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鳥取大学工学部 機械工学科 知能情報工学科 電気電子工学科 物質工学科 生物応用工学科 土木工学科 社会開発システム工学科 応用数理工学科 夢を見る技術者・研究者に

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  • 鳥取大学工学部

    機械工学科

    知能情報工学科

    電気電子工学科

    物質工学科

    生物応用工学科

    土木工学科

    社会開発システム工学科

    応用数理工学科

    夢を見る技術者・研究者に

  • 2

    人間性ゆたかな教養を、テクノロジーに生かすために重視する「4つのC』

     鳥取大学工学部には8つの学科があり、ハードとソフトの広い分野をカバーしていま

    す。ハードは“物”として実在する機械や電気・電子製品、化学物質、土木・建築物など

    で、ソフトはそれらを効率的に運用する技術といえます。ハードとソフトが両輪となってう

    まく機能することで、工業製品や社会のシステムが正常に、しかも効率良く働きます。工

    学が私達の社会を支え、発展させているといえます。

     工学部・工学研究科では、学部4年間で一般教養と各専門分野の基礎知識をしっか

    り習得し、大学院では研究をベースにした高度な専門教育を受けます。これらは“きめ細

    かい少人数教育”で行われ、国立大学ならではの特長といえます。

     ハード、ソフトいずれの分野に入学しても、重要なのは自分で考えて現象の本質を見

    抜き、新しい問題を解決して行く力を身につけることです。この力は、講義室の授業だけ

    ではなかなか身につかないもので、学部4年次の卒業研究や大学院での研究が、この

    ためにあります。専門分野の知識をしっかり習得し、ものごとの本質を見抜く力を身につ

    ければ、社会・企業で立派な技術者や研究者として必ず活躍できます。これまで14,000

    名の先輩たちが、それを実証してきました。

     ぜひ、鳥取大学工学部で皆さんの“将来の夢”を実現して下さい。

    田 中 久 隆 H i s a t a k a Ta n a k a

    1953年、鳥取市生まれ。工学博士。鳥取大学工学部生産機械工学科卒業。民間企業を経て81年、鳥取大学大学院工学研究科修士課程を修了。同工学部助手、助教授を経て2000年、教授に。専門は切削や研削などの機械加工学で、曲面加工の高精度化や加工中の振動抑制、5軸制御加工など金型の精密加工に関するテーマが主。「なぜ、こうなるのか?」、「それは物理的に何を意味しているのか?」を常に問いながら、学生のフレッシュなアイデアを尊重して研究を進めている。

    工学部長

    学部長からのメッセージ

    よくわかる工学教育を行っています。

    役立つ研究で社会に貢献します。

    学ぶのは技術だけでなく,人間性ゆたかな教養をテクノロジーに生かすことを目標としています。

    未来の工学、わかる工学、役立つ工学!

    工学で未来を切り拓きます。

  • 3

    工学部は8学科体制をとり、機械や構造物などの「ものづくり」をはじめ情報通信、ナノテク、基礎素材、バイオから環境・エネルギーまで幅広い領域をカバーして教育・研究を進めています。これらの専門的な基礎知識を学び、社会貢献につながる未来の新しい技術開発を担う人材を養成しています。

    ものづくり教育や卒業研究で「知と実践の融合」を

    学生の志向や特性にかなった履修指導を実施し、専門教育・研究へ。

     工学は、さまざまな知識を論理的に組み合わせ、

    最終的に「もの」として完成させます。実体のある物

    理的、化学的な「もの」もあれば、ソフトウェアのよう

    に形のない「もの」もあります。授業でたくさんの工

    学的知識を学びますが、それらがどのように結びつ

    き、どのように機能しているのか、実験や実習、もの

    づくり実践プロジェクト、そして卒業研究などで体験

    的に学びます。これが鳥取大学の教育研究の理念

    「知と実践の融合」です。工学部では、質の高い教育

    の提供を目指しており、3学科が日本技術者教育認

    定機構(JABEE:Japan Accreditation Board

    for Engineering Education)の認定を取得して

    います。

     クラス担任制、チューター教員制などを採用し、

    少人数クラスで学生の志向や特性にかなった履修

    指導をきめ細かく実施しています。カリキュラムは1

    年次から専門科目を選ぶことができ、いよいよ研究

    テーマが決まると、いずれの分野でも日進月歩で展

    開している実際的な応用技術に挑戦することがで

    きます。とくに最先端のテーマについて研究遂行で

    きる環境は、基礎学習を経たあとの4年次、大学院

    に充実。教員スタッフのバックアップのもと、充実し

    た各種研究設備や学内外のネットワークがフルに生

    かせる体制を整えています。

    ■学部の特色 ■学部の魅力

    ~工学部が求める人物像~

     8学科で構成する工学部は、好奇心旺盛で、とくに数学、物理、化学など理系の科目に関心をもっている人に幅広いチャレンジの舞台を備えています。好きな科目を次のステップへと発展させ、ものごとに熱中したり、集中して探究に励む姿勢を重視しています。そして将来的には倫理観をもち、地域のことや国際社会・文化に配慮した視野で専門知識を生かしていける人材に成長していただきたいと考えています。学友とともに学び合うなかで、さまざまな問題を語り合い、その解決に向けた技術・能力を各学科で修得してください。

    高い就職決定率!

    スーパーティーチャー

    応用数理工学科

    社会開発システム工学科

    土木工学科

    生物応用工学科

    物質工学科

    電気電子工学科

    知能情報工学科

    機械工学科

    学部長からのメッセージ

    アドミッションポリシー

    学部の特色

    学部の魅力

    就職率/進路状況/就職状況

    主な就職先

    藤村薫教授

    山田茂教授

    機械工学科

    知能情報工学科

    電気電子工学科

    物質工学科

    生物応用工学科

    土木工学科

    社会開発システム工学科

    応用数理工学科

    各学科の専門科目一覧

    大学院工学研究科

    附属施設

    国際交流

    入試に関するデータ

    アクセスマップ

    2

    3

    3

    3

    4

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    裏表紙

    鳥取大学工学部

  • サービス業 3.3%

    教育・学習支援業 5.0%

    学術研究、専門・技術サービス業6.6%

    情報通信業10.5%

    公務員14.9%

    建設業16.6%

    製造業33.7%

    運輸業・郵便業 2.3%

    公務員 4.0%

    建設業 5.1%

    学術研究、専門・技術サービス業8.0%

    情報通信業14.2%

    製造業59.7%

    就職94.1%

    進学2.2%

    【その他の業種】電気・ガス・熱供給・水道業卸売業・小売業教育、学習支援業サービス業不動産・物品賃貸業

    【その他の業種】卸売業・小売業運輸業・郵便業生活関連サービス業複合サービス業金融業・保険業医療・福祉

    その他 3.7%

    その他 9.6%その他 6.7%

    その他6.1%

    就職42.4%

    進学51.5%

    4

    ■就職率状況(学部)

    就職・進学の別

    業種別就職状況

    業種別就職状況

    100.0%

    95.7%

    96.6%

    90.5%

    100.0%

    100.0%

    96.9%

    100.0%

    97.5%

    100.0%

    100.0%

    100.0%

    100.0%

    94.4%

    100.0%

    100.0%

    100.0%

    99.5%

    100.0%

    96.9%

    100.0%

    93.1%

    100.0%

    100.0%

    100.0%

    100.0%

    98.5%

    95.2%

    60.0%

    91.3%

    100.0%

    100.0%

    100.0%

    92.0%

    93.8%

    93.3%

    96.3%

    94.7%

    100.0%

    86.7%

    83.3%

    100.0%

    100.0%

    100.0%

    96.8%

    H18年度 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度

    【 学 部 】 【 大学院 】

    就職・進学の別

    ■ 就職率(過去5年間)

    機械工学科

    知能情報工学科

    電気電子工学科

    物質工学科

    生物応用工学科

    土木工学科

    社会開発システム工学科

    応用数理工学科

    小 計

    ■就職率状況(大学院・博士前期)H18年度 H19年度 H20年度 H21年度 H22年度

    100.0%

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    91.7%

    98.9%

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    100.0%

    機械宇宙工学専攻

    情報エレクトロニクス専攻

    化学・生物応用工学専攻

    社会基盤工学専攻

    機械工学コース

    応用数理工学コース

    知能情報工学コース

    電気電子工学コース

    応用化学コース

    生物応用工学コース

    土木工学コース

    社会経営工学コース

    機械工学専攻

    知能情報工学専攻

    電気電子工学専攻

    物質工学専攻

    生物応用工学専攻

    土木工学専攻

    社会開発システム工学専攻

    応用数理工学専攻

    小 計

    高い就職決定率!産 業 界 の 信 頼 が 支 え る 安 定 し た 就 職 状 況

    ■ 進路・就職状況 (学部・大学院別)

  • 5

    【 学 部 】

    【 大学院 】

    三菱重工業、富士重工業、三井造船、スズキ、ダイハツ工業、今仙電機製作所、豊田合成、日本セラミック、広島アルミニウム工業、キャノンマシナリー、中電工、近畿工業、三浦工業、エクセディ、エバテック、エムイーシーテクノ、ダイヤモンド電機、大鳥機工、ユーシン、片山工業、コーアツ、興和精工、ササヤマ、三洋電機コンシューマエレクトロニクス、シロキ工業、滝川工業、DXアンテナ、福伸電機、富士ベークライト、吉谷機械製作所

    日本レコード・キーピング・ネットワーク、大山ハム、ソフトウェア興業、新明和ソフトテクノロジ、和想館、アクシス、JA鳥取いなば、コナミデジタルエンタテイメント、テクノプロジェクト、きんでん、ワボウ電子、鳥取スター電機、ダックス、日本システムウェア、長崎県警、ベクトル、ミツミ電機、DXアンテナ

    リコーマイクロエレクトニクス、ハートネットワーク、三菱電機エンジニアリング、グローリー、スズキ、協和エクシオ、双葉電気通信、本田技研工業、滝川工業、栗原工業、高菱エンジニアリング、寺崎電気産業、きんでん、松藤商事、カネカソーラーテック、福伸電機、IT セミコン、本山合金製作所、三菱ビルテクノサービス、トラストテック、日本リーテック、テラサキ伊万里、森通商、公務員

    グローリー、自衛隊、旭化学工業、ダイナテック、井上特殊鋼、ホテルセントパレス倉吉、ベニックソリューション、西武商事、松江市消防、ワールドインテック、徳島銀行、ホーコス、共栄樹脂、倉敷化工、ディップソール、大黒天物産、ニチリン、オージー、姫路市役所、ウエルネス湖北、K.a.a.JAPAN

    シャープ、アース製薬、沢井製薬、加ト吉、寿製菓、大山ハム、タマノ井酢、鳥取県警察、鳥取県国民健康保険団体連合会、JA鳥取中央、三洋エナジー鳥取、FDK 鳥取、岡山木村屋、WDE エウレカ、環境分析センター、タマノイ酢、インタークエスト、ティーネットジャパン、ランデス、タクテック、山陽マルナカ、アイエム電子,新見市役所、コメリ、サイゼリア、西日本メディカルシステムズ、潮冷熱、オー・ジー、IHIアムテック

    国土交通省、鳥取県庁、兵庫県庁、滋賀県庁、鳥取市役所、広島市役所、岡山市役所、静岡市役所、大津市役所、大成建設、清水建設、鹿島建設、淺沼組、ピーエス三菱、若築建設、矢作建設、銭高組、竹中土木、不動テトラ、中電工、小野田ケミコ、建設技術研究所、中央コンサルタンツ、エース、ウエスコ、西谷技術コンサルタント

    富士通中国システムズ、西日本旅客鉄道、富士通パブリックソリューションズ、岡山情報処理センター、スーパーソフトウェア、松芝エンジニアリング、日立情報システムズ、アビリティー・インタービジネス・ソリューションズ、島根銀行、クボタ工建、三興グループ、NTN、JA 鳥取いなば、富士通山口情報、三木特種製紙、ダイテック、栗本鐡工所、京都府警察、福井市消防、鳥取市役所、島原市役所、境港市役所

    トヨタコミュニケーションシステム、菱友システム技術、ケイズ、リンクレア、鳥取銀行、今治造船、川重冷熱工業、常石造船、新日鉄ソリューション、新明和、日産自動車、日本電産、マツダ、三菱重工、日本セラミック、トヨタ紡織、三菱自動車エンジニアリング、リコーソフトウェア、JFE電制、NECネッツエスアイ、NSKワーナー、富士通テンテクノロジ、ダイキン空調中国、タダノ、山陰合同銀行

    知能情報工学科機械工学科 電気電子工学科 物質工学科

    生物応用工学科 土木工学科 社会開発システム工学科 応用数理工学科

    マツダ、本田技研工業、三菱自動車工業、三菱重工業、川崎重工業、日立造船、日立金属、アイシン・エイ・ダブリュ、京セラミタ、日立住友重機械建機クレーン、グローリー、天辻鋼球製作所、宇部興産機械、三洋電機、ダイヤモンド電機、高菱エンジニアリング、キャノンマシナリー、コベルコ建機、コベルコクレーン、エクセディ、三菱マテリアルテクノ、マキタ、牧野フライス製作所、コーアツ、品川リフラクトリーズ、東レエンジニアリング、日研工作所、福原精機製作所、福伸電機、正光、イデヤ、虹技

    日本電気、凸版印刷、日立健機、三菱電機、キャノン、シャープ、スズキ、トヨタ自動車、日本IBM、日本原子力研究開発機構、日本電産,富士通、マツダ、三菱重工、京セラミタ、コベルコ建機、ケイズ、ユニバーサル造船、教員(数学)、川重冷熱工業、三洋電機、大日本印刷、大日本スクリーン製造、東芝インフォメーションシステムズ、日本製鋼所、日立産機システム、日立マクセル、富士通アドバンストソルーションズ、富士通ゼネラル、NTN、NOK、日本セラミック、カワサキプレシジョンマシナリ、東芝プラントシステム

    新明和ソフトテクノロジ、パナソニックセミコンダクタシステムテクノ、大阪精密機械、三菱電機マイコン機器ソフトウェア、テクノロール、ライト電業、日立システムアンドサービス、三菱 UFJ インフォメーションテクノロジ、リコーITソリューションズ、富士通テン、ARKUS、阪神高速技術、富士通関西中国ネットテック、富士通テンテクノロジ、アクシス、ジェイ・エス・ビー、太陽精機、アイシンAW、ワイエヌエス、中国電力、山陰酸素工業、メルコ・パワー・システムズ、三洋電機コンシューマエレクトロニクス、富士通、アマダ、NTTデータ中国、日東工業、鈴与シンワート

    日立製作所、本田技研工業、ケイ・オプティコム、中国電力、日本セラミック、三菱重工プラント建設、三菱電機、関西電力、日本プロセス、京セラ、ダイキン工業、三洋電機コンシューマエレクトロニクス、中国電力、シャープ、ノーリツ、川崎重工業、東芝ライテック、神栄、三洋電機、大真空、船井電機、日立造船、アイシン・エイ・ザブリュ、住友重機械工業、西部電気建設、今仙電機製作所、スマック、パナソニックエレクトロニックデバイスジャパン、津山ディビジョン、JSP、公務員

    水谷ペイント、三洋エナジー、三洋化学研究所、タキロン、水澤化学工業、利昌工業、スターライト工業、大東電材、三洋電機、ロックペイント、積水化成品工業、上野製薬、大須賀アルミ、グリコ栄養食品、ジーエス・ユアサコーポレーション、住化テクノサービス、岩谷瓦斯、大阪合成有機化学研究所、日本ベル、森田化学工業、日本エイアンドエル、三建産業、バブコック日立、日本精化、住化カラー、メイト、浜理薬品工業、タツタ電線、美幸工業

    ダイセル化学工業、カバヤ食品、兵庫分析センター、千寿製薬、石原薬品、王将フードサービス、明星産商、大阪浜美屋ホールディング、丸菱油化工業、大阪合成有機化学研究所、丸善製薬、WDEエウレカ、ザクザク、三和化工、ジャパンファーム、日進化学、菜の花、日ノ丸産業、西山ステンレスケミ カル、山田養蜂場、京都市立伏見工業高等学校

    国土交通省、水資源機構、鳥取県庁、神戸市役所、福井市役所、JR西日本、大成建設、鹿島建設、戸田建設、銭高組、奥村組、五洋建設、川崎重工業、大鉄工業、前田道路、大豊建設、建設技術研究所、共和設計、長大、中央開発、JR東海コンサルタント、ウエスコ、東亜非破壊検査

    三菱電機コントロールアンドソフトウェア、地域未来研究所、ハイエレコン、大鉄工業五洋建設、高菱検査サービス、ホーコス、冨士ベークライト、ワイエヌエス、ランデス、アイシン・エィ・ダブリュ、藤コンサル、西日本旅客鉄道、小松製作所、當木工事、国立環境研究所、エスアイインフォジェニック、鳥取県庁、米子市役所

    機械宇宙工学機械工学

    専攻

    コース 応用数理工学コース情報エレクトロニクス知能情報工学

    専攻

    コース

    化学・生物応用工学応用化学

    専攻

    コース 生物応用工学コース社会基盤工学土木工学 社会経営工学

    専攻

    コース コース

    電気電子工学コース

    ■学部卒業者のみの場合 ■大学院修了者を含めた場合

    理系非国立出身者文系国立出身者理系国立出身者

    60歳55歳50歳45歳40歳35歳30歳300万円

    900万円

    800万円

    700万円

    600万円

    500万円

    400万円

    300万円

    900万円

    800万円

    700万円

    600万円

    500万円

    400万円

    60歳55歳50歳45歳40歳35歳30歳

    浦 坂 純 子

    西 村 和 雄

    平 田 純 一

    八 木   匡

    理系出身者と文系出身者の年収比較 -JHPSデータに基づく分析結果-

    (同志社大学社会学部)

    (京都大学経済研究所・経済産業研究所)

    (立命館アジア太平洋大学国際経営学部)

    (同志社大学経済学部)

    論文執筆者

    Columnワンポイントコラム

    One Point

    ■ 主な就職先

    理系非国立出身者文系国立出身者理系国立出身者

  • 6

    大抵は「乱れた流れ」が私たちを包んでいる。

     私たちは、多くの「流体」に包まれている。たとえば水とか空気も

    流体そのものである。川の水は流れ空気も流れているが、そうした

    流体の流れを中心に「非線形現象」を研究しているのが藤村薫

    教授。非線形というのは、一般には1次(直線的)でないことを指す

    が、ある物理現象が非線形であるとき、多くの場合、それは多様性

    に富み解析は極めて困難である。そのため、非線形科学は現在の

    基礎科学研究の大きな柱のひとつである。

     「流体の流れは非常に規則的な“層流”と、それから“乱流”と

    いって不規則に乱れた状態に分類されます。いま、この研究室に

    はエアコンから風が吹いていますが、この風はおおむね乱流です。

    私たちの身の回りにある流体は、大半が乱流だと考えてもらっても

    結構だと思います」と教授は言う。

     “層流”は限られた条件のもとで認められるものの、条件の変化、

    例えば速度や圧力の変化、また、温度や濃度、重力などの影響に

    よって“層流”は規則性を失い、やがて“乱流”となる。この過程を

    「遷移過程」と呼ぶのだが、その過程に焦点を当て、数理的に遷

    移のメカニズムを解明しようというのが研究のメインテーマの一つ

    になっている。

     流体力学における層流から乱流への遷移過程の理解は、航空

    機の空気抵抗を予測するうえで不可欠であるが、無重力、もしくは

    微小重力下で大きな結晶を精製するうえでも極めて重要である。

    そのため、ISS(国際宇宙ステーション)での日本の実験棟「きぼ

    う」では、無重力下での流体力学(特にマランゴニ対流)の実験が

    組み入れられており、現在データ収集と解析が行われているが、

    教授たちの研究グループは、その理論的なサポートにも携わって

    いる。

    身の周りにある現象の不思議に興味をもってほしい。

     20年近く日本原子力研究所に在籍。「そこでは本当に自由に研

    究をさせていただきました」という教授が、その研究途次に“流れ

    の安定性”という分野に触れたのが今の研究につながっている。

    「原子力とこの流体の学問は、何のかかわりもないように見えるで

    しょ?」。そうではなかった。高速増殖炉「もんじゅ(福井県)」での冷

    却用のナトリウム漏れ事故(1995年)や、さらには東日本大震災で

    発生した福島第一原子力発電所の一連の事故が、渦や波によっ

    て引き起こされたことは周知の事実である。

     流体の研究は「即物的に日常社会に反映される応用のためだ

    けの研究ではないんです。工学は“モノづくり”が主眼になりがちで

    すが、どんなにハイテク志向でも根本がズレていると、お話にならな

    い。まずは身の周りにある現象の不思議に興味をもつことが基本

    です」。そこから機械工学、土木工学をはじめとする、さまざまな工

    学やその他の学問に通じる基礎中の基礎を学ぶ土台をつくろうと

    教授は考えている。

    藤村 薫大学院工学研究科機械宇宙工学専攻 教授

    「流体」から学べることは、多分野の基礎科学研究に通じている。

    K AORU FUJIMUR A

    http://www.damp.tottori-u.ac.jp/~lab4/index.html

    1952年、京都市生まれ。理学博士。78年、京都大学大学院工学研究科修士課程修了(機械系工学専攻)。日本原子力研究所(現・日本原子力研究開発機構)を経て97年、鳥取大学に赴任。この間アメリカカリフォルニア大学ロサンジェルス校(UCLA)客員研究員。原研時代から今日に至るまで一貫して流体力学、特に流れの安定性に関連した研究に取り組む。11年より大学教育支援機構キャリアセンター長を併任。

    P r o f i l e

    SUPERTEACHERスーパー・ティーチャー

  • 7

    ソフトウエアの品質・信頼性向上を、生産工程から検証する新しい評価モデルを追究。

    SUPERTEACHER

    劣化しないソフト。

    しかし、進化が求められるソフトの位置づけ。

     さまざまなモノ(目に見えたり肌で触って感じる有形物質)とは別

    に、私たちは実際には目に見えないもの、形とか姿を体の感触では

    捉えにくいものにも影響されており、それらすべての恩恵を受けて

    いる。極端にいえば、さまざまな無数のハードウエアとソフトウエア

    のなかで生きているのだ。新しく売り出された自動車もやがては廃

    車になる。そのように金属も電子・電気部品や、それらの構築物

    (ハードウエア)も決まって劣化する。ところでソフトウエアの方は、

    どうだろう。

     たとえば情報システムを司るソフトウエアについて山田茂教授は

    「(良くも悪くも)劣化しない」という。既定のソフトは劣化しないが、

    それゆえに進化もしない。しかし実際、ソフトはいつも更新されてい

    る。そこで“進化していくソフト”を構築し、その適合性を検証するた

    めの手段として私たちは何を参考にしていけばいいのだろうか。こ

    の問題について教授は「ソフトウエア信頼性工学」の分野で研究

    している。

     JR東日本などで利用されている乗車カード「スイカ(Suica)」、最

    新の自動車に組み込まれている制御・制動装置、金融取引での端

    末とホストとの関係。これらは、すべてソフトウエアを抜きにして稼

    働しない。ひとたび、そのソフトがバグ(欠陥)により故障を起こすと

    大変な社会的影響をもたらすことは、さまざまなニュースで知られ

    る。

    バグ(欠陥)は多くの場合、人為的なミスで起こりやすい。

     「私が、もっとも意識しているのは結局、品質なんですね。工業

    製品については分野ごとに品質についての考えや手法が違うかも

    しれませんが、それでもやはり共通性はある」と教授。

     とくに目に見えない製品を生産するソフトウエア産業の世界で

    は、その製品の品質がどのように保たれているのかが、ユーザー

    にとっては極めて分かりづらい。これを、ソフトがつくられる初期段

    階(要求仕様定義=ニーズ把握)から基本設計、詳細設計、コ―

    ディング(プログラミング)、さらにトータルな製品テストまでの工程を

    細かく分析し、各段階におけるレビュー(中間製品検査と評価)の

    仕方や、市場に送り出された最終製品の発生バグからソフトの品

    質・信頼性を定量的に測る評価モデルを探究している。

     工業製品の生産現場での経験をもつ教授は「多くの場合、バグ

    は設計エラーか人為的なミスで起こりやすい」という。その指摘は、

    製造現場でもっとも求められているQCD(クオリティー、コスト、デリ

    バリー)に基づいていて、ソフト開発の分野に新しい品質向上の考

    え方を提出している。

     研究室は「5S」の標語を掲げている。「整理」「整とん」「清掃」

    「清潔」「躾(しつけ)」の五つの頭文字。身の周りの小さいことか

    ら発想を広げてもらいたいという思いからだ。 SHIGERU YAMADA

    山田 茂大学院工学研究科社会基盤工学専攻 教授

    http://www.sse.tottori-u.ac.jp/hp-jouhou/hpsubmit/index.html

    1952年、広島県生まれ。工学博士。77年、広島大学大学院工学研究科修士課程修了。同年~80年、日本電装(現・デンソー)に勤務。83年広島大学大学院工学研究科博士課程修了。広島大学工学部助教授を経て93年、鳥取大学工学部社会開発システム工学科教授。08年より部局化により大学院工学研究科社会経営工学講座所属。ソフトウエアを中心に、信頼性工学、品質管理、プロジェクトマネジメントに斬新な方法論を提出し、国内外で評価されて多くの受賞歴をもつ。

    P r o f i l e

    スーパー・ティーチャー

  • 機械工学科M echanic al E ngineering

    http://www.mech.tottori-u.ac.jp/

    「人と環境にやさしい機械の創出」を常に念頭において、産業界で活躍する人材の育成と社会に貢献する研究開発を行っています。

    《機械工学科の研究例》材 料

    材 料

    計測制御工学

    材料科学固体力学

    流体工学生産環境システム

    機械設計学

    熱エネルギー工学

    精密生産工学

    機械工学科3分野8研究室機械工学科3分野8研究室

    柔軟宇宙構造物の『しわ現象』の数値シミュレーション

    高周波焼入れ条件の選定法

    工具経路の自動生成

    押出し成型された燃料電池のYSZ/NiO-YSZ複層パイプ

    高速車両の静粛化(JR東海との共同研究)

    ディーゼル噴霧の微粒化挙動

    低摩擦係数すべり直動案内

    大気再突入模擬実験用アークプラズマ風洞

    設計生産システム

    制御エネルギー

    山 根 禎 史機械工学科4年平成20年度入学

    [兵庫県立豊岡高等学校卒]

     機械工学科では、どんなことを学んでいるのだろ

    う?ってみなさんは思われているでしょう。

     僕たちは主に、物理や数学を勉強しています。もち

    ろん、座学だけではなく実習もあります。ディーゼルエ

    ンジンの分解・組立、スターリングエンジンの製作など

    があり、エンジンの構造を学べます。エンジンの中身を

    見たことがない人とっては、とても興味深い実習にな

    るでしょう。他にも、マイクロメーターやポンプの設計

    などもします。自分で設計するのは大変ですが、とて

    も良い経験になります。それから、この学科の特徴とし

    て「実践プロジェクト」というものがあります。これは、

    企業の方や先生にアドバイスをしていただきながら、

    製品の企画から実用化に至るまでのものづくりの流れ

    を体験できるものです。

     大学にも春季・夏季・冬季の長期休暇があります。高

    校に比べるととても長い休暇です。

     鳥取は自然が豊かなので、夏は海や山に行き、冬は

    ウィンタースポーツを楽しむのがオススメです。また、

    友達と各地を旅行するのも良いでしょう。学生の本分

    は勉強ですが、遊ぶことも大切です。大学生のうちに

    しかできないことをやって、様々な経験をして下さい。

    在学生からのメッセージ

    8

    ◎機械工学は自動車、鉄道、船舶などの交通機械をはじめ家電製品、ロボット、建設機械さらには航空宇宙機器やこれらを作り出す工作機械などの製造に必要なものづくりの根幹技術分野です。◎機械工学科では、学生が機械の開発、製造と維持に必要な材料、設計、生産、制御、熱流体、実験技術などに関する基礎知識を習得できるよう、36の基礎科目と74の専門科目を提供して教育しています。◎カリキュラムには「実践プロジェクト」というユニークな科目もあり、学生が企業に出向いて企業活動の中から課題を発掘し、教員の助言の下、自ら解析、実験、討議を経て問題解決を進めるプログラムで、問題発見・解決能力、コミュニケーション能力、主体性などが身につきます。◎学生は、学科横断のダビンチプロジェクトや学生の自主的プロジェクト活動(フォーミュラプロジェクト、ロボットコンテストなど)の中心メンバーとして活躍し、全国大会にも参加して機械システムを作るおもしろさを体験しています。

    期待できる

    進路機械工学はものづくりの基本であり、卒業生は重工業、自動車産業、電気産業、工作機械産業を中心に材料や化学分野にわたるあらゆる製造業に就職し、活躍しています。約70名の卒業生に対して、毎年400件を越える求人が寄せられ、就職率はほぼ100%です。

    《取得免許状・資格(受験資格含む)》ボイラー・タービン主任技術者1種*1・2種*1

    甲種消防設備士*2

    3級自動車整備士*1*2

    自動車整備管理者*1*2

    1級・2級建設機械施工技士*1*2

    建築設備士*1*2

    海上自衛隊技術幹部*1*2

    高等学校教諭1種(工業)中学校教諭1種(技術)

    取得できる

    資格

    教育の特色

    研究の魅力

    *1 要実務経験 *2 受験資格

  • 情報化社会が直面する問題を解決できる能力の育成を目標として

    ・計算機を用いた知的システムの構築

    ・計算機の高性能化

    ・計算機の高度利用技術

    に関する教育を行っています。充実した計算機環境を使って、最先端の技術を

    磨くことができます。

    主な研究テーマとして次のようなものがあります。

    1.生活支援ロボットの研究開発

    2.ノウハウ融合型制御系の実現

    3.情報通信ネットワークシステム

    4.機械翻訳のための自然言語処理

    5.複雑系の研究

    6.バイオインフォマティクス

    7.マルチメディア信号処理とそのハードウエア実現

    情報工学は時代の先端を切り開く将来性豊かな分野です。

    期待できる

    進路知能情報工学科の卒業生は情報技術にかかわるIT企業を始めとして、電機機器産業や製造業一般に就職しています。多くの先輩が富士通、NTT、リコー、三菱、JFE等の大手企業とその関連会社で活躍しています。

    《取得免許状》高等学校教諭第1種(情報・工業)を所定の科目を履修することにより取得できます。

    地元企業との共同研究の積極的な受け入れを通して地元社会との密接な関係を持っています。また、他大学の学生と共に学生シンポジウムを開いての研究交流や、アジア、アメリカ、ヨーロッパの大学と一緒に研究することもあります。皆さんのフレッシュな感性を生かせる場を多く見つけることができ、あなた次第でいろいろなことに挑戦が可能です。

    取得できる

    資格

    その他

    教育の特色

    研究の魅力

    柴 田 博 彬知能情報工学科4年平成20年度入学

    [滋賀県立米原高等学校卒]

     私は、高校生のころからコンピュータやネットワークに興味を持っていたので、この学科に入学しました。といっても、インターネットくらいしかしたことがなかったので、入学当初はタッチタイプすら出来ないまったくの素人でした。ふと周りを見渡すと、コンピュータに詳しい人も多く、焦ることもありました。しかし、毎日コンピュータに触れるので自然と差は無くなりました。コンピュータやプログラミングに関する知識があまり無く不安に思っている人も、大学に入ってから勉強を始めて十分に授業についていくことができます。知能情報工学科では1、2年次にはプログラミングに平行して、数学や物理といった基礎的な科目も学びます。な

    ぜ、このような科目を学ぶのだろうと疑問に思われるかもしれませんが、数学や物理の知識を活用して物理現象を数式にモデル化し、コンピュータを使って処理するためです。また、私は大学生活を通して、コミュニケーション力の向上を目標にしています。このためにアルバイトをして社会経験を積み、実験等のチーム開発では積極的に発言をするようにしています。入学して3年が経ちましたが、一緒に勉強をする仲間や先生方にも恵まれ、充実した毎日を過ごしています。"情報"に関する勉強をすればするほど興味がわいてきますし、これからも一生懸命学び、将来的には先端で活躍できるような技術者になりたいと思っています。

    在学生からのメッセージ

    9

    http://www.ike.tottori-u.ac.jp/ike/

    知能情報工学科Information and Knowledge E ngineering

    高度情報化社会の先頭に立って活躍できる人材を育成することを目指して教育・研究を行っています。

  • 電気電子工学科E lec tric al and E lec tronic E ngineering

    http://www.ele.tottori-u.ac.jp/ele_home.html

    「未来の、人に使いやすく環境にもやさしい、電力、電気機器、電子デバイス、情報技術、通信技術の創出」を目指して、教育・研究を行っています。

    10

    ユニークな研究として、以下のようなものがあります。

    ・次世代半導体、発光体、磁性体、太陽電池の研究

    ・高速・多重情報通信や高性能光電子通信素子の研究

    ・次世代コンピュータビジョンや移動ロボットの研究

    ・3Dテレビ用符号化や生体認識の研究

    ・3次元の立体像を魚眼視で認識する知的自動車の研究

    ・静電気を応用した梨の薬剤散布量を減少させる研究

    新電子材料の開発 知的自動車の開発

    コンピュータビジョンの開発

    *1 要実務経験 *2 受験資格*3 JABEE認定学科により同等資格と認定

    岡 本 拓 也電気電子工学科4年平成20年度入学

    [鳥取県立倉吉総合産業高等学校卒]

     私は高校で電気のことやマイコンカーの大会などに出場し、自律移動ロボットに興味を持ちました。電気電子工学科では自律移動ロボットの研究をしていて、家から通えるという理由でこの大学を選びました。 工業高校から推薦入試Ⅰで入学したので電気回路などは得意でしたが、数学や物理の学習時間が少なかったので大学での講義について行けるか不安でした。しかし、講義の内容は最初の内は高校の物理や数学の復習し、ステップアップを行いながら、徐々に専門分野に移っていくのであまり負担がかからずに内容に付いていくことができます。また分からないことがあれば、先生に質問をして分かるまで丁寧に教えてくださり、

    その内容はみんなにも再度説明をしてもらえるのでさらに理解を深めることができます。 専門分野は電気回路や電子回路だけでなく、情報分野や材料分野など自分が思っていたものよりも広く、興味の分野を広げることができます。選択する教科を自分の興味のあるものにしたり、いろいろな分野を学習するなど自分に合ったことができるので良い学科です。 生活面に於いても時間的にも無理なく部活やアルバイトをすることができるので、時間があるときは勉強以外にも新しい体験をして、自分をもっと成長させることができます。

    在学生からのメッセージ

    その他

    宇宙通信、次世代電力、ロボットから家電、携帯機器、そして次世代半導体に至るあら

    ゆる電気電子・装置の研究、開発、設計、製造、試験、運用に必要な基礎を学びます。

    「総合演習(談話会)」というユニークな科目では、学生が自分で研究課題論文を選択

    し、自ら発表要旨や発表用資料(パワーポイント)を作成します。さながら企業内発表

    や学会発表、国際会議発表を模擬したもので,全教員と学生が討論します。課題につい

    て担当教員と議論を重ね、研究者や技術者になるための総合的なスキルを育てます。

    期待できる

    進路電気電子工学は半導体、コンピュータからエネルギー、環境にわたる“ものづくり”の基礎を支えており、様々な分野でその応用能力が必要とされ

    ています。卒業生は電気電子情報通信産業はもとより重工業、自動車、機械、医療、材料や化学まであらゆる分野に就職しています。多くの先輩が研究、開発などの最先端の現場で活躍しています。

    《取得免許状・資格(受験資格含む)》JABEE(日本技術者教育認定機構)認定学科(修習技術者資格付与)電気主任技術者*2

    技術士*1*2(要技術士補)・技術士補*3

    高等学校教諭1種(工業)

    電気電子工学科の学生は、学生パソコン支援チームを主導し、ロボコンサークルの創立の中心メンバーとして全国大会進出をリードしてきました。また、

    学科にはものづくりや回路設計実験プロジェクトなどがあります。モノづくり主体のプロジェクトで自ら選択・設計・製作・解析・実験、討議を主体的に行い、問題解決を進めるもので、問題発見・解決能力・コミュニケーション能力・報告能力・発表能力が楽しく身に付きます。

    取得できる

    資格

    教育の特色

    研究の魅力

  • 物質工学科M aterials Science

    「物質」の性質を「化学的」に解明し,「環境と調和」した21世紀社会にふさわしい技術を生み出せる研究者と技術者を養成します。

    http://www.chem.tottori-u.ac.jp/index_j.htm

    11

    *1 要実務経験 *2 受験資格

    松 本 智 里物質工学科4年平成20年度入学

    [鳥取県立鳥取西高等学校卒]

     物質工学科では主に化学を学びます。一言で化学と

    いってもさまざまな分野があります。この学科では、高

    校までの勉強と違い、さらに化学を有機化学、無機化

    学、物理化学などの内容に細かく分けてそれぞれにつ

    いて詳しく学ぶことができます。1年生までは数学、物

    理など基礎科目の授業が多いですが、この1年生の授

    業が基礎となって2年生から本格的に始まる専門科目

    にあまり臆することなく取り組むことができます。ま

    た、講義だけでなく実験もあり、自分の手で操作する

    ことによって授業だけでは分からなかった内容をより

    深く理解することもできます。

     私はこの学科で勉強することによって、物質の構造

    や特性、合成方法など今まで知らなかった全く新しい

    分野での知識を得ることができ、これからも勉強を続

    け自分の可能性を広げていこうと思っています。入学

    したときは、特にこれがやりたい、研究したいというこ

    とが決まっていたわけではありませんでしたが、勉強

    をしていくにつれ自分が本当にやりたいこと、もっと知

    りたいことはどんなことなのかが次第に見えてきまし

    た。皆さんも大学で自分の興味のあること、知りたい

    ことを学び、充実した大学生活を送ってほしいと思い

    ます。

    在学生からのメッセージ

    物質工学科では、その目標に「21世紀の工業の中心として期待されている「化学」に

    関し、基礎的かつ総合的な教育と最先端研究を通して、創造性豊かな人材養成をす

    ること」をかかげており、物理化学・無機化学・有機化学という「化学技術者として生き

    るための糧となる学問」を幅広く学ぶことが可能です。

    環境問題やエネルギー問題を考えながら、以

    下のような研究を行っています。

    ・鳥取の恵みから人々の幸福を促す製品の

    開発。

    ・人類の暮らしを豊かにする、安全で新しい

    有機化合物の設計と合成手法の開発。

    ・固体表面での原子の働きの解明と、環境、

    資源、エネルギー問題を解決する優れた

    触媒の設計。

    ・現在および将来のエネルギーを支える2

    次電池、太陽電池、燃料電池材料の合成

    や開発。

    ・金属や酸化物などの無機材料を用いたリ

    チウムや水素の貯蔵材料の創製と化学電

    池への応用。

    期待できる

    進路「化学」は数学や物理とならぶ基幹的な学問ですから、流行に左右されることなく生涯にわたって生かすことができます。そのため、産業界における化学分野の学生の求人は安定して好調であり、この傾向は今後も続くことが確実視されています。また、学部卒業生の約60%が大学院へ進学し、修士の学位を取得した後に化学系の技術分野で活躍しています。

    《取得免許状・資格(受験資格含む)》毒物劇物取扱責任者*1

    甲種危険物取扱者*2

    高等学校教諭1種(理科、工業)中学校教諭1種(理科)

    取得できる

    資格

    教育の特色

    研究の魅力

  • 生物応用工学科Biotechnolo gy

    http://www.bio.tottori-u.ac.jp/

    「地球環境から生体内(細胞内)環境までの様々な問題を解決するアイデアとリサーチが満載の学科です。」をキャッチコピーとして、特色ある教育と研究に努めています。

    12

    ユニークな研究として、以下のようなものがあります。・応用的にインパクトのある微生物・海藻を探索し、まだ見つかっていない酵素の利活用を進める研究・アルツハイマーやパーキンソン病などの神経変性病を引き起こす蛋白質の不溶化(アミロイド線維形成)に関する研究・抗がん剤などを作り出す酵素や寒暖を検知する蛋白質の「しくみ」を、蛋白質の「かたち」から解き明かす研究・天然から安価に得られるα-アミノ酸から、貴重な生理活性物質や新しい機能を持ったペプチドを作り出す研究・バイオマスを効率的に発酵可能な微生物と、それを利用した廃木材や稲藁等からのバイオエタノールの製造に関する研究

    滝 上 はる香生物応用工学科4年平成20年度入学

    [富山県立八尾高等学校卒]

     物の持っている力強い生命エネルギーや潜在能力、それらを私たちの生活に役立てることが出来ないだろうか、そう考えるようになり出会ったのがこの生物応用工学科でした。何故富山から離れた鳥取で学ぶのか?と思われる方もいるかもしれません。私自身も、担任の先生から勧められたことと、従兄が鳥取大学の卒業生であったこと、最初はそんな小さなきっかけでした。しかし、大学近隣にある日本最大面積を誇る湖山池や鳥取港など、自然豊かな鳥取の環境を生かした研究、そして、人間力を育てる鳥取大学の理念に惹かれ、ここで学びたいと思うようになりました。 大学の講義は、1年次は主に基礎教養を学び、2年次から専門科目や基礎化学実験が始まります。そして3年次には大腸菌からのDNAの抽出・精製や酵素活性測定など、本格

    的な生物工学実験を行います。実験では毎回、様々な実験器具や装置、薬品を使い、緊張の連続ですが、講義で学んだ知識を実験により体験することができるとても貴重な時間です。 大学生活は勉強だけでなく、サークル活動やアルバイトなど、新しいことに挑戦する絶好の機会です。わたしは大学で初めてオーケストラサークルに所属し、そこで様々な人達と出会い、同じ目標に向かって努力することで、かけがえのない仲間を持ち、大切なことをたくさん学びました。 「人間力を育てる」―大学はまさに、知識を広げ、様々な人との出会いを通して自分を成長させることのできる場だと思います。

    在学生からのメッセージ

    生物工学(バイオテクノロジー)は、

    生体内で営まれる様々な化学反応を

    工業的に利用する化学技術で、今世

    紀にその発展が最も期待される工学

    分野です。本学科では、主として微生

    物の生理機能を有用物質の生産や、

    有害物質浄化などの環境保全に役立

    てるための基礎と応用について教

    育・研究を行い、この分野での技術開発のキーパーソンとなる技術者・研究者の

    養成を目標としています。

    期待できる

    進路卒業生の皆さんは「化学工業」、「食品工業」、「医薬品工業」、さらには「生物情報(バイオインフォマティックス)産業」分野の最前線で活躍をしています。

    《取得免許状・資格(受験資格含む)》上級・中級バイオ技術者*2

    甲種危険物取扱者*2

    毒物劇物取扱責任者*1

    高等学校教諭1種(理科・工業)中学校教諭1種(理科)

    取得できる

    資格

    教育の特色

    研究の魅力

    *1 要実務経験 *2 受験資格

  • http://www.cv.tottori-u.ac.jp/

    土木工学科Civi l E ngineering

    国際的基準により認定された教育プログラムで、災害に強い街づくりと豊かな生活を実現するために活躍する土木技術者を育てています。

    13

    学科親睦ソフトボール大会

    前 田 祝 幸土木工学科4年平成20年度入学

    [鳥取県立鳥取西高等学校卒]

     高校3年生の時、担任の先生から、我々の豊かな社会生活を維持する上で、縁の下の力持ち的存在である「土木工学」という分野を伺い、進路として勧められました。いろいろと調べてみて、国際的基準の教育プログラムである日本技術者教育認定機構(JABEE:Japan Accreditation Board for Engineering Education)を日本ではじめて認定されたのが鳥取大学の土木工学科であることを知り、本学科を選びました。 大学の講義では、1年次に基礎をしっかりと学びます。学年が上がるにつれて、専門的な講義が増え、3年次には実験があります。実験では机上で学んだことを復習するだけでなく、新しい発見があり、理解がいっそう

    深まっていきます。さらに、高校で学んだ数学や物理が、今学んでいることの土台となっていることに気づき、勉強は積み重ねが本当に大切であることに驚いています。 大学では、どのように時を過ごすのかを決めるのは自分自身です。自分で考え、行動することが求められます。クラブ活動、サークル、アルバイト等でも同じことがいえます。私はソフトボール部に所属しておりましたが、学年が上がるにつれ、責任感も大きくなります。練習内容を考えることや、大会の申し込み等、様々な経験をしました。その積み重ねが少しずつ自分を成長させてくれます。

    在学生からのメッセージ

    「土木」とは、私たちの暮らしを豊かで快適にする施設や地震・台風などの災害から守

    る施設の計画・建設・管理に関する技術の総称です。教育の国際基準であるJABEE

    で認定された4年間の教育プログラムのもと、1年次の測量実習に始まり、3年次の

    夏季学外実習(官公庁や企業での長期の実務体験)、4年次の卒業研究まで、現場見

    学会も含め、講義に付随した多くの実験・実習・演習により実務に即した問題解決能力

    を身につけます。

    主な研究対象として、以下のようなものがあります。

    ・各種構造物の挙動解明と解析技術

    ・コンクリートおよびコンクリート構造物

    ・河川の洪水対策や河川・ダム湖沼の水環境問題

    ・砂浜や海岸景観の保全、海の生態系の維持

    ・土と地盤と岩石

    ・地震災害に関連した地球探索

    ・人に優しい居住空間の創出

    期待できる

    進路土木工学を学んだ多くの卒業生は、私たちの生活の基盤づくりに関連した分野で活躍することになります。特に、住民の生活に必要な公共工事の

    計画・発注、維持管理を行う官公庁、土木工事に関する設計や施工を行う建設会社、公共事業の調査・設計・施工管理を行うコンサルタントを中心に就職しています。

    《取得免許状・資格(受験資格含む)》JABEE(日本技術者教育認定機構)認定学科(修習技術者資格付与)、技術士*1*2(要技術士補)・技術士補*3、

    1級・2級土木施工管理技士*1*2、測量士*1・測量士補、1級・2級建築士*1*2、土木学会認定2級技術者*1*2、コンクリート技士*1*2・主任技士*1*2、ダム管理主任技術者*1、ダム水路主任技術者1種*1・2種*1、造園施工管理技士*1*2、高等学校教諭1種(工業)

    入学時の「ふれあい朝食会」に始まり、学科の全学生・教職員を対象とした親睦行事「土木工学科の集い」と「ソフトボール大会」、卒業生への

    「土木技術者教育支援委員会ニュースの送付」を通じ、卒業後まで含めた学生と教職員とのつながりを大切にします。

    取得できる

    資格

    その他

    教育の特色

    研究の魅力

    1年次の測量実習 小型ボートによる現地調査

    地下構造現地調査

    *1 要実務経験 *2 受験資格  *3 JABEE認定学科により同等資格と認定

  • 社会開発システム工学科

    S o cial Systems E ngineering

    http://www.sse.tottori-u.ac.jp/

    みんなのしあわせを支える「新しい社会技術者」を育てる教育・研究を行っています。

    14

    コンサルタント建設・運輸官公庁・シンクタンク

    情報ネットワークシステムエンジニアプロジェクトマネジャ

    銀行証券商社

    電気・機器食品、自動車プラント設計

    西日本旅客鉃道国土交通省県庁・市役所三菱UFJ総研建設技術研究所

    NTTデータ全日空システム企画日立システムアンドサービス三菱電機コントロールソフトウェアリコーソフトウェア

    山陰合同銀行鳥取銀行新光証券日本郵政りそな銀行

    東芝本田技研工業オムロンパナソニック電工トヨタ

    地域・社会

    職 種

    就職先例

    IT・通信・ソフトウェア 金融・サービス メーカー

    ソフトウェア/ハードウェアの信頼性モデル

    地域の避難行動シミュレーション

    地方都市の社会システムの計画

    永 渕 紘 史社会開発システム工学科4年

    平成20年度入学[福岡県立久留米高等学校卒]

     社会開発システム工学科では、情報・環境・経営・公共など

    の社会に関する科目を勉強していきます。授業やレポート

    提出でパソコンを使う機会が多いので、パソコンが苦手

    だった私も知識がだいぶ身につきました。また、工学部にあ

    りながら社会経済に関する講義があり、幅広い知識を得る

    ことができます。たとえば、私は株や証券というとかなりの

    知識を要し、売り買いを行い失敗するととんでもない大損

    をするものだという程度の認識しか持っていませんでした

    が、授業を通じて株売買のメカニズムを学ぶことができま

    した。本学科では、他大学の教授が来学し、講義をしていた

    だくこともありますし、OBの先輩が、社会での現実味ある

    仕事の内容の講義をしていただくこともあり、卒業に向け

    て自身の進路をしっかりと考えるための機会がたくさんあ

    ります。

     九州から来たので地域性の違う人達になじめるかどうか

    不安でしたが、新入生歓迎会や学科の全体でのイベントな

    どもあり、友達がすぐにできました。また、入学してからも学

    科の同級生以外にも部活やサークルを通じて様々な人た

    ちと知り合う機会がありますので、大学のいろいろな活動

    に積極的に参加して友達を増やしておくと楽しい大学生活

    が送れると思います。また、アルバイトをすることでの経験

    も、多くを学ばせてくれます。大学生活4年間の過ごし方が

    今後の人生を大きく左右すると思い、今のキャンパスライ

    フを目一杯充実させようと頑張っているところです。

    在学生からのメッセージ

    以下のテーマのもとに,様々な分野で活

    躍している多彩な教員スタッフが「欲張

    りな学び」をサポートしています。

    ・高品質な情報システムの実現 

    ・不確実な環境下での意思決定

    ・持続可能な地域づくり

    ・地域・都市問題を解決する

    ・地域のハード防災とソフト防災を考える

    ・安心な暮らしと環境の両立をめざして

    *1 要実務経験 *2 受験資格 *3 JABEE認定学科により同等資格と認定

    その他

    安全で安心な生活を支える社会システ

    ムの企画・設計・運用ができる人材を育

    てるのが本学科の目的です。本学科の

    教育プログラムは、JABEE(日本技術

    者教育認定機構)による厳正な審査を

    受け、経営工学関連分野として国際水

    準に合致した技術者教育プログラムで

    あることが保証されています。

    「生産・情報システムの計画・管理」「社会

    基盤の設計」「システムの分析技術」に

    加え、工学の学問体系にとらわれない

    学問横断的なカリキュラムを学び、文理

    にわたる幅広い知識に基づいた課題解

    決能力を養うことができます。

    期待できる

    進路社会のプランニング、地域のデザイン、製品開発・技術の品質マネジメントなど多様な分野で活躍しています。

    《取得免許状・資格(受験資格含む)》JABEE(日本技術者教育認定機構)認定学科(修習技術者資格付与)、技術士*1*2(要技術士補)・技術士補*3、

    1級・2級施工管理(土木施工、建築施工、造園施工など)技士*1*2、土木学会認定2級技術者*2、高等学校教諭1種(工業)、品質管理(QC)検定2級・3級、CAD利用技術者試験2級

    社会から要求される国際コミュニケーシン力を育むために、カナダ・ウォータールー大学や韓国・江原大学校との交換留学などを積極的に推

    進しています。また、過疎集落での聞き取り調査や湖山池での環境調査などフィールドワークにもとづいた実践教育の場を用意しています。

    取得できる

    資格

    教育の特色

    研究の魅力

  • 15

    高性能小型垂直軸風車の研究

    微生物運動の解析

    融解・凝固シミュレーション

    応用数理工学科Applied M athematics and Physics

    数学や物理の知識を駆使して最先端の技術に挑む

    http://www.damp.tottori-u.ac.jp/index_j.html

    横 山 裕太郎応用数理工学科4年平成20年度入学

    [長崎県立島原高等学校卒]

     応用数理工学科では、数学と物理学を中心に学習していきます。数学、物理学といっても具体的にどのようなことを勉強するかというと、数学では、高校で学習した微分積分の復習から始まり、線形代数、常微分方程式など専門的なことを学習していきます。物理学では、力学、電磁気学、流体力学、量子力学など幅広い分野について学ぶことができます。また、数学や物理学の知識を使い実際の物理現象を解析するために、コンピュータを用いてシミュレーションするということについても学ぶことができます。応用数理工学科では、数学や物理学をただ学習するだけでなく、それを活用して、実際に実験装置をつくり実験を行い、それをプレゼンテーションするという授業もあります。この授業は、学生どうしでグループを組み進めていくのでコミュ二ケーション能力が身につきますし、最後にその授業の成果とし

    て先生と学生の前でプレゼンテーションを行い討論することにより、社会に出て必要になってくるプレゼンテーション能力も身につけることができます。 また、応用数理工学科では、中学・高校の数学と理科の教員免許を取得することができるようになっています。私の周りにも教員免許を取得しようと努力している学生がいますが、そのような学生と意見を交わせるというのもこの学科の特色ではないかと私は考えています。 最後に、数学や物理学が好きだという人は、この学科に入って数学と物理学を積極的に学習してみてください。きっと自分の興味を持てる分野がみつかります。そうでない人も、この学科の先生方は教育熱心な方が多いのできっと数学と物理学が好きになるはずです。

    在学生からのメッセージ

    機械分野から新素材開発に至る広範囲な物理系工学分野における人材を養成しま

    す。カリキュラムは大きくわけて、数学系・物理系・計算科学(コンピュータ応用)系科

    目に分けられます。さらに未来の技術革新に向けて、異分野を統合できる柔軟な思考

    能力とコミュニケーション能力を備えた人材を育成します。

    例として以下があります。

    ・性能が高く、低コストでもある小型

    垂直軸風車の実用化を目指した研究

    ・渦や波を数式であらわし、流れパ

    ターンの複雑化を解明する研究

    ・顕微鏡下に見える微生物運動を三次

    元解析し、生態環境を予測する研究

    ・情報機器ハードウェアのナノテクノ

    ロジー(分子流体潤滑の世界)

    ・柔らかい発光材料や高機能触媒を

    計算機シミュレーションで開発す

    る研究

    ・物質を構成する原子・電子の構造と

    動きを高性能コンピュータを用いて

    調べるシミュレーション手法の研究

    ・次世代コンピュータで超高速計算を

    実現するための数理的研究

    期待できる

    進路数学・物理学を応用することはすべての科学・工学の基礎であり、無限のチャンスがあります。卒業生は、機械・電気などの「ハードウェア系」からコンピュータシステムなどの「ソフトウェア系」まで、広い範囲で活躍しています。

    《取得免許状》高等学校教諭1種(理科・数学)中学校教諭1種(理科・数学)

    「プロジェクト学習(Project Based Learning)」を1、3年生に実施しています。そこでは学生自らが問題を見出し、計画・遂行し、結果を解析します。また、問題解決能力の他に、コミュニケーション能力・プレゼンテーション能力・文章作成能力を総合的に養います。

    取得できる

    資格

    その他

    教育の特色

    研究の魅力

  • 1年次

    2年次

    3年次

    4年次

    16

    機械工学科 知能情報工学科 電気電子工学科 物質工学科

    機械設計製図Ⅱ

    機械工学実験

    材料科学Ⅰ

    伝熱工学

    機械設計学Ⅰ

    機械製作法

    制御工学Ⅰ

    技術者倫理

    弾性力学

    圧縮性流体力学

    エネルギー変換工学

    学外実習(インターンシップ)

    制御工学演習

    材料科学Ⅱ

    材料強度学

    粘性流体力学

    熱機関学

    機械設計学Ⅱ

    機械加工学

    制御工学Ⅱ

    電気電子工学概論

    実践プロジェクトⅠ

    実践プロジェクトⅡ

    技術英語

    卒業研究

    塑性加工

    生産システム工学

    実験計画法

    特別講義Ⅰ

    特別講義Ⅱ

    常微分方程式

    機械創成科目

    機械設計製図基礎

    材料力学Ⅰ

    熱力学

    機械設計製図Ⅰ

    振動工学

    計測工学

    流体力学基礎

    フーリエ解析と偏微分方程式

    ベクトル解析

    応用物理学

    材料力学演習

    熱力学演習

    複素関数論

    数値解析学

    振動工学演習

    流体力学演習

    材料力学Ⅱ

    システム工学

    情報工学

    微分積分演習

    確率統計学

    力学

    機械工作実習

    機構学

    知能情報工学実験Ⅱ

    知能情報工学実験Ⅲ

    情報英語Ⅰ

    情報英語Ⅱ

    センサ工学

    情報数理

    自然言語処理

    制御工学Ⅰ

    制御工学Ⅱ

    計測工学

    信号処理論

    アルゴリズム論

    ディジタル通信

    シミュレーション工学

    人工知能

    電気・電子回路

    プログラム言語とコンパイラ

    オペレーティングシステム

    データベースと情報検索

    情報ネットワーク

    画像情報処理

    数理計画法

    計算機援用工学

    卒業研究

    ロボット工学

    情報化社会Ⅰ

    情報化社会Ⅱ

    パターン認識論

    知能情報工学特別講義Ⅰ

    知能情報工学特別講義Ⅱ

    マン・マシン・インターフェース

    情報工学演習Ⅲ

    情報工学演習Ⅳ

    工学基礎実験

    情報理論

    プログラミングⅡ

    計算機構成論Ⅰ

    ソフトウエア工学

    知能情報工学実験Ⅰ

    知能情報工学演習Ⅱ

    数値計算法

    システムモデリング

    形式言語とオートマトン

    計算機構成論Ⅱ

    組み込みシステム基礎

    一般力学

    複素関数論

    フーリエ解析

    情報代数学

    情報工学演習Ⅰ

    情報工学演習Ⅱ

    プログラミングⅠ

    データ構造論

    離散数学

    微分積分学Ⅱ

    情報科学概論

    微分方程式

    応用物理学

    知能情報工学演習Ⅰ

    論理回路

    電気電子工学実験Ⅰ(基礎)

    電気電子工学実験Ⅱ(応用)

    数学Ⅵ(複素関数論)

    数学Ⅶ(確率統計)

    プログラミングⅢ

    電子計算機Ⅱ(CPUの応用)

    情報通信Ⅰ(アナログ)

    情報通信Ⅱ(ディジタル)

    電気回路Ⅲ(グラフ・分布定数)

    電子回路Ⅲ(アナログ応用)

    制御Ⅰ(アナログ)

    制御Ⅱ(ディジタル)

    電力Ⅰ(エネルギー源)

    電力Ⅱ(発変電)

    電子物性Ⅱ(固体電子論)

    半導体Ⅰ(デバイス)

    特別講義Ⅰ

    特別講義Ⅱ

    学外実習(インターンシップ)

    電気電子設計製図

    高電圧工学

    電気法規及び電力施設管理

    電気機器(回転機と静止器)

    電気電子工学実験Ⅲ(電力)

    電気電子工学総合演習

    卒業研究

    電力Ⅲ(送配電)

    電気応用

    半導体Ⅱ(集積回路)

    電気電子材料

    機械工学概論

    パワーエレクトロニクス

    特別講義Ⅰ

    特別講義Ⅱ

    数学Ⅳ(微分方程式)

    数学Ⅳ演習

    数学Ⅴ(フーリエ解析)

    数学Ⅴ演習

    電磁気Ⅰ(静電磁気・電流)

    電磁気Ⅰ演習

    電磁気Ⅱ(電磁誘導・電磁波)

    電磁気Ⅱ演習

    物理学Ⅲ(統計・量子力学入門)

    物理学Ⅲ演習

    電気回路Ⅱ(交流回路)

    電気回路Ⅱ演習

    電子回路Ⅱ(アナログ基礎)

    電子回路Ⅱ演習

    電気電子計測

    電子物性Ⅰ(量子力学)

    プログラミングⅡ

    電子計算機Ⅰ(ハードウエア)

    信号処理工学

    電気電子工学総論

    工学倫理

    数学Ⅲ(線形代数)

    数学Ⅲ演習

    電気回路Ⅰ(回路の諸定理)

    数学Ⅱ(ベクトル解析)

    数学Ⅱ演習

    電気回路Ⅰ演習

    電子回路Ⅰ(ディジタル)

    電子回路Ⅰ演習

    プログラミングⅠ

    物質工学実験Ⅲ

    応用無機化学

    応用物理化学

    応用物質工学

    工学倫理

    反応工学

    触媒化学

    構造物理化学

    工業有機化学Ⅱ

    合成有機化学

    超分子化学

    高分子化学

    有機材料化学

    工業無機化学Ⅱ

    固体反応化学

    有機金属化学

    リスクマネジメント

    環境管理工学

    蛋白質工学

    遺伝子工学

    学外実習(インターンシップ)

    特別講義Ⅰ

    特別講義Ⅱ

    知的財産権

    卒業研究

    錯体化学

    化学英語演習

    物質工学実験Ⅰ

    物質工学実験Ⅱ

    応用有機化学

    化学工学

    工業物理化学Ⅰ

    工業物理化学Ⅱ

    有機化学Ⅱ

    工業有機化学Ⅰ

    化学数学Ⅰ

    化学数学Ⅱ

    理論有機化学

    工業無機化学Ⅰ

    機器分析Ⅰ

    機器分析Ⅱ

    環境化学

    生化学Ⅱ

    微生物学Ⅰ

    化学反応速度論

    化学情報処理

    無機化学Ⅱ

    有機化学Ⅰ

    分析化学Ⅰ

    分析化学Ⅱ

    生化学Ⅰ

    無機化学Ⅰ

    物理化学Ⅰ

    物理化学Ⅱ

    各学科の専門科目一覧

  • 1年次

    2年次

    3年次

    4年次

    17

    ※1級・2級建築士を目指す者は別途履修すべき科目有り

    生物応用工学科

    土木工学科

    ※1級・2級建築士を目指す者は 別途履修すべき科目有り土木工学科 社会開発システム工学科 応用数理工学科

    ソフトウェア工学

    廃棄物・環境管理

    応用システム工学実験

    OR

    社会開発工学実験

    ゲーム理論

    海洋開発工学

    CALSⅠ

    技術者倫理

    公共システム論

    社会開発システム工学総論

    ソフトウェア信頼性工学

    公共プロジェクト評価

    経営管理工学

    交通計画学

    CALSⅡ

    建設材料学

    学外実習(インターンシップ)

    社会システム工学特別講義

    ものづくり実践プロジェクト

    卒業研究

    環境計画学

    社会システム工学特別講義

    信頼性工学

    社会基盤計画

    構造設計学

    確率システム工学

    地域計画学

    水理学演習

    数理計画法

    土質工学

    地域計画学演習

    応用数学

    システム計画学演習

    数値解析

    常微分方程式

    ミクロ経済学

    確率システム工学演習

    品質管理

    プログラミング演習

    情報工学

    上下水道・水質管理

    情報システム演習

    社会システム工学特別講義

    統計学

    地理情報工学

    水理学

    確率論

    計算機システム演習

    システムズアナリシス

    環境基礎科学

    構造力学

    基礎科学

    計画数学

    確率・統計

    技術者倫理

    数理工学演習Ⅰ

    数理工学演習Ⅱ

    偏微分方程式Ⅰ

    偏微分方程式Ⅱ

    非線形力学系

    確率過程

    線形動的システム

    量子力学Ⅱ

    統計力学Ⅱ

    流体力学Ⅱ

    気体力学

    輸送現象論

    物性物理学Ⅰ

    計算科学Ⅰ

    計算科学Ⅱ

    複雑系の数理

    生物流体力学

    特別講義Ⅰ

    特別講義Ⅱ

    物性物理学Ⅱ卒業研究

    数理工学総合演習Ⅰ

    数理工学総合演習Ⅱ

    数値計算Ⅱ

    数値計算Ⅲ

    常微分方程式Ⅱ

    ベクトル解析

    フーリエ解析

    複素関数論Ⅰ

    複素関数論Ⅱ

    振動・波動

    量子力学Ⅰ

    質点力学

    質点系・剛体力学

    熱力学

    固体力学

    流体力学Ⅰ

    統計力学Ⅰ

    電気力学

    解析力学

    光学

    数値計算Ⅰ

    常微分方程式Ⅰ

    微分積分学演習Ⅰ

    微分積分学演習Ⅱ

    線形代数学演習Ⅰ

    線形代数学演習Ⅱ

    酵素化学

    応用微生物学Ⅰ

    応用微生物学Ⅱ

    生物有機化学Ⅱ

    分子生物学

    反応工学

    環境制御工学

    蛋白質工学

    酵素工学

    遺伝子工学

    生物物理化学Ⅲ

    生物工学実験演習Ⅰ

    生物工学実験演習Ⅱ

    生物工学英語

    化学数学

    リスクマネジメント

    知的財産権

    合成有機化学

    高分子化学

    ものづくり実践プロジェクト

    学外実習(インターンシップ)

    工学倫理

    有機分析化学

    有機材料化学

    触媒化学

    卒業研究

    生物工学デザイン

    機械工学概論

    特別講義

    生化学Ⅱ

    生化学Ⅲ

    微生物学Ⅰ

    微生物学Ⅱ

    生物有機化学Ⅰ

    生物物理化学Ⅰ

    生物物理化学Ⅱ

    生物実験計画法

    化学反応速度論

    生物化学工学量論

    無機化学

    有機化学Ⅱ

    工業有機化学

    理論有機化学

    機器分析

    生化学Ⅰ

    生物工学基礎英語

    生物情報基礎

    有機化学Ⅰ

    分析化学

    土木計画学

    構造・材料実験

    コンクリート構造学及び演習

    水理学Ⅱ及び演習

    土質力学実験

    水理学実験

    建設工学設計

    学外実習

    土木特別講義Ⅰ

    土木特別講義Ⅱ

    環境衛生工学

    短期学外実習(インターンシップ)

    鋼構造学Ⅰ

    鋼構造学Ⅱ

    コンクリート工学

    水工計画学

    海岸工学

    岩盤力学

    地盤工学

    建設施工学

    地震工学

    土木計画学演習

    卒業研究

    道路工学

    河川工学

    地球環境情報工学

    都市・地域計画学

    環境建設工学

    固体力学基礎

    流体力学基礎

    構造力学Ⅰ及び演習

    構造力学Ⅱ及び演習

    建設材料学

    土質力学Ⅰ及び演習

    土質力学Ⅱ及び演習

    水理学Ⅰ及び演習

    技術者倫理

    短期学外実習(インターンシップ)

    確率統計学及び演習

    数値力学解析演習Ⅰ

    数値力学解析演習Ⅱ

    応用測量学

    景観工学

    建築製図

    数学演習Ⅱ

    基礎物理学(電磁気学)

    (線形代数・微分方程式)

    測量学

    測量学演習

    建設法規

    数学基礎演習

    基礎力学及び演習

    プログラミング基礎演習

    数学Ⅲ(微分方程式)

    土木地質学

    短期学外実習(インターンシップ)

    ※色つきの科目は必修科目 ※専門科目のほか、1~3年次で全学共通科目を学びます。

  • 18

    大学院工学研究科は未来を見据えています。

    大学院工学研究科 博士課程(前・後期)

    構成と募集人数

     科学・技術の分野は新領域や学際領域にめざましい拡大を続け

    ています。これらの分野にたずさわる技術者・研究者は、高度な専

    門知識と広範な基礎学力を身につけることが求められます。これに

    対応するために工学研究科は2008年に、これまでの博士前期課

    程8専攻、博士後期課程3専攻の組織を博士前後期一貫した4専

    攻に改めるとともに、特色ある教育カリキュラムを設けました。博士

    前期課程と後期課程を同一の専攻にすることで、博士前期課程か

    ら幅広く一貫して学べるようになりました。

     博士前期課程では、工学分野の多様化するニーズに対応できる

    知識・技術を教授し、研究活動を通した高度な教育研究を行って、高

    度専門職業人・技術者を養成しています。また、それぞれの専攻共

    通科目、各コース科目に加えて、研究科共通科目としてキャリア実

    践科目(特別学外実習、長期特別学外実習、産業科学特別講義)国

    際実践科目など、社会との関わりを重視した実践的な教育を幅広く

    行っています。博士後期課程では、専門的および学際的立場からの

    先進的な教育研究を行うとともに、豊かな学識を有し、自立した研

    究活動を行う能力、社会の要請に対応できる応用力、創造力を有す

    る技術者・研究者を養成しています。また、博士後期課程において

    は、優秀な入学者に対する学費を補助するエンカレッジファンドを

    設けています。

     そして博士前期、後期いずれの課程においても、職業を有する社

    会人も学ぶことができるように、一般入試の他に社会人特別入試

    が行われています。教育や研究指導においても社会人に配慮した

    柔軟な体制で行うようにしています。

    機械宇宙工学専攻DEPARTMENT OF MECHANICAL AND AEROSPACE ENGINEERING

    博士前期課程 (機械工学コース・応用数理工学コース)39名博士後期課程 6名

    情報エレクトロニクス専攻DEPARTMENT OF INFORMATION AND ELECTRONICS

    博士前期課程 (知能情報工学コース・電気電子工学コース)45名博士後期課程 6名

    化学・生物応用工学専攻DEPARTMENT OF CHEMISTRY AND BIOTECHNOLOGY

    博士前期課程 (応用化学コース・生物応用工学コース)30名博士後期課程 4名

    社会基盤工学専攻DEPARTMENT OF MANAGEMENT OF SOCIAL SYSTENS AND CIVIL ENGINEERING

    博士前期課程 (土木工学コース・社会経営工学コース)39名博士後期課程 5名

  • 19

    電子ディスプレイ研究センター

    《 主な業務内容 》◎ものづくり教育プログラムの企画・立案

    ◎地域におけるものづくり教育およびものづくり技術の支援

    ◎ものづくり実践教育プログラムおよび機械工作実習の支援

    ◎学内における教育・研究装置などの作製の支援および ものづくりサークルの支援

    《 センターの仕組み 》 「ものづくり教育実践センター」は、実践的なものづくり教育を行っ

    ている工学部附属の教育施設で

    す。当センターでは、機械工作の実

    習や実験装置の作製を行うほか、

    「ものづくり実践プロジェクト」とい

    う授業を開講しています。この授業

    は、地元企業と連携し製品の企画・

    立案からプレゼンテーションまでの

    企業における開発プロセスを学ぶことを目的としていて、新しい携帯電話

    のコンセプトやデザインを考えたり、風力発電や太陽電池などのエネル

    ギー教育用教材の開発など様々なテーマに取り組んでいます。学生同士

    で出し合ったアイディアを形(製品)にしていく楽しさを実感し、企業の方と

    関わる中で今後のキャリア形成にも役立ちます。

     また学生が自由にものづくりを楽しめる「学生自主ものづくり工房」を

    運営しています。この学生自主ものづくり工房では学生フォーミュラ、鳥

    大ロボコンチームやその他のものづくり系サークルが活動しており、全国

    で行われる大会に向けて頑張って活動

    しています。

     ものづくり教育実践センターはこの

    様に普段経験できない企業と連携した

    授業や学生が自由にものづくりを楽し

    むことのできる機会を提供しています。

    http://www.eng.tottor i -u.ac. jp/tedrec/

    地域社会に拓かれた“知と実践の融合”を目指して。

    ものづくり教育実践センター http://www.icee.tottor i -u.ac. jp/ 実際の「ものづくり現場」から学ぶ、実践教育の拠点。

     2008年4月に工学部附属の「寄附研究部門」として電子ディスプレイ

    研究センターを設置しました。本センターでは液晶を中心とした電子ディ

    スプレイの研究を行い、次世代技術者としての高度職業人(工学博士)を

    育成することを目的としています。

     4年間の時限付の寄附研究部門で、国内外における電子ディスプレイ

    の研究拠点となることを目指し、基礎物性、デバイス開発、医療電子情報、

    経営関連、教育支援等の研究分野を設けています。

     さらに、電子ディスプレイに関連する講演会や研究会、製造・分析装置等

    の講習会を開催しています。

    ものづくり教育実践センター

    企 業 小中学校高等学校

    工学部

    知能情報工学科

    社会開発システム工学科 応用数理工学科

    電気電子工学科機械工学科

    ものづくり教室教育支援

    教育・研究技術支援

    ものづくりプロジェクト支援

    連携プロジェクト技術相談

    生物応用工学科 土木工学科物質工学科

    学生

    主体性のある人材。問題発見・解決能力をもつ人材。

    創造性豊かな人材。ベンチャーマインドに富む人材。

  • 20

    国 際 交 流

    異文化に触れ、視野とキャパが広がった!カナダへ留学してきました

    新しい「知」を育む国際的な交流を活発に展開。

    ■大学間協定(工学部関係分) ■部局間協定締結年月日国  名協定締結校 締結年月日国  名協定締結校

    計研究生特別聴講学生博士後期課程

    博士前期課程学部生国  名 計

    博士後期課程

    博士前期課程学部生国  名

    ■外国人留学生数

    マレー�