事故危険区間の選定方法(案)...1952(S27) 4696人...

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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism 事故危険区間の選定方法(案) 資料4 第1回 北海道交通事故対策検討委員会 平成22年11月11日(木)

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Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

事故危険区間の選定方法(案)

資料4

第1回 北海道交通事故対策検討委員会

平成22年11月11日(木)

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事故危険区間リストは、「事故データに基づき選定する区間」に、「地域の声に基づき選定する区間」を加えて作成

「事故危険区間」=「事故データによる選定区間」+「地域の声による選定区間」

事故危険区間リスト

事故データに基づき選定する区間

「地域の声」に基づき選定する区間

・定量的な選定基準を定め、事故データをもとに選定される区間

・事故件数が少ないなど事故データだけでは選定されないが、道路利用者が危険を感じている区間

・アンケートやパブリックコメントにより意見を募集

・提出された意見について、個別に内容を確認し選定

「事故危険区間」の選定方法

北海道交通事故対策検討委員会

行政機関(市町村等)

各種団体

住民

意見

意見

意見

○ 広く情報発信して、道路を利用される方に注意を呼びかける。

○ 今後、道路管理者として交通安全対策を講じる箇所を選定する際の参考とする。

1

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全国と北海道の比較(交通事故の推移)交通事故の発生状況

2

-

5,000

10,000

15,000

20,000

25,000

30,000

35,000

S30

S31

S32

S33

S34

S35

S36

S37

S38

S39

S40

S41

S42

S43

S44

S45

S46

S47

S48

S49

S50

S51

S52

S53

S54

S55

S56

S57

S58

S59

S60

S61

S62

S63

H1

H2

H3

H4

H5

H6

H7

H8

H9

H10

H11

H12

H13

H14

H15

H16

H17

H18

H19

H20

H21

0

100,000

200,000

300,000

400,000

500,000

600,000

700,000

800,000

900,000

1,000,000

北海道

全国

-

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1,000

1948(S23)

1949(S24)

1950(S25)

1951(S26)

1952(S27)

1953(S28)

1954(S29)

1955(S30)

1956(S31)

1957(S32)

1958(S33)

1959(S34)

1960(S35)

1961(S36)

1962(S37)

1963(S38)

1964(S39)

1965(S40)

1966(S41)

1967(S42)

1968(S43)

1969(S44)

1970(S45)

1971(S46)

1972(S47)

1973(S48)

1974(S49)

1975(S50)

1976(S51)

1977(S52)

1978(S53)

1979(S54)

1980(S55)

1981(S56)

1982(S57)

1983(S58)

1984(S59)

1985(S60)

1986(S61)

1987(S62)

1988(S63)

1989(H1)

1990(H2)

1991(H3)

1992(H4)

1993(H5)

1994(H6)

1995(H7)

1996(H8)

1997(H9)

1998(H10)

1999(H11)

2000(H12)

2001(H13)

2002(H14)

2003(H15)

2004(H16)

2005(H17)

2006(H18)

2007(H19)

2008(H20)

2009(H21)

0

2000

4000

6000

8000

10000

12000

14000

16000

18000

北海道

全国

【死者数の推移】人/年

現在(H21) 4,914人

現在(H21) 218人

【死傷事故件数の推移】件/年

ピーク(H12) 30,806件

ピーク(H16) 952,191件

ピーク(S46) 889人ピーク(S45) 16,765人

1952(S27) 4696人

都道府県別交通事故死者数ワースト順位(H3~H21)

H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21

愛知 北海道北海道北海道北海道北海道北海道北海道北海道北海道北海道北海道北海道北海道 愛知 愛知 愛知 愛知 愛知

589 585 595 619 632 595 613 533 536 548 516 493 391 387 351 338 288 276 227

北海道 愛知 愛知 愛知 愛知 兵庫 千葉 愛知 千葉 愛知 愛知 愛知 埼玉 愛知 埼玉 北海道北海道 埼玉 北海道

573 573 553 523 512 497 464 423 422 443 403 398 369 368 322 277 286 232 218

大阪 千葉 千葉 兵庫 兵庫 千葉 愛知 千葉 埼玉 千葉 千葉 千葉 愛知 千葉 千葉 千葉 東京 北海道 埼玉

550 544 553 490 482 465 442 404 410 416 390 379 362 332 305 266 269 228 207

北海道

302

1位

4位

2位

3位

◆今年の交通事故死者数の状況(11月9日時点)

1位 北海道(174人) 昨年2位

1位 東京都(174人) 昨年4位

3位 茨城県(173人) 昨年6位

4位 愛知県(167人) 昨年1位

5位 大阪府(163人) 昨年4位

全国と同様、北海道における交通事故は、昭和40年代中頃まで急激に増加した後、交通安全対策を強力に実施した結果、急激に減少。その後、再び増加したが、近年は再び減少に転じている。

北海道における交通事故死者数は、ピーク時の約4分の1まで減少してきているが、都道府県別では常にワースト上位にランキングしている。

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全国と北海道の比較(事故率・事故類型) 3

致死率(人/100件)

0.89

2.12

0

1

2

3

全国 北海道

死傷事故率(件/億台キロ)

88.0

34.2

0

20

40

60

80

100

全国 北海道

死亡事故率(件/100件)

0.92

1.94

0

1

2

3

全国 北海道

死傷事故の事故類型割合 事故死者数の事故類型割合

北海道の国道は、全国の国道と比べて、死傷事故率は低いが、死亡事故率や致死率は2倍以上となっている。事故類型別でみると、死傷事故件数では「追突」が多く、死者数では「正面衝突」が3倍以上の割合を占めている。

※交通事故100件あたりの死亡事故件数 ※交通事故100件あたりの交通事故死者数

交通事故の発生状況

死傷事故率(件/億台㌔) 死亡事故率(件/100件) 致死率(人/100件)

全国国道 北海道国道 全国国道 北海道国道 全国国道 北海道国道

33%

29%

22%

12%

22%

34%

6%

4%

6%

17%

13%

6%

5%

4%

5%

1%

1%

1%

5%

3%

4%

15%

17%

18%

3%

4%

5%

4%

5%

0.4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全国

北海道

北海道国道

人対車両 正面衝突 追突 出会い頭 右折時

左折時 その他車両相互 工作物衝突 路外逸脱 その他車両単独

9%

9%

5%

3%

4%

6%

32%

34%

49%

27%

27%

14%

9%

8%

10%

5%

3%

3%

11%

10%

8%

2%

2%

3% 1%

3%

2%

0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全国

北海道

北海道国道

人対車両 正面衝突 追突 出会い頭 右折時

左折時 その他車両相互 工作物衝突 路外逸脱 その他車両単独

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交差点

99%

単路

1%

事故多発区間の状況 4

0

100

200

300

400

500

600

700

800

900

1000(件/億台km)

北海道の国道の死傷事故率

事故の発生していない区間事故発生区間

約2.4万区間

全体の9%の区間に死傷事故の50%が集中

死傷事故率

■ 死傷事故率100件/億台㌔以上

■ 死傷事故率100件/億台㌔未満

63%

全区間数

死傷事故率300件/億台㌔以上の区間数

死傷事故率100件/億台㌔以上の区間数

n=23,655区間

n=424区間

n=2,183区間

北海道の国道を23,655区間に分割し、区間毎の死傷事故率を高い順に並べると、全体の約9%の区間に約半数の死傷事故が集中している。

北海道の国道における交通事故の発生状況

交差点32%

単路68%

交差点91%

単路9%

死傷事故率 区間数割合 死傷事故件数割合

100件/億台㌔以上 9% 50%200件/億台㌔以上 4% 29%300件/億台㌔以上 2% 17%

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3%

7%

13%

1%

50%

49%

8%

17%

1%

4%

4%

14%

11%

6%

5%

1%

2% 1%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

単路

交差点

交差点60%

単路40%

交差点30%

単路70%

交差点27%

単路73%

交差点と単路での比較 5

死傷事故件数 死亡事故件数

《延長》 《死傷事故件数》 《重大事故件数》 《交通事故死者数》《死亡事故件数》

重大事故件数 死者数

3%

7%

13%

1%

50%

49%

8%

17%

1%

4%

4%

14%

11%

6%

5%

1%

2%

0%1%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

単路

交差点

人対車両 正面衝突 追突 出合頭

左折時 右折時 その他車両相互 工作物衝突

路外逸脱 その他車両単独

n=24052件 n=2730件 n=463件 n=507人

【14,336件】

【9,716件】

【1,191件】

【1,539件】

【137件】

【326件】

【139人】

【368人】

交差点と単路とでは、交通事故の発生状況が大きく異なっている。死傷事故件数は交差点が約6割、死者数は単路が約7割を占めている。死亡事故については、交差点は「人対車両」、単路は「正面衝突」の割合が圧倒的に多い。

北海道の国道における交通事故の発生状況

単路89%

交差点11%

n=6578km

13%

44%

47%

5%

5%

7%

1%

11% 2%

2%

11%

4%

3%

19%

15%

6%

1%

3%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

単路

交差点

9%

24%

33%

3%

12%

13%

6%

22%

1%

5%

5%

20%

8%

6%

18%

5%

6%

1%

3%

2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

単路

交差点

11%

43%

50%

5%

6%

6%

1%

11% 2%

2%

12%

4%

3%

18%

16%

5%

1%

3%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

単路

交差点

交差点44%単路

56%

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8%

5%

5%

8%

1%

2%

2%

1%

47%

49%

54%

51%

17%

18%

18%

17%

5%

3%

2%

3%

15%

15%

12%

12%

6%

5%

5%

6%

1%

2%

2%0.1%

0.4%

0.3%

1%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

DID

市街地

平地

山地

平地52%

山地8%

DID32%

市街地8%

平地29%

山地3%

DID61%

市街地7%

平地40%

山地3%

市街地11%

DID46%

平地40%

山地3%

DID45%

市街地12%

地形区分での比較(交差点) 6

《延長》 《死傷事故件数》 《重大事故件数》 《交通事故死者数》《死亡事故件数》

n=751kmn=14,316件 n=1,188件

n=137件 n=139人

【9,936件】

【840件】

【3,225件】

【315件】

【63人】

【16人】

【56人】

【4人】

3%

7%

13%

1%

50%

49%

8%

17%

1%

4%

4%

14%

11%

6%

5%

1%

2%

0%1%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

単路

交差点

人対車両 正面衝突 追突 出合頭

左折時 右折時 その他車両相互 工作物衝突

路外逸脱 その他車両単独

死傷事故件数・重大事故件数・死亡事故件数とも、DID部で多く発生している。死傷事故は、地形区分による発生状況(事故類型)の違いは小さく、「追突」が約半数を占めている。死者数では、どの地形区分でも「人対車両」が多く、「出会頭」・「右折時」・「工作物衝突」も比較的多くなっている。

死傷事故件数 死者数

交差点

北海道の国道における交通事故の発生状況

平地23%

DID69%

市街地6%

山地2%

49%

31%

38%

75%

8%

4%

0%

2%

13%

11%

0%

17%

6%

5%

0%

3%

2%

8%

13%

16%

2%

4%

25%

11%

31%

18% 4%

6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

DID

市街地

平地

山地

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平地54%

山地25%

市街地5%

DID16%

DID

9%

市街地

6%

平地

54%

山地

31%

平地43%

山地14% DID

37%

市街地6%

平地54%

山地30%

市街地6%

DID10%

地形区分での比較(単路) 7

死傷事故件数 死者数

《延長》 《死傷事故件数》 《重大事故件数》 《交通事故死者数》《死亡事故件数》

n=5,827kmn=9,694件

n=1,537件 n=326件 n=368人

【3,634件】

【577件】

【4,123件】

【1360件】

【34人】

【21人】

【199人】

【114人】

死傷事故件数はDID部で多く、死亡事故件数は山地部や平地部で多く発生している。死傷事故では、都市部ほど「追突」が多く、郊外ほど「正面衝突」や「工作物衝突」が多くなっている。死者数では、都市部ほど「人対車両」が多く、郊外ほど「正面衝突」が多くなっている。

3%

7%

13%

1%

50%

49%

8%

17%

1%

4%

4%

14%

11%

6%

5%

1%

2%

0%1%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

単路

交差点

人対車両 正面衝突 追突 出合頭

左折時 右折時 その他車両相互 工作物衝突

路外逸脱 その他車両単独

単路

北海道の国道における交通事故の発生状況

平地66%

山地28%

市街地3%

DID3%

3%

5%

3%

2%

4%

10%

18%

27%

58%

53%

48%

34%

13%

10%

5%

3%

3%

1%

1%

1%

4%

7%

4%

2%

12%

10%

10%

12%

1%

4%

7%

13%

3%

4%

1%

1%

2%

2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

DID

市街地

平地

山地

32%

19%

11%

4%

26%

38%

51%

57%

3%

8%

4%

6%

1%

1%

6%

10%

1%

3%

9%

10%

3%

3%

12%

24%

19%

18%

6%

6%

5%

2%

6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

DID

市街地

平地

山地

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冬期事故の発生状況(交差点) 8

交通事故発生状況(月別)

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

死傷事故件数

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200重大・死亡事故件数および死者数

死傷事故(件) 重大事故(件) 死亡事故(件) 事故死者(人)

(件) (件・人)

26.0%

18.0%

16.1%

15.8%

74.0%

82.0%

83.9%

84.2%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

死傷事故(件)

重大事故(件)

死亡事故(件)

事故死者(人)

冬期(12~2月) その他(3~11月)冬期事故割合

死傷事故件数の割合(事故類型別)

【14336件】

【3728件】【137件】

【139人】

死傷事故率(件/億台㌔)

21.7 22.9

0

5

10

15

20

25

30

全体 冬期

重大事故率(件/100件)

8.35.7

0

5

10

15

20

全体 冬期

死亡事故率(件/100件)

1.00.6

0

1

2

3

4

全体 冬期

致死率(人/100件)

1.00.6

0

1

2

3

4

全体 冬期

冬期事故は、死傷事故率は大きな違いはなく、重大事故率・死亡事故率はともに小さくなっている。事故類型別では、冬期と全体での大きな違いは見られない。

事故率の比較

交差点

北海道の国道における交通事故の発生状況

【1191件】

【14336件】

7%

6%

1%

2%

49%

55%

17%

16%

4%

1%

14%

11%

6%

6%

1%

1%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体

冬期

人対車両

正面衝突

追突

出合頭

左折時

右折時

その他車両相互

工作物衝突

路外逸脱

その他車両単独

Page 10: 事故危険区間の選定方法(案)...1952(S27) 4696人 都道府県別交通事故死者数ワースト順位(H3~H21) H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16

3%

3%

13%

20%

50%

49%

8%

5%

1%

4%

3%

11%

13%

5%

5%

2%

1%

1%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体

冬期

人対車両

正面衝突

追突

出合頭

左折時

右折時

その他車両相互

工作物衝突

路外逸脱

その他車両単独

冬期事故の発生状況(単路) 9

0

200

400

600

800

1000

1200

1400

1600

1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月

死傷事故件数

0

20

40

60

80

100

120

140

160

180

200重大・死亡事故件数および死者数

死傷事故(件) 重大事故(件) 死亡事故(件) 事故死者(人)

(件) (件・人)

27.5%

25.4%

28.2%

28.3%

72.5%

74.6%

71.8%

71.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

死傷事故(件)

重大事故(件)

死亡事故(件)

事故死者(人)

冬期(12~2月) その他(3~11月)

【9716件】

【1539件】

【326件】

【368人】

【9716件】

【2671件】

死傷事故率(件/億台㌔)

14.7 16.4

0

5

10

15

20

25

30

全体 冬期

重大事故率(件/100件)

15.8 14.6

0

5

10

15

20

全体 冬期

死亡事故率(件/100件)

3.4 3.4

0

1

2

3

4

全体 冬期

致死率(人/100件)

3.8 3.9

0

1

2

3

4

全体 冬期

冬期事故は、死傷事故率・重大事故率・死亡事故率とも大きな違いは見られない。事故類型別では、冬期は「正面衝突」がやや大きく、「出会頭」がやや小さくなっている。

交通事故発生状況(月別)

冬期事故割合

事故率の比較

死傷事故件数の割合(事故類型別)

単路

北海道の国道における交通事故の発生状況

Page 11: 事故危険区間の選定方法(案)...1952(S27) 4696人 都道府県別交通事故死者数ワースト順位(H3~H21) H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16

3%

8%

13%

14%

50%

42%

8%

13%

4%

6%

11%

11%

5%

4%

2%

1% 2%

1%

0.4%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体

高齢者

人対車両

正面衝突

追突

出合頭

左折時

右折時

その他車両相互

工作物衝突

路外逸脱

その他車両単独

7%

11%

1%

1%

49%

37%

17%

22%

4%

5%

14%

17%

6%

6%

1%

1%

1%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体

高齢者

人対車両

正面衝突

追突

出合頭

左折時

右折時

その他車両相互

工作物衝突

路外逸脱

その他車両単独

高齢者事故の発生状況 10

高齢者事故割合 死傷事故件数の割合(事故類型別)

20.8%

26.4%

31.6%

29.1%

79.2%

73.6%

68.4%

70.9%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

死傷事故(件)

重大事故(件)

死亡事故(件)

事故死者(人)

高齢者事故 その他高齢者以外

21.3%

37.0%

43.1%

43.2%

78.7%

63.0%

56.9%

56.8%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

死傷事故(件)

重大事故(件)

死亡事故(件)

事故死者(人)

高齢者事故 その他高齢者以外

【9716件】

【1539件】

【326件】

【368人】

【14336件】

【1191件】

【137件】

【139人】

【9716件】

【2023件】

【3056件】

交差点・単路とも、高齢者事故は死傷事故の約2割を占めているが、重大事故ではその割合が大きくなっている。事故類型別では、交差点では、「人対車両」・「出会頭」・「右折時」の割合が全体に比べて大きくなっている。単路も同様だがその差は小さい。

交差点

単路

死傷事故件数の割合(事故類型別)高齢者事故割合

北海道の国道における交通事故の発生状況

【14336件】

Page 12: 事故危険区間の選定方法(案)...1952(S27) 4696人 都道府県別交通事故死者数ワースト順位(H3~H21) H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16

死亡事故発生区間の状況 11

死傷事故件数別の区間数と死者割合

5.1%

8.0% 7.7%

6.8%

9.4%

6.8%

5.0%

2.2%

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

1件 2件 3件 4件 5件 6件 7件 8件以上

死傷事故発生区間数

0%

5%

10%

15%

死亡事故発生区間割合

死傷事故発生区間 死亡事故発生区間割合

2.0%

3.1% 3.3%3.6%

4.0%

4.9%

9.9%

7.3%

0

500

1000

1500

2000

2500

3000

1件 2件 3件 4件 5件 6件 7件 8件以上

死傷事故発生区間数

0%

5%

10%

15%

死亡事故発生区間割合

死傷事故発生区間 死亡事故発生区間割合

交差点では、死傷事故件数が多い区間ほど、死亡事故が発生している区間の割合が大きくなっているのに対し、単路では、その傾向が見られず、死亡事故発生区間の4分の3を死傷事故件数が2件以下の区間が占めている。

交差点 単路死傷事故件数別の区間数と死者割合

死亡事故発生区間における事故件数

死亡事故発生区間における事故件数

【136区間】 【314区間】

1件99%

2件1%

死亡事故

1件

78%

2件

14%

3件

6%

4件

1%

6件

1%

重大事故

1件

21%

2件

16%

3件

9%4件

9%5件

7%

6件

5%

7件

8%

8件以上

25%

死傷事故

1件96%

2件4%

死亡事故

1件

80%

2件

17%

3件

2%4件

1%

重大事故

1件

46%

2件

30%

3件

12%

4件

5%

5件

4%

6件

1%

7件

1%8件以上

1%

死傷事故

北海道の国道における交通事故の発生状況

Page 13: 事故危険区間の選定方法(案)...1952(S27) 4696人 都道府県別交通事故死者数ワースト順位(H3~H21) H3 H4 H5 H6 H7 H8 H9 H10 H11 H12 H13 H14 H15 H16

事故危険区間の選定フロー(案)

事故分析区間(23,655) 死傷事故率300件/億台㌔以上かつ死傷事故8件以上(H17~H20の4年間)

No

Yes

12

事故危険区間は、(1)事故多発区間、(2)死亡事故発生区間、(3)事故は少ないが危険を感じている区間、のいずれかに該当する区間より選定する。

事故危険区間 除外

622区間

国道に関する意見か?

抽出基準

事故多発or

死亡事故発生

「事故危険区間」の選定方法

No

No

Yes

Yes

・行政機関(市町村等)・各種団体・住民

交通事故発生状況、道路構造、交通状況、沿道状況等の観点から抽出基準を設定する。<イメージ>①事故データに基づく選定基準に準ずる区間・死傷事故率300件/億台㌔以上かつ死傷事故6件以上②歩行者・自転車関係の事故発生区間等・歩行者・自転車関係の事故が4件以上発生している区

間・20人以上の児童が通う通学路で、小学校からの距離

が1km以内の区域にある歩道未設置区間③道路構造上、通行に注意を要する区間・道路構造令に適合しない箇所を含む区間で、事故が4

件以上発生している区間④交通流の変化に伴い事故が多発している区間、また

は事故の多発が予想される区間・平成18年以降の環境変化に伴い交通流に変化が生じ

、その後事故が急増している区間・今後3年以内に高速道路の開通が予定されており、そ

れに伴う交通状況の変化が明らかな区間⑤その他(個別の状況を確認)

※1

※3

※1 事故多発

※2 除外対象

※2

・国道以外に関するもの(関係者に参考送付)・交通安全に関係のないもの・意見内容が不明なもの

※3 抽出基準地域の声事故データに基づく選定

地域の声に基づく選定

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「地域の声」の収集方法地域の声に基づく選定

市町村等の行政機関・各種団体・住民に対するアンケートの実施やパブリックコメントの募集により、「地域の声」を収集

→アンケートを実施

行政機関(市町村等)

各種団体 住民

→パブリックコメントを募集

パブリックコメントの募集方法(案)(1) 実施期間

第1回検討委員会終了~2週間程度(2) 募集内容

◎交通事故の危険があると思う箇所の情報・場所情報・危険な状況の説明・略図

◎意見者の情報・氏名、電話番号 ※内容確認のため・属性(居住市町村、性別、年齢、自動車利

用状況)(3) 提出方法

・FAX、郵送、電子メール(4) 周知方法

・報道発表・北海道開発局ウェブサイト 等

アンケートの実施方法(案)(1) 実施期間

第1回検討委員会終了~2週間程度(2) 募集内容

◎交通事故の危険があると思う箇所の情報・場所情報・危険な状況の説明・住民等からの要望の有無・略図

(3) 提出方法・郵送、電子メール

(4) 依頼方法・開発局から各市町村等に依頼

13

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(参考) 本資料における用語の説明、データの参照元

○『ITARDA区間別・事故別データ(平成17~20年版)』(財団法人 交通事故総合分析センター)及び国土交通省、各都道府県警察のウェブサイトに掲載されている情報をもとに北海道開発局で作成。

○欠落しているデータがあるため、死傷事故件数等が合わない場合がある。

14

<事故の分類>○軽傷事故 交通事故によって負傷し、1ヶ月未満の治療を要する場合の事故○重傷事故 交通事故によって負傷し、1ヶ月以上の治療を要する場合の事故○死亡事故 交通事故によって発生から24時間以内に亡くなった場合の事故○死傷事故 軽傷事故+重傷事故+死亡事故○重大事故 重傷事故+死亡事故

<事故率等>○死傷事故率 1万台の車が1万km走行した場合に起こる死傷事故件数

→ 死傷事故発生件数÷(日交通量×区間延長×365日)×1億○重大事故率 死傷事故100件当たりの重大事故発生件数

→ 重大事故発生件数÷死傷事故発生件数×100○死亡事故率 死傷事故100件当たりの死亡事故発生件数

→ 死亡事故発生件数÷死傷事故発生件数×100○致死率 死傷事故100件当たりの交通事故死者数

→ 死者数÷死傷事故発生件数×100

<事故類型>○人対車両 歩行者が第1当事者または第2当事者となった事故の場合

※歩車道を分離するための縁石に乗り上げて歩道上の歩行者と衝突した場合も「人対車両」事故とする

○正面衝突 相対する方向から進行(前進)してきた車両と向きあったまま衝突した場合○追突 同一方向に向かっている車両間において後車が前車に衝突した場合○出会頭 相交わる方向に進行中の車両が双方から行き合うはずみに衝突した場合○右折時 当事者の一方の車両が右折時に事故が発生した場合

※正面衝突、追突、出会い頭等を除く。右折時と左折時が競合する場合は第1当事者の行動により決定。

<地形区分>○DID 人口集中地区。市町村の区域内で人口密度が高い(4000人/km以上)調査区

が互いに隣接していて、その人口が5000人以上となる地域○その他市街地 道路の両側に人家が連担している地域○平地部 道路の両側に人家が連担していない地域で、平野・低地・盆地など道路の

縦断勾配が緩やかな地域○山地部 山地、丘陵地及び山麓等で、一般的に道路の縦断勾配や線形がよくない地

<その他>○冬期事故 12月~2月の間に発生した事故○高齢者事故 高齢者(65才以上)が第1当事者または第2当事者となった事故

◆データ参照元◆用語の説明