ワープロ文書作成 - nara-edu.ac.jp3 1.Word の基本説明...
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ワープロ文書作成
数学教育講座 伊藤直治
はじめに.はじめに.はじめに.はじめに.
人類が文字を用いたコミュニケーションを始めてからすでに何世紀にもなりますが,コンピュータ(電子計算機)はこの世に誕生してからはまだ半世紀たらずです.しかし,今やコンピュータは文書作成に欠かせない道具の一つとなりました.コンピュータの出現によって,ワードプロセッシング技術は飛躍的に進歩しました.特に,日本語ワードプロセッシングシステムは,日本のビジネス社会だけでなく,広く一般の社会に大きな変化をもたらしたといえます.コンピュータによるワードプロセッシングの技術を用いることによって,素早く簡単でしかも効率的な文書作成を行うことが出来ます.パソコン上で動作するワープロソフトはたくさんあります.思い付くままに上げてみても,Power書院,一太郎,WX-Word,キヤノワードJ,WordPerfect,EGWORD,OASYS,dp/NOTE,BeatWord などと色々なソフトを上げることが出来ます.ワープロソフトの操作は,ボタンやメニューを用いるため大変分かりやすく,したがってユーザーは効率よく,しかも楽しみながら作業を進めることが出来ます.ワープロソフトを使えば,簡単な手紙から手の込んだビジネス書類まで,ありとあらゆるものを自由に作成することが出来ます.本講座では,Microsoft Wordを使って次ページの案内状を作ります.案内状には,ビジネスレターの基本的な要素がほとんど入っています.日付,宛先,送信者名,タイトル,本文といった要素は,どのようなレターにも共通です.案内状を作成することを通してワープロソフトの基本的な操作をマスターしましょう.
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平成 12年 8月4日
会員各位
奈良教育大学パソコン講座伊藤直治
電話:0742‐00‐0000
FAX:0742‐00‐0001
納涼会のご案内
拝啓
残暑の候、ますます御健勝のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、厚
くお礼申し上げます。
さて、恒例の納涼会を下記の通り開催致します。万障お繰り合わせのうえ是非ご出席下さ
いますようご案内申し上げます。
敬具
記
1. 日時・・・・・・8月 20日(金) 18時 ~ 20時
2. 場所・・・・・・観光ホテル
3. 会費・・・・・・2,000円
以上
《申込書》
お 名 前 ふ り が な
ご 住 所
� T E L F A X
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1.1.1.1.Wordの基本説明の基本説明の基本説明の基本説明
日本語ワープロソフトである Word(ワード)は,手紙、企画書、新聞といった文書作成に役立ちます。Word の操作は、ボタンやメニューを用いるため大変分かりやすく、楽しみながら作業を進めることができるでしょう。まず、Wordのメインウィンドウを構成する各部の名称と機能を理解し、使い方に慣れましょう。
Word では文字入力以外のほとんどの操作をマウスで行いますので、マウスの操作にも慣れておきましょう
クリック・・・・・・・・マウスの左ボタンを軽くカチッと押してすぐ離します。右クリック・・・・・・マウスの右ボタンを軽くカチッと押してすぐ離します。ダブルクリック・・マウスの左ボタンを 2回カチッカチッと押して離します。ドラッグ・・・・・・・・マウスの左ボタンを押したままマウスを移動させ、ボタンを離します。右ドラッグ・・・・・・マウスの右ボタンを押したままマウスを移動させ、ボタンを離します。
タイトルバー
メニューバー
ツールバー
水平ルーラ-
垂直ルーラ-
水平スクロールバー
垂直スクロールバー
下書き表示
印刷レイアウト表示
アウトライン表示
Webレイアウト表示
ステータスバー
最小化 最大化 閉じる
カーソル
文書ウィンドウ
表示モード
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2.2.2.2.Wordを起動するを起動するを起動するを起動する
(1) ポインタをスタートボタンに移動する
(2) スタートボタンをクリックする
(3) スタートメニューが表示される
ポインタ
スタートボタンに移動
スタートメニュー
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(4) ポインタを[プログラム]まで移動する
(5) プログラムメニューが表示される
� スタートメニューやプログラムメニューは、使用しているパソコンにインストールされているアプリケーションなどによって異なることがあります.多くのアプリケーションがセットアップされている場合,プログラムメニューは 2列に表示されることもあります.メニューの内容が多少違っても,操作は変わりません。
プログラムメニュ
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(6) ポインタを[Microsoft Word]まで移動する
� ポインタを移動している途中でプログラムメニューが消えてしまっても慌てることはありません.(1)からの手順を繰り返えして下さい。
(7) [Microsoft Word]をクリックする
� [Microsoft Word]をクリックすると、ポインタが砂時計の形に変わり,少し待つとWordが起動します。
ここをクリック
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(8) Microsoft Wordが起動する
� パソコンによっては下のように画面いっぱいに Word が起動されることもあります.どちらの状態でも使用できます。
� Wordの画面の大きさを変えたいときはタイトルバーの右側にある下記のボタンをクリックして下さい。
このボタンをクリック
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3.日付の入力3.日付の入力3.日付の入力3.日付の入力
(1) ポインタを[挿入]に移動
(2) [挿入]をクリックする
(3) 挿入メニューが表示されます
ここをクリック
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(4) ポインタを[日付と時刻]へ移動し,クリックする
(5) 日付と時刻のダイアログが表示される
(6) 日付と時刻の表示形式を選び、[OK]をクリックする
ここをクリック
日付と時刻
ダイアログ
ここをクリック
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(7) 選んだ表現形式で日付が挿入される
(8) Enterキーを押し、改行を入力する
� 段落を変えるときなど、意図的に改行をしたいときは,Enterキーを押すと次の行の先頭から入力することができるようになります。
� 長い文章を打ち,1行では入り切らず次の行にわたってしまうときは自動的に改行されるので,各行の終わりで Enterキーを押す必要はありません。
� Enterキーを押すと画面に表示される矢印は段落記号といいます。段落記号は印刷されません。
カーソルがここに移ります
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4.文書をディスクに保存する4.文書をディスクに保存する4.文書をディスクに保存する4.文書をディスクに保存する
停電などでパソコンの電源が突然切れたりすると、保存していなかった内容はすべて失われてしまいます。文書を作成するときは、定期的に保存しましょう。
(1) 上書き保存のボタンを押す
(2) ファイル名を付けて保存するためのダイアログが表示される
ここをクリック
保存先が表示されます
文書の最初の行が自動的に挿入されます
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(3) ファイル名を「納涼会案内」と変更する
(4) 保存を実行する
(5) ダイアログが消え、左上にファイル名が表示される
「納涼会案内」と入力
ここをクリック
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� Word では、定期的に保存が行われるように“自動保存”を設定することもできますが、安全のために、大切なデータを入力するたびに文書を保存する習慣を付けておきましょう。
� ファイル名には,文書を簡単に検索できるように、内容を説明するファイル名を使用するとよいでしょう.
� Windowsでは、ファイル名に全角で 127文字(半角 255文字)まで使用できます。
� Windowsのプログラムで使われている文字、すなわち、半角のスラッシュ (/)、円記号 (¥)、大なり記号 (>)、小なり記号 (<)、アスタリスク (*)、疑問符 (?)、ダブル クォーテーション ( " )、縦棒 ( | )、コロン ( : )、およびセミコロン ( ; )は、ファイル名に使用することはできません。
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5.文章を入力5.文章を入力5.文章を入力5.文章を入力
(1) サンプルの通り入力する
(2) スペースキーを押し,かな漢字変換を行う
(3) Enterキーを押し,変換を確定する
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(4) Enterキーを押して改行し,続きを入力する
(5) スペースキーを押して,かな漢字変換する
(6) Enterキーを押して,変換を確定する
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6.6.6.6.かな漢字変換候補の選択かな漢字変換候補の選択かな漢字変換候補の選択かな漢字変換候補の選択
(1) 自分の名前を入力する
(2) スペースキーを押す
(3) 目的の文字が出ない場合は,再度,スペースキーを押すと次の候補が表示される
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(4) もう一度 スペースキーを押すと変換候補のリストが表示される
(5) 7キーを押すと,7番目の候補が選択され,次の文節に反転表示が移る
(6) Enterキーを押すと,かな漢字変換が確定する
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7.コピー,貼り付け7.コピー,貼り付け7.コピー,貼り付け7.コピー,貼り付け
(1) 電話番号を入力
(2) スペースキーを押す
(3) Enterキーを押す
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(4) 改行し,ポインタをコピーする行の左に移動する
(5) クリックして1行選択する
(6) コピーボタンをクリックする
ここをクリック
ここをクリック
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(7) 貼り付ける場所を選ぶ貼り付けボタンをクリックする
(8) コピーした文字がカーソルの位置に貼り付けられる
カーソルを
ここに移す
ここをクリック
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8.文章の修正8.文章の修正8.文章の修正8.文章の修正
(1) ドラッグして「電話」の文字を選択する
(2) Shiftキーを押しながら「FAX」と入力する
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(3) Enterキーを押して,確定する
(4) 消したい文字の直後をクリックする
(5) Back Spaceキーを押して 0を消し,1を入力する.
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9.挨拶文を入力9.挨拶文を入力9.挨拶文を入力9.挨拶文を入力
(1) 「納涼会のご案内」の後まで入力しておく
(2) 「拝啓」と入力して改行すると,あいさつ文ウィザードが起動する
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(3) 「あいさつ文」をクリックし,あいさつ文ウィザードのダイアログを表示する
(4) 季節の挨拶と安否の挨拶を選択し,[次へ]を押す
(5) 感謝の挨拶文を選択し、[完了]を押す
ここをクリック
ここをクリック
ここをクリック
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(6) あいさつ文ウィザードを終了する
(7) あいさつ文ウィザードが消え,挨拶文が入力される
ここをクリック
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10.箇条書きの入力10.箇条書きの入力10.箇条書きの入力10.箇条書きの入力
(1) 挨拶文に続けて本文を入力する
(2) 一番下の段落記号にカーソルを移動して,「記」と入力し改行する
(3) 改行し,「日時」と入力した後 Tabキーを押し,続けて文字を入力する
Tabキーを押す
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(4) 同様にして,場所と会費を入力する
(5) 3行をドラッグして選択する
(6) 左インデントの上にポインタを移動する
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(7) 適当な位置までドラッグする
(8) 左揃えタブを調節する
(9) [書式]-[タブとリーダ]を選択する
ドラッグ
ここをクリック
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(10) タブとリーダのダイアログでリーダを選択して,[OK]を押す
(11) リーダが挿入される
(12) 段落番号ボタンを押すと番号が自動入力される
ここを選択
ここをクリック
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11.文字の位置の調整11.文字の位置の調整11.文字の位置の調整11.文字の位置の調整
(1) 日付の行を右揃えにするため,行のどこかをクリックする
(2) 右揃えボタンをクリックすると,選択中の段落が右揃えになる
どこかをクリック
ここをクリック
右揃えになる
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(3) 「奈良教育大学パソコン講座」から FAX番号までを選び,同様に右揃えにする
(4) タイトルを中央揃えにする
12.文字デザインを選ぶ12.文字デザインを選ぶ12.文字デザインを選ぶ12.文字デザインを選ぶ
(1) タイトルを選択しフォントサイズのボタンをクリックする
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(2) フォントサイズのメニューから,「18(ポイント)」を選び,クリックする
(3) タイトルの文字サイズが 18ポイントになる
(4) フォントを変更するため,フォントのボタンを押す
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(5) [MSゴシック]を選択する
(6) 選択されたフォントが適用される
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13.罫線を入れる13.罫線を入れる13.罫線を入れる13.罫線を入れる
(1) 切り取り線を入れたい場所を選択し,罫線ボタンを押す
(2) ダイアログ内で以下のように設定し,[OK]を押す
(3) 選択した段落の下に,切り取り線が挿入される
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14.表を作成する14.表を作成する14.表を作成する14.表を作成する
(1) 申込書まで入力し,改行しておく
(2) 表を挿入する
(3) 項目を入力する
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(4) 結合するセルを選択する
(5) 選択した場所を右クリックし,メニューの[セルの結合]をクリックする
(6) セルが結合される
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(7) 表の左下を選択して,ドラッグする
(8) 適当な大きさに調整する
(9) 配置を変更したいセルを選択し,右クリックして中央揃えを選ぶ
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(10) セルの配置が中央揃えになる
(11) 均等割り付けボタンをクリックする
(12) セルの大きさを調整する