さまざまな場合のドップラー効果

1 反射板によるドップラー効果

音源

反射板

① 反射板は観測者として、音源からの音を受ける

② 反射板は受けた音を出す音源となる

音源

反射板（観測者）音速 V 〔m/s〕f0 〔Hz〕

vs 〔m/s〕

VR 〔m/s〕

① 反射板は観測者として、音源からの音を受ける

λ ＝f0

V－ vs

V－ VR 〔m/s〕

例

観測者

公式 v＝ f λ よリ

V－ VRV－ vs

f0fR ＝

反射板（音源）音速 V 〔m/s〕

VR 〔m/s〕

例のつづき

観測者

反射板はfR〔Hz〕の音を出す音源となる

② 反射板は受けた音を出す音源となる

fR〔Hz〕

λR＝ fR

V＋ VR

V 〔m/s〕

公式 v＝ f λ よリ

V

V＋ VRfRf ＝

2 風による音速の変化

風が吹いている場合、媒質である空気が移動しており、音速は風の速さ（風速）の分だけ変化する

無風での音速 V 〔m/s〕

音源

風速 w 〔m/s〕風上 風下

V＋ w 〔m/s〕V－ w 〔m/s〕

3 斜め方向のドップラー効果

f0 〔Hz〕

vs 〔m/s〕

観測者

音源θ

音源と観測者を結ぶ方向の速度成分を用いて考える

vs cosθ 〔m/s〕

音速 V 〔m/s〕

λ ＝f0

V－ vs cosθ