パワーポイントを使って、簡単なプレゼンテーション資料を作成 … · •...

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パワーポイントを使って、簡単なプレゼンテーション資料を作成できる。 画像を入れた視覚的なスライドを作成できる。 プレゼンテーションの実行ができる。 分かりやすく見やすいスライドを作成できる。 オートシェイプ・表・グラフを使ってスライドを作成できる。 インタラクティブなプレゼンテーションの作成 リンク機能を活用したクイズ型式のプレゼンテーションを作成できる。 アニメーション機能を活用した教材提示型のプレゼンテーションを作成できる。

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パワーポイントを使って、簡単なプレゼンテーション資料を作成できる。 • • •

画像を入れた視覚的なスライドを作成できる。 プレゼンテーションの実行ができる。

分かりやすく見やすいスライドを作成できる。 • • オートシェイプ・表・グラフを使ってスライドを作成できる。

インタラクティブなプレゼンテーションの作成 • • •

リンク機能を活用したクイズ型式のプレゼンテーションを作成できる。 アニメーション機能を活用した教材提示型のプレゼンテーションを作成できる。

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プレゼンテーションの目的 • • •

情報伝達 意見やアイディアを述べたり情報を伝えて、理解してもらう。 説 得 相手を理解させ、行動を起こさせる。 論 証 自分の考え方を述べて、討論する。

どの場合も、決められた時間内に、自分の考え方や意見などを述べて理解してもらい、さらに相手に納得し

てもらわなければなりません。 プレゼンテーションをするときは、必要な情報を瞬時に理解でき、しかも読みやすく、聴衆を惹きつけるよ

うなインパクトのあるプレゼンテーションをしなければなりません。

パワーポイントとは パワーポイントとは、プレゼンテーションを効果的に行うために使用するソフトウェアのことである。プレ

ゼンテーションで使用する資料は、従来、手作業で作ることが多かったが、これは大変手間のかかる作業でし

た。しかし、パワーポイントには見ばえのよい資料を作るための機能が豊富に揃っているので、見る人にとっ

て分かりやすいプレゼンテーションを手軽に行うことができます。 ▼従来型 ▼パワーポイントを利用したプレゼンテーション

パワーポイントでできること パワーポイントのプレゼンテーションは、オンライン、印刷物,OHPシート、35mm スライド用フィル

ムんど、さまざまな形で上映できます。パワーポイントを持っていなくても、「パワーポイントビューア」を

使ったり、Web サイトにアップロードすることで、どのような聴衆にでもプレゼンテーションできます。

パワーポイントで作るもの パワーポイントを利用したプレゼンテーションでは、表

示さえたい画面を何枚か用意し、それらを切り替えながら

口頭で説明をします。このときに表示させる画面の1枚1

枚をスライドと呼びます。パワーポイントでスライドを複

数作成し、それを使ってプレゼンテーションを行います。

パワーポイントの上手な使い方 よいプレゼンテーションを行うためには、必要な情報を収集すること、集めた情

情報の収集】 【情報の加工】 【情報の発信】

報を加工する作業が必要です。 【

パワーポイントとは ●プレゼンテーション基礎

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パワーポイントの起動

1. 「スタート」→「プログラム」→「

●プレゼンテーションの基礎

パワーポイントの画面

Microsoft PowerPoint」の

2. 動後の画面です。 、すぐにタイトルを入力する画面が表示され

ージョン 2000 では、下の画面が

スライドのしくみ

順に選択する。 起

バージョン 2002 では

ます。

スライドの作成場所

作業ウィンドウ

スライド一覧 ドが順に表示さ

で順番変更が可能。

作成したスライ

れる。 ドラッグ よく使う機能が

表示される。

表示されます。

1枚のスライドは、テキストや図表などをレイ

文字の入力

アウトするシート、背景の画像やスライドに共通

するデザインをレイアウトするシート、背景の色

を設定するシートの3枚を重ね合わせることで、

1枚のスライドが構成されています。

の枠をクリック

する の

枠の○の場所(ハンドルマーク)をドラッグすると、サイズ変更ができます。 • • 時のみ表示されます。使用する必要がなけれ

と文字入力の状態(縦棒 カーソルが現れ

る)になります。

クリックして○○を入力

デザイン用

背景色用

テキストや図表用

• 枠の縁の線をドラッグすると、移動できます。 「クリックして○○を入力」などの表示は、編集

ばそのままで結構です。

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2枚目のスライドを作成するには

●プレゼンテーションの基礎

スライドの追加

1. 新しいスライドを追加するには、【挿入】「新しいスライド」

2. しいスライド画面の表示と同時に「作業ウィンドウ」が

を実行します。 新

「スライドのレイアウト」に切り替わります。

3. 準で、「タイトルとテキスト」(箇条書き)のレイアウトが選択されます。 とで変更

「▼」ボタンを押すと

「レイアウトの再適用」

は、サイズ・位置等の変更

を初期状態に戻します。

別のレイアウトにする場合は、作業ウィンドウ内のアイコンをクリックするこ

▼レイアウト一覧

できます。

画像 図表 ビデオ・サウンド

表 グラフ クリップアート

コンテンツ挿入のアイコン解説

スライド作成のポイント • ポイントになる言葉が目に飛び込むか • •

ものごとが直感的に理解できるか 主張の全体が一目で分かるか

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画像を取り込む(スライドレイアウトから)

1. 【挿入】「新しいスライド」を実行し、

●プレゼンテーションの基礎

画像・クリップアートの挿入

を含んだレイアウトを選択します。

2. スライド上の「図の挿入」 をクリックします。 ウが

4. 画像がスライド上に表示されます。

画像を取り込む(任意の場合)

3. ファイルを選択するウィンド 表示されるので、目的

のフォルダから画像を選択します。

サイズ・位置の調整を行います。

【挿入】「図」<ファイルから>を実行します。

クリップアートを利用する 1. 【挿入】「新しいスライド」を実行し、

を含んだレイアウトを選

択します。

2. 「クリップアートの挿

入」

スライド上の

図のツールバーの活用

図の圧縮 像のファ適切な画

イルサイズに変更

します。

トリミング ックして画像ボタンをクリ

のハンドル(枠の○や□の部

分)をドラッグして不要部分

を消します。

図の重なり方の調整

をクリックします。 3. 択す され

図を選 るウィンドウが表示

るので、使用するイラストを選択し

ます。

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箇条書き • 『行頭文字について』箇条書きのレイアウトでは、改行キーを押すと自動的に次の行頭文字が付

• 改行』長い文章は自動的に改行しますが、そうでないときは、

を押したまま を押すとその場所で行頭文字なしで改行します。

• 『2レベル以上の箇条書を作成』2レベル目以上の箇条書きは、行頭で を押すと2レベ

す。

元に戻すには、 を押したまま を押します。

• 『行頭文字を変更』行頭のマークを変更するには、変更したい場所にカーソルをおき、

【書式】「箇条書きと段落番号」を実行します。

●プレゼンテーションの基礎

箇条書きと文字の装飾

加されます。 『文章の途中で

ル目の行頭番号が付きます。 このようなスタイルで

マークの一覧が表示されるので選択します。

Tab Shift

Tab

Shift Enter

文字装飾 • 『文字の大きさ・書体の変更』変更したい場所を範囲指定した後、メニューの下のフォント名又

はサイズ の脇の『▼』をクリックして選択します。

• 『文字色の変更』変更したい場所を範囲指定した後、メニュー下の

のボタンの『▼』

をクリックして色を選択します。

• めたりしたいときは、

【書式】「行間」を実行します。

『行間の調整』行間を広げたり、縮

文字位置を揃える 下のように空白(スペース)を入れて作成すると

「ワープロ機能」と「表計算機能」の行頭がずれる

ことがあります。

そのようなときは、空白でなく を押してスペースを取ると揃えることができます。(下図)Tab

文字枠領域の背景色の変更 文字枠の背景に色を付けたいときは、画面下の『ぬりつぶしの色』(バケツマーク)ボタンを使います。

ボタン脇の『▼』を押すと他の色を指定できます。

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テキストボックス スライドの任意の場所に新たに文字を追加することができる機能で

す。

1. 画面下のテキストボックス (横書き・縦書きが

ります。)をクリックします。

2. 力します。

3. 枠外をクリックすると入力を止められます。

※枠の背景や囲みの色なども変更できます。

ワードアート

表示させたい場所でクリックします。 文字入力カーソルが表示されるので、文字を入

立体的な文字やグラデーションを付けたりした文字を作成できます。

1. 画面下のワードアート をクリックします。 。

3. フォントやサイズなども変更できます。

4. を押して完了です。

2. スタイルを選択します

文字を入力します。

ワードアートのカスタマイズ

テキストボックスとワードアート

OK

●プレゼンテーション基礎

ワードアートをクリックして選択すると 『ワードアートのツールバー』(上図)が表示されます。

新規 文字の修正 スタイル 間隔

形状 色など 文字高さ 文字位置

縦書き 文字

丸い緑マークは、回転させることができます。

菱形の黄マークは、変形が行えます。

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スライドのデザイン ●プレゼンテーション基礎

スライドのデザイン パワーポイントには、「デザインテンプレート」が用意されています。これにより、スライドを統一感のと

れたレイアウト・配色・背景にすることができます。 1. 【書式】「スライドのデザイン」を実行します。 2. 作業ウィンドウが「スライドのデザイン」に変わり、一覧が表示され

ます。 3. 使いたいデザインをクリックすると、すべてのスライ

ドがそのデザインに変更されます。 ※各デザインの「▼」マークをクリックすると個別に

指定できます。

※白紙のスタイルに戻したいときは、「標準デザイン」 を選択します。

オリジナルデザインの作成 デザインテンプレートを使用すると素早く見栄えのするスライドを作成できますが、誰もが同じ雰囲気のも

のを作成することになります。 オリジナルなデザインを作成するには、 【表示】「マスタ」<スライドのデザイン>を実行し、 背景やフォント等を設定します。

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アニメーションの設定 ●プレゼンテーションの基礎

アニメーションの設定 アニメーション効果を付加することで、視覚に訴えた強調を行うことができます。

1. 【スライドショー】「アニメーションの設定」を実行します。 2. 作業ウィンドウが「アニメーションの

設定」に変わります。 3. 効果を設定したいものを選択し、

作業ウィンドウの『効果の追加』を クリックします。

4. 『開始』をクリックし、目的の効果を

選択します。 選択すると、プレビューされるので、

効果を確認し、変更したければ、他の

効果を選択して決めてください。 ※『その他の効果』を選択すると、バージョン

XP になってからの特殊効果も設定できます。 旧バージョンとの互換は「ベーシック」内から効

果を選択します。

効果の詳細設定 複数の効果を設定すると、作業ウィンドウ内に

順番を示す、数字のラベルが表示されます。 ドラッグで順番を変更できます。

画面切り換えのアニメーション設定 1枚目のスライドから次のスライドへ移る際にもアニメーションを設定できま

す。 【スライドショー】「画面切り替え」を実行します。

「▼」マークから詳細設定 各設定をクリックし、右の

「▼」マークをクリックす

ると詳細なアニメーショ

ン設定を行えます。 文字の表示の仕方、自動実

行、サウンドの追加など。

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プレゼンテーションの保存 新規の保存する場合は、

【ファイル】「名前を付けて保存」を実行します。 •

既存のファイルを上書きして保存の場合は、

【ファイル】「上書き保存」を実行します。

スライドショーの実行 1. 【スライドショー】「実行」を実行します。

※ キーからも実行できます。 2. フルスクリーン表示となり、スライドショーが始まります。 3. マウスクリックで次のスライド(効果)へ進みます。

スライドショーの実行

F5

●プレゼンテーションの基礎

スライドショーで使える機能 キーボード

次のスライドへ 、 、 、 、 、

途中で終了 、 + 、

一時停止・再開 先頭スライドへ 最後のスライドへ

面を消す 黒い画面 白い画面

PageDown N Enter → ↓ Space

前のスライドへ 、 、 、 、 PageUp P ← ↑ BackSpace

- Esc

Home

WB

Ctrl Break

S End

マウス

途中で止める 右クリックして、『スライドショーの終了』 指定スライドへ 右クリックして、『移動』→「タイトルへジャンプ」から

スライドを選択

プロジェクターとの接続 ノートパソコンの場合は、キーボードを使ってディスプレイの出力先を変更できます。

を押しながら、ファンクションキーでディスプレイマークのあるキーを押しま

押すたびに、出力先が液晶・外部ディスプレイ・同時表示と切り替えが行われます。

Fn

す。

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リハーサル リハーサル機能を使うと事前に発表時間をチェックすることができます。

1. 【スライドショー】「リハーサル」を実行します。 2. 1枚目のスライドが表示され、画面にリハーサルのツールバーが表示されます。 3. スライドを進め終了すると、合計時間が表示されます。

※「タイミングを記録しますか」に「はい」を選択すると自動実行するときに役立ちます。 ※保存したリハーサル時間を解除するには、【スライドショー】「画面切り替え」を実行し、画面

切換のタイミングの自動的に切り替えを解除します。

リハーサルと配布資料の印刷 ●プレゼンテーションの基礎

配付資料の印刷 用途に応じて様々な形態で作成したスライドを印刷できます。

スライド(OHP など) • • • •

配付資料(複数のスライドを1枚に収める) ノート(発表原稿付き) アウトライン

【ファイル】「印刷」を実行し、印刷対象を選択して実行します。 ※【ファイル】「送信」からワードを選択すると、縮小されたス

ライド画像とコメント記入欄の入った文書を作成できます。

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分かりやすいプレゼンテーション ●プレゼンテーションの基本

情報の 90%は視覚から 触覚3%

嗅覚2%

味覚1%

聴覚7%

視覚87%

認知科学の研究によって、人間は五感の中でも特に視

覚に依存して情報を判断していることがわかってきま

した。

情報の伝達量 私たちが通常1分間に「話す」文字数は 300 字、「読

む」文字数は 1,000 字程度です。これに対して、「見

る」場合は同じ1分間で焼く 2,000 字分の情報を処

理すると言われています。

30

300

1000

2000

0 500 1000 1500 2000

書く

話す

読む

見る

つまり、「見る」ことは「読む」の2倍、「聞く」

の6倍の情報を処理します。

分かりやすく・見やすくするには 文書をビジュアル化するには、「グラ

フ」「チャート」「カラーリング」「レイア

ウト」の4つの表現技法があります。 全

スライドの基礎知識

スライドのビジュアル化

スライドの企画

スライドの構成 スライドの量 メディアの選択

表現の演出

文章表現

重点先行 箇条書き

スライドの設計

レイアウト カラー

図解表現

表 グラフ チャート

グラフとチャートは、情報そのものを

図解し、分かりやすくするもので、カラ

ーリングとレイアウトは、文書全体を視

覚的イメージで演出するものです。 グラフ

数値情報の視覚化 チャート

文書表現の視覚化 カラーリング

配色による演出 レイアウト

構成・配列による演出 メリハリのある文

素早く読める短い文 箇条書き(5項目以内) キーワードにカッコ 体言止めを使う

文書の量(枚数) 文書を作成する量の目安はおおよそ次のようになります。

スライドを見せる場合 1枚3分 文書を読ませる場合 1分 400 字(A4/1枚の文字量 800 字)

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チャートの作成 ●プレゼンテーションの基本

チャートの基礎知識 チャートとは、「プロセスや概念といった言語情報を構造化し、それらを線、矢印などで結んでビジュアル

化したもの」です。長い文章やわかりにくい文章を整理し、わかりやすく表現します。 「読ませる」から「見せる」情報にする。 文章では表現が長くなったり、複雑になる内容をイメージ化する。

受け手は短時間で論理を把握できるので、理解度が高まり、記憶にも残りやすくなります。

チャートの作成(オートシェイプ) チャートを作成するには『オートシェイプ』や『図表』機能を

使います。ここでは自由度の高いオートシェイプの説明をします。 1. 画面左下にある『オートシェイプ』のボタンをクリ

ックします。

2. 目的の図形を選択します。

3. 編集画面上でドラッグして配置します。

オートシェイプの装飾 ◇線以外のオートシェイプでは、文字を入れることができます。

1. オートシェイプの上で『右クリック』し、『テキストの追

加』を選択します。 2. 文字を入力します。(フォントの種類や色なども変更でき

ます。) ◇オートシェイプの色・線幅等の変更

画面下のボタンで変更ができます。 ボタン脇の▼を押すと詳細設定が行えます。 背景 線色 文字色 線幅 線種 影 立体

オートシェイプのコピー・配置 ◇コピー

を押しながら、オートシェイプにマウスカーソルを重ねるとカーソルの右

上に+マークが付きます。この状態でドラッグするとコピーが行えます。

Ctrl

◇整列

整列させたいオートシェイプを を押しながらマウスクリックで選択しま

す。画面左下の『図形の調整』をクリックし、『配置/整列』から機能を選択します。

Shift

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表の作成 ●プレゼンテーションの基本

表の基礎知識 表は図解のためのもっとも基本的な手段です。

1. 情報をシンプルに正確に伝える 2. 文章情報を数値情報の両方を扱える 3. 情報を整理・分析する上で有効な手段である

表の作成 1. 新しいスライドを追加するには、【挿入】「新しいスライ

ド」を実行します。 2. 作業ウィンドウのコンテンツ

のレイアウトから「タイトルとコンテンツ」を選択します。

3. 編集画面の「表の挿入」をクリックします。 4. 表の行列の数を指定します。 5. セルに文字を入力します。

追加 セル分割結合 セル内位置・幅 縦書き

線を引く・消す 線種 太さ 色 一括 背景色

見やすい表にするには 見出しや項目名、特に強調したいセルに色を付ける。 オートシェイプを使って図形要素を加える。

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グラフの作成 ●プレゼンテーションの基本

グラフの基礎知識 グラフは数値情報の較差、比率、推移などの傾向を瞬時に「受け手」に伝達します。同じ数値情報を図解す

る数表と比較して、短時間で受け手に理解させることができます。グラフを作成するには、まず「何を表した

いか」を明確にし適切なグラフの種類を選択することが大切です。

グラフの作成 1. 新しいスライドを追加するには、

【挿入】「新しいスライド」を実

行します。 2. 作業ウィンドウのコンテンツのレイアウトから「タイトルとコンテン

ツ」を選択します。

3. 編集画面の「グラフの挿入」 をクリックします。 4. サンプルデータが表示されます。

表の左上の全セル選択ボタンをクリックし、 を押してデータを消去します。

DELETE

5. 1行目・1列目に軸項目を入力し、表を完成させます。 6. グラフ外の場所をクリックするとグラフ編集が終了します。

再編集は、グラフをダブルクリックします。

グラフの種類を変更 1. グラフの種類を変更するには、グラフをダブルクリックして

編集状態にします。 2. 【グラフ】「グラフの種類」を実行します。 3. 目的のグラフ形式を選択します。

見やすいグラフにするには 目立つ色を付ける 線を太くする 影を付ける 吹き出しを使う 矢印を加える

※ グラフの色や線などを変更したい場合は、変更したい場所をダブルク

リックすると該当する設定画面が表示されます。

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オートシェイプの活用 ●プレゼンテーションの応用

グループ化 複数のオートシェイプを1つの図としてまとめる機能です。

1. 1つにまとめたい図を選択します。

を押しながら、図をクリックして選択

します。 Shift

2. 画面左下の『図形の調整』

ボタンからグループ化を

選択します。

変形・回転 ワードアートと同じように図形の外周枠をクリックすると 『緑の●』や『黄色の◆』マークが現れます。 これらをドラッグすると回転や変形率を変化させることができます。

コネクタ コネクタを使うと図形を線で結合します。通常の線で図形をつないだときは、図形を移動すると線との関係

が切れてしまいます。 1. 画面下のオートシェイプの『コネクタ』から線を選択します。 2. 図形上にマウスカーソルを移動すると『接続点』が現れるのでそこでクリックします。 3. さらに、もう一方の図形にマウスカーソルを移動し接続点を選んでクリックします。

オートシェイプの詳細設定 オートシェイプを選択し、 【書式】「オートシェイプ」を実行すると

色の透過率や文字と枠サイズの自動調整

などの設定が行えます。

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リンクと目的別スライドショー ●プレゼンテーションの応用

ハイパーリンク ホームページと同じようにリンク機能を利用できます。他のファイルやホームページにリンクさせることが

できます。 1. リンクを設定するもの(文字の範囲指定やオートシェイプ

など)を選択します。 2. 【スライドショー】「オブジェクトの動作設定」を実行しま

す。 3. ハイパーリンクにチェックを入れ、リンク先の種類を選択

します。スライドを選択すると現在編集中のスライドのタ

イトル一覧が表示されるので目的のものを選択します。 ※他のファイルや WEB ページを選択するとワードの文書

や他のホームページにジャンプさせることもができます。 ※同様なものとして『動作ボタン』を利用することもできます。

目的別スライドショー 通常のスライドショーでは、スライド順に次々と実行されていきますが、目的別スライドショーを利用する

とスライドを枝分かれさせて進めることができます。 1. 【スライドショー】「目的別スライドショー」を実行します。 2. 目的別スライドショーのボックスが表示されるので、『新規作成』

を選択します。 3. スライドショーに名前を入力し、必要なスライドを左側から選択

して追加していきます。

目的別スライドショーを実行するには、リンク機能などを使って選択できるようにしておきます。

特定スライドを非表示にする 非表示設定されたものは、スライドショーではそれを飛ばして上映されます。 非表示にしたいスライドを選択し、【スライドショー】「非表示スライドに設定」を実行します。 ※解除は、同様の作業を再度を行います。