都市のスポンジ化対策 「活用スタディ集」のご紹介!...2 Vol.262 (H30.10.18)...

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Vol.262 (H30.10.18) まちづくりに関して紹介したい地域の取組、配信アドレスの変更等については、 まちづくり相談窓口(メールはこちら )まで ※配信希望も随時受け付けております。 都市のスポンジ化対策 「活用スタディ集」のご紹介! 今号の記事 【施策紹介】 【イベント・募集案内等】 【まちづくり事例紹介】 【イベント・募集案内等】 【会議・セミナー・シンポジウム】 都市のスポンジ化対策「活用スタディ集」のご紹介! 第31回全国街路事業コンクール募集中!(11/16〆) 札幌市「南1条通整備事業」が優秀賞を受賞しました! 2019年度「都市景観大賞」募集中!(エントリー期間11/30〆) 10/29(月),12/5(水)研究会「北海道におけるPark-PFIを展望する」 のご案内 ・・・各記事のタイトルをクリックすると、記事掲載ページへジャンプします 1 北海道開発局都市住宅課 まちづくり相談窓口 空き地・空き家等の利用促進による、まちのにぎわい創出に向けて、 都市のスポンジ 化対策を総合的に推進する「改正都市再生特別措置法」が平成30年7月15日に 施行 (同法の内容は、まちづくりメールニュース Vol.259(H30.4.20)にてご紹介してお ります)されたことに合わせ、国土交通省では、都市のスポンジ化対策として新たに創 設した制度のうち、広く活用が期待される 「低未利用土地権利設定等促進計画」「立地 誘導促進施設 協定」について、参考となる活用イメージを提案した「活用スタディ集」 様式等を作成し、国土交通省HPにおいて公表しました。 ※詳細は 国土交通省 HP をご覧ください。 活用スタディ集の構成 制度の概要 概要、制度フロー、支援措置(税制特例)、 制度のポイント、活用のヒント、活用イメージ、 制度創設に際して参考にした事例 7点(福井 県福井市、長野県長野市、山形県鶴岡市、 愛知県幸田町、福岡県北九州市、青森県八 戸市、富山県高岡市)を紹介。 制度活用の提案 ①水辺のにぎわいテラスづくり、③まちなかの小 規模駐車場等の共同化、⑤街区内の低未利 用地の再編と活用による憩い空間の創出、⑧ まちの防災性を高めるオープンスペースづくりなど 8 種類の活用場面・テーマ毎に、活用イメージ の概要、活用する手法、想定されるメリット・ 効果、従前の状況 →制度活用後のイメージ、 モデルイメージ・各主体の役割、主体別のメ リット を網羅的に紹介。 ⑧まちの防災性を高めるオープンスペースづくり のモデルイメージ

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Vol.262(H30.10.18)

まちづくりに関して紹介したい地域の取組、配信アドレスの変更等については、まちづくり相談窓口(メールはこちら)まで ※配信希望も随時受け付けております。

都市のスポンジ化対策

「活用スタディ集」のご紹介!

今号の記事

【施策紹介】【イベント・募集案内等】【まちづくり事例紹介】【イベント・募集案内等】【会議・セミナー・シンポジウム】

◯ 都市のスポンジ化対策「活用スタディ集」のご紹介!◯ 第31回全国街路事業コンクール募集中!(11/16〆)◯ 札幌市「南1条通整備事業」が優秀賞を受賞しました!◯ 2019年度「都市景観大賞」募集中!(エントリー期間11/30〆)◯ 10/29(月),12/5(水)研究会「北海道におけるPark-PFIを展望する」のご案内

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北海道開発局都市住宅課まちづくり相談窓口

空き地・空き家等の利用促進による、まちのにぎわい創出に向けて、都市のスポンジ化対策を総合的に推進する「改正都市再生特別措置法」が平成30年7月15日に施行(同法の内容は、まちづくりメールニュースVol.259(H30.4.20)にてご紹介しております)されたことに合わせ、国土交通省では、都市のスポンジ化対策として新たに創設した制度のうち、広く活用が期待される「低未利用土地権利設定等促進計画」「立地誘導促進施設協定」について、参考となる活用イメージを提案した「活用スタディ集」や様式等を作成し、国土交通省HPにおいて公表しました。

※詳細は 国土交通省HP をご覧ください。

活用スタディ集の構成

制度の概要

概要、制度フロー、支援措置(税制特例)、制度のポイント、活用のヒント、活用イメージ、制度創設に際して参考にした事例7点(福井県福井市、長野県長野市、山形県鶴岡市、愛知県幸田町、福岡県北九州市、青森県八戸市、富山県高岡市)を紹介。

制度活用の提案

①水辺のにぎわいテラスづくり、③まちなかの小規模駐車場等の共同化、⑤街区内の低未利用地の再編と活用による憩い空間の創出、⑧まちの防災性を高めるオープンスペースづくりなど8種類の活用場面・テーマ毎に、活用イメージの概要、活用する手法、想定されるメリット・効果、従前の状況→制度活用後のイメージ、モデルイメージ・各主体の役割、主体別のメリットを網羅的に紹介。

⑧まちの防災性を高めるオープンスペースづくりのモデルイメージ

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第31回全国街路事業コンクール募集中!(11/16〆)

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全国街路事業促進協議会が主催(後援:国土交通省)する「第31回全国街路事業コンクール」の募集が開始(9月14日付けで当該協会のHPに掲載)されました。

対象事業

応募の締切り

目的都市基盤施設としての街路を整備することにより、地域経済の発展と住民福祉の向

上を図るため、街路整備に優れた業績をあげている地方公共団体等を表彰し、望ましい街路事業の推進と整備基準及び技術水準の向上を図ることを目的とする。

地方公共団体等が施行した事業のうち、都市計画道路の整備、連続立体交差事業、新交通システム等の整備、交通結節点の整備等の国土交通省 都市局 街路交通施設課が所管する事業(街路事業、都市・地域交通戦略推進事業等)とし、土地区画整理事業及び都市再開発事業によるものは除き、平成29年度以前に完成した事業を対象とする。また、上記事業のハード整備に合わせて実施したソフト施策についても対象とする。

※実施要領、応募様式及び提出先は 全国街路事業促進協議会HP(第31回全国街路事業コンクール) をご参照ください。

平成30年11月16日(金)※関係書類も含む

※詳細は 全国街路事業促進協議会HP(第30回全国街路事業コンクール結果) をご参照ください。

「第30回全国街路事業コンクール」では、全国の都道府県等から応募のあった19件の事業から7事業が各賞を受賞しました。うち、北海道からは2件応募があり、札幌市が事業主体の「都市計画道路3・3・3

1南1条通整備事業」が優秀賞を受賞しました。

札幌市「南1条通整備事業」が優秀賞を受賞しました!~第30回全国街路事業コンクール~

【事業概要】(第2次審査資料から全文掲載)

南1条通は、菊水・旭山公園通を起点とし中央区南2条西28丁目を終点とする、延長約5,000mが都市計画決定されており、東札幌地区から都心部を経由し円山地区に連絡する重要な幹線道路として、また広域避難場所である円山公園への避難路としての機能を有することから、防災対策上としても重要な路線に位置づけられている。当路線の未整備区間のうち、お洒落な通り通称「裏参

道」と呼び親しまれている西20丁目通~環状通間の延長約880mについて、平成12年度より事業に着手し平成28年度に整備を完了した。平成20年度までにワークショップや意見交換会などを

開催して、沿線町内会や商店振興会などの地域住民との意見交換を行い、道路景観に係る整備内容(街路樹の樹種、街路灯のデザイン、インターロッキングブロック舗装のデザイン)等を決定した。また、西20丁目通との複雑な交差点についても改良し、

それに合わせ隣接した公園の拡大再整備を行った。

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2019年度「都市景観大賞」募集中!(エントリー期間11/30〆)

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「都市景観の日」実行委員会が主催(事務局:公益財団法人都市づくりパブリックデザインセンター、後援:国土交通省)する2019年度「都市景観大賞」のエントリー及び募集が10月4日から開始されました。

国土交通省では、平成2年から毎年10月4日を「都市景観の日」と制定し、都市景観に対する国民の関心を高めること等を目的に様々な行事を開催しており、普及啓発活動の一環として平成3年度から「都市景観大賞」の表彰を行っています。

2019年度については、昨年度に引き続き「都市空間部門」「景観まちづくり活動・教育部門」の2部門にて募集しており、部門毎に大賞(国土交通大臣賞)・優秀賞・特別賞を選定します。

※エントリーシート、応募要領及び応募図書(様式)は 公益財団法人都市づくりパブリックデザインセンターHP(2019年度都市景観大賞 募集について) をご参照ください。

道内からは、平成27年度に“北彩都あさひかわ地区”が都市空間部門の大賞(国土交通大臣賞)を受賞しています。なお、この年は他にも、都市空間部門で“札幌北2西4地区”、景観教育・普及啓発部門で“おたる案内人ジュニア育成プログラム”、景観づくり活動部門で“グリーンヴィレッジ東川地区”がそれぞれ優秀賞を受賞しています。(※まちづくりメールニュースVol.232(H27.5.29)でも紹介しています。)

【目的】都市景観大賞は良好な都市景観を生み出す優れた事例を選定し、

その実現に貢献した関係者を顕彰し、広く一般に公開することにより、より良い都市景観の形成を目指すものです。

【対象地区の要件】本賞は、『街路や公園等の公共空間とその周りの宅地・建物等が

一体となって良質で優れた都市景観が形成され、それを市民が十分に活用することによって、地域の活性化が図られている地区を対象とします。』単独の公共施設、建築物、構造物は対象になりません。

◆都市空間部門

◆景観まちづくり活動・教育部門

【目的】良好な都市景観を生み出すには、地域に関わる人々が景観に関心

を持ち、自らの問題として捉え、解決へ向けて活動することが重要です。そのため、景観に関する知識の習得と実践のための景観まちづくり教育や、良好な景観に関する意識啓発や知識の普及、景観法に基づく景観計画や景観地区制度を活用したデザイン誘導、景観重要建造物・樹木の外観の保全、景観協定制度など景観法や景観に関連する制度等(以下、「景観制度」と言う。)を活用した優れた取組による景観まちづくり活動を選定・顕彰し、広く一般に公開することにより、より良い都市景観の形成を目指すものです。

【応募対象】景観まちづくり教育の実施や、街歩きや景観に関するセミナーの

開催、景観制度を活用した取組など景観まちづくり活動の実施による良好な景観形成等のための活動を地域に根差して行っており、それらが地域の人々の良好な景観形成等への意識・関心の高揚等につながっている優れた活動を対象とします。

エントリー期間:平成30年10月4日(木)~11月30日(金)

募集期間:平成30年10月4日(木)~12月25日(火)

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10/29(月),12/5(火)研究会「北海道におけるPark-PFIを展望する」のご案内

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公益社団法人日本造園学会北海道支部が主催する研究会「北海道におけるPark-PFIを展望する」について、下記の通り、Part1とPart2の2回に分け実施することとなりましたので、皆様にご案内します。

【研究会「北海道におけるPark-PFIを展望する」Part 1】

◯日時:2018年10月29日(月)18:00~19:30◯会場:北海道大学農学部 N11講義室

【研究会「北海道におけるPark-PFIを展望する」Part 2】

◯日時:2018年12月5日(水)18:00~19:30◯会場:北海道大学農学部 S21講義室

【共通】◯主催:(公社)日本造園学会北海道支部◯後援:(一社) ランドスケープアーキテクト連盟(予定)◯事前申込:不要(どなたでも参加できます)

造園CPD認定プログラム(申請予定)

◯開催趣旨

都市公園では、従前より、公園管理者以外の民間事業者などが公園施設を設置して管理できる制度(設置管理許可制度)がありました。

2017年6月の都市公園法改正により、民間事業者が収益を挙げることができる公園施設の設置をさらに進めるために、「公募設置管理制度(Park-PFI)」が創設されました。

10月29日開催のPart 1では、制度の創設に深く関わられた前国土交通省都市局公園緑地・景観課長の町田誠氏をお招きし、制度創設のねらい、思い、期待などを含めて詳しくお話していただきます。

12月5日開催のPart 2では、「Park-PFI推進支援ネットワーク(略称:PPnet)」を設立、運営する(一社)日本公園緑地協会より、橘俊光氏をお招きし、「都市公園の公募設置管理制度(Park-PFI)とその推進支援ネットワーク(PPnet)について」と題し、Park-PFIの概要、全国の実施事例、PPnetのねらいなどを紹介していただきます。

また、(一社)ランドスケープコンサルタンツ協会より、金清典広氏をお招きし、新たな時代の緑とオープンスペースにおけるビジネスモデルの構築を目指す「ランドスケープ経営研究会」設立の背景、趣旨、経過などを紹介していただき、今後北海道の都市公園における民間資金を活用した整備・管理の可能性や方向性、職域としてのランドスケープの役割などを展望します。

Part 1話題提供:町田誠氏(前国土交通省都市局公園緑地・景観課長)

Part 2話題提供:橘俊光氏((一社)日本公園緑地協会常務理事)話題提供:金清典広氏((一社)ランドスケープコンサルタンツ協会会長)

モデレータ及び問合せ先:太田広((国研)土木研究所寒地土木研究所)oota-h8911【@】ceri.go.jp*【】は半角に変更して下さい。