道玄坂二丁目地区 第2回 まちづくり意見交換会 ·...

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道玄坂二丁目地区 第2回 まちづくり意見交換会 2019年12月 渋谷区 都市整備部 渋谷駅周辺整備課 1

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道玄坂二丁目地区第2回 まちづくり意見交換会

2019年12月

渋谷区都市整備部渋谷駅周辺整備課1

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本日の議事次第

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1 前回(第1回)の振り返り

2 第1回意見交換会における主なご意見

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

4 地区計画の目標・方針(案)

5 意見交換

6 今後の進め方

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本日の議事次第

3

1 前回(第1回)の振り返り

2 第1回意見交換会における主なご意見

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

4 地区計画の目標・方針(案)

5 意見交換

6 今後の進め方

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地元まちづくり協議会による勉強会【背景①】

1 前回の振り返り【意見交換会の目的】

2019年11月 地区計画地元(案)の提出【まちづくり協議会⇒区】

渋谷道玄坂周辺地区まちづくり協議会主催の地元勉強会

2019年2月~2019年9月

地区計画検討勉強会

計5回

2008年11月~2013年5月

に行った勉強会のまとめ

2019年9月 地区計画地元(案)とりまとめ

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まちづくり動向 開発機運の高まり【背景②】

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1 前回の振り返り【意見交換会の目的】

まちづくり検討区域

道玄坂二丁目南地区

渋谷ソラスタ

渋谷ストリーム

渋谷ヒカリエ

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1 前回の振り返り【周辺のまちづくりの状況】

地区計画が未策定であること【背景③】

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★上位計画の内容を踏まえ、まちの将来を見据えたまちづくりのルールとなる地区計画について地域の皆さんと検討する。

①地元まちづくり協議会による地元(案)の提出

②まちづくり検討区域内において開発の機運が高まっている

③地区計画未策定区域であること

<背景>

<目的>

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1 前回の振り返り【意見交換会の目的】

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地区計画

渋谷区基本構想

渋谷区まちづくりマスタープラン

分野別の計画・環境基本計画・バリアフリー基本構想

など・・・

整合

「渋谷駅中心地区地区まちづくり指針2010」

反映

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1 前回の振り返り【上位計画における位置付け】

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渋谷区まちづくりマスタープラン

➢ 高度な国際競争力と強烈な地域性を兼ね備えて、未来をつくり続けるまち。

➢ 「働く」「遊ぶ」「暮らす」など多様な都市機能の高度な集積を図る。

➢ まちの顔・シンボルとなるスケールから、界隈性ある街並みを生むスケールまで、渋谷を体現する多様なスケールが共存したまち。

渋谷駅中心地区まちづくり指針2010

<戦略1>“渋谷を発信する”➢“生活文化”の創造・発信拠点の形成<戦略2>“谷を冷やす”➢緑・水を生かした谷空間の環境づくり<戦略3>“都市回廊を創出する”➢元気な若者に限らず、誰もがめぐり歩いて楽しいまち実現<戦略4>“人間中心のまちをつくる”➢ 交通結節機能の再編・強化による快適な歩行環境の形成<戦略5>“安全安心なまちをつくる”➢街区再編や拠点開発による、災害に強く犯罪の少ない安全安心なまちの実現

<戦略6>“渋谷らしさを強化する”➢ 広場・坂・路面店を活かした“渋谷らしさ”をもった景観形成<戦略7>“みんなで育てるまちづくり”➢ 協働型まちづくりによる渋谷の将来像の具現化 9

1 前回の振り返り【上位計画における位置付け】

中心拠点ゾーン

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➢ エリアごとの特性を活かした高次な機能の集積・導入。

➢ 坂道や路面店のにぎわいの促進のため、歩いて楽しい歩行者ネットワークを形成する。

➢ ファッション・音楽・情報発信基地である渋谷の顔となる多彩なコンテンツを支える機能の誘導を図る。

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➢ 渋谷らしい、エリアや沿道ごとに個性ある街並み、多様な界隈、活気とにぎわい景観の形成を図る。

にぎわいの拠点エリア

にぎわい軸

1 前回の振り返り【上位計画における位置付け】

渋谷駅中心地区まちづくり指針2010

にぎわい軸

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⚫道玄坂、文化村通りは「にぎわい軸」として、路面店や溜まり・憩い空間など連続したにぎわい形成が必要。

賑わいの連続性に欠けている

にぎわい軸

ハチ公広場

1 前回の振り返り【まちづくりの課題】

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⚫ 世界中の人が集まり、惹きつけられるような都市機能の維持・更なる誘導が必要。(例:クリエイティブ産業、エンターテイメント、宿泊等)

⚫ 多様なスケール感が共存する街並みの維持・創出が必要。

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1 前回の振り返り【まちづくりの課題】

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歩行者の主な流れ

⚫地区内外を南北に繋ぐ歩行者ネットワークの形成が必要。文化村通り

道玄坂

松濤美術館●

道玄坂二丁目地区

松濤一丁目

円山町

神泉町道玄坂一丁目

1 前回の振り返り【まちづくりの課題】

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路地的空間

⚫界隈性を有し、個性ある路地的空間の継承が必要。

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1 前回の振り返り【まちづくりの課題】

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街路樹等(中木以上)

街のなかの緑

⚫街路樹等の緑の他、まとまった緑の空間が必要。

⚫広場・イベント空間等が必要。 イベント空間

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1 前回の振り返り【まちづくりの課題】

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⚫道玄坂地区内における防災対応施設等が必要。

⚫災害時の対応が求められている。

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1 前回の振り返り【まちづくりの課題】

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『地区計画』とは、地区の課題や特徴を踏まえ、地元の皆さまと行政が連

携しながら、地区の目指すべき将来像である“地区計画の目標・方針”を設定し、その実現に向けたルール“地区整備計画”を都市計画に位置づけ、「まちづくり」を進めていく手法です。

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『地区計画』って何?

地区計画の目標・方針 まちづくりの全体構想

地区内の人々が、まちの将来像を目標として共有することにより、まちづくりを実感し、目標の実現に向けた方針のもとに、地区としてのまとまり、一体感を持ったまちづくりを進めることができます。

1 前回の振り返り【地区計画とは】

地区整備計画 まちづくりのルール

地区の特性にあわせてまちづくりに必要なルールを決めることができます。

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本日の議事次第

1 前回(第1回)の振り返り

2 第1回意見交換会における主なご意見

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

4 地区計画の目標・方針(案)

5 意見交換

6 今後の進め方

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2 第1回意見交換会における主なご意見〇地区計画に関するご意見

ご意見 回答

開発が計画されているが、バラエティに富んだ店舗が並ぶ街並みをどう維持していくのか。

色々な規模や用途の店舗が形成しているにぎわいのある街並みの維持については、例えば「道玄坂にしっかりと向いた形にする」など、にぎわいを残すためのルールを皆さまと検討し、地区計画というルールに定めていくことが考えられます。

道玄坂が有している「界隈性」をどのように継承していくのか。

継承すべき「界隈性」がなにか、どのように継承していくかについては、意見交換会を通じて皆さまと確認しながら検討を進めていきます。

なぜ道玄坂一丁目と二丁目をつなぐ歩行者ネットワークが必要なのか。道玄坂一丁目と二丁目はそれぞれまちの文化を持っておりネットワーク化させることが良いまちづくりになるとは思えない。

道玄坂一丁目と二丁目をつなぐ歩行者ネットワークが少ないことは、まちづくり協議会からの提案書でも課題とされています。道玄坂一丁目と二丁目はそれぞれに特徴や魅力を持っているため、そのまちの違いや魅力を楽しんでもらえるよう工夫しながら、歩行者ネットワークをつないでいきたいと考えています。

歩行者ネットワークも含めた地区の目標イメージの具体的な内容を教えてもらいたい。

意見交換会を通じて皆さまと確認しながら検討を進めていきます。

地区目標に「緑の拡充」とあるが、道玄坂に植えられた街路樹によって歩道が狭くなり、落ち葉や倒木の危険性もありいいことばかりではない。歩行者空間確保のためゆくゆくは条例としてセットバックさせる可能性もあるのか。

街路樹を含めた歩道空間のあり方については、今後の検討課題です。セットバックについては、沿道の街並みとあわせて、地域の皆さまの意向を確認の上、必要に応じて検討します。

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2 第1回意見交換会における主なご意見

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〇地区計画に関するご意見

ご意見 回答

地元案では、道玄坂エリアの高低差が大きいことを課題としているが、魅力でもあるのでは。

高低差のある景観が独自の魅力を形成しているという一面はあります。魅力を残しながら、誰もがめぐり歩いて楽しい魅力ある街をどのように作っていけるのかを、皆さまと意見交換しながら考えていければと思っています。

まちづくり協議会の提案書の中で、課題として挙げられていた性風俗営業について、目標では記載されていないが何故か。

課題の認識はありますが、地区内の性風俗営業の件数が多いことから、皆さまと一緒に慎重に対応していく必要があると考えます。

老朽化した建物や防犯、性風俗営業による課題は消防や警察が対応するものでまちづくりでないのでは。

安全なまちを目指すことなどはまちの将来像を考えるうえで、大事な課題の一つであり、まちづくりで取り組む課題であると認識しています。地区計画はまちの将来像を共有し、その実現に向けてまちづくりのルールを定めます。防災や防犯に関するルールを盛り込んでいる事例もありますので、意見交換会の中で内容を検討していきます。

今回の地区計画で最優先事項は何か。

まちづくり協議会からの提案書や上位計画などに挙げられている「にぎわいの連続」「多様なスケール感の共存」「回遊性の向上」「路地的空間の継承」が大事な課題であると考えています。

具体的な計画はこれから検討されるのか。具体的な整備計画を示してもらいたい。

意見交換会を通して地区の目標・方針を整理し、それに沿って検討していきます。

地区計画と開発における地域貢献との関係性は。地区計画で、まちづくりの目標・方針を定めることで、今後の開発計画は、地区計画の内容に即したものに誘導していくことが可能となります。

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2 第1回意見交換会における主なご意見

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〇地区計画に関するご意見

ご意見 回答

(仮称)道玄坂二丁目開発計画は、意見交換会で検討されたことが地区計画にどのように反映されるのか。

(仮称)道玄坂二丁目開発計画は、土地区画整理事業による開発で、認可済みです。計画段階において、歩行者ネットワークの形成を地域の要望として伝えてあり、事業者側で配慮しています。今後起きうる開発についても、早い段階で地区計画を策定し、皆さまの意見を汲み取った誘導を図りたいと考えています。

今地区計画を検討する理由は。地区内の開発の機運が高まる中、まちの将来像を共有しながら、将来像を実現するためのまちづくりのルールを定めていくことが望ましいと考えます。

地区計画は、個別の建物へは規制が多くなるだけでメリットがないように思うが。

地区計画は、まちの将来像を共有しながら、将来像を実現するための規制と緩和を組み合わせて、まちづくりのルールとして定めていくものです。

まちづくりのルールを作っていくとのことだが条例化されるのか。また条例制定の手順は。

皆さまと検討したまちづくりルールは、地区計画に定めていくこととなり、地区計画で定めたルールを建て替え時に反映するためには建築条例を制定することが必要となります。建築条例は、地区計画の策定後の制定となります。

いつ頃までに地区計画をきめるのか。再開発の動きを考慮すると、早い段階での都市計画決定が出来ればと考えています。

再開発の機運が高まっているので地区計画を策定してきたいとのことだが再開発とは何を指すのか。

準備組合が設立され、検討が進んでいる道玄坂二丁目南地区を想定しています。

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2 第1回意見交換会における主なご意見(補足)

• 開発において目標・方針に沿ったまちづくりを誘導していく。

道玄坂二丁目南地区

まちづくり検討区域

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本日の議事次第

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1 前回(第1回)の振り返り

2 第1回意見交換会における主なご意見

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

4 地区計画の目標・方針(案)

5 意見交換

6 今後の進め方

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3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

地区計画の目標・方針に定める項目

①地区計画の目標

②土地利用の方針

③地区施設の整備の方針

④建築物等の整備の方針

⑤その他の方針

地区整備計画に定めることができる項目

①地区施設の配置及び規模

②建築物等に関する事項

③土地の利用に関する事項

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地区計画の目標・方針の考え方

★本日の意見交換内容

地区施設等の考え方

道玄坂二丁目地区地区計画

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3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

• 道玄坂は江戸時代からの主要道である「大山街道」の途中にあり、明治時代後半から道沿いは商家などが建ち並ぶようになった。昭和初期には道路も拡幅され東京有数の繁華街として栄えるようになった。

<昭和10年の道玄坂下の様子>

出典:渋谷の記憶 転載・複製禁止

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3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

• 関東大震災で被災した下町の老舗などが集まり、娯楽の中心地として栄え大勢の人々でにぎわっていた。今もなお界隈性を有する路地的空間が広がっている。

<昭和33年の渋谷百軒店の様子>

出典:渋谷の記憶 転載・複製禁止出典:渋谷の記憶 転載・複製禁止

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まちづくり検討区域

③回遊性を高める歩行者ネットワークの強化

④界隈性を有する路地的空間の継承

地区の目標イメージ

①にぎわいの連続性④路地的空間の継承

世界の注目を集め、魅力的でにぎわいのある、多様な人々が集まり活動するまちを実現

⑤緑の保全・拡充

⑤緑の保全・拡充

①道玄坂・文化村通りのにぎわいの連続性

②多様なスケール感が共存する都市空間

③歩行者ネットワーク強化

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

27⑥災害に強いまち

⑥災害に強いまち

②多様なスケール感が共存

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• 「旧大山街道」として栄えていた道玄坂や文化村通りなどは店舗等により、多くの人々でにぎわっている。

➀道玄坂・文化村通りのにぎわいの連続性

<商いの坂道として発展し続けてきた道玄坂>

店舗等による連続したにぎわい空間を維持していく。

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

<文化の拠点「文化村」へと続く文化村通り>

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• 店舗前に人々が滞留できる空間があることで、にぎわいが生まれる。

➀道玄坂・文化村通りのにぎわいの連続性

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<人々が集い交流する広場空間のイメージ>

人々が集い交流するような広場空間を大規模開発により創出し、多様なにぎわいを強化する。

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

<沿道のにぎわいの連続性イメージ>

SHOP SHOP SHOP SHOP SHOP

SHOP SHOPSHOPSHOP

SHOP

SHOP

大規模開発による溜まり・広場空間

大規模開発による溜まり・広場空間

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• 大規模なものから中小規模のものまで、多様なスケールの道路や建物が混在する渋谷らしい都市空間が形成されてきた。

②多様なスケール感が共存する都市空間

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<多様なスケールが共存する都市空間のイメージ>

多様なスケール感のある都市空間を継承していく。

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

大規模 中小規模

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③回遊性を高める歩行者ネットワークの強化

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<歩行者ネットワークの考え方イメージ>

• 渋谷駅を起点とした放射状のネットワークをつなぐ環状方向のネットワークを形成することで歩行者ネットワークを強化する。

渋谷駅

ゲートとなる広場

駅とまちを結ぶ放射状ネットワーク

回遊性を強化する東西ネットワーク

ストリートの結節点(交差点・分岐点等)

路地と路地をつなぐ歩行者中心軸

回遊性を補完する路地・面的な界隈空間

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

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地区内で検討されている再開発により、新たな環状方向の歩行者動線を創出し、地区内外の歩行者ネットワークを強化する。

③回遊性を高める歩行者ネットワークの強化

<歩行者ネットワークの考え方イメージ>

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

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• 百軒店は関東大震災で被災した下町の老舗や有名店の誘致をきっかけとして娯楽の中心地として活況を呈した。

④界隈性を有する路地的空間の継承

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<個性的な店舗による界隈性の創出> <界隈性を有する路地的空間>

界隈性を有する路地的空間は、地域資源として継承する。

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

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⑤緑の保全・拡充

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<街路樹による緑の連続>

まちの中の緑の保全や大規模開発による緑の拡充・連続した緑の充実を目指す。

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

<まとまった緑の創出イメージ>

• 街のなかの緑空間が少なく、拡充・保全が必要。

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• ヒートアイランド対策への寄与等、環境に配慮した低炭素型都市の形成が必要。

⑤緑の保全・拡充

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低炭素型都市の構築に向けて、建築物の環境負荷低減等による総合エネルギー効率向上を目指す。

<壁面緑化等のヒートアイランド対策のイメージ>

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

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• 地震や水害等の災害に強い安全・安心なまちの実現に向けた防災機能の強化が必要。

⑥災害に強いまち

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<帰宅困難者対策訓練の開催の例><情報発信による安心なまちの実現イメージ>

帰宅困難者の受入れや、災害支援施設等を設置することで安全で安心なまちの実現を目指す。

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

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本日の議事次第

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1 前回(第1回)の振り返り

2 第1回意見交換会における主なご意見

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

4 地区計画の目標・方針(案)

5 意見交換

6 今後の進め方

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地区計画の目標・方針に定める項目

①地区計画の目標

②土地利用の方針

③地区施設の整備の方針

④建築物等の整備の方針

⑤その他の方針

地区整備計画に定めることができる項目

①地区施設の配置及び規模

②建築物等に関する事項

③土地の利用に関する事項

4 地区計画の目標・方針(案)

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4 地区計画の目標・方針(案)

• 渋谷駅の西側に位置し、渋谷の顔となるスクランブル交差点やハチ公広場に面しており、最先端のファッションをリードする大型施設や起伏のある地形・路地網を活かした路面店など、個性ある多様な商業・文化施設が集積して発展してきた地域である。

• 渋谷のにぎわい形成の骨格をつくってきた道玄坂や文化村通りでは、祭りやイベントが開催され、様々な文化の継承・情報発信・地域交流の拠点を担っている。

位置・地区特性

➀地区計画の目標

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4 地区計画の目標・方針(案)

• 「渋谷区まちづくりマスタープラン」において、本地区は、渋谷駅を中心とする「中心拠点ゾーン」に含まれ、高度な国際競争力と強烈な地域性を兼ね備えて、未来をつくり続けるまちとして、「働く」「遊ぶ」「暮らす」など多様な都市機能の高度な集積を図ることが、目指すべき将来像として示されている。

• 「渋谷駅中心地区まちづくり指針2010」において、渋谷の顔となってきたにぎわいの拠点エリアとして個性を活かした機能を充実させるような方針が示されている。

• 路面店等による連続したにぎわい空間の創出、強烈な地域性が感じられる多様なスケールの都市空間の維持・創出、回遊性を高める歩行者ネットワークの強化、界隈性を有する路地的空間の継承などが課題となっている。

上位計画

課題

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➀地区計画の目標

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4 地区計画の目標・方針(案)

• 本地区では、渋谷の顔となってきたにぎわいの拠点エリアとして、多様なエンタテイメント機能の強化・界隈性を有する路地的空間の継承等により、世界の注目を集め、魅力的でにぎわいのある、多様な人々が集まり活動するまちを実現するために、次に掲げる項目を地区計画の目標とする。

③地区内外の回遊性を高める歩行者ネットワークの創出・強化

➀路面店や坂などを活かした渋谷らしい連続するにぎわい空間の創出

④界隈性を有する路地的空間の継承

②大規模開発と中小規模の建物が共存した、多様なスケールの都市空間の維持・創出

⑤まちの中の緑の拡充や保全・更新、連続した緑の充実

目標

➀地区計画の目標

⑥地震や水害などの災害に強い安全安心なまちの実現

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4 地区計画の目標・方針(案)

• 地区の魅力をより高めるために、以下のように土地の利用を誘導する。

➀渋谷の顔となるにぎわい核として、来街者を惹きつける魅力的な商業施設、多様なエンタテイメント機能の集積を促進させる。

②道玄坂・文化村通り沿道では、連続した路面店や人々が集い・交流する広場空間の創出により、多様なにぎわい・アクティビティが生み出されるような空間を創出する。

③界隈性をもった路地的空間の継承を図る。

②土地利用の方針

• 道玄坂二丁目地区と一丁目地区の回遊を活性化し地区の南北方向での広域回遊歩行者ネットワークの創出、店舗や集客施設等と連携した広場空間による連続したにぎわいの形成を図る。

③地区施設の整備方針

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4 地区計画の目標・方針(案)

➀連続したにぎわい空間を誘導するため、計画図に示す道路に面する建築物等の低層部に用途の制限を定める。

②道玄坂や文化村通り沿道など、本地区の特徴ある都市空間を保全・向上させるため、建築物等の意匠の制限を定める。

④建築物等の整備方針

道玄坂・文化村通り沿道に面する部分の1階は店舗の誘導を図ります。

にぎわいが連続して見えるような建築物の意匠の誘導を図ります。

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4 地区計画の目標・方針(案)

⑤その他の方針

➀緑化の推進や拡充等により、緑豊かな空間の形成やヒートアイランド対策への寄与を図る。

②低炭素都市を構築するために総合エネルギー効率の向上を目指し、建築物の環境負荷低減、廃棄物の発生抑制や未利用エネルギー等の利用を積極的に推進する。

③防災機能の強化を図るために、大規模な建築物の更新においては、災害時の支援施設などの設置を推進する。

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本日の議事次第

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1 前回(第1回)の振り返り

2 第1回意見交換会における主なご意見

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

4 地区計画の目標・方針(案)

5 意見交換

6 今後の進め方

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意見交換

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本日の議事次第

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1 前回(第1回)の振り返り

2 第1回意見交換会における主なご意見

3 地区計画の目標・方針(案)の考え方

4 地区計画の目標・方針(案)

5 意見交換

6 今後の進め方

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第1回 まちづくり意見交換会(11/27)

第2回 まちづくり意見交換会(本日)

第3回 まちづくり意見交換会(2月上旬予定)

・上位計画における位置付け確認・地区計画について

・前回の振り返り・地区計画の目標・方針(案)の考え方

・前回の振り返り・地区整備計画の検討①

法令に基づく都市計画手続き

地域の皆さんと議論 (地区計画の素案の検討)

法令に基づく説明会や縦覧等の実施

まちづくり意見交換会

法令手続き

6 今後の進め方

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まちづくり意見交換会