Title 直腸肛門奇形に合併した泌尿器疾患の検討 …泌尿紀要 37:1415-1419, 1991 1415 直腸肛門奇形に合併した泌尿器疾患の検討 京都府立医科大学泌尿器科学教室(主任:渡辺
都立大塚病院 泌器科 放射線治療後も 自分の前立腺 …...私のカルテ...
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放射線治療後も 「自分の前立腺は自分で管理する」 私のカルテを使ってみてください
• 放射線治療後は、PSA値を指標に再発兆候の有無を定期的にチェックしていくことになります。
• PSA値がわかれば「自分の前立腺は自分で管理する」ことが可能です。
• 引き続き、ご自分のPSA値をご自身で記録してみてください。
• 大塚病院では、患者さんご自身に東京都医療連携手帳を携帯していただき、「かかりつけ医」と「大塚病院」を行き来するかたちの地域医療連携を提案しています。
医療連携手帳
クリニック 専門医療施設
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目次 ページ
3 Q1 放射線治療後PSA値はどのような推移をしますか?
4 Q2 放射線治療後のPSA再発とは何ですか?
5 Q3 PSA倍加時間とは何ですか?
6 Q4 放射線治療後に追加できる治療は何ですか?
7-10 PSA値 記録シート
【診断】 生検日 年 月 日 生検時PSA値 ( ) ng/ml 生検本数 ( )本中 ( )本でがん陽性 悪性度 グリソンスコア ( + ) 臨床病期診断 cT ( ) N ( ) M ( ) 【放射線治療期間】 外照射 年 月 日 ~ 年 月 日 照射量 Gy (施行施設 ) 密封小線源永久挿入 年 月 日 線量 Gy (施行施設 )
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Q1 放射線治療後PSA値はどのような推移をしますか?
• 放射線治療後は、数か月間隔でPSAを測定し、再発の有無を確認していきます。
• 放射線治療を行うとPSA値は緩やかに低下します。ただし0にはなりません。内分泌(ホルモン)療法を併用していると、さらに0に近い値に近づきます。
• 定期的にPSAの推移を観察していくと、ある程度上下に変動します。ただしずっと低値を維持し続ける方と、そうではなく少しずつPSA値が上昇してくる方がいます。
• PSA値がある一定の基準値を超えてきた場合を「PSA再発」と言います。
• 密封小線源永久挿入療法では、1-2年後にPSAが一過性
に上昇する「PSAバウンス」という現象が知られていますので注意が必要です。
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Q2 放射線治療後のPSA再発とは何ですか?
• 放射線治療後、一度は低下したPSA値が再び上昇してくることがあります。PSA値がある一定の基準値を超えてきた場合を「PSA再発」と言います。ただし全摘手術後と放射線治療後では「PSA再発」の基準が異なります。
• 放射線治療後のPSA再発の基準として、一般的に通用されているものがいくつかありますが、いまだ確立された基準がないのが現状です。
• 実際には、「PSAが3回連続上昇した場合」、あるいは「PSAが最低値から2ng/ml以上増加した場合」といった基準が使用されています。
• 稀なケースを除いて、一般的に前立腺がんでは、局所再発やリンパ節・骨など他の臓器に転移再発してくる前に、PSAの上昇が先行します。
• ただし、血液データ上の再発である「PSA再発」から、レントゲン画像などで明らかに確認できるような「臨床的再発」に進むまでには、多くの場合、時間的余裕があるとされます。
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Q3 PSA倍加時間とは何ですか?
• PSA値の上昇の程度を示す指標として「PSA倍加時間」があります。
• 少なくとも数か月あいだを空けてPSAを測定し、2倍に増加するまでに要する時間を計算したものです。
• 一般的にPSA倍加時間が短い場合はがんの進行の勢いがあり、逆に遅い場合はがんの進行が緩やかと判断します。
• PSA倍加時間を、追加治療の必要性の目安にしたり、生命予後を予測する判断材料にする試みがなされています。ただし、現在のところ定まった基準ではありません。
• 放射線治療後の患者さんでは、前述の「PSA再発」をきたした場合、治療前のPSA値や生検での前立腺がんの悪性度(グリソンスコア)、さらに「PSA倍加時間」などを参考にして、追加の治療をどうするか相談することになります。
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Q4 放射線治療後に追加できる治療は何ですか?
• 放射線治療後の追加治療には、内分泌(ホルモン)療法があります。補助療法として確立された治療です。治療前のPSA値が高い、悪性度(グリソンスコア)が高いといったケースでは、始めから内分泌(ホルモン)療法を併用することもよく行われます。
• 内分泌(ホルモン)療法は、男性ホルモンの働きを抑えるようなお薬を使用します。
• ただし、どのタイミングで、どのくらいの期間治療を追加するべきであるという明確な判断基準はいまだ定まっておらず、病院や医師の方針によって差があるのが現状です。
• 実際には、治療前のPSA値や生検の結果、さらにPSA倍加時間や患者さんの状態などを参考にして、追加の治療をどうするか相談することになります。
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PSA値 記録シート
検査した年月日 PSA値 検査した医療機関
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備考、検査・治療記録、医師からのコメントなど
PSA値 記録シート
検査した年月日 PSA値 検査した医療機関
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備考、検査・治療記録、医師からのコメントなど
PSA値 記録シート
検査した年月日 PSA値 検査した医療機関
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備考、検査・治療記録、医師からのコメントなど
PSA値 記録シート
検査した年月日 PSA値 検査した医療機関
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備考、検査・治療記録、医師からのコメントなど