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F5 APPLICATION READY NETWORK GUIDE PEOPLESOFT ENTERPRISE アプリケーション Oracle PeopleSoft アプリケーション導入時のセキュリティ、 アベイラビリティ、パフォーマンスを強化する包括的なインフラストラクチャ

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F5 APPLICATION READY NETWORK GUIDE

PEOPLESOFT ENTERPRISE アプリケーションOracle の PeopleSoft アプリケーション導入時のセキュリティ、 アベイラビリティ、パフォーマンスを強化する包括的なインフラストラクチャ

Oracle® Corporation は、情報管理用ソフトウェアの世界最大のサプライヤであり、全製品

ラインにわたって、はじめて100% 完全にインターネットに対応したエンタープライズ・ソフ

トウェアを開発 / 展開したソフトウェア企業です。Oracle の PeopleSoft Enterpriseアプリ

ケーションは、ERP における主力製品であり、人材管理システム(HRMS)および教育ソリュー

ション / キャンパス・ソリューションの主力でもあります。F5では、PeopleSoft Enterprise

アプリケーション用の包括的な Application Ready Networkインフラストラクチャの設計お

よび綿密なテストを行い、これを使用した企業が最小限の作業で最大限の ROIを達成でき

ることを確認してきました。F5 は、LAN および WAN 全域での PeopleSoft Enterpriseア

プリケーションの最適化、セキュリティ保護、および配信を行うために役立つツールのすべ

てを提供します。

概要

F5 Application Ready Network Guide : Oracle PeopleSof t Enterpr iseアプリケーション

メリットと F5 の強み

ユーザ・エクスペリエンスとアプリケーション・ パフォーマンスOracleのPeopleSoft Enterpriseアプリケーション

は、最も複雑なビジネス要件に対応し、ビジネ

スおよび業界向けの包括的なソリューションを提

供することを目的としています。PeopleSoft を使

用する企業は、日 、々これらのアプリケーション

のビジネスクリティカルな機能に頼っています。

構成やインフラストラクチャの問題でアプリケー

ションが最適に実行されない場合、ユーザの生

産性は大幅に低下します。F5 の Application Ready Network for PeopleSoft Enterpriseアプリ

ケーションは、アプリケーションのアベイラビリ

ティの保証、パフォーマンスの最適化、およびユー

ザ生産性の劇的な向上を実現します。

F5 は、最大限のネットワーク効率を保証するテク

ノロジを提供します。F5 独自の TMOS オペレー

ティング・システムはフルプロキシであるため、シ

ステムを介して接続するすべてのエンドポイント

の最適化が可能です。システムでは、通信のフル

ブローカーとして、そのシステムを経由して通信

するすべてのエンドポイントの通信を最適化しま

す。この最適化は、トランスポート・レイヤから

プロトコルレイヤ、アプリケーション・レイヤにい

たるまで、プロトコルスタック全体のあらゆるとこ

ろで実行可能であり、PeopleSoft Enterpriseアプリケーションのコントロールの外側で機能しま

す。これにより、サーバの作業負荷が軽減され、

サーバ効率が向上します。F5 では、ネットワーク

全域での不要なプロトコル通信を削減することに

より、アプリケーションの応答時間と PeopleSoftおよびネットワーク上のその他のアプリケーション

の使用率を向上します。

企業ネットワーク外部の場所からPeopleSoftアプ

リケーションへのアクセスを要求するユーザがま

すます増加しているため、WAN上でのアプリケー

ション・パフォーマンスが急速に IT 部門の重大

な関心事になりつつあります。WAN の遅延、劣

悪なネットワーク状況、インフラストラクチャの課

題などにより、Webアプリケーションの迅速な配

信が妨げられます。

F5 は、さまざまな方法で遅延の大幅な改善を実

現します。F5 では、TMOS の効果に加え、ブ

ラウザでの繰り返しデータや重複データのダウン

ロードを不要にする一連の機能によって遅延に関

わる問題を解決し、ブラウザの動作を制御するこ

とによって帯域幅の最適利用を保証します。必要

以上の条件付き要求およびブラウザとWebアプ

リケーション間の過剰なデータ送信(再送信)を

低減することにより、WAN の遅延、ネットワー

クエラー、パケットロスの影響を緩和します。

F5 は、PeopleSoft Enterpriseアプリケーション

およびネットワーク上で実行されているその他の

アプリケーションのパフォーマンスと生産性をさ

らに向上するため、多数の TCP 最適化を提供し

ます。このような TCP 最適化(セッションレベル

のアプリケーション認識、永続的なトンネル、選

択的な確認応答、エラー修正、および最適化

TCP ウィンドウの組み合わせ)により、F5 製品

は利用可能帯域幅を最大限に活用可能となりま

す。これにより、F5 製品は WANリンクの遅延、

パケットロス、輻輳特性に合わせてリアルタイム

に適応し、実質的にすべてのアプリケーション・

トラフィックのアクセラレーションを行います。さ

らに F5 は、ユーザやサーバの接続を分離および

制御し、独立して最適化することにより、サーバ

とエンドユーザ両方での生産性の最大化を実現し

ます。

PeopleSoft アプリケーションは、絶えず膨大な

数のトランザクション(タイムシートエントリ、給

与処理、総勘定元帳トランザクションなど)を実

行しているため、アプリケーションの重要ではな

い作業によってこれらのデバイスが動作できなく

なる事態は絶対に避ける必要があります。圧縮、

キャッシング、SSL 処理などの機能は、サーバ

のプロセッシングパワーの相当な量を消費します。

F5 製品には、これらのプロセッサ集約型タスク

を引き受けるカスタム・ハードウェアとカスタム・

ソフトウェアが含まれています。F5 は、この種の

タスクを高性能な集中管理ネットワークデバイス

にオフロードすることにより、サーバの生産性を

大幅に向上し、必要なハードウェアを 20 ~ 40%削減します。

F5 は、PeopleSoft Enterpriseアプリケーション

の生産性を向上するだけでなく、F5 製品の構

成および最適化の作業負担を軽減するためのさ

まざまなオプションを提供し、貴重な ITリソー

スを他のプロジェクトに解放します。F5 では、

Application Ready Network の一部として、多

数の PeopleSoft Enterpriseアプリケーションで

の F5 製品の構成、テスト、およびチューニング

を実施しており、その手順を PeopleSoft および

その他の Oracleアプリケーション用の導入ガイ

ドに丁寧に文書化しています。また、F5 は、驚

くほど単純でありながら強力かつ柔軟な構成を

実現する構成プロファイルおよび構成ポリシーを

提供します。一部のポリシーには、PeopleSoft Enterpriseアプリケーション用にあらかじめ作成

されたドロップダウンも含まれます。そして今回、

F5 の管理製品において、簡単にアップロードして

F5 製品にプッシュできるテンプレートとして導入

ガイド構成ファイルが利用可能となりました。

F5 は、アプリケーションの応答性を保証します。

その結果、普及率が高まり、ユーザの満足度と

生産性も向上します。また、ユーザがアプリケー

ション自体ではなく、速度に関する苦情で IT 部

門に電話をかける頻度が減少するため、コール

センターやヘルプデスクの負荷が軽減されるとい

う付加的なメリットもあります。F5 は、新規アプ

リケーション導入での生産性のロス、コール回数

の増加、ネットワーク条件の悪化によるROI への初期的な悪影響を最小限にとどめるため、ア

プリケーションの投資保護に有効です。

アプリケーションの セキュリティPeopleSoft Enterpriseアプリケーションに含まれ

る情報の機密性(およびコンプライアンスに準拠

しない場合の厳しい罰則)のため、企業では堅

牢なセキュリティ・インフラストラクチャを設置す

る必要があります。ほとんどの企業では、セキュ

リティとはネットワーク・ファイアウォール、およ

び場合によっては侵入保護システムの設置である

と考えられています。2006 年の CSI/FBI の調査

1 によると、回答した企業の98%がファイアウォー

0s

10s

20s

30s

40s

50s

図 1:WAN 上で PeopleSoft HRM を使用し

てタイムシートの更新にはじめてアクセスし

た場合のトランザクション・ユーザのテスト

結果

F5 による最適化

PeopleSoft デフォルト

F5 Application Ready Network Guide : Oracle PeopleSof t Enterpr iseアプリケーション

ルを設置し、69% が IPS テクノロジを実装してい

るにもかかわらず、回答した企業の 68% がセキュ

リティ関連の損失の 100% は外部からの企業シ

ステムへの侵入によるものであると答えています。

ファイアウォールでは、HTTP などのサービスに

おいて要求がネットワーク上に送出されるように、

アプリケーションのポートをオープンにしておく

必要があります。これらの一般的な保護デバイス

は、PeopleSoft Enterpriseアプリケーションおよ

びそこに含まれる情報の保護において十分とはい

えません。

F5 は、PeopleSoft Enterpriseアプリケーション

を使用する企業に対し、きわめて精密なアプリ

ケーション専用セキュリティを提供します。週

ごとに特定される新しい脆弱性の半分以上

は、Webアプリケーションに起因するものです。

PeopleSoft Enterpriseアプリケーションには、財

務情報や給与情報が含まれ、これらが流出して

しまうと大きな被害が発生します。ネットワーク・

ファイアウォールおよび侵入検知 / 保護システム

は、特定タイプの既知の攻撃に対して一定レベル

の保護を提供します。F5 では、ポジティブ・セ

キュリティモデルを使用して、既知の受け入れ可

能なトラフィックのみをアプリケーションに渡すた

め、はるかに高レベルの保護が可能です。既知

のシグネチャ攻撃のリストにのみ依存するデバイ

スは、特定のアプリケーションに固有の脆弱性を

狙った悪意あるユーザによる攻撃を防ぐことはで

きません。F5 は、パターンのない攻撃をリアル

タイムで検知して緩和し、既存のファイアウォー

ルや IDS デバイスでは効果的に対処できない

HTTP/HTTPS で運ばれる脅威に対して的確な

保護を補完的に提供します。

また F5 は、既知の攻撃シグネチャを分析してブ

ロックするだけでなく、サーバコードやプライベー

トHTML コメントの漏えいを確認して、OS や

Web サーバの識別情報(バージョン文字列、シ

グネチャ、フィンガープリントなど)をメッセージ

ヘッダから取り除いたり、すべての HTTP エラー

メッセージをユーザに非表示にしたり、ユーザに

送信されたページからアプリケーション・エラー

メッセージを削除することにより、サーバコード

やプライベートHTML コメントのパブリックWebページ上への漏えいがないよう保証します。

攻撃は常にネットワークの外部からとは限りま

せん。内部ユーザは外部ユーザよりきわめて容易

に機密情報を取得したり、アプリケーションを妨

害することができます。F5 製品は SSL 暗号化の

オフロードを行うため、企業では、エンドユーザ

のパフォーマンスに影響を与えずに、トランザク

ション全体のトラフィックを暗号化します。これに

より、情報がクリアテキストで内部ネットワーク上

を送信されるのを防止し、プライバシーに関する

州や連邦の規定に準拠するだけでなく、内部ユー

ザによる不正のリスクを低減します。

また、F5 製品は、Cookie やエントリポイント

に対して透過的に分散しているその他のトークン

を利用した攻撃から保護します。F5 製品は、

Oracleアプリケーションで使用される Cookie の

暗号化を容易に構成でき、Cookie の改ざんや他

の Cookie に基づく攻撃の防止が可能です。これ

により、すべてのアプリケーションの優れたセキュ

リティとさらに高いレベルのユーザ同一性の信頼

を確立します。

F5 には、ネットワークに接続しているリモートユー

ザおよびそこで実行されているOracleアプリケー

ションに対するきわめて精密なエンドポイント・

セキュリティが含まれます。リモートユーザがネッ

トワークへのアクセスを取得するために F5 製品

にログオンする前であっても、F5 はその PC 上で

アンチウイルスやパーソナル・ファイアウォールが

実行されているか、それらが最新であるか、およ

びオペレーティング・システムに特定のパッチレベ

ルが適用されているかについて、他の多数のログ

イン前チェックに含めて調査します。そして、問

題修正のためのページにユーザを導き、詳細な手

順を示したり、アンチウイルスやユーザ用ファイア

ウォールをアクティブにします。F5 のリモートアク

セスは、ネットワークのアクセスにユーザ名とパス

ワードの組み合わせより高度なセキュリティを必

要とする企業向けに、主要なベンダーが提供する

二要素認証もサポートします。さらに、サードパー

ティーの認証ディレクトリと簡単に統合でき、集

中認証も提供します。

また、キャッシュクリーンアップ制御を搭載してお

り、リモートユーザがリモートアクセス・セッション

を終了した際には、Cookie、ブラウザの履歴、オー

トコンプリート情報、ブラウザのキャッシュ、一

時ファイル、およびリモートアクセス・セッション

中にクライアントPC からインストールされたすべ

てのActiveXコントロールが削除され、あらゆる

情報が確実に消去されるようになっています。こ

の機能は、KIOSK 端末などの公衆コンピュータ

から接続するユーザにとってきわめて重要です。

F5 は包括的なアプリケーション・セキュリティ

を提供するだけでなく、きわめてセキュアなデ

バイスも提供しています。F5 では、PeopleSoft Enterpriseアプリケーションとそこに含まれる情

報をセキュアに保つことを保証します。

ユニファイド・セキュリティの実施とアクセス コントロール ネットワークおよびアプリケーションのセキュリ

ティは、PeopleSoft 導入時の重要な要素ですが、

もはやセキュリティだけの問題ではありません。

ますます増加するモバイル・ワークフォースや企

業間トランザクションの拡大により、企業では、

内部アプリケーションのアクセス範囲をパート

ナー、請負業者、サプライヤにまで拡張する必要

があります。これらのユーザは、さまざまなデバ

イスから、保護されたリソースへのアクセスを要

求することになります。F5 は、エンドユーザ、ク

ライアントのタイプ、アプリケーション、アクセス

ネットワーク、ネットワークリソースとは無関係に

セキュリティを強化し、アクセスコントロールを提

供するための万全な手段を提供します。

過去においては、リモートアクセスは IPsec VPNソリューションによって提供されていました。し

かしこれは、導入が複雑で、クライアントごとに

ソフトウェアのインストールと保守が要求されまし

た。また、リモートアクセスの強化やコントロー

ルも困難でした。IPsec は、現代のエンタープラ

イズ企業でますます拡大しているリモートアクセ

スの需要に耐えきれないことがすでに証明されて

います。F5 のリモートアクセス・ソリューションは、

リモートアクセスを確実に制御し、詳細な制限を

設けながら、許可されたユーザのリモートアクセ

スを可能にします。

通常、PeopleSoft Enterpriseアプリケーションを

使用する企業は、サードパーティー・ベンダーに

アプリケーションの特定部分へのアクセスを許可

する必要があります。F5 製品では、さまざまなユー

ザのグループ(「従業員」グループ、「給与パート

ナー」グループなど)を簡単に構成し、これらの

グループに基づいてアクセスを制限することが可

能です。これは、ネットワークへのリモートアクセ

スを提供したり、従業員に PeopleSoft Enterpriseアプリケーションへのアクセスが必要な企業はも

ちろんのこと、請負業者やパートナーからの特定

アプリケーションへアクセスする企業にとってもき

わめて便利です。また、アクセスコントロールを

集中管理し、このような制御の構成および実施を

シンプルにします。さらに、デバイス情報(IP ア

ドレス、時刻など)の収集も行い、リソースが提

供されているかどうかを判断します。F5のソリュー

ションには、任意のアクセスネットワークおよび

任意のデバイスの制御も含まれており、リモート

ユーザ、ワイヤレス LAN、および LAN 用の複

メリットと F5 の強み

1 CSI/FBI Computer Crime and Security Survey(コンピュータ犯罪とセキュリティ調査): http://www.gocsi.com/forms/fbi/csi_fbi_survey.jhtml 2 SANS@RISK, “The Consensus Security Vulnerability Report”(セキュリティ脆弱性の共通認識の報告)

F5 Application Ready Network Guide : Oracle PeopleSof t Enterpr iseアプリケーション

数のアクセスコントロール・ソリューションを導入

する必要はありません。

F5 製品は、仮想管理ドメインをサポートし、イン

ターフェイスなしで複数のアプリケーション・チー

ムによって単一のデバイスを管理します。すべて

のユーザを特定の管理ドメインに割り当て、その

ユーザに表示するオブジェクトを定義できます。

また、基本的な Read Only ユーザ(デバイスに

ログオンして特定オブジェクトのステータスやト

ラフィック量の監視ができるユーザ)から完全な

Administrative ユーザ(デバイス上のすべてのオ

ブジェクトの構成変更を実行できるユーザ)まで、

ユーザごとに複数レベルのアクセスを定義できま

す。これにより、ミーティングや適切な管理担当

者の選任に費やす時間が短縮されるほか、アプ

リケーションを管理するためのアプリケーション

管理機能が必要に応じて改善されるため、生産

性が向上します。F5 製品は、ビジネスプロセス

の合理化と、運用担当者の生産性および効率の

向上に貢献します。

ビジネス・コンティニュイティとディザスタ・リカバリ 現代の IT プロフェッショナルが直面している関心

事は、パフォーマンスとセキュリティだけではあ

りません。サービスの中断やデータセンター全体

の崩壊を引き起こす可能性のある突然のイベント

や機能停止にも備える必要があります。企業では、

これらのイベント直後におけるビジネス・コンティ

ニュイティを保証するだけでなく、業界および行

政のデータ保護とディザスタ・リカバリに関する規

制に準拠する必要もあります。F5 製品は、これ

らの災害を軽減する唯一の製品として位置付けら

れています。F5 は、データセンター、VPN アク

セス、最適化、およびトラフィックを統合的な方

法で仮想化し、ビジネスに不可欠な PeopleSoft Enterpriseアプリケーションの常時可用性を保証

する唯一のベンダーです。

F5 は、サイトのフェイルオーバーおよびビジネス・

コンティニュイティに対し、業界で最も包括的な

ソリューションを提供します。F5 では、サイトの

アプリケーションの包括的なアベイラビリティ・

チェックの実行から、バックアップ・データセンター

にすべてのトラフィックを動的および透過的に移

動するための条件の定義、サイト全体のフェイル

オーバー、および影響のあるアプリケーションの

みの制御にいたるまで、あらゆるソリューション

を用意しています。

このような破壊的状況のいずれかが発生し

た場合、F5 製品はネットワーク(PeopleSoft Enterpriseアプリケーションも含む)に対するき

わめてセキュアなリモートアクセスを提供し、オ

フィスが物理的に使用できない場合でも、少なく

とも 1つのデータセンターが機能している限り、

ビジネスが継続できるように保証します。また、

IPsec テクノロジと比べて導入および使用方法が

非常に容易であり、PeopleSoft Enterpriseアプ

リケーションにワンクリックでアクセスできるよ

うに構成できます。ユーザが何らかのソフトウェ

アのプレインストールや構成を行う必要はありま

せん。また、F5 では最大限のリモートユーザ・

エクスペリエンスを提供するために、TCP 圧縮お

よび追加のキャッシングの提供も行い、ネットワー

クにアクセスしているリモートユーザのパフォー

マンスを強化します。

企業での災害ではなく、ISP での災害にも F5 製品が役立ちます。F5ソリューションでは、ISP の

障害からネットワークを保護するためのマルチ

ホーム構成を容易に展開できるため、ISP サービ

スや特定の IP アドレスブロック、ASN、複雑な

BGP 構成などの作業から解放されます。また、

F5 のテクノロジにより、企業では複数の小さな接

続をまとめて集約する選択肢を選ぶこともでき、

単一の高帯域幅の接続への投資が不要になるこ

とで、企業の成長に合わせてサービスを自由に拡

張できます。F5 製品では、複数のWAN ISP 接

続のアベイラビリティとパフォーマンスをシームレ

スに監視することにより、サイトへの双方向のトラ

フィックフローをインテリジェントに管理し、イン

ターネット・アクセスのフォールト・トレランスと

最適化を提供します。F5 製品は、リンク全域で

エラーを検出し、エンドツーエンドで信頼性の高

い WAN 接続を提供しつつ、各接続の健全性と

アベイラビリティを監視して、リンクや ISP の機

能停止を検出します。万一の障害発生時であって

も、トラフィックが動的に別の利用可能なリンク

に誘導されるため、ユーザの接続は維持されます。

たとえ単一サーバのハードウェア障害であっても、

管理者がそのデバイスをサービスから切り離すこ

とができなければ、大きな犠牲を伴なうダウンタ

イムを引き起こす可能性があります。F5 製品は、

障害を自動的に検出し、問題のあるサーバを避

けてトラフィックを導くことにより、ハードウェア

障害の重大な影響を回避します。問題が解消さ

れると、F5 製品は自動的にサーバを検出し、そ

のサーバへのトラフィックの送信を開始します。

この機能は、パッチ管理やメンテナンス・ウィン

ドウにおいても便利です。管理者は、デバイスの

グループを F5ロード・バランシング・プールから

簡単に削除でき、他のデバイスの稼働中にパッチ

作業やその他の保守を実行できます。保守の完

了後、これらのサーバはプール内に戻り、残りの

サーバが保守用に停止され、これらすべての動作

においてダウンタイムは発生しません。

F5 のApplication Ready Network は、PeopleSoft Enterpriseアプリケーションを配信するためのセ

キュアかつ最適化されたプラットフォームを提供

し、アベイラビリティと最大の ROI を保証します。

メリットと F5 の強み

F5 Application Ready Network Guide : Oracle PeopleSof t Enterpr iseアプリケーション

F5 および PeopleSoft のグローバルな導入

本社

支社

ルータ

WANJet

BIG-IPLink Controller

Enterprise Manager

DMZ

FirePass

BIG-IPGlobal Traffic Manager

WebAccelerator

BIG-IP ApplicationSecurity Manager

BIG-IPLocal Traffic Manager

ファイアウォール

リモートユーザ

ディザスタ・リカバリ・サイト

インターネットまたはWAN

F5 TMOS

F5 TMOS

F5 TMOS

WANJet 500

WANJet 500

WANJet 500

ルータ

WANJet

BIG-IPLink Controller

FirePass

WANJet

DMZ

FirePass

BIG-IPGlobal Traffic Manager

BIG-IPLocal Traffic Manager

ファイアウォール

WANJet 500

WANJet 500

PeopleSoft Webサーバ

PeopleSoftアプリケーション・レイヤ

Oracleデータベース

PeopleSoft Webサーバ

PeopleSoftアプリケーション・レイヤ

Oracleデータベース

下の図は、F5 製品を使用して、WAN および LAN 上での PeopleSoft Enterpriseアプリケーション導入の最適化、セキュリティ保護、 および配信を行うための構成を示したものです。

F5 Application Ready Network Guide : Oracle PeopleSof t Enterpr iseアプリケーション

導入ガイド PeopleSoft Enterpriseアプリケーションと F5アプリケーションと F5 の導入

BIG-IP Local Traffic Manager(以下、BIG -

IP LTM)、WebAccelerator、および FirePass をPeopleSoft Enterpriseアプリケーションとともに

構成するための詳細手順を提供します。

その他の Oracle 導入ガイドについては、F5ソ

リューションセンターにある導入ガイドの索引を

参照してください。(米国サイト)

F5とOracle/PeopleSoft 間のパートナーシップに

関する詳細については、F5ソリューションセンター

にあるOracle パートナーショーケースパートナーショーケースを参照し

てください。(米国サイト)

F5 製品情報BIG-IP®

BIG-IP は、ハイアベイラビリティ、パフォー

マンスの向上、アプリケーション・セキュ

リティ、およびアクセスコントロールのすべ

てを単体のユニットで提供します。単体の BIG-IP で、単一目的製品の十数台分の動作を実

行します。さらに重要なことは、まとまりのある

方法で効率的に動作を実行できることです。ビジ

ネスやテクノロジの変化が必要な場合にも、容易

に管理 / 適応します。

製品モジュール(これらのモジュールもスタンド

アロンとして実行できます)

LTM:BIG-IP LTM は、サービスの質と管理容易

性の保証、コンテンツ配信に対するビジネスポリ

シーとルールの適用、増大するトラフィック・ボ

リュームのサポート、アプリケーション・セキュリ

ティの提供、運用効率とコストコントロールの享

受、および将来的なアプリケーションやインフラ

ストラクチャの変化に対する柔軟性の維持を実現

し、企業の投資を保護します。

GTM: BIG-IP Global Traffic Manager モジュー

ルは、世界中に分散した複数のデータセンターに

またがって実行しているアプリケーションに対し

て、ハイアベイラビリティ、最大のパフォーマンス、

およびグローバル管理を提供します。VPNをシー

ムレスに仮想化して、常時オンのアクセスコント

ロールを自動的に提供します。

ASM: BIG-IP Application Security Managerは、

アプリケーションのターゲット攻撃と一般攻撃の

両方からアプリケーション・レイヤを保護し、常

にアプリケーションが利用可能で最適に実行され

ていることを保証します。

WA: BIG-IP WebAccelerator ™ は、ユーザパ

フォーマンスに影響するブラウザ、Webアプリ

ケーション・プラットフォーム、WAN の遅延の

問題を克服するために設計された一連のインテリ

ジェント・テクノロジを提供する高度なWebアプ

リケーション配信ソリューションです。

LC: BIG-IP Link Controller は、複数の WAN接続のアベイラビリティとパフォーマンスをシーム

レスに監視することにより、サイトへの双方向の

トラフィックフローをインテリジェントに管理し、

インターネット・アクセスのフォールト・トレラン

スと最適化を提供します。

機能モジュール : BIG-IP トラフィック管理プラッ

トフォームに追加可能な個別の機能パックです。

機能モジュールには、Message Security、インテ

リジェント圧縮、L7レートシェイピング、IPv6 ゲー

トウェイ、拡張クライアント認証、SSLアクセラ

レーション、Fast Cache、拡張ルーティングなど

のモジュールがあります。

FirePass®

F5 の SSL VPN アプライアンスである FirePassは、企業のアプリケーションおよびデータへの標

準のWebブラウザによるセキュアなアクセスを提

供します。FirePass は、卓越したパフォーマンス、

スケーラビリティ、使いやすさ、およびエンドポ

イント・セキュリティを提供し、企業データのセキュ

リティを維持しながら、在宅勤務ユーザや出張中

のユーザの生産性を向上します。

WANJet®

WANJet は、WAN 上で LAN 並みのアプリケー

ション・パフォーマンスを実現するためのアプラ

イアンスベースのソリューションです。WANJet は、ファイル転送、電子メール、クライアント / サー

バアプリケーション、データ・レプリケーション

などのアプリケーションを高速化し、すべての

WAN ユーザに対して高速パフォーマンスを実現

します。

Enterprise ManagerF5 のア プ ライア ン スベース の Enterprise Manager は、ネットワーク内の F5 製品の検出と

保守を一元管理します。Enterprise Manager では、コンティンジェンシー・プランニング(不測

事態対応計画)用のデバイス構成のアーカイブ化

と保護、各デバイスの手動操作なしに集中管理

場所から新規デバイス構成、ソフトウェア・アップ

グレードおよびセキュリティパッチのロールアウト

の簡単かつ迅速な実行などが可能です。

iControl APIiControl は、F5 の SOAP API であり、各 BIG-IP LTM 上に搭載されています。iControl を使用す

ることで、アプリケーションとネットワーク間の自

動化が実現され、企業では、アプリケーション

とネットワークが確実に連携して動作することで、

信頼性、セキュリティ、およびパフォーマンスの

向上を実現する機能と柔軟性が得られます。F5の開発者コミュニティサイトであるDevCentral には、iControl アプリケーションのサンプルとコード

が掲載されています。

追加情報

© 2008 F5 Networks, Inc. All rights reserved.F5、F5 Networks、F5ロゴ、BIG-IP、FirePass、WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。、F5 Networks、F5ロゴ、BIG-IP、FirePass、WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。F5 Networks、F5ロゴ、BIG-IP、FirePass、WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。、F5ロゴ、BIG-IP、FirePass、WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。F5ロゴ、BIG-IP、FirePass、WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。ロゴ、BIG-IP、FirePass、WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。BIG-IP、FirePass、WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。、FirePass、WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。FirePass、WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。、WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。WANJet、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。、WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。WebAcceleratorは、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。は、米国およびその他の特定国におけるF5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。F5 Networks, Inc.の商標または登録商標です。の商標または登録商標です。