ツールプロジェクト 「地理空間」のデータ化 - IPA共通語彙適用前...
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ツールプロジェクト
「地理空間」のデータ化 (浦安市都市整備部市街地開発課液状化対策推進室の活用事例)
インディゴ株式会社
2014/10/22
lPAグローバルシンポジウム2014 IPAの推進する共通語彙基盤(IMI)プロジェクトの紹介とデモンストレーション
道路=骨格的な空間基盤であり多様な関連業務/データが存在
語彙共通化の効果検証
その実装としての 試作ツール 幾何形状の参照方法については
道路型以外にも適用可能な一般定義として提案
横断的なデータ連携には、道路と行政区域/境界等、地理識別子間の地理空間的な関係解決が必要
共通語彙への提案要素
対象区間を示す 幾何形状の参照
連携データに含まれる道路番号や行政区域/境界等をキーに対象間の地理空間的な関係を解決するツールの検討
G空間データ間の関係解決支援への応用
道路型の定義
道路に関する基本データ
共通語彙基盤ツールプロジェクト/弊社担当事業の概要
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道路
管理
交通
防災
観光
イベント
ライフライン
交通機能/空間機能
そもそも、場所の参照/解決に必要な要素
ポイント (代表点)
ポリゴン (境界)
ライン (区間)
イマまでは ココばかりに フォーカス
ラインやポリゴンなどの地理的な範囲に対しては、
各々に対応する様々な地理識別子(ID/コード)が存在する
・ライン=道路を例とした場合:【道路の区間IDテーブル】など
・ポリゴン=行政境界を例とした場合:【全国地方公共団体コード】など
ポイントだけでは、道路や行政境界のような「範囲」を指定することができない
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今回のスコープ
<<device>> 集計/可視化機能
<<execution Environment>> Web Browser
包含 交差 近接
道路と行政境界について、各々の幾何形状を基に、ID/コード間の地理空間的な関係をグラフ構造化し探索可能とする
<<device>> 入力支援機能
<<execution Environment>> Application Server
<<device>> 地理情報データベース
<<execution Environment>> SPARQL Endpoint 地理情報データ
テンプレート
入力フォーム
集計/可視化
評価用データ
試作ツールの概要と要点
地理情報DBへの検索により「データ群に含まれる地理識別子間の関係」を解決し、Webブラウザ上で集計~集計結果を地理情報DBのジオメトリを用い可視化
地理情報DBを検索し 文書が対象とする地理識別子を格納 (Web標準API)
共通語彙
地理識別子の関係グラフと各々の地理識別子のジオメトリを格納
(Web標準API)
共通語彙
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②
① ③
試作ツール(入力支援機能)の画面構成
自治体コード(浦安市)による範囲内郵便番号の検索/候補表示
占用の場所/入力支援部(拡大)
入力完了後「IMI ドキュメントを出力」 ボタンをクリックで共通語彙適用XML
ファイル生成
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同一エリアに対する、 時間軸での検索/グループ化
~地図上での可視化
登録データを用いた近接集合の自由度の評価について
自治体コード
郵便番号
町丁目コード
直近
○月~○月
○月~○月
エリア軸での検索/グループ化 ~地図上での可視化
工事対象期間による 申請の検索/可視化
様々な粒度での集合抽出
近傍箇所申請の抽出 空間軸
時間軸 境界+道路の ハイライト表示
地理情報データベースによる関係解決と幾何情報の取得 Webブラウザ
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試作ツール(集計/可視化機能)の画面構成
入力支援ツールで生成した 共通語彙適用XMLファイルを ブラウザにドラッグ&ドロップ
タイムスライダー (時間軸で検索)
エリアフィルター (空間軸で検索)
投入した共通語彙適用データの 属性:工事対象期間に対して 空間軸と時間軸でフィルター処理し 対象道路をハイライト表示/可視化
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道路区間
行政区域
試作ツールの応用イメージ(地理情報DBの応用)
対象明確化
共通語彙適用前
直接的に機械的 な連携は困難
対象明確化
入力支援機能で共通語彙を適用
道路名/住所/ 緯度経度座標など
市区町村名 自治体コードなど
共通語彙適用により対象が明確化された各データについて、双方の地理空間的な関係解決を地理情報DBが支援
空間的関係解決
地理情報DB