GISの構築...28 2.3 GISの構築 各水産試験場のデータから生成した CSV...

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28 2.3 GISの構築 各水産試験場のデータから生成した CSV データを ArcMap 上で適切に表示させるため、以下の処 理を行う。 前述の処理で生成された現場観測データの CSV ファイルを読み込む。 ArcMap の属性テーブルを作成する。(⇒.dbfXY データのレイヤを作成し、Shape ファイルとして保存する(⇒.shp③に対してあらかじめ用意した現場観測データ用のシンボル情報を適用する。(⇒.lyr25.処理フロー(現場観測データの CSV②で作成される属性テーブルの例を図に示す。 図26.属性テーブルの例 ④で生成されたレイヤファイルを ArcMap 上で表示したときのイメージを図27に示す。このよ うに、「ある日における、各観測地点の各水深における、ある観測項目(Chl-a、栄養塩等)の値」 1 レイヤとして表示する。 ①CSV ファイル (.csv) ②属性テーブル (.dbf) ④レイヤファイル (.lyr) 現場観測データ用の シンボル情報 ③Shape ファイル (.shp)

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2.3 GISの構築

各水産試験場のデータから生成した CSV データを ArcMap 上で適切に表示させるため、以下の処

理を行う。

① 前述の処理で生成された現場観測データの CSV ファイルを読み込む。 ② ArcMap の属性テーブルを作成する。(⇒.dbf) ③ XY データのレイヤを作成し、Shape ファイルとして保存する(⇒.shp) ④ ③に対してあらかじめ用意した現場観測データ用のシンボル情報を適用する。(⇒.lyr)

図 25.処理フロー(現場観測データの CSV)

②で作成される属性テーブルの例を図に示す。

図26.属性テーブルの例

④で生成されたレイヤファイルを ArcMap 上で表示したときのイメージを図27に示す。このよ

うに、「ある日における、各観測地点の各水深における、ある観測項目(Chl-a、栄養塩等)の値」

を 1 レイヤとして表示する。

①CSV ファイル

(.csv)

②属性テーブル

(.dbf)

④レイヤファイル

(.lyr)

現場観測データ用の

シンボル情報

③Shape ファイル

(.shp)

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図27.現場観測データの表示例

衛星データ及び現場観測データを ArcGIS の WMS サーバへ登録するため、以下の処理を行う。

① ベースとなる mxd ファイル(マップドキュメント)を指定する。 ② ①の mxd ファイルに追加するレイヤファイル群を格納したフォルダを指定する。 ③ ①の先頭にレイヤを追加していき、mxd ファイルを出力する。 ④ ③を WMS で公開する。

図28.入出力フロー(WMS への登録) これにより WMS 配信され、例えば図29のようにアクセス可能な状態となる。

②レイヤファイル群

(.lyr)

①レイヤを追加する

マップドキュメント

( mxd) レイヤ追加

処理

③レイヤを追加した

マップドキュメント

(.mxd)

WMS 公開

処理 ④WMS

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図29.WMS 配信の例(URL)

図30.WMS 配信の例(ArcMap)

(例)

http://10.192.xxx.xxx:6080/arcgis/servic

es/RDT/wms_test/MapServer/WMSServ

er?LAYERS=4,7&TRANSPARENT=TR

UE&SERVICE=WMS&VERSION=1.1.1

&REQUEST=GetMap&STYLES=&FO

RMAT=image%2Fpng&SRS=EPSG%3A