トランプゲームで正の数・負の数に慣れよう -...
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① トランプゲームで正の数・負の数に慣れよう
《ルール》
1.親を決め,1~10の40枚のトランプを全員に順番に配る。
2.黒のトランプは正の数 (財産),赤のトランプは負の数(借金)とし,
点数を合計する。なお,金額は1点につき1万円とする。
3.時計回りに,右隣の人のトランプから1枚ずつ取っていく。最初
は親が右隣の人から取る。
4.自分の財産がたくさんあると思ったら,1周した後ならトランプ
を取った時,誰でもストップをかけることができる。
5.ストップがかかった時の手札の合計が自分の点数になる。最も点
数の多い人が次の親になる。5回の点の合計で勝敗を決める。
《ジョーカーを使った特別ルール》
1.1~10の40枚にジョーカーを加えたトランプを全員に順番に配
り,それ以外の2~5のルールは同じものとする。
2.ジョーカーは点を持たないが,一発逆転アイテムとして,発動す
ると黒と赤を逆転することができる。つまり,全員の財産は借金
に,借金は財産に入れかえることができる。
3.ジョーカーはストップをかける本人が持っている時のみ,発動す
ることができる。必要なければ発動しなくてもよい。
《得点の付け方》
黒のカードと赤のカードに分けそれぞれの点を合計し,財産と借金
の金額を求める。合わせたときにどちらがいくら残るかを,金額の大
小とその差から計算する。
5 3 8 7 2 財産
借金
合計
4 9 5 2 3 財産
借金
合計
《得点表》
1
2
3
4
5
合計
順位
② 加法(たし算)
《同符号の加法》
5 6 4 3
5 6 4 3
2数の絶対値の和 に,2数と同じ 符号をつける。
次の計算をしなさい。
(1) (+2)+(+3) (2) (-4)+(-5) (3) 0+(-8)
次の計算をしなさい。
(1) (+6)+(+4) (2) (-3)+(-3) (3) 0+(-9)
(4) (+18)+(+7) (5) (-7)+(-12) (6) (-13)+(-27)
《異符号の加法》
5 6 4 3
5 6 4 3
2数の絶対値の差 に,絶対値の大きい 方の符号をつける。
次の計算をしなさい。
(1) (-6)+(+2) (2) (-2)+(+8) (3) (-3)+(+3)
次の計算をしなさい。
(1) (-4)+(+9) (2) (+4)+(-4) (3) (+5)+(-7)
(4) (+15)+(-4) (5) (-16)+(+8) (6) (-19)+(+36)
③ 減法(ひき算)
《正の数の減法》
5 6 4
5 6 4 5
符号を変えて負 の数とし,加法 として計算する。
次の計算をしなさい。
(1) (+3)-(+7) (2) (-2)-(+6) (3) 0-(+4)
次の計算をしなさい。
(1) (+9)-(+5) (2) (-3)-(+8) (3) 0-(+6)
(4) (+8)-(+17) (5) (+5)-0 (6) (-16)-(+29)
《負の数の減法》
5 6 4
4 6 5 4
符号を変えて正 の数とし,加法 として計算する。
次の計算をしなさい。
(1) (+6)-(-3) (2) (-8)-(-5) (3) 0-(-7)
次の計算をしなさい。
(1) (+2)-(-4) (2) (-3)-(-9) (3) 0-(-8)
(4) (+7)-(-16) (5) (-13)-0 (6) (-31)-(-24)
④ 小数や分数の加法・減法
次の計算をしなさい。
(1) (-1.4)+(-0.7) (2) ^2 ^^3 (-__)+(+__) ^3 ^^4
次の計算をしなさい。
(1) (-5.2)+(+3.4) (2) (-2.8)-(-7.5)
(3) ^^2 ^^^5 (-__)+(-__) ^^9 ^^^9
(4) ^4 ^^7 (-__)-(-__) ^5 ^^^^^^^10
⑤ 加法と減法の混じった計算
3つ以上の数の加法,減法は,ふつう左から計算する。
9-7+8
しかし,これを加法だけの式になおすと,
9-7+8
9 7 8 9 8 7 と入れ替えても同じなので,どこから計算してもよい。
加法だけの式にしたときの,+9, -7, +8 をこの式の項 といい,
+9, +8 を正の項 ,-7 を負の項 という。
《加法の計算法則》
① 5 3
② 3 5
③ 3 5 4
④ 5 4 3 加法の交換 法則
加法の結合 法則
《計算の仕方》
①減法は加法になおして計算する。
(+2)-(+5)
(+2)-(-5)
(-2)-(+5)
(-2)-(-5)
②計算が全て加法だけと考えるならば,それぞれの項の大きさが分か
ればいいので,式から加法の記号+とかっこをはぶいて,項だけを書
き並べた式にする。
(+2)+(+5)
(+2)+(-5)
(-2)+(+5)
(-2)+(-5)
また,式の最初の数や答の正の符号+は省略できる。
③加法の交換法則や結合法則を使って,正の項の和,負の項の和をそ
れぞれ求めてから計算する。
(-4)-(-5)-(+3)+(+7)
=
=
=
=
=
正負の区別ができれば,並べ
替えずに計算してもよい。
④まとめると,式の2つ目以降の数の計算は,次のように簡単にする
ことができる。
加法だけの式に直さず,即,
項だけの式にしてもよい。
次の計算をしなさい。
-15-(-26)+(-34)+12
初めからかっこのない数については,加法の記号+がはぶかれて,
前にある符号を含めた項として考えてよい。
-2+8-14の式の正の項と負の項をいいなさい。
正の項
負の項
次の計算をしなさい。
(1) 4-7+6 (2) -6+9-8
(3) 13-23-47+23 (4) -1.5+3.7-2.6
次の計算をしなさい。
(1) 8-12+(-5) (2) -7+(+9)-(-4)-6
(3) -6-9+(-18)-(-3) (4) 4.3+(-7.1)-(-5.2)
次の計算をしなさい。
(5) ^^^^3 ^^^^^^4 ^^^^2 __-(+__)-__ ^^^^5 ^^^^^^5 ^^^^5
(6) ^^^^5 ^^^^^2 ^^1 -__-(-__)+(-__) ^^^^6 ^^^^^3 ^^4