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所沢プロジェクトについて 2016年12⽉22⽇ カドカワ株式会社

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所沢プロジェクトについて

2016年12⽉22⽇カドカワ株式会社

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KADOKAWAの投資額:399億円

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財団の拠出246億円 64億円 89億円

書籍製造・物流⼯場 所沢オフィス 新規事業 ⾓川ロックミュージアム

イベント事業 エンタメ事業 ホテル事業 レストラン・商店街、

ストア、シネマ

アニメ企画展⽰場と図書館/美術館/博物館

アニメ⽂化の殿堂

310億円基幹事業の抜本的改⾰と収益性アップ ⽇本最⼤級のポップカルチャーの発信拠点を実現

【インバウンド事業の起ち上げ】雑誌/広告事業の業態転換、海外事業拡⼤、イベント/観光事業・・・

■「座席=組織」から「仕事、⽬的」で集まる働き⽅へ変貌させ、企業としての競争⼒を強化■飯⽥橋オフィスと合わせて世界に向けたコンテンツ開発を推進

■デジタル印刷機導⼊による⼩ロット・適時製造の実現と最新物流設備の導⼊による適時配送の実現で、返品削減、製造コスト削減、粗利益向上

■⽼朽化した既存の製造・物流設備の⼀新

1.本プロジェクトの概要本プロジェクトは、①最新鋭のデジタル設備を備えた書籍製造・物流⼯場の建設、②ワークスタイル改⾰の実現と世界に向けたコンテンツ開発拠点としての新オフィスの建設、③⾓川⽂化振興財団が新たに推進する⽂化事業と連携したインバウンド事業の拠点の建設、の三つの投資から構成される

業界インフラを新構築ワークスタイル改⾰の実現

新たな収益機会の創造

アニメ聖地88ヶ所⼀番札所

インバウンド事業推進装置

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⾓川ロックミュージアム所沢キャンパス(新オフィス)

書籍製造・物流⼯場

所在地:埼⽟県所沢市東所沢和⽥三丁⽬31番地の3及び11敷地⾯積:37,382 ㎡、建築⾯積:約25,000㎡、延床⾯積:約84,000㎡

2.ところざわサクラタウン(仮称)のイメージ

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3.所沢プロジェクトの初期投資額と事業収⽀計画

①初期投資額と事業収⽀計画 単位:億円

書籍製造・物流⼯場 所沢キャンパス 新規事業 合計

初期投資額 246 64 89 399

EBITDA(10年間累計) 246 97 61 404

※1 書籍製造・物流⼯場稼動によるEBITDAに与える影響額※2 所沢キャンパスで⾒込まれるコストと現状の賃貸オフィスコストから試算したEBITDAの差額

②投資資⾦所沢プロジェクトの投資資⾦は⾃⼰資⾦で賄い、新たな借⼊は⾏いません。

※1

開業後の投資回収期間 9.9年

※2

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○KADOKAWA所沢プロジェクト ○⽵芝CIPプロジェクト○⽻⽥空港跡地第⼀ゾーン開発

背景

書籍事業世界における製販⼀体型のブックオンデマンドの潮流と、北⽶における書籍市場の復活基調当社では、基幹事業の書籍事業においてヒットタイトルを⽣み出すサイクルが定着既存の製造・物流⼯場の⽼朽化により新たな設備の構築が急務

働き⽅少⼦⾼齢化の進展、ワークライフバランスやダイバーシティの社会的要請震災以降のBCP(事業継続計画)への要請の⾼まり世界に向けたコンテンツ開発にふさわしいクリエイティブなオフィス環境の必要性

新規事業東京五輪に向けて急増するインバウンド需要が⽂化体験・地域周遊型へシフト聖地巡礼に⾒られるような消費者のリアルなコンテンツ体験への欲求クールジャパン拠点事業に対する政府・地⽅⾃治体の後押し(所沢、⽻⽥、⽵芝)

意義

①⾸都圏から1時間以内の好⽴地にあり、②上記3つの課題を⼀気に解決しうる⼗分な広さを備え、③市と緊密な協⼒関係が構築できており、④新たな地域ブランディングが可能な所沢の地において

■出版業界に資するデジタル製造・物流プラットフォームの構築■ワークスタイル改⾰による次世代の競争⼒創出■リアルなコンテンツ体験を通じた新たな収益機会(インバウンド事業)の創造

4.所沢プロジェクトの背景と意義

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5.書籍製造・物流⼯場 (背景と⽬的)

背景

既存設備の⽼朽化により新たな設備の構築が急務

デジタル印刷技術の進化

⽬的

「短納期・明確納品の実現」書店からの注⽂に対し、納期を明確にした上で即座に発送

→「⾒込注⽂・⾒込製造の解消」「ユーザが求める短納期」に対応

「書籍製造・物流⼯場の情報連携の実現」製造・販売・流通のデータ連携

→「製版⼀体の流通改⾰」実現のため

「適時・適量製造の実現」在庫がない商品でも注⽂対応できるよう1冊から即時製造(デジタルPOD)

→「書籍販売・製造の⼩ロット化」「ユーザが求める短納期」「⾒込注⽂・⾒込製造の解消」に対応

売上の最⼤化と利益率の向上

書籍はコンテンツの源泉でありメディアミックス展開の原点、市場の縮⼩に関わらず重要。年間新刊点数5,000点は維持

最速の配送と最適な出荷がもたらす返品の減少

在庫切れ期間⼤幅圧縮による売り逃しの防⽌

適量製造による作り過ぎの抑制、原価削減

適時製造による在庫の削減

効果

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サクラタウンからはじまる新しいワークライフインテグレーション→利便性の⾼い「飯⽥橋キャンパス」に、ワンフロアでは国内最⼤規模の「所沢キャンパス(約

3,000坪)」が加わり、世界でも類をみないワークプレイス環境→少⼦⾼齢化、共働き家庭での育児、要介護⼈⼝の増加、労働時間削減等により労働⼒の確保が難し

くなる中、KADOKAWAらしい先進的なワークスタイル変⾰に挑戦

事業継続(BCP)と企業価値向上(CSV)→拠点が複数となることで災害時の⾏動、選択肢が増え、より強固な事業継続計画を実現→地域社会と⼀体となったコミュニティ形成により、企業価値の向上だけではなく、地域社会の価

値向上を⽬指す

6. 所沢オフィス構想①

⽇本におけるワークスタイルリーダー企業となる→広⼤な約3,000坪の1フロアに最新のオフィス機能を備えたクリエイティブな環境で、世界に向け

たコンテンツ開発を推進=世界⽔準のグローバルエンタテインメント企業へ→多様な働き⽅とワークライフバランスの実現

場所、働き⽅を限定せず「⽬的」によって最善のワークスタイル、ワークプレイスを選択できる環境を整えることで「ワークスタイル変⾰」を実現ワークライフバランス、⽣産性を共に向上させ、次世代の競争⼒を創出する

→イノベーションを起す共創を促し、多様な働き⽅を実現させる最先端のオフィスデザイン→優秀な⼈材のリクルーティング、次世代が魅⼒を感じる企業⾵⼟の醸成

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7. 所沢オフィス構想②

Mixture近郊外 都⼼

外部企業コワーキング

これからの⽇本におけるワークスタイルリーダー企業となる

事業継続(BCP)と企業価値向上(CSV)

サクラタウンから始まる新しいワークライフインテグレーション

テレワーク 在宅勤務

サテライトオフィス

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8.インバウンド事業の⽴ち上げ

KADOKAWA本社・国内

東京・北海道・横浜中部・関⻄・九州・沖縄

KADOKAWA海外拠点

台湾中国⾹港

タイ

マレーシア⽶国

他社ブランド

海外拠点との連動 他社ブランドとの協働

空港航空会社

バス会社旅⾏会社

鉄道会社

聖地巡礼88ヶ所

ところざわサクラタウン

1)国内と海外拠点の連携によるグローバル展開

2)Walker事業のデジタル業態変換

3)イベント、エンタメ事業4)レストラン、IPホテル事業5)マーチャンダイジング事業の拡⼤6)観光企画・観光情報事業

インバウンド事業の⽴ち上げ

LCC

コンテンツ企業

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IPホテル

商店街ストア

書籍製造・物流⼯場

所沢プロジェクト

KADOKAWA ⾓川⽂化振興財団

イベント

オフィス

⾓川ロックミュージアム体験型コンテンツの開発拠点

KADOKAWA

■創業70年間に蓄積した知財 ■ 年間5,000点の書籍刊⾏⼒■社員2,700⼈のノウハウやアィデア ■メディアミックスというIP発信⼒

ヒト、モノ、情報のクロスマッチング拠点

KADOKAWA海外拠点

KADOKAWAインバウンド事業

1)国内と海外拠点の連携によるグローバル展開

2)Walker事業のデジタル業態変換3)イベント、エンタメ事業4)レストラン、ホテル事業5)マーチャンダイジング事業の拡⼤6)観光企画・観光情報事業

国内と海外拠点の連携によるグローバル展開

アニメ聖地88ヶ所

誘客

9.新規事業の概要

エンタメ(アニメ企画展)

連携

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• 当資料に含まれる業績予想等の将来数値につきましては、現時点で⼊⼿可能な情報に基づき当社グループで判断したものです。

• 将来数値はさまざまな不確定要素が内在しており、実際の業績はこれらの数値と異なる場合がありますので、この数値に全⾯的に依拠して投資等の判断を⾏うことは差し控えてください。