アジア通貨圏におけるOCA最適規模の測定 : G-PPP...

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Hitotsubashi University Repository Title �OCA� : G-PPPAuthor(s) �, Citation �, 124(6): 813-832 Issue Date 2000-12-01 Type Departmental Bulletin Paper Text Version publisher URL http://doi.org/10.15057/10448 Right

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Hitotsubashi University Repository

Titleアジア通貨圏におけるOCA最適規模の測定 : G-PPP理論を

用いた最適通貨圏の実証分析

Author(s) 川﨑, 健太郎

Citation 一橋論叢, 124(6): 813-832

Issue Date 2000-12-01

Type Departmental Bulletin Paper

Text Version publisher

URL http://doi.org/10.15057/10448

Right

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アジア通貨圏におけるOCA最適規模の測定*

     G・PPP.理論を用いた最適通貨圏の実証分析一

川崎健太郎

1 はじめに

 本稿の目的は,実質為替レートの共和分分析に基づいたGenera1ized Pur-

chasing-Power Parity理論(以下,G-PPP理論)を用いて,アジア通貨圏

の最適規模の測定を検証することにある.すなわち,アジア地域において通

貨圏が形成されたならぱ,「誰がメンバーか」を探ることである.

 Mmdel1(1961)で示された最適通貨圏(Optimum Currency Area)理

論については,これまで理論的範酵に基づくアプローチが主であったが,

1999年に通貨統合を果たしたヨーロッパ圏については,統合以前からBay・

oumi and Eichengreen(1993.1997)において積極的に実証研究がなされ

てきた、本稿では彼らの実証分析の弱点を補うため,EndersandHum

(1994)で示されたG-PPP理論を用いて最適通貨圏の検証をおこなう.

 一般に,購買力平価が成立するとされる長期についても,基軸通貨に対す

る自国通貨の実質為替レート,とりわけ対ドル実質為替レートは非定常な変

数であるケースが多い.これらの原因は,恒常的な影響を持つと考えられる

実質ショック(財の供給ショック)や,一時的影響しか持たないと考えられ

る名目ショック等(貨幣ショック,財の需要ショック)の連続的な発生に対

し,2国問でマクロ変数に非対称な影響が生じるケースが考慮される.この

ような実質為替レートの変動は,基軸通貨に対し名目的に通貨価値の固定を

行ういわゆるペッグ制を維持困難なものにする.

 今,基軸通貨を持つ国とは別に,経済構造が比較的同質で要素移動性の高

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(128)   一橋論叢 第124巻 第6号 平成12年(2000年)12月号

い2国が存在すると仮定する、経済構造の類似性等を考慮するならば,基軸

通貨に対しては共通トレンドが合まれていると考えられよう.この共通トレ

ンドが長期的に2国閲で安定的な関係を持つのであれば,これらの2国は為

替変動のデメリットを除去し安定的な経済活動を目的とした,いわゆる通貨

圏を形成することが可能であろう.具体的には両国国民通貨の価値比率を固

定した地域通貨システム,あるいは単一通貨の導入などである.すなわち基

軸通貨との実質為替レートに共通トレンドをもつような国々の組み合わせを

発見することにより,最適通貨圏を確定することができると考えられる.逆

に言えば,ある経済の集合体が最適通貨圏である為には,通貨圏各国間の実

質為替レートそれぞれが長期的に安定的な関係にあり,各国個別の金融政策

の自由度を失おうとも,各国通貨の固定的関係を以て,通貨圏が維持可能で

あることが重要である.G-PPP理論に基づくならば,このようなトレンド

を共有する国々の基軸通貨に対する実質為替レートを一つの線形結合で表す

ことができ,この線形結合は長期的に定常な均衡関係を持っているとされる.

すなわちG-PPP理論が示唆する実質為替レートの線形結合の定常性が発見

されることによって,この国々が固定的な地域為替制度を導入すること,つ

まり最適通貨圏であることを確認することができる。

 本稿は,アジア危機以降関心が高まうている,東アジア・ASEAN諸国を

中心とした“アジア通貨圏の形成”の可能性について,G-PPP理論を用い

て長期的に定常な線形結合をもつアジア諸国の最適な組み合わせを発見する

ことで,同地域における通貨圏の最適規模を確定する.実証研究では通貨価

値や通貨システムの安定性という観点から最適通貨圏を捉え,近年通貨危機

を経験した韓国,インドネシア,タイの他に,これらの経済的にも地理的に

も密接な関連を持つと考えられるシンガポールとマレーシア,そしてフィリ

ピンを加えてアジア通貨圏を想定することとした.各国データは,先進主要

国の為替変動のトレンドに変化が発生したと推測される1985年のプラザ合

意以降から近年のアジア通貨危機を合む1998年12月までの名目為替レート

と卸売物価指数の月次データを用いて,実質為替レートを算定している.検

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        アジア通貨圏におけるOCA最適規模の測定      (129)

証方法は,基軸通貨として考えられる米国ドル,ドイツマルク,日本円に対

して,韓国・シンガポーノレ’マレーシア.タイ.フィリピン’インドネシア

について2~6ヶ国の任意の組み合わせの線形結合について共和分検定を行

っている.さらにシとガポールドルを域内基軸通貨とした検証も行っている、

分析可能な組み合わせは想定した4つの基軸通貨合計で197通りとなった.

 分析の結果,アジアにおける最適通貨圏の可能性を示唆する組み合わせは,

共和分ベクトルの存在が認められた84組存在した.これらの組み合わせに

関し・線形結合の各変数それぞれの(1)係数の有意性,(2)定常性,(3)

外生性について補足的な検定を実施し,21組について複数通貨が長期均衡

関係に有意な影響を持っていることが認められた.また米国ドルぱかりでな

く,日本円やドイツマルクについても線形結合が長期的に安定な関係を持つ

ことが確認された.さらにシンガポールドルを中心通貨としたケースでも長

期均衡関係を保持していることが確認された.一方で,通貨圏の構成では工

業化が進んでいるシンガポーノレとマレーシアが複数のケースで長期的関係に

大きな影響を及ぽし・この2ヶ国が長期的に安定な関係の維持に中心的な役

割を持っている。反面,フィリピンとタイは先の2ヶ国とともに通貨圏を形

成するならぱ,長期均衡関係に影響を及ぽし得ないことが示された.これら

2国からショックが発生した場合には,シンガポーノレとマレーシァを中心と

した通貨圏の長期均衡に調整される可能性が低いことを意味している.

 本セクションに続く2節では,最適通貨圏についての実証分析をサーベイ

し・本稿との関連を述べる.3節では,G-PPP理論について考察し,G.PPP

が成立する経済モデルについて言及する、4節ではモデルに基づいて,共和

分分析を行う。続く5節では実証分析の結果を考察し,本分析における問題

点と今後の展開について述べ,本稿を結ぶ.

2最適通貨圏理論についての実証研究

 最適通貨圏についての議論はこれまで理論的範曙にのみ展開し,分析の対

象は特に為替レート制度にまつわる政策運営に焦点が当てられてきた.従っ

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(130)   一橋論叢 第124巻 第6号 平成12年(2000年)12月号

て,実証分析への応用がほとんどなされてこなかった経緯があるが・近年で

は客観的にこうした通貨圏の最適規模の測定,すなわち「誰がメンバーか」

が検証されるようになりている.

 Bayoumi and Eichengreen(1993)では,各国について総需要・総供給

シヨックの発生の産出及び価格への影響のバターンをVARモデルを用いて

分析している1〕.彼らは,通貨圏を形成する各国経済に生じるショック,と

りわけ技術進歩等の産出量に恒久的な影響を与えると考えられる供給ショッ

クについて,そのシヨックの影響が各国で非対称的である場合に,為替によ

る調整メカニズム失った通貨圏はシヨックあ調整が困難であることに着目し

ている、彼らは各国産出量に生じたショックを供給ショックと需要ショック

ヘ分解し,シヨックの相関を計算している、さらに米国各州を独立した経済

の集合体として捉えてシヨックの相関を計算し,最適通貨圏としてのEU経

済圏が米国と比較しても不適切なものではないこ・とを示している一Bay・

oumi and Eichengreen(1997)ではOCAの形成が為替レートを安定化す

る力を持っているかどうかに関して,EUの最適通貨圏を測定している。彼

らの分析は特に,各国の産出バターンの対称性,貿易リンケージ・統一通貨

導入による便益の大きさに焦点を当ており,21先進工業国データによる名

目為替レートの変動要因を推定して,為替レート方程式を算定している・得

られた為替レート方程式を用いて,ヨーロッパ連合各国それぞれの産出バタ

ーンとホスト国(ドイツ)との産出パターンとの相違をOCA指数と呼ばれ

る指数で算出し,そのスコアを1987.1991.1995年の3時点でプロットし,

収束度合いを比較している.彼らのOCA指数は,産出のバターンがホスト

国と対称的であればあるほど数値が低くなり,変動パターンが非対称的であ

るほど数値が高くなる.結果はEU諸国は3つのグループに分解され・通貨

圏参加に適当な国と不適当な国とが如実に分離する結果が得られている2).

 VARモデルを用いた研究やOCA指数を用いた研究は,産出の変動バタ

ーンに着目し,本稿が用いるG-PPP理論によるアプローチと共通している一

前者は時系列分析によるユー口圏各国の産出水準の長期的性質を解明し・後

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        アジァ通貨圏におけるOCA最適規模の測定      (131)

者は各国別にOCA形成の客観的指標を導入し,参加国構成の適正を計測し

た点は大きな貢献であると考えられる.一方でこれらの研究にはいくつかの

問題点が残されている.前者では,彼らが注目した供給ショックの対称性は,

最適通貨圏の基準としては十分条件にすぎず,非対称性の有無の発見が必ず

しも通貨圏への参加を直接的に妨げる要因ではないことがあげられる、なぜ

ならショックが非対称的であっても通貨圏内で財政移転等の政策によって解

決可能であるからである.また後者では,様々な指標を導入することにより

客観的な参加基準の作成に成功している反面,実証分析で注目した為替レー

トの各国閲の安定性については,為替レートの時系列的性向の存在,すなわ

ち短期変動やその後のmean reVerSion等を無視せざるを得ないのである.

 しかしながら,本稿で用いるG-PPP理論によるアプローチではこれらの

問題点を解決することが可能である.例えば,実質為替レートを各国経済フ

ァンダメンタルズと経済政策両方に依拠した変数(名目為替レート・物価指

数)の実現値として考えるならば,長期における実質為替レートの線形結合

関係は,経済の自立的な調整メカニズムと非対称ショックヘの政策調整が機

能した後の長期均衡関係を示唆しているといえよう.さらにG.PPPアプロ

ーチは共和分分析を用いて検証するため,為替レートの短期変動によるアド

ホックな結論を導くことを回避することができる.従ってG-PPP理論を用

いたアプローチは,実質為替レート間の長期均衡関係を用いて,適切に最適

通貨圏規模を計ることが可能であると考えられる.以下では,理論モデルを

用いてG-PPP理論の概要を説明するとともに,G-PPPで示される複数の2

国問実質為替レートの線形結合がどのように最適通貨圏の最適規模を確定で

きるのかを示す.

3G-PPP理論と通貨圏モデル

 (ユ)G-PPP理論と通貨圏の定義

 一般に購買力平価の検定については,1973年以降のフロート制移行を境

にその成立を示すことが非常に困難であることが知られている.これは産出

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(132)   一橋論叢 第124巻 第6号 平成12年(2000年)12月号

に一時的影響しか持たない名目ショックの頻発や,長期的影響を及ぼす実質

シ冒ツクの発生が主な理由として考えられている.経済のグローバライゼー

シ冒ンが進展する中で,例え長期であっても特定の2国問の財価格変化率に

のみ為替レート変化率が依存すると考えることは極めて困難であろう.なぜ

なら多国問にわたる生産活動によって白国物価水準は大きな影響を受けてお

り,純粋な貿易財価格についてでさえ単純な2国問物価比率にのみ依存する

とは考えにくい、こうした観,点に基づき,G-PPP理論では,理論的に購買

力平価説が成立していると一定とされる2国間実質為替レートについて,当

該経済とその周辺の諸国の生産・経済活動の相関から・各国実質為替レート

は共通トレンドを合んで長期的に一定の均衡関係を持つと考える.すなわち

2国間で実質為替レートが非定常な変数として観測されたとしても・当該経

済と実質為替変動を共有する経済圏について,各国間実質為替レートの線形

結合が長期的な均衡を持つことにより,購買力平価説が成立していると解釈

するのである.

 G・PPP理論が示唆する,当該経済と実質為替変動を共有する経済圏を考

慮する際には,Mmdellによって提示された最適通貨圏理論を視野に入れ

ることが肝要である.Mundel1は最適通貨圏の基準にろいて要素移動性を

あげており,要素移動性が高い複数の国々では実質為替レート変動の共有が

十分あると考えられる.

 例えば,自国と経済構造が比較的同質で,自国と周辺国との間で要素移動

性が高いとする.その場合各国問の産出水準には高い相関があると考えられ

る.自国の経済ショックの発生,とりわけ長期に影響を及ぼすと考えられる

供給ショックの発生は,この域内に於いては周辺国の産出に自国と対称的な

影響がもたらされると考えられる.同質的な経済構造を有した自国と周辺国

の非定常な対基軸通貨実質為替レートそれぞれは,産出に対するショックに

ついて対称的な影響を持っていることから,共通の確率トレンドが合まれて

いること考えられる.基軸通貨と自国通貨との2国間レートでは長期的に定

常な時系列的関係を見いだすことができなくとも,この経済圏各国の実質為

8!8

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        アジア通貨圏におけるOCA最適規模の測定      (133)

背レートに含まれる定常なトレンドの存在が,域内通貨間に一定の関係をも

たらすことになる.この長期的関係に着目することで,各国問の為替レート

に固定相場を導入したり・共通通貨を導入するなど通貨圏を形成することが

できる。すなわち・これらのトレンドを共有する自国と周辺国を合わせ,G.

PPPが成立しているとき,当該経済と実質為替変動を共有する経済圏は最

適通貨圏を示すと解釈することができる.

 (2)理論モデル

 G-PPP理論はEnders and Hum(1994)のなかで示されたものであり,

本稿で用いる理論モデルも彼らのモデルを用いる.

 自国(第1国)の周辺には地理的にも比較的近隣に位置する㎜一1個の国

が存在し,通貨圏を形成することが期待されるこれら刎個の国からなる経

済圏を想定する.この経済圏の各国は貿易取引や資本移動の面で大きな影響

力をもつこの域外の基軸通貨に対し為替レートを固定しており,各国は基軸

通貨を持つ国の金融政策に影響され域内外で単一の金利が存在していると仮

定する・市場は完全であり・経済圏内の各国総需要は,基軸通貨を持つ国の

所得プロセス,基軸通貨国との交易,金融資産に依存しており,次のような

所得・実質為替レート及び実質金利の関数として示すことができるとする.

         閉十1     閉十1      ザ碧似十記三看、、肌rψH・…・伽・1 (・・1)

 ここで,物は各国の総需要の対数値,弓,はゴ国とそれとは異なる第ゴ番目

に選択される国とのプ国通貨建て実質為替レートの対数値を示す.θは{国

のプ国からの輸入性向・ηは2国問の財について需要の価格弾力性,τは金

利の資産効果をしめすパラメーターである、実質為替レートを示すベクトル

7の各要索が非定常であることが仮定されている.

 一般的に実質為替レートは購買力平価が成立している場合には一定の値と

なり,変化率はゼロとなる.しかし2国間産出に非対称的な実質シヨックが

生じれぱ実質為替レートは変動し,その発生が確率過程に従うのであれば実

                                819

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(134)  一橋論叢 第124巻 第6号 平成12年(2000年)12月号

質為替レートは非定常な変数となる.今,基軸通貨を持つ国とこの経済圏で

非対称な実質シヨックが発生しており,基軸通貨に対する第{国の2国問実

質為替レートが変動したとする.第{国に生じる実質ショックは生産プロセ

ス等,経済構造で密接な関係を持つ国々にも波及しており,このショックは

経済圏各国の基軸通貨に対する実質為替レートそれぞれの変動に共有されて

いる.従ってこの共有は次のように示すことができる.

          η。一b、、η罰十ら、、巧、十…十δ、ハ、十ε‘   (3・2)

 ここで,6は実質為替レート変動の共有ウェイト,ε、はホワイトノイズで

ある.このシヨツクに対する実質レートの変動は・共有のトレンドとして常

に一定の関係を持つと考えられることから,(3.2)式を次のように書き換え

ることができる.

         β12~十β肥~十β1”4+… 十β1”。==O

               βR止一0      (3・2’)

 (3.2’)式において行列1~(㎜×1)の各要素は,2国問実質為替レートで非

定常な変数であるが,ベクトルβの各要素の線形結合により共和分されて

おり,その非定常性も長期的には一定な関係で結ばれている・実質為替レー

トは基軸通貨建てで表示され3),(3.1)式第2項に現出する㎜種類の実質為

替レートを要素に持つ行列1~(例×1)として定義する.さらに,(3-1)式第

1項及び第3項を移項し,γを各国の総需要〃、、を要素に持つ(㎜十1)X1の

行列と定義してやれば,(3.1)式はRとγを用いて書き表すことができる・

               R、=μ      (3・3)

 ここで,行列λは各パラメータθ,η,τに依存した伽×(閉十1)のマトリク

スである.

 Stock and Watson(1988)で示されるモデル4)に従えば,共和分関係を

持つ非定常な変数R、を合む(3.1)式を,刎十I個の共通トレンドを各要素’

に含む式に変換することができる.具体的には,

                X=δφ、     (3・4)

  となる.ここでδは(刎十1×閉十1)のマトリクスで各要素は非定常であ

820

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        アジア通貨圏におけるOCA最適規模の測定      (135)

る.φは非定常な確率トレンドφ、、を要索に持つ〃十1のベクトルである.

(3・3)式に代入することにより・実質為替レートは次のように定義される.

              凪=λδφ’      (3.5)

 (3・5)式より・所得プロセスの共通トレンドを実質為替レートに現出させ

ることができる.

 (3) 理論モデルと実証アプローチの整合性について

 理論モデルでは・最適通貨圏を示す実質為替レート問の長期関係の有無は

単に実質的な産出プロセスだけに依存していると仮定されている.一方で,

実証分析で用いる名目為替レート,物価指数は各国金融当局の政策変数であ

り,当局の政策コントロールによって実現した値である可能性が高い.とり

わけ名目為替レートについては・アジア通貨危機以前のASEAN地域が米

国ドノレに多くの国がベッグしていた為に,経済構造の同質性や要素移動性の

程度に関わらず・各国政策当局の政策実施によって現申した政策についての

トレンドが合まれる可能性がある、さらにそのトレンドは近隣の政策当局同

士の政策協調によってもたらされたのかもしれない.しかしながら,政策当

局が長期問にわたり,名目為替レート・物価指数2変数のいずれも完全にコ

ントロールすることは不可能であると考えられる.これらの変数は政策コン

トロールだけで実現したものではなく,モデルで示唆された経済構造の類似

性や要素移動性などの実質面が考慮されるべきである.したがつて名目為替

レートを用いるのではなく,物価でデフレートした実質為替レートを用いる

ことにより,実証研究によって示される最適通貨圏は政策協調でのみ達成さ

れた経済圏を示唆しているとは考えにくい.

 一方・最適通貨圏の形成基準という観点から,政策協調の有無及びその実

現可能性は非常に重要な基準である・なぜならば地域内での固定的な為替制

度,あるいは単一通貨を導入した経済圏は,域内でのシヨツクの調整メカニ

ズムとしての為替レート調整を失っており,これらの調整は各国の物価の高

い伸縮性や,当局による柔軟な財政出動等で吸収されなけれぱならない.こ

                                821

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(136)   一橋論叢 第124巻 第6号 平成12年(2000年)12月号

れらの調整メカニズムは為替レートのように急速に調整されるものではない

ため,シヨツクが十分に吸収されるためには,ショック発生以前から域内各

国が一致した経済政策を実施する必要がある5)。

 実証結果で得られる長期均衡関係の発見は,長期的なトレンド共有の原因

が経済構造等の実質面に依存するものなのか,政策協調等の政策面によるも

のなのか,あるいはそれぞれにどの程度の割合で依存しているのかを同定す

ることは不可能である.しかしながら実質面・政策面の両面に依拠して実現

された可能性は極めて高く,実質為替レート問の長期安定性の有無を検証す

ることは,最適通貨圏の最適規模の検証に十分なインプリケーションを与え

ることができる,と私は考える.

        4共和分分析によるG-PPP理論の検証

 (1) データ

 サンプル期間は,先進主要国の為替トレンドに変化が発生したと推測され

る1985年9月のプラザ合意以降から近年のアジァ通貨危機を合む1998年

12月までとし,その期間の名目為替レートと卸売物価指数の月次データを

用いて実質為替レートを算定している.データは韓国・シンガポール・マレ

ーシア・タイ・フィリピン・インドネシアのアジア各国データおよび米国,

ドイツ,目本のそれぞれについてIMF,〃θ閉α工{oπαlF伽α刑c{olS伽{8此∫

(CD-ROM)から得ている6).

(2)検証方法

韓国,シンガポール,マレーシア,インドネシア,タイ,フィリピンの6

ケ国のうち主要3通貨それぞれを中心とした通貨圏を形成しうるかを検定す

る.主要3通貨それぞれに対して,6ヶ国の中から2~6ヶ国規模の通貨圏

の組み合わせを作りだし,それぞれ規模の異なる組み合わせにつき主要3通

貨建てで表示した実質為替レートを用いて最適通貨圏の規模を検証する.尚,

主要3通貨の他にシンガポーノレドル建てでも検証を行っている.これは域内

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アジア通貨圏におけるOCA最適規模の測定 (137)

で単一の通貨制度が導入された場合を想定し,域内通貨だけでの安定性を確

かめるものである.

 G-PPPを示す線形結合の各変数は非定常であることが仮定されているた

め,主要通貨との実質為替レートが定常であることを棄却できない通貨につ

いては共和分分析から除外すべきである.しかしながら,ADFテスト,

KPSSテストの2種類の単位根検定の結果からは各国の実質為替レートが各

基軸通貨に対して非定常である可能性が否定できなかった.したがって,分

析を行った組み合わせは主要3通貨それぞれについて57通り,シンガポー

ルドルについて26通りの合計197通りである.

 実証分析では(3.2’)式の長期均衡関係を保持しているかどうかをJohan-

sen and Juselius(1990)のいわゆるJohansen検定を用いて検証をおこな

っている.

 検定では,エラーコレクションモデノレ,

           T       ■凪=Ση〃~H+∬RH+ε‘, ∬=αβ    (4,1)           F1

について,非定常な瓦の共和分ベクトルを含む行列∬との横が定常かどう

かが問題となる.197通りの組み合わせそれぞれについて検定を行った.Jo-

hansen検定の結果はTable1に示してある7).

 ランクテストで共和分関係を持つことが示されたケースについては補足的

な検定を行っている.ここでは(1)長期均衡関係からの除外1各系列の係

数βリ=0を検定,(2)定常性の検定;各系列が,独立かつ定常であるかどう

かβ、巧=Oを検定,(3)弱い外生性の検定;共和分関係を持つが,長期水準

に影響を持たない外生変数であるかについてα,ゴ=Oを検定,についてそれ

ぞれLRテストにより行っている.補足検定の結果はTable2に示されてい

る.

(3)検証結果

Johansen検定で共和分関係が確認されたのは,米国ドルを基軸通貨とし

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(138)   一橋論叢 第124巻 第6号 平成12年(2000年)12月号

た場合は23ケース,ドイツマルクでは30ケース,日本円では21ケース,

シンガポールドルでは1Oケースであった.これら84ケースについての補足

検定の結果,3種類すべての補足検定に有意性が確認された国(通貨)を含

んだのは47ケースであった.但し最適通貨圏の観点から,線形結合の係数

の有意性が複数国で満たされるケースに注目すべきである.補足検定をクリ

アした47ケースで有意性を示す国が2国以上含まれたのは21ケースであっ

た.

 構成別では,韓国は合計47ケースのうち6ケースで線形結合の係数の有

意性が確認された.同様に,シンガポールは15ケース(15/47)であり,そ

のうち7ケースは複数の国とともに有意な結果を合むものであった.イント#

ネシアが25ケース(25/54)でうち11ケース,マレーシアが15ケース

(15/59)でうち14ケース,フィリピンが9ケース(9/47)でうち8ケース,

タイが13ケース(13/61)でうち1Oケースであった.

 分析の結果,最適通貨圏を示唆する長期均衡は米国ドルだけに依存してい

るのではなく,円やドイツマルク,シンガポールドルに関しても長期的に安一

定な線形結合が存在することが確認された.但し,韓国については日本円を

中心としたケースで有意となる傾向がある.さらに,各基軸通貨に関する組

み合わせについては,共通項がいくつも発見されている、例えぱ,インドネ

シア十マレーシアの組み合わせが7ケースあり,うち3ケースはシンガポー

ルドルを中心としたケースで発見されている.さらにシンガポール十マレー

シアの組み合わせが2ケースで認められており,シンガポール十インドネシ

アは3ケース,さらにシンガポール十インドネシア十マレーシアの3ヶ国の

組み合わせが2ケースあった.これら3ヶ国は線形結合関係に大きな影響力

を持うており,潜在的なアジァ通貨圏のコア国と考えられる.その他の共通

項としては,インドネシァ十フィリピンが4ケース,インドネシア十タイが

2ケース,これら3ヶ国の組み合わせは2ケース確認された.

 これらの共通項同士の関係を考察してみると,シンガポールとマレーシア

といった国々を中心として通貨圏を形成する場合には,フィリピンやタイと

824

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        アジァ通貨圏におけるOCA最適規模の測定      (139)

いった国々のいずれかが線形結合から除外される傾向が散見される、フィリ

ピンとタイのいずれか一国が通貨圏にとどまることは可能ではあるものの,

両国が同時に通貨圏へ参加する場合には長期関係への収束プロセスに影響し

得ないケースが多い。このことは,仮に両国が通貨圏に参加したときに,こ

の2ヶ国を発端とする経済ショックの発生は,長期関係の収束プロセスによ

って調整されないことを意味している.すなわち通貨圏で非対称的な影響が

生じるぱかりでなく,線形結合の長期関係への収束は実現しないことが示唆

される.一方,インドネシアは2つのグループいずれでも安定的な線形結合

を持ちうることから,インドネシァを境としてシンガポール十マレーシアを

中心とした組み合わせと・フィリピン十タイを中心とした組み合わせに二分

されることが明らかとなった.これは工業化が進展したシンガポールマレー

シアと,これらに後れをとっているものと恩われるフィリビンとタイとでは,

異なる長期均衡関係を持っていることが考えられる.インドネシアはその中

問,または過渡期にあると考えられる.このような構図は,ユー口圏におけ

るコア国と周辺国の議論に酷似している.

5結論

 本稿はEnders and Hum(1994)で示されたG-PPP理論を用いることで,

アジア・ASEAN各国の様々な組み合わせについて最適通貨圏であるかを実

証的に検証した.実証分析ではG-PPP理論が示唆する各国実質為替レート

の線形結合が長期的に安定であるかどうかを共和分検定を用いて検証し,さ

らに補足的な検定を行うことでアジア通貨圏について最適規模を測定した.

 1985年9月から1998年12月までについて行われた実証結果からは,中

心となる通貨の種類を問わず,ASEAN各国で長期的に安定な線形結合を発

見することができた.長年この地域がドルペッグ制を採用してきたにもかか

わらず・ドイツマルクや日本円についても長期的に安定な線形結合を発見す

ることができた.これは同地域の貿易相手国が多様化していることが主に起

因していると思われる.これまで名目的に為替レートをドルだけにペッグさ

825

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(140)  一橋論叢 第124巻 第6号 平成12年(2000年)12月号

せ為替安定化を図ってきたが,ドルペッグ制に代る通貨圏の形成や固定的な

為替レート制度を導入によって,域内為替レートの安定化が可能であること

が示された.

 韓国は他のアジア5ヶ国との通貨圏の形成に際し,共和分関係はあっても

長期均衡関係への収束プロセスに大きな影響カを保持し得ないケースが多い

ことが明ふとなった.一方で,他の5ヶ国についてはシンガポーノレとマレー

1シアが中心となる組み合わせと,フィリピンとタイを中心とした組み合わせ

に2分され,それぞれは異なる長期均衡関係を持っている.インドネシアは

どちらのグループでも有意な長期均衡関係を発見することができた.これら

の結果から,ASEAN地域が部分的に一ユー口圏のような単一通貨を導入した

り,域内で固定的な為替レートシステムを導入することは十分に可能であろ

う.しかしながら,分析で取り上げたこの地域の全ての国が同時に通貨圏を

形成することは現時点では不可能であることが示されている.

 本稿で用いたG-PPP理論によるアプローチでは,線形結合の安定性が確

認されたならば,いずれのケースでも最適通貨圏が示唆されるものの・実証

研究で発見されたような異なる長期均衡閤係を持つグループのいずれが,

“より最適”な通貨圏であるのかを判断することはできない.それはG-PPP

アプローチを用いることの限界であるとともに,現時点ではアジア・

ASEAN諸国のいずれの当局もアジア通貨圏の形成や参加を表明していない

為,どのグループをどの均衡に関して評価すればよいのか,判断することが

できないことが問題点であろう.

 今後,同地域を中心とした地域為替制度の議論がさらに活発となり・通貨

圏の形成がより現実的となったとき,実証研究で確認された異なる長期均衡

がいずれのグループの均衡へと収束していくのか,あるいは新しい均衡を得

られるようになるのかを検証してゆくことが,G・PPP理論を用いたアプロ

ーチの今後の課題であるといえよう.

・本稿の執筆に際して・一橋大学商学部小川英治先生・商学研究苧(当時)熊本

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アジア通貨圏におけるOCA最適規模の測定 (141)

方雄氏より有益なコメントをいただいた.特に実証研究の技術的間題については

関西学院大学経済学部平1⊥腱二郎先生にご指導いただいたことに深く感謝する.

1) ここでは,Blanchard and QuahのDecompositionを用いて,総需要・総

供給ショックに対する各国の産出と価格データのImpulse responseを観察して

いる.

2)3つのグループは,OCA形成に最も適したグループ(指数の値は小さい),

収束途上にあるグループ,ほとんど収束しないグループ(値は大きい)に分けら

れた.OCA指数を1987年と1995年とで比較した結果,オーストリァ,ベルギ

ー,オランダ,アイルランド,スイスがドイッの産出パターンと対称な動きを見

せている.一方で,スウェーデン,イタリア,ギリシァ,ポルトガル,スペイン

はこの各時点問で収束していない.分析手法については,名目為替レートのボラ

ティリティが非常に高い場合には不適切であることが彼ら自身によって指摘され

ている.

3) 為替レートは対数で示されているので,通貨価値の表示は巧,=一~として簡

単にコンバートできる.

4)Stock and Watoson(1988)では,共和分関係を持つX’を用いて,X三刀X。

で示される行列xが共通トレンドを育んでいるかどうかの検定法を提示してい

る.

5) ショックの発生に関する各国対応の協調性に加え,平素より労働市場や物価

の伸縮性を高めるような地域全体の政策スタンスも重要である.

6)名目為替レートは各国通貨のドル建て価格で,マレーシア,タイがオフィシ

ャルレート,その他はマーケットレート,いずれも月末値を用いている.物価水

準については1995年基準で,マレーシアが消費者物価指数である以外はすべて

卸売物価指数を用いている.

7)各VARモデルのラグ期数尾の決定はAlCに基づいて決定している.

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827

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2000~P 9 ~l I R ~~~,==5~:

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828

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12月号(2000年)平成12年第6号124巻橋論叢(146)

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