腹膜透析(PD)のしくみ...
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腹膜透析(PD)のしくみ
お腹の中に透析液を出し入れすることで体の余分な水分や老廃物を取り除きます。
お腹の中に透析液を一定期間入れておくと、腹膜を介して血液中の余分な水分や老廃物が透析液側に移動します。その老廃物や水分を含んだ透析液を体の外に出すことで血液を
きれいにします。
治療の特徴
� 通院は月1~2回程度です。
� 治療は自分で行えます。
� 個人差はありますが、透析導入後もオシッコがでます。
� 毎日緩やかに透析を行う、体に優しい治療です。
� PDを始める前に、カテーテルと呼ばれるチューブを
お腹に埋め込む手術をします。
腹膜透析(PD)のしくみ
お腹の中に透析液を出し入れすることで体の余分な水分や老廃物を取り除きます。
お腹の中に透析液を一定期間入れておくと、腹膜を介して血液中の余分な水分や老廃物が透析液側に移動します。その老廃物や水分を含んだ透析液を体の外に出すことで血液を
きれいにします。
治療の特徴
� 通院は月1~2回程度です。
� 治療は自分で行えます。
� 個人差はありますが、透析導入後もオシッコがでます。
� 毎日緩やかに透析を行う、体に優しい治療です。
� PDを始める前に、カテーテルと呼ばれるチューブを
お腹に埋め込む手術をします。
腹膜透析(PD)を始めたら、どんな生活になるのでしょう?
腹膜透析(PD)は残っている腎臓の働きを保つ体に優しい治療
腎不全となり、腎臓のはたらきが10%以下に低下しても、腎臓は老廃物や水分の調整、ホルモンの働きなど、
体を維持するための大切な働きを少しでも継続して保っています。この大切な腎臓の働きが保たれていることは、治療を行うに当たって大きな利点があると考えられています。腹膜透析(PD)では、この残っている腎臓の機能を保護する作用が血液透析(HD)に比較して高いと考えられています。残っている腎臓の働きを大切にし、毎日連続的に緩やかな透析を行える腹膜透析(PD)は身体に優しい透析であるとも言えます。
これまでは、透析導入前の保存期の患者さんが、透析が必要となった場合、腹膜透析(PD)か血液透析(HD)のどちらかを選択する、というのが一般的でしたが、2009年の腹膜透析(PD)の導入基準では、残っている腎臓の働きの保護の効果をいかすため、腹膜透析(PD)から透析の導入を行う腹膜透析(PD)ファーストという考え方がとりあげられています。
※残存腎機能→残っている腎臓の働き