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日比谷公園グランドデザイン中間のまとめ素案
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【資料3】
目 次
Ⅰ. 日比谷公園グランドデザインのねらい背景、目的、検討の対象範囲、視点とねらい
Ⅱ. 日比谷公園の特性自然環境、歴史、利用者
Ⅲ. 日比谷公園周辺のまちづくり周辺のまちづくりとの連携、都市計画公園「中央公園」の中の日比谷公園、広域的な移動手段
Ⅳ. 日比谷公園の将来像
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日比谷公園グランドデザイン
○現代の多様な都民ニーズや国の法改正等の動向を踏まえ、平成29年5月に東京都公園審議会答申を発表。
○日比谷公園周辺では、新たなまちづくりの動きが活発となっており、こうした機運を捉えて日比谷公園のあり方を検討する。
背 景
※第1回検討会資料「『日比谷公園グランドデザイン』策定の背景と目的」(H29.10.16)を基に再整理。
○日比谷公園は、国際的なビジネス拠点である大手町や日本中枢の官庁街である霞ヶ関に隣接し、皇居と一帯の緑を形成するなど、唯一無二の特性をもつ日本初の近代洋風公園であり、日比谷公会堂など国家的行事の舞台となった。
○こうした公園のポテンシャルをさらに活かし、現代の多様な都民ニーズや周辺のまちづくりとも連携し、現代に相応しい公園としていくため、その将来像について提言する。
目 的
○日比谷公園の開園区域を中心として、公園に隣接する四方の幹線道路までを検討対象とする。
検討の対象範囲
○「誰もが使いやすく、憩う公園」
○「国際都市東京を象徴するセントラルパーク」
視点とねらい
Ⅰ. 日比谷公園グランドデザインのねらい
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1.自然環境の特性
(1) 土地の成り立ち
①皇居周辺(地割)
○日比谷公園の敷地は、江戸時代には武家屋敷地であったが、明治維新後に版籍奉還により官有地となり、明治4年(1870)頃から日比谷公園を含む一帯は陸軍の練兵場となった。
○日比谷公園の敷地が決定されたのは明治18年(1885)の官庁集中計画によるもの。
Ⅱ. 日比谷公園の特性 【自然環境】
萬延元年(1860)武家屋敷地 明治11年(1878)陸軍練兵場 明治42年(1909)現在の日比谷公園と同じ
⇒ ⇒
②埋立て
○日比谷公園の敷地は江戸時代以前は東京湾の入り江であり、日比谷村という漁村に面していた。
○慶長8年(1603)徳川家康による江戸城拡張により堀が作られ、その後日比谷公園のある内堀外側も埋め立てられた。
江戸時代以前の日比谷公園周辺 6
(2)自然環境
①本公園の自然○水域、草地、樹林など多様な環境があり、多様な種の生物が存在。希少な生物も生息。
○皇居に近いことから、皇居を発生源とするホソミオツネントンボなど、生態的に皇居とのつながりを示す生物も見られる。
○古い人工構造物を生息域とするニホンヤモリ、日比谷見附に生育するキケマン、花壇に一年中花が咲いていることで豊富な種が生息する昆虫類。
○心字池には抽水植物のヨシ等が生育し、魚類や水生生物、水鳥の生息の場として利用され、水辺の多様な生物の生息・生育を支える上で重要。
②多様な生息域の重要性○水域と陸域が揃った複合的な環境を指標する種であるカワセミや、一定の規模がある樹林環境を指標するヤマガラなど、都内では希少な鳥類を確認。
○キケマンは東京都レッドリスト(区部)で絶滅とされており、日比谷見附の石垣という歴史的な施設物に、都内では貴重な種がいることを確認。
Ⅱ. 日比谷公園の特性 【自然環境】
キケマン(日比谷公園)
カワセミ (日比谷公園)
ヨシ(日比谷公園)7
参照 「千代田区生物多様性に関する基礎調査」(2012年3月)
2.歴史特性
(1) 歴史的価値のある施設物
○日比谷公園には、歴史的価値のある4つのゾーンと施設物が多数存在。(下図参照)
○特に重視すべきものは、S字形園路、主要出入口、心字池・雲形池、日比谷見附跡の4点。
Ⅱ. 日比谷公園の特性 【歴史】
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Ⅱ. 日比谷公園の特性 【歴史】
① S字形園路
○本公園は、開園当初から現在まで変わることなく、S字形園路により、4つの地割で構成。
○明治期の我が国初の洋風公園としての設計思想を継承。
② 主要出入口
○日比谷門・幸門・霞門・桜門・有楽門・中幸門の六つの門柱は旧見附の枡形石垣の巨石を用いて造られ、開園当時の姿を残す。
③ 心字池・雲形池○第一花壇、心字池、雲形池、首かけイチョウ等、開園当初から残され、開園当時の記憶を伝えるものとして重要。
○心字池は、江戸の遺構である日比谷見附跡を活用、和の技術を用いて、北側皇居との関連性を意識させている。洋風の第一花壇と隣接することで、双方の個性が引き立つ。
○雲形池は、鶴の噴水を活かした和洋折衷の空間、園内の重要な景観を形成。
④ 日比谷見附跡○江戸時代初期築造の野面積みの石垣で、貴重な江戸時代の遺構。
○石積みは、日比谷通り側と公園側では異なる積み方で、本公園の重要な景観。
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Ⅱ. 日比谷公園の特性 【歴史】
(2) 歴史的価値のある公園の機能
① 担ってきた役割
○様々な国家的行事、大きなスポーツイベント等が実施された場所。
○関東大震災直後には多くの避難者を受け入れ、東日本大震災でも多くの避難者や帰宅困難者を受け入れるなど防災拠点としての機能も維持。
○日比谷公園はかつての東京の名所・観光地だった。
○かつて一般市民にとって、本公園がはじめて西洋音楽にふれる場であり、「野外大音楽堂(日比谷野音)」は若いミュージシャンにとってあこがれの舞台だった。
② 特性
○我が国初の都市計画である東京市改正設計に位置付けられた公園。
○我が国最初の大規模洋風公園で、現在もその設計思想が園路や地割に継承。
→ 3つの洋(洋花・洋食・洋楽)洋花の花壇 / 洋食の飲食店 / 洋楽演奏 は、日比谷公園の重要な機能。
→ 江戸時代の遺構も公園の構成要素として活用。
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Ⅱ. 日比谷公園の特性 【歴史】
(3) 公園内の文化財建築
① 日比谷公会堂
○コンペで選ばれた佐藤功一の設計、長い間、東京第一級のホールとしてコンサートや演劇の舞台として都民に親しまれてきた。平成11年、都の歴史的建造物に選定。
○建物の耐震性に問題があり、現在、休館中。日比谷公園の印象として、公会堂と答える人が多い。
② 旧日比谷公園事務所
○洋風の本公園の管理事務所として、ドイツバンガロー風の意匠で建築、そのデザインは花壇と調和、魅力ある景観要素。
○東京に残る数少ない明治期の近代洋風建築物の一つ。平成2年に都の有形文化財に指定。
〇 現在は建物を活かし、民間事業者が結婚式場として活用。
日比谷公会堂
旧日比谷公園事務所
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Ⅱ. 日比谷公園の特性 【利用者】
3.利用者から見た本公園の特性
(1) 本公園の利用者層
※日比谷公園に滞留している利用者の特性(属性、起居状況、行動・公園利用形態)を把握。H29.12.12.(火)実施(平日分のみ)。
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○オフィスワーカーが多く、昼時の利用者数が突出して多い。
Ⅱ. 日比谷公園の特性 【利用者】
(1) 本公園の利用者層
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○女性の割合が少ない。(他の都立公園と比較して)
○立っている人の割合が多く、また単独利用が多い。
○高齢者等の利用者が少ない。
Ⅱ. 日比谷公園の特性 【利用者】(1) 本公園の利用者層
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○サインとの距離が不適切○ピクト等の統一性がない
○板面が劣化 ○誘導サインが不足、多言語表記がない
○最寄交通機関の情報なし
(ELVの場所、対応トイレ等)
〇周辺民間ビルのバリアフリー情報がない
〇Wi-Fi、ICT等が未活用
〇音声案内がない
ELV :エレベータ
Ⅱ. 日比谷公園の特性 【利用者】(2) 障害者の視点
※地下鉄駅(霞が関駅、日比谷駅、内幸町)、JR有楽町駅の各駅ホームから日比谷公園の出入口までのアクセシビリティの実態を調査。
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【例】日比谷駅千代田線ホーム起点のルート
○健常者は改札を抜けてすぐに有楽門・日比谷門に辿り着けるが、
バリアフリールートは
ペニンシュラホテルまで行き、有楽門に戻る。
Ⅱ. 日比谷公園の特性 【利用者】(2) 障害者の視点
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①公園情報が見つからない
ELV位置情報が探しづらいJR有楽町駅周辺の公園案内が少ない。
②来園者を迎え入れていない
ELVがなく、出入りは歩道側のみ
③公園を囲む幹線道路
40数メートルを渡り、ELVはさらに先
ELV :エレベータ
Ⅱ. 日比谷公園の特性 【利用者】
(2) 障害者の視点
※障害者団体の方などとも意見交換をし、改善点等を抽出。
※2月1日午前中に、現地にて調査も予定。
『知的障害児と一緒に訪れた時には』
○野外卓は、じっとしていることが苦手な知的障害児との位置関係が決まってしまうが、自由な座席で、自由な形で座れる中に入れる 芝生広場があるといい。
○コンサートなどホールでは、声を急に出しても周囲に気兼ねなく過ごせる、ホール以外のスペースがあると安心。
『車いすの方と一緒に訪れた時には』
○開放的な芝生広場には入れなくとも、近くのベンチにはベンチに座る人の隣で同じ目線で佇めるスペースがあるといい。
〇介助用ベット等も完備された使いやすく清潔なトイレが園内に最低一か所は用意され、そうした情報を誰もが手に入れられるといい。
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第一花壇
第二花壇
Ⅱ. 日比谷公園の特性 【利用者】
(3) 子育て世代の視点
※本公園内で、ベビーカー利用者を対象にヒアリング調査。利用実態を把握し、改善点等を抽出。
H29.12.11.(月)調査
○有楽門付近等、ベビーカーを押しにくいところが見られる。
○冬期にちょっと暖をとれるような場所や子ども連れでも気軽に入れる飲食店、気の利いた売店等がない。
○授乳やおむつ替えできる場所はあるが、やや薄暗い、きれいでないなど、安心して気持ちよく使える環境ではない。
○地下鉄の駅からのアクセスがわかりにくい、エレベーター・エスカレーターが設置されていないなど、ベビーカー利用者にとってはアクセシビリティがよくない。
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ベビーカーの利用者
子ども連れの利用者
Ⅲ. 日比谷公園周辺のまちづくり
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(1)エリアマネジメント組織①NPO法人 大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)
②(一社)新虎通りエリアマネジメント③(一社)日比谷エリアマネジメント
(2)「しゃれ街条例」登録団体①日比谷シティ
(千代田区内幸町/三菱ビルマネジメント(株))
②霞が関コモンゲート③丸ビル、丸の内オアゾ、東京ビル、新丸ビル、三菱商事ビル、丸の内パークビル他
④霞が関ビルディング、霞会館、東京倶楽部⑤虎ノ門ヒルズ⑥虎ノ門タワーズオフィス
(1) 周辺のまちづくりとの連携
○周辺にはエリアマネジメント組織や「しゃれ街条例」登録団体など、魅力向上に向けて連携の考えられる組織があるが、現状では、日比谷地区は連携が図られていない。
○隣接するまちづくり等と連携を図り、市街地から本公園
への歩行者動線の確保、緑のネットワーク化を推進。
(2)都市計画公園「中央公園」の中の日比谷公園
○東京駅-御幸通-仲通-日比谷-虎ノ門エリアに位置する16ヘクタールの本公園の貴重な緑を、広域的な視点から活かしていく。
日比谷公園周辺の関連組織一覧
東京駅、皇居周辺や霞ヶ関の官庁街など周辺地域は、日本の中枢にある立地特性を活かし、その高いポテンシャルを発揮し、街づくりが大きく変化。
Ⅲ. 日比谷公園周辺のまちづくり
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■エリアマネジメント組織の活動区域図 ■「しゃれまち条例」登録団体の活動区域図
周辺にはエリマネ組織があり、民間の間でも連携が可能な環境が整いつつある。例)大丸有エリマネは、「丸ノ内シャトル」(無料巡回バス)を支援。
Ⅲ. 日比谷公園周辺のまちづくり
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(3) 広域的な移動手段(シェアサイクル)
①日比谷公園付近の状況
○日比谷公園付近にはサイクルポートは存在しない。最近傍の施設は約300m離れ、設置数も3台のみ。
②周辺駅の状況
○東京駅、有楽町駅、大手町駅の付近等には比較的大きなサイクルポートが設置されている。
○霞ヶ関駅、桜田門駅、日比谷付近にはサイクルポートが無く、日比谷公園を含む一帯は空白地帯となっている。
○最寄りである霞ヶ関駅や日比谷駅にサイクルポートが無く返却できない。このため、日比谷公園を回遊の終着点と設定することが困難である。
日比谷公園周辺サイクルポート設置箇所出典:「自転車シェアリング広域実験」HP
Ⅲ. 日比谷公園周辺のまちづくり
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(3) 広域的な移動手段(シェアサイクル)
③ 外国人観光客向けガイドツアーの実施状況
○「サイクリングホリデー東京」は、ガイドによる英語での案内を受けながら東京都心を巡る、外国人観光客向けガイドツアー。2016年10月から半年間で利用者は急増、2017年5月時点で延べの利用者数は100人超。
○利用者やガイドはシェアサイクルの電動アシスト付き自転車を使用。シェアサイクルを利用したツアーであるため、利用者が途中で疲れた場合や突然の雨の場合、付近のサイクルポートに自転車を返却、途中離脱OKという点が特徴。
○常時開催しているのは、午前中に東京スカイツリーや浅草寺を含む東京の東エリアへ向かうツアーと、午後に皇居を中心に下町からウォーターフロントエリアを巡るツアーの2つ。各所要時間は3時間、約15km。後者のツアーは皇居周辺がコースだが、日比谷公園は含まれていない。
サイクリングホリデー東京の様子(上)・コース(下)出典:「サイクリングホリデー東京」HP
(1) 皇居と一帯の緑を保全し、公園の歴史的価値は次世代に継承
(2) 周辺のまちづくりと連携し、ポテンシャルを活かした新たな魅力を創出
Ⅳ. 日比谷公園の将来像
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■日比谷公園の唯一無二のポテンシャルを活かす
〇皇居を中心として、水面や草地、樹林など豊かな生態系を形成。
〇S字形園路や地割など日本初の洋風公園としての設計思想を現在まで継承。
〇周辺の開発により日比谷の価値がさらに高まり、エリマネ組織も次々に誕生。
〇芝公園や北の丸公園等のほか、屋上緑化を含めてオープンスペースが増加、
都心の高層ビル群で、歩行者ネットワークと共に緑の回廊の形成が可能に。
≪今後も継承すべき3つの歴史性≫
※「歴史的な公園に係る計画調査報告書」(平成27年3月)より整理
I. わが国初の都市計画である東京市区改正設計に位置付けられ、東京市の中央公園として整備。
II. 新しい公園を目指して8年にわたる歳月を費やし設計され、設計思想である“洋風”が色濃く残っている。
III. 国家的な行事等に活用され、震災や戦災時に防災公園機能を発揮した、都心の大規模オープンスペースが継承されている。
(1) 皇居と一帯の緑を保全し、公園の歴史的価値は次世代
に継承
Ⅳ. 日比谷公園の将来像
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※「歴史的な公園に係る計画調査報告書」(平成27年3月)より整理
■保全すべき歴史的価値
主園路線形 (園路によって形づくられた地割)
第二花壇大噴水
小音楽堂
日比谷見附跡
心字池
旧日比谷公園事務所
ペリカン噴水
第一花壇
つつじ山
雲形池
鶴の噴水
「重要な景域」第一花壇の空間構成と景観
◎第一花壇中央の花壇 ( 花卉 )と周縁部の高木植栽により構成される空間構成を維持
◎第一花壇の景観を以下により保全
1 洋風の景観要素 ( 花壇、ペリ カ ン噴水、旧日比谷公園事務所 ) の保護・保全
2 周辺を遮蔽する高木植栽の保全
3 周辺に設ける建築物・施設を高木植栽越し に見せない
◎建物外観の保護・ 公会堂機能の継承
・ 音楽堂・図書館・イ ベント 会場 (・飲食提供 )機能の継承・尊重
小音楽堂と日比谷公会堂を結ぶビスタラインの保全
「重要な景域」心字池の空間構成と景観
◎心字池 ( 周辺植栽含む )、日比谷見附跡、園路と周縁部の高木植栽により構成される空間構成を維持
◎心字池の景観を、以下により保全1 和の景観要素 ( 心字池、日比谷見附跡 ) の保護・保全2 周辺を遮蔽する高木植 栽の保全3 周辺に設ける建築物・施設を高木植栽越しに見せない
「重要な景域」第二花壇の空間構成、景観、機能
◎大噴水・第二花壇・にれの木広場と 続く オープンスペース、日比谷公会堂、周縁部の高木植栽により 構成される空間構成を維持
◎第二花壇の景観を、以下により保全1 景観要素 ( オープンスペース、ビスタライン ) の保全2 周辺を遮蔽する高木植栽の保全3 周辺に設ける建築物・施設( 日比谷公会堂を除く )を高木植栽越しに見せない
「重要な景域」雲形池の空間構成と景観
◎雲形池 ( 周辺植栽含む )、つつじ山、周縁部の高木植栽により構成される空間構成を維持
◎雲形池の景観を、以下により保全1 和洋折衷の景観要素 ( 雲形池、鶴の噴水、つつじ山 ) の保護・保全
2 周辺を遮蔽する高木植栽の保全3 周辺に設ける建築物・施設を高木植栽越しに見せない
南西隅部付近の緑の厚みの継承
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(2) 周辺のまちづくりと連携し、ポテンシャルを活かした新たな魅力を創出
① 公園全体
誰もが使いやすく、憩うことのできる公園づくりを2020年東京大会に向けて公園全体で進めていく。
〇 バリアをなくし、歩きやすい園路、誰もが使いやすい広場に改修
〇 サインの多言語化、ICT技術の活用
〇 広域的なエリマネ組織との連携による賑わいの創出
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Ⅳ. 日比谷公園の将来像
Tokyo Parks Navi 開放的な芝生広場サインの多言語化
(2) 周辺のまちづくりと連携し、ポテンシャルを活かした新たな魅力を創出
② 3つのエリア各エリアで官民連携による新たな試みの検討を提案
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Ⅳ. 日比谷公園の将来像
a.日比谷公園大音楽堂・
かもめの広場周辺
b.草地広場周辺
c.第二花壇・大噴水・
日比谷公会堂周辺
ab
C
a.日比谷公園大音楽堂・かもめの広場周辺エリア 課題点
・大音楽堂は、10%強の園路勾配、車いす観客席が限定、トイレが不備などバリアフリー対応が不十分。
・大音楽堂は、屋外型のため、騒音に関する苦情が周辺官公庁やホテル等の施設からあり、平日のコンサートが開催できない。
・かめもの広場は、段差があり、喫煙目的の方の利用が特に目立つ。
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Ⅳ. 日比谷公園の将来像
〇 いつ、誰が訪れても、気軽にコンサート・イベント情報を入手でき、
音楽に触れる機会が提供されている公園
〇 開放的な芝生広場を中心に、障害がある方も気軽に参加できる
イベントが開催されている公園
【 将来像 】
b.草地広場周辺エリア 課題点
・子ども向け遊具、シニア世代の健康器具などが、バラバラに配置。
・テニスコートは、稼働率が高いが、一部の利用者層に限定。
・サービスセンターが狭く、授乳室や救護室等の快適性が低い。
・皇居のお濠と日比谷公園の景観的な連続性がなく、空間に広がりがない。
・皇居を訪れる外国人観光客や皇居ランナー等の相互利用が不足。
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Ⅳ. 日比谷公園の将来像
〇 健康意識の高い人やホテルに滞在する外国人など、首都東京での
暮らしを楽しむ、様々な世代や国の方が共に集い、憩う公園
〇 皇居のお濠までを望める開放的な芝生広場が広がる
〇 親子で遊べる空間や高機能な快適トイレを併設したサービスセンター
【 将来像 】
C. 第二花壇・大噴水・日比谷公会堂周辺エリア 課題点
・日比谷公会堂を中心としたヴィスタ(見通し)は、本公園の顔となる景観。
・第二花壇は、園路と芝生に高低差があり、普段は立入りを禁止。
・第二花壇、草地広場を中心に、年間200日以上、イベント利用され、広場周辺では、常に車両と来園者の動線が交錯。
・日比谷公会堂は、耐震強度不足のため、現在は閉館。
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Ⅳ. 日比谷公園の将来像
〇 日比谷公会堂を中心としたヴィスタが美しく映える開放的な広場。
〇 花や芝生を、障害のある方と共に同じ目線で楽しみ、憩うことができる。
〇 周辺のまちと連携し、新たな賑わい拠点として文化を発信する場。
【 将来像 】
日比谷公園エリマネ協議会(仮称)イメージ図
Ⅳ. 日比谷公園の将来像
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地元自治会
行 政東京都千代田区
周辺エリアマネジメント組織
公募による選定事業者
指定管理者
企 業駐車場事業者店舗事業者
ボランティア
日比谷公園内だけで完結するのではなく、周辺の施設や組織との連携を深め、回遊性の向上と東京セントラルパーク全体の魅力向上を図る組織としていくイメージ。
Ⅳ. 日比谷公園の将来像
■グランドデザイン実現に向けてのステップ
〇 公園内のバリアをなくす
・ 開放的な芝生広場、花壇
・ サインの多言語化
・ バリアフリー情報豊富なマップ
・ 視覚障害者対応の音声解説
・ 障害の有無に関らず楽しめる遊具
・ 安心して一人歩きできる園路
・ 心のバリアフリーに対する理解
2020東京大会まで 中長期ビジョン
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〇 主要施設の改修を中心として、3つのエリアの整備が完成
〇 周囲のまちづくりとも連携し、広域的な移動動線を確保
・自転車、歩行者ネットワーク
・皇居周辺の海外観光客や皇居ランナー等の相互利用
・新たな首都東京の賑わいと憩いの空間を創出