ドローンが拓く新しい世界 ·...

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ドローンが拓く新しい世界〜新しい産業と安全管理〜

2015年10月20日

株式会社ラックサイバー・グリッド・ジャパンサイバー・グリッド研究所渥美　清隆

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商　号株式会社ラック（LAC： LAC Co., Ltd.）

本社東京都千代田区平河町 2-16-1 平河町森タワー

事業所アクシス事業所（データセンター）名古屋オフィス福岡オフィス

設　立 2007年10月1日（創業 1986年9月3日）

資本金 10億円

代　表代表取締役社長　髙梨輝彦

売上高連結 328億円（2015年3月期）

決算期 3月末日

上場市場大阪証券取引所：ジャスダック市場（3857）

従業員数連結 1,581名（2015年4月1日現在）

主な事業セキュリティソリューションサービスシステムインテグレーションサービス情報システム関連商品の販売およびサービス

株式会社ラック〜会社概要〜

ITの発展で論理的に地球が小さくなることを予見した会社名「LAC：Little eArth Corporation」

Sep 1986

Jun 2005

Feb 2002 「セキュリティ監視センターJSOC」と命名し、事業拡張

Jun 2000 九州沖縄サミットのネットワーク監視を受託「セキュリティ監視サービス」事業を開始

Apr 1995 国内初の情報セキュリティサービスの提供を開始「セキュリティ診断サービス」事業を開始

システム開発企業として創業

緊急事故対応サービス「個人情報119」サービス開始

May 2010 永田町へオフィスを移転し、都内に分散するグループ会社を集約

Jun 2015

フロストサリバン社

日本最高位のMSS

サービス事業者表彰

●個人情報保護法施行

ともに生きる人間集団として社会から愛され、豊かで安全な未来創りに貢献します。


事業概要：セキュリティ技術の強み

国内最大級の「セキュリティ監視センター」あらゆる脅威に精通したセキュリティのプロフェッショナルが、24時間365日の体制で、日々変化し続けるサイバー空間での脅威からお客様を守っています。

信頼と高い評価を受ける「サイバー119」情報漏えい、サイバー攻撃など、セキュリティに係る緊急事故の救済要請を受け、事故からの復旧、予防から再発防止、事業継続アドバイスまでを支援します。

セキュリティ事業のベースとして、特に重要な役割を果たしている「サイバー・グリッド・ジャパン」。情報セキュリティ対策のための防御手法だけでなく最新の攻撃手法など、幅広く情報収集と分析を行っています。サイバー・グリッド研究所、ナショナルセキュリティ研究所、データコンピューティング研究所など、他社にない、ここまで踏み込んだ取り組みの成果が、私たちラックのサービスを支えています。

先進のサービスを支える知の集積「情報セキュリティの研究所」

情報セキュリティ人財を生みだす「セキュリティアカデミー」

人は城、人は石垣、人は堀」情報セキュリティを確保する上で最も重要なことは、高度な情報セキュリティを理解し、実践できる人材（人財）の育成です。ラックは、グローバルな情報セキュリティ教育に標準をおき、実践的な教育支援を行っています。

高度な情報セキュリティ技術を支える、ラックの「人」によるサービス

圧倒的な実績を誇る「セキュリティ診断」1995年、国内初の診断サービス。豊富な経験とノウハウを持つエンジニアがセキュリティ上の欠陥を調査し、適切な解決策を提示。圧倒的な実績を有しています。


サイバー・グリッド・ジャパンとは

セキュリティ事業のベースとして、特に重要な役割を果たしている「サイバー・グリッド・ジャパン」。情報セキュリティ対策のための防御手法だけでなく最新の攻撃手法など、幅広く情報収集と分析を行っています。

先進のサービスを支える知の集積「情報セキュリティの研究所」

サイバー・グリッド・ジャパンは、研究を行う核となる組織に、サイバー・グリッド・パートナーと呼ばれる研究目的に賛同いただいた企業や団体もつながる、特徴的な構造をもちます。参加したパートナー企業や団体は、研究所の研究成果を新しいソリューションやサービスに活用することが可能で、具体的なソリューションへの展開が、日本のセキュリティレベルの向上に貢献できると考えています。

サイバー・グリッド・ジャパンのチャレンジ


私について

● 株式会社ラック　サイバー・グリッド研究所リサーチャー

● 現在のミッション– IoTの動向全般の調査– IoTデバイスの脆弱性– IoT環境への攻撃シナリオの検討

● ドローンもIoTの一つ● セキュアドローン協議会のメンバーwww.secure-drone.org


おことわり

出来る限り最新情報を参照付で記述しましたが、何らかの問題があるかもしれません。

皆様に置かれましては必要な確認作業を必ず実施して頂きますようお願いします。


アジェンダ

1. ドローンとは何か？

2. 飛行原理

3. 活用事例

4. 法律

5. 今後の課題


ドローンとは何か？

RQ-1プレデターhttps://ja.wikipedia.org/wiki/RQ-1_プレデター



Thunder Tiger社 SEAWOLFhttp://ttrobotix.com/product/seawolf-sport



● 命令を実行する自律した無人機●単なるラジコンではない

●どこに移動する？●空中(UAV)、陸上(UGV)、水中(USV)など

●どう移動する(空中のみ)？●ヘリコプター、マルチコプター、固定翼、VTOL、飛行船、その他


VTOL型ドローン

合弁会社エアロセンス社製 AS-DT01-E 垂直離着陸機http://www.aerosense.co.jp/services


羽ばたき型(これはラジコン)

YouTube: フラップター Flaptter 19-2 of Castle in the sky LAPUTA : Test Flight 3 https://www.youtube.com/watch?v=u9Nw_TbASgg


マルチコプターはどう動くのか？

細かい物理現象はおいておいて...

写真はDJI Phantom3 Professional



モーターを回すだけでは飛ばない...

床・地面

超音波距離センサービジョンポジショニング




完全自動化のために...

GPS / GNSS

近接センサ

FPVカメラによる障害物解析


beacon


ドローンにできること

● 撮影、センシング● 移動● 物品搬送

● 映像作品制作、建造物検査、災害救助、宅配● などなど

これをどう活かすかは皆さんのアイディア次第


在庫管理

サトー：第17回自動認識総合展に出展しましたhttp://www.sato.co.jp/topics/2015/09-28-17-1.html


農業

セキュアドローン協議会：「安心安全なドローン自動航行による農作物生育栽培実験」を開始〜2016年度よりクラウドソリューションを研究・開発〜http://www.secure-drone.org/news/2015/0824-mid-year-report/


落石危険判定

公益財団法人鉄道総合技術研究所: レーザーとドローンを用いた落石危険度評価システムを開発しましたhttp://www.rtri.or.jp/press/pdf/20150806.pdf


洗車

ITPro: ［技術賞］車の表面を走行してモップ掛け、ドローンとも連携http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/030400035/030400002/


ドローンにできること

● 魚釣り● 抜歯● まぁ、いろいろあります。

他にも...


法律上の諸問題

● 刑法● 電波法● 航空法● 民法、文化財保護法、軽犯罪法、条例...


刑法

● 不法侵入、不退去– ドローンは人ではないので対象外？– 民法207条で上空・地下の所有権は認められている

● 業務妨害、公務執行妨害● 器物損壊、建造物損壊● 過失致死傷，傷害、暴行、往来危険

土地所有者の許可無くその上空を飛ばさないみずほ法律事務所の解釈http://www.mc-law.jp/kigyohomu/18649/弁護士ドットコムの解釈https://www.bengo4.com/other/1146/1307/n_3004/

正直難しい。確定した判断も少ない。


電波法

● 無線局の設備を申請して、許可が得られればOK。● 微弱無線局ならどの周波数帯でもOK。

ただし、数mしか飛ばない？● 技適マークがついた無線機なら、申請を省略可● 2.4GHzの混雑は総務省も認識● 電波の整理には時間がかかるが計画進行中

限られた資源を大勢で利用するための法

logmi: ドローンの操縦に免許は必要？　総務省担当者が無線機器の電波利用について解説http://logmi.jp/62374


電波法

● 世界は3つの地域に分けられ、互いの地域の互換性が低い

● 各国毎に電波法が定められ、無線基地局の許認可業務を行っている

● 技適に合格するのを待つ / 申請するよう促す● 無線設備だけ、技適マーク付に置き換える

海外のドローンはそのままでは使えない

解決方法は


ITUが定める3つの地域

http://www.tele.soumu.go.jp/j/adm/freq/search/share/sanko.htm総務省：国際電気通信連合の無線通信規則第５条に規定される国際分配について


技適取得済みWifiモジュール

週刊アスキー: 電子工作の違法無線にさよなら Cerevoが新ブランドで『技適取得済み無線LANモジュール』発売http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/353/353927/


改正航空法

● 「無人機=おもちゃ」から産業利用を意識● 重量による制限

予定：200g以下はおもちゃ

● 空域による制限予定：150m以下、建造物などから30m以上離す等

● 有視界に制限，夜間の制限● 制限を超える場合の取り扱い


空域の制限

国土交通省：航空法の一部を改正する法律案の概要http://www.mlit.go.jp/common/001096661.pdf


制限を超えるための申請(案)

● 目的、日時、経路、高度、理由、機能、性能● 操縦者の飛行経験、技能等● 安全確保の方策● 実施日の15日以上前

国土交通省：無人航空機の飛行に関する許可・承認の申請・審査要領http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000133266



国土交通省：無人航空機の飛行に関する許可・承認の申請・審査要領http://search.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000133266



JUIDAがドローン操縦者・安全運行管理者の養成スクール...http://uas-japan.org/?p=2894


課題

● 墜落対策– 衝突、バードストライク、落雷、混信– パラシュート、6ローター、8ローター– 保険– 練習場所

● 制限を超えるための申請の難易度– 申請方法の整備– 行政書士の慣れ？

● 皆さんのアイディア


衝突回避

5方向のビジョンポジショニングと超音波センサー

DJI Guidancehttps://developer.dji.com/en/guidance/


パラシュート

DJI Guidancehttps://developer.dji.com/en/guidance/


その他の墜落対策

● 保険– 一般財団法人日本ラジコン電波安全協会：ラジコン保険http://www.rck.or.jp/contents/rc_sojyu/rc_sojyu09.html

– アライアンス株式会社: ドローン総合保証プラン(法人)http://alliance-k.com/whatsnew/673

● 練習場所– SORA POD: ドローン練習場http://sorapod.takeyukisuzuki.com/?tag=ドローン練習場

– 空撮人: 全国のドローン特区一覧http://ku-satsu.tokyo/special


こんなドローンに手が届く未来はもうすぐ

● https://www.facebook.com/futurism.co/videos/484485715063966/


Thank you. Any Questions?

株式会社ラックhttp://www.lac.co.jp/

[email protected]

株式会社ラックhttp://www.lac.co.jp/

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※ この講演における発言、及び資料の内容は、個人の見解であり、所属する企業や団体を代表するものではありません。

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