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ENTERPRISE TECHNICAL MARKETING ServerProtect 3.0 for Linux 評価者ガイド 2007 11 トレンドマイクロ株式会社 151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1 新宿マインズタワー TEL 03-5334-3600 FAX 03-5334-4008 http://www.trendmicro.co.jp/

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ServerProtect 3.0 for Linux 評価者ガイド 2007 年 11 月

トレンドマイクロ株式会社 〒151-0053 東京都渋谷区代々木 2-1-1 新宿マインズタワー TEL 03-5334-3600 FAX 03-5334-4008 http://www.trendmicro.co.jp/

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Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux 評価者ガイド

Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント i ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

目次 本書について ...................................................................................................................... 1 ServerProtect 3.0 for Linux ソフトウェアの入手 ................................................................ 1 評価環境の要件 ................................................................................................................... 1 手順 1: 準備 ....................................................................................................................... 3 手順 2: 製品のインストールと配備 ..................................................................................... 4

更新の手順 ........................................................................................................................... 4 手順 3: 評価スクリプト ...................................................................................................... 8

A. – リアルタイムウイルス対策保護の使用 ............................................................................ 8 B. – 手動ウイルス検索の実行 .............................................................................................. 13 C. – リアルタイムスパイウェア検索の実行 ......................................................................... 17 D. – 手動スパイウェア検索の実行 ....................................................................................... 20 E. – コマンドラインを使用した手動検索の実行 ................................................................... 24 F. – リアルタイム検索時のシステムトレイ通知アイコンのトリガ ........................................ 28 G. – 手動検索時のシステムトレイ通知アイコンのトリガ ..................................................... 37

付録 A: ServerProtect3.0 for Linux でサポートされているオペレーティングシステム ........41 サポートされているディストリビューションおよびカーネル ................................................ 41

付録 B: ハードウェアシステム要件 ....................................................................................42 プロセッサ ......................................................................................................................... 42 メモリ ................................................................................................................................ 42 ディスク領域 ...................................................................................................................... 42

トレンドマイクロについて .................................................................................................43 Copyright© 2007 Trend Micro Incorporated. All rights reserved. 本書のいかなる部分も、トレンドマイクロ株

式会社の書面による事前の承諾を得ることなく、複製、複写、情報検索システムへの保存または伝送を行うこ

とを禁じます。TRENDMICRO、t ボールロゴ、ServerProtect はトレンドマイクロ株式会社の商標または登録商

標です。その他すべての会社名および製品名は、一般に、所有会社の商標または登録商標です。 本書の情報は「現状のまま」提供されるもので、予告なく変更されることがあります。本書は、情報提供のみ

を目的としており、トレンドマイクロ製品をサポートする文書の一部ではありません。 トレンドマイクロ株式会社は本書において、明示または暗示を問わず、いかなる保証も行わないものとします。 [ETM Part No.: RG01SPLX30_071105USMSU] この文書は、トレンドマイクロ株式会社エンタープライズテクニカルマーケティングが発行したものです。

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Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux 評価者ガイド

Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 1 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

本書について 本書は、Trend Micro™ ServerProtect™ for Linux™ 3.0 の技術評価者を対象にしています。本書で

は、評価スクリプトを使用して、ServerProtect 3.0 for Linux の主な機能を紹介します。本書は、必

要な手順を簡潔に紹介することで、製品の評価をできる限りスムーズかつ迅速に行えるようにする

ことを目的としています。

各セクションには、評価者にとって役立つ内容が記載されています。

1. 製品評価の準備 – このセクションでは、本書に記載されている製品評価を実行するため

に必要なすべてのツール、情報、サービスが示されています。

2. 製品のインストールと配備 – このセクションは、必要なすべてのコンポーネントが利用

可能であり、これらを適切な順序で確実にインストールするために役立ちます。

3. 製品の使用 – このセクションでは、推奨される一連の評価スクリプトについて説明しま

す。各スクリプトを実行して、Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux の主な機能を実際

にやってみた結果を確認します。

注: 本書には、製品のテストに関する十分な情報が記載されています。ただし、

ServerProtect 3.0 for Linux の使用に関する詳細なインストールガイドラインおよ

び手順については、次のドキュメントを参照してください。 • 『Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux クイックスタートガイド』 • 『Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux 管理者ガイド』

これらのドキュメントは、http://www.trendmicro.co.jp/download/ から

入手できます。

ServerProtect 3.0 for Linux ソフトウェアの入手 評価ソフトウェアのコピーおよびアクティベーションコード(必要な場合)を入手するには、次の

2 つの方法があります。

1. トレンドマイクロの担当者に問い合わせ、評価ソフトウェアとアクティベーションキーを

要求します。

または

2. 次の ServerProtect 3.0 for Linux 製品ページから体験版を要求します。

http://jp.trendmicro.com/jp/products/enterprise/sp-linux/index.html

評価環境の要件 図 1 に、必要なテストトポロジの概要を示します。テストの実行に必要なのは、ファイルサーバ 1つのみと、インターネット接続です。システム要件の詳細は、付録 B を参照してください。

注: ServerProtect 3.0 for Linux をインストールする前に、サードパーティのウイルス

対策ソフトウェアをすべてテストサーバから削除してください。

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Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 2 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

図 1 評価環境トポロジ

インターネット

以下を搭載した Linux テストサーバ

• Red Hat Enterprise 4 または 5 / SUSE 10 • KDE デスクトップ • Web ブラウザ(Firefox または Mozilla) • ServerProtect 3.0 for Linux

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Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 3 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

手順 1: 準備 1. インターネット接続が必要です。テストでは次のサイトへのアクセスが必要になります。

o http://www.eicar.org(EICAR テストのウイルスのサンプル)

o http://www.spycar.org(スパイウェアテストのサンプル)

注: EICAR.COM ファイルはウイルスではありません。EICAR(European Institute of Computer Antivirus Research)は、ウイルス対策ソフトウェアのテストを目的と

して、この DOS ファイルを開発しました。このファイルにはウイルスコードは一

切含まれていませんが、ほとんどの製品は、このファイルがあたかもウイルスで

あるかのように反応します。このコードは無害です。ウイルス検索では、これが

正しく検出されると「EICAR-TEST-FILE」というメッセージが表示されます。

注: Spycar Web サイトには、エクスプロイトまたはスパイウェアは含まれていません。

このサイトは、スパイウェアのテストサンプルを提供しているだけです。

2. ウイルスに感染していないファイルサーバを 1 つ特定します。

注: ServerProtect 3.0 for Linux でサポートされている Linux オペレーティングシステ

ムの完全なリストについては、本書の終わりにある付録 A を参照してください。

3. テストファイルサーバが ServerProtect 3.0 for Linux の最小システム要件を満たしている

ことを確認します。

注: ServerProtect 3.0 for Linuxのシステム要件については、付録 B を参照してくださ

い。

4. サーバに Linux の新しいコピーをインストールします。

注: これはウイルスに感染していないシステムを用意するための必須要件ではありま

せんが、クリーンインストールから開始することをお勧めします。

5. 次のソフトウェアおよびパッケージがインストールされていることを確認します。

o K Desktop Environment(KDE)3.3 以降

o 必須オペレーティングシステム(付録 B 参照)のいずれかが次の必須依存ライブラリ

とともにインストールされていることを確認します。

compat-libstdc++-296

gtk2

pango

atk

o Web ブラウザ

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Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 4 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

Mozilla™ 1.7 以降 ― Java™ Runtime Environment (JRE) 1.4.2_01(または

1.5.0_02 以前のリリース)が必要

Mozilla™ Firefox™ 1.0 以降 ― Java 2 Runtime Environment 1.4.2_01(または

1.5.0_02 以前のリリース)が必要

手順 2: 製品のインストールと配備 1. Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux をインストールします。詳細は、『Trend Micro

ServerProtect 3.0 for Linux クイックスタートガイド』を参照してください。

2. ServerProtect 3.0 for Linux を最新のウイルスパターンファイルで更新します。

注: 正確な結果を得るには、インストールの直後で、かつ検索タスクを実行する直前

に、検索エンジンとウイルスおよびスパイウェアのパターンファイルを最新に更

新することが不可欠です。

更新の手順 2.1 KDE デスクトップにアクセスし、Web ブラウザを起動します。[コンピュータ]→[他のア

プリケーション]→[参照]→[Firefox] の順にクリックします(ここでは、Firefox を使用し

ます)。

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Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 5 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

図 2 Firefox ブラウザの起動パス

2.2 ServerProtect Web管理コンソールにアクセスします。次のサーバの URLを入力します。 http(s)://{machine host name or IP address}:14942/SProtectLinux/ login_and_register.cgi?type=0 正しいパスワードを使用してログインします。

図 3 ServerProtect 3.0 for Linux 管理コンソールの URL

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Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 6 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

2.3 [Update] → [Manual Update] の順にクリックし、[Components to Update] セクションの

すべてのコンポーネントを選択します。ダウンロードソースとして [Trend Micro Active Update server] を選択し、[Update now] をクリックします。

図 4 ServerProtect 3.0 for Linux の [Manual Update] ページ

2.4 すべての製品およびコンポーネントのバージョンが最新であることを確認します。左側に

あるメニューバーの [Summary] をクリックします。

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図 5 ServerProtect 3.0 for Linux の [Summary] ページ

2.5 これで、インストールおよび配備は完了しました。

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手順 3: 評価スクリプト

A. – リアルタイムウイルス対策保護の使用

目的 リアルタイム検索を実行して、ServerProtect 3.0 for Linux のウイルス対

策保護機能を実際にやってみること。

機能の概要 ServerProtect 3.0 for Linux 管理者は、リアルタイムウイルス検索を使用

して、自動的にサーバを保護できます。

機能の価値 ServerProtect 3.0 for Linux では、初期設定でリアルタイム検索が有効に

なっています。そのため、ServerProtect 3.0 for Linux を使用では自動的

にホストサーバを保護することができ、追加構成を行う必要もありませ

ん。

期待される結果 このテストで期待される結果は、ServerProtect 3.0 for Linux リアルタイ

ム検索機能でテスト用の「ウイルス」が検出されることです。また、警

告メッセージがウイルスログに登録されます。

1. 評価サーバのデスクトップで [Trend Micro ServerProtect for Linux] ショートカットをク

リックし、Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linuxの Web管理コンソールを起動します。

アクセス用の正しいパスワードを使用してログインします。

図 6 KDE デスクトップ上の ServerProtect for Linux ショートカット

2. 左側にあるメニューバーで、[Scan Options] タブをクリックし、[Real-time Scan] をクリ

ックします。

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3. [Scan These Locations] セクションで、[Specified directory only] を [All directories] に変更します。

図 7 [All directories] が選択されている状態の [Real-time Scan] ページ

4. [Action When Security Risk Found] セクションで、[Use the same action for all types] オプションを有効にし、[First Action] を [Delete] に変更します。

図 8 [Use the same action for all types] および [Delete] オプションが選択された状態の [Real-time Scan] ページ

注: ServerProtect 3.0 for Linux では、インストール後、自動的にウイルス対策保護が

有効になります。ここでは評価目的のため、検出処理を「Clean(駆除)」または

「Quarantine(隔離)」から「Delete(削除)」に変更しています。

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Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 10 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

5. [Save] ボタンをクリックし、確認メッセージが表示されたら [OK] をクリックします。

6. [Scan Options] タブをクリックし、[Enable Real-time scan] を選択してこの機能を有効

にします。

図 9 リアルタイム検索機能が有効な状態の [Real-time Scan] ページ

7. Web ブラウザを開き、http://www.eicar.org/anti_virus_test_file.htm に

アクセスします。

8. EICAR Web ページで、eicar.com または eicar_com.txt ファイルのローカルハードドラ

イブへのダウンロードを試みます。

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図 10 EICAR ウイルス対策テストファイルページ

9. リアルタイム検索機能が有効であるため、EICAR サンプルファイルをダウンロードする

際に Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux によって問題が検出されます。[Download Error] ダイアログボックスが表示されます。

図 11 EICARサンプルファイルのダウンロードエラーを表示するServerProtect 3.0 for Linuxのダ

イアログボックス

10. このダイアログボックスで、[OK] をクリックして続行します。

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Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 12 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

11. Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux の Web 管理コンソールを開きます。

12. [Logs]→[Virus Logs] の順にクリックします。ログには、EICAR_test_file が削除され、こ

のファイルがリアルタイム検索によって検出されたことを示す記録が表示されるはずです。

図 12 EICAR_test_file がリアルタイム検索で検出され削除されたことを示す ServerProtect 3.0 for Linux のウイルスログ

13. これで、このシナリオは終了です。

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Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 13 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

B. – 手動ウイルス検索の実行

目的 手動検索を実行して、ServerProtect 3.0 for Linux のウイルス対策保護機

能を実際にやってみること。

機能の概要 管理者は、ServerProtect 3.0 for Linux の手動ウイルス検索を使用して、

ウイルスおよびその他の不正プログラムから保護できます。

機能の価値 ServerProtect 3.0 for Linux 管理者は、ウイルスやその他の不正プログラ

ムを必要に応じて検索できます。

期待される結果 このテストで期待される結果は、ServerProtect 3.0 for Linux 手動検索機

能でテスト用の「ウイルス」が検出されることです。また、警告メッセ

ージがウイルスログに登録されます。

1. 評価サーバのデスクトップで [Trend Micro ServerProtect for Linux] ショートカットをク

リックし、Trend Micro ServerProtect for Linux の Web 管理コンソールを起動します。ア

クセス用の正しいパスワードを使用してログインします。

2. 左側にあるメニューバーで、[Scan Options] タブをクリックし、[Real-time Scan] をクリ

ックします。

3. [Enable Real-time scan] チェックボックスをオフにし、リアルタイム検索を無効にします。

図 13 リアルタイム検索が無効な状態の ServerProtect 3.0 for Linux

4. [Save] をクリックしてから [OK] をクリックして設定を適用します。

5. Web ブラウザを開き、http://www.eicar.org/anti_virus_test_file.htm にアクセスします。

6. eicar.com または eicar_com.zip ファイルのいずれかをローカルハードドライブにダウン

ロードします。

7. ServerProtect Web 管理コンソールを開きます。

8. [Scan Options] タブをクリックします。

9. [Manual Scan] をクリックします。

10. [Scan These Locations] で、[All directories] オプションを選択し、[Scan now] ボタンを

クリックします。

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Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 14 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

図 14 [All directories] 機能が選択されている状態の ServerProtect 3.0 for Linux の [Manual Scan] オプションページ

11. 処理を確認するダイアログボックスが表示されます。[OK] をクリックして、続行します。

図 15 ServerProtect 3.0 for Linux の確認ダイアログボックス

12. 別のダイアログボックスが表示され、検索の進行状況と検出されたウイルスの情報が示さ

れます。

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Copyright Trend Micro, Inc. 2007 パートナー認可ドキュメント 15 ETM Part No: RG01SPLX30_071105USMSU

図 16 ServerProtect 3.0 for Linux の [Scan Now] ダイアログボックス

13. 検索が完了したら、ダイアログボックスの [Virus Logs] をクリックし、検索の結果を表

示します。

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図 17 [Virus Logs] に表示された手動検索の結果

14. これで、このシナリオは終了です。

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C. – リアルタイムスパイウェア検索の実行

目的 リアルタイム検索を実行して、ServerProtect 3.0 for Linux のスパイウェ

ア対策保護機能を実際にやってみること。

機能の概要 管理者は、ServerProtect 3.0 for Linux のリアルタイム検索を使用して、

スパイウェア、アドウェアなどの脅威から保護できます。

機能の価値 ServerProtect 3.0 for Linux は、アドウェア、ダイヤラ、ジョークプログ

ラム、リモートアクセスツール、およびパスワード解読アプリケーショ

ンなどの広範囲のスパイウェアからコンピュータを自動的に保護し、ビ

ジネスの生産性を確保します。

期待される結果 このテストで期待される結果は、リアルタイム検索でテスト用の「スパ

イウェア」サンプルが検出されることです。また、警告メッセージがス

パイウェア /グレーウェアログに登録されます。

1. 評価スクリプト A、「リアルタイムウイルス対策保護」シナリオの手順 1 から 5 を繰り返

し、リアルタイムウイルス検索が有効になっていることを確認します。

2. Web ブラウザを開き、http://www.spycar.org/ にアクセスします。

3. Web ページの下部に、[How can I get to Spycar] セクションがあります。このセクション

までスクロールし、URL リンク [here] をクリックします。

図 18 www.spycar.org ホームページの [How can I get to Spycar?] セクション

4. エンドユーザライセンス契約が記載された Web ページが表示されます。ページの下部ま

でスクロールし、[here] をクリックして、条項に同意します。

図 19 www.spycar.org のライセンス契約確認メッセージ

5. 表示された Web ページで [Network Config Change Test] を選択し、ローカルコンピュー

タにインストールします。

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図 20 www.spycar.orgのネットワーク構成変更テストへのリンク

6. ServerProtect 3.0 for Linux は、Spycar サンプルファイルをダウンロードする際に問題を

検出します。

注: ServerProtect 3.0 for Linux のリアルタイム検索機能によってスパイウェアファイ

ルが検出されたため、ダウンロードは阻止されます。

7. ServerProtect Web 管理コンソールを開きます。正しいパスワードを使用してログインし

ます。

8. 左側にあるメニューバーの [Logs] をクリックします。

9. [Spyware Logs] をクリックします。ログを表示する日の範囲を [All dates] に設定し、

[Display Log] をクリックします。

図 21 ServerProtect 3.0 for Linux の [Spyware/Grayware Logs] 選択ページ

10. ServerProtect 3.0 for Linux では、ダウンロードを試みた「AletHostsFiles.exe」がリアル

タイム検索機能によって削除されたことが報告されます。

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図 22 SPYCAR_TEST_FILE が削除されたことを示す ServerProtect 3.0 for Linux の [Spyware/Grayware Detections] ログ

11. これで、このシナリオは終了です。

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D. – 手動スパイウェア検索の実行

目的 手動検索を実行して、ServerProtect 3.0 for Linux のスパイウェア対策保護

機能を実際にやってみること。

機能の概要 管理者は、ServerProtect 3.0 for Linux の手動検索を使用して、スパイウェ

ア、アドウェアなどの脅威からホストサーバを保護できます。

機能の価値 ServerProtect 3.0 for Linux は、アドウェア、ダイヤラ、ジョークプログラ

ム、リモートアクセスツール、およびパスワード解読アプリケーションな

どの広範囲のスパイウェアからコンピュータを自動的に保護し、ビジネス

の生産性を確保します。

期待される結果 このテストで期待される結果は、手動検索でテスト用の「スパイウェア」

サンプルが検出されることです。また、警告メッセージがスパイウェア /グレーウェアログに登録されます。

1. ServerProtect Web 管理コンソールを開きます。正しいパスワードを使用してログインし

ます。

2. [Scan Options] タブをクリックします。

3. [Real-time Scan] をクリックします。[Real-time Scan] 領域で、[Enable Real-time scan] チェックボックスをオフにして、リアルタイム検索機能を無効にします。

図 23 リアルタイム検索が無効であることを示す ServerProtect 3.0 for Linux 管理コンソール

4. [Save] をクリックしてから [OK] をクリックして設定を適用します。

5. Web ブラウザを開き、http://www.spycar.org/ にアクセスします。

6. Webページの下部に、[How can I get to Spycar] セクションがあります。このセクション

までスクロールし、URL リンク [here] をクリックします。

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図 24 www.spycar.org ホームページの [How can I get to Spycar?] セクション

7. エンドユーザライセンス契約が記載された Web ページが表示されます。ページの下部ま

でスクロールし、[here] をクリックして、条項に同意します。

図 25 www.spycar.org のライセンス契約確認メッセージ

8. 表示された Web ページでテストファイルを選択し、ローカルコンピュータにインストー

ルします。

9. ServerProtect Web 管理コンソールを開きます。

10. [Scan Options] タブをクリックします。

11. [Manual Scan] をクリックします。[Scan These Locations] セクションで、[Specified directory only] を [All directories] に変更します。[Scan now] ボタンをクリックします。

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図 26 [All directories] 機能が選択されている状態の ServerProtect 3.0 for Linux の [Manual Scan] オプションページ

12. 処理を確認するダイアログボックスが表示されます。[OK] をクリックして、続行します。

13. 別のダイアログボックスが表示され、検索の進行状況と検出されたウイルスの情報が示さ

れます。

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図 27 ServerProtect 3.0 for Linux の [Scan Now] ダイアログボックス

14. 検索が完了したら、ダイアログボックスの [Spyware Logs] をクリックし、検索の結果

を表示します。

15. ログに ServerProtect 3.0 for Linux でスパイウェアファイルが検出され、削除されたこと

が示されます。

図 28 SPYCAR_TEST_FILE が削除されたことを示す ServerProtect 3.0 for Linux の [Spyware/Grayware Detections] ログ

16. これで、このシナリオは終了です。

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E. – コマンドラインを使用した手動検索の実行

目的 コマンドラインを使用して手動検索を実行する方法を実際にやってみるこ

と。

機能の概要 管理者は、ServerProtect 3.0 for Linux を使用して、コマンドラインでの手

動スパイウェア検索を実行できます。

機能の価値 ServerProtect 3.0 for Linux のすべての機能には、KDE デスクトップの

GNOME 端末または X 端末ウィンドウからアクセスできます。システム管

理者は、これらの端末ウィンドウを使用して、すべての処理をリモートか

ら、または事前定義したスクリプトを介して実行できます。

期待される結果 このテストで期待される結果は、手動検索でテスト用の「スパイウェア」

が検出されることです。また、警告メッセージがスパイウェア /グレーウェ

アログに登録されます。

1. Web ブラウザを開き、http://www.spycar.org/ にアクセスします。

2. Webページの下部に、[How can I get to Spycar] セクションがあります。このセクション

までスクロールし、URL リンク [here] をクリックします。

図 29 www.spycar.org ホームページの [How can I get to Spycar?] セクション

3. エンドユーザライセンス契約が記載された Web ページが表示されます。ページの下部ま

でスクロールし、[here] をクリックして、条項に同意します。

4. 表示されるページで、スパイウェアファイルをローカルコンピュータにダウンロードし、

デスクトップ上に保存します。

5. GNOME 端末ウィンドウを開きます。[コンピュータ]→[他のアプリケーション]→[システ

ム]→[GNOME 端末] の順にクリックします。

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図 30 KDE デスクトップでの GNOME 端末エミュレータへのパス

6. GNOME 端末ウィンドウで、su root と入力します。

7. cd /opt/TrendMicro/SProtectLinux/SPLX.vsapiapp と入力します。

注: コマンドは、大文字と小文字が区別されます。

8. ./splxmain -m /opt OK と入力します。

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図 31 ServerProtect 3.0 for Linux の GNOME 端末でのコマンド入力

9. ServerProtect Web 管理コンソールを開きます。正しいパスワードを使用してログインし

ます。

10. [Logs] → [Scan Logs] の順にクリックします。

11. [Data range] を [Today] に設定します。

12. [Display Log] をクリックします。

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図 32 ServerProtect 3.0 for Linux の [Scan Logs] 選択ページ

13. ログを参照して、手動検索が実行されたことを確認します。

14. これで、このシナリオは終了です。

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F. – リアルタイム検索時のシステムトレイ通知アイコンのトリガ

目的 リアルタイム検索時にウイルスが検出された際に、KDE システムトレイに

ある ServerProtect 3.0 for Linux の Virus Catch Monitor を介して通知が提

供されることを確認すること。

機能の概要 評価者は、Web コンソールを起動せずに、KDE システムトレイにある

ServerProtect 3.0 for Linux の Virus Catch Monitor アイコンを使用して、

ServerProtect で検出されたウイルスまたはスパイウェアの情報を表示で

きます。

機能の価値 管理者は、ServerProtect Web コンソールを起動せずに、ウイルスまたは

スパイウェアの任意の活動や、ホストサーバを保護するために

ServerProtect 3.0 for Linux によって実行された処理を表示できます。

期待される結果 このテストで期待される結果は、リアルタイム検索時にテストウイルスが

検出されることです。評価者には、KDE システムトレイに表示されている

Virus Catch Monitor アイコンが変化することで通知が行われ、通知エント

リがウイルスログに登録されます。

1. 評価サーバで、[コンピュータ] → [他のアプリケーション] → [参照] → [コンピュータ] の

順にクリックします。

図 33 KDE デスクトップでのファイルブラウザアプリケーションへのパス

2. [ファイルシステム] をクリックします。

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図 34 KDE ファイルブラウザアプリケーション

3. [opt] → [TrendMicro] → [SProtectLinux] → [SPLX.vsapiapp] → [virus_catch_monitor] の順にクリックします。

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図 35 KDE デスクトップでの ServerProtect 3.0 for Linux の Virus Catch Monitor へのパス

4. virus_catch_montior アイコンをクリックすると、Trend Micro ServerProtect 3.0 の Virus Catch Monitor がアクティブになり、KDE システムトレイにトレンドマイクロアイコンと

して表示されます。

図 36 KDE デスクトップのシステムトレイに表示されている ServerProtect 3.0 for Linux の Virus Catch Monitor アイコン

5. Virus Catch Monitorアイコンをダブルクリックします。新しいウィンドウが表示されます。

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図 37 ServerProtect 3.0 for Linux の Virus Catch Monitor ウィンドウ

6. デスクトップで [Trend Micro ServerProtect for Linux] ショートカットをクリックし、

Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux の Web 管理コンソールを起動します。アクセス

用の正しいパスワードを入力します。

7. 左側にあるメニューバーで、[Scan Options] タブをクリックし、[Real-time Scan] をクリ

ックします。

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図 38 ServerProtect 3.0 for Linux の [Real-time Scan] ページ

8. [Scan These Locations] セクションで、[All directories] を選択します。

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図 39 リアルタイム検索の [All directories] オプション

9. [Action When Security Risk Found] セクションで、[Use the same action for all types] をクリックし、[First Action] を [Delete] に変更します。

図 40 リアルタイム検索

10. [Save] をクリックします。確認メッセージが表示されたら、[OK] をクリックします。

11. [Scan Options] タブをクリックします。[Real-time Scan] をクリックして、リアルタイム

検索を有効にします。

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図 41 リアルタイム検索が有効な状態の ServerProtect 3.0 for Linux

注: ServerProtect 3.0 for Linux では、インストール後、自動的にウイルス対策保護

が有効になります。ここでは評価目的のため、検出処理を「Clean(駆除)」ま

たは「Quarantine(隔離)」から「Delete(削除)」に変更しています。

12. Web ブラウザを開き、http://www.eicar.org/anti_virus_test_file.htm にア

クセスします。

13. EICAR Web ページで、eicar.com または eicar_com.txt ファイルのローカルハードドラ

イブへのダウンロードを試みます。

14. EICAR サンプルファイルをダウンロードしようとすると、トレンドマイクロのシステム

トレイアイコンが赤い警告サインに変わります。

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図 42 www.eicar.comのダウンロードページと赤いウイルス警告アイコン

15. 赤い警告アイコンをダブルクリックします。ダイアログボックスには、ServerProtect 3.0 for Linuxで検出された各ウイルスおよびスパイウェアの名前、各感染ファイルのパスと名

前、ServerProtect で感染ファイルに対処するために行われた処理、および各感染ファイ

ルが駆除された日時が表示されます。

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図 43 検出された「ウイルス」が表示された ServerProtect 3.0 for Linux の Virus Catch Monitor ウィンドウ

16. これで、このシナリオは終了です。

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G. – 手動検索時のシステムトレイ通知アイコンのトリガ

目的 手動検索時にウイルスが検出された際に、KDE システムトレイにある

ServerProtect 3.0 for Linux の Virus Catch Monitor を介して通知が提供さ

れることを確認すること。

機能の概要 評価者は、Web コンソールを起動せずに、KDE システムトレイにある

ServerProtect 3.0 for Linux の Virus Catch Monitor アイコンを使用して、

ServerProtect で検出されたウイルスまたはスパイウェアの情報を表示で

きます。

機能の価値 管理者は、ServerProtect Web コンソールを起動せずに、ウイルスまたは

スパイウェアの任意の活動や、ホストサーバを保護するために

ServerProtect 3.0 for Linux によって実行された処理を表示できます。

期待される結果 このテストで期待される結果は、手動検索時にテストウイルスが検出され

ることです。評価者には、KDE システムトレイに表示されている Virus Catch Monitor アイコンが変化することで通知が行われ、通知エントリが

ウイルスログに登録されます。

1. KDEデスクトップで [Trend Micro ServerProtect for Linux] ショートカットをクリックし、

Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux の Web 管理コンソールを起動します。アクセス

用の正しいパスワードを入力します。

2. 左側にあるメニューバーで、[Scan Options] タブをクリックし、[Real-time Scan] をクリ

ックします。

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図 44 ServerProtect 3.0 for Linux の [Real-time Scan] オプション

3. 左側にあるメニューバーで、[Scan Options] タブをクリックし、[Real-time Scan] をクリ

ックします。

4. [Enable Real-time scan] をオフにしてリアルタイム検索を無効にし、[Save] をクリック

します。

図 45 リアルタイム検索が無効な状態の ServerProtect 3.0 for Linux

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5. Web ブラウザを開き、http://www.eicar.org/anti_virus_test_file.htm にア

クセスします。

6. EICAR Web ページで、eicar.com または eicar_com.txt ファイルの KDE デスクトップへ

のダウンロードを試みます。

7. デスクトップで [Trend Micro ServerProtect for Linux] ショートカットをクリックし、

Trend Micro ServerProtect 3.0 for Linux の Web 管理コンソールを起動します。アクセス

用の正しいパスワードを入力します。

8. Web ブラウザを開き、http://www.eicar.org/anti_virus_test_file.htm にア

クセスします。

9. eicar.com または eicar_com.zip ファイルをローカルハードドライブにダウンロードしま

す。

10. ServerProtect の Web 管理コンソールで、[Scan Options] タブ→ [Manual Scan] の順に

クリックします。

11. [Scan These Locations] セクションで、[Specified directory only] から [All directories] に変更し、[Scan now] ボタンをクリックします。

12. 処理を確認するダイアログボックスが表示されます。[OK] をクリックします。

13. ServerProtect 3.0 for Linux で EICAR テストファイルが検出され、手動検索ウィンドウに

結果が表示されます。また、ServerProtect では、Virus Catch Monitor アイコンのステー

タスが「赤い警告」に変わります。

図 46 検出された不正プログラムの数を示す ServerProtect 3.0 for Linux の [Scan Now] ダイアロ

グと、システムトレイの赤い警告アイコンが表示された KDE デスクトップ

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14. 赤い警告アイコンをダブルクリックします。ダイアログボックスには、ServerProtect 3.0 for Linuxで検出された各ウイルスおよびスパイウェアの名前、各感染ファイルのパスと名

前、ServerProtect で感染ファイルに対処するために行われた処理、および各感染ファイ

ルが駆除された日時が表示されます。

図 47 ServerProtect 3.0 for Linux手動検索で検出されたEICARファイルが表示されたKDEデスク

トップ

15. これで、このシナリオは終了です。

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付録 A: ServerProtect3.0 for Linux でサポートされているオペレー

ティングシステム

サポートされているディストリビューションおよびカーネル • Red Hat™ Enterprise Linux™ 4.0(AS、ES、WS、Desktop)(i686 および x86_64)

o 2.6.9-22.EL i686 o 2.6.9-22.ELsmp i686 o 2.6.9-22.ELhugemem i686 o 2.6.9-22.EL x86_64 o 2.6.9-22.ELsmp x86_64 o 2.6.9-55.EL i686 o 2.6.9-55.ELsmp i686 o 2.6.9-55.ELhugemem i686 o 2.6.9-55.EL x86_64 o 2.6.9-55.ELsmp x86_64

• Red Hat Enterprise Linux 5(Server および Desktop)( i686 および x86_64) o 2.6.18-8.el5 i686 o 2.6.18-8.el5 x86_64 o 2.6.18-8.el5PAE i686 o 2.6.18-8.el5xen i686 o 2.6.18-8.el5xen x86_64 o 2.6.18-8.1.4.el5 i686 o 2.6.18-8.1.4.el5 x86_64 o 2.6.18-8.1.4.el5PAE i686 o 2.6.18-8.1.4.el5xen i686 o 2.6.18-8.1.4.el5xen x86_64

• SUSE™ Linux Enterprise 10(Server および Desktop)(i686 および x86_64) o 2.6.16.21-0.8-default i686 o 2.6.16.21-0.8-smp i686 o 2.6.16.21-0.8-bigsmp i686 o 2.6.16.21-0.8-default x86_64 o 2.6.16.21-0.8-smp x86_64 o 2.6.16.27-0.9-default i686 o 2.6.16.27-0.9-smp i686 o 2.6.16.27-0.9-bigsmp i686 o 2.6.16.27-0.9-default x86_64 o 2.6.16.27-0.9-smp x86_64

その他のカーネルおよびディストリビューションの詳細は、次の Web サイトを参照してください。

http://www.trendmicro.com/download/kernel.asp?productid=20

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付録 B: ハードウェアシステム要件

プロセッサ • Intel™ Pentium™ II 以降 • AMD™ Athlon™以降

注: ServerProtect 3.0 for Linux では、 Intel 64 アーキテクチャに対応した Intel プロセ

ッサと、AMD64 テクノロジに対応した AMDプロセッサがサポートされています。

Intel™ Itanium™プロセッサはサポートされていません。

メモリ • 256 MB 以上(アプリケーションサーバまたはファイルサーバには 512 MB 推奨)

ディスク領域 • 75 MB(/opt ディレクトリ用) • 50 MB(/tmp ディレクトリ用)

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トレンドマイクロについて トレンドマイクロは、セキュアなコンテンツ管理および脅威管理の先駆者です。1988 年に設立され

たトレンドマイクロは、個人およびあらゆる規模の組織に、アワードを受賞したセキュリティソフ

トウェア、ハードウェア、サービスを提供しています。東京に本社を置き、30 か国以上に拠点を持

つトレンドマイクロのソリューションは、販売会社およびサービスプロバイダを通じて世界中に販

売されています。トレンドマイクロ製品およびサービスのより詳しい情報ならびに体験版は、トレ

ンドマイクロの Web サイト www.trendmicro.co.jp からダウンロードすることができます。