LPガス国際セミナー2005 開催報告 · し、当センターの武内 正明 理事長が議長となり進行しました。本号では、セミナーの各プレゼンテーション概
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議案書作成セミナー
議案書作成セミナー
理事長から与えられた皆さんへのMISSION「親子の絆を深める事業」
上記事業開催に向け、背景・目的・手法を配布したフォーマットに記載してください。
本セミナーの目的
議案書作成のポイントとなる「背景」「目的」「手法」の違いを理解し活用できるようになることを目的とします。
議案書作成セミナー
そもそも何のために議案書を作るのか?
議案書作成セミナー
我々の最終的な目標
→ 明るい豊かな社会を築く
議案書作成セミナー
何のために議案書を作るのか?
明るい豊かな社会って?
→ 青少年の健全な育成
→ 地域経済の発展
などなど、様々なアプローチによって諸問題を解決
議案書作成セミナー
JCにおける議案書作成→ 世の中を変革する手段
かつ→ 個人開発の機会
→共感や賛同を得る企画書
議案書作成セミナー
事業の組み立て
どんな背景がありどんな目的を設定しどのような手法でどんな具体的な成果を出すのか
議案書作成セミナー
背景=客観的な事実目的=この事業を行うことで
目指す成果手法=そのための
具体的な内容
議案書作成セミナー
良くない議案書の例
議案書作成セミナー
議案作成セミナー
<背景>
近年、我々の本来の運動の魅力や可能性を十分理解している会員が極めて少ないと考えます。しかし、我々は運動を通じてあらゆる可能性に積極的に行動しなければなりません。今回は改めて個人として、大人としてどうあるべきかを共感して頂くことを目的とし、輝かしい業績を残された宮崎さんに講演を頂き、我々の運動の可能性や目的をしっかりと認識し、今後の我々の活動に活かすべく、メンバーに学んでいただきます。
<事業目的(対外)>
地域の諸団体に対して活動内容を伝え、私たちのファンになっていただくことで明るい豊かな社会の実現に繋げることを目的とします。
<事業目的(対内)>
運動の可能性を学び、現在の課題についても改めて学ぶ事により明るい豊かな社会を実現する事を目的とします。
議案作成セミナー
<事業内容(目的達成のための手法説明)>
宮崎さんに講演をしていただくことにより、
各自のモチベーション向上と共に、らしさを学ぶ事により今後の運動を積極的に行っていける。また、若手に関しても運動の理念や思想を聞く事により魅力や素晴しさを研修して頂き、運動に積極的に取組む様にしていく。
議案作成セミナー
どのあたりがダメだと思いましたか?
議案書作成セミナー
ここがおかしい!ここを直して!というところを
それぞれチェックしてください。
時間:2分
先ほどの議案を配布します!
議案書作成セミナー
陥りやすいミス①=議案の作文化
議案書作成セミナー
<背景>
近年、我々の本来の運動の魅力や可能性を十分理解している会員が極めて少ないと考えます。しかし、我々は運動を通じてあらゆる可能性に積極的に行動しなければなりません。今回は改めて個人として、大人としてどうあるべきかを共感して頂くことを目的とし、輝かしい業績を残された宮崎さんに講演を頂き、我々の運動の可能性や目的をしっかりと認識し、今後の我々の活動に活かすべく、メンバーに学んでいただきます。
議案作成セミナー
<背景>背景=事実
「~と考えます」 → これは個人の感想= 「勝手な思い込み」であり客観的事実ではありません。
「~を目的とし」 → 目的は背景ではありません。「講演をいただく」 → これから行われること、手法です。
それを行う「根拠」が背景です。
背景に目的や手法も入っている。まさに「議案書の作文化」の典型です。
議案書作成セミナー
<事業目的(対外)>
地域の諸団体に対して活動内容を伝え、理解していただくことで私たちのファンになっていただき、明るい豊かな社会の実現に繋げることを目的とします。
<事業目的(対内)>
運動の可能性を学び、現在の課題についても改めて学ぶ事により明るい豊かな社会を実現する事を目的とします。
議案作成セミナー
→ どうやって検証するのか??→講演を聞いただけで実現できるもの??
◇検証可能な目的例
市民としての当事者意識を向上させることを目的とします。
◆検証不可能な目的例
このまちのよりよい将来を願って明るい豊かなまちをつくる一助となることを目的とします。
→ 参加者アンケートで検証可能
→目的が抽象的で検証困難
議案書作成セミナー
<事業内容(目的達成のための手法説明)>
宮崎さんに講演をしていただくことにより、各自のモチベーション向上と共に、らしさを学び今後の運動を積極的に行っていける。また、若手に関しても運動の理念や思想を聞く事により魅力や素晴しさを研修して頂き、運動に積極的に取組む様にしていく。
議案作成セミナー
<事業内容(目的達成のための手法説明)>
宮崎さんに講演をしていただくことにより、各自のモチベーション向上と共に、らしさを学び今後の運動を積極的に行っていける。また、若手に関しても運動の理念や思想を聞く事により魅力や素晴しさを研修して頂き、運動に積極的に取組む様にしていく。
→ 具体的な手法がない。
議案作成セミナー
陥りやすいミス①=議案の作文化
議案書作成セミナー
陥りやすいミス②=順序の逆転
議案書作成セミナー
この例として出した議案はおそらく・・・
議案作成セミナー
「宮崎さんに講演してもらいたい!」からスタート
「講演ありき」で「背景」と「目的」を作文
作成順序が逆、作文化、これが議案書作成時に多くの人が陥る「大きなミス」であり、「背景」「目的」「手法」が何のために存在しているのかを理解していない証拠でもあります。
冒頭の理事長から与えられた皆さんへのMISSION
「親子の絆を深める事業」
背景・目的・手法、それぞれどの順番で記載しましたか?
JCの事業立案とは
背景と目的に沿った事業は問題解決が出来る。手法からの事業は面白いイベントが出来る。→JCの事業は運動発信でありイベント屋さんではありません!!
議案書作成セミナー
背景・目的・手法の違い背景に「思い」や「個人的な考え」を書いてはいけません。目的は世の中がどうなるかであり、こちらも個人の「思い」や「考え」ではありません。決算議案で検証を行うものなので検証のできない目的は後で自分の首を絞めます。思いは、手法=事業内容の部分で爆発させるものです。
議案書作成セミナー
ではどうすればいいのでしょう?
議案書作成セミナー
とあるハンバーガー屋を例に作ってみました。
議案書作成セミナー
「ハンバーガーの新商品開発を提案する議案書」
(目的以降はほぼフィクションです)
議案書作成セミナー
<背景>1970年2月、ダイエー原町田店に日本初のハンバーガーショップとして開店しその後も親会社であるダイエー店舗内にて店舗展開を行ってきたが、マクドナルドなど、大手ハンバーガーチェーンが大きな勢力を拡大してきたと同時に親会社であるダイエーの店舗撤退が相次ぎ新たな戦略を打ち出し、市場を拡大しなければ存続の危機に陥っている状況である。
議案書作成セミナー
<目的>消費者の皆様にドムドムバーガーのブランドを認めていただき店舗に足を運んでいただくことで単独の店舗展開にも耐えうる経営状況を作り出し親会社の経営状況如何に関わらずドムドムバーガー事業が存続・発展することを目的とします。
議案書作成セミナー
<事業実施内容(目的達成のための手法)>
◆独自性ある商品を打ち出し、店舗に足を運んでいただくために以下の項目を実施します。
議案書作成セミナー
<実施内容-1>・新商品のアイディア抽出1.キッチンスタッフのみならずホールスタッフも含め、開店前の時間を使いミーティングを行う
2.各店舗で案を競い合わせよりよい商品を打ち出した店舗を表彰する
3.採用された案を提案した人に賞金を出す
議案書作成セミナー
<実施内容-2>・売り出し時の宣伝を強化することで知名度を上げる1.店舗周辺の地域に新聞折込を行う2.各店舗に新商品の幟旗を掲げる3.鉄道の車内広告を利用し、知名度アップを図る
議案書作成セミナー
<実施内容-3>・新商品の評価を、商品の改良、開発に活かす1.各テーブルにアンケート用紙を置き、召し上がっていただいた感想を回収する
2.各店舗から商品開発部に情報を集約し毎週月曜日に商品開発・改良会議を開催する
・・・など
議案書作成セミナー
この議案書を会議にかけていろいろ意見を頂きます。
議案書作成セミナー
質問:1「店舗、個人それぞれ、表彰は何位までを考えているか」回答:1『店舗は上位3店舗、個人は5名を想定しています』質問:2「幟旗や広告のデザインはどのようにするのか」回答:2『最優秀の商品が確定した段階でデザイン案を策定し再度会議に諮ってまいります』
etc…
議案書作成セミナー
意見:1「鉄道の中吊り広告はファミリー層に対して費用対効果が薄いと考える」対応:1『家族ででかけることの多い路線に絞ってまいります』意見:2「テーブルに置くよりも新商品をお買い上げの方に対してカウンターで渡すほうがいいのではないか」対応:2『アンケートを直接手渡しすることで、回収率を上げるように変更致します』
etc…
議案書作成セミナー
修正すべき点を修正し、可決したら事業実行です。
議案書作成セミナー
客観的事実ではない背景を設定するとどうでしょう?
議案書作成セミナー
<背景>近年、我がドムドムバーガーは売り上げが落ちてきております。本社の作成するメニューは、大変美味しいものがラインナップされていると考えます。よって、ホールスタッフのやる気のなさ、質の悪いサービスが客足を遠のかせていると考えます。よいメニューをお客様に提供し続けるためにも、サービスの最前線であるホールスタッフの育成が喫緊の課題であると考えます。
客観的事実でなく、個人の考えで事業を構築する恐さ!
議案書作成セミナー
背景って何よ!?何が大事なのよ!?
議案書作成セミナー
【JCIパラグアイの事例】
<背景>交通事故や急病人が出た際いくら救急車を呼んでも来ない。
議案書作成セミナー
【JCIパラグアイの事例】
<目的>交通事故や急病人が出た際すぐに救急車が駆け付ける世の中をつくる。
議案書作成セミナー
【JCIパラグアイの事例】
<手法>救急車の台数を増やすために寄付金を募る。
議案書作成セミナー
【JCIパラグアイの事例】
<事業実施後の検証>救急車の台数は増やせたがスタッフが足りず、使われない救急車が放置された状態に。
議案書作成セミナー
【JCIパラグアイの事例】
あなたならこの先・・・どう行動しますか?
議案書作成セミナー
【JCIパラグアイの事例】
<背景の再設定-1>救急車が必要になる人の大半が交通事故であることが調査の結果、わかった。
議案書作成セミナー
【JCIパラグアイの事例】
<背景の再設定-2>交通事故の原因は、渡っては行けないところ渡ってしまうなど市民に交通ルールが徹底されていないことが判明した。
議案書作成セミナー
【JCIパラグアイの事例】
<目的の再設定>市民に交通ルールを伝え交通事故を限りなく無くすことを目的とする。
背景が変わる→ 設定する目的が変わる
議案書作成セミナー
【JCIパラグアイの事例】
<手法の再設定>各地域を回り、会場を設営し交通標識の意味を伝え認識度を高める事業を開催する。
→当然、その手法も変わる
議案書作成セミナー
【JCIパラグアイの事例】
<結果>問題発生当初の救急車数も必要なくなるほど、交通事故=急患が減った。
議案書作成セミナー
【日本の事例】
手を挙げて横断歩道を渡りましょう。
東京青年会議所OB
堀貞一郎先輩
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【日本の事例】【背景】
昭和30年代自動車が普及 しかし・・・
信号など交通安全施設は不足交通警察官の数も不足
→ 交通事故が増加
議案書作成セミナー
【日本の事例】【背景】
実際に警察へ行き、調査を行う
歩道や信号機の整備が進んでいない中→歩行中の死者が最も多いことがわかった
→ 特に15歳以下の子供が多かった
議案書作成セミナー
【日本の事例】
手を挙げて横断歩道を渡りましょう
議案書作成セミナー
議案書作成セミナー
背景=根拠何を根拠にその事業をやるのか
背景を間違えればその後の目的設定を誤り
当然その手法も問題解決のプロセスにはならない
議案書作成セミナー
【ビジネスの事例】
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【ビジネスの事例】
㈱リブセンス社長 村上太一氏2012年10月
最年少25歳で東証一部上場アルバイト求人情報サイト
「ジョブセンス」
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【ビジネスの事例 背景】
高校時代にバイトを探した。飲食店、コンビニには
「アルバイト募集」と貼ってある。でもネットではみつからない。
→ なぜ?
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【ビジネスの事例 背景】
求人誌掲載には多額の費用募集(ニーズ)はあるのにネットで検索できない不便さ
それを繋げられないかと考えた。
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【ビジネスの事例 背景】
1.企業の実態調査どのくらいに費用をかけて、どのくらいの効果を出しているか。
●ファミリーレストラン△△△月に掛ける求人費用 :10万円月あたりの応募人数 :2~3人現在の求人に満足しているか:いいえ※調査方法 直接店舗に伺い調査
議案書作成セミナー
【ビジネスの事例 背景】
2.アルバイトに関するアンケート※新宿や渋谷で200人に街頭アンケートアルバイトを探す際の行動パターンをリサーチ
→これが背景=根拠で事業を構築
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【ビジネスの事例】
アルバイト情報誌は「フロム・エー」「an」の2強時代そこに「ジョブセンス」は・広告掲載料無料、成功報酬型・契約成立時に応募者に祝金などのサービスで業界第2位に
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【ビジネスの事例】・自ら調査・アンケートの結果を集計・そこから課題を導き出す・持続的に解決する手法を策定・実行・評価/検証
議案書作成セミナー
<ポイント>背景 = 根拠(客観的な事実)目的 = この事業を行うことで
目指す成果手法 = そのための
具体的な内容
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<ポイント>背景 = 社会にある課題の事実①社会に足りていないこと (マイナスを埋める)②社会にあればなおいいこと(ゼロをプラスにする)
1.アンケート集計結果2.行政や専門機関の調査結果・市民意識調査報告書・文部科学省統計データ・新聞社の調査 などなど
議案書作成セミナー
<ポイント>目的 = この事業を行うことで
目指す成果背景から導き出された世の中の問題点を、改善するために設定する目的であり、一定期間で達成度合いを検証します。
※事業で課題をどこまで解決するか
A 完全に解決B 一部解決C 解決のきっかけづくりD 課題の周知
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<ポイント>目的 = この事業を行うことで
目指す成果背景から導き出された世の中の問題点を、改善するために設定する目的であり、一定期間で達成度合いを検証します。
議案作成セミナー
<ポイント>事業内容 = そのための手法何をいつまでにどのようにやるのか、それによってどのような効果が期待できるのか、ここを読めば当日メンバーがその通りに動けるくらいの詳細を記載します。
目的達成後の社会のイメージが明確な程、しっかりとした手法が出来る。
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<ポイント>
講演 体験型事業実践型事業 祭り拡大 寄付 交流
などなど・・・
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<ポイント>
◎例会の位置づけは?・拡大を対象とする事業・知名度を上げる事業・世の中を変える運動
議案書作成セミナー
→ どれも正解。あれもこれも入れるのではなく目的がブレないことが何よりも重要。
<ポイント>
・他団体でもできることをやる?・JCだからこそできることは?・JCにしかできないこととは何?・事業の主語は「 I 」?「 WE 」?
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<事業ロジック例1>背景 :日本文化の継承が難しい目的 :日本の伝統文化を未来へ継承すること対象者 :青少年手法 :わんぱく相撲効果 :競技を通し子供が日本文化への視点を
持つ契機とできる
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<事業ロジック例2>背景 :社会からおもいやりが希薄になり、
荒みが目立つ目的 :おもいやりの心の大切さを身に着けること対象者 :青少年手法 :わんぱく相撲効果 :選手が大切さを体験し、家族や学校に広
げられる
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<まとめ>
背景は客観的に目的はブレずにシンプルに手法は様々な角度からそしてしっかりと検証を!!
議案書作成セミナー
事業が終了したら事業決算の議案作成をする。
→事業起案書作成時から決算を意識しなければならない
議案作成セミナー
検証できない目的(例)・明るい豊かな社会を実現することを目的とします。・参加者の日々の行動が変わることを目的とします。
→どうやって検証すんのさ?
低すぎる目的(例)・多くの市民に参加をしていただくことを目的とします。
→参加して終わり?その先にあるんじゃないの・・・?
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再びドムドムの例
これまでは1日平均何人が来店していたが、新商品を開発し、広報したことでどうかわったのか、売上がどう変わったのかなど「事業目的達成の検証」を行います。
議案作成セミナー
事業目的は
<目的>消費者の皆様にドムドムバーガーのブランドを認めていただき店舗に足を運んでいただくことで単独の店舗展開にも耐えうる経営状況を作り出し親会社の経営状況如何に関わらずドムドムバーガー事業が存続・発展することを目的とします。
でした。
議案作成セミナー
この目的を細分化していきます。
・ブランドを認めてもらって店に来てもらう・単独で店舗展開可能な経営状況にする・それによって事業が存続・発展する
となります。
議案作成セミナー
結果はいい場合、悪かった場合、いろいろあります。
例えば・・・
議案作成セミナー
新商品を開発して広報した、独自性は認めてもらえたしかし、経営状況はよくならなかった→ 原因は、開発コスト、利益率の低さ
今後は、開発コストをかけないようにすると同時に利益率の低さを解消する必要があるそのためには、価格が高騰している野菜を地元からまとめて購入する契約を行う・・・
このように検証&今後どうするべきかを冷静に分析し、書いていきます。
議案作成セミナー
背景、目的、手法、どれが一番大切でしょうか?
議案作成セミナー
ご清聴ありがとうございました!
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