業務アプリケーション分析基盤 SystemDirector ......COBOL、IDLⅡ、...

業務アプリケーション分析基盤SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite ご紹介

⽇本電気株式会社

本資料では「SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite」を「AIS」と略記することがあります。

⽬次第１章 Asset Innovation Suite とは

1.1 国内ICT投資の動向1.2 既存システム(SoR)の抱える課題1.3 製品コンセプト1.4 SystemDirector Enterprise体系におけるAISの位置づけ1.5 アプリケーション保守の効率化1.6 システムライフサイクルにおける業務ノウハウ維持

第２章利⽤イメージ2.1 既存システムの保守における課題2.2 AISの利⽤イメージ2.3 ACOS-4 資産の分析対象2.4 オープンPF 資産の分析対象2.5 「資産整理」活⽤例2.6 「資産理解」活⽤例2.7 「資産調査・⾒積」活⽤例2.8 「製造・テスト」活⽤例

第３章可視化・診断機能3.1 提供機能⼀覧3.2 基本セット3.3 基本拡張機能3.4 資産可視化機能3.5 資産診断機能3.6 保守プロセスにおけるAIS適⽤場⾯と効果3.7 V2.0/V3.0 動作環境

第１章Asset Innovation Suite とは

5 © NEC Corporation 2018

1.1 国内ICT投資の動向

経済成⻑率が低迷する中、企業は事業効率化をサポートする SoR（System of Record）の安定性や保守レベルを維持しつつ、新事業創出・事業変⾰を⽀えるSoE（System of Engagement）の開発へICT投資をシフトすることが急務

経済成⻑率が低迷する中、企業は事業効率化をサポートする SoR（System of Record）の安定性や保守レベルを維持しつつ、新事業創出・事業変⾰を⽀えるSoE（System of Engagement）の開発へICT投資をシフトすることが急務

SoR（System of Record） SoE（System of Engagement）

エネルギー交通・物流

ソーシャル

都市経営

店舗管理

⼈事給与

会計

⽣産管理

販売管理:

■ウォーターフォール開発■スクラッチ、パッケージ活⽤■開発と運⽤は別プロセス

仮説検証リーンスタートビッグ

データAI 新事業創出

事業変⾰

■アジャイル開発■API利⽤等作らないSI■DevOps

情報連携事業効率化


既存システム

1.2 既存システム（SoR）の抱える課題

レガシー・オープンPFが混在する既存システムでは、レガシーシステムにおける保守や再構築において、アプリケーション資産の肥⼤化、ブラックボックス化、劣化・冗⻑化、ノウハウ属⼈化が課題

レガシー・オープンPFが混在する既存システムでは、レガシーシステムにおける保守や再構築において、アプリケーション資産の肥⼤化、ブラックボックス化、劣化・冗⻑化、ノウハウ属⼈化が課題

業務A

業務B

UNIX系サーバWindowsサーバ

メインフレーム

ブラックボックス化による調査コストの増加

業務A 処理A

？

？

AP資産の肥⼤化による、テストコストの増加

COBOL、IDLⅡ、Holon、Java、など開発⾔語やPFが混在

AP保守・再構築コスト増⼤

ノウハウ属⼈化による要員コストの増⼤

高齢化した熟練工の調達コスト大

新人では作業や見積りが困難

？

劣化・冗⻑化による品質リスクの増加

データ

ソース

？

？

デッドコピーやクローンコード


1.3 製品コンセプト

各種ＰＦに対応した業務アプリケーション資産の可視化／診断機能を提供アプリケーション保守やモダナイゼーション効率化を⽀援各種ＰＦに対応した業務アプリケーション資産の可視化／診断機能を提供アプリケーション保守やモダナイゼーション効率化を⽀援

業務A

業務B

肥⼤化→ﾃｽﾄｺｽﾄ増

劣化・冗⻑化→品質ﾘｽｸ増

ﾌﾞﾗｯｸﾎﾞｯｸｽ化→調査ｺｽﾄ増

属⼈化→要員ｺｽﾄ増

AP保守・再構築における課題お客様へのソリューション（製品の提供機能）

SystemDirector EnterpriseAsset Innovation Suite

ﾘﾎﾟｼﾞﾄﾘ

現⾏システム

資産診断機能

資産可視化機能

ブラックボックス化・肥⼤化したソースコード

レポート

資産⼀覧・稼働資産レポート

分析業務AP ﾘﾊﾞｰｽ

リポジトリへ既存システムのAP資産仕様や資産間の関係情報を蓄積し、AP保守・再構築を効率する様々な分析・診断機能をご提供

お客様出⼒

構造分析レポート診断レポート

影響波及・類似資産など診断レポート

資産棚卸機能


1.4 SystemDirector Enterprise体系におけるAISの位置づけ

要件定義〜テストをサポートする業務システム構築基盤に加え、保守〜再構築をサポートする業務アプリケーション分析基盤として位置づけ

SWライフサイクル全般をサポートする製品群として継続強化中

要件定義〜テストをサポートする業務システム構築基盤に加え、保守〜再構築をサポートする業務アプリケーション分析基盤として位置づけ

SWライフサイクル全般をサポートする製品群として継続強化中

業務アプリケーション分析基盤SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite

オンラインシステム開発基盤SystemDirector Enterprise Suite Package

SystemDirector Enterprise for JavaSystemDirector Enterprise for JavaSystemDirector Enterprise for .NETSystemDirector Enterprise for .NET

SystemDirector Enterprise for Smart DeviceSystemDirector Enterprise for Smart Device

バッチシステム開発基盤SystemDirector Enterprise for Java BatchSystemDirector Enterprise for Java Batch

SystemDirector Enterprise for C BatchSystemDirector Enterprise for C BatchSystemDirector Enterprise for ReportSystemDirector Enterprise for Report

業務システム構築基盤


実⾏

1.5 アプリケーション保守の効率化

ソース・定義体を静的解析した結果から、資産仕様・関係情報をリポジトリに蓄積し、アプリケーションの主要構造や影響波及箇所、類似性、複雑性などを把握、ブラックボックス化、冗⻑化、劣化、属⼈化の解消を⽀援

ソース・定義体を静的解析した結果から、資産仕様・関係情報をリポジトリに蓄積し、アプリケーションの主要構造や影響波及箇所、類似性、複雑性などを把握、ブラックボックス化、冗⻑化、劣化、属⼈化の解消を⽀援


リポジトリ業務AP

ホスト、各種サーバ

ソースコード、データ定義オンライン／バッチ定義他肥⼤化したAPの保守規模をスリム化

資産⼀覧、資産規模、稼働資産などを把握し不要資産を整理

プログラムA プログラムB プログラムC

整理候補の資産

・・・

プログラムAプログラムD

ジョブ定義X

改造／テスト漏れの防⽌資産の引⽤／呼出関係やデータの参照・更新関係の把握

テーブルA

マクロ１

呼出

引⽤影響波及範囲

マクロ１引⽤マクロ２

CRUD図プログラムA プログラムB プログラムC

テーブルA C UD R

テーブルB C URD D

アクセス

整理候補のデッドコピー資産、保守難易度の⾼い（注意すべき）スパゲッティ化コード

プログラムAプログラムAʼ

テーブルAʼテーブルA複雑度⾼

呼出数多

・ソースY・・・・・・・・・

保守難易度の⾼い資産を⾒分け品質リスク把握スパゲッティ化・デッドコピーなど改造リスクの事前理解


1.6 システムライフサイクルにおける業務ノウハウ維持

業務ノウハウ維持のためには、中⻑期的なPF変遷にも耐え、保守・品質レベルを維持したコスト低減の仕組みが重要

運⽤・保守期間に資産を掌握しつつ、モダナイゼーションが必要となったタイミングで、新システムへの資産情報の引き継ぎが必要

業務ノウハウ維持のためには、中⻑期的なPF変遷にも耐え、保守・品質レベルを維持したコスト低減の仕組みが重要

運⽤・保守期間に資産を掌握しつつ、モダナイゼーションが必要となったタイミングで、新システムへの資産情報の引き継ぎが必要

既存システム運⽤

業務A

業務B可視化・可視化・スリム化業務B

業務A

新システム運⽤


業務B業務A

AIS

モダナイゼーション効率化

アプリケーション開発・保守効率化

第２章利⽤イメージ


2.1 既存システムの保守における課題

このような課題を抱えていませんか︖このような課題を抱えていませんか︖

保守プロセス⽬的・場⾯課題

資産棚卸資産整理規模削減

•⻑年の保守によりアプリケーションが肥⼤化•稼働している資産と既に不要となっている資産が区別できず改修やテスト時のコストが増⼤•システム移⾏時にも移⾏対象が絞れず、⾒積り精度が低下

資産理解構造把握技術継承保守難易度把握

•アプリケーションのブラックボックス化や冗⻑化により、機能全体の把握が困難•設計書が古く、プログラムの実動作と乖離がある•属⼈化したノウハウの継承がなかなか進められない•機能の複雑性が把握できず、要員の作業負荷に偏りがある

資産調査⾒積

改修箇所の特定影響範囲確認

•ソース調査が⼿作業で、バグ原因や改修範囲の特定に時間がかかる•プログラムや関連資産との関係をすべて調査するのが困難•影響範囲が不明確で、⾒積精度が低い

製造・テスト改修内容の確認品質リスクの把握

•改修漏れによる後戻り⼯数の増⼤やデグレードバグが発⽣•ソースコードに対して適切な改修がなされたか確認できない


AIS サーバ環境（クラウド / オンプレミス）

分析レポート

① 対象システムの業務アプリケーション資産をAISサーバへ転送し、資産管理フォルダへ格納② 資産管理フォルダのソース類を分析し、資産・関係情報をリポジトリへ蓄積③ リポジトリの情報から、資産可視化・資産診断機能により各種分析レポートを⽣成④ 分析レポートや資産ファイルを検索、または参照（Excel・Web UI）

既存システム

2.2 AISの利⽤イメージ

リポジトリ

資産情報

関係情報

資産管理

ソース・定義情報

①転送稼働情報

（稼働状況）資産⼀覧

（稼働状況）

稼働ログ

ファイル／DBスキーマ

帳票

画⾯

プログラム②分析

データレイアウト

メトリクス⼀覧

類似・差分⼀覧

影響波及⼀覧

③⽣成

データフロー

ｵﾝﾗｲﾝ・ｼﾞｮﾌﾞｵﾝﾗｲﾝ・ｼﾞｮﾌﾞ定義

CRUD表

④検索・参照グラフ制御

グラフ

Web UI(結果表⽰、汎⽤検索)


2.3 ACOS-4 資産の分析対象分類 ACOS-4 資産 AIS V2.0 備考

ジョブ定義 JCLソース ○ジョブネット定義 FIPS/XE定義－ニーズにより対応

オンライン定義 VIS環境情報 ○

画⾯定義 MFDLソース ○ ⼀覧情報のみ出⼒

帳票定義 MFDLソース FORMEX 書式定義

○ ⼀覧情報のみ出⼒

プログラム

COBOLソース ○

COBOL/Sソース ○

IDLⅡソース ○ COBOL/Sマクロ、標準部品展開対象外

プログラム引⽤定義

⽤語辞書－ニーズにより対応

GMPマクロソース ○

COBOL/Sマクロソース ○

標準部品(@部品) ○

登録集原⽂ ○

データベース

RIQSⅡ V1 ○ CALL形式は対象外（個別相談）

RIQSⅡ V2 ○ 動的SQL、SQLCL形式は対象外（個別相談） ADBS ○ 汎⽤DML対象外（個別相談）

ファイル VSASファイル ○

標準ファイル ○

ジャーナル SMFファイルモニタジャーナル ○


2.4 オープンPF 資産の分析対象分類オープンPF 資産 AIS V3.0 備考

ジョブ定義シェル／バッチファイル－順次対応予定

ジョブネット定義 JobCenter定義－順次対応予定

オンライン定義実⾏基盤定義(TPBASE,WebOTX) －順次対応予定

画⾯定義オンライン画⾯－順次対応予定

帳票定義オンライン帳票バッチ帳票

－順次対応予定

プログラム

COBOLソース ○ NEC対応、他社は応相談

COBOL/Sソース ○

IDLⅡソース－ニーズにより対応

プログラム引⽤定義

⽤語辞書－ニーズにより対応

GMPマクロソース ○

COBOL/Sマクロソース ○

標準部品(@部品) ○

登録集原⽂ ○

データベース

Oracle －順次対応予定

SQL Server －順次対応予定 PostgreSQL －順次対応予定

ファイルﾌｧｲﾙﾏｯﾌﾟ（COBOL）－順次対応予定

IFAS Pro －順次対応予定

ジャーナル各種MW,APログ ○ 汎⽤I/Fによる取り込み


2.5 「資産整理」活⽤例

資産全体の⼀覧化、稼働/⾮稼働資産の判定により資産の⾒える化、整理保守・システム移⾏時の⾒積精度

の向上保守対象の規模削減システム移⾏対象の絞り込み改修・テスト範囲の削減

クローン資産の洗い出しにより保守対象の規模削減システム移⾏対象の絞り込み

転送

資産⼀覧レポート(稼働資産チェック

結果含む)

既存システム

稼働ログ

ファイル／DBスキーマ

帳票

画⾯

プログラム

ゴール︓業務アプリケーション資産を全て⼀覧化し、稼働/⾮稼働資産を選別クローン資産の洗い出し、保守対象資産の絞り込み/共通化

ゴール︓業務アプリケーション資産を全て⼀覧化し、稼働/⾮稼働資産を選別クローン資産の洗い出し、保守対象資産の絞り込み/共通化


資産棚卸機能

リポジトリ

資産情報稼働情報

稼働情報編集

類似資産診断類似資産⼀覧レポート


2.6 「資産理解」活⽤例

ゴール︓業務APの処理とデータ構造を可視化し、業務処理概要を理解資産と整合の取れた設計書を整備し、要員育成や納品物に活⽤

ゴール︓業務APの処理とデータ構造を可視化し、業務処理概要を理解資産と整合の取れた設計書を整備し、要員育成や納品物に活⽤


リポジトリ

資産情報関係情報

オンライン定義分析機能

ジョブ定義分析機能

ﾃﾞｰﾀﾚｲｱｳﾄ分析機能

CRUD分析機能

レポート

オンライン定義分析レポート

レポート

ジョブ定義分析レポート

レポート

テーブルレイアウトレポート

レポート

ファイルレイアウトレポート

レポート

スキーマサブスキーマ

レポート

バッチ、オンラインシステムの業務の主要処理やファイル/DBのデータレイアウト構造、CRUD情報を参照することにより業務処理の⾻格を理解

実動作するソースを元に出⼒した各レポートを元に設計書を整備要員育成・技術継承設計ドキュメントの整備

CRUD表


2.7 「資産調査・⾒積」活⽤例

ゴール︓改修による影響波及範囲を容易に把握し、改修計画や⾒積りに活⽤

ゴール︓改修による影響波及範囲を容易に把握し、改修計画や⾒積りに活⽤

CRUD表よりデータとプログラムとの関係を把握

データ項⽬に対する処理の流れを確認することで影響箇所を特定

影響波及⼀覧より改修が必要なソースとの関係を漏れなく把握

調査⼯数の削減、⾒積精度の向上テスト⼯数削減、デグレード防⽌


リポジトリ


ﾃﾞｰﾀﾌﾛｰ診断機能

CRUD分析機能

影響波及診断機能

キーワード検索機能

CRUD表

検索結果

データフロー⼀覧

影響波及⼀覧

任意キーワードを起点とした全⽂検索で改修に関係する箇所を洗い出し


保管済み

2.8 「製造・テスト」活⽤例

プロセスのゴール︓意図した修正がなされているかをチェックし改修漏れを防⽌

プロセスのゴール︓意図した修正がなされているかをチェックし改修漏れを防⽌

改修前後の差分を確認チェック⼯数削減改修漏れ防⽌デグレード防⽌

最新

影響波及⼀覧(改修後)

CRUD表(改修後)

改修後)

資産⼀覧レポート(改修後)


リポジトリ


資産棚卸機能

CRUD分析機能

影響波及診断機能

影響波及⼀覧(改修前)

CRUD表(改修前)

改修前)

資産⼀覧レポート(改修前)

突合せ

差分診断機能リポジトリ（改修前）

差分レポート

第３章可視化・診断機能

V2.0／V3.0 2018年6⽉15⽇リリース


3.1 提供機能⼀覧

製品ライセンス体系提供機能機能概要 ACOS-4（V2.0）

オープンPF（V3.0）

基本セット

製品基盤リポジトリと各種⾔語・定義情報の資産分析機能提供中提供中

ホスト資産取得 ACOS-4とFTP（SJIS変換）接続し更新された差分資産を⼀括ダウンロード提供中 ―

資産棚卸資産⼀覧（⽬録）と稼働統計と突合せによる稼働資産分析（稼働／⾮稼働選別）提供中提供中

基本拡張（稼働情報編集）稼働情報編集資産の稼働／⾮稼働ステータスをユーザが編集し、意図

に沿った稼働資産分析を⽀援提供中提供中

基本拡張（Web UI） Web UI 可視化・診断レポート出⼒の実⾏・参照、資産（テキス

ト）汎⽤検索、確認対象資産の資産絞込み提供中提供中

オンライン分析オンライン定義分析オンライン定義、プログラム資産情報からオンライン処理の主要構造を出⼒提供中次期検討中

バッチ分析ジョブ定義分析ジョブ定義、プログラム資産情報からバッチ処理の主要構造を出⼒提供中次期検討中

データレイアウト分析

ファイルレイアウト分析ファイル属性やデータ項⽬⼀覧提供中次期検討中DBテーブル分析 RDBテーブルの属性やデータ項⽬⼀覧

DBスキーマ分析ネットワーク型DBスキーマの属性やデータ項⽬⼀覧CRUD分析 CRUD分析プログラムとデータ（ファイル・DB）とのI/O関係出⼒提供中提供中影響波及診断影響波及診断指定した資産を起点に影響伝搬範囲を⼀覧化提供中提供中

データフロー診断データフロー診断プログラム中の処理に対してデータの書き込みから読み込みまでに取りえるデータフローパスを⼀覧化提供中提供中

メトリクス診断メトリクス診断プログラムの複雑度やネスト数などのメトリクスを算出提供中提供中

類似資産診断類似資産診断他資産との関係情報が類似したプログラム資産を検出提供中提供中差分診断差分診断他のシステムの資産・リポジトリと現システムの⽐較提供中提供中

基本セットのみ必須製品として、基本拡張、分析、診断機能は選択購⼊が可能。


3.2 基本セット

プログラムソースやオンライン、ジョブ定義などの業務アプリケーション資産を解析し、資産の棚卸が⾏える最⼩必須セットプログラムソースやオンライン、ジョブ定義などの業務アプリケーション資産を解析し、資産の棚卸が⾏える最⼩必須セット

▌製品基盤業務アプリケーション資産を静的解析し、仕様情報や資産間の関係情報をRDB形式の

リポジトリで管理

▌ホスト資産取得ACOS上の資産をAISサーバに⼀括転送ACOS上で更新された差分資産のみを⾃動的に判定・転送が可能

▌資産棚卸アプリケーション資産を種別ごとに分類した⼀覧を出⼒稼働統計情報との突合せにより資産の稼働/⾮稼働を選別

各機能の実⾏はCUIで提供夜間に資産取得・リポジトリ最新化など、SI運⽤への組み込みが可能

ACOS-4 Open


3.3 基本拡張機能

基本セットに対するオプション（拡張機能）資産に対するキーワード検索や稼働情報の編集機能により利便性を向上基本セットに対するオプション（拡張機能）資産に対するキーワード検索や稼働情報の編集機能により利便性を向上

▌Web UI基本セットのCUIに加え、ブラウザからのGUI操作をサポート過去に出⼒した分析・診断レポートを履歴管理し、閲覧・ダウンロードが可能ソース資産をブラウザ上で確認可能汎⽤性の⾼いキーワード検索機能を提供• 資産種別やライブラリ指定を指定したキーワード検索• 分析・診断レポートと連携した多段検索をサポート

▌稼働情報編集資産の稼働／⾮稼働ステータスをユーザが編集し、意図に沿った稼働資産分析を⽀援

例）例外的な運⽤で利⽤する機能は分析期間内で稼働実績がなくとも、必要な資産のため稼働扱いする分析期間内で稼働実績はあるが、今後利⽤予定のない機能を⾮稼働扱いする

ACOS-4 Open


3.3.1 WebUI ︓ キーワード検索

■検索条件・正規表現により複数キーワード指定や or指定が可能・検索範囲に、資産の種類やライブラリ指定が可能

キーワードに「CPM003」を指定

検索範囲を絞らずに全資産を検索する場合、何も指定しない

■検索結果・過去の検索結果を履歴管理・ブラウザでの確認のほか、結果ファイルをDL可能

Click別ウィンドウ（タブ）で詳細表⽰

（次ページ）

▌キーワード”CPM003”を指定して全資産を検索する例


3.3.1 WebUI ︓ キーワード検索キーワード検索結果画⾯）

■検索結果・条件に合致した資産名、⾏番号、⾏情報（記述内容）を表⽰


3.3.2 WebUI ︓ ソース表⽰

▌COBOLソース”PCOB102.cbl”を表⽰する例

■対象資産を指定ファイル名やライブラリ名、資産の種類を指定可能

プログラム名に「PCOB102.cbl」を指定

対象資産に「COBOLソース」

を指定

検索したソースをそのままブラウザ上で表⽰可能別ウィンドウ（タブ）で詳細表⽰（次ページ）


ソース表⽰画⾯）

〜〜前略〜〜FILE SECTION.FD T002 LABEL RECORD STANDARD.

COPY CPT002.FD M003 LABEL RECORD STANDARD.

COPY CPM003.

WORKING-STORAGE SECTION.01 DATA01 PIC x(4).

〜〜中略〜〜PROCEDURE DIVISION.BGN.

OPEN INPUT T002.OPEN OUTPUT M003.

READ T002 INTO DATA01AT END STOP RUN

CALL “PCOB201” USINGBY CONTENT DATA01BY REFERENCE M003R.

REWRITE M003R.

CLOSE T002 M003.

3.3.2 WebUI ︓ ソース表⽰

■表⽰結果・ブラウザ上にソース内容をそのまま表⽰


3.4 資産可視化機能

アプリケーション資産の全体像から、段階的かつ、多⾓的な資産の把握をサポートする可視化機能をご提供アプリケーション資産の全体像から、段階的かつ、多⾓的な資産の把握をサポートする可視化機能をご提供

概要把握

稼働状況資産棚卸

ファイルレイアウト分析

オンライン定義分析

資産⼀覧

ジョブ定義分析

ｵﾝﾗｲﾝ定義ｵﾝﾗｲﾝ定義

ｼﾞｮﾌﾞ定義ｼﾞｮﾌﾞ定義

詳細把握

★資産⼀覧や稼働状況を把握する機能

★オンライン・バッチAP構造を把握する機能

★データとプログラムの参照/更新関係を把握する機能

プログラムプログラム引⽤定義

画⾯・帳票・データ

画⾯・帳票・データ

DBテーブル分析 DBスキーマ分析

★定義体の内容を把握する機能

CRUD分析

ACOS-4 Open

ACOS-4

ACOS-4

ACOS-4 Open


3.4.1 資産棚卸機能

プログラムや画⾯、ジョブ等のソース⼀覧・定義⼀覧と、稼働統計情報との突合せによる稼働資産の選別結果を⽰し、規模把握やスリム化を⽀援プログラムや画⾯、ジョブ等のソース⼀覧・定義⼀覧と、稼働統計情報との突合せによる稼働資産の選別結果を⽰し、規模把握やスリム化を⽀援プログラム⼀覧

登録集原⽂⼀覧

ジョブ稼働⼀覧表

オンライン稼働⼀覧表

※その他、以下の⼀覧表を出⼒マクロ⼀覧、COBOL/Sマクロ⼀覧、部品⼀覧、プログラム名重複⼀覧、ジョブ定義⼀覧、ジョブ定義マクロ⼀覧、オンライン定義⼀覧、画⾯・オンライン帳票⼀覧、バッチ帳票⼀覧、標準ファイル⼀覧、VSAS定義⼀覧、RIQSⅡV1/V2定義⼀覧、ADBSスキーマ⼀覧、ADBSサブスキーマ⼀覧

No. プログラム名ファイル名プログラム名不一資産種別処理形態行数実行数作成日更新日リビジョンライブラリ名稼働資産1 AAAAA AAAAA COBOL原始プログラムオンライン 20 16 2010/1/4 2013/5/7 10 SRC1.LIB ○2 BBBBB BBBBB COBOL原始プログラムバッチ 300 250 2012/2/3 2012/3/19 2 SRC1.LIB3 CCCCC SRC_CCCCC○ COBOL原始プログラムサブルーチン 25 20 1993/6/3 2012/5/4 5 SRC2.LIB

No. 登録集原文名ファイル名行数作成日更新日リビジョンライブラリ名稼働資産1 XXXXX XXXXX 13 2010/1/4 2013/5/7 2 COBOL.CP ○2 YYYYY YYYYY 14 2012/2/3 2012/3/19 3 COBOL.CP

No. ジョブ名ロードモジュ稼働回数 MAX (ミリ秒) MIN (ミリ秒) 平均 (ミリ秒) 最終稼働日最終稼働時刻1 JOB1 LM1 100 300 190 210 2015/3/31 22:57:302 JOB1 LM2 25 245 215 220 2012/3/1 23:32:45

No. AISオカレンス番号業務名トランザクションコードロードモジュール名稼働回数 MAX (ミリ秒) MIN (ミリ秒) 平均 (ミリ秒) 最終稼働日最終稼働時刻1 1 AP1 TR01 LM1 100 300 190 210 2015/3/31 22:57:302 1 AP1 TR02 LM2 25 245 215 220 2012/3/1 23:32:45

No. ロードモジュール名処理形態ソース不明作成日更新日リビジョンライブラリ名稼働資産1 XXXXX バッチ 2010/1/4 2013/5/7 2 COBOL.LM ○2 YYYYY オンライン ○ 2012/2/3 2012/3/19 3 COBOL.LM

ロードモジュール⼀覧

ACOS-4 Open


3.4.2 ファイルレイアウト分析機能

プログラムとJCL、VDLソースからファイル定義とデータ項⽬⼀覧を分析し、VSASファイル、標準ファイルのレコード定義を可視化プログラムとJCL、VDLソースからファイル定義とデータ項⽬⼀覧を分析し、VSASファイル、標準ファイルのレコード定義を可視化

ファイル情報（外部ファイル名、ファイル形式、カタログ名など）と、その外部ファイルへアクセスしているレコード情報（プログラム名、内部ファイル名、レコード名など）、データ項⽬⼀覧を分析結果としてレポート

複数プログラムからアクセスされている場合は、すべてのレコード情報とデータ項⽬⼀覧を出⼒

ファイルにアクセスしているプログラムID、アクセス⽅法などを出⼒。複数のプログラムからアクセスされている場合は、”レコード情報”、”⼀覧情報”を複数出⼒。

各プログラムからファイルへアクセスしているデータ項⽬⼀覧を出⼒データ項⽬を登録集原⽂で定義している場合は、登録集原⽂名も出⼒ファイル情報をVOLCONTSリス

ト、VSASカタログに登録されている情報から出⼒

ACOS-4


3.4.3 DBテーブル分析機能

RIQSⅡV1/V2のDDLソースを解析し、基本表・仮想表テーブル項⽬の情報を可視化RIQSⅡV1/V2のDDLソースを解析し、基本表・仮想表テーブル項⽬の情報を可視化CREATE TABLE/INDEX/HASH/VIEWなどの記述から、DBファイル名、表名、列名、

キー指定、制約の定義などを⼀覧で出⼒基本表に設定しているINDEX/HASH情報も出⼒

基本表に設定しているINDEXやHASHの情報

各表で定義されている列項⽬⼀覧

表名、表を定義しているソースファイル情報

基本表の例

仮想表の例

ACOS-4


3.4.4 DBスキーマ分析機能

ADBSスキーマ・サブスキーマ記述を解析し、データの論理構造を可視化ADBSスキーマ・サブスキーマ記述を解析し、データの論理構造を可視化

スキーマ、サブスキーマの記述から、スキーマ名、エリア名、レコード名、キー指定、制約の定義などを⼀覧で出⼒セット定義も⼀覧として出⼒

サブスキーマで定義しているアクセス可能なレルム、カルクキー、索引キーなどの情報

サブスキーマで定義されている列項⽬⼀覧

サブスキーマ定義しているソースファイルの情報

レコード定義の例セット定義の例

セットに含まれるレコード情報（オーナーレコード、メンバレコード）の⼀覧

ACOS-4


VDLに記述された業務、TPP、⼊出⼒ファイル、PFキーなどの定義とTPPの解析結果を階層化したレポートを出⼒VDLに定義されない次のトランザクションコード、遷移先画⾯情報などの情報と合わせた

オンライン業務定義として分析結果をレポートプログラム中に定義されたマクロや部品を展開し、CALL先プログラムもたどった分析結果

をレポート

3.4.5 オンライン定義分析機能

VDL、プログラム（COBOL,COBOL/S,IDLⅡ）を解析し、オンライン処理の主要構造を抽出、業務アプリケーションの処理仕様の⾻格を階層構造で可視化VDL、プログラム（COBOL,COBOL/S,IDLⅡ）を解析し、オンライン処理の主要構造を抽出、業務アプリケーションの処理仕様の⾻格を階層構造で可視化

ACOS-4



定義情報を階層構造で出⼒

VDLでは定義されない（プログラム内で定義される）情報も関係情報からプログラムを解析し情報を出⼒

オンライン定義情報の例

ACOS-4



PFキー定義識別名を割り当てられた端末⼀覧を出⼒

PFキー定義情報の例

定義されたPFキー定義識別名、および、割り当てられたPFキーと画⾯情報を出⼒

PFキー定義割り当て端末⼀覧の例

ACOS-4


3.4.6 ジョブ定義分析機能

JCL、プログラム（COBOL,COBOL/S,IDLⅡ）を解析し、バッチ処理の主要構造を抽出、業務アプリケーションの処理仕様の⾻格を階層構造で可視化JCL、プログラム（COBOL,COBOL/S,IDLⅡ）を解析し、バッチ処理の主要構造を抽出、業務アプリケーションの処理仕様の⾻格を階層構造で可視化 JCLに記述された処理フロー、ステップ、⼊出⼒ファイルなどの定義とロードモジュールの解析結果を

階層化したレポートを出⼒ JCLに定義されないファイル編成、オープンモード、アクセスモードなどのファイル情報と合わせた

バッチ業務定義として分析結果をレポート

定義情報を階層構造で出⼒

JCLで記述された順番に出⼒

JCLでは定義されない（プログラム内で定義される）情報も関係情報からプログラムを解析し情報を出⼒

ACOS-4


3.4.7 CRUD分析機能

プログラムを中⼼とした視点から、参照/更新するデータとの関係を分析、修正範囲の確認や修正作業を効率化プログラムを中⼼とした視点から、参照/更新するデータとの関係を分析、修正範囲の確認や修正作業を効率化

縦軸︓データ、横軸︓プログラム資産のマトリックス形式でCRUD情報をレポートプログラム中に定義されたマクロや部品を展開/分析を⾏い、マクロ、部品内部のCRUD情

報も分析結果としてレポート

ACOS-4 Open


3.5 資産診断機能

可視化だけでは把握できない資産間の影響波及範囲や、プログラム内の業務データの流れを診断し、資産に対するより深い理解をサポート可視化だけでは把握できない資産間の影響波及範囲や、プログラム内の業務データの流れを診断し、資産に対するより深い理解をサポート

▌影響波及診断ある資産を改修した場合の影響が他の資産にどのように波及するか、リポジトリ内部の関

係情報を診断し、影響波及先・元の資産をリストアップ

▌データフロー診断プログラムの処理中に業務データがどのように参照・更新されるかを診断し、その経路を

⼀覧形式でレポート

▌メトリクス診断サイクロマチック複雑度、プログラム間の呼出／被呼出関係などのメトリクス値を計算

し、業務アプリケーションの保守難易度や品質リスクをレポート

▌類似資産診断内容が類似しているソースコード資産を抽出し、類似度を算出

▌差分診断2つのシステムの差異を抽出し、業務ロジックに変更を加えているか判定

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3.5.1 影響波及診断機能

AP改修の⾒積やソース修正時に、資産の変更が他資産にどう影響するか波及箇所を特定し、修正漏れやテスト漏れのリスクを低減AP改修の⾒積やソース修正時に、資産の変更が他資産にどう影響するか波及箇所を特定し、修正漏れやテスト漏れのリスクを低減プログラム間の呼び出し関係だけではなく、登録集原⽂やマクロなどの引⽤関係、

画⾯やデータの利⽤関係もレポート影響波及の伝播範囲として、“呼び出し元”と“呼び出し先”の両⽅向の関係について診断

<呼び出し先影響⼀覧>

<呼び出し元影響⼀覧>

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▌WebUIを⽤いて登録集原⽂”CPM003.cbl”の参照元を検索する場合の利⽤例

■資産の指定・影響を確認したい資産の情報を指定・検索範囲に、資産の種類やライブラリ指定が可能

■影響範囲の指定・影響を確認したい⽅向、階層数を指定

ディレクトリ名に「src¥CP」を指定

段階数に「1」を指定

ファイル名に「CPM003.cbl」を指定

資産種別に「CP」を指定

影響⽅向に「呼び出し元」を指定

■実⾏結果確認・レポートファイルのブラウザでの確認のほか、ファイルをDL可能



“ディレクトリ名” 、”ファイル名” 、”定義名” 、”資産種別”のセットで、1つの資産の情報を出⼒

COBOLソース“BCOB004” 、”OCOB004” 、”PCOB102” 、”PCOB103”から利⽤されていることを特定

検索の「段階数」を2以上に指定することで上位の呼び出し元資産を検索することも可能


3.5.2 データフロー診断機能

プログラム中のデータ転記、⼊出⼒・制御命令を解析し、データの書き込みから読み込みまでに取りえるデータフローを診断プログラム中のデータ転記、⼊出⼒・制御命令を解析し、データの書き込みから読み込みまでに取りえるデータフローを診断

プログラム内の起点となるデータ項⽬を指定し、そのデータ項⽬に対するデータの読み込みから書き込みまで参照・更新フローを⼀覧形式でレポート起点となるデータ項⽬は、ファイル名、レコード名、画⾯項⽬名、DBの列項⽬名の指定が

可能プログラム中に定義されたマクロや部品を展開、CALL先プログラムの記述も追跡し、

マクロや部品、他プログラムに跨ったデータフローを診断

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000100 LINKAGE SECTION.000101 01 DATA-A PIC 9(8).000102 01 DATA-B PIC 9(8).000103000104 PROCEDURE DIVISION000105 USING DATA-A DATA-B.000106 MAIN.000107000108 MOVE DATA-A TO DATA-B.000109000110 EXIT PROGRAM.

000191 FILE SECTION.000192 FD F01 LABEL RECORD STANDARD.000193 01 R01 PIC 9(8).000194 FD F02 LABEL RECORD STANDARD.000195 01 R02 PIC 9(8).000196000197 WORKING-STORAGE SECTION.000198 01 DATA01 PIC 9(8).000199000200 PROCEDURE DIVISION.000201 BGN.000202 OPEN INPUT F01.000203 OPEN OUTPUT F02.000204000205 READ F01 INTO DATA01.000206000207 CALL “BBB” USING BY CONTENT DATA01000208 BY REFERENCE R02.000209000210 WRITE R02.000211000212 CLOSE F01 F02.

ファイル名︓FILE01 プログラムID︓AAA

3.5.2 データフロー診断機能

サブプログラム内の情報を出⼒

データフロー診断の出⼒例

ファイル名︓FILE02 プログラムID︓BBB

サブプログラム呼び出し

R02へデータを移送する処理を全て出⼒R02へDATA-Bの値、DATA-BへDATA-Aの値、DATA-AへDATA01の値が出⼒されることを追跡することが可能

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3.5.3 メトリクス診断

プログラムの構造や複雑度を数値化し、プログラムの保守難易度を診断し、品質リスクを低減プログラムの構造や複雑度を数値化し、プログラムの保守難易度を診断し、品質リスクを低減

プログラムのソースファイル単位にプログラム呼出／⾮呼出数（CALL/CALLER数）やサイクロマティック複雑度などを計測し、⼀覧レポート

⼤分類指標値説明カウントメトリクスコード⾏数総⾏数、有効/コメント/空⽩⾏数。

マクロや引⽤を利⽤している場合は、その展開前と展開後の⾏。

複雑度・構造メトリクス

プログラム呼出/被呼出数プログラムのCALL数や、CALLされる数。数値が⼤きいと、保守性が低下したプログラムの可能性あり。

引⽤数登録集原⽂やマクロ、部品の引⽤数をカウント。

サイクロマチック複雑度プログラム中の分岐処理による取り得る処理経路の総数。数値が⼤きいと、保守性が低下したプログラムの可能性あり。

ネスト数制御構造の最⼤のネスト数PERFORM命令のネスト数 PERFORM命令の最⼤のネスト数

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3.5.4 類似資産診断

リポジトリが保有する資産情報・関係情報を元に、⼆つのプログラム間の構造類似性を診断、デッドコピー不要資産の整理を⽀援リポジトリが保有する資産情報・関係情報を元に、⼆つのプログラム間の構造類似性を診断、デッドコピー不要資産の整理を⽀援

保守期間中に、改造による他業務（プログラム）への影響を最⼩限に抑えるべく、プログラム、登録集原⽂やマクロ・部品などをコピーして改造を施すケースあり。これらを類似資産として、リポジトリの情報からプログラムを総当たりで検証プログラムをコンパイルする際に必要となる引⽤資産との関係（コンパイル時関係）と

プログラムを実⾏する際に必要となる利⽤資産との関係（実⾏時関係）の⼀致数、⼀致率で類似可能性を診断両関係を総合した⼀致数・⼀致率を全体類似度としてレポート。全体類似度が100％に近

いプログラムのペアは、類似資産の可能性が⾮常に⾼い

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3.5.5 差分診断

元資産と、ファイルのリネームやソースコード中のロジックを変更した改修後資産のリポジトリを⽐較し、変更箇所を差分情報としてレポート元資産と、ファイルのリネームやソースコード中のロジックを変更した改修後資産のリポジトリを⽐較し、変更箇所を差分情報としてレポート


PROG01

ﾘﾎﾟｼﾞﾄﾘPROG02

PROG01

＜⽐較元資産＞＜⽐較先資産＞

PROG03

差分診断

■資産対応リストPROG03︓PROG13

※同名の場合指定不要

分析分析

■環境依存情報ライブラリ1︓ライブラリ2

PROG04

レポート出⼒

PROG02

PROG13

PROG04

改修有り

リネーム＆改修有り

環境依存情報有り（変更されているが差分として扱いたくない）

必要に応じて補正レポート

概要レポートレポート

詳細レポート

レポートの内容は次ページ

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PROG05 PROG05

スペース、改⾏位置の差異あり（差分として扱いたくない）


3.5.5 差分診断

概要レポート︓資産単位、機能単位（業務、JCL、LM）に変更有無を分析詳細レポート︓資産ごとに⾏単位の差分をレポート概要レポート︓資産単位、機能単位（業務、JCL、LM）に変更有無を分析詳細レポート︓資産ごとに⾏単位の差分をレポート

各資産の変更状態、変更の種類を⼀覧表⽰

＜概要レポート（プログラム）＞

＜詳細レポート（プログラム）＞

資産ごとに⾏レベルの変更を出⼒・コメント⾏やデバッグ⾏等を考慮し、

ロジックの差分と差別化して出⼒

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3.6 保守プロセスにおけるAIS適⽤場⾯と効果

資産棚卸資産理解資産調査・見積製造・テスト

改修範囲調査改修漏れ確認

資産棚卸改修対象の更新状況を、旧⼀覧との突合せで確認

影響波及診断改修後資産を起点とした影響波及を確認し、改修漏れの有無を確認

CRUD分析改修後の仕様とCRUD情報を突合せ確認

品質リスク確認メトリクス診断プログラム資産の複雑性を定量化し、品質リスクの⾼い資産を把握

⽬的・場⾯

資産整理資産棚卸資産⼀覧と稼働情報から整理対象資産を特定

稼働情報編集稼働情報を編集し、利⽤者が意図する資産に絞り込み

類似資産診断クローン資産の候補を特定し、共通化可能な資産を絞り込み

保守難易度把握メトリクス診断プログラムの複雑性を定量化し、品質リスクの⾼い資産を把握

構造把握・技術継承バッチ定義分析バッチ処理の主要構造を可視化

オンライン定義分析オンライン処理の主要構造を可視化

データレイアウトファイル、データベースの論理構造を可視化

2018年6⽉リリース機能

CRUD分析プログラムからファイル、データベースへの参照・更新情報を可視化

差分診断改修前後の差分情報から改修ミスや改修漏れを把握

2017年10⽉リリース機能

影響波及診断改修による影響波及箇所を確認

データフロー診断プログラム中のデータ参照・更新の流れを確認

キーワード検索分析・診断結果と連携したキーワード検索を⾏い、改修箇所を確認

ソース表⽰AISサーバに転送した資産の内容をブラウザで表⽰

CRUD分析プログラムからファイル、データベースへの参照・更新情報を確認


3.7 V2.0/V3.0 動作環境

▌サーバ環境NEC Cloud IaaSの仮想環境上の動作も保証

▌クライアント環境

対応OS Windows Server 2012 R2(64bit) 必要メモリ ※ 4GB以上必要ディスク容量 ※ 100GB以上の空き容量対応DB PostgreSQL 9.4対応APサーバ Tomcat 8.5(Web UI利⽤時のみ必要)前提PP Java SE 8

Microsoft Visual C++ 2012 Update4 再頒布可能パッケージ(32/64bit)

※ システム・OS（VM）が使⽤するリソースを除きます。分析対象とする資産の規模、利⽤者の⼈数により、必要なメモリ、ディスク容量が変わります。

対応OS Windows 7(32/64bit) 、8.1(32/64bit)、10(32/64bit) 必要メモリ ※ 512MB以上必要ディスク容量 ※ 1GB以上の空き容量前提PP Java SE 8(ホスト資産取得機能実⾏時のみ必要)

Internet Explorer 11(Web UI利⽤時のみ必要）Microsoft Excel 2013、2016(出⼒レポートを表⽰する場合のみ必要)


お問い合わせ先

問い合わせ先

SystemDirector Enterprise Asset Innovation Suite製品お問い合わせ窓⼝http://jpn.nec.com/SystemDirectorEnterprise/contact.html

業務アプリケーション分析に関する様々なご質問やご相談にお応えします例えば・・・

業務アプリケーションの開発や保守を効率化するにはどうしたら良いか再構築を検討しているが既存資産をどう活⽤したら良いか

などお気軽にご相談ください

付録


A.1 他社製品との⽐較

他社製品は全ての機能をALL in ONEの⼀括購⼊が必要でライセンス費⽤が⾼額 AISは資産情報の⼀覧化・可視化だけではなく、診断機能までカバー NECの⾔語解析技術を活⽤し、ご要望に合わせた柔軟なカスタマイズが可能

他社製品は全ての機能をALL in ONEの⼀括購⼊が必要でライセンス費⽤が⾼額 AISは資産情報の⼀覧化・可視化だけではなく、診断機能までカバー NECの⾔語解析技術を活⽤し、ご要望に合わせた柔軟なカスタマイズが可能

⽐較項⽬製品A（他社製） AISの優位性

機能資産棚卸／可視化／診断（⼀部）機能資産棚卸／可視化機能に加えて充実した診断機能を提供

必須製品・動作環境

SV︓Windows SV 2008／SQL Server 2008CL︓Windows 7／Excel2003, 07, 10→商⽤DBが必須、クラウド⾮サポート

商⽤DB不要、NEC Cloud IaaS上での動作もサポート

販売単位本体製品（分析機能）、オプション製品（コマンド起動等9機能）の２製品→全体機能の⼀括購⼊が必要

リポジトリを含む基本セットを購⼊いただければ、各種可視化・診断機能は個別に組み合わせ購⼊が可能であるため、ライセンス費⽤を低減

ライセンス単位

資産規模（ライン数）×期間（⽉）×利⽤ユーザ数

期間×資産規模（ファイル本数）のライセンス定義利⽤ユーザ数の制限無し

ツール費⽤資産規模３〜5ML︓導⼊込みで⼀千万円〜（年間）

保守規模と組み合わせ購⼊で、適正なライセンス料を実現

サービス資産棚卸、⽬的別影響分析（ベンダがツールのレポートを元に作成）付加価値的サービスのご提案も検討可能

業務アプリケーション分析基盤 SystemDirector ......COBOL、IDLⅡ、...

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