革新的なインデックスの開発 ブロックチェーンが歴史的な技術革新...

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Insight 情報提供資料 2019.08 代替通貨、シェアリング、サプライチェーンなど、 社会インフラとして着々と活用が広がりつつあるブロックチェーン。 私たちの暮らしを変える技術革新と投資機会について整理します。 ブロックチェーンが 変える未来 権利証明 代替通貨 サプライチェーン シェアリング 取引の自動化

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Page 1: 革新的なインデックスの開発 ブロックチェーンが歴史的な技術革新 “価値や資産のやりとり”を可能に “インターネットに次ぐ技術革新”

「ブロックチェーンは信頼のあり方を大きく変える技術」

ブロックチェーンを投資機会に Insight情報提供資料2019.08

代替通貨、シェアリング、サプライチェーンなど、社会インフラとして着 と々活用が広がりつつあるブロックチェーン。私たちの暮らしを変える技術革新と投資機会について整理します。

ブロックチェーンが変える未来

 1998年にアマゾンへ、2005年にグーグルへ投資していれば――。そんな思いを抱いたとしても、その当時、現在の様子まで予測することは、なかなかできるものではありません。ブロックチェーンという新たな潮流を投資機会として捉えるには、どうすればいいのでしょうか。 確かにブロックチェーンは黎明期にあり、どのようなビジネスや企業が大きく成功するか見極めることは困難です。しかし、イチかバチかで1社に投資するのではなく、複数の有望な企業に投資すれば、リスクに見合った成長期待を掴むことができるはず。これこそ分散投資の魅力と言えます。 投資の世界では、早い段階からブロックチェーンの可能性に気付いている人たちがいます。2018年、英国ロンドンで設立された暗号資産(仮想通貨)を含むデジタル・アセットに特化した投資会社、エルウッド・アセット・マネジメントです。金融市場での豊富な経験とブロックチェーン技術の知見を持つプロフェッショナルたちが集まり、投資で「世界を変える」という理想を持ってス

〔当資料のお取扱いにおけるご注意〕本書は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。また、公表されたデータ等に基づいて作成されたものですが、過去から将来にわたって、その正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載されたデータや記述等は過去の事実や実績を示したものであり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。本書で詳述した分析は、一定の仮定に基づくものであり、その結果の確実性を表明するものではありません。分析の際の仮定は変更されることもあり、それに伴い当初の分析の結果と重要な差異が生じる可能性もあります。市場の見通しに関するコメントは、本書作成時における当社の見方を反映したものであり、将来の時点において予告なく変更される可能性があります。本書について事前の許可なく複製、引用、転載、転送を行うことを禁じます。

タートしました。 同社の大きな実績に、独自の分析に基づいたブロックチェーン関連企業で構成されるエルウッド・グローバル・エクイティ・インデックスの開発があります。ブロックチェーンの有望性とまだ顕在化していない投資機会を捉えることに着目した革新的なインデックスと言えます。 最高経営責任者のビン・レンは、ブロックチェーンについて「信頼のあり方を大きく変える技術」として、「全員で正しい情報を共有できるようになり、私たちの生活にかつてないほどの信頼性がもたらされる。私たちが口にする食べ物の品質から、接する相手の身分、購入するアートや不動産の鑑定まで、情報はより信頼できるものになる」と語っています。 そして、開発したインデックスについて「ブロックチェーンを活用して新たなサービス・仕組みを作り出すと考えられる企業で構成されている」として、「ブロックチェーンの活用が進むことで長期的な株価上昇が期待できるため、投資家にとって貴重な投資機会になるだろう」と語っています。

エルウッド・アセット・マネジメント 最高経営責任者 ビン・レン

商 号 等:

加入協会:

インベスコ・アセット・マネジメント株式会社金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第306号一般社団法人投資信託協会、 一般社団法人日本投資顧問業協会

お問い合わせ先:お問い合わせダイヤル 03-6447-3100受付:営業日の午前9時から午後5時までホームページ http://www.invesco.co.jp/

革新的なインデックスの開発

権利証明

代替通貨

サプライチェーン

シェアリング

取引の自動化

C2019-08-005

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歴史的な技術革新

“価値や資産のやりとり”を可能に

“インターネットに 次ぐ 技 術 革 新 ”である理 由 ブロックチェーンは、インターネットに次ぐ技術革新と言われています。それだけ社会や生活を大きく変えていくインパクトがあると考えられているのです。 技術革新が私たちの暮らしを変えたことは、歴史が物語っています。 まずは1400年代の印刷機。ヨーロッパでグーテンベルクが発明した、活版印刷の技術です。それまで手書きの写本で限定的だった知識の共有は、印刷機の登場で飛躍的な広がりを見せることになりました。 次に、1800年代のエンジンです。燃料を燃焼させ、機械の動力にする仕組みです。人の名前を挙げると、ガソリンエンジンの特許を取得したダイムラーやディーゼルエンジンの特許を取得したディーゼルなど、エンジンの発明が現在の自動車産業の起源であったことが分かります。 こうした技術革新によって、人々は労力や時間から解放され、大きな便益を手にすることができたのです。  インターネットは1990年代に起こっ

た革命とも言える技術革新です。いまや当たり前のように人々はSNSで情報発信し、スマートフォンで音楽や映像を楽しむようになり、変化はさらに進んでいます。 ただし、インターネットは“情報のやり

とり”には適しているものの、情報の安全性には課題が残り、“価値や資産のやりとり”には不十分な技術です。そのため、何らかの価値を有するデジタル情報を安全に取引することが難しかったのです。 ブロックチェーンがインターネットに

次ぐ技術革新と言われる理由は、インターネットの課題を解決し、安全に“価値や資産のやりとり”を可能とする技術だからです。インターネットの利便性に、ブロックチェーンの信頼性が付加されることで、高次元の情報社会が実現すると期待されています。

インターネット

年代1800エンジン

年代1990

“複製できない”優れた仕組み ブロックチェーンはその名の通り『ブロック』と『チェーン』の造語で、取引記録の固まりである『ブロック』を、暗号を介した鎖『チェーン』でつないで管理する仕組みです。その特徴は情報がつながれること。履歴がすべて残るため、途中で改ざんすることが困難で

す。履歴のある情報は固有のものであるため、複製できない情報と言えます。つまり、複製できないことが、ブロックチェーンの優れた点なのです。情報が複製できなくなったため、デジタル情報が、より信頼できるものになりました。

 ブロックチェーンによる情報管理の大きな特徴は、『分散管理』と『連鎖情報』です。ネットワークに参加する全ての利用者がパソコンやスマートフォンで情報を共有し、相互に検証していくため、正しい情報だけが連鎖していくことになります。

そしてブロックチェーン

年代

知識の共有

自由な移動

情報の発信

信用の確保

1400印刷機

ブロックチェーン ワンポイント

歴史的な技術革新が私たちの暮らしを変えてきた

2 3

Page 3: 革新的なインデックスの開発 ブロックチェーンが歴史的な技術革新 “価値や資産のやりとり”を可能に “インターネットに次ぐ技術革新”

歴史的な技術革新

“価値や資産のやりとり”を可能に

“インターネットに 次ぐ 技 術 革 新 ”である理 由 ブロックチェーンは、インターネットに次ぐ技術革新と言われています。それだけ社会や生活を大きく変えていくインパクトがあると考えられているのです。 技術革新が私たちの暮らしを変えたことは、歴史が物語っています。 まずは1400年代の印刷機。ヨーロッパでグーテンベルクが発明した、活版印刷の技術です。それまで手書きの写本で限定的だった知識の共有は、印刷機の登場で飛躍的な広がりを見せることになりました。 次に、1800年代のエンジンです。燃料を燃焼させ、機械の動力にする仕組みです。人の名前を挙げると、ガソリンエンジンの特許を取得したダイムラーやディーゼルエンジンの特許を取得したディーゼルなど、エンジンの発明が現在の自動車産業の起源であったことが分かります。 こうした技術革新によって、人々は労力や時間から解放され、大きな便益を手にすることができたのです。  インターネットは1990年代に起こっ

た革命とも言える技術革新です。いまや当たり前のように人々はSNSで情報発信し、スマートフォンで音楽や映像を楽しむようになり、変化はさらに進んでいます。 ただし、インターネットは“情報のやり

とり”には適しているものの、情報の安全性には課題が残り、“価値や資産のやりとり”には不十分な技術です。そのため、何らかの価値を有するデジタル情報を安全に取引することが難しかったのです。 ブロックチェーンがインターネットに

次ぐ技術革新と言われる理由は、インターネットの課題を解決し、安全に“価値や資産のやりとり”を可能とする技術だからです。インターネットの利便性に、ブロックチェーンの信頼性が付加されることで、高次元の情報社会が実現すると期待されています。

インターネット

年代1800エンジン

年代1990

“複製できない”優れた仕組み ブロックチェーンはその名の通り『ブロック』と『チェーン』の造語で、取引記録の固まりである『ブロック』を、暗号を介した鎖『チェーン』でつないで管理する仕組みです。その特徴は情報がつながれること。履歴がすべて残るため、途中で改ざんすることが困難で

す。履歴のある情報は固有のものであるため、複製できない情報と言えます。つまり、複製できないことが、ブロックチェーンの優れた点なのです。情報が複製できなくなったため、デジタル情報が、より信頼できるものになりました。

 ブロックチェーンによる情報管理の大きな特徴は、『分散管理』と『連鎖情報』です。ネットワークに参加する全ての利用者がパソコンやスマートフォンで情報を共有し、相互に検証していくため、正しい情報だけが連鎖していくことになります。

そしてブロックチェーン

年代

知識の共有

自由な移動

情報の発信

信用の確保

1400印刷機

ブロックチェーン ワンポイント

歴史的な技術革新が私たちの暮らしを変えてきた

2 3

Page 4: 革新的なインデックスの開発 ブロックチェーンが歴史的な技術革新 “価値や資産のやりとり”を可能に “インターネットに次ぐ技術革新”

ブロックチェーンは、インターネットと同じように基盤技術であり、活用が広がることで、非常に大きな可能性を秘めています。今の感覚では考えも及ばない便利なサービス・仕組みが出現し、社会や生活を大きく変えていくインパクトがあると期待されています。

社 会 や 生 活 を 大 きく 変 えて いくインパ クトトレーサビリティで、エシカル消費が広がる流通で

医療情報が集約され、どこでも適切な診察が可能に医療でメッセージのように『お金』を手軽に送る金融で

 ブロックチェーンは、物流でも活用されています。トレーサビリティ(履歴の追跡)という特徴が発揮されています。 これまでは、ある製品が作られる際、資材の調達から店頭に並ぶまで、各工程の情報は個別に管理されており、最終的な製品には、一貫した情報は残されていませんでした。そのため、過程の中で不正があっても発見が困難であり、問題の経緯を特定できないことが課題でした。これを解決したのが、ブロックチェーンです。ケース①高級ブランド 高級ブランドのルイ・ヴィトンなどを展開するフランス企業のLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、ブロックチェーンを活用して、模倣品を排除する仕組みを構築しています。マイクロソフトなどと共同で、原料調達、製造、

出荷、店頭の各工程をブロックチェーンで記録する物流管理システムを構築するというのです。各製品の個体情報をQRコードで読み取れば、正規品か模倣品かが簡単に判定できます。ケース②スーパーマーケット 世界最大級のスーパーマーケット・チェーンのウォルマートは、店頭に並ぶレタスやホウレン草などの野菜をIBMによって開発されたフードトラストというブロックチェーンで管理しています。例えば、あるレタスに大腸菌が見つかった場合、ブロックチェーンで即座にどこ

の農場かを特定できる仕組みとなっています。ケース③資源 国際的な鉱山企業のリオ・ティントは、ブロックチェーンで、アルミニウムの原料採掘から製造の過程を記録し、生物多様性、水資源、二酸化炭素排出量などの基準を満たす認証(ASI認証)を取得し、社会や環境にやさしい持続可能なアルミニウム生産を推進しています。家庭向け高級コーヒー・カプセルで有名なネスプレッソは、カプセルのアルミニウムにリオ・ティントのASI認証を受けたものを使用しています。 このようにトレーサビリティの特徴によって、企業の信用力が向上するだけでなく、私たちのエシカル(倫理的な)消費が広がることになるかもしれません。

 人々の診察カルテは個人情報でもあるため、それぞれの病院でしっかりと管理されていて、流出しないことが重要です。 しかし、診察カルテの個別管理によって、情報が活用しきれていない側面があるのは否めません。例えば、初めて行った病院でも、診察カルテの情報があれば、過去の経緯を踏まえた上での適切な診察が可能になるでしょう。また、もし、病院と保険会社で情報が共有されていれば、正確な医療情報に基づ

いて保険料が算定されるため、保険加入者にとって保険料が安くなるというメリットも期待できます。 各機関で分断されている個人の医療情報が集約されることで、より良い医療サービスやまだ存在しないようなサービスが登場することが期待されます。

 フィンテックと呼ばれる分野では、決済や送金などで、既存の仕組みをディスラプト(創造的な破壊)する新しいサービスが登場しています。

 身近な例で、振込が挙げられます。銀行によるインターネット・バンキングと似ているものの、利便性には大きな違いがあります。 ブロックチェーンの振込は、銀行のように中央管理者が存在しないため、証明書類を用意して口座を開設する必要はありません。手元のスマートフォンにアプリをダウンロードし登録するだけで、利用者同士で直接やりとりができるようになります。海外への送金も、週末の送金も手軽にできるようになります。例えて言えば、SNSのアプリでメッセージを送るように手軽に、リアルタイムで『お金』を送ることができるというもの。

ブロックチェーンの振込

口座がなくても簡単に国内外に送金可能

中央管理システム不在のブロックチェーン上

『お金』をメッセージのように手軽に送れる

直接やりとり個人 個人

アプリ アプリ

 ブロックチェーン上でやりとりされる『お金』は暗号資産(仮想通貨)なのですが、これらは取引所で、ドル、ユーロ、円といった法定通貨と換金できます。金融インフラが未整備の新興国においては、銀行口座を開設するよりも、一足飛びにブロックチェーンのサービスを利用する人々が増えてきています。

4 5

出所:各社のプレスリリースを基に作成。上記は例示を目的として示したものであり、当該銘柄に対する投資を推薦、勧誘する意図はありません。

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ブロックチェーンは、インターネットと同じように基盤技術であり、活用が広がることで、非常に大きな可能性を秘めています。今の感覚では考えも及ばない便利なサービス・仕組みが出現し、社会や生活を大きく変えていくインパクトがあると期待されています。

社 会 や 生 活 を 大 きく 変 えて いくインパ クトトレーサビリティで、エシカル消費が広がる流通で

医療情報が集約され、どこでも適切な診察が可能に医療でメッセージのように『お金』を手軽に送る金融で

 ブロックチェーンは、物流でも活用されています。トレーサビリティ(履歴の追跡)という特徴が発揮されています。 これまでは、ある製品が作られる際、資材の調達から店頭に並ぶまで、各工程の情報は個別に管理されており、最終的な製品には、一貫した情報は残されていませんでした。そのため、過程の中で不正があっても発見が困難であり、問題の経緯を特定できないことが課題でした。これを解決したのが、ブロックチェーンです。ケース①高級ブランド 高級ブランドのルイ・ヴィトンなどを展開するフランス企業のLVMHモエ・ヘネシー・ルイ・ヴィトンは、ブロックチェーンを活用して、模倣品を排除する仕組みを構築しています。マイクロソフトなどと共同で、原料調達、製造、

出荷、店頭の各工程をブロックチェーンで記録する物流管理システムを構築するというのです。各製品の個体情報をQRコードで読み取れば、正規品か模倣品かが簡単に判定できます。ケース②スーパーマーケット 世界最大級のスーパーマーケット・チェーンのウォルマートは、店頭に並ぶレタスやホウレン草などの野菜をIBMによって開発されたフードトラストというブロックチェーンで管理しています。例えば、あるレタスに大腸菌が見つかった場合、ブロックチェーンで即座にどこ

の農場かを特定できる仕組みとなっています。ケース③資源 国際的な鉱山企業のリオ・ティントは、ブロックチェーンで、アルミニウムの原料採掘から製造の過程を記録し、生物多様性、水資源、二酸化炭素排出量などの基準を満たす認証(ASI認証)を取得し、社会や環境にやさしい持続可能なアルミニウム生産を推進しています。家庭向け高級コーヒー・カプセルで有名なネスプレッソは、カプセルのアルミニウムにリオ・ティントのASI認証を受けたものを使用しています。 このようにトレーサビリティの特徴によって、企業の信用力が向上するだけでなく、私たちのエシカル(倫理的な)消費が広がることになるかもしれません。

 人々の診察カルテは個人情報でもあるため、それぞれの病院でしっかりと管理されていて、流出しないことが重要です。 しかし、診察カルテの個別管理によって、情報が活用しきれていない側面があるのは否めません。例えば、初めて行った病院でも、診察カルテの情報があれば、過去の経緯を踏まえた上での適切な診察が可能になるでしょう。また、もし、病院と保険会社で情報が共有されていれば、正確な医療情報に基づ

いて保険料が算定されるため、保険加入者にとって保険料が安くなるというメリットも期待できます。 各機関で分断されている個人の医療情報が集約されることで、より良い医療サービスやまだ存在しないようなサービスが登場することが期待されます。

 フィンテックと呼ばれる分野では、決済や送金などで、既存の仕組みをディスラプト(創造的な破壊)する新しいサービスが登場しています。

 身近な例で、振込が挙げられます。銀行によるインターネット・バンキングと似ているものの、利便性には大きな違いがあります。 ブロックチェーンの振込は、銀行のように中央管理者が存在しないため、証明書類を用意して口座を開設する必要はありません。手元のスマートフォンにアプリをダウンロードし登録するだけで、利用者同士で直接やりとりができるようになります。海外への送金も、週末の送金も手軽にできるようになります。例えて言えば、SNSのアプリでメッセージを送るように手軽に、リアルタイムで『お金』を送ることができるというもの。

ブロックチェーンの振込

口座がなくても簡単に国内外に送金可能

中央管理システム不在のブロックチェーン上

『お金』をメッセージのように手軽に送れる

直接やりとり個人 個人

アプリ アプリ

 ブロックチェーン上でやりとりされる『お金』は暗号資産(仮想通貨)なのですが、これらは取引所で、ドル、ユーロ、円といった法定通貨と換金できます。金融インフラが未整備の新興国においては、銀行口座を開設するよりも、一足飛びにブロックチェーンのサービスを利用する人々が増えてきています。

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出所:各社のプレスリリースを基に作成。上記は例示を目的として示したものであり、当該銘柄に対する投資を推薦、勧誘する意図はありません。

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爆 発 的 な 成 長 が 予 測 さ れ る 市 場 規 模 世界有数のIT調査会社ガートナーによると、ブロックチェーンが創出するビジネスの市場規模は2030年には約340兆円になると予測されています。 しかも、その成長カーブは爆発的で、2025年の約19兆円からわずか5年で18倍近く拡大するというもの。現在はまだ拡大する手前の段階であり、2023年頃から急速に普及していくと見込まれています。 ブロックチェーンによるデジタル・ディスラプション(創造的破壊)によって、近い将来、想像もできなかった社会の姿を私たちは目の当たりにするかもしれません。

黎明期のいま、インターネットの発展を追体験わずか5年で18倍近い成長が見込まれる

出所:Gartner 『Forecast: Blockchain Business Value, Worldwide, 2017-2030』(2017年3月)2030年の3.1兆米ドルを109.715円/米ドルで換算、WMロイターのレートに基づく。作成時点での潜在的な市場規模の予測であり、将来を保証するものではありません。

 インターネットは過去30年で大きく発展してきました。特にwebサイトが登場して10年を経たころから、続 と々新たなサービスが登場し普及を促しました。ブロックチェーンにおいても、黎明期の今から注目することで、インターネットの発展を追体験できるかもしれません。 2009年のビットコインでのブロック

チェーンの実用化以来、10年が経ちました。ビットコインは2017年12月に200万円を超え、人々の暗号資産(仮想通貨)への興味を刺激したことは記憶に新しいところです。 しかしながら、暗号資産(仮想通貨)への適用は、ブロックチェーン1.0として、基本的な活用例に過ぎないと捉え

ている専門家もいます。つまり、まだ技術の活用は始まったばかりの段階であるということです。こうした専門家は、ブロックチェーン2.0という段階で、金融分野で活用され、ブロックチェーン3.0という段階で、幅広い分野で拡大し、世界が変わっていくと想定しています。

インターネットの発展

ブロックチェーンの発展

ブロックチェーンによるデジタル・ディスラプション(創造的破壊)のイメージ

世界37億人のインターネットユーザーが土台に

出現

デジタル・ディスラプション5 革命

デジタル・ディスラプション4 再発明

デジタル・ディスラプション3 変容

デジタル・ディスラプション2 拡張

デジタル・ディスラプション1 向上

拡張期から成長が加速

ブロックチェーンはインターネットをベースとしたものでもあるため、現在の全世界のインターネット人口37億人、携帯電話契約数82億台の巨大な市場の上に発展していくものと考えられています。

拡張

出所:インターネット人口(2017年)は世界銀行、国連、携帯電話契約数(2018年)は国際電気通信連合

2019年

他業界への拡大(世界が変わる)ブロックチェーン3.0

金融業界での活用ブロックチェーン2.0

暗号資産(仮想通貨)への適用ブロックチェーン1.0

現在(まだ始まったばかり) 2015年頃2009年

1991年

ブロックチェーンで自動契約の実用化

(取引できる対象が拡大)

ビットコイン運用開始ブロックチェーンの最初の実用化

世界初のWebサイト 1994年

Amazon創業 1998年Google設立

2004年Facebook創業

2007年iPhone登場 2009年頃

Netflix本格的動画配信

2012年頃スマホが普及

2030年約340兆円

2023年

2019年

ブロックチェーン

全世界のインターネット人口

37億人全世界の

携帯電話契約数

82億人

シェアリング

代替通貨

権利証明

取引の自動化

インターネット巨大な市場がベース

6 7

サプライチェーン

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爆 発 的 な 成 長 が 予 測 さ れ る 市 場 規 模 世界有数のIT調査会社ガートナーによると、ブロックチェーンが創出するビジネスの市場規模は2030年には約340兆円になると予測されています。 しかも、その成長カーブは爆発的で、2025年の約19兆円からわずか5年で18倍近く拡大するというもの。現在はまだ拡大する手前の段階であり、2023年頃から急速に普及していくと見込まれています。 ブロックチェーンによるデジタル・ディスラプション(創造的破壊)によって、近い将来、想像もできなかった社会の姿を私たちは目の当たりにするかもしれません。

黎明期のいま、インターネットの発展を追体験わずか5年で18倍近い成長が見込まれる

出所:Gartner 『Forecast: Blockchain Business Value, Worldwide, 2017-2030』(2017年3月)2030年の3.1兆米ドルを109.715円/米ドルで換算、WMロイターのレートに基づく。作成時点での潜在的な市場規模の予測であり、将来を保証するものではありません。

 インターネットは過去30年で大きく発展してきました。特にwebサイトが登場して10年を経たころから、続 と々新たなサービスが登場し普及を促しました。ブロックチェーンにおいても、黎明期の今から注目することで、インターネットの発展を追体験できるかもしれません。 2009年のビットコインでのブロック

チェーンの実用化以来、10年が経ちました。ビットコインは2017年12月に200万円を超え、人々の暗号資産(仮想通貨)への興味を刺激したことは記憶に新しいところです。 しかしながら、暗号資産(仮想通貨)への適用は、ブロックチェーン1.0として、基本的な活用例に過ぎないと捉え

ている専門家もいます。つまり、まだ技術の活用は始まったばかりの段階であるということです。こうした専門家は、ブロックチェーン2.0という段階で、金融分野で活用され、ブロックチェーン3.0という段階で、幅広い分野で拡大し、世界が変わっていくと想定しています。

インターネットの発展

ブロックチェーンの発展

ブロックチェーンによるデジタル・ディスラプション(創造的破壊)のイメージ

世界37億人のインターネットユーザーが土台に

出現

デジタル・ディスラプション5 革命

デジタル・ディスラプション4 再発明

デジタル・ディスラプション3 変容

デジタル・ディスラプション2 拡張

デジタル・ディスラプション1 向上

拡張期から成長が加速

ブロックチェーンはインターネットをベースとしたものでもあるため、現在の全世界のインターネット人口37億人、携帯電話契約数82億台の巨大な市場の上に発展していくものと考えられています。

拡張

出所:インターネット人口(2017年)は世界銀行、国連、携帯電話契約数(2018年)は国際電気通信連合

2019年

他業界への拡大(世界が変わる)ブロックチェーン3.0

金融業界での活用ブロックチェーン2.0

暗号資産(仮想通貨)への適用ブロックチェーン1.0

現在(まだ始まったばかり) 2015年頃2009年

1991年

ブロックチェーンで自動契約の実用化

(取引できる対象が拡大)

ビットコイン運用開始ブロックチェーンの最初の実用化

世界初のWebサイト 1994年

Amazon創業 1998年Google設立

2004年Facebook創業

2007年iPhone登場 2009年頃

Netflix本格的動画配信

2012年頃スマホが普及

2030年約340兆円

2023年

2019年

ブロックチェーン

全世界のインターネット人口

37億人全世界の

携帯電話契約数

82億人

シェアリング

代替通貨

権利証明

取引の自動化

インターネット巨大な市場がベース

6 7

サプライチェーン

Page 8: 革新的なインデックスの開発 ブロックチェーンが歴史的な技術革新 “価値や資産のやりとり”を可能に “インターネットに次ぐ技術革新”

「ブロックチェーンは信頼のあり方を大きく変える技術」

ブロックチェーンを投資機会に Insight情報提供資料2019.08

代替通貨、シェアリング、サプライチェーンなど、社会インフラとして着 と々活用が広がりつつあるブロックチェーン。私たちの暮らしを変える技術革新と投資機会について整理します。

ブロックチェーンが変える未来

 1998年にアマゾンへ、2005年にグーグルへ投資していれば――。そんな思いを抱いたとしても、その当時、現在の様子まで予測することは、なかなかできるものではありません。ブロックチェーンという新たな潮流を投資機会として捉えるには、どうすればいいのでしょうか。 確かにブロックチェーンは黎明期にあり、どのようなビジネスや企業が大きく成功するか見極めることは困難です。しかし、イチかバチかで1社に投資するのではなく、複数の有望な企業に投資すれば、リスクに見合った成長期待を掴むことができるはず。これこそ分散投資の魅力と言えます。 投資の世界では、早い段階からブロックチェーンの可能性に気付いている人たちがいます。2018年、英国ロンドンで設立された暗号資産(仮想通貨)を含むデジタル・アセットに特化した投資会社、エルウッド・アセット・マネジメントです。金融市場での豊富な経験とブロックチェーン技術の知見を持つプロフェッショナルたちが集まり、投資で「世界を変える」という理想を持ってス

〔当資料のお取扱いにおけるご注意〕本書は、情報提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。また、公表されたデータ等に基づいて作成されたものですが、過去から将来にわたって、その正確性、完全性を保証するものではありません。本書に記載されたデータや記述等は過去の事実や実績を示したものであり、将来の運用成果等を示唆・保証するものではありません。本書で詳述した分析は、一定の仮定に基づくものであり、その結果の確実性を表明するものではありません。分析の際の仮定は変更されることもあり、それに伴い当初の分析の結果と重要な差異が生じる可能性もあります。市場の見通しに関するコメントは、本書作成時における当社の見方を反映したものであり、将来の時点において予告なく変更される可能性があります。本書について事前の許可なく複製、引用、転載、転送を行うことを禁じます。

タートしました。 同社の大きな実績に、独自の分析に基づいたブロックチェーン関連企業で構成されるエルウッド・グローバル・エクイティ・インデックスの開発があります。ブロックチェーンの有望性とまだ顕在化していない投資機会を捉えることに着目した革新的なインデックスと言えます。 最高経営責任者のビン・レンは、ブロックチェーンについて「信頼のあり方を大きく変える技術」として、「全員で正しい情報を共有できるようになり、私たちの生活にかつてないほどの信頼性がもたらされる。私たちが口にする食べ物の品質から、接する相手の身分、購入するアートや不動産の鑑定まで、情報はより信頼できるものになる」と語っています。 そして、開発したインデックスについて「ブロックチェーンを活用して新たなサービス・仕組みを作り出すと考えられる企業で構成されている」として、「ブロックチェーンの活用が進むことで長期的な株価上昇が期待できるため、投資家にとって貴重な投資機会になるだろう」と語っています。

エルウッド・アセット・マネジメント 最高経営責任者 ビン・レン

商 号 等:

加入協会:

インベスコ・アセット・マネジメント株式会社金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第306号一般社団法人投資信託協会、 一般社団法人日本投資顧問業協会

お問い合わせ先:お問い合わせダイヤル 03-6447-3100受付:営業日の午前9時から午後5時までホームページ http://www.invesco.co.jp/

革新的なインデックスの開発

権利証明

代替通貨

サプライチェーン

シェアリング

取引の自動化

C2019-08-005