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パキスタン産マンゴーの市場潜在性について

2009年８月

カラチ事務所

ここ数年、日本のマンゴー輸入は、贈呈用やデザート用の需要の高まりに伴って増加傾向

にある。2006 年にインド産マンゴーの輸入が解禁され、パキスタン産マンゴーの解禁も期

待が高まっている。そこで、ジェトロ・カラチ事務所ではパキスタン産マンゴーの市場潜

在性を調査した。輸入解禁された際の参考になれば幸いである。

【免責事項】

ジェトロは、本報告書の記載内容に関して生じた直接的、間接的、派生的、特別の、付随的、あ

るいは懲罰的損害及び利益の喪失については、それが契約、不法行為、無過失責任、あるいはそ

の他の原因に基づき生じたか否かにかかわらず、一切の責任を負いません。これは、たとえ、ジ

ェトロがかかる損害の可能性を知らされていても同様とします。本報告書は信頼できると思わ

れる各種情報に基づいて作成しておりますが、その正確性、完全性を保証するものではありませ

ん。ジェトロは、本報告書の論旨と一致しない他の資料を発行している、または今後発行する可

能性があります。

Economic Research


１．パキスタン産マンゴーの生産量

パキスタン産マンゴーの生産量は、ここ数年

堅調に増加し、2005／06 年度（７月～６月）

は過去最高の 175 万 3,907 トンを記録した。

2006／07年度は、前年度比で 2％減尐し、171

万 9,177 トンとなった。（表１、パキスタン食

料・農業・畜産省データ）。

州別（2006/07 年度）では、パンジャブ州が

135 万 6,577 トンで、78.9％のシェアを占め

ている。次いで、シンド州が 35 万 3,423 トン

（シェア 20.6％）、バロチスタン州が 5,818

トン（シェア 0.3％）、ＮＷＦＰ州が 3,359 ト

ン（シェア 0.2％）となっている。

他国との生産量を比較してみると（国際

連合食糧農業機関（FAO）データ）、マン

ゴー、マンゴスチン、グアバの生産量が

パキスタンは、インド、中国、メキシコ、

インドネシア、タイに次いで、世界第６

位である。

表１．パキスタン産マンゴーの生産量

年度生産量（トン）

2000/01 年度 989,790

2001/02 年度 1,037,145

2002/03 年度 1,034,581

2003/04 年度 1,055,987

2004/05 年度 1,671,155

2005/06 年度 1,753,907

2006/07 年度 1,719,177

出所：パキスタン食料・農業・畜産省

表２．国別、マンゴー・グアバ・マンゴスチン

生産量の合計

順位国名生産量（トン）

1 インド 13,501,000

2 中国（非公式データ） 3,715,292

3 メキシコ 1,911,267

4 インドネシア 1,818,619

5 タイ（推定） 1,800,000

6 パキスタン 1,719,180

7 ブラジル 1,272,180

8 フィリピン 1,023,907

9 バングラディッシュ 766,930

10 ナイジェリア（推定） 734,000

出所：国際連合食糧農業機関（FAO）

注：パキスタンについてはマンゴーのみの記載


２．パキスタン産マンゴーの作付面積

ここ数年、生産量と同様、マンゴーの作

付面積も増加傾向にある。2006／07 年

度は、過去最高を記録し、16 万 4,558

ヘクタールとなった。

州別（2006/07年度）では、パンジャブ

州が 11万 2,128 ヘクタールで、68.1％

のシェアを占めている。次いで、シンド

州が５万 711 ヘクタール（シェア

30.8％）、バロチスタン州が 1,403（シ

ェア 0.8％）、ＮＷＦＰ州が 316 ヘクタ

ール（シェア 0.2％）となっている。

国際連合食糧農業機関（ＦＡＯ）資料

（2007年）によると、国別のマンゴー、

マンゴスチン、グアバの作付面積は、

インド、中国、タイ、インドネシア、

メキシコ、フィリピンに次いで第７位

に位置している。

表３．パキスタン産マンゴーの作付面積

年度作付面積（ヘクタール）

2000/01年度 96,995

2001/02年度 98,967

2002/03年度 102,793

2003/04年度 103,110

2004/05年度 151,534

2005/06年度 156,570

2006/07年度 164,558

出所：パキスタン食料・農業・畜産省

表４．国別、マンゴー・マンゴスチン・グアバ作付面積

の合計

順位国名作付面積（ヘクタール）

1 インド 2,143,000

2 中国（非公式データ） 442,836

3 タイ（推定） 285,000

4 インドネシア 270,000

5 メキシコ 193,390

6 フィリピン 184,174

7 パキスタン 164,558

8 ナイジェリア（推定） 126,500

9 ギニア（推定） 82,000

10 コートジボアール（推定） 79,000

出所：国際連合食糧農業機関（FAO）

注：パキスタンについてはマンゴーのみの記載


３．パキスタン産マンゴーの種類および時期

パキスタンのマンゴーの種類は、150種類を超えると言われている。その中でもカラチのマ

ーケットでよく見られるのは、「Sindhri（シンドリ）」、「Chaunsa（チョウサ）」である。

「Sindhri」はシンド州、Chaunsa は、パンジャブ州で主に生産されている。パキスタン産

マンゴーの種類と収穫時期は以下の通り（表５）。

表５．マンゴーの種類および収穫時期

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

Sindhri

Chunsa

Dusheri

Langra

Began Pali

出所：全パキスタン果実・野菜協会

４．パキスタン産マンゴーの輸出

2007／08年度のマンゴーの輸出は、数量ベースで前年比 11.8％増の６万 8,879トン、金額

ベースでは 44.8％増の 17 億 4,386 万ルピーとなった（2007／08 年度換算レート：１ドル

=62.5 パキスタンルピー）。2006／07年度にアラブ首長国連邦やサウジアラビア等の中東向

けが大幅に減尐し、全体の輸出は数量ベースで前年度比 41.4％減となったが、2007／08年

度に多尐回復した形となった（表６）。

国別シェアは、数量ベースで１位がアラブ首長国連邦で１万 9,936 トン（シェア 28.9％）、

２位が英国で１万 6,693 トン（シェア 24.2％）、3位がサウジアラビアで 1万 3,884 トン（シ

ェア 20.2％）となっている。英国向けは、ここ数年堅調に増加しており、３年前に比べて

２倍以上増えている。ヨーロッパ市場にパキスタン産マンゴーが浸透しつつあることがう

かがえる。全パキスタン果物・野菜協会会長のアブドゥラ・ワヒッド氏によると、ヨーロ

ッパ向けは空輸でコスト高となっているが、今後、品質管理や収穫後処理の改善により保

存寿命（賞味期限）が長くなれば、船便の輸送が増え、更なるマーケットの拡大が望まれ

るとしている。

中東は、カラチの輸出業者によると、（１）船便を利用してドバイ向けで３日間、サウジア


ラビア向けで 10 日間と短期間で安く輸送できる、（２）競合相手であるインド産マンゴー

とは時期が多尐異なる、（３）2009 年にヨルダン向けの輸出が解禁された等の理由により、

今後も重要な市場であるとしている。

表６．パキスタン産マンゴーの主な輸出先

年度 2002/03

年度

2003/04

年度

2004/05

年度

2005/06

年度

2006/07

年度

2007/08

年度

全輸出重量（KG） 58,843,905 77,467,639 48,811,493 105,210,254 61,631,532 68,879,427

金額（千ルピー） 1,030,215 1,348,844 945,513 1,941,191 1,204,736 1,743,859

英国重量（KG） 7,156,704 8,051,606 7,512,692 12,046,816 13,051,473 16,693,252

金額（千ルピー） 161,647 163,197 165,916 259,961 328,849 529,720

アラブ首長国

連邦

重量（KG）－－ 79,97,957 41,756,264 16,238,519 19,935,852

金額（千ルピー）－－ 161,955 731,918 247,266 415,142

サウジアラビ

ア

重量（KG） 8,094,423 13,223,615 9,153,885 18,526,776 12,412,242 13,883,622

金額（千ルピー） 177,324 276,984 204,671 371,245 226,592 320,762

ドバイ重量（KG） 26,351,749 33,603,581 8,741,615 6,711,617 4,767,390 -

金額（千ルピー） 414,508 540,971 155,079 95,130 79,543 -

オマーン重量（KG） 6,180,572 9,245,015 7,524,020 13,464,887 4,533,485 5,648,794

金額（千ルピー） 81,260 120,781 101,988 217,290 63,246 109,867

フランス重量（KG） 613,366 950,193 1,141,626 1,566,328 1,504,765 696,201

金額（千ルピー） 15,060 14,942 22,626 33,356 34,450 20,081

イラン重量（KG）－－－ 947,281 1,204,059 1,490,535

金額（千ルピー）－－－ 24,350 32,081 36,450

ドイツ重量（KG） 599,182 806,192 843,429 1,285,250 1,081,961 1,436,217

金額（千ルピー） 13,326 19,745 224,628 27,836 30,680 46,079

ノルウェー重量（KG） 425,820 614,711 472,626 643,960 874,076 931,497

金額（千ルピー） 10,091 15,914 10,548 13,949 24,689 28,383

カタール重量（KG） 505,217 666,843 475,999 1,008,607 1,109,811 2,360,159

金額（千ルピー） 9,513 12,224 9,691 19,503 24,160 66,079

出所：パキスタン統計局


５．参考情報

オーストラリア・パキスタン農業分野連携プログラム

オーストラリア政府およびパキスタン政府は共同でマンゴー、シトラス、乳製品に関する

改善プログラムを 2005／06 年度より実施している。予算は 4年間で 6,600 万オーストラリ

アドル。具体的な内容は以下のサイトに掲載されている。全パキスタン果物・野菜協会に

よると、同プログラムにより収穫後のマンゴーの保存寿命（賞味期限）が延び、輸出可能

なマンゴーが増えているとしている。

http://www.aciar.gov.au/ASLP

同プログラムで作成されたレポート「A constraints analysis of mango supply chain

improvement in Pakistan」（2007 年 11月）では、パキスタン産マンゴーのサプライチェー

ンに関する分析がなされている（以下のサイトに掲載）。

http://www.aciar.gov.au/publication/FR2007-08

例えば、同レポート内には典型的な英国向けおよびシンガポール向けのサプライチェーン

として以下のように示されている。

＜空輸によるパキスタン→英国輸出サプライチェーン＞

＜海上輸送によるパキスタン→シンガポール輸出サプライチェーン＞

PROCESSORS

CONTRACTORS WHOLESALERSRs1/KG

MANGO COMMISION EXPORTERS IMPORTERSGROWERS AGENTS WHOLESALERS Rs23/KG Rs110/KG Rs110/KG Rs120/KGRs20/KG Rs21/KG Rs23/KG

DOMESTEC UK RETAILERSRETAILERS Rs120/KG Rs220/KG

PROCESSORS

CONTRACTORS WHOLESALERS

Rs1/KG

MANGO COMMISION EXPORTERS IMPORTERSGROWERS AGENTS WHOLESALERS Rs23/KG Rs60/KG Rs60/KG Rs70/KG

Rs20/KG Rs21/KG Rs23/KG

DOMESTEC RETAILERSRETAILERS Rs70/KG Rs160/KG

http://www.aciar.gov.au/ASLP

http://www.aciar.gov.au/publication/FR2007-08


６．パキスタンのサンプル用 VHT（蒸熱処理）装置

国際協力機構（JICA）は、1998 年に果実に着いた害虫の卵・幼虫などを殺滅させる蒸熱処

理（VHT）装置（サンプル用）をパキスタンに贈呈し、カラチ空港の農業省植物検疫施設に

設置されている。同装置は果実が高温障害にならない範囲内で、果実の内部温度を上昇さ

せ、果実内部の害虫を殺滅させる装置である。ミバエ類等の殺虫処理としては、①放射線

照射、②温湯処理、③VHT 等があるが、日本がマンゴーの解禁を許可している国の多くは、

VHT が採用されている。

全パキスタン果物・野菜協会やカラチの輸出業者によると、ヨーロッパ、中東では VHT を

必要としていないため、現在のところ、パキスタン国内には商業用の VHT 装置は存在して

いないと言う。

７．メトロのヨーロッパ向け輸出について

ドイツ小売業最大手のメトロ(Metro)キャッシュアンドキャリーは、07 年 10 月下旬に北東

部の中核都市ラホールに 1,500 万ユーロを投資して、売り場面積 1 万平方メートルのパキ

スタン初となる店舗をオープンし、その後、08年 4月には首都イスラマバード、09年 1月

にはファイサラバードとラホール、3月下旬にはカラチに出店を増やしている。

同社の子会社である MGBI（メトロ・グループ・バイイング・インターナショナル）はドイ

ツ向けにパキスタン産マンゴーを輸出している。また、メトロとパキスタン政府機関であ

るアグリビジネス支援基金は、共同研究プロジェクトを実施し、保冷車や CA(Controlled

Atmosphere) コンテナ（野菜や果実の貯蔵寿命を延ばすために窒素や酸素を調整できるコ

ンテナ）を利用した船便でのヨーロッパへの輸出を研究している。

全世界の果物に関する情報を提供している fruit.com の記事によると、メトロは 2009年に

ドイツ向けの試験的な海上輸送を 4度実施し、うまくいけば 2010 年から商業ベースの海上

輸送を実施するとしている。空輸の場合、1キロ当たり 1.2米ドルのコストがかかるのに対

して、海上輸送では 0.3米ドル。2008年に実施したオランダ向けの試験的な海上輸送では、

コンテナの不適切な温度管理やパキスタンでの温湯処理（殺虫処理の一つ）の失敗でうま

くいかなかったとしている。

一方、パキスタンの大手マンゴー輸出企業であるドゥラニ・アソシエーション社によると、


ヨーロッパ、香港、シンガポール向けにすでに一部船便で輸出しているところも存在して

いると言う。

８．マンゴー宅配輸出サービスについて

国際クーリエサービス DHL パキスタンは、2007 年にマンゴーの国内外発送サービスを開始

した。5KG、10KG、15KGのいずれかが選択でき、ヨーロッパ、アジア、中東等の輸入が許可

されている国に送付することができる。またクーリエサービス TCS は、インターネット上

でマンゴーを含む果物、花束、ケーキ等を選択してアラブ首長国連邦、英国、インドに宅

配することができる「Sentiments Express」サービスを行っている。

パキスタン産およびインド産マンゴーの対米輸出

米国は 2007年 3月に放射線での照射処理したインド産マンゴーの輸入を解禁し、同年 4月

から輸入を開始（放射線照射：植物検疫処理法の一つ。バエやマンゴーゾウリムシを対象

とした燻蒸、低温処理、高温処理などの代替技術）。パキスタン園芸開発・輸出庁によると、

パキスタンもラホールに設立された放射線照射施設の導入により、米国向けのマンゴー輸

出が解禁されるとしているが、2009 年 7 月現在、米国向けの輸出実績はなく最終的な決定

は出されていない模様である。

中国やイラン向けマンゴーの輸出

カラチの輸出業者によると、中国およびイランの両国は温湯処理（「（２）パキスタンのサ

ンプル用 VHT 装置」参照）を義務付けているとしている。カラチだけでも商業用の同処理

装置を６つの輸出業者は有し、両国の輸出の際には温湯処理装置を利用している。2009 年

にパキスタン産マンゴーの輸入を解禁したヨルダンはそのうち 1 社を指定業者として認め

ている。

パキスタン園芸開発・輸出庁のマンゴーレポート

パキスタン園芸開発・輸出庁は、「マンゴー・マーケティング戦略」レポート（2005 年 4月）

を発行している（以下のサイトに掲載）。

http://www.phdeb.org.pk/MktStrategies/Mango.pdf

http://www.phdeb.org.pk/MktStrategies/Mango.pdf


９．日本のマンゴー輸入

2008 年のマンゴーの輸入は、数量ベースで１万 1,589 トン（前年比 6.5％減）、金額ベース

で 50 億 9,001 万トン（前年比 11.4％減）となった。2008 年は減尐に転じているものの、

2007 年までは、金額が 5 年連続で過去最高を記録するなど、堅調に増加していた。

国別シェアは、数量ベースで１位がメキシコで 5,260 トン（シェア 45.4％）、２位がフィリ

ピンで 3,070 トン（シェア 26.5％）、３位がタイで 1,483 万トン（12.8％）、４位が台湾で

851 トン（シェア 7.3％）となっている。

表７．日本のマンゴー輸入

年 2006年 2007年 2008年

全輸入重量（KG） 12,382,627 12,388,835 11,589,327

金額（千円） 4,926,319 5,743,653 5,090,011

メキシコ重量（KG） 4,328,882 5,386,099 5,259,660

金額（千円） 1,602,924 2,158,458 1,915,201

フィリピン重量（KG） 5,443,485 3,797,410 3,070,260

金額（千円） 1,738,523 1,498,018 1,159,021

タイ重量（KG） 1,098,636 1,565,850 1,482,505

金額（千円） 490,000 882,949 806,460

台湾重量（KG） 444,233 781,418 851,452

金額（千円） 291,978 560,799 629,010

ブラジル重量（KG） 403,039 445,037 316,223

金額（千円） 261,767 266,401 189,243

出所：財務省貿易統計

日本はインド産のマンゴーを 2006 年に解禁した。数量と価格は、2006 年：520万円、8,776KG、

2007 年：4,842 万円、８万 8,059KG、2008年：3,353万円、７万 3,362KGとなっている。2008

年の数量ベースで全輸入量の 0.6％、１位のメキシコの 1.4％に留まっている。2007年に厚

生労働省は、インド産マンゴーに対して、検疫所の検査の結果、残留基準値を超えてクロ

ルピリホスを検出したため全量破棄している。


10．マンゴー工場視察

2009 年８月６日、ジェトロは「パキスタン産マンゴー工場視察」を実施した。大手総合商

社の駐在員が参加し、対日輸出解禁に対する高い期待が寄せられた。参加者は、「日本で輸

入マンゴーは 1 キロあたり 3,000 円以上し、国内産マンゴーは 1 万円する。カラチでは 1

キロあたり 100 円程度で売っており、日本への輸出の可能性は大いにある。」「フィリピン

産や台湾産に比べて、パキスタン産マンゴーは甘い。繊維質があるものもあり、独特の魅

力がある。パキスタンを訪問する日本人出張者には非常に好評であった。」とのコメントが

寄せられた。

一方、いくつかの課題も指摘された。①殺虫処理施設等への初期投資、②形状の均一、熟

度、見た目のよさ等の品質管理の向上、③船便輸送の実現（空輸ではコスト高なため）、④

年間のうち輸出できる機関が数ヶ月であるため、投資コストに見合うかどうか、⑤日本の

消費者の嗜好（日本国産のアップルマンゴーとは種類が異なる）等だ。

11．パキスタンの主なマンゴー輸出者一覧

全パキスタン果物・野菜協会やムルタン商工会議所から提供があった輸出業者リストおよ

びラホール商工会議所ダイレクトリーをもとに、ジェトロが電話で輸出を行っていること

を確認した「マンゴー輸出者一覧」は以下のとおり。

No.

Name of

Company Address Tel. Fax E-mail URL

1 Mohammad

Ashfaq

Mohammad

Afzal

Plot No.L-10-11, New

Sabzi Mandi, Super

Highway, Karachi

021-

6871056

021-

6871483

N.A. N.A.

2 Iftikhar Ahmed

& Company

Plot No.7, New Fruit &

Vegetable Market

Super Highway

,Karachi.

021-

6871092,

6871093

021-

6871121

[email protected] http://www.iac-fruit.com/

3 Shazco

Traders

(Private)

Limited

A-154/A, S. I. T. E.,

Super Highway,

Karachi

021-

6880990

021-

6881689

[email protected] www.shazcofruits.com

mailto:[email protected]


http://www.shazcofruits.com/


4 Chase

International

6/7, Humera Mansion,

G. Allana Road

,Kharadar, Karachi

021-

2312366,

2312367

021-

2312063

[email protected],

[email protected]

www.chase.com.pk

5 Al-Mehmood

Establishment

Jumani Arcade, C-1

,3rd Floor,Main

University Road,

Karachi

021-

4934382,

4931980

021-

4948493

[email protected] www.almahmoodfresh.com

6 Mohammad Din

Mohammad

Sharif &

Company

1058, P. I. B. Colony,

Karachi

021-

4940379

021-

4933649

[email protected] N.A.

7 Aroma

Enterprises

C-51, Block 15,

Gulistan-e-Jauhar,

Karachi.

021-

4635906,

4636938

021-

4635907,

5206657

[email protected] www.arom.a786.com

8 Saanco

Enterprises

25, Street No.43/S,

Pak Colony, Near

Timber Market, Ravi

Road,Lahore

042-

7707915

042-

7707916

[email protected] www.saancoent.com

9 Rishad Mateen

& Company

22, 3rd Floor, Mian

Chambers,

Shahrah-e-Liaquat,

Karachi

021-

2419585,

2424889

021-

2421764


10 Imran Qasim

Trading

Establishment

H-32, KDA Overseas

Banglows,16-A,

Gulistan-e-Johar,

Karachi

0302-

8254671

021-

6953078

N.A. N.A.

11 Durrani

Associates

D-25, Block 6,

Federal 'B'

Area,Karachi.

021-

6349491

021-

6360995

[email protected] www.durrani-associates.com

12 Roshan

Enterprises

B-51, Rizwan Society

, Main University Road

, Karachi.

021-

4645717

021-

4652518

[email protected] No Web-site

13 Al-Abbas

Enterprises

Khawat No.478, Rawan

Road,Multan

048-

4902907

048-

4901557

N.A. N.A.

14 S. M. A

.Enterprises

126-C, Block 2, P. E. C.

H. S.,

021-

4925765

021-

4925756

N.A. N.A.



http://www.chase.com.pk/


http://www.almahmoodfresh.com/



http://www.arom.a786.com/


http://www.saancoent.com/



http://www.durrani-associates.com/



Karachi.

15 Saanco

Enterprises

House No.25, Street

No.43/S,Pak Colony,

Near TimberMarket,

Ravi Road, Lahore.

Plot No.B-77-1,

Ibrahim

Village,Near

Masjid-e-Quba, Old

Sabzi,Mandi, University

Road, Karachi

042-

7707915

021-

4933121,

4921553

042-

7707916

021-

4127042

[email protected]

[email protected]

www.saancoent.com

16 Kings Fruit

Company

116, New Fruit Market,

Link Ravi

Road, Lahore.

042-

7720826

042-

7720826


17 Amin & Sons 105-A, New Fruit

Market, Link

Ravi Road, Lahore

042-

7730509

N.A. [email protected] N.A.

18 Rahat

Exporters

2-A, Nawaz Sharif

Social Security

Hospital, Multan Road,

Lahore

042-

7843342

042-

6316811

[email protected] www.rahatexporters.com

19 Asif Brothers 67, Fruit Market, Link

Ravi Road,

Lahore.

042-

7723467,

5873453

042-

5762650


20 Jilani Trading

Company

International

House No.21, Street

No.1,

Sheesh Mahal Park,

Lahore.

042-

7229237

042-

7235105


21 Multan Export

Company

2402, Water Works

Road,

Multan.

061-

4541240,

8132911

061-

4541240,

6539392


22 Zakariya

Export

Corporatiion

House No.3812/17,

Tipu Sultan

Colony, Multan

061-

4541307

021-

4941949

061-

4541307

021-

4941945




http://www.saancoent.com/




http://www.rahatexporters.com/






23 Hashmi

Enterprises

78/2, Block C, Ahmed

Street, Qazi Town,

Multan Road, Lahore.

042-

7572481,

7572903

042-

7562125


24 Samza Fruit

Farms

Al-Murtaza, 12-B, S.

Kaswar Gardezi Road,

Multan.

061-

4513102,

4517526

051-

4517526

[email protected]

[email protected]

N.A.

25 M. A. Links Room No.2, Zakaria

Building,2583/E,

Nishtar Road, Multan

061-

4543524

4518757

061-

4784734

[email protected]

[email protected]

www.malinks.piz

26 Al-Qadir

Enterprises

Faiz-e-Aam Nursery,

Chungi No.8, LMQ

Road, Multan.

061-

4516668

061-

4581289

[email protected] www.faizeaam.com

27 Hayatullah &

Sons

3707/1, Hasan

Parwana Colony,

Old Sabzi Mandi Road,

Multan.

061-

4514765

061-

4510465


28 Mairaj Din

Mohammad

Ramzan

92, Fruit Market, Near

Shah Rukan-e-Alam

Colony, Multan

061-

6778718

6778719

061-

6778719


29 Millenium

International

Company

605-K Block, Shah

Rukan-e-Alam Colony,

Multan

061-

6771635,

6777666

061-

6777666


30 Ejaz

Enterprises

House No.611-B,

Mohalla Thallwazwala,

Outside Dehli

Gate, Multan

0301-

7434546

N.A. N.A. N.A.




http://www.malinks.piz/


http://www.faizeaam.com/




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