食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析...

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Page 1: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

食品検査のソリューション

食品接触材料および食品包装分析アプリケーション

FCMおよび食品包装材 ソリューション

高速溶媒抽出

目次

GCおよびGC-MS

GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

LC-MS

LC-HRAM

元素分析

査読付き学術

Page 2: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

食品接触材料分析

食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されています。これらの物質から化学物質が製品に移行または伝達することは避けられません。しかし、いかなる食品包装成分も、消費者へのリスクとなる量が食品や飲料製品に蓄積するような化学物質を放出してはなりません。規制は複雑ですが、監視や管理に有効なツールとなるさまざまな分析技術があります。

添加物として認められ食品および飲料に存在する既知の意図的添加物質(IAS)は、厳密に管理されています。

IASは、農場から始まり工場での処理中や包装中、最終的には食事の準備や調理のために台所で使用されるまで、食物連鎖の始めから終わりまで認められる物質です。物質は、プラスチックから紙、ボード、ゴム、セラミック、金属、ガラス、木材、コルクなど多様です。

食品接触材料には農場から台所(from farm-to-fork)に至るまでの食物連鎖の任意の時点で、食品および飲料と直接または間接的に接触するすべての種類の材料が含まれます。たとえば、果物や野菜は農場で収穫されると、プラスチック製の箱で保存され輸送されます。食品工場は、ベルトコンベヤーやパイプ、バルブ、混合容器、機械などを使用し、保存や輸送にさまざまな容器を使用します。フライ返しやカトラリー、キッチンの表面やまな板などの調理器具や調理用品はどれも、木材などのさまざまな種類の食品接触材料から製造されています。これらの材料は、食品と接触した使用に対する適合性を規定した規則に従う必要があります。

プラスチック製の包装材やボール紙へのプラスチックコーティング、金属製の缶のコーティングなどの食品包装材や一次および二次包装材も、厳格な規則に従う必要があります。包装材の接着剤や印刷用インクは、直接食品に接しないかもしれませんが、化学物質が食品に移行する原因となるおそれがあります。

非意図的添加物質(NIAS)は、不純物、反応中間体、ポリマーや添加物の分解生成物、リサイクルによる汚染物質などの化合物です。食品および飲料中のNIASを調査する場合、関連する可能性のある化学物質についての情報がほとんどないため、分析が困難になる場合があります。

したがって、NIASの場合、既知および未知の物質(検出でき同定できない物質と、単に検出されずに食物連鎖へ入っている物質)を特定するため、できる限り非選択的な方法をとり、定量的かつ定性的に最大限の情報を判断する必要があります。

既知および未知のNIAS化合物の検出には、刺激剤、包装材または食品のターゲットおよびノンターゲット分析に、より堅牢な技術を使用する必要があります。

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高速溶媒抽出

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高速溶媒抽出

Thermo Scientific™ Dionex™ ASE™ 350 高速溶媒抽出装置は、食品包装材や食品接触材料、食品サンプルの検査、および半揮発性および非揮発性化合物の分析によく使用されています。これは、化合物をポリマー物質から確実に抽出する際に有効です。抽出条件を設定し、また抽出プロセス中にサンプルが変化しないようコントロールすることができます。

Dionex ASE 350 高速溶媒抽出装置 詳細

FCMおよび食品包装材 ソリューション

ソックスレーと高速溶媒抽出 との比較

GCおよびGC-MS

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高速溶媒抽出

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食品包装材の分析におけるソックスレーと 高速溶媒抽出との比較

高速溶媒抽出法およびThermo Scientific Dionex™ ASE™ 350 高速溶媒抽出装置

このアプリケーションノートでは、包装材抽出試験においてソックスレーと高速溶媒抽出法を比較しています。高速溶媒抽出法は、効果的な抽出、抽出時間の短縮(<0.5時間/サンプル)、溶媒使用量の低減(<30 mL/サンプル)および溶媒の選択の柔軟性などといった利点を持つ自動化された方法です。高速溶媒抽出法は、より短時間および少量の溶媒で、従来のソックスレー抽出法と同等またはより効果的な抽出を行えます。対照抽出試験には、極性が異なる二つの溶媒を使用する抽出法が必要です。異なる溶媒から追加情報が得られるためです。

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ソックスレーと高速溶媒抽出 との比較

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GCおよびGC-MS

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高速溶媒抽出

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揮発性分析Thermo Scientificガスクロマトグラフ(GC)およびガスクロマトグラフ質量分析計(GC-MS)は、揮発性分析の性能、信頼性および値に対するお客様の厳しい要求事項に対応します。強力なGC-MS装置と生産性を高めるソフトウェアを組み合わせ、困難な食品接触材料検査に対応できる完全なソリューションを実現します。

当社のGC装置は、ルーチンの分析に対して高い性能を発揮し、高度な機能と、サンプルのスループットを高める柔軟性を提供します。プラグインタイプの注入口と検出器を使えばモジュールを直ちに変更でき、装置を新しいワークフローへ再構成したり、新しいメソッドを開発したり、メンテナンスのダウンタイムを節約したりすることができます。最近開発されたGC-MSトリプル四重極テクノロジーは、低分子質量域に高い感度と選択性をもたらし、複雑なマトリックス中のサンプルでも低濃度の化合物を検出することができます。電子イオン化(EI)を用いたシンプルで標準的な方法により、低い濃度の分析をダイレクトに行うことができます。

詳細

Thermo Scientific TSQ™ 9000 Evo トリプル四重極 GC-MS/MSシステム

GCおよびGC-MS

GCおよびGC-MS

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包装における残留溶媒

食品包装中のVOC

フタル酸塩の測定

ボール紙の汚染物質の移行

清涼飲料水中の フタル酸エステルシリアル中の 化学物質の移行

GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

LC-MS

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高速溶媒抽出

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食品製造業者は、商業的に成功し、政府の食品安全基準を遵守するには、製造する食品の品質を確保する必要があります。このため、また非食品製品のアプリケーションには、ヘッドスペース(HS)ガスクロマトグラフィーが推奨される分析方法です。静的ヘッドスペース法による包装材の残留溶媒の定量法は、欧州規格(EN

13628-1:2002)に報告されています。特に、EN 13628-1:2002では、残留溶媒の化学的同一性が分析開始前に既知である場合、静的ヘッドスペースクロマトグラフィーによる包装中の残留溶媒の定量法が規定されています。EN 13628-1:2002

は、単層または多層のプラスチックフィルム、紙またはボール紙、フォイルまたはその組み合わせから構成される包装材料に適用されますが、0.5 mg/m²未満の量の残留溶媒には適用されません。このアプリケーションノートでは、ハイスループットヘッドスペースオートサンプラーを使用し、残留溶媒が存在する包装材料(プラスチックフィルム/紙)などの実際のサンプルの分析を示しています。

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透明なプラスチックフィルムの実際のサンプルからのMHE抽出のクロマトグラム

包装における残留溶媒

食品包装中のVOC

フタル酸塩の測定

ボール紙の汚染物質の移行

清涼飲料水中の フタル酸エステルシリアル中の 化学物質の移行

包装における残留溶媒

2-12

.47

Time(min)

B-10

.82

1-12

.10

C-13

.12

3-15

.86 D+

E-17

.30

F-17

.71

4-18

.21

5-19

.42

6-19

.87

H-12

1.32

7+8-

21.4

9

9-22

.07

I-23.

82

10-2

4.89

L-25

.63

M-2

5.90

N-27

.93

O-29

.71

11-3

2.62

pA

0 5 10 15 20 25 30 35 40 450

-

90

p-34

.25

A-8.

35

48.3

GCおよびGC-MS

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GC-HRAM

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LC-MS

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Page 7: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

多くの抽出物・浸出物の検査を行うラボでは、サンプル前処理にかかる時間が実際のクロマトグラフィーにかかる時間の2倍以上になることも少なくありません。サンプルの取り扱いが改善されれば、前処理の所要時間が短縮し、分析あたりの費用を大幅に削減できます。サンプル処理数を増やし、分析あたりの費用を削減するために、高性能の Thermo Scientific TriPlus 300ヘッドスペースオートサンプラーを使った有機揮発性物質の定量自動化が役に立ちます。

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クロワッサンの包装に検出されたVOCとその相対的分布

食品包装中のVOC

2-プロパノール

酢酸エチル 1-ブタノール トルエン

0.08

0.07

0.06

0.05

0.04

0.03

0.02

0.01

01-メトキシ2-プロパノール

4-メチル2-ペンタノン

n-酢酸ブチル

食品包装中のVOC

包装における残留溶媒

フタル酸塩の測定

ボール紙の汚染物質の移行

清涼飲料水中の フタル酸エステルシリアル中の 化学物質の移行

GCおよびGC-MS

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Page 8: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

フタル酸塩可塑剤は、プラスチック製の容器や入れ物から清涼飲料水およびアルコール飲料へと移行します。フタル酸塩可塑剤は化学的に不活性ですが、密度が高く、揮発性は低度から中等度で、有機溶媒への溶解度が高く、ポリマー物質の劣化に伴い容易に環境に放出されます。食品および飲料中へのフタル酸塩の残留は国際的に規制されています。中華人民共和国の衛生部は、フタル酸エステル(PAE)を非食品材料として食品へ使用することを明確に禁止する通達を2011年6月1日に発効しました。PAEは、主に食品包装材を経由して食物連鎖へ入ります。エタノールはPAEの溶解度が非常に高いため、プラスチック製の容器に入ったアルコール飲料は、特にリスクが高くなります。結果として、PAEはプラスチック製接触材料から飲料へと溶出します。

この研究は、食品中のフタル酸塩の測定に関する中国の規則GB/T21911-2008

に準拠しています。この方法は感度が高く、迅速かつ正確で、さまざまな飲料中のフタル酸エステルを微量レベルで検出するというニーズを満たすため、幅広いダイナミックレンジに対応します。

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フタル酸塩の測定

フタル酸塩の測定

包装における残留溶媒

食品包装中のVOC

ボール紙の汚染物質の移行

清涼飲料水中の フタル酸エステルシリアル中の 化学物質の移行

GCおよびGC-MS

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Page 9: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

食品の包装は、食品産業において重要です。このアプリケーションノートでは、ボール紙中の包装移行物質測定のメソッド開発およびバリデーションを行うためのGC-MS/MS法について説明します。ボール紙は、バージンパルプ、リサイクル紙、およびその混合から製造されます。リサイクルのボール紙は、印刷インクやコーティング、接着剤などといった、ボール紙組成の劣化に起因するさまざまな危険な汚染物を含んでいる可能性が高くなります。しかし、バージンパルプの場合でも、製造工程中に不要な化合物が含まれていないか監視する必要があります。この分析に使用する技術としては、固相マイクロ抽出(SPME)とガスクロマトグラフィートリプル四重極質量分析(GC-MS/MS)を組み合わせ、揮発性および半揮発性のサンプル成分を検出できるものなどがあります。揮発性化学物質は、包装材から食品へ非常に移行しやすいため、この技術には大きな利点があります。包装移行物質の同定は、既知の基準に対応する保持時間(±2.5%)における遷移イオン(定量イオンと確認イオン)に基づきます。この方法は、EU Dicision

2002/675/EC2に規定されている基準をガイドラインとして使用し、社内で検証されています。

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ボール紙の汚染物質の移行

12の包装移行物質を含む標識化したボール紙のクロマトグラム(c = 0.024~30 mg/kg)

ボール紙の汚染物質の移行

包装における残留溶媒

食品包装中のVOC

フタル酸塩の測定

清涼飲料水中の フタル酸エステルシリアル中の 化学物質の移行

GCおよびGC-MS

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GC-HRAM

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LC-MS

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Page 10: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

清涼飲料水中のフタル酸エステル

フタル酸エステルは、PVCなどプラスチックを柔らかくするための可塑剤です。この化合物は内分泌攪乱物質の作用を持ち、高レベルに曝露するとヒトの生殖器官へ有害な影響があると報告されています。米国食品医薬品局(FDA)は、特定の食品およびフルーツジュースなどの飲料は、高レベルのフタル酸塩を含むと報告しています。フタル酸エステルは、環境に偏在し測定回収率に影響を与えるおそれがあります。問題を最小限にするため、校正および抽出用の溶液の調製には注意が必要です。DNP、DNOPおよびDHXPなどの長鎖のフタル酸エステルは、ガラス容器へ付着する可能性があり、抽出回収率の低下が予測されます。

アプリケーションノートをダウンロード フルスキャン40~450 amu中のフタル酸エステル標準1000 ng/mLのTIC

相対的存在度

Time(min)10

10

0

20

30

40

50

60

70

80

90

100

12 14 16 18 20 22 24

1

23

4 11

105 9

8

7

6

15

14

13

12 16

清涼飲料水中の フタル酸エステル

包装における残留溶媒

食品包装中のVOC

フタル酸塩の測定

ボール紙の汚染物質の移行

シリアル中の 化学物質の移行

GCおよびGC-MS

FCMおよび食品包装材 ソリューション

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GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

LC-MS

LC-HRAM

元素分析

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高速溶媒抽出

Page 11: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

英国食品基準庁(FSA)は、食品中のベンゾフェノンおよび4-ヒドロキシベンゾフェノンの分析法を発行しています。ベンゾフェノンは、食品包装材のインクやコーティングから食品の表面へ移行する可能性のある化学物質です。EU指令

2002/72/ECにおいて、ベンゾフェノンの特定移行限度値(SML)を0.6 mg/kgとされています。QuEChERS法は、食品安全性分析に幅広く使用されます。シリアルからのベンゾフェノンの抽出には、European EN15662QuEChERS手順に記載されている改良されたサンプル調製法が使用され、分析にはGC-MSが使用されています。

アプリケーションノートをダウンロード 0.6 mg/kgで標識化したシリアル中のベンゾフェノンおよび4-ヒドロキシベンゾフェノンのSIMクロマトグラム

分6.5 7.0 7.5 8.0 8.5

3

4

相対的存在度

10

0 6.5 7.0 7.5 8.0 8.5

20

30

40

50

60

70

80

90

100

1

2

a

a

シリアルへの 化学物質の移行

シリアルへの 化学物質の移行

包装における残留溶媒

食品包装中のVOC

フタル酸塩の測定

ボール紙の汚染物質の移行

清涼飲料水中の フタル酸エステル

GCおよびGC-MS

FCMおよび食品包装材 ソリューション

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GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

LC-MS

LC-HRAM

元素分析

査読付き学術

高速溶媒抽出

Page 12: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

GC-HRAM

詳細

半揮発性物質分析高分解能ガスクロマトグラフィー(GC)と高分解能・精密質量(HRAM)Orbitrap

質量分析計を組み合わせ、お客様のラボに新しいソリューションをお届けします。Thermo Scientific Q Exactive™ GC Orbitrap™ GC-MS/MS分析計なら、これ以上ない信頼性で、化合物の発見、同定および定量におけるサンプルの包括的な特性評価を1回の分析で行えます。この装置は、GC-MSトリプル四重極分析と高精度フルスキャンHRAMの能力を組み合わせた定量的なパワーを実現します。これは、Thermo Scientific Orbitrap技術でのみ可能です。

食品接触材料および包装材移行物質の発見、同定および定量を、1回の分析で高い信頼性で行えます。Q Exactive GC Orbitrap GC-MS/MSは、GC-MSトリプル四重極分析と高精度、フルスキャン、高分解能・精密質量(HRAM)の能力を組み合わせた定量的なパワーを実現します。この装置は、非意図的添加物質(NIAS)の分析やターゲットおよびノンターゲット分析のルーチングレードの性能の分析、最終的なサンプル分析ワークフローの信頼性の高い定量に最適です。

Q Exactive GC Orbitrap GC-MS/MS装置

GC-HRAM

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GCおよびGC-MS

食品包装材中の未知の物質の特性評価

HPLCおよびUHPLC

LC-MS

LC-HRAM

元素分析

査読付き学術

高速溶媒抽出

Page 13: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

食品包装材中の未知の物質の特性評価

GC-HRAM

ガスクロマトグラフィー質量分析(GC/MS)は、食品包装材試験で幅広く使用されている一般的な分析技術です。クロマトグラフィーの分解能、再現性、ピーク能、そして同定をサポートする幅広いスペクトルライブラリなど利点が得られます。対象分析物質は、揮発性または半揮発性(<1000 Da)の性質のため、GC-MS

での分析に非常に適しています。食品包装材に使用されるモノマー、添加物、溶媒などの主要な物質は、通常十分に理解されています。しかし、こういった材料は、不純物や反応中間体、ポリマーや添加物の分解生成物、リサイクルによる汚染物質などの非意図的添加物質(NIAS)を含んでいる場合もあります。この研究は、食品包装材中の未知の化合物について迅速で信頼性の高い同定を行う上での、高分解能および高精度の新しいGC-MS装置の使用に重点を置いています。この研究により、食品包装材サンプルの化学物質の特性評価において、GC

Orbitrap MSが迅速かつ信頼性が高く包括的な力強いソリューションであることがわかります。

包装材サンプル中のEIによるトータルイオンクロマトグラム

アプリケーションノートをダウンロード

食品包装材中の未知の物質の特性評価

30 32 34 36 38 40 42 44 46 48 50 52

Time(min)

49.0449.13

47.84

45.54

42.98 46.7743.08

42.92 53.1849.7443.12

30.6353.05

33.09 33.43 43.7831.03 39.82 42.7933.72 44.55 51.0152.7341.5535.3528.81 31.83 38.9138.04

1

2

3

4

6

5

0

100

Rela

tive

Abun

danc

e

90

80

70

60

50

40

30

20

10

RT: 28.04-53.93

NL:1.74E10TIC MSNestle_pk_001

HPLCおよびUHPLC

LC-MS

LC-HRAM

元素分析

査読付き学術

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

高速溶媒抽出

Page 14: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

半揮発性物質分析Thermo Scientific Vanquish™ UHPLC装置は、UHPLCに新しい基準を打ち立てるよう設計されており、妥協のない優れた分離能により、より良い結果が得られます。業界トップレベルのポンプ性能、アクティブおよびパッシブプレヒーティングの二つのカラム温調機能などにより、非常に高いS/Nおよび線形性を発揮し、高濃度緩衝液への高い耐腐食性といった堅牢性も兼ね備えています。システム制御はクロマトグラフィーデータシステムソフトウェアのゴールドスタンダードであるThermo Scientific Dionex Chromeleon™ 7.2によって制御され、高いサンプル処理能力によるハイスループットワークフローをサポートします。

• 分離をよりパワフルに –

Vanquish UHPLC装置は、装置の耐性や堅牢性を犠牲にすることなく、これまでにない高圧分析を達成するために開発されました。Vanquish UHPLC装置の業界トップレベルの第四世代SmartFlow™ポンプ技術は、最高1500 barの圧力で超高速から非常に浅いグラジエント分析に至るまで、比類ない保持時間の再現性と低いベースラインノイズで最高レベルの検出感度を実現します。

• サンプルをより高精度で処理 –

Vanquish UHPLC装置は、サンプル数の多い分析ラボ用に、最大のインジェクション精度と高いサンプル処理能力、高いスループット能力を提供します。

• より高い信頼性で分離をコントロール –

カラムは、クロマトグラフィーの保持、選択性および効率に影響を及ぼします。Vanquish UHPLC装置は、優れた温度管理を行いながら効率および分解能を最大限にする上で非常に重要です。

• より高い感度で分析物を検出 –

Thermo Scientific LightPipe™技術は、ダイオードアレイ検出器(DAD)中で比類のない検出性能を発揮します。さまざまな波長検出器の能力を超えて、幅広い線形範囲と業界トップレベルのS/N比を達成します。

HPLCおよびUHPLC

詳細Vanquish UHPLC装置

HPLCおよびUHPLC

ビスフェノールの測定

フタル酸塩の測定

GC-HRAM

FCMおよび食品包装材 ソリューション

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GCおよびGC-MS

LC-MS

LC-HRAM

元素分析

査読付き学術

高速溶媒抽出

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ビスフェノールの測定

ビスフェノールの測定

ビスフェノールAおよびBはエポキシ樹脂およびプラスチックの製造に使用するモノマーで、金属製の缶や水道管のコーティング、電子レンジのサセプター(クリスピー食品に使用する)および特定の歯科用樹脂など食品や飲料の包装に幅広く使用されています。ビスフェノールA、およびプラスチックコート済みの缶から得た液体は、MCF-7およびヒトの乳がん細胞にエストロゲン性であることが証明されています。このアプリケーションノートは、Thermo Scientific Dionex

UltiMate™ 3000 CoulArray™ 電気化学的クーロメトリックアレイ検出器が、優れた感度および選択性をもたらすのみならず、比類のない安定性やメンテナンスフリーのルーチンのオペレーションも可能にすることを示しています。ビスフェノールは複雑なサンプルマトリックス成分とは異なる特徴的な酸化パターンを示し、溶出時間とともに同定情報を与えてくれます。これらの化合物が生物活性を持つ最低量は明らかになっていませんが、クーロメトリックアレイ検出器ではサブ50 pgレベルのビスフェノールを定量でき、微量レベルであってもその影響を検討することができます。

ビスフェノールAおよびBの化学構造アプリケーションノートをダウンロード

HO C OH

CH3

CH3

HO C OH

CH3

CH2CH

3

ビスフェノールB

ビスフェノールA

HPLCおよびUHPLC

フタル酸塩の測定

GC-HRAM

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

LC-MS

LC-HRAM

元素分析

査読付き学術

高速溶媒抽出

Page 16: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

フタル酸塩の測定

フタル酸塩は内分泌攪乱物質に分類されており、ヒトの健康、特に小児の健康に対して潜在的な危険性を有します。そのため、プラスチック製のおもちゃや食器、繊維および食品中に許容可能なフタル酸塩の種類と量に関して、規制されてい

ます。

規制値が設定されているフタル酸類のすべてをUHPLCで識別し、一斉分析する方法はまだ公表されていません。このアプリケーションノートでは、基準法および指令(食品はGB/T 21911-2008、水はHJ/T 72-2001など)に記載されたすべてのフタル酸塩を識別できる方法について説明します。

五つの異なるカラムを使用した、GB/T 21911-2008に記載されるフタル酸塩のクロマトグラム

アプリケーションノートをダウンロード

5 768

9

97

A

D

E

C

B3

4

5,6 7 8,910,11

12 13 14 15

1,2

2

1

3

34

3,4

5 67,8 10,11

1213 14 15

16

15

1514

14

1415

13

13

1312

12

12

10,11

10,11

10,11

5,6

56~9

16

16

16

16

2

1,2 3,4

14

12

9

8

190

mAU

0

-1100 5 10 15 20 25 30 35 40

Peaks: 1. DMP 2. BMEP 3. DEP 4. BEEP 5. DPP 6. BBP 7. DIBP 8. DBP 9. BBEP 10. DAP 11. DCP 12. BMPP 13. DHP 14. DEHP 15. DNOP 16. DNP

Time(min)

フタル酸塩の測定

HPLCおよびUHPLC

ビスフェノールの測定

GC-HRAM

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

LC-MS

LC-HRAM

元素分析

査読付き学術

高速溶媒抽出

Page 17: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

半揮発性物質分析質量分析計による検出は、より手ごろで身近になっており、研究の多くの分野ではもはや必須の検出器となっています。分析のピークを検出するだけでは不十分で、今ではそのピークが分析対象であることを確認する必要があります。Vanquish UHPLCを当社の最高クラスの質量分析計と組み合わせることにより高い信頼性と選択性が得られます。

Thermo Scientific TSQ Altis™およびTSQ Quantis™トリプル四重極質量分析計は、選択反応モニタリング(SRM)分析を使用する幅広い定量ワークフローに最適です。

LC-MS

詳細

Vanquish UHPLCおよびTSQ Altisトリプル四重極質量分析計

LC-MS

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

可塑剤汚染物質の分析

LC-HRAM

元素分析

査読付き学術

高速溶媒抽出

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サンプルの調製方法

可塑剤汚染物質の分析

フタル酸塩は、さまざまな工業製品に使用される内分泌攪乱活性化学物質です。一部の市場では、限定的な量の特定のフタル酸塩を食品接触材料に使用することが認められていますが、食品添加物としては認められていません。台湾では、フタル酸塩は飲料やスポーツ飲料に意図的に使用されていますが、フタル酸塩や可塑剤は、特に油の多い食品などには汚染物質として幅広く見られます。汚染物質は食品の包装剤だけでなく、環境中のさまざまな部材に由来しています。実験環境中からの汚染も起こりやすいため、サンプル処理をオンライン自動化することにより、最低限に抑えるなどの対策が重要です。

サンプル:ろ過/遠心分離

250 µLサンプル+100 µL IS (最終的なボリュームは1 mL MeOH)

ボルテックス

TLX-MS/MS

牛乳サンプルを遠心分離

Download the method

可塑剤汚染物質の分析

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

LC-MS

LC-HRAM

元素分析

査読付き学術

高速溶媒抽出

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LC-HRAM

半揮発性物質分析食品および食品包装分析におけるポリマーの添加物およびモノマーについては、より多くの化合物を迅速に高い信頼性で同定、確認する必要があります。Thermo Scientif ic Vanquish Horizon UHPLCの検出器として、当社独自のOrbitrap技術を搭載した、ベンチトップ質量分析計Thermo Scientific Exactive™

シリーズまたは革新的なThermo Scientific Orbitrap Fusion™ Tribrid™質量分析計などが最適です。

LC-MSによる高分解能・精密質量のすべてのメリットを、複雑なマトリックスの既知および未知の化合物の同定、特性評価、定量に活用してください。

詳細

LC-HRAM

Vanquish UHPLCおよびThermo Scientific Q Exactive™ Focus ハイブリッド四重極Orbitrap™高分解能質量分析計

LC-MS

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

食品包装中のフタル酸塩のスクリーニング

元素分析

査読付き学術

既知および未知の食品接触材料の同定

高速溶媒抽出

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食品包装材(PM)および非意図的添加物質(NIAS)は、食品安全性に関連するアプリケーションにおいて現在もっとも注目されている研究トピックです。現在の研究は、想定外または現時点で未知の化合物の同定に特に重点を置いています。

このポスターは、既知の許可物質または未認可物質の同定について、高分解能・精密質量(HRMS)に基づくLC-MS法によって裏付けられた方法を提示するものです。すべての試験化合物を正しく同定することができます。HRMSは、既知、未知のどちらの化合物についても、信頼性の高い同定に不可欠です。

同定した四つの未知の化合物の概要

既知および未知の 食品接触材料の同定食品包装中のフタル酸塩の スクリーニング

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既知および未知の食品接触材料の同定

C21

H26

O3

2-hydroxy-4-octyloxybenzene

2,4-dihydroxy-benzophenone

2,5-bis-(5-tert-buthyl-2-benzoxazolyl)thiophene

Erucamide

C13

H11

O3

Methyl/ethyl/buthyl-metacrylate, copolymer

LC-HRAM

LC-MS

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

元素分析

査読付き学術

高速溶媒抽出

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フタル酸エステルとして広く知られているフタル酸ジエステル類(PAE)はおもちゃや床材、パーソナルケア製品、食品包装剤などの日用品に可塑剤として幅広く使用されています。こういった化合物は、材料によっては高い含有率で含まれることもあります。これらの化合物は、半揮発性有機化合物(SVOC)に分類される物質であり、長い時間をかけて環境中に揮発します。合計で13個のガスケットシール材、9個の牛乳包装材、五つの手提げ袋および果物容器を試験しました。標準物質のMSおよびHCD(高エネルギー衝突解離)によるMS/MSスペクトルを、市販の食品包装材からの溶出物と比較したところ、MS/MSスペクトルの一致から禁止物質の存在を確認することができました。リアルタイム直接分析(DART)法と、Orbitrap質量分析計を用いたHRAM LC-MS/MSを組み合わせると、食品包装材中などの添加剤のスクリーニングを非常に迅速かつ便利に行えることが示されました。

分析したフタル酸塩標準物質のリスト。同定に用いたプリカーサーイオンとHCDによるMS/MSのフラグメントイオンの精密質量の表。

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食品包装中のフタル酸塩のスクリーニング

既知および未知の 食品接触材料の同定食品包装中のフタル酸塩のスクリーニング

LC-HRAM

LC-MS

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

元素分析

査読付き学術

高速溶媒抽出

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元素不純物世界中の研究、製造、分析ラボは、迅速で効果的な定量および定性分析に依存しています。当社の革命的な装置と使いやすいソフトウェアは、産業、教育、環境および健康市場に幅広く貢献しています。当社は、アイソトープに加えて微量元素類のppmレベルから微量なpptレベルでの定量および同定に包括的なポートフォリオを提供します。ラボでの処理から品質管理に至るまで、そして現地で実用的なデータを即座に使えるよう、より信頼性の高い分析とより良い意志決定を可能にします。

元素不純物は、印刷物、染料、フォイル梱包およびデリバリー装置では一般的に見られます。当社の装置は食品包装材移行物質および食品接触材料における微量金属元素分析の非常に厳しい規制要件に適合します。当社の原子吸光分析装置(AAS)は、高性能のダブルビームグラファイトファーネスとデュアルアトマイザーダブルビームを備えており、コスト効果が高く効率的で精度の高い微量元素分析が可能です。誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)は、幅広いポートフォリオによって、ルーチンおよび研究分析における無機元素の定量分析を正確に信頼性高く、微量レベルで行えます。さらに、優れた安定性と分析物の検出能力を目的とした先進のハードウェア設計が特長の誘導結合プラズマ発光分光分析装置(ICP-

OES)は、優れた価値を幅広く備えた複数元素分析計です。

詳細

Thermo Scientific iCE™ 3300 AAS

微量元素分析

元素分析

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

LC-MS

LC-HRAM

缶入りフルーツジュース中のスズ

食品中のナノ粒子

査読付き学術

高速溶媒抽出

Page 23: 食品接触材料および食品包装分析アプリケーション...食品接触材料分析 食品包装および食品接触材料(FCM)は、食品飲料産業では広く使用されていま

金属は、少量でも食品のフレーバーや保存特性に悪影響を与える可能性があります。金属は、食品の処理中に汚染物質として混入し、容器からの侵出によって保存期間中に蓄積する可能性があります。英国食品基準庁の規制では、缶入り食品の最大のガイドライン値を250 mg/kgとしています。しかし、濃度を大幅に下げるには、食品製造業者は、プロセスの改善や缶用の新しい材料の使用が必要です。従来のフレーム原子吸光分析によるスズの測定は、比較的感度が低く、低濃度での正確な定量は困難です。缶のスズは、プログラムサイクル中の損失を最小限にするよう注意すれば、グラファイトファーネス原子吸光分析装置と、正確なバックグラウンド補正を使用して問題なく測定できます。

缶入りフルーツジュース中のスズ

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元素分析

缶入りフルーツジュース中のスズ

食品中のナノ粒子

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

LC-MS

LC-HRAM

査読付き学術

高速溶媒抽出

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近年、ナノ粒子(NP)の特性評価のニーズが高まっています。これは、さまざまな産業での人工ナノ粒子(EN)の使用がこれまでになく増えており、その結果環境および消費者へのリスクを調査する研究が行われているためです。この目的を考えて開発された方法の中では、フィールドフローフラクショネーション(FFF)法にICP-MSを組み合わせた方法が非常に有望であることが示されています。FFF

法は、低nmからµmの粒子サイズに適合するため、ナノ粒子の分離に最適です。ナノ粒子の特性評価のもう一つの有望な方法として、単一粒子ICP-MS(sp-ICP-

MS)があります。ナノ粒子を含む適切に希釈した溶液を直接分析することにより、ナノ粒子を計数できます。装置の感度が上がるほど、小さな粒子を検出できます。

食品中のナノ粒子の特性評価は、複雑なマトリックスが存在し、広く用いることができるように開発・検証されたサンプル調製プロトコルがないため、多くの課題に直面します。酵素抽出に基づく方法の後にFFF法による分画を行い、sp-ICP-

MSによる最終的なナノ粒子の特性評価を行うプロセスを、鶏肉ペーストについて検討しました。

食品中のナノ粒子

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缶入りフルーツジュース中のスズ

食品中のナノ粒子

元素分析

FCMおよび食品包装材 ソリューション

目次

GCおよびGC-MS

GC-HRAM

HPLCおよびUHPLC

LC-MS

LC-HRAM

査読付き学術

高速溶媒抽出

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推奨文献 www.thermofisher.com/foodcontactmaterials

査読付き学術誌:LCおよびLC-MS法タイトル 著者 出版物Release of non-intentionally added substances (NIAS) from food contact polycarbonate: Effect of aging

Chiara Bignardi, Antonella Cavazza, Carmen Laganà, Paola Salvadeo, Claudio Corradini

Food Control, Volume 71, January 2017, Pages 329–335

UHPLC-high-resolution mass spectrometry determination of bisphenol A and plastic additives released by polycarbonate tableware: influence of aging and surface damage

Chiara Bignardi. Antonella Cavazza, Carmen Laganà, Paola Salvadeo, Claudio Corradini

Analytical and Bioanalytical Chemistry, October 2015, Volume 407, Issue 26, Pages 7917–7924

Targeted and untargeted data-dependent experiments for characterization of polycarbonate food-contact plastics by ultra high-performance chromatography coupled to quadrupole Orbitrap tandem mass spectrometry

Chiara Bignardi. Antonella Cavazza, Claudio Corradini, Paola Salvadeo

Journal of Chromatography A, Volume 1372, 12 December 2014, Pages 133–144

Liquid chromatography–full scan-high resolution mass spectrometry-based method towards the comprehensive analysis of migration of primary aromatic amines from food packaging

Monica Mattarozzi, Francesca Lambertini, Michele Suman, Maria Careri

Journal of Chromatography A, Volume 1320, 13 December 2013, Pages 96–102

メソッド タイトル 著者 出版物The challenge of identifying non-intentionally added substances from food packaging materials: A review C. Nerin, P. Alfaro, M. Aznar, C. Domeño Analytica Chimica Acta, Volume 775,

2 May 2013, Pages 14–24

Rapid qualitative analysis of phthalates added to food and nutraceutical products by direct analysis in real time/Orbitrap mass spectrometry

Randy L. Self, Wen-Hsin Wu Food Control, Volume 25, Issue 1, May 2012, Pages 13–16

PCDD and PCDF levels in paper with food contact H. Beck, A. Droß, W. MatharChemosphere, Volume 25, Issues 7–10, October–November 1992, Pages 1533–1538

査読付き学術誌参考文献

査読付き学術

FCMおよび食品包装材 ソリューション

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GCおよびGC-MS

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高速溶媒抽出

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