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象印マホービン株式会社2019年11月期決算説明会

2020年1月16日

Inspirations from everyday life.

目次

1

Ⅰ. 決算実績・業績予想 P. 2

Ⅱ. 成長戦略 P.17

Ⅲ. CSRへの取組 P.27

Appendix. 会社概要・当社の特徴 P.33

Ⅰ.決算実績・業績予想


67.6%

26.6%

3.5%2.3%

炊飯ジャーをはじめとする調理家電製品とリビング製品が売上の9割、生活家電製品にも進出

①象印マホービングループの概況

製品区分別売上高の概況（連結：2019年11月期 791億円）

その他

•玄米保冷庫•配食保温容器

調理家電製品

•炊飯ジャー

•電気ポット

•電気調理器具–オーブントースター

–ホットプレート

生活家電製品

•スチーム式加湿器•ふとん乾燥機•食器乾燥機

•ステンレスボトル•ステンレスフードジャー

リビング製品

3

1. 経営成績の概況


②売上高・営業利益推移

1,871

3,679 3,500

1,815

5,877

10,171

12,109

7,823

6,253 5,444 5,500

0

2,000

4,000

6,000

8,000

10,000

12,000

14,000

0

10,000

20,000

30,000

40,000

50,000

60,000

70,000

80,000

90,000

100,000

日本アジア北米欧州・中近東他営業利益

2011/11期 2012/11期 2013/11期 2014/11期 2015/11期 2016/11期

売上高営業利益率

2017/11期2010/11期

売上高（百万円）営業利益

（百万円）

2018/11期 2019/11期 2020/11期予想

3.1%

6.1%5.6%

2.7%

7.7%

11.3%

13.6%

9.2% 7.4%6.9% 6.8%

59,751 60,769 62,94166,687

76,815

89,796 89,23185,363

79,110 80,50084,635

4

1. 経営成績の概況


売上面

①決算概要総括

連結売上高79,110百万円

前期比

△5,524百万円

△ 6.5％

55

2. 2019年11月期決算実績

利益面

売上高要因 △1,845百万円

上記、「売上面」に記述利益率要因 △294百万円

原価低減活動には一定の効果があるものの、競争激化による価格対策等により利益率が悪化販売費及び一般管理費要因＋1,330百万円

前期は100周年記念事業、炊飯ジャーのフラッグシップモデルである「炎舞炊き」の投入に伴うプロモーション活動により費用が増加したこともあり、反動による減少

連結営業利益5,444百万円

前期比

△ 809百万円

△ 12.9％

国内売上高 △1,270百万円調理家電：「炎舞炊き」シリーズの小容量タイプや「STAN.」シリーズといった新製品の投入等もあり炊飯調理は増加したものの、電気ポットの減少等もあり調理家電としては前年とほぼ同じ

リビング製品：ステンレスボトルは他のメーカーとの競争激化により減少

海外売上高 △4,253百万円

特に、主要地域である中国の景気悪化によるギフト需要や百貨店での売上が低調に推移調理家電：台湾でマイコンジャーが増加したものの、中国で炊飯ジャー全体が低調に推移したことで調理家電が減少リビング製品：中国でステンレスボトルが大幅に減少


（単位：百万円、％）

②連結損益計算書（P/L）

実績

2018年11月期 2019年11月期

金額構成比金額構成比前期比増減額増減率

売上高 84,635 100.0 79,110 100.0 △5,524 △6.5

売上総利益 28,268 33.4 26,128 33.0 △2,140 △7.6

販売費及び一般管理費 22,014 26.0 20,683 26.1 △1,330 △6.0

営業利益 6,253 7.4 5,444 6.9 △809 △12.9

経常利益 6,606 7.8 5,878 7.4 △727 △11.0

親会社株主に帰属する当期純利益 4,434 5.2 4,082 5.2 △352 △8.0

減価償却費 2,064 ― 2,058 ― △6 △0.3

設備投資額 1,999 ― 1,358 ― △641 △32.1

6



③地域別売上高

7


実績

2018年11月期 2019年11月期


売上高 84,635 100.0 79,110 100.0 △5,524 △6.5

日本 56,434 66.7 55,163 69.7 △1,270 △2.3

アジア 21,546 25.5 17,554 22.2 △3,992 △18.5

(内、中国) (11,385) (13.5) (8,256) (10.4) (△3,128) (△27.5)

北米 6,009 7.1 5,705 7.2 △304 △5.1

その他 645 0.8 688 0.9 42 6.7

海外売上高計 28,201 33.3 23,947 30.3 △4,253 △15.1



④製品区分別売上高

実績2018年11月期 2019年11月期


売上高 84,635 100.0 79,110 100.0 △5,524 △6.5

炊飯調理 33,137 39.2 34,858 44.1 1,721 5.2

湯沸調理 9,887 11.7 8,524 10.8 △1,363 △13.8

電気調理 10,523 12.4 10,070 12.7 △452 △4.3

調理家電製品計 53,548 63.3 53,453 67.6 △94 △0.2

保温保冷ガラス 1,541 1.8 1,502 1.9 △39 △2.6

保温保冷ステン 24,366 28.8 19,489 24.6 △4,876 △20.0

非電気調理 38 0.0 28 0.0 △10 △25.7

その他 51 0.1 41 0.1 △10 △19.8

リビング製品計 25,999 30.7 21,062 26.6 △4,936 △19.0

空調冷暖房 1,443 1.7 1,648 2.1 205 14.2

キッチン家事 523 0.6 539 0.7 16 3.2

その他 1,084 1.3 572 0.7 △512 △47.2

生活家電製品計 3,051 3.6 2,761 3.5 △289 △9.5

その他製品 2,036 2.4 1,832 2.3 △204 △10.0

8




リビング製品生活家電調理家電

⑤売上高/営業利益増減要因

2018年11月 2019年11月期

9


2018年11月期 2019年11月期

84,635

△1,363

△4,876湯沸調理

電気調理

炊飯調理

79,110

保温保冷ガラス

△39

1,721

売上営業利益

△452

保温保冷ステン

△20

非電気調理その他

△289

その他製品

生活家電計

売上減少

売上総利益率減少

販管費減少

6,253

5,444

△1,845

△294

1,330

△204

（単位：百万円）


⑥連結貸借対照表（B/S）

2018年11月期 2019年11月増減額

流動資産 67,126 67,731 604

現金及び預金 27,202 30,441 3,239

受取手形及び売掛金 14,873 13,390 △1,483

商品及び製品 18,538 18,461 △76

その他流動資産 6,512 5,437 △1,074

固定資産 24,521 23,775 △745

有形固定資産 12,808 12,511 △297

無形固定資産 1,855 1,361 △494

投資その他の資産 9,856 9,902 45

資産合計 91,647 91,507 △140

負債合計 21,901 20,488 △1,413（借入金残高） (1,500) (1,500) ―

純資産合計 69,746 71,018 1,272

負債純資産合計 91,647 91,507 △140

10



（注）「『税効果会計に係る会計基準』」の一部改正」等の適用により、前年度の数値は、当該会計基準等を遡って適用した後の数値となっており、増減額は当該数値との増減額となっております


⑦キャッシュフロー計算書

2018年11月期

2019年11月期増減額

営業活動によるキャッシュ・フロー 4,684 6,739 2,055

投資活動によるキャッシュ・フロー △2,503 △1,265 1,237

財務活動によるキャッシュ・フロー △3,557 △1,933 1,624

現金及び現金同等物に係る換算差額 △24 △426 △402

現金及び現金同等物の増減額 △1,401 3,113 4,514

現金及び現金同等物の期首残高 27,292 25,891 △1,401

現金及び現金同等物の期末残高 25,891 29,005 3,113


2018年11月20日

現金及び現金同等物の期首残高25,891

現金及び現金同等物の期末残高29,005

6,739営業活動

CF

△1,933財務活動

CF△426現金及び

現金同等物に係る換算差額

△1,265投資活動

CF

11


2019年11月20日

設備投資 △1,408

配当金支払△1,893

税引前利益＋5,880売上債権減少 +1,356仕入債務減少 △491法人税支払い △1,395


①連結損益計算書（P/L）業績予想

実績業績予想2019年11月期 2020年11月期


売上高 79,110 100.0 80,500 100.0 1,389 1.8

売上総利益 26,128 33.0 26,400 32.8 271 1.0

販売費及び一般管理費 20,683 26.1 20,900 26.0 216 1.0

営業利益 5,444 6.9 5,500 6.8 55 1.0

経常利益 5,878 7.4 5,900 7.3 21 0.4

親会社株主に帰属する当期純利益 4,082 5.2 4,000 5.0 △82 △2.0


減価償却費 2,058 ― 2,024 ― △34 △1.7

設備投資額 1,358 ― 2,275 ― 917 67.5

12

3. 2020年11月期業績予想

日本：「炎舞炊き」を中心とした高付加価値の炊飯ジャーや、ステンレスボトルの拡販強化等により売上増加を見込む

中国：ステンレスボトルや現地専用商品（ex.ステンレスボトルの色柄、東南アジア向け炊飯ジャー）の拡販強化、新規ルートの開拓・強化（ex.中国のベビールート、南米地域など）等により売上増加を見込む

連結売上高 80,500百万円（前期比 +1.8％）

営業利益 5,500百万円（前期比 +1.0%）


②地域別売上高


実績業績予想

2019年11月期 2020年11月期


売上高 79,110 100.0 80,500 100.0 1,389 1.8

日本 55,163 69.7 55,800 69.3 636 1.2

アジア 17,554 22.2 18,270 22.7 715 4.1

(内、中国) (8,256) (10.4) (8,820) (11.0) (563) (6.8)

北米 5,705 7.2 5,860 7.3 154 2.7

その他 688 0.9 570 0.7 △118 △17.2

海外売上高計 23,947 30.3 24,700 30.7 752 3.1


13


③製品区分別売上高（単位：百万円、％）

実績業績予想2019年11月期 2020年11月期


売上高 79,110 100.0 80,500 100.0 1,389 1.8

炊飯調理 34,858 44.1 36,380 45.2 1,521 4.4

湯沸調理 8,524 10.8 8,440 10.5 △84 △1.0

電気調理 10,070 12.7 9,750 12.1 △320 △3.2

調理家電製品計 53,453 67.6 54,570 67.8 1,116 2.1

保温保冷ガラス 1,502 1.9 1,430 1.8 △72 △4.8

保温保冷ステン 19,489 24.6 20,100 25.0 610 3.1

非電気調理 28 0.0 35 0.0 6 20.9

その他 41 0.1 40 0.0 △1 △3.7

リビング製品計 21,062 26.6 21,605 26.8 542 2.6

空調冷暖房 1,648 2.1 1,805 2.2 156 9.5

キッチン家事 539 0.7 475 0.6 △64 △12.0

その他 572 0.7 515 0.6 △57 △10.1

生活家電製品計 2,761 3.5 2,795 3.5 33 1.2

その他製品 1,832 2.3 1,530 1.9 △302 △16.5

14



調理家電リビング製品生活家電

15


2019年11月 2020年11月期（予想）

80,500

△84

湯沸調理

電気調理

炊飯調理

79,100

保温保冷ガラス

610

△721,521

売上営業利益

保温保冷ステン

33

非電気調理その他

その他製品

生活家電計

売上増加

売上総利益率減少

販管費の増加

5,444 5,500

△186

△3205 △302

2019年11月 2020年11月期（予想）

458 △216

④売上高/営業利益増減要因（単位：百万円）


優待対象商品の例

配当性向推移配当方針当社は、株主に対する利益還元を重要政策の一つであると考えており、企業基盤の強化ならびに将来の事業展開のための内部留保や収益見通しなどを総合的に勘案しながら、連結配当性向30％以上を目安として安定的な配当の維持に努めていく所存であります。

株主優待

4. 株主還元

18.0%21.4% 20.4% 27.9%

45.7% 43.1%43.9%

0.0%

10.0%

20.0%

30.0%

40.0%

50.0%

0

500

1,000

1,500

2,000

2,500

2014年11月期 2015年11月期 2016年11月期 2017年11月期 2018年11月期 2019年11月期 2020年11月期(予想)

（百万円）

1616

基準日保有株式数優待内容

11月20日

100株以上～500株未満優待特別割引：購入金額合計より1,000円割引

500株以上～1,000株未満優待特別割引：購入金額合計より2,000円割引

1,000株以上優待特別割引：購入金額合計より4,000円割引

年間配当（円） 10.0 20.0 22.0 22.0 ※30.0 26.0 26.0

※2018年11月期については、100周年記念配当8.0円が含まれております。

Ⅱ.成長戦略


1. 経営方針 – BRAND INNOVATION -

経営方針

現中期経営計画

BRAND INNOVATION～家庭用品ブランドの深化と、「食」と「暮らし」の

ソリューションブランドへの進化～

「暮らしを創る」創業時から有する不変のビジョン

企業理念

A D A P T多様性への適応

Adaptation to Diversity of Area, People and Technology

コーポレートスローガン「日常生活発想」

パブリックメッセージ「ずっともっと象印らしく」

ZOJIRUSHI BRAND PHILOSOPHY

CSR基本方針①責任を果たす②期待に応える

18


2. 中期3ヶ年経営計画骨子「ADAPT」～多様性への適応～

19

Adaptation to Diversity of Area, People and Technology

ADAPT Diversity: 多様性

People: お客様・従業員・株主Area: 事業領域・販売地域・販売チャネル

Technology: 開発技術・生産技術・ICT

Adaptation: 適応

多様性への適応

領域の水平的拡大既存商品

地域

チャネル

領域の垂直的拡大

新規事業

新規商品

現状の姿家庭用品ブランド

経営基盤の強化

ステンレス製品供給体制強化

開発効率の向上

人材の強化・活用

お客様満足度の向上

海外物流体制最適化

生産性向上

ありたい姿

ソリューションブランド

業績目標連結売上高：持続的成長連結営業利益率：8％以上持続的確保


3. 事業環境認識と方向性国内は人口減、少子高齢化による消費行動の変化、ネット販売増加、新興企業擡頭など社会変化が進展景気循環による中国の一時的な落ち込みはあるものの、中国・アジア地域における炊飯器等調理家電への需要は今後も拡大、飲食の質への要求が急速に向上、高機能・高性能製品やニーズが急拡大

20

事業環境今後の方向性

国内

生活者少子高齢化の進行、世帯数の減少一人世帯層増加によるライフスタイルの多様化流通電気量販店の成長鈍化、勢力分布の変化、総合量販での家電売場の縮小

ネット通販の持続的成長と影響力の増大競合環境成熟市場における既存メーカーとのシェア競争激化低コストや差別化等、異なる戦略による新興企業勢力拡大

家庭生活、特に食にフォーカスした事業領域の垂直的拡大生活者に近づき、もっと美味しく快適な価値をトータルに提案、提供

高級炊飯器「炎舞炊き」のブランド確立と拡大— 「象印食堂」などプロモーション強化

ボリュームゾーンの攻略に向けた戦略的マーケティング— リアルとネットの棲み分け— エリアフォロー体制強化— ウェブ直販ルート育成

デザイン性・先進性の追求

海外

中国景気循環による一時的な落ち込みはあるものの、経済や個人消費の高水準での成長持続／東南アジア・インドの人口増加、1人当りGDPや所得水準向上

— 和食、クールジャパンの世界的な広がりと定着— 生活水準の向上による高機能製品の需要拡大— 日本ブランドに対する高い信頼性の継続

炊飯ジャーやステンレスボトルを中心とする既存事業は、海外を成長エンジンとして新興国市場を中心に拡大

— 成長市場への経営資源重点配分（東南アジア）— 現地専用製品の加速（中国）— 潜在成長市場の販路整備（インド）


20182016

「プレミアム対流」極め羽釜

2010「極め羽釜」

2007「パワー圧力」

2001「真空かまど釜」

1996圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」

①炎舞炊き～商品開発4. 経営戦略トピックス

象印のIH炊飯器技術の歴史

「極め羽釜」での成功体験を捨て、ゼロからスタート。象印マホービン100年目の集大成として生み出した「炎舞炊き」

今までの成功体験を捨て、ゼロからスタート

美味しいごはんの要素

圧力重い木ぶたが圧力をかけていた

釜ゆらぐ炎の大火力を釜で受け止めていた

炎燃えさかる薪火の炎がゆれながら釜底に当たっていた

「昔ながらのかまどで炊いたごはん」が原点「炎のゆらぎ」と「強い炎」による対流を実現したい

3つのヒーター制御による炎のゆらぎの再現

21

本体底部のコイルを3つに増強し個別に制御

本体底部のコイルを3つに増強し個別に制御

2018年

ゼロからスタートした「炎舞炊き」

「極め羽釜」シリーズの課題を認識炊飯ジャーのサイズ～１升炊きタイプがつくれない／内釜の重さの問題

小容量ニーズに応え4合炊きタイプ追加

2019年

新たな挑戦へ


大阪難波地区「なんばスカイオ」に「象印食堂」を2018年10月常設オープン、開店以来10万人以上が来店最上位炊飯ジャー「炎舞炊き」を使用。炊きたてのご飯が主役になる和定食を提供

東京・表参道にアンテナショップ「象印食堂」をオープン（2019/10/25-11/3）、札幌、名古屋、博多でも展開（2019/11/11-11/20）

象印食堂

4. 経営戦略トピックス

22

五ツ星お米マイスター、金子商店さんにブレンドしていただいた「象印食堂のお米」を利用

料理家・吉田麻子氏監修のなにわ料理をはじめとするごはんに合う和食のおかずを提供

②象印食堂～新事業創出

東京・表参道

札幌名古屋

博多

大阪（常設）


③海外戦略

海外事業の拡大施策

従来のアジア・北米ではブランド価値向上しつつマーケティング強化。欧州に再チャレンジするとともに、潜在成長市場のインドへの販路開拓を開始


中国

現地専用商品開発の加速ルート限定商品投入新規チャネル開拓地方都市での販売強化 ECへの対応

インド

潜在成長市場の販路整備市場分析、ライフスタイル・ニーズ調査新規代理店の開拓新規販売ルートでの営業展示会への出展

欧州

市場への再チャレンジデザイン・サイズ展開を強化したマホービンの投入新規代理店の開拓新規販売ルートでの営業

台湾

重点地域主要商品・現地ニーズへの対応商品を投入コーヒー関連商品・業務用商品・ネット販路確保・売上拡大

北米

潜在成長市場の販路整備主要商品・現地ニーズへの対応商品を投入コーヒー関連商品・業務用商品売上拡大中南米市場売上拡大

23

経営資源の重点配分現地ニーズに応じた電気製品の拡充地方・卸売チャネル取組強化ローカルスタッフ登用・育成

東南アジア

ドイツの見本市「アンビエンテ」

タイの新規自社Shop

Inspirations from everyday life. 24

③海外戦略＜中国市場における取組＞

当社炊飯ジャーで炊いたご飯を先ず体験してもらうべく、店頭やイベントだけでなく、フードコート、企業社員食堂でも実演を行い、2年程かけて、100万人の試食を目指す

中国最大のベビー関連展示会（CBME）へ初出展（2019）100万人ご飯試食キャンペーン（2018）

輸入博出展（2019）

ベビー業界への象印ブランドの認知向上と、ベビー用品店・産後ケアセンター等の新規販売代理店開拓目的に、中国最大のベビー関連展示会（Children Baby Maternity Expo）に初出展

中国国際輸入博覧会に出展。当博覧会への累計来場者数のべ91万人。当社ブースには12,000～15,000人が来場

世界最大規模のマーケットにおけるブランド戦略を推進


伊勢丹コンセプト店オープン（2018）

消費者とのコミュニケーションの場、ブランドの新鮮さを伝え体感してもらう場として、“ZOJIRUSHI MARCHE”をコンセプトにデザイン


4. 経営戦略トピックス④コンセプトブランドシリーズの展開＜STAN.シリーズ＞機能性と使いやすさ、暮らしになじむシンプルなデザイン性を兼ね備えた『STAN.』シリーズを30代を中心とした共働きや子育て世帯に向けた商品として2019年発売。黒を基調とした、“うつわ”のようなやさしさとインテリア空間になじむデザインを提案

従来の“ブラック”柄に加え、お客様からのご要望が多かった2アイテムの“ホワイト”柄を2020年2月1日より新発売

電動ポットコーヒーメーカーIH炊飯ジャーホットプレート

STAN.コンセプトお客様の暮らしにし、安全で使用しやすいそんな象印の

を詰め込んだ新しい家電シリーズ

新色“ホワイト” 柄のIH炊飯ジャー、電動ポット新発売

NEW NEW

電動ポット1300Wでお湯がすぐ沸きコンパクト電気ケトルのような使い方ができる1300W「ハイスピード沸騰」を実現

ミルク作りに役立つ「70℃保温」

安全構造を追及

IH炊飯ジャー離乳食を手軽に「ベビーごはん」メニュー搭載うまみを引き出す「豪熱沸とうIH」

白米炊き分け3コース「はっきり目盛り」～水位線が鮮明


対象製品のご愛用登録をしていただいた方を対象とした、「ZOJIRUSHI オーナーサービス」を2018年12月よりスタートご購入後でも、お客様一人ひとりとのつながりを大切にし、より一層強化することで、さらなる象印ブランドの向上を目指す

⑤ZOJIRUSHI オーナーサービスのスタート

オーナーサービス


（累計会員数：人）

0

5,000

10,000

12月 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月

累計会員数 1万人達成

Ⅲ. CSRへの取組


環境（Environment）

社会（Society）

CSRの推進象印マホービングループは、商品を通じて社会の発展に寄与するとともに、社会の一員として、さまざまな地域・分野で CSR活動を推進本業を通じた社会課題の解決を推進

みまもりほっとライン日用品を利用し、お年寄りの日々の生活を見守る仕組みの提供・推進

ユメせんサーキットごはん大好きな方たちがお米やごはんへの熱い想いを共有するコミュニティを運営

マイボトルキャンペーン

ガバナンス（Governance）

コーポレートガバナンス/コンプライアンス

ライスマイルプロジェクト

プラスチックごみ削減

次世代育成プロジェクトとして、アスリートを小学校に「夢先生」として派遣推進

お客様との関わり徹底した品質管理すべての人が使いやすいモノづくりお客様満足度の向上

経営と執行の分離— 監査役等委員会設置会社への移行— 執行役員制— 女性ボードメンバー登用

情報発信— CSR情報の発信

28

2006年4月から、環境への貢献と健康的なライフスタイルを呼びかける活動としてスタートマホービンの保温保冷機能や、繰返し使える容器としての良さを改めて広く認知、さまざまな展開を実施

— 給茶スポット展開— 自治体との連携— G20大阪サミットでステンレスマグが採用— 社内における「ペットボトルゼロ」


経済産業省「ネットKADEN2005」単独2位にあたる準大賞を受賞

29

本業を通じた社会課題の解決①みまもりほっとライン

Ａｗaｒｄ

日用品を利用し、お年寄りの日々の生活を見守る仕組みを開発。累計約１万人約3,300人利用のロングセラー商品へ

一人暮らしの高齢者と離れて住む家族が主対象。無線LAN内蔵の電気ポット「ｉ-ポット」が使用状況を30分置きに家族に送信、家族はPCやスマートフォンで確認

みまもりほっとライン概要


本業を通じた社会課題の解決②次世代育成/食育現役、OB/OGのJリーグ選手やなでしこリーグ選手などアスリートを「夢先生」として小学校に派遣、「夢の教室」授業を提供ごはん大好きな会社＜象印マホービン株式会社＞による、ごはん大好きなヒトがもっとごはんを大好きになるプロジェクトとして「ライスマイルプロジェクト」を実施。さまざまなコンテンツを通じごはんへの理解促進を図る

象印マホービン協賛のもと2013年度よりスタート、2019年度も「ZOJIRUSHIユメセンサーキット2019」として全国10カ所で開催

全国の小学校に夢先生を派遣し、子どもたちに「夢を持つことの大切さ」を伝えるJFAこころのプロジェクト「夢の教室」に加え、「熱中症対策」啓発活動を行う

ユメセンサーキットライスマイルプロジェクト

田植え・稲刈り体験

ごはん大好きな方たちがお米やごはん（ライス）への熱い想いを共有するコミュニティ

会員登録後、コメントの投稿やアクションなどでポイントがたまると象印社員が現地の方々の協力のもと作った「ライスマイル農園米」が当たるキャンペーンにご応募可能。また、コミュ二ティ会員限定の、様々なイベントも実施

親子de炊飯教室

おいしいごはんを炊くための炊飯方法をレクチャー

関東、関西エリアにて田植えと稲刈り体験を実施。

第1回大阪府大阪市立茨田南小学校夢先生は元オリンピックバドミントン日本代表の藤井瑞希さん！

第9回福井県坂井市立加戸小学校夢先生はレーシングドライバーの中嶋一貴さん！

ライスマイルコミュニティ


本業を通じた社会課題の解決③マイボトルキャンペーン

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マイボトル持参の方への給茶サービス(有料)を実施する「給茶スポット」を開設

カフェや日本茶専門店など、全国に100店舗以上参加

マイボトルキャンペーン

ゼロ・ウェイスト(ゴミや無駄をなくす)認証制度パートナー認定を取得NEWS

給茶スポットイベントの参加

FUJI ROCK FESTIVAL

ロハスフェスタ

まほうびんでエコに貢献。日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ」に出展

全国のイベント会場で「出張!給茶スポット」としてマイボトルを持参した来場者の水分補給をサポート

2006年4月から、環境への貢献と健康的なライフスタイルを呼びかける活動としてスタートマホービンの保温保冷機能や、繰り返し使える容器としての良さが改めて認知され、現在もさまざまな展開を行っている

「エコプロダクツ」展


社会課題への取り組み事例サスティナブルな社会の実現に向け、マイボトルの利用を通したプラスチックごみ削減や省エネに取り組む社内外の動向

ステンレスボトルを通してプラスチックごみ削減や省エネを推進するため、大阪府や京都府等の自治体との連携協定を締結

自治体との連携協定締結 G20大阪サミットでステンレスマグが採用

ペットボトル使用ゼロ

社内における「ペットボトルゼロ」将来的にはプラスチックごみ全般の削減を目指す

大阪府との締結後の懇談の様子

2019年に開催されたG20大阪サミットでは、海洋プラスチックごみ問題が主要テーマでもあるため、会場内の使い捨てプラスチック容器の使用禁止に伴い、国内外に向けてプラスチックごみ削減を発信するためリユース（再利用）可能な当社のステンレスマグ5,500本が使用された

Appendix. 会社概要・当社の特徴


1. 会社概要会社名象印マホービン株式会社 Zojirushi Corporation

本社大阪市北区天満1丁目20番5号

創業 1918年5月10日

設立 1948年12月29日

事業内容調理家電製品、生活家電製品、リビング製品などの製造・販売およびこれに附帯する事業

売上高 79,110百万円（連結/2019年11月期）

営業利益 5,444百万円（連結/2019年11月期）親会社株主に帰属する当期純利益 4,082百万円（連結/2019年11月期）

資本金 4,022百万円（連結/2019年11月20日現在）自己資本（自己資本比率）

71,018百万円（76.9％）（連結/2019年11月20日現在）

従業員数 1,357名（連結/2019年11月20日現在）

株主数 5,450名（2019年11月20日現在）

証券コード 7965 東証第一部

3434


現在拡大する内需への対応「グローバル化」「環境問題」「ネット社会」

発展期（1998～）

家庭用品の総合メーカーとして成長拡大期（1973～）

世界に通じる象印ブランドの誕生

黎明期（1948～）創成期（1918～）

大阪証券取引所第2部上場

1986大証・東証の統合により東証2部移行

2013

初期の魔法瓶製造法

2. 沿革

1967花柄UポットUA型

1918大阪市西区九条に「市川兄弟商会」設立

1970電子ジャー「花雲」発売

1961「象印マホービン㈱」に改称

1948大阪市南区高津に「協和製作所」設立

1986タイに製造会社設立

1968大阪工場竣工

1996圧力IH炊飯ジャー「極め炊き」

2010「極め羽釜」

1973「押すだけ」エアーポット

1981割れない魔法瓶ステンレスサーモス登場「タフボーイ」

1995香港に製造会社設立

1970大阪市北区天満に本社ビル完成

2016プレミアム対流南部鉄器「極め羽釜」

1948戦後第１号「ポットペリカン」

1985東京ビル完成

1980電気エアーポット湯沸し・保温の機能

1998真空保温と電気保温の融合VE真空電気ポット発売

1987台湾に販売会社設立

米国に販売会社設立

2008創業90周年記念「まほうびん記念館」設立

東証1部指定

2018

2018炎のゆらぎ「炎舞炊き」

2018「象印食堂」常設オープン

35


3. 象印マホービングループ概要

製造部門物流部門販売部門

象印マホービン㈱

象印ファクトリー・ジャパン㈱

国内

海外

ZOJIRUSHI SE ASIA CORPORATION LTD（タイ）

象印ユーサービス㈱

旭菱倉庫㈱（関連会社）当社製品の保管および配送

（圧力ＩＨ炊飯ジャーＶＥ電気まほうびん等）

機能別分社・統合による最適グループ経営本社・商品開発・販売部門

上海象印家用電器有限公司（中国）

台象股份有限公司（台湾）

ZOJIRUSHI AMERICA CORPORATION（米国）

N&I ASIA PTE LTD（関連会社：シンガポール）

象印フレスコ㈱（西日本地区）

象印特販㈱（東日本地区）

象印ラコルト㈱（玄米保冷庫、玄米・野菜保冷庫）

UNION ZOJIRUSHI CO., LTD（関連会社：タイ）（ステンレスボトル、ステンレスフードジャー等）

新象製造廠有限公司(香港）（マイコン炊飯ジャー、マイコン電動ポット等）

当社製品の保管および配送当社製品の修理およびリサイクル

海外

国内国内

36


札幌

仙台新潟

北陸（金沢）

静岡

福岡

鹿児島

四国（高松）

広島

名古屋

岡山

象印ファクトリー・ジャパン滋賀工場

4. 国内製造拠点・販売ネットワーク

沖縄（那覇）象印ファクトリー・ジャパン

福町工場

象印特販㈱

本社

製造拠点（工場）

販売拠点

物流拠点

東京支社

本社象印ファクトリー・ジャパン大阪工場

長野（松本）

象印ラコルト㈱象印フレスコ㈱旭菱倉庫㈱

関東（春日部）

象印ユーサービス㈱

37


上海象印家用電器有限公司

台象股份有限公司

ZOJIRUSHI SE ASIACORPORATION LTD.

5. グローバル展開～製造拠点・販売ネットワーク

連結子会社（製造）

連結子会社（販売）

関連会社

海外売上高比率30.3％

（2019年11月期）UNION ZOJIRUSHI

CO., LTD

新象製造廠有限公司

N&I ASIA PTE LTD

ZOJIRUSHI AMERICACORPORATION

38


効率的な研究開発・投資

6. ビジネスモデルの特長

グローバルな生産体制

ワンワールド・ワンブランド・ワンクオリティ戦略• 「日常生活発想」をコーポレートスローガンに工夫を続け、「ずっともっと象印らしく」を実践

• 日本と同品質の製品を全世界で展開

• 日本も海外も同一の「象印（ZOJIRUSHI)」ブランドで統一、高い品質の商品を提供

• 1986年にタイ、1995年に中国での海外生産を開始、海外生産比率は金額ベースで50％超

• グローバルな効率生産を追及、コスト競争力のある生産体制を確立

大手家電メーカーと一線を画したビジネスモデル家電メーカーでなく「家庭用品メーカー」、「暮らしを創る」「日常生活発想」による新商品を開発

21

3

W O R L DB L A N DQU ALITY1

39


7. 象印マホービンの国内市場高シェア製品*

象印

他社

象印他社象印

他社

象印

他社

象印

他社

象印

他社

長年に渡りさまざまな製品で高いシェアをキープ

電気ポット炊飯器ホットプレート

ステンレスボトルトースターフードジャー

No.1 No.1 No.1

No.1

*当社調べ（2019年度：数量シェア）

40

「おいしさ」と消費者が求める細かい改良や工夫を重ねる商品開発による圧倒的支持

「デザイン性」「軽量・コンパクト」「使いやすさ」「スリム」を追求

スーパーVE構造を基本とした「節約日本一」商品油の飛び散りや煙量を抑え、高耐久なトリプルチタンセラミックコートを利用

食感を追及した「サクふわトースト」コース搭載「ビッグ＆ワイド庫内」でトールと4枚焼きが可能

象印ならではの保温力でおいしさを追求しつつ、手入れは簡単に


8. ブランドを支える「日常生活発想」技術

コーヒーメーカーふとん乾燥機「おいしさ」の実現湯を循環させて2度過熱する「ダブル過熱」の技術を導入、コーヒーメーカーのシェア業界トップ水準に上昇

電気ケトル「安全革命」「デザイン性」「多機能」「転倒湯もれ防止設計」「熱くなりにくい本体設計」「空だき防止」の安全設計を確保しつつ、デザイン性を重視した電気ケトル

圧力IHなべ「これまでにない商品」圧力IH炊飯ジャーのような手軽な使い方を目指し、料理に最適な「可変圧力フロー」を実現

マットとホースをなくしたふとん乾燥機マットとホースも無い画期的な全く新しい形のふとん乾燥機で使いやすさを訴求

加湿器使いやすさや安全性を重視シンプルな構造、手入れが簡単で衛生的チャイルドロック機能/ふた開閉ロック機能/転倒湯もれ防止構造など、子供がいても安心な安全機能

気になる稼働音を静音化部屋の温度が下がりにくい湿度を快適に自動調整

「省エネ」「おいしさ」など消費者が求めるテーマに応じ開発を推進

41


証券コード：7965（東証1部）

将来見通し等に関する注意事項本資料につきましては投資家の皆様への情報提供のみを目的としたものであり、売買の勧誘を目的としたものではありません。本資料における、将来予想に関する記述につきましては、目標や予測に基づいており、確約や保証を与えるものではありません。将来における当社の業績が、現在の当社の将来予想と異なる結果になることがある点を認識された上で、ご利用ください。また、業界等に関する記述につきましても、信頼できると思われる各種データに基づいて作成されていますが、当社はその正確性、完全性を保証するものではありません。本資料は、投資家の皆様がいかなる目的にご利用される場合においても、お客様ご自身のご判断と責任においてご利用されることを前提にご提示させていただくものであり、当社はいかなる場合においてもその責任は負いません。

IRに関するお問い合わせ先

象印マホービン株式会社電話：06-6356-2368

ご清聴ありがとうございました

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