インバウンドの獲得に向けた 事業コンソーシアムの組成につ...

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インバウンドの獲得に向けた 事業コンソーシアムの組成について ワーキンググループ 中間報告 平成28年11月17日 資料 3

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インバウンドの獲得に向けた 事業コンソーシアムの組成について

ワーキンググループ 中間報告

平成28年11月17日

資料 3

Page 2: インバウンドの獲得に向けた 事業コンソーシアムの組成につ …海外や外国人を活用した 効果的なプロモーション、 販路拡大を実施。

1.ワーキンググループの設置・目的

2.検討の範囲

3.インバウンド観光の現状と課題

4.中野のインバウンド観光の活性化~打ち手の全体像

5.観光活性化に向けた新たな枠組み~日本版DMO~

6.観光マーケティングの展開

7.KPIの設定

8.都市観光を軸とした事業コンソーシアムの組織

9.事業提案

9‐1.中野メディア・コンテンツ統括事業

9‐2.地域情報提供アプリを活用した

情報プラットフォーム構築・運営

9‐3.デジタルサイネージの設置・運営

9-4.(仮称)「中野ツーリズムセンター」の設置・運営

10.事業化ロードマップ(例)

11.ワーキンググループ委員

12.ワーキンググループの進め方

参考資料

目 次

・・・・・・ 1

・・・・・・ 2

・・・・・・ 3

・・・・・・ 4

・・・・・・ 5

・・・・・・ 6

・・・・・・ 7

・・・・・・ 8

・・・・・・ 9

・・・・・・ 10

・・・・・・ 11

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・・・・・・ 15

・・・・・・ 16

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1.ワーキンググループの設置・目的

インバウンド来街者の獲得

成長し続けていくグローバル

都市NAKANO

多彩な魅力を持つ 発信力のある 活動拠点へ

中野駅周辺都市再生プロジェクトに

よるグローバル都市活動拠点の形成

都市観光連携体制の構築

Nakano Free Wi-Fi拡大

広告収入等によるデジタルサイネージの運用

MICEの展開を視野に入れたイベントの企画運営

エリアマネジメントを視野に入れた公共空間活用

中央線沿線都市圏文化・産業連携 パートナーシップ都市連携

コンテンツ ビジネス

飲食 ビジネス

スポーツ ビジネス

MICE ビジネス

公共空間や店舗等の案内表示多言語化

フィルムコミッション推進

事業コンソーシアムの組成

東京オリンピック・パラリンピックの

開催

第1回幹事会においてワーキンググループ(WG)の設置が承認され、準備を経て10月~11月に4回開催。中間報告以降も継続して開催予定。

訪日外国人旅行客(インバウンド)の獲得に向けた中野における都市観光コンテンツの拡充や広域連携、ICTを活用した情報収集・発信力の強化などの取組み方策を検討。

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2.検討の範囲

目標とする時期 東京オリンピック・パラリンピックの開催を視野に2020年を目標とした取り組みを検討。

ターゲット 国籍を問わず訪日外国人旅行客(インバウンド)の中野への誘客を中心に検討。

事業の展開 主に都市観光・コンテンツ産業に関する事業創出や情報発信力の強化など、中野の特性を踏まえた市場づくり(マーケティング)の取り組みを検討。

コンソーシアムの組成 事業実施にあたって、協力・提携・連携による展開を可能とするコンソーシアムの組成を検討。

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3.インバウンド観光の現状と課題

9,247 10,105

11,831 12,510

17,130 21,718

24,380

34,571

43,167

50,003 51,430

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月

Nakano Free Wi-Fi アクセス数

多言語認証アクセス数

Nakano Free Wi-Fiのアクセス数は、平成27年11月のサービス開始以降、順調に増加。

多言語認証アクセス数は、月次の変動はあるものの、大きく増えることなく推移。

年間のインバウンド数は2000万人を超え、今後も2020年に向けて増加していく見通し。

中野をメインの観光目的地として来日するインバウンドは少ないと見られるが、インバウンドの中野ブロードウェイの来館、中野サンプラザの宿泊は増加傾向。

Nakano Free Wi-Fiのアクセスデータだけでは実態はわからず、さらなるビッグデータ分析が必要。

インバウンドの獲得には、観光コンテンツの発掘・開発に加え、旅行前・旅行中の情報提供やSNSなどの口コミ情報が有効とされ、一連のマーケティング活動を不可欠。

11月 12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 平均

英語 466 494 446 282 686 913 803 648 923 754 712 648

ハングル 40 49 35 47 64 79 31 42 55 45 30 47 中国語(簡) 23 29 37 42 49 116 21 25 49 42 43 43

中国語(繁) 33 11 45 26 36 31 41 48 24 30 22 32

全体のアクセス数のうち多言語利用が占める割合

5.6% 4.9% 4.5% 2.3% 3.8% 4.7% 2.6% 1.8% 2.1% 1.7% 1.6% 3.4%

合計 562 583 563 397 835 1139 896 763 1051 871 807 770

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中野ファンクラブ(中野が好きな人の組織化)

リアル バーチャル(ICTの利活用)

観光案内所(中野ファンの交流空間) 象徴的な名所作り

ネット上の観光案内所・SNS Wi-Fi・サイネージ・アプリ等

コンソーシアム(各種施策の運営母体)

安心安全な街

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

夜のツアー 区内周遊ツアー 家族連れインバウンド観光客向けスクール 良い客を個人・家

族単位で誘引、空 席を埋める施策

周遊型、体験型で 普通の日本を体験

子供を対象とした 体験型の学習

マネタイズの仕組み

・・・

■外国人、日本人を問わず、日本・中野を体験し「中野ファン(リピーター)」を獲得 (一過性の大型バスによる爆買いツアーでなく、個人・家族単位で地域とのコミュニケーションがポイント) ■周辺エリアへの回遊を促す施策を実施し、区内全体を活性化 ■中央線沿線やアニメ等つながりでの秋葉原、池袋等との広域連携も検討(アニメ聖地巡礼ツアー等)

具体的施策

コンソーシアム

プラットホーム

毎週末イベント 中野らしい様々な ジャンルのイベン トを毎週末に開催

管理された民泊 ツアーとセットで 顔が見え、柔らか く管理された民泊

中野の「おもてなし」を街でルール化

4.中野のインバウンド観光の活性化~打ち手の全体像

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5.観光活性化に向けた新たな枠組み~日本版DMO~

インバウンド観光の活性化に向け、新たな推進体制の枠組み「日本版DMO」を参考に検討。 日本版DMO(Destination Management/Marketing Organization)は、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する「観光地経営」の視点に立った観光地づくりの舵取り役として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人。

中野の特性を踏まえたDMOの展開へ

日本版DMO候補法人の登録状況 広域連携DMO:4件 地域連携DMO:52件 地域DMO:55件

他都市との差別化

ニッチ市場を獲得

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ツーリズム事業

中野における都市観光・コンテンツの差別化や広域連携による充実化

海外での日本紹介イベント参加や他都市での プロモーションなどの

事業を展開

来街者へのリアルタイムな情報提供と来街特典サー

ビスの付与

SNSやビッグデータを 活用したマーケティングと

ターゲットを絞った 戦略構築

コンソーシアムに参加する事業者の得意分野を 連携させることで、イノベーションを誘発

情報プラットフォーム

広告収入などマネタイズの仕組みを組み込む ことによる安定的・発展的な組織運営

市場の調査・分析

リアルとインターネット、グローバルとローカルを軸に市場の状況を把握。

戦略構築・戦術検討

インバウンドの誘客に向けた、情報メディアとコンテンツの戦略を構築。

事業の実施

海外や外国人を活用した効果的なプロモーション、販路拡大を実施。

効果測定

IoTやSNSで得られるビッグデータを分析し、事業の検証や次の展開を検討。

6.観光マーケティングの展開

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フェーズ 事項(例示) 設定のねらい 主な調査方法

旅行前に 知る・調べる

「中野」認知度 観光目的地としての認知度を測定 WEBアンケート調査

WEBサイトのアクセス数 中野区への関心度を測定 中野区観光サイトのページビュー数

旅行で 訪れる

区内宿泊者数 宿泊施設の確保と滞在の促進 宿泊施設からのデータ提供

訪日外国人入込数 区内入込数の推移で施策の効果を測定 Wi-Fi利用者ログデータ

旅行中の 行動

エリア内店舗売上 店舗の売上から施策による経済効果を測定 登録している店舗からデータ提供

来街者動向調査 天候、イベント、時間帯等、様々な角度からの来街者の行動を解析することで、ニーズを把握

IoT活用によるビッグデータ分析

旅行消費額 観光産業収益の拡大 宿泊者アンケート調査

旅行中・後の 情報拡散

来街者満足度 顧客満足の最大化とまちづくりの課題を把握 宿泊者アンケート調査

口コミ頻出度 キーワードの頻出度でコンテンツを評価 SNS分析

まちランキング 行ってみたいランキングなどにより魅力度を把握 定例のランキングを調査

7.KPI の設定

KPI(Key Performance Indicator;重要業績評価指標)とは、目標達成に向けて業務プロセスが適切に実行されているか判断するための主要な指標。 地域の「稼ぐ力」を引き出すという点で観光地域づくり全体の評価については、①延べ宿泊者数、②来訪者満足度、③リピーター率、④旅行消費額が評価の重要な指標とされており、こうしたデータの収集と分析が課題。

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8.都市観光を軸とした事業コンソーシアムの組成

中野区グローバル都市戦略の推進にあたり、産学公金連携による事業展開を図るため、企画構想力や事業推進力を強化した「(仮称)中野グローバル推進コンソーシアム」を設立。 中野のグローバル化や都市観光推進に寄与する事業を行う企業・団体等を中心に、ゆるやかな組織化と実効性のある実施体制を構築。地域DMOとして、都市観光を軸に地域の「稼ぐ力」を引き出す。

理事会

正会員(企業・団体等) 特別会員(大学、教育機関等)

総会(意思決定機関)

監事

中野グローバル推進コンソーシアム 組織体系

事務局

実施体制

地域情報プラットフォームの運用 デジタルサイネージの運営 中野ツーリズムセンター運営 など

賛助会員 事業協力会員

事業部門 メディア・コンテンツの統括・企画 都市観光資源の発掘・開発 地域・広域連携の調整 など

企画調査部門 ファミリー向け体験ツアー 中野ナイトツアー 中野駅周辺開発視察 シェアサイクル 伝統芸能・工芸体験 中央線沿線連携イベント テーマ型連携イベント など

事業連携

※収支は事業内で完結 人件費を含む事業費は、広告等事業収入や会費収入等を充当

連携

地域DMOとして 都市観光の

マーケティングを 展開

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国外の潜在顧客をはじめ国内の訪日外客の導線を的確にとらえ、中野区への誘客を最適な投資対効果で 実現するためにメディア管理・コンテンツ開発運営を主務とする事業体を設置。 旅行博への出店から海外メディアへの出稿など年間計画策定から実施までを全体統括。

9‐1.中野メディア・コンテンツ統括事業

団体名:JTBグループ

メディア統括

DB

旅マエ

旅ナカ

日本旅行検討時に「中野区」への渡航意向度を高めるためのメディアプロモーションを展開

日本渡航時に「中野区」の情報に接触する機会をつくり、訪問意向度を高めるためのメディアプロモーションを実施

リアル デジタル

地域情報 プラットフォーム

デジタル サイネージ

ツーリズム センター

シェア サイクル

コンテンツ

旅行博覧会 プロモーショ

広告 広告 広告 広告 広告 広告 広告 広告

現地TV番組 放送

雑誌への 情報掲載

WEB/ SNS

体験型ツアー 近隣宿泊施設 プロモーショ

※コンテンツは一例

メディア・ コンテンツの考え方

事業概要

9.事業提案

事業収入 事業支出

事業運営委託料 事業紹介料 広告収入 等

【初期設置費】 WEBデータベース開発 コンテンツ開発・運営初期費 【年間運営費】 事業費、人件費 等

営業日 月~金(土日祝日休)

運営体制 受委託方式 中野ツーリズムセンターの従事者+本部による統括

業務概要

本部を委託事業者事務所内に設置 コンテンツの更新など経常業務は 中野ツーリズムセンターで実施

事業スキーム

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9‐2.地域情報提供アプリを活用した情報プラットフォーム構築・運営

中野区や中野区周辺を含む広域連携で情報提供サービス(ココシル)のプラットフォームを構築・運営し、ココシルの機能を活用した地域の特色を活かした、きめ細かい情報発信とともに来街者動向データ収集を実施します。

9.事業提案 団体名:日旅ビジネスクリエイト

ココシルWebサイト ココシルアプリ

観光アプリとWebサイトが一体化した情報提供サービス (ココシ ル)プラットフォーム構築・運営 地域の魅力、観光施設、商業施設等の各施設紹介 各施設(コンテンツ)の地図表示およびナビゲーション 地域の魅力・特色を活かしたツアーコース紹介・ナビゲーション 地域およびコンテンツ提供施設が編集機能を活用しタイムリーな 情報発信 マーカー(ビーコン)、NFCタグを活用した情報提供とデータ収集 電子クーポン、パスポート機能を活用した特典提供とデータ収集 多言語対応した情報提供を国内以外へ配信 中野区だけでなく、池袋・秋葉原等の他地域ココシルをダウンロードしている国内外の多くの方々にも情報発信=中野区情報の拡散

<展開例> ココシル中野~中野区全域の地域情報ポータルサイト・アプリ ココシル哲学堂公園~マーカーによる七十七場の解説配信 など

事業概要

事業スキーム

事業収入 事業支出

アプリ内への広告掲載事業展開

事業参加費(運営管理費)の収受

協賛企業の募集 等

【初期構築費】 システム構築・制作費 公開準備費 【年間運営費】 運用・保守費

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9‐3.デジタルサイネージの設置・運営

中野駅周辺の数か所にデジタルサイネージを設置し、地域の観光情報や関連情報などを配信。 広告の掲載を行うことにより、設置や運営のコストを賄う。

9.事業提案 団体名:表示灯株式会社

設置個所

中野駅前広場などの公共空間 民有地

稼動時間 始発~終電を目安に稼働

運営体制 独立採算方式 ※独立採算方式の条件 コンテンツ取材・制作 システム及びサイネージ管理

配信内容 観光情報(イベント・グルメ・観光スポット など) エリア情報(マップ・利便施設 など) 緊急情報(災害・交通・天候 など)

開設準備 運営主体の検討(エリアマネジメント など) 設置の調整(屋外広告物や道路占用許可、施工調整 など)

事業概要

事業スキーム

事業収入 事業支出

広告収入 等 【初期設置費】 設計・工事費 開設準備費 【年間運営費】 事業費 等

初期費用 運用費用

初期費用 運用費用

初期費用 運用費用

A 導入費用、運用費用共に予算化、広告掲載により一部補填

B 導入費用を(一部)予算化、運用費用は広告掲載により補填

C 導入費用、運用費用共に広告掲載により補填

設置箇所・台数により適用できるモデルが異なります。 実際にどのモデルが適用できるかは条件によります。

※設置条件により広告獲得見込みが異なるため

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9‐4.(仮称)「中野ツーリズムセンター」の設置・運営

区内の観光情報提供の拠点として、 多言語での対面案内、パンフレット、デジタルサイネージ、物販等のサービス提供のほか、情報プラットフォームの運営やコミュニケーションスペースを提供。

9.事業提案 団体名:JTBグループ

営業日・時間

原則として開設場所の営業日・時間と同じ 運営体制

受委託方式 常時2名体制を確保、このほかにボランティア活用

施設概要 中野駅周辺の公共施設などの一部に開設 窓口、事務スペース、コミュニケーションスペースなど 35㎡~

開設までの流れ 開設場所選定、条件設定、契約 ニーズ調査、事業計画策定 人員確保、開設準備 設計、施工、什器等購入

事業概要

事業スキーム

事業収入 事業支出

事業運営委託料 事業紹介料 物販収入 等

【初期設置費】 設計・工事費 開設準備費 【年間運営費】 事業費、人件費 等

観光スポットの案内にとどまらず、体験型ツアーの紹介や観光ボランティアの育成など、地域の人との直接的な関わりを通して、中野の魅力を発信。 また、中央線沿線など広域の周遊を来訪(予定)者に提案。

コンセプト

<サービス> 対面観光案内(多言語対応) デジタルサイネージ案内 パンフレット配布 コミュニケーションスペース 産品の販売 Nakano Free Wi-Fi

<関連事業> 情報プラットフォーム運営 観光ボランティア育成 災害時の情報提供 他の観光案内所との連携 など

サービス・事業

<センターイメージ>

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取組み 平成29年度 (2017年度) 平成30年度~

(2018年度~) 備考

第1四半期 第2四半期 第3四半期 第4四半期

事業コンソーシアムの組成

任意団体として設立する場合。法人格を取得する場合は、資金調達や手続の工程が必要。

メディア・ コンテンツ 統括事業

システム運用に加え、マーケティング調査・企画などを行うため、専門的人材の確保が必要。

情報プラットフォームの 運用

既存のWEBやアプリを活用する場合の工程。開発する場合はメディア・コンテンツ統括と同様。

デジタル サイネージの

運営

広告収入を得る場合、公益的団体による運営が要件となるため、コンソーシアムが事業主体になる。

中野ツーリズムセンターの

設置

当面は簡易版のセンターで対応。中野駅周辺開発の中で、常設施設を検討。

10.事業化ロードマップ(例)

制度設計

参加団体募集

設立 理事準備会

組織運営

システム構築

事業者選定

事業実施

事業コンソーシアムの組成までの間は、中野区グローバル戦略推進協議会により事業準備を実施。

事業者選定

システム構築

運用

事業者選定

設置・システム構築

運営

事業者選定

開設準備

運営

事業計画

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株式会社電算番頭 東京都行政書士会 中野支部 凸版印刷(株) 中野区観光協会 中野区国際交流協会 特定非営利活動法人 中野中小企業診断士会 (株)日旅ビジネスクリエイト 新渡戸文化短期大学 富士通株式会社 株式会社みずほ銀行 中野支店 UR都市機構東日本都市再生本部 株式会社リエゾン・デートル りそな銀行 中野支店 (五十音順)

区分 団体名 委員名

委員(主査) 東日本電信電話株式会社 東京北支店 神谷 直応

委員 中野工業産業協会 佐々木 洋文

委員 株式会社コングレ 吉岡 純二

委員 西武信用金庫 和田 夏彦

委員(有識者) 北海道大学公共政策大学院 若生 幸也

事務局 中野区都市政策推進室 石井 大輔

事務局 東京商工会議所 中野支部 菊池 圭二

事務局 一般社団法人中野区産業振興推進機構 千種 芳幸

エムシードゥコー株式会社 エリアポータル株式会社 一般社団法人健康歯科協会 株式会社構造計画研究所 株式会社シェアリングサービス JTBコーポレートサービス JTBコミュニケーションデザイン ストリートメディア株式会社 住友不動産株式会社 公益社団法人全日本不動産協会 中野・杉並支部 SBイノベンチャー ソフトバンク株式会社 大幸住宅株式会社 ルック店 デジタルハリウッド大学産学官連携センター

オブザーバー参加団体(27社)

11.ワーキンググループ委員

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検討事項 第1回WG(10/17) 「目標とする姿」のイメージの共有 論点の確認と今後の検討事項の整理

第2回WG(10/26) 参加者による具体的な事業提案の検討 事業コンソーシアムの枠組みの検討

第3回WG(10/31)

事業コンソーシアムによる事業展開の検討 事業コンソーシアム組成の考え方

第4回WG(11/8) 幹事会中間報告に向けた内容調整 以降のWGの進め方

第2回幹事会(11/17) WG中間報告

第5回以降WG(11月~2月) 具体的な事業化の検討 事業コンソーシアム組成の検討

訪日外国人旅行客(インバウンド)の獲得に向けた中野における都市観光コンテンツの拡充や広域連携、ICTを活用した情報収集・発信力の強化などの取組み方策。

検討体制

代表が指名したWG委員を中心に、オブザーバーも交えて議論を展開。積極的な事業提案を検討素材に。

検討のステップ

第3回幹事会(2月頃) WG最終報告

ステップ1:目標の明確化 どのドメイン(領域)で、誰をターゲットにし、どのような事業を展開することで、中野のグローバル都市化を目指していくのかを共有。 ステップ2:事業コンソーシアムの枠組み リアルとインターネット、グローバルとローカルを軸に枠組みを整理した上で、具体的な事業提案や事例をもとに、事業やマーケティングのモデルを構築。 ステップ3:事業コンソーシアムの組織化 事業参入しやすいゆるやかな組織化と実効性のある実施体制をどのように実現するのか、組成にあたって権利と義務の関係も含め、今後のロードマップを提示。

12.ワーキンググループの進め方

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参考資料

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持続可能性を高める夜間人口獲得への布石

インバウンド来街者の獲得

活力を生み出す昼間人口獲得への布石

区役所・サンプラザ地区再整備 大規模な集客交流施設の整備

中野二丁目地区・三丁目地区・囲町地区まちづくり

中野駅地区整備(駅前広場・南北通路・橋上駅舎・駅ビル)

成長し続けていくグローバル都市NAKANO

大学連携によるグローバル人材育成・雇用創出

世界から選ばれる グローバル

ビジネス拠点へ

多彩な魅力を持つ 発信力のある 活動拠点へ

外国人生活サポート体制の拡充

中野駅周辺都市再生プロジェクトによるグローバル都市活動拠点の形成

外国人材や留学生によるビジネススタートアップ

金融機関を中心とした広域ビジネス・マッチング ビジネス 連携体制の構築

多文化共生推進体制の構築

身近な生活サービスの充実

まちなか多言語対応

安心・安全に過ごせる 生活空間

高質でユニバーサルな 都市空間

中野ならではの 職住近接 生活スタイル

多様性と活力に満ちた 人材の輩出

付加価値を高める ビジネスプラットフォーム

都市観光連携体制の構築

Nakano Free Wi-Fi拡大

広告収入等によるデジタルサイネージの運用

MICEの展開を視野に入れたイベントの企画運営

エリアマネジメントを視野に入れた公共空間活用

中央線沿線都市圏文化・産業連携 パートナーシップ都市連携

コンテンツ ビジネス

飲食 ビジネス

スポーツ ビジネス

MICE ビジネス

ライフ サポート

医療・教育

IoT ビジネス

エンタメ ビジネス

公共空間や店舗等の案内表示多言語化

フィルムコミッション推進

スマートな環境・防災都市づくり 災害時業務継続地区(BCD)の構築

事業コンソーシアムの組成

東京オリンピック・パラリンピックの開催

【参考1】 17

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18

日本政府観光局(JNTO)HPより

【参考2】 訪日外国人の推移

観光庁HPより

訪日外国人旅行者数2000万人突破

訪日外国人旅行消費額は前年同期比2.9%減

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300

400

500

600

700

800

900

1000

20

14

年9

20

14

年10

20

14

年11

20

14

年12

20

15

年1

20

15

年2

20

15

年3

20

15

年4

20

15

年5

20

15

年6

20

15

年7

20

15

年8

昼間

夜間

N社携帯電話の運用データから分析した、滞在先(自治体別)における昼間(14時)と夜間(4時)の人数の平均。

中野区

【参考3】 RESAS(地域経済分析システム)外国人滞在分析

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中野駅周辺に30分以上 滞在した外国人:88人

【参考4】 RESAS(地域経済分析システム)外国人メッシュ分析

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【参考5】 事業者からの提案・情報提供

団体名 情報提供 概要

株式会社電算番頭 微信活用 OFFLINE to ONLINE戦略

中国人の多くが利用しているアプリの活用。

西武信用金庫 Coiney導入ご検討 インバウンドを呼び込むための例として決済機能の充実を図る。

SBイノベンチャー株式会社 シェアサイクリングサービスについて シェアサイクルの導入により回遊性を高める。

富士通株式会社 ビジネスアプリケーション ウワサーチ SNS上の風評を監視・分析して企業リスクを回避。

富士通株式会社 デジタルサイネージコンテンツ運用 ソフトフェア

サイネージの更新をスムーズに行うためのソフトウェアについて。

エムシードゥコー株式会社 ストリートファニチャ事業の紹介 広告付きバス停上屋の設置運営によるサイネージの展開。

東日本電信電話株式会社 中野フリーWi-Fiの拡充 Wi-Fiの接続データを活用し、言語別利用者の滞留分析や周遊解析を実施。

デジタルハリウッド大学院 クールジャパン拠点構築検討会、クールジャパン拠点連携実証調査

クールジャパン拠点構築を目指す民間の取組みを後押しする取組み事例等について。

JTBグループ 多言語版「るるぶ」特別編集版 手言語の観光冊子を作成し情報を発信。

JTBグループ 中野区広域DMO対応型 観光クラウドフォーム

アプリを活用した観光情報の活用。

団体名 提案 事業概要

株式会社リエゾン・デートル 家族連れインバウンド観光客向け スクール

家族連れのインバウンド観光客を招致して区民との国際交流の場を設け、季節ごとに中野に関連したカルチャーを体験できるスクールを開催する。

JTBグループ 中野区における観光コンテンツ開発

中野区飲食店連携クーポン(タクシー付) 体験型ツアー作成 新宿エリアホテルでの中野区内PR事業 中野区訪日観光客誘致に関するマーケティング調査 など

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