fly in suit...“fly in suit”...

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Copyright (C) 2011 JETRO. All rights reserved. 1 20113日本貿易振興機構'ジェトロ( 海外調査部 fly in suit アイルランド出張ハンドブック

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2011年3月日本貿易振興機構'ジェトロ(

海外調査部

fly in suit~アイルランド出張ハンドブック~

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・本レポートは、2011年3月時点のデータを掲載しています。特に、電話番号等を活用する場合には、事前に十分なご確認をお願いします。

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“fly in suit”

直訳すると“スーツ姿で空を飛ぶ”という意味になります。聞きなれないフレーズかもしれませんが、日夜、出張のために世界を飛び回っているビジネスパーソンをイメージして名付けました。

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目次

はじめに 5

ダブリン市中心部マップ 6

1. 基本情報 7

基本情報① 8

基本情報② '国旗、国の紋章、国歌、祝祭日( 9

基本情報③ '政体、元首、議会、政府( 10

基本情報④ 'ビジネスアワー、アイルランドへの行き方( 11

基本情報⑤ '気候、在留邦人数、在日アイルランド人数( 12

基本情報⑥ '通貨( 13

基本情報⑦ 'クレジットカード、チップ、両替( 14

2. 出入国・空港 15

出入国・ビザ 16

VAT払い戻し 17

ダブリン空港 18

空港からダブリン市内へ 19

3. 治安 20

治安① 21

治安② 'ダブリン市中心部の治安マップ( 22

治安③ 'アイルランドの警察( 23

3

4. 経済 24

基礎的経済指標 25

アイルランドの直接投資 26

日・アイルランド社会保障協定 27

主要ビジネス都市 28

ダブリンの“シティ”'金融街( 29

ダブリン・コンベンションセンター 30

5. 労働事情・人材 31

労働事情① '人材の質( 32

労働事情② '人材確保の方法、労働時間( 33

労働事情③ '賃金( 34

主要大学 35

6. 進出日本企業 36

日本企業進出状況 37

アイルランドで活躍する日本企業① 38

アイルランドで活躍する日本企業② 40

7. ビジネス・マナー 41

ビジネス・マナー① 'アイルランド人の特徴( 42

ビジネス・マナー② 'アポイントメント( 43

ビジネス・マナー③ 'ビジネスランチ( 44

ビジネス・マナー④ 'インタビュー) 45

アイルランド人の日本に対するイメージ 46

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目次

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11.お役立ち情報 65

情報ソース 'TV、新聞( 66

アイルランド英語&ゲール語 67

緊急連絡先 68

役に立つリンク 69

12. もしも時間が空いたら・・・観光 70

もしも時間が空いたら・・・観光① 71

もしも時間が空いたら・・・観光② 72

8. ビジネスに使える!レストラン&パブ 47

ビジネスに使える!『レストラン』① (Chapter One) 48

ビジネスに使える!『レストラン』② (l’Ecrivain) 49

ビジネスに使える!『レストラン』③ (Yamamori Sushi) 50

ビジネスに使える!『レストラン』④ (Koishi) 51

ビジネスに使える!『パブ』 52

短時間に食事を済ませる 53

禁煙事情 54

9. インターネット事情 55

インターネット事情① 'インターネット・カフェ( 56

インターネット事情② '空港・ホテル( 57

インターネット事情③ '街中( 58

10. 出張中の買い物 59

出張中の買い物① '物価( 60

出張中の買い物② 'アジアの食材( 61

出張中の買い物③ 'お役立ちショップ( 62

出張中の買い物④ '日本で喜ばれるお土産( 63

出張中の買い物⑤ '土産店( 64

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2011年3月、14年ぶりにアイルランドの政権が交代し、統一アイルランド党と労働党の新連立政権が誕生した。アイルランドも例に漏れず、リーマンショックの影響を受けたが、思うように経済が回復しないなかで、新政権は国民の大きな期待を背負っている。

1990年代後半からの約10年間にわたり、アイルランドは力強い経済成長を遂げ、「ケルトの虎」と呼ばれた。その原動力の一つとなったのが、積極的な外国企業誘致であった。新政権になっても先進国の中で最低水準にある法人税率'12.5%(は維持され、外資誘致に力を入れていくと見られる。失業率の上昇を不安視する声も聞かれるが、反面、英語を母国語とし、高水準の教育を受けた人材を確保するチャンスともとらえることも出来る。

現在、日本から直行便が無いことなどから、つい遠い国だと思われがちなアイルランドであるが、アイルランド政府の支援、インフラの整備状況等、日本企業にとっては様々な面でビジネスがしやすい環境が整っている。

本ハンドブックには、日本のビジネス・パーソンがアイルランドに出張する際に役立つビジネス情報を中心に掲載した。これから「アイルランド企業との取引」、もしくは「アイルランドへの進出」を検討する企業の皆さまの一助となれば幸いである。

2011年3月

日本貿易振興機構'ジェトロ(海外調査部

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はじめに

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ダブリン市中心部マップ

'地図:ダブリン・ツーリズムセンター(

①ダブリン・コンベンションセンター

② Chapter One

③ l’Ecrivain

④ Yamamori Sushi

⑤ Koishi

⑥Mulligan’s

⑦ The Brazen Head

⑧ O’Donoghue’s

⑨West Coast Coffee

⑩ Global Internet Café

⑪ ASIA Market

⑫ €uro2

⑬ THE SUIT co

⑭ Butler’s Chocolate Café

⑮ House of Ireland

⑯ The Kilkenny Shop

⑰ Blarney Woollen Mills

⑱ Celtic Note

⑲日本大使館

⑳ジャパン・アイルランド・トラベル

⑭⑮

⑯⑰⑱

⑲⑳

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1. 基本情報

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基本情報① '国名、面積、人口、首都、言語、宗教(

国名:アイルランド 'Ireland(

※アイルランド憲法は、国の名称を「エーレ(Éire)」、英語で「アイルランド(Ireland)」と規定。

面積:7万300平方キロメートル '北海道とほぼ同じ(

※南北は約450kmで、東京-大阪間とほぼ同じ ※アイルランドの行政区域は、26県。

人口:約447万人'2010年4月アイルランド中央統計局推定(

首都:ダブリン'約121万人、2010年4月アイルランド中央統計局推定(

公用語:ゲール語、英語 ※日常会話はほとんど英語

宗教:約87%がキリスト教徒'カトリック(

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基本情報② '国旗、国の紋章、国歌、祝祭日(

国旗:緑・白・オレンジの三色旗

国の紋章:竪琴'アイリッシュ・ハープ(は、中世以来、アイルランドの正式な象徴として、国の紋章となっており、アイルランドのユーロ硬貨すべての裏面にも書かれている。

国歌:「兵士の歌」'Amhrán na bhFiann(

祝祭日:1月 1日 元旦 'New Year‘s Day(3月17日 聖パトリック記念日 'St. Patrick‘s Day(4月中旪 グッド・フライデー 'Good Friday(※年により日付が変わる。公的な祝祭日ではない。4月中旪 イースター・マンデー 'Easter Monday(※年により日付が変わる。

5月、6月、8月の第一月曜日 'First Monday in May, June, August(10月の最終月曜日 'Last Monday in October(12月25日 クリスマス 'Christmas Day(12月26日 聖スティーブンス記念日'St. Stephen‘s Day(

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基本情報③ '政体、元首、議会、政府(

政体:立憲共和制

元首:メアリー・マッカリース大統領'2004年11月就任'2期目(。任期7年、最高2期(

議会:二院制'下院優位。下院166議席'任期5年、解散あり(、上院60議席(

政府:統一アイルランド党と労働党の連立政権。

・首相 エンダ・ケニー '統一アイルランド党(※・副首相兼外相 イーモン・ギルモア '労働党(※・財務省 マイケル・ヌーナン '統一アイルランド党(

※アイルランドでは、首相はTaoiseach'ティーショック(、副首相はTánaiste'トーニスタ(と呼ばれる。

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基本情報④ '時差、ビジネスアワー、アイルランドへの行き方(

時差:日本との時差はマイナス9時間'日本が9時間先(。サマータイム期間'3月最終日曜日から10月最終日曜日まで(は、マイナス8時間となる。夏は22時頃まで明るく、冬場は16時頃には暗くなる。

ビジネスアワー: 【銀行】 月~水・金10:00~16:00、木10:00~17:00。休日は土・日、祝日。

【郵便局】 月~金9:00~17:30。土~13:00 休日日。

【デパートやショップ】 9:00~18:00頃、木9:00~20:00、日12:00~18:00頃※コンビニ(スパー、ロンディスなど)は、夜遅くまで開いている場合も。

【レストラン】 9:00~23:00頃。店によってはディナーのみの18:00~23:00。【パブ】 月~水10:30~23:30、木~土10:30~翌0:30、日10:30~23:00。

※一般的な営業時間の目安なので、店によって異なる。

アイルランドへの行き方:日本からの直行便は飛んでいないため、欧州の主要都市'ロンドン、アムステルダム、フランクフルト、パリ等(で乗り継ぐのが一般的。日本から欧州主要都市への飛行時間は約11~12時間。欧州主要都市からダブリンへは1時間半~2時間。

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基本情報⑤ '気候、在留邦人数、在日アイルランド人数(

気候:北樺太とほぼ同緯度に位置しているが、メキシコ暖流の影響で、1年の寒暖の差は極めて穏やか。0℃を下回ることはあまりない。風が強く、年間を通じて雨と曇りの日が多い。1日の中でも天候が非常に変わりやすいため、折り畳み傘やウィンドブレーカーなどを持ち歩くと良い。夏場でも朝夕は冷え込むこともあるので、薄手のセーターや上着などがあると便利。

在留邦人数:1,576名'2009年( ※外務省在留邦人統計

※アイルランドに「日本人会」は無いが、日系企業の団体「在アイルランド日本企業懇話会」がある。その他、アイルランドと日本の関係促進を目的とした「アイルランド日本協会'Ireland Japan Association: IJA(」がある。

※アイルランド日本協会'IJA( www.ija.ie

在日アイルランド人数:1,059名'2009年( ※法務省統計

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基本情報⑥ '通貨(

通貨:ユーロ'Euro(' ( '1ユーロ=約144円( ※2011年3月現在

※補助通貨単位は、セント'cent( ' (( ※北アイルランドの通貨単位は、ポンド'pound(' (

'出所:欧州中央銀行、駐日欧州連合代表部(

<紙幣>全部で7種類。ユーロ圏で共通のデザインが用いられている。欧州の歴史における建築様式の発展を、人と人をつなぐ「窓」と「橋」という図柄によって表現している。

<硬貨>全部で8種類。硬貨の片面にはユーロ圏共通のデザインが描かれている。もう一方の面のデザインは、国によって異なる。

【共通デザイン】 【アイルランド独自のデザイン】

※全ての金額の硬貨に同様のハープのデザインが描かれている。

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基本情報⑦ 'クレジットカード、チップ、両替(

クレジットカード:VISA、MasterCard は、ほとんどの店で使用できる。

※AMERICAN EXPRESSは、扱っていない店もあるので事前に確認が必要。

チップ:レストラン:サービス料が含まれている場合は、チップを支払う必要なし。

サービス料が含まれていない場合は、食事料金の10~15%が一般的。

パブ:パブのカウンターで飲み物を購入する際には、チップを支払う必要なし。

ホテル:ホテルの料金には、約15%のサービス料が加算されるのが一般的。

両替:両替は、ダブリン空港や街中の両替ショップ、もしくは銀行で行うことが出来る。空港の両替ショップは複数あり、最長で早朝 4:30am から深夜12時まで営業している'店舗によって営業時間が異なる(。銀行の営業時間は、一般的に月~金の10:00am ~ 4:00pm。両替レートは、空港に比べ街中のほうが有利な場合が多い。

空港の両替ショップ

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2. 出入国・空港

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出入国・ビザ

査証:日本とアイルランドとの間には査証免除取り決めがあり、観光等の非営利活動及び短期の商用'ビジネス(の場合は、滞在期間が6ヶ月以内ならばアイルランド入国に際して査証は不要。しかし、3ヶ月以上滞在する場合は、最寄の警察署'GARDA(で 「外国人登録」を行うと同時に「滞在許可」を取得する必要がある。

出入国審査:

入国時には所定のフォームに滞在先等の必要事項を記入する。

最近、アイルランドへの入国審査が非常に厳しくなっており、特に留学の場合、入学許可のレター等を求められる場合がある。短期の商用の場合でも、商用であることの証拠書類を求められることがあるので、訪問先からのInvitation Letterや、派遣元のレター'目的、訪問先、滞在期間、滞在先等を記載(を携行すると良い。アイルランド入国時の旅券の残存有効期間は、3ヶ月以上が必要'就学の場合は、コース終了後6ヶ月以上(。 所持金が少ない場合や、女性一人の場合は入国審査が厳しいとの話もある。

アイルランドの入国フォーム'LANDING CARD(

'出所:在アイルランド日本国大使館(

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VAT払い戻し

出国時には、空港でVATの払い戻しを忘れずに行いたい。

VAT払い戻し:アイルランドで一部の物品やサービスを購入すると、最大21%の付加価値税'Value Added Tax(が課せられる。日本からの旅行者は、EU圏外に出る際に、一部の払い戻しを受けることが出来る。払い戻しを受けるためには、特定の店で買い物をした際に、その店でVATの払い戻し用の書類を作成してもらう必要がある。その書類を、出国時に空港内のカウンター'Cash Refund(に提出する。カウンターは、セキュリティ・チェックを通過した後のエリアに存在する。

大手小売グループのFEXCOが、VAT払い戻し用のカード・サービスを行っている。FEXCOグループ指定の店で買い物をする際には、同カードに関連情報が登録されるため、書類を作成してもらう必要が無い。空港内のカウンターで、同カードを提出すればよい。外国人でもカードの作成が可能。

FEXCO Tax Free Shopping Card servicewww.shoptaxfree.com/cms/

このマークが目印

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ダブリン空港

ダブリン空港は、ダブリン市の北へ約12kmの所にある。

第一、第二ターミナルがあり、利用する航空会社によってターミナルが異なる。日本からダブリンへの直行便は無いため、欧州の主要都市を経由することになり、利用する航空会社によって到着ターミナルが異なる。空港の規模は大きくなく、シンプルな造りになっているため、迷うことは無い。第一、第二ターミナル間は、徒歩5分程度で移動できる。

第一ターミナルでは、到着口から真っ直ぐ進めば出口があり、ダブリン市内行きのバスやタクシーの乗り場がある。

第二ターミナルでは、到着口から真っ直ぐ進み、ガラスのトンネルに入って7~8m行ったところで左右に下りるエスカレーターがある。右側が Air Linkで、左側がAircoachのバス乗り場になる。

'第二ターミナルの到着口から見た空港出口(

<ターミナル別航空会社一覧>

【第一ターミナル】SAS, BMI, CityJet, Iberia, Fly Be, Norwegian, Turkish Airlines, Aer Arann, Air Baltic, Adria Airways, Air Canada, Air Southwest, Air Transat, Blue Air, Germanwings, Luxair, Malev, Cimber Sterling and Swiss

【第二ターミナル】Aer Lingus, Etihad Airways, Delta, Continental Airlines, US AirwaysAmerican Airlines

www.dublinairport.com

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乗車券はカウンターで購入

空港のタクシー乗り場

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空港からダブリン市内へ

ダブリン空港からダブリン市内へは、大きく分けて3つの方法で行くことが出来る。車を借り上げる場合は、日本出国前に現地の日系旅行会社等を通じて手配しておくと良い。

タクシーエアー・リンク'Airlink(

エアー・コーチ'Aircoach(

所用時間:約20~30分料金:€20~35 ※市中心部まで

タクシーは、日本のように決まった車種や色・デザインがあるわけではないので、車の上の表示が目印。

ダブリン市内では流しのタクシーを簡単に

ひろえる。初乗りは€4.10'平日/昼間(。

親切な運転手が多い

所用時間:約20~30分料金:€6 '往復€10(15~30分おきに運行。

No.747 空港→O’Connell Street → 中央バス・ステーション

No.748 空港→O’Connell Street→ ヒューストン駅

自動券売機

緑の二階建てバスが目印

所用時間:約20~30分料金:€7 '往復€12(

※市中心部からやや南のBallsbridge

へは€8 '往復€14(

10~20分おきに運行。

ダブリン市内のO’Connell Streetをはじめ、

複数のバス停'ダブリン郊外含む(があるため、チケットを購入する際には、行き先をきちんと確認する必要がある。

www.dublinbus.ie/Your-Journey1/Timetables/Airport-Services/

青い車体が目印

www.aircoach.ie/

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3. 治安

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治安①

アイルランドは、比較的治安が良いとされているが、繁華街、パブ等の飲食店を中心としたスリや置き引き、路上及び有料駐車場、観光地での車上狙いといった窃盗犯罪には十分な注意が必要。

一般にダブリン市内北側'リフィ川北側(が犯罪多発地帯と言われているが、最近では地域を問わず犯罪が発生しており、常に防犯意識を持って行動することが望ましい。また、ホテルやB&Bでも、貴重品や現金などはセーフティーボックスを利用した方がよい。

他の欧州の主要都市に比べ、アジア人が少ない。ましてや、スーツ姿の日本人が少ないことから、犯罪者にとって目立つことも考えられ、注意が必要。

また、アイルランドの失業率は、14.7%'2010年第4四半期(に上昇しており、景気の悪化に伴う治安の悪化に注意が必要だ。

交通マナーは悪いとは言えない。ただし、狭い道路でも制限速度が80kmである、歩行者用青信号の点灯時間が極端に短い、朝晩は通勤ラッシュで極端に交通量が増える等、歩行者にとって危険な箇所も多く見られるため交通事故防止には十分な注意が必要である。

'出所:在アイルランド日本国大使館(

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治安② 'ダブリン市中心部の治安マップ(

注意が必要なエリア

※各種資料、現地ヒアリングを基に作成

テンプルバー'temple bar(エリア:パブが多いため混雑。スリに注意。

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治安③ 'アイルランドの警察(

アイルランド警察は、アイルランド語の名称'An Garda Síochána(で呼ばれることが多い。一般的には、単にGarda (ガーダ)、もしくは複数形でGardaí(ガーディ)と呼ばれる。ダブリン市の中心部では比較的多くの警察官が巡回していて、一般的に親切な警察官が多い。

警察・消防・救急車

999

※日本語対応不可

街の至る所にCCTVと呼ばれる、監視

カメラがついており、治安維持に貢献している。

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4. 経済

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基礎的経済指標

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アイルランドの直接投資

アイルランドの直接投資※フロー ※100万ユーロ

2007年 2008年 2009年

対内直接投資 18,052 -11,232 17,697

対外直接投資 -15,450 -12,936 -17,221

アイルランドへの主要投資国'2009年(※フロー ※100万ユーロ

英国 5,503バミューダ 5,205オランダ 4,579フランス 3,634ドイツ 2,201ベルギー 2,003イタリア 1,738日本 1,382

'参考(米国 -12,870'出所:Central Statistics Office, Ireland(

日本の対アイルランドの直接投資※フロー ※100万ユーロ

2007年 2008年 2009年

-1,951 -335 1,382

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2010年12月1日、「日・アイルランド社会保障協定」が発効した。

この協定により,派遣期間が5年以内の一時派遣被用者等は,原則として,派遣元国の年金制度にのみ

加入することになる。また,両国での保険期間を通算してそれぞれの国における年金の受給権を確立できることとなる。

本協定の発効以前は、日・アイルランド両国の企業等からそれぞれ相手国に一時的に派遣される被用者等'企業駐在員等(は,日・アイルランド両国の年金制度への加入が義務付けられるため,社会保険料の二重払いの問題が生じていた。また、相手国の年金制度の加入期間が短いために,年金の受給に必要な期間を満たさず,年金を受給できないとの問題も生じていた。

日・アイルランド社会保障協定は,これらの問題を解決することを目的としており,この協定の締結により,企業及び駐在員等の負担が軽減され,日・アイルランド両国間の人的交流と経済交流が一層促進されることが期待される。

この協定は,既に発効済みのドイツ,英国,韓国,米国,ベルギー,フランス,カナダ,豪州,オランダ、チェコ、及びスペインとの間の社会保障協定に続く、我が国にとって12本目の社会保障協定となる。

◇社会保障に関する日本国政府とアイルランド政府との間の協定'略称:日・アイルランド社会保障協定(www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/treaty/treaty174_10.html

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日・アイルランド社会保障協定

'出所:外務省ホームページから抜粋(

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主要ビジネス都市

'出所:アイルランド政府産業開発庁(

Dublin

アイルランド政府は、アイルランド全土にビジネスパークや、工業団地を設置し、積極的に外国企業の誘致に取組んでいる。実際に、日本企業がそれらの中に立地しているケースも複数ある。

それぞれのビジネスパーク、工業団地の詳細やパンフレットは、アイルランド政府産業開発庁'Investment and Development Agency: IDA(のウェブサイトからダウンロードできる。主要ビジネス都市の特徴は以下のとおり。

Business and Technology Parks (IDA)www.idaireland.jp/locations/business-technology-parks/

ダブリン'Dublin(アイルランドの首都。政府機関、IT産業、サービス産業、金融関連企業が多く見られる。中でも金融関係企業は、ダブリン市の東、ダブリン港近くに集積。

リムリック'Limerick(特にIT関連企業が集積している。

ゴールウェイ'Galway(特にライフサイエンス関連企業が集積している。

コーク'Cork(アイルランド第二の都市。ダブリン同様、IT産業、サービス産業等が多く集まっている。

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ダブリンの“シティ”'金融街(

ヨーロッパの金融街といえば、ロンドンの“シティ'City(”が有名だが、アイルランドの金融街といえば、ダブリン港近くの「国際金融サービスセンター'International Financial Service Center: IFSC(」を中心としたエリアになる。IFSCは、アイルランド政府によって1987年に設立された。IFSCには、シティ・グループ、JPモルガン、ドイツ銀行などの

グローバル企業が入居している。www.ifsc.ie

金融街

【ダブリン市中心部】

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THE CONVENTION CENTRE DUBLIN

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ダブリン・コンベンションセンター

www.theccd.ie

THE CONVENTION CENTRE DUBLINSpencer Dock, North Wall Quay Dublin1Tel: [email protected]

ダブリンには大規模コンベンションセンターがあり、ビジネスに活用出来る。ダブリン・コンベンションセンターは、ダブリン中心部の東側'ダブリン港方面(に位置し、ダブリン空港からは、車で約20分。

コンベンションセンターでは、展示会だけでなく、大規模セミナーや、小規模のミーティングも開催可能。大規模セミナーの場合は、約2,000人収容することが出来る。

問合せ・予約は、電話もしくはメールにて行う'日本語対応不可(。

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