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大阪ええまちプロジェクト アンケート調査 報告 2020 年4月以降での過去支援先の活動状況 (新型コロナウィルス感染拡大防止 緊急事態宣言の状況下) 2020年5月報告

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大阪ええまちプロジェクト

アンケート調査 報告

2020年4月以降での過去支援先の活動状況(新型コロナウィルス感染拡大防止 緊急事態宣言の状況下)

2020年5月報告

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調査概要

⚫ 目的• 新型コロナウィルス感染防止のための緊急事態宣言が出された中で、

高齢者の介護予防・生活支援に関わる活動の実態を知る• 感染防止を前提に、継続する活動や新たな取組みを知る• これから求められる地域団体支援のニーズを探る

⚫ 調査期間:2020年5月1日(金)~8日(金)⚫ 調査対象:大阪ええまちプロジェクト過去支援先(53団体)⚫ 回答数(回答率):31団体(58.4%)・・・22市町のうち18市町から回答あり

⚫ 形式:インターネットメールで調査依頼文を送付。文中のURLのからGoogle Formにアクセスし、調査票にオンライン上で回答を入力。

⚫ 設問数:全13問⚫ 質問票:(P4・5参照)

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Q:回答者属性(団体の取り組み内容)

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0 5 10 15 20 25

高齢者の社会参加を促す活動(座談会、勉強会、教養講座、農業塾など)

居場所(コミュニティサロン、カフェなど)

居場所(体操系)

認知症予防・啓発活動

生活支援(買い物・そうじなどの家事援助)

見守り

移動支援

その他

配食

主な活動分野(複数回答可)

<その他 の詳細>①高齢者・障害者施設職員に対する運動面の助言②リハ専門職向け研修会開催生活支援体制整備協議体座談会参加が難しい方への郵送でのニュースレター地域参画マルシェ高齢者向けICT講座子ども食堂

高齢者の社会参加・サロン・体操など「集合型」の取組団体から多く回答を得た

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Q:(新型頃ウィルスの影響での)活動状況は?

※「1.完全に停止・休止した」「2.減少した」との回答の中でも、他の取り組みなど活動を継続している団体もあり(詳細はスライド6にて)

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3.変わりない=1団体

全体の9割以上で、活動は停止・休止、減少など変化あり

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Q:現在の活動状況は?(停止・休止、減少した団体へ)

Q2.(Q1. で1・2とお答えの方へ)現在、どのように実施されているか・休止の期間はいつまでか・休止の条件など※自由記述から抜粋し、条件を集約して集計

緊急事態宣言に合わせた休止が多いが、施設休止・要請も要因

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緊急事態宣言

(に合わせて休止・再開判断)

市町など公の施設が

停止したため休止

市の要請を受けて活動休止

緊急事態宣言前から

感染者状況を鑑み休止を判断

<その他 自由記述から>集合型の取り組みは休止するものの・(電話・インターフォン越しの)安否確認=4団体・買い物支援(移動支援含む)=4団体・従来通りのレター発信=1団体

例会(役員会)は3密を避けて従来通り実施=1団体

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Q:現在の活動状況は?(停止・休止、減少した団体へ)

Q2.(Q1. で1・2とお答えの方へ)現在、どのように実施されているか・休止の期間はいつまでか・休止の条件など※自由記述から抜粋。

安否確認、チラシの配布など接触せずにできることを実施

・高齢者施設が外出及び面会などが可能になる状態になれば再開できると考えています。

・高齢者宅への玄関、インターフォン越しでの安否確認。その際に簡単な体操やクイズなどの

ツールを持っていく。動ける方はラジオ体操に参加してもらっている。

・介護施設へのサービスは縮小しているので、YouTubeで脳トレ配信やリモートでの交流を

行なっています。

・接触しないように工夫して、生活不活発病を予防するチラシ等を配布している。

・通院や買い物など移送を伴うサービスは変わらずに活動している。

・老人ホームと併設されてる場所にて活動してますのでコロナの感染を防ぐために

施設が入館制限かけてますので一切できてません。

・買い物支援のみ活動、掃除などは緊急事態宣言発生からは休止

・カーボランティア、安否確認のみ実施、ラジオ体操。

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Q:新たな取り組みの実施・検討状況

<その他 の内容>・コロナ直前に市内団体との連携が始まった(現在休止中)・現状維持

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全体の64.5%が、新たな取り組みへの視点あり

Q4.新型コロナウィルスの影響により、これまでの利用者・参加者や地域の方に向けて、団体で「新たな取り組みを始めている、または始める」ことを検討していますか?

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電話、お知らせのポスティングなど、接触しない見守りが進む

<1.「すでに始めている」=13団体 の回答内容>

・電話での見守り・サポート=5団体・手づくり手芸品(折り鶴・マスク)の制作/ポスティングでお知らせ=各4団体(手芸品の贈与先:アート作品、児童養護施設、会員)

・ラジオ体操を実施=3団体※太子町 SASAE愛太子…個別防災無線を使って、ラジオ体操・たいしくん体操を発信

・会議にZoom、LINEを活用/Youtube配信・Zoomを使った交流会=各2団体

<2.「検討している」=7団体 の回答内容>

・Zoom・ウェブ会議を用いた教室やカフェ運営=2団体

・IT(LINE)or電話での見守り/買い物代行=各1団体

Q:新たな取り組みの実施・検討状況

Q5.具体的にどのような取り組みを始めていますか?または、検討していますか?(Q4. で 1.すでに始めている、2.検討している と回答した方に)

※自由記述から抜粋し、内容を集約して集計

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Q:現状での団体支援のニーズとは?

Q6.「現在、こんなことに困っている」「こんな支援があれば助かる」「こんな情報が欲しい」といったものはありますか?※自由記述から抜粋し、条件を集約して集計

団体内でのオンラインの活用、導入についての支援ニーズあり

<オンラインツールの使い方に関して>・オンラインでできるzoomなどの導入も必要ではないかと考えている。しかし知識不足等で実現のハードルは高そうに思える。・ネット環境が十分でない中どのような方法があるのか。・セキュリティについて不安があるソフトがあると聞いているが、どうすれば安全に使用できるかに不安。・高齢者でも利用できる簡単なリモートを使った講座のアイディアなど

<施設・設備・物品に関して>・地域の施設にフリーWi-Fiを引いて欲しい。・アルコール、手指消毒液が手に入りにくい。・3密の無い広い集会所

<経済・資金対応策に関して>・家賃など行政からの助成金からはみ出す部分の経済的な支援。・減少額が50%にはならない為、給付金制度の対象にならない。事業所単位で見てもらえないので収入0の所はどうしたらいいか。

<新たな社会課題と解決アイデアに関して>・評論で社会を変えるとかでなく、「自らができることを徹底的に実践する。」をみんなで学びたい。・閉じこもり高齢者のADLの低下や意欲の低下、認知症の進行などが深刻な状況と思われ、その解決策を模索しています。

<情報提供に関して>・新たな取り組み実行についての情報をいただけると幸いです。・福祉や医療に携わっている者が多いので、そちら関係の情報等あれば助かります

<事業継続のための価値定義に関して>・エビデンスを明らかにするために。立証のためのデータの取り方(アンケート調査など)について参考になる情報を期待します。

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パソコンのE-mail

携帯電話のショートメール

LINE(個人間のやりとり)

LINEグループ

Facebook Messenger(個人宛)

Facebookグループ

Facebook Messenger(グループ)

Zoom(ズーム)

LINE公式アカウント(旧LINE@)

Youtube

Skype(スカイプ)

その他

Q:団体内部の連絡方法の現状

<その他 の内容>サークルスクエア、電話自団体ホームページgoogle meet

Q7.団体内部や団体の参加者・利用者との連絡方法として、スマートフォン・パソコンなどで、これまでに使ったことがあるものを全てお選びください

メール以外では、LINE(個人・グループ)の活用が多かった

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Q:オンラインのビデオ会議ツール(Zoom)への関心度は?

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Q8.今後、大阪府下の類似した活動を行う団体との間で、ビデオ会議ツールを利用した情報交換をしてみたいと思いますか?(ビデオ会議ツール:Zoomを想定しています)

全体の8割以上は関心あるが、その中でも30%は使い方に不安

「関心あり」と答えた26団体のうち30%(8団体)は使い方に不安も

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Q:「社会的な距離を保ちながら」の活動でのプロボノの支援ニーズ

<IT技術・レクチャー提供>6・YouTubeでの動画配信などの製作、編集(具体的に企画しているわけではないが)・zoomとかを駆使できるような支援(知識も経験もないレベルでもできる支援を!)・ネット会議の方法・オンラインでできる地域サロンの開催(ぬくもりカフェ、子ども食堂、体操教室)・直接会えない高齢者にZoom等のツールの使い方を教えるマニュアル作り・ITを使った新たな体操・セミナーなどの方法

・・・一方で、IT・危機を使わずにできる活動のアイデアへの支援も求められる

<アナログなつながり作り>1・パソコンやスマホ、DVDやCDなどの機器類を利用できる人が少ないであろう高齢者に対する支援の方法(往復はがきやポスティングなど紙ベースのもの、または電話の他に考えられるもの)。

Q9.社会的距離を保ちながら活動を進めていく状況下での支援として、プロボノに依頼したい内容があれば、具体的にお書きください。※自由記述から抜粋。

17件の要望の中で、「IT技術・レクチャー提供」が6件に上る

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Q9.社会的距離を保ちながら活動を進めていく状況下での支援として、プロボノに依頼したい内容があれば、具体的にお書きください。

<連携形成>3・新しい情報と他の団体さんとのつながり・全国でさまざまな活動をされている団体の資料に目を通し、参考になる団体を探しています。興味ある団体が出てきたときには是非相談にのってほしい

・WEBなどの媒体を通して、プロボノさんの企画される会議や啓発イベント、相談などに頻繁に気楽に参加出来たら有難い。製作物のスライドショーも、その様な方法で紹介して頂き、地元に居ながら、私達もアドバイスを、他団体に紹介出来、同じような団体が生まれたらいいと思っています。

<対策を検討中>3・子どもから高齢者までが元気になる「何か」をしたいと考えています。・社会状況の変化を事業の理念、進め方にどう入れていくのか、課題が多いですね。・介護事業のデイサービスやケアプランセンターのコロナ対策に追われていて、難しい。依頼したい内容は思いつきません。もう少し、コロナが落ち着けば考えることもできるかもしれません。

<情報発信>2・zoomなどを使うと繋がり合うことへのハードルが下がり、いい距離感が作れる。HPやSNSへの発信の充実などお手伝いいただきたい。・サポーターの増やし方について効果的な事例があれば紹介して欲しい。

<継続準備中>1・平成30年度の参加での提案を参考に「地域活動リーダー養成講座」の構築中。現下の状況から一時活動が停止環境が緩和されれば、活動を促進したい。

<事務支援>1・家賃相当分の給付、雇用調整金など申請書を指導してほしい。

Q:「社会的な距離を保ちながら」の活動へのプロボノの支援ニーズ