクリックする
3.右操作パネルのWOBをクリックする
4. Focusノブを回して像が静止 したところを見つける
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対物レンズの非点収差補正
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1.右操作パネルの OSスイッチを押す
2. FOCUSをあわせる
3.マルチノブでフリンジ幅が 等しくなるように調整する
4.この状態で BDPSスイッチを 押すとメモリされます
5.メモリ値を読み出すには BD RESETを押す
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回折スポットを中心にする方法 1.制限視野絞りを入れ、DIFFを押して回折像をだす2. BD control ウインドウでPAをチェックしてPL(プロジェクションレンズ)アライメント 調整モードにする3.ダイレクトスポットをマルチノブで中心にする5.終わったらPAを解除してウインドウを閉じる
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写真撮影保存は適当なディレクトリを作成し保存してください。なお、データはパソコンに残さないでください。
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1.カメラに切り換えるときはWHOLEを 押して蛍光板をあげる
2.画像取込は ポーズで 画像保存は File/Save asから
3.保存後カメラ に切り換え
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観察終了(試料交換するとき)
1. Stage から試料位置を X=0,Y=0 位置に戻す STARTを押す2. Filament-Bias control から Beam をOFFにする
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3.試料交換がないときは AccVotagecontrol から電圧を下げる 22
使用終了キースイッチを EVAC ONまで戻す PCのスイッチをON/OFFは不要です
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通常はここまでです
POWERを OFFにする
ソフトウエアの以下のメッセージがでたらCancelをクリックしてください。COL.OFFは制御ソフトが立ち上がっている状態で電源のキースイッチで操作してください
System messageExit H-7650 system. Are you sure?Please turn off Col-sw after completely finishing PC
OKボタンを押してしまったら、電源のキースイッチ操作をせず、 COL ONのまま制御ソフトを立ち上げ直してから、 COL.OFF操作を実施してください
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電源スイッチを EVAC OFFの位置まで回してしまった場合
COL.ONの位置まで戻し制御ソフトを立ち上げ直してから COL.OFF操作をしてください。EVAC ONの位置のままだと、タイマーが動作し、約2分後に COL電源を OFFにします。タイマーが終了するまでにWindowsのシャットダウン操作をしてください。
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保守作業
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CCDカメラにゴミが付着した場合
1.試料がないところにもって行く2.赤い波形を BRIIGHTつまみで中央 にもっていく
3. Executeを押し Acquireを押すと 電気的に取り除いてくれる