敗血症の未来敗血症とは?・以前は「菌血症」と考えられていたが、1990年代以 降は血液中の有無ではなく、全身性炎症反応症候 群(SIRS)を伴う感染症と捉えれるようになった。,,
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敗血症の定義と診断の変更について 名古屋市立大学大学院医学研究科 先進急性期医療学 松嶋麻子 敗血症セミナー in 名古屋 2017
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敗血症の新定義 sepsis 3
・敗血症は感染症に対して生体が制御不能な状態となり致死的な臓器不全を発症している状態を指す。
・臓器障害は感染によりSOFAスコアの合計が2点以上、急激に上昇した場合とする。
・敗血症は感染に対する生体反応が自身の組織や臓器を障害している致死的な状態を指す。
・感染症を疑う患者において、長期ICU滞在や入院中死亡が予想される患者はqSOFAで判別することができる。
【敗血症】
敗血症の新定義 sepsis 3
・敗血症性ショックは敗血症の中で、循環障害や細胞レベルの代謝異常により死亡率の高い病態を指す。
・敗血症性ショックは十分な輸液負荷を行った後でも平均血圧65mmHg以上を維持するために血管収縮薬を必要とする状態かつ血清乳酸値>2mmol/L(18mg/dL)の状態を指す。
【敗血症性ショック】