DAT72 ユニット/ DAT72 ユニット(ドライブケージ付)取 …J E B7FY-2481-01 内蔵 DAT72 ユニット/ 内蔵 DAT72 ユニット(ドライブケージ付)取扱説明書
フローペット-NX、バリューオーバル 電池ユニット …S-174BM-2 1.はじめに...
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Ins. No. S-174BM-2
フローペット-NX、バリューオーバル電池ユニット交換と係数再設定要領
この取扱説明書は、フローペット -NX(FLOWPET-NX)、バリューオーバル
(Value OVAL)の全機種および専用機(下記の注記参照)に適用されます。
(注記)
1. フローペット -NXの内、計数部面板に記載されている製品記号:LS○○○○ -△○の△(7桁目)
が「2」の製品につきましては、本文中の〔※ 20 形〕の部分を併せてお読みください。
2. フローペット -NX、バリューオーバル以外の専用機・ガスオーバル・容器検定用オーバル流量計に
適用されます。
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2
1.はじめに… …………………………………………………………………3
2.各部の名称…………………………………………………………………4
3.電池ユニットの交換…………………………………………………………5
3.1…電池ユニット交換について………………………………………………5
3.2…電池ユニット交換方法……………………………………………………6
4.係数(サイクルサンプル数、分周値、メータ係数)再設定要項……………8
4.1…係数を再設定する… ……………………………………………………8
……4.1.1…サイクルサンプル数(A)を再設定する………………………………9
……4.1.2…分周値(d)を再設定する… ……………………………………… 12
……4.1.3…メータ係数(F)を再設定する… ………………………………… 15
4.2…係数の確認方法……………………………………………………… 19
目 次
この取扱説明書における「注記」、「注意」、「警告」は、使用上の注意を 喚起する留意事項で、次に例示します。
…………(注記)… 注記は、肝要な情報を使用者に注意を促すため、本文から離して表示します。
〈注意〉… 注意書きは、軽度の人的被害や物的損害を生ずる恐れのある危険な、または安全
性を損なう扱い方に、注意を促すものです。
《警告》… 警告文は、重大な身体的危険や死を招く恐れのある危険な、または安全性を損な
う扱い方に対する、注意を促す記述です。
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1.はじめに
フローペット-NXおよびバリューオーバルは、計数部に内
蔵した電池ユニットで全ての機能をまかなっています。従っ
て、正常な機能を維持するために、定期的な電池ユニットの
交換が必要になります。
この取扱説明書は「電池ユニットの交換要領」を記載した
ものです。
また、各製品にはそれぞれ、ご使用条件(仕様)に合わせ
た係数(サイクルサンプル数、分周値、メータ係数)がメモ
リーされていますが、適確な電池ユニットの交換が行われな
いと、このメモリーが消えてしまいます。そのような場合の
ために、お客様ご自身で行える、「係数再設定要領」も記載
しています。
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2.各部の名称
(注記)※印の引き出し線は、発信器付きの場合にのみ付属します。
図 1
商品名と製品記号の表示本体部
計数部
面板
発信器なし
※引き出し線(30cm)
リセットボタンモードボタンLCD表示器
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3.電池ユニットの交換
〈注意〉電池ユニットは専用電池です。
3.1 電池ユニット交換について
(1)計数部に内蔵されているリチウム電池の寿命は、1日8時間動作にて約8年(※20形は約3年)です。
〈注意〉ただし、周囲環境条件などにより若干早まることもあります。
(2)電池容量が低下してきますと、計数部前面の表示器に
“BATT”というアラームメッセージが点滅し始めます。
(約1週間点滅しています。)
…この表示が点滅している間に、電池ユニットの交換が必要です。
(3)この電池はコネクタ付きの専用電池ですので、他の市販電池を使用することはできません。必ず専
…用電池ユニットをご使用ください。
(4)表示器に何も表示されていなければ、すでに電池は完全に切れてしまっています。
設定されている係数メモリーは、すべて消滅していますので、新しい電池ユニットと交換しただけ
では正常に戻りません。
…新しい電池ユニットを装着し、かつ8頁以降に記載した処置で正常となります。
電池ユニット
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�
(1)計数部ケースを取り付けているプラスねじ4
本を外し、ケースを取り外しますと、内部に
電池ユニットが見えます〔図2〕。
〈注意〉
計数部ケースは、計数部ベースと配線でつながっていますので、配線が引っ張られないよ うにご注意ください。また、内部に水やゴミが入らないようにご注意ください。電子部品 等は、指などで絶対に触らないようにお願い致します。
3.2 電池ユニット交換方法
新しい電池ユニットをお手元にご準備のうえ、次の手順で作業を進めてください。
(2)次に電池ホルダを止めているプラスねじ2本
を外し、電池ホルダから電池ユニットを取り
出し、計数部ケースのプリント基板に接続し
ているリード線コネクタをコネクタの根元を持
ち垂直に引っ張って引き抜きます〔図3、4〕。
計数部べース
計数部ケース
図 2 図 3 図 4
電池ホルダ
電池ユニット
計数部ベース
引っ張って抜く
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(3)新しい電池ユニットのコネクタを赤いリード線がロータリスイッチ側に来るように差し込んでから、電池ユニットを電池ホルダに固定してください〔図5〕。
〔※20形〕20形の場合は、部品および部品の配列が図5とは異なっていますが、作業要領は同じです。
〈注意〉電池ユニット交換作業は 10 分以内に完了してください。
電池ユニットの交換は、コネクタを抜いてから新しい電池ユニットのコネクタを差し込むまでを
10 分以内に完了させてください。10 分を超えますと、係数や今までの積算値などメモリーされて
いるデータは、すべて消滅してしまいますのでご注意ください。
(注記)係数メモリーが消滅した場合は、8頁の係数再設定要領により再設定してください。
●電池ユニットのお求めは、流量計
のお求め先か当社または、当社販
売代理店までご連絡ください。
20 頁をご参照ください。
(4)新しい電池ユニットと交換し、表示器が元通りの表示になっていれば、正常な電池ユニット交換が
完了したことになりますので、リード線類を挟み込まないように注意して、ケースをベースに固定
してください。
ロータリスイッチ
図 5
図 6
赤いリード線
電池ユニット
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4.係数(サイクルサンプル数、分周値、メータ係数)再設定要領
電池切れに気付かなかった場合、あるいは電池ユニット交換作業に 10 分以上要した場合には、係数…………
や今までの積算値など、メモリーされているデータはすべて消滅してしまいます。
(注記)…この場合、新しい電池ユニットを装着しても、計数部の表示器には今までの積算値が消え、
最小桁に“0”が表示されています〔10 頁の図 11 参照〕。
… このような場合には、次に述べる要領で係数値の再設定をお願い致します。
… …なお、積算値の再設定はできません。積算値が必要なときは記録しておいてください。
4.1 係数を再設定する
(1)計数部ケース内側の銘板に表記されたA、d、Fの数字が再設定
する設定値です〔図7〕。
A:サイクルサンプル数
d:分周値
F:メータ係数
◎銘板の表記例〔図8〕(図7の場合)
Aと dは、設定値の下に のアンダーがあります。
本例では、A、d、Fの設定値は
A:4、d:1/100、F:0.9750 となっています。
図 7
図 8
(注記)…係数メモリーが消滅した場合は、次の方法によってください。
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�
4.1.1 サイクルサンプル数(A)を再設定する。
《例として、サイクルサンプル数「4」に再設定します。》
(1)計数部ケースの内側にロータリスイッチ〔図9〕があります。
この矢印を、マイナスドライバの刃を矢印の溝に入れて
回し、“0”から“C”(※ 20 形では“8”から“C”)に変更
します〔図9〕。
変更は時計回り、反時計回り、いずれでもかまいません。
(2)係数再設定には、ロータリスイッチ〔図9〕とモードボタン、リセットボタン〔図11〕(10頁)および
マイナスドライバを使います。
〈注意〉ドライバ先端が着磁されているものを使用しますと、磁気により誤動作する恐れがあります
ので、着磁されていないドライバをご使用ください。
こんなときは
ボタン操作の誤り、あるいはロータリスイッチの誤りで、手順が分からなくなったときには、
はじめの操作(1)からやり直してください。
図 10
図 9
ロータリスイッチ
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10
(2)計数部の前面にあるモードボタン〔図 11〕を押しま
すと、押すたびに表示器の左側の表示が〔図 12〕の
順で変化しますので、表示器に“A”を表示させます
〔図 13〕。
A →…表示なし…→ b1↑ …↓…F ← d ← C ← b2
図 12
(3)ロータリスイッチの矢印を“C”から“D”に変更します〔図 14〕。
(4)モードボタンを1回押します。(何回押しても同じ)
表示器の右側に“0”が表示され、表示文字が点滅(0.5秒間隔)に
変わります〔図15〕。
(5)ロータリスイッチの矢印を“D”から“E”に変更します〔図 16〕。
図 11
リセットボタン
モードボタン
図 13
図 14
図 15
図 16
“A”と“0”が点滅します。
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(6)“A”の数値を設定するために、計数部前面のリセットボタン
を押します〔図 11 参照〕。
リセットボタンを1回押すごとに表示器の右側の数字が
〔図 17〕のように変化します。
(7)設定する数字(本例では“4”)になるまで、リセットボタン
を押してください〔図 18〕。
(8)ロータリスイッチの矢印を“E”から“F”に変更します〔図19〕。
(9)モードボタンを押します〔図 20〕。表示が点滅から点灯に変
わります。(点滅しなくなる)
以上でサイクルサンプル数の再設定は終了しました。
こんなときは
数字が行き過ぎてしまったら、設定する数字になるまで、
リセットボタンを何度か押して、一巡させてください。
図 17
図 18
……0→ 1 → 2 → 3 → 4 ↑ … … …↓…9← 8 ← 7 ← 6 ← 5
A……………………4
“A”と“4”は点滅
図 19
図 20
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〈注意〉 他の設定をしないときは、ロータリスイッチの矢印を
必ず“F”から“0”(※20形では“F”から“8”)にして
ください〔図21〕。
4.1.2 分周値(d)を再設定する
《例として、分周「1/100」に再設定します。》
●…分周値は、右の数字で設定します。
すなわち本例では“2”に設定します。
(1)ロータリスイッチの矢印を現在のところ(前項のサイクルサン
プル数設定後ですと“F”となっています。)から“C”に変更します
〔図 22〕。
(2)計数部前面のモードボタンを押し、計数部前面の表示器の左側
の表示を“d”にします〔図 23〕。
⇨ d = 1 / 1 のとき ⇨“0”を設定 d = 1 / 10 のとき ⇨“1”を設定 d = 1 / 100 のとき ⇨“2”を設定
図 21
図 22
図 23
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1�
(3)ロータリスイッチの矢印を“C”から“D”に変更します〔図24〕。
(4)モードボタンを1回押します。(何回押しても同じ)
表示器の右側に“0”が表示され、表示文字が点滅(約 0.5 秒
間隔)に変わります〔図 25〕。
(5)ロータリスイッチの矢印を“D”から“E”に変更します〔図26〕。
(6)“d”の数値を設定するために、計数部前面のリセットボタンを
押します。
リセットボタンを1回押すごとに表示器の右側の数字が
〔図 27〕のごとく変化します。
(7)設定する数字(本例では“2”)になるまで、リセットボタン
を何度か押してください〔図 28〕。
こんなときは
数字が行き過ぎてしまったら、設定する数字になるまで、リセット
ボタンを何度か押してください。
図 24
図 25
図 27
図 28
“d”と“0”が点滅します。
“d”と“2”が点滅します。
図 26
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(8)表示器が〔図28〕の状態になりましたら、ロータリスイッチの…
矢印を“E”から“F”に変更します〔図29〕。
(9)モードボタンを押します〔図 30〕。表示が点滅から点灯に変わ
ります。(点滅しなくなる)
以上で分周値の再設定は終了しました。
〈注意〉 他の設定をしないときは、ロータリスイッチの矢印を必ず
“F”から“0”(※20形では“F”から“8”)にしてください
〔図31〕。
図 29
図 30
図 31
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1�
4.1.3 メータ係数(F)を再設定する
《例としてメータ係数「0.9750」に再設定します。》
(1)ロータリスイッチの矢印を現在のところ(前項の分周値設定後
ですと“F”となっています)から“C”に変更します〔図 32〕。
(2)計数部前面のモードボタンを押し、計数部前面の表示器の左側
の表示を“F”にします〔図 33〕。
(3)ロータリスイッチの矢印を“C”から“D”に変更します〔図34〕。
(4)モードボタンを1回押します。(何回押しても同じ)
表示器の右側に“0”が表示され、表示文字が点滅(約 0.5 秒
間隔)に変わります〔図 35〕。
(5)ロータリスイッチの矢印を“D”から“E”に変更します〔図36〕。
図 32
図 33
図 34
図 35
図 36
“F”と“0”が点滅します。
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1�
(6)まず最初に、設定する“F”の数値の初めの数字(最も左側の
数字)を設定します〔図 37〕。
F= 0.9750 の場合は既に“0”が表示されていますので、リセット
ボタンは押さずにそのまま表示させ、次の(7)に進みます。
(7)モードボタンを1回押しますと、数字が一桁増えます〔図 38〕。
(8)“F”の数値の左から2番目の数字を設定するために、リセット
ボタンを9回押して9と表示させます〔図 39〕。
こんなときは
誤ってモードボタンを2回押して F .000 のように桁数が多くなってしまったときは、
(a)まず、ロータリスイッチの矢印を“E”から“C”に変えてください。
(b)次に、モードボタンを何度か押して、LCD 表示器の左側の表示を“F”にしてください。
(c)“F”が表示されたら、本設定方法の手順(3)からやり直してください。
こんなときは
誤って数字が行き過ぎてしまったら、設定する数字になる
までリセットボタンを何度か押してください。
図 37
点滅 点滅
図 38
図 39
点滅 点滅
点滅 点滅
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(9)モードボタンを1回押して、数字を3桁にします〔図 40〕。
(10)リセットボタンを押して、3 番目の数字を設定します〔図 41〕。
(11)モードボタンを1回押して、数字を4桁にします〔図 42〕。
(12)リセットボタンを押して、4番目の数字を設定します〔図 43〕。
(13)モードボタンを1回押して、数字を5桁にします〔図 44〕。
(注記)一桁目と二桁目の間へ小数点が来ます。
図 40
点滅 点滅
図 42
点滅 点滅
図 43
点滅 点滅
図 44
点滅 点滅
図 41
点滅 点滅
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1�
(14)5番目の数字を設定します。ここでは既に“0”が示されて
いますので、リセットボタンを押す必要はありません〔図 45〕。
これですべての桁の数値がセットできました。
(15)ロータリスイッチの矢印を“E”から“F”に変えてください
〔図 46〕。
(16)モードボタンを押します〔図 47〕。(何度押しても同じ)
“F”と数字が点滅から点灯に変わります。
以上でメータ係数の再設定は終了しました。
(17)最後は必ずロータリスイッチの矢印を“F”から“0”に
(※ 20 形では、“F”から“8”)戻してください〔図 48〕。
以上ですべての係数再設定作業が終了しました。
図 45
点滅 点滅
図 46
図 47
図 48
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1�
4.2 係数の確認方法
“A”、“d”、“F”の数値が、銘板に表示された数値どおりかどうかを、次によって確認してください。
(1)ロータリスイッチの矢印を、初期値“0”から“C”(※ 20 形では、“8”から“C”)に変更します。
(2)計数部の前面にあるモードボタンを押して A、d、F を表示させたときの、それぞれの右側に表示さ
れる数字(分周値 d については、12 頁 4.1.2 をご参照ください)が設定されている係数です。
計数部ケースの内側に貼ってある銘板の内容と合っているか確認できます。
(3)確認が終わりましたら、ロータリスイッチの矢印を必ず“C”から“0”(※ 20 形では“C”から“8”)
へ戻してください。
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取扱説明書の記載内容は、性能・品質改良に伴い予告なく変更することがありますので、
ご了承ください。
1997.…07 初版S-174BM-2 (1)