fMC Tokyo2012まとめ
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fMC Tokyo2012 共有会
藤原健太郎
2012.03.28
今日お伝えしたいこと
1. 情報爆発とソーシャルメディアの関係について
2. fMC Tokyo 2012 について
情報爆発とソーシャルメディアの関係について
情報流通センサス 平成 23 年( 2011 年)よりhttp://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/2011/2011-r-01.pdf
情報のやり取りを「流通」と「消費」という2 つの側面で考えてみる
■ 流通情報量は 1 日あたり DVD 約 2.9 億枚相当 消費情報量は 1 日あたり DVD 約 1.1 万枚相当■インターネットの伸びが消費情報量の増大を牽引
情報流通センサス 平成 23 年( 2011 年)よりhttp://www.soumu.go.jp/iicp/chousakenkyu/data/research/survey/telecom/2011/2011-r-01.pdf
それでソーシャルメディアとどのような関係があるの?
Ⓒ the Italian voice 2008http://creativecommons.org/licenses/by/2.0/
deed.en
マーケティングの仕組みが変わった
• 情報を「発信する人」「受信する人」が固定されている時代は終わった
• 情報をたくさん発信しても、伝えたい人に
メッセージが簡単に伝わる時代は終わった
あなたが発信した情報は伝えたい人にちゃんと伝わってますか?
消費者とのあらゆる接点をメディアとして見ていかなければならない状況に
fMC Tokyo 2012 について
fMC Tokyo 2012 とは?
2 月 29 日にニューヨークで開催されたマーケティング担当者向けイベント「 fMC NYC 」の
サテライト版
大きく分けるとこんな感じでした
■ 新機能について-Facebookページのタイムライン化
-広告(Facebookプレミアム)
-オファー(クーポン配布)
■ ユーザとのエンゲージメントをどのように深めていくか-Always On(常にON)
-「いいね!」の数ではなく「話題にしている人」の数を重視
■ シェアの心理
新機能について■Facebook ページのタイムライン化
・カバー写真が設定できる →ここでブランドのイメージを打ち出す。 ◯% OFF や、いいねを押そう!などの販促メッセージの表示は禁止
・投稿した記事をハイライトさせる。 →訪問者にとって魅力的な投稿を TOP に固定したり、ハイライト表示する。 動画やクエスチョン、クーポン、キャンペーンの予告や結果発表に活用。
・過去の日付で投稿することができる →ブランドの記念日などを投稿することでユーザに親近感を持ってもらうような 活用ができる
・管理者パネルで管理者情報の一元管理が出来る
・ 5 種類の管理者権限も近日中にリリース →チームでの運用がしやすくなる。
新しい Facebook ページの概要
新機能について■ 広告( Facebook プレミアム)
・リーチジェネレーター:ファンに確実に情報を届ける仕組み →ページのファンの 75 %に一日一回記事を届ける事を保証するシステム。 Facebook ページからの投稿は、実際にはファン全体の 16%までしか 届いていなかったが、発信した記事を確実にファンに届けることで、 エンゲージを高め、友達に伝えたくなるようにする。
・モバイルのニュースフィードやログアウト後の画面にも 広告配信が可能に →訪問者にとって魅力的な投稿を TOP に固定したり、ハイライト表示する。 動画やクエスチョン、クーポン、キャンペーンの予告や結果発表に活用。
・近況アップデート、リンク、ビデオ、クエスチョンなど 様々な種類の広告を配信することが可能になる →ニュースフィードに広告が表示され、ユーザーは「広告」なのか そうではないのかを問わず「いいね!」を付ける
新しい広告( Facebook プレミアム)の概要
新機能について■ オファー(クーポン配布)
・割引クーポンをファンに配ることができる機能 ファンは自分の友達にそのクーポンを配ることも出来る。
オファー(クーポン配布)の概要
ユーザとのエンゲージメントをどのように深めていくか
■Always On (常に ON )
・顧客と繋がりをもつためには「常に on 」という戦略が必要 →キャンペーンで一時的にファンを集めるのではなく、常にファンが楽しんで くれるようなコンテンツを提供することで、定期的に顧客と繋がりをもつ
・加えてイベントやキャンペーンを行い、バーストさせることが 効果的
・重要なのはファンの数ではなく質
Always On (常に ON )とは?
・簡潔に保つ →投稿を 3行以内にすることで 60 %いいねされる可能性が高くなる
・定期的に投稿 → 1 日 1 回または週 5 から 7 回投稿するのがよいとのこと。(投稿しすぎはダメ)
・ビジュアルの効果 → Facebook ページは自分たちのブランドを表現できるクリエイティブな キャンバスだと捉えて、ユーザーを引きつけることができるコンテンツを 作成する
・真の声を知る → WBS では毎日アナウンサーが後に放送する内容を投稿することで 質問や期待の声がユーザーから得られる事例を紹介
Facebook ページ運営のベストプラクティス
・運営の明確なオーナーを決める →どの部署の誰が中心となって運用するのか、主体をはっきりさせる
・目的を持ってプランニングする → - ブランドの事業目的を特定させる - Facebook ページで目的を達成する方法を検討 - 効果を評価する方法を決める - ベンチマークを設定
・会話カレンダー(運営スケジュールを立てる) → - 広報、 CRM 状況、 Facebook からの発信、自社のキャンペーン予定、測定結果、 世の中のイベントなどを一覧出来るようにカレンダーに落とし込む。 - 出来上がったカレンダーからマーケティング施策全体を見渡して、 Facebook ページで「何を語るか」を決めて投稿し、「どの投稿が効果的だったか」を 検証する。
Facebook ページ運営のために必要なこと
シェアの心理
・マーケティング担当者、広告担当者の Facebookへの誤解 → - 既存のメディアの手法を新しいメディアに適用しようとしている - Facebook では、企業のライバルは利用者の「友達」 - 「注目を集める」「利用者の邪魔をする」といった従来のやり方ではなく、 変わっていかなくてはならない
・ Facebook の核となるのは「関係」 関係は、時間をかけて、軽いやりとりを通して構築される。
・大切なのは、頻繁かつ軽量なインタラクション、気軽な交流
Facebook に対する誤解と正しい理解
・生活を円滑にする →自分の生活の中で起きたちょっとした問題を解決したい
・共通のつながりを見つける →同じ趣味、同じ買物、同じバックボーンなどつながりを見つけたい
・他の人を助ける →見返りを求めるのではなく、関係性の中で「助けたい」と思う気持ち
・自分の個性を築く →会話を通じて自分の考え方を知る。
人はなぜシェアするのか?
これらのモチベーションを意識し、「どうすれば会話が生まれるか?」「人が話したくなるコンテンツとはなにか?」「人がシェアしたくなるか?」を考える。
イベント全体のメッセージ
■ Facebook側は情報配信の仕組みを整えるので、
みなさんはどのように顧客とコミュニケーショ
ンをするか考えることに注力してください
■一方的で独りよがりな情報発信ではなく、
「ストーリー」をちゃんと考えて、
それにのっとってFacebookを活用してください
参考資料
<ソーシャルメディアマーケティングラボ>【 fMC Tokyo 2012 レポート】 Facebook が目指すマーケティングの本質とは?(1)http://smmlab.aainc.co.jp/?p=6302
【 fMC Tokyo 2012 レポート】 Facebook が目指すマーケティングの本質とは?(2)http://smmlab.aainc.co.jp/?p=6322
【 fMC Tokyo 2012 レポート】 Facebook が目指すマーケティングの本質とは?(3)http://smmlab.aainc.co.jp/?p=6364
<ガイアックスソーシャルメディアラボ>けっきょく何を把握すれば良いの? Facebook の fMC Tokyo で新しく分かった 13個のこと|米国版 fMC にはなかった情報まとめhttp://gaiax-socialmedialab.jp/facebook/094