FTマッドキラー -...
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製紙のリサイクルから生まれた
土質改良材
FTマッドキラー
工法国土交通省平成15年度テーマ設定技術募集システム「浚渫土砂のリサイクル技術」で選定NETIS(新技術登録CB-010011-V)登録ARIC(農業農村整備民間技術情報データベース 登録番号 0254)グリーン購入法特定調達品目候補群(ロングリスト)掲載2006年度地盤工学会・地盤環境賞・受賞技術
環境にやさしい 「無機吸水系土質改良材」
■本 社
■技術センター
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-30-3 Tel.03-5413-6222 Fax.03-5413-2228
〒243-0125 神奈川県厚木市小野2025-1Tel.046-250-6152 Fax.046-250-6153
株式会社 高環境エンジニアリング
Ver.3.0_Sr.No.20150522_3000_EAE_17124_TY
注)上記の値は、FTマッドキラーの代表値であり、保証値ではありません。また、最大容水量とは、土壌の最大容水量試験を参考に、 FTマッドキラーで実施し、同材料100gが保持できる水分の最大量です。
FTマッドキラーの特性
FTマッドキラーの特徴
FTマッドキラー
紙のリサイクル
■材料は無機多孔質で、吸水効果を主体とする物理的な改良です。
FTマッドキラーは、ペーパースラッジ灰を基材とした新しい土質改良材です。
私たちの生活の中で、紙のリサイクルは常識となっています。紙の再生を繰り返すと、その繊維は脆く・短くなり、再生紙として利用できなくなります。
このような繊維の集まりをペーパースラッジ(PS)と呼んでいます。PSは、減量化などのために一般に焼却処理され灰(PS灰)となり、
一部はセメントの材料などに有効利用されますが、残りは処分されています。昨今の環境への関心の高さや処分場の確保の問題から、PS灰の有効利用が求められています。
FTマッドキラーは、このPS灰を原料とする新しい土質改良材です。左の電子顕微鏡写真で確認できますように、材料は多孔質です。この多孔質の構造により吸水効果が発揮されます。
■養生時間なしに、瞬時に改良します。
■粘性土、砂質土、腐植土、改良土等すべての土質に対応可能です。■セメント系、石灰系固化材と比べて処理土※1のpHが低く、周辺環境への影響が少ないです。■処理土はくり返し利用できます。■処理土に対して、追添加が可能で強度増加が図れます。■処理土を締固めることにより、強度増加や圧縮性の向上等の安定性を高めることができます。
●FTマッドキラーは、「土壌の汚染に係る環境基準について(平3環告46、平26環告44最終改正)」および「ダイオキシン類による土壌の汚染 に係る環境基準(平11環告68、平21環告11最終改正)」を満たします。
※1 建設発生土利用技術マニュアルでは、「脱水、乾燥、粒度調整や安定処理等の土質改良を行い、その性状を改良した発生土を総称して 「処理土」という。このうち、セメント系や石灰系等の固化材により、土の性状を化学的に改良することを「安定処理」といい、安定処理 された土を「改良土」という。」と記しています。したがいまして、FTマッドキラーで改良された土砂は処理土に分類されます。
2.4
真比重(g/cm3)
0.7
かさ比重(g/cm3)
112
最大容水量(ml)
紙再生紙を使用
古紙を集める
紙再生紙を使用
古紙を集める
紙再生紙を生産
ペーパースラッジ灰(PS灰)の加工ペーパースラッジ灰(PS灰)の加工
製紙工場製紙工場
改良前 改良後
1000倍 5000倍
1 2
注)上記の値は、FTマッドキラーの代表値であり、保証値ではありません。また、最大容水量とは、土壌の最大容水量試験を参考に、 FTマッドキラーで実施し、同材料100gが保持できる水分の最大量です。
FTマッドキラーの特性
FTマッドキラーの特徴
FTマッドキラー
紙のリサイクル
■材料は無機多孔質で、吸水効果を主体とする物理的な改良です。
FTマッドキラーは、ペーパースラッジ灰を基材とした新しい土質改良材です。
私たちの生活の中で、紙のリサイクルは常識となっています。紙の再生を繰り返すと、その繊維は脆く・短くなり、再生紙として利用できなくなります。
このような繊維の集まりをペーパースラッジ(PS)と呼んでいます。PSは、減量化などのために一般に焼却処理され灰(PS灰)となり、
一部はセメントの材料などに有効利用されますが、残りは処分されています。昨今の環境への関心の高さや処分場の確保の問題から、PS灰の有効利用が求められています。
FTマッドキラーは、このPS灰を原料とする新しい土質改良材です。左の電子顕微鏡写真で確認できますように、材料は多孔質です。この多孔質の構造により吸水効果が発揮されます。
■養生時間なしに、瞬時に改良します。
■粘性土、砂質土、腐植土、改良土等すべての土質に対応可能です。■セメント系、石灰系固化材と比べて処理土※1のpHが低く、周辺環境への影響が少ないです。■処理土はくり返し利用できます。■処理土に対して、追添加が可能で強度増加が図れます。■処理土を締固めることにより、強度増加や圧縮性の向上等の安定性を高めることができます。
●FTマッドキラーは、「土壌の汚染に係る環境基準について(平3環告46、平26環告44最終改正)」および「ダイオキシン類による土壌の汚染 に係る環境基準(平11環告68、平21環告11最終改正)」を満たします。
※1 建設発生土利用技術マニュアルでは、「脱水、乾燥、粒度調整や安定処理等の土質改良を行い、その性状を改良した発生土を総称して 「処理土」という。このうち、セメント系や石灰系等の固化材により、土の性状を化学的に改良することを「安定処理」といい、安定処理 された土を「改良土」という。」と記しています。したがいまして、FTマッドキラーで改良された土砂は処理土に分類されます。
2.4
真比重(g/cm3)
0.7
かさ比重(g/cm3)
112
最大容水量(ml)
紙再生紙を使用
古紙を集める
紙再生紙を使用
古紙を集める
紙再生紙を生産
ペーパースラッジ灰(PS灰)の加工ペーパースラッジ灰(PS灰)の加工
製紙工場製紙工場
改良前 改良後
1000倍 5000倍
1 2
3
泥土圧シールド・推進工法へ適用
湖沼浚渫土処理へ適用
泥土処理システム
田・畑の嵩上げ盛土
浚渫土の処理システム
土砂搬送スクリュウ FTマッドキラー 投入口土砂ホッパー ミキサー部 油圧モーター
FTマッドキラー工法による施工事例土質改良材の比較
FTマッドキラーによる改良効果例(瞬時改良)
項 目 F T マッドキ ラ ー 石 灰 系 セメント系 高 分 子 系 石 膏 系
4
■ 砂質土 ■ 粘性土
既設表土
既設表土
FTマッドキラー処理土
(基盤土)
傾斜型周景湖岸盛土
改良原理吸水作用による物理的改良。 消化吸水反応、硬化反
応により固化する化学的改良。
水和反応、ポゾラン反応等により固化する化学的改良。
水分吸着、固定化、土表面の被覆による物理的改良。
水和反応により固化する化学的改良。
改良効果
養生期間が必要で、材料が行き渡らない部分も吸水作用による改良効果が期待できる。
瞬時改良が可能で、FTマッドキラーが行き渡らない部分も吸水作用により改良効果が期待できる。
養生期間が必要で、材料が行き渡らない部分は固まらないため、改良効果にむらが生じることが懸念される。
瞬時改良が可能だが、添加量が少ないため十分な混合が必要である。
瞬時改良が可能で、土中の水分を取り込み固化する。
適用可能な土質
主に粘性土に適しており、有機質土の場合は、適用可能な専用の材料を選択する必要がある。
主に砂質土に適しており、粘性土、有機質土の場合は、適用可能な専用の材料を選択する必要がある。
粘性土、シルト質土の泥土に適している。土の含水比が高い場合には、注意が必要である。
粘性土、砂質土ともに適用可能であるが、有機質土の場合は注意が必要である。
適用可能な含水比
高含水比の土であっても適切な材料と添加量を設定することで、改良効果が期待できる。ただし、高い発熱温度には注意を要する。
高含水比の土であっても適切な材料と添加量を設定することで十分硬化し、改良効果が期待できる。
砂質土の場合は含水比50%前後、粘性土の場合は120%前後までしか改良効果が期待できない。
高含水比の土であっても適切な材料と添加量を設定することで、改良効果が期待できる。ただし、効果が現れない場合は、他の固化材との併用を検討する。
環境影響
改良土のpHは強アルカリで、改良時は発熱に注意を要する。
改良土のpHは強アルカリで、六価クロムの溶出に注意を要する。
中性域で毒性がなく長期間放置しても問題がない。
中性域で危険ではないが、原料石膏の選定と改良土の硫化物の影響について注意が必要である。
施工性
養生期間が必要である。500kg以上の貯蔵・取扱いは消防署等への届出が必要である。
養生期間が必要である。 養生期間は必要ないが、処理土として強度増が必要な場合は、別途、固化材等を追加する。
短期の養生期間で利用が可能である。
再利用
固結した改良土をほぐすと強度低下が懸念され、十分な締固めが必要となる。
固結した改良土をほぐすと極端な強度低下が懸念され、注意が必要である。
物理的な改良であるため、再利用しても強度に変化はない。
固結した改良土をほぐすと極端な強度低下が懸念され、注意が必要である。
粘性土、砂質土、腐食土、および改良土等にも適用可能である。
高含水比の土であっても適切に添加することにより、改良効果が期待できる。
標準的な使用範囲では中性からアルカリ域で改良ができ、周辺環境への影響が少ない。
瞬時に改良できるため、養生期間が必要ない。
物理的な改良であるため、再利用しても強度に変化はない。
00 100 200 300 400 500 600
添加量(kg/m3)
コー
ン指
数(kN
/m2 )
200
400
600
800
1000
1200
00 100 200
岐阜県本巣市w=31%
静岡県富士市w=66%
埼玉県さいたま市w=42%
東京都渋谷区w=50%
千葉県香取市w=41%
300添加量(kg/m3)
コー
ン指
数(kN
/m2 )
200
400
600
800
1000
1200
第2種建設発生土
第3種建設発生土
第4種建設発生土
第2種建設発生土
第3種建設発生土
第4種建設発生土
佐賀県神埼市w=125%
和歌山県田辺市w= 49%
岐阜県本巣市w= 75%
長野県諏訪市w=201%
埼玉県蓮田市w= 79%
注)田畑の嵩上げ盛土材(基盤土)や農道の盛土材としてFTマッドキラー処理土を用いた実績はありますが、稲・野菜・草花等の農作物の耕土としては、 原則としてご利用いただけません。詳細はお問合せください。
注)コーン指数は、「締固めた土のコーン指数試験(JIS A 1228)」に準じて測定しています。
被覆土
既設遊歩道
既設護岸土留杭
被覆土捨石
湖面処理土(第2期施工)処理土(第2期施工)
処理土
大型土のう(処理土使用)
(第1期施工)
3
泥土圧シールド・推進工法へ適用
湖沼浚渫土処理へ適用
泥土処理システム
田・畑の嵩上げ盛土
浚渫土の処理システム
土砂搬送スクリュウ FTマッドキラー 投入口土砂ホッパー ミキサー部 油圧モーター
FTマッドキラー工法による施工事例土質改良材の比較
FTマッドキラーによる改良効果例(瞬時改良)
項 目 F T マッドキ ラ ー 石 灰 系 セメント系 高 分 子 系 石 膏 系
4
■ 砂質土 ■ 粘性土
既設表土
既設表土
FTマッドキラー処理土
(基盤土)
傾斜型周景湖岸盛土
改良原理吸水作用による物理的改良。 消化吸水反応、硬化反
応により固化する化学的改良。
水和反応、ポゾラン反応等により固化する化学的改良。
水分吸着、固定化、土表面の被覆による物理的改良。
水和反応により固化する化学的改良。
改良効果
養生期間が必要で、材料が行き渡らない部分も吸水作用による改良効果が期待できる。
瞬時改良が可能で、FTマッドキラーが行き渡らない部分も吸水作用により改良効果が期待できる。
養生期間が必要で、材料が行き渡らない部分は固まらないため、改良効果にむらが生じることが懸念される。
瞬時改良が可能だが、添加量が少ないため十分な混合が必要である。
瞬時改良が可能で、土中の水分を取り込み固化する。
適用可能な土質
主に粘性土に適しており、有機質土の場合は、適用可能な専用の材料を選択する必要がある。
主に砂質土に適しており、粘性土、有機質土の場合は、適用可能な専用の材料を選択する必要がある。
粘性土、シルト質土の泥土に適している。土の含水比が高い場合には、注意が必要である。
粘性土、砂質土ともに適用可能であるが、有機質土の場合は注意が必要である。
適用可能な含水比
高含水比の土であっても適切な材料と添加量を設定することで、改良効果が期待できる。ただし、高い発熱温度には注意を要する。
高含水比の土であっても適切な材料と添加量を設定することで十分硬化し、改良効果が期待できる。
砂質土の場合は含水比50%前後、粘性土の場合は120%前後までしか改良効果が期待できない。
高含水比の土であっても適切な材料と添加量を設定することで、改良効果が期待できる。ただし、効果が現れない場合は、他の固化材との併用を検討する。
環境影響
改良土のpHは強アルカリで、改良時は発熱に注意を要する。
改良土のpHは強アルカリで、六価クロムの溶出に注意を要する。
中性域で毒性がなく長期間放置しても問題がない。
中性域で危険ではないが、原料石膏の選定と改良土の硫化物の影響について注意が必要である。
施工性
養生期間が必要である。500kg以上の貯蔵・取扱いは消防署等への届出が必要である。
養生期間が必要である。 養生期間は必要ないが、処理土として強度増が必要な場合は、別途、固化材等を追加する。
短期の養生期間で利用が可能である。
再利用
固結した改良土をほぐすと強度低下が懸念され、十分な締固めが必要となる。
固結した改良土をほぐすと極端な強度低下が懸念され、注意が必要である。
物理的な改良であるため、再利用しても強度に変化はない。
固結した改良土をほぐすと極端な強度低下が懸念され、注意が必要である。
粘性土、砂質土、腐食土、および改良土等にも適用可能である。
高含水比の土であっても適切に添加することにより、改良効果が期待できる。
標準的な使用範囲では中性からアルカリ域で改良ができ、周辺環境への影響が少ない。
瞬時に改良できるため、養生期間が必要ない。
物理的な改良であるため、再利用しても強度に変化はない。
00 100 200 300 400 500 600
添加量(kg/m3)
コー
ン指
数(kN
/m2 )
200
400
600
800
1000
1200
00 100 200
岐阜県本巣市w=31%
静岡県富士市w=66%
埼玉県さいたま市w=42%
東京都渋谷区w=50%
千葉県香取市w=41%
300添加量(kg/m3)
コー
ン指
数(kN
/m2 )
200
400
600
800
1000
1200
第2種建設発生土
第3種建設発生土
第4種建設発生土
第2種建設発生土
第3種建設発生土
第4種建設発生土
佐賀県神埼市w=125%
和歌山県田辺市w= 49%
岐阜県本巣市w= 75%
長野県諏訪市w=201%
埼玉県蓮田市w= 79%
注)田畑の嵩上げ盛土材(基盤土)や農道の盛土材としてFTマッドキラー処理土を用いた実績はありますが、稲・野菜・草花等の農作物の耕土としては、 原則としてご利用いただけません。詳細はお問合せください。
注)コーン指数は、「締固めた土のコーン指数試験(JIS A 1228)」に準じて測定しています。
被覆土
既設遊歩道
既設護岸土留杭
被覆土捨石
湖面処理土(第2期施工)処理土(第2期施工)
処理土
大型土のう(処理土使用)
(第1期施工)
河川浚渫土処理
5 6
地盤改良
分別処理
杭の掘削土処理
FTマッドキラーの適用事例
浚渫1
1
2
3 6
5
4
2 5
4
3
1
1
2
4
3
5
2 4
3
FTマッドキラー添加
処理土
原泥
農業用道路盛土材として有効利用
混合
改良前の現地状況
FTマッドキラー添加
混合
混合
混合直後に走行可能
仮設施工ヤードの地盤改良完了
FTマッドキラー添加・混合 FTマッドキラーにより選別された土砂
選別品
津波堆積土砂
処理前(掘削土)
FTマッドキラー添加・混合
処理後掘削土排出
杭施工
河川浚渫土処理
5 6
地盤改良
分別処理
杭の掘削土処理
FTマッドキラーの適用事例
浚渫1
1
2
3 6
5
4
2 5
4
3
1
1
2
4
3
5
2 4
3
FTマッドキラー添加
処理土
原泥
農業用道路盛土材として有効利用
混合
改良前の現地状況
FTマッドキラー添加
混合
混合
混合直後に走行可能
仮設施工ヤードの地盤改良完了
FTマッドキラー添加・混合 FTマッドキラーにより選別された土砂
選別品
津波堆積土砂
処理前(掘削土)
FTマッドキラー添加・混合
処理後掘削土排出
杭施工
製紙のリサイクルから生まれた
土質改良材
FTマッドキラー
工法国土交通省平成15年度テーマ設定技術募集システム「浚渫土砂のリサイクル技術」で選定NETIS(新技術登録CB-010011-V)登録ARIC(農業農村整備民間技術情報データベース 登録番号 0254)グリーン購入法特定調達品目候補群(ロングリスト)掲載2006年度地盤工学会・地盤環境賞・受賞技術
環境にやさしい 「無機吸水系土質改良材」
■本 社
■技術センター
〒151-0051 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-30-3 Tel.03-5413-6222 Fax.03-5413-2228
〒243-0125 神奈川県厚木市小野2025-1Tel.046-250-6152 Fax.046-250-6153
株式会社 高環境エンジニアリング
Ver.3.0_Sr.No.20150522_3000_EAE_17124_TY