豊 島 病 院 臨 床 研 修 管 理 委 員 会 編

令和２年度豊島病院初期臨床研修プログラム

―　目 　 次 　 ―

Ⅰ 　 臨 床 研 修 プ ロ グ ラ ム の 概 要 　 　 　 　 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 2

1 応 募 資 格2 募 集 人 員 ・ 採 用 方 法 に つ い て3 研 修 プ ロ グ ラ ム の 特 色4 臨 床 研 修 の 目 的 ・ 概 要5 研 修 プ ロ グ ラ ム に つ い て6 研 修 責 任 者 及 び 研 修 委 員 会 、 研 修 管 理 委 員

会 に つ い て7 プ ロ グ ラ ム 責 任 者 及 び 指 導 医 に つ い て8 研 修 記 録 及 び 評 価 に つ い て9 研 修 プ ロ グ ラ ム 修 了 の 認 定 に つ い て10 研 修 医 の 処 遇 に つ い て11 研 修 終 了 後 に つ い て

Ⅱ 　 カ リ キ ュ ラ ム に つ い て ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 8 　

1 内 　 　 科 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 11

2 外 　 　 科 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 18

3 救 　 　 急

3-1 　 救 急 カ リ キ ュ ラ ム 　 　 　 　 　 　・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 19

3-2 麻 　 酔 　 科 　 　 　 　 　 　 　 　 　・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 22

3-3 　 救 　 急 　 科 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 24

4 　 小 　 児 　 科 　 　 　 　 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 25

5 　 産 婦 人 科 　 　 　 　 　・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 27

6 　 精 　 神 　 科 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 29

7 　 地 域 医 療 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 32

1

8 　 そ の 他 診 療 科 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　1. 循 環 器 内 科

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 342. 脳 神 経 外 科

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 393. 緩 和 ケ ア 内 科 ・ 終 末 期 医 療 　 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 414. 整 形 外 科 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 425. 形 成 外 科 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 436. 診 療 放 射 線 科 　 　 　 　 　 　 　 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 447. 感 染 症 内 科 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 458. 病 　 理 　 科 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 469. 泌 尿 器 科 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 4710. 耳 鼻 咽 喉 科 　 　 　 　 　 　 　 　 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 4911. リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 科 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 5012. 眼 　 科

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 51

Ⅲ 　 研 修 の 評 価 ・ 方 法 　 　 　 　 　 　 　 　 　

・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 52

【 参 考 】 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 単 独 で 行っ て は い け な い こ と 　 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 53【 参 考 】 研 修 用 シ ミ ュ レ ー タ ー 一 覧 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ 　 58

2

Ⅰ　臨床研修プログラムの概要

厚 生 労 働 省 か ら 提 示 さ れ た 「 新 た な る 医 師 臨 床研 修 制 度 の 在 り 方 に つ い て 」 に 則 し て 、 公 益 財 団法 人 東 京 都 保 健 医 療 公 社 豊 島 病 院 初 期 臨 床 研 修 プロ グ ラ ム を 作 成 し た 。　 研 修 理 念 で あ る 「 プ ラ イ マ リ ・ ケ ア の 基 本 的 な診 察 能 力 （ 態 度 ・ 技 能 ・ 知 識 ） を 身 に つ け る こと 」 に 従 い 、 研 修 プ ロ グ ラ ム を 達 成 す る こ と と した 。

１ 　 応 募 資 格 　　 　 令 和 ２ 年 ３ 月 に 、 医 学 部 ま た は 医 科 大 学 を 卒業 見 込 み 者 、 ま た は 卒 業 し た 者

２ 　 募 集 人 員 ・ 採 用 方 法 に つ い て　 　 （ １ ） 募 集 人 員 　 ６ 名　 　 （ ２ ） 採 用 方 法 　 全 国 公 募 と し 、 マ ッ チ ン グシ ス テ ム に 参 加 す る 。

３ 　 研 修 プ ロ グ ラ ム の 特 色　 　 医 師 と し て の 人 格 を 涵 養 し 、 将 来 の 専 門 性 に

か か わ ら ず 、 医 学 ・ 医 療 の 果 た す べ き 社 会 的 役割 を 意 識 し つ つ 、 日 常 診 療 で 頻 繁 に 遭 遇 す る 負傷 又 は 疾 病 に 適 切 に 対 応 で き る よ う 、 基 本 的 な診 療 能 力 （ 態 度 ・ 技 能 ・ 知 識 ） を 身 に つ け る もの と す る 。

４ 　 臨 床 研 修 の 目 的 ・ 概 要　 　 チ ー ム 医 療 の 信 頼 さ れ る リ ー ダ ー と し て の 自覚 を 持 ち 、 他 職 種 の 職 能 を 理 解 し 、 強 調 し な がら 医 療 を 実 践 し て い く 能 力 を 身 に つ け る 。

　 　 ま た 、 地 域 医 療 を 経 験 し 、 高 度 医 療 と の 関 わり を 学 ぶ 。

５ 　 研 修 プ ロ グ ラ ム に つ い て

１

年次

内 科( 呼 吸 器 循 環 器 ・ 消･化 器 内 分 泌 腎･ ･ ･

神 経 内 科 ・ 血 液 感･染 症 )

外 科 小児科

産 婦人 科

3

２ ８ 週 １ ２ 週６週

６ 週

２

年次

地域医療

精神科

救 急 自 由 選 択

４週

８週

１ ２ 週4週 ま で麻 酔 科可

２ ８ 週

（ １ ） 研 修 期 間 に つ い て１ 年 次 ： 内 科 （ ２ ８ 週 ） ・ 外 科 （ １ ２

週 ） ・ 小 児 科 （ ６ 週 ） ・ 産 婦 人 科 （ ６ 週 ）２ 年 次 ： 地 域 医 療 （ ４ 週 ） ・ 精 神 科 （ ８

週 ） ・ 救 急 （ １ ２ 週 、 た だ し ４ 週 ま で 麻 酔 科 可 ）　 　 　 自 由 選 択 科 目 （ ２ ８ 週 ）※ 上 記 「 ２ 年 次 ： 救 急 」 に お い て 、 三 次 救急 研 修 希 望 の 場 合 は 「 都 立 墨 東 病 院 」 「 都立 広 尾 病 院 」 「 日 大 板 橋 病 院 」 の い ず れ かで 最 大 8週 の 選 択 が 可 能 。

（ ２ ） 自 由 選 択 科 目 に つ い て基 本 科 目 ・ 必 修 科 目 の 探 究 、 又 は 当 院 及 び協 力 型 病 院 で の 研 修 を 受 け る こ と を 可 能 とす る 。 　 　

協 力 型病 院

期間

診 療 科 研 修 実 績

都 立 広尾 病 院

4～ 8週

応 相 談 （ 当 院で は 研 修 で きな い 科 ）麻 酔 科 ・ 救 急研 修 時 に 選 択可

皮 膚 科 、 救 急救 命 科 、 心 臓血 管 外 科

都 立 大塚 病 院

4～ 8週

応 相 談 （ 当 院で は 研 修 で きな い 科 ）

リ ウ マ チ 膠 原病 内 科 、 新 生児 科

都 立 駒込 病 院

4～ 8週

応 相 談 （ 当 院で は 研 修 で きな い 科 ）

血 液 内 科

都 立 墨東 病 院

4～ 8週

応 相 談 （ 当 院で は 研 修 で きな い 科 ）麻 酔 科 ・ 救 急

麻 酔 科 、 救 急救 命 科 、 皮 膚科

4

研 修 時 に 選 択可

都 立 小児 総 合医 療 セン タ ー

4～ 8週

応 相 談 （ 当 院で は 研 修 で きな い 科 ）

総 合 診 療 科 、外 科

日 大 板橋 病 院

4～ 8週

麻 酔 科 ・ 救 急研 修 時 に 選 択可

救 急 救 命 科

　 　 （ ３ ） 地 域 医 療 に つ い て は 、 板 橋 区 医 師 会 との 連 携 を 図 り 、 下 記 １ ３ 箇 所 の 中 か ら 決 ま る 。

６ 研修責任者及び 研 修 委 員 会 、 研 修 管 理 委 員 会 に つ い て

（ １ ） 公 社 豊 島 病 院 臨 床 管 理 研 修 委 員 会 を 設置 す る 。

（ ２ ） 管 理 委 員 会 の 構 成研 修 責 任者

: 臨 床 研 修 管 理 委 員 会 の 委 員 長 の職 に あ る も の を あ て る 。臨 床 研 修 の 実 施 に お け る 全 て を統 括 す る 。

臨 床 研 修管 理 委 員会

: 臨 床 研 修 の 実 施 に お け る 最 終 決定 機 関 と し 、 臨 床 研 修 プ ロ グ ラム の承 認 、 臨 床 研 修 医 の 採 用 ・ 修 了の 認 定 、 相 談 等 を 年 2 回 開 催 する 。

（ ３ ） 公 社 豊 島 病 院 臨 床 研 修 委 員 会 を 設 置 する 。

（ ４ ） 委 員 会 の 構 成研 修 責 任者

: 臨 床 研 修 管 理 委 員 会 の 委 員 長 の職 に あ る も の を あ て る 。臨 床 研 修 の 実 施 に お け る 全 て を統 括 す る 。

臨 床 研 修委 員 会

: 臨 床 研 修 管 理 委 員 会 の 実 務 を 取り 扱 う 下 部 委 員 会 と し 、 月 1回 開

5

板　橋　区　医　師　会医療法人社団貴和会　小川医院 長瀬クリニック かとう内科クリニック

医療法人社団櫻美会　石川医院 弓倉医院 蓮根メディカルクリニック

鶴田クリニック よりふじ医院 金子病院

すずき内科 野村循環器科内科クリニック つくしんぼ大山診療所

藤田医院　 　

催 と す る 。 臨 床 研 修 に 関 す る 臨床 研 修 プ ロ グ ラ ム の 承 認 、 臨 床研修 医 の 採 用 ・ 修 了 の 認 定 に つ いて は 当 委 員 会 の 決 定 を 臨 床 研 修管理 委 員 会 に 挙 げ る 。

6

協 力 型 病 院 ・ 協 力 型 施 設 に お け る 指 導 医 名 簿病 院 名 ク リ ニ ッ ク･

名所 属 職

名氏 名

都 立 広 尾 病 院 救 急 科 部長

後 藤 　 英昭

都 立 大 塚 病 院 内 科 部長

檀 　 直 彰

都 立 駒 込 病 院 内 科 部長

小 泉 　 浩一

都 立 墨 東 病 院 救 命 セ ンタ ー

部長

濱 邊 　 祐一

都 立 小 児 総 合 医 療セ ン タ ー

総 合 診 療科

部長

幡 谷 　 浩史

日 本 大 学 医 学 部 附属 板 橋 病 院

救 急 救 命セ ン タ ー

部長

木 下 　 浩作

医 療 法 人 社 団 貴 和 会 　 小 川 医 院 院長

小 川 　 勝由

長 瀬 ク リ ニ ッ ク 院長

長 瀬 　 満夫

か と う 内 科 ク リ ニ ッ ク 院長

加 藤 　 佳幸

医 療 法 人 社 団 櫻 美 会 　 石 川 医 院 院長

宮 川 　 美知 子

弓 倉 医 院 院長

弓 倉 　 整

蓮 根 メ デ ィ カ ル ク リ ニ ッ ク 院長

林 　 敬 一

鶴 田 ク リ ニ ッ ク 院長

鶴 田 　 幸男

よ り ふ じ 医 院 院長

依 藤 　 壽

金 子 病 院 院長代理

金 子 　 実里

す ず き 内 科 院長

鈴 木 　 快文

野 村 循 環 器 科 内 科 ク リ ニ ッ ク 院長

野 村 　 周三

つ く し ん ぼ 大 山 診 療 所 院長

鈩 　 裕 和

藤 田 医 院 院長

藤 田 　 雅巳

7

臨 床 研 修 委 員 会 構 成 名 簿

役 職 氏 名職 名

所 　 　 　 属

委 員 長 畑 　 明 宏 部 長 内 科副 委 員 長 鄭 　 子 文 部 長 検 査 科

委 員忠 願 寺 義 通

副 院 長

委 員岡 田 　 洋一

部 長 放 射 線 科

委 員市 川 　 雄二

部 長歯 科 口 腔 外科

委 員岩 嶋 　 富美 子

医 長 内 科

委 員津 田 　 浩昌

医 長 内 科

委 員今 井 　 健一 郎

医 長 外 科

委 員益 富 　 一郎

部 長 精 神 科

委 員吉 川 　 哲夫 　

医 長 泌 尿 器 科

委 員村 野 　 弥生

医 員 小 児 科

委 員野 田 　 彰浩

医 長 救 急 科

委 員篠 崎 　 正彦

医 員 麻 酔 科

委 員藤 田 　 枝美 子

部 長 看 護 部

委 員吉 積 　 千春

事 務 長事 務 部 門 責任 者

委 員移 川 　 恭代

課 長 庶 務 課

8

臨 床 研 修 管 理 委 員 会 構 成 名 簿役 職 氏 名 職 名 所 属委 員長

忠 願 寺 義 通

副 院 長

副 委員 長

畑 　 明宏

部 長 内 科

委 員坂 巻 　健

部 長 産 婦 人 科

委 員尾 　﨑茂

医 長 精 神 科

委 員藤 田 　枝 美 子

副 看 護 部 長 看 護 部

委 員移 川 　恭 代

庶 務 課 長事 務 部 門 の責 任 者

委 員桃 原 　祥 人

大 塚 病 院 産 婦 人 科部 長

研 修 実 施 責任 者

委 員竹 田 　利 明

広 尾 病 院 副 院 長研 修 実 施 責任 者

委 員五 嶋 　孝 博

駒 込 病 院 副 院 長研 修 実 施 責任 者

委 員藤 木 　和 彦 　

墨 東 病 院 副 院 長研 修 実 施 責任 者

委 員幡 谷 　浩 史

小 児 総 合 医 療 セ ンタ ー 総 合 診 療 科 部長

研 修 実 施 責任 者

委 員髙 山 　忠 輝

総 合 科 教 授 臨 床研 修 セ ン タ ー 長

研 修 実 施 責任 者

委 員水 野 　重 樹

板 橋 区 医 師 会 々 長 外 部 委 員

委 員小 川 　勝 由 　

小 川 医 院 々 長研 修 実 施 責任 者

委 員宮 川 　美 知 子

石 川 医 院 々 長研 修 実 施 責任 者

委 員長 瀬 　満 夫

長 瀬 ク リ ニ ッ ク研 修 実 施 責任 者

委 員弓 倉 　整

弓 倉 医 院 々 長研 修 実 施 責任 者

委 員依 藤 　壽

よ り ふ じ 医 院 々 長研 修 実 施 責任 者

委 員野 村 　周 三

野 村 循 環 器 科 内 科ク リ ニ ッ ク 院 長

研 修 実 施 責任 者

委 員鶴 田 　幸 男

鶴 田 ク リ ニ ッ ク 院長

研 修 実 施 責任 者

9

委 員鈩 　 裕和

つ く し ん ぼ 大 山 診療 所 院 長

研 修 実 施 責任 者

委 員林 　 敬一

蓮 根 メ デ ィ カ ル クリ ニ ッ ク 院 長

研 修 実 施 責任 者

委 員金 子 　実 里

金 子 病 院 々 長 代 理研 修 実 施 責任 者

委 員藤 田 　雅 巳

藤 田 医 院 々 長研 修 実 施 責任 者

委 員鈴 木 　快 文

す ず き 内 科 院 長研 修 実 施 責任 者

委 員加 藤 　佳 幸

か と う 内 科 ク リ ニッ ク

研 修 実 施 責任 者

７ 　 プ ロ グ ラ ム 責 任 者 及 び 指 導 医 に つ い て

（ １ ） プ ロ グ ラ ム 責 任 者 は 、 研 修 プ ロ グラ ム の 作 成 、 管 理 及 び 個 々 の 研 修 医 の 指導 ・ 管 理 を 担 当 す る 。プ ロ グ ラ ム 責 任 者 　 　 ： 　 副 院 長 　 　 　 忠願 寺 　 義 通プ ロ グ ラ ム 副 責 任 者 　 ： 　 内 科 部 長 　 　 畑 明 宏

　　 　 （ ２ ） 指 導 医 は 臨 床 経 験 ７ 年 以 上 で プ ラ イ マ

リ ・ ケ ア を 中 心 と し た 指 導 を 行 え る 十 分 な能 力 を 有 す る 者 と す る 。

◇指 導 医 （ プ ロ グ ラ ム 指 導 者 ） 一 覧 （ 平 成 31 年 4 月1 日 現 在 ）

10

　 内 　 　 　 科 　 ： 　 忠 願 寺 義 通 （ 副 院 長 ） ・谷 川 　 宗 （ 部 長 ） ・ 畑 　 明 宏 （ 部長 ） ・ 戸 坂 　 俊 雄 （ 医 長 ） ・ 藤 波 　 竜也 （ 医 長 ） ・ 大 岡 真 也 （ 部 長 ） ・ 岡 本 直 樹 （ 医 長 ） ・ 津 田 　 浩 昌 （ 医 長 ） ・佐 伯 　 仁 （ 医 長 ） ・奥 津 　 理 恵 （ 医 長 ） ・ 伊 藝 　 孔 明 （ 医

長 ） ・ 近 藤 　 真 由 美 （ 医 長 ） ・足 立 　 拓 也 （ 医 長 ） ・ 岩 嶋 　 富 美 子

（ 医 長 ）　 精 　 神 　 科 　 ： 　 尾 　 茂 （ 部 長 ） ・ 益 富 　 一﨑郎 （ 部 長 ） 白 木 　 明 雄 （ 医 長 ） 佐 々 木 　 健 至 ( 医長 )　 緩 和 ケ ア 科 　 ： 　 山 田 　 陽 介 （ 医 長 ）　 小 　 児 　 科 　 ： 　 中 澤 　 友 幸 （ 部 長 ） 　 　 　 　　 外 　 　 　 科 　 ： 　 福 田 　 晃 （ 部 長 ） ・ 青 木 　 信彦 （ 部 長 ） ・ 飯 田 聡 （ 部 長 ） ・ 阿 美 　 克 典 （ 医長 ） ・　 　 　 　 　 　 　 　 　 鴈 野 　 秀 明 （ 医 長 ） ・ 今 井 健 一 郎 （ 医 長 ） ・ 本 山 　 一 夫 （ 医 長 ）　 救 　 急 　 科 　 ： 　 野 田 　 彰 浩 （ 医 長 ）　 整 形 外 科 　 ： 　 宮 坂 　 輝 幸 （ 医 長 ）　 脳 神 経 外 科 　 ： 　 清 田 　 満 （ 部 長 ） ・ 山 本 　 崇裕 （ 医 長 ）　 形 成 外 科 　 ： 　 末 澤 　 恵 美 （ 医 長 ）　 泌 尿 器 科 　 ： 　 吉 川 　 哲 夫 （ 医 長 ）　 産 婦 人 科 　 ： 　 坂 巻 　 健 （ 部 長 ）　 眼 　 　 　 科 　 ： 　 武 田 　 淳 史 （ 医 長 ）　 耳 鼻 咽 喉 科 　 ： 　 志 和 　 正 紀 （ 部 長 ）　 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 科 ： 　 中 島 　 英 樹 （ 医 長 ）　 診 療 放 射 線 科 ： 　 岡 田 　 洋 一 （ 部 長 ） ・ 本 田 聡 （ 医 長 ）　 麻 　 酔 　 科 　 ： 　 吉 岡 　 斉 （ 部 長 ） ・ 吉 川 　 晶子 ( 医 長 )　 検 　 査 　 科 　 ： 　 鄭 　 子 文 　 （ 部 長 ） ・ 秋 田 英 貴 （ 医 長 ）

８ 　 研 修 記 録 及 び 評 価 に つ い て　 　 当 院 指 定 の 書 式 に て 研 修 記 録 、 自 己 評 価 、 およ び 指 導 医 に よ る 研 修 評 価 を 行 う 。

９ 　 研 修 プ ロ グ ラ ム 修 了 の 認 定 に つ い て　 （ １ ） 研 修 修 了 の 認 定 　 ： 　 研 修 医 の 評 価 に つ

い て の 結 果 報 告 を 得 て 、 臨 床 研 修

11

委 員 会 が 修 了 を 認 定 す る 。　 （ ２ ） 証 書 の 交 付 　 ： 　 病 院 長 は 、 臨 床 研 修

委 員 会 が 修 了 を 認 定 し た 研 修 医 に「 修 了 証 書 」 を 交 付 す る 。

１ ０ 　 研 修 医 の 処 遇 に つ い て （ 平 成 31 年 4 月 現在 ）

　 　 （ １ ） 身 　 　 　 分 　 ： 　 非 常 勤 医 師 （ 研 修医 ）

　 　 （ ２ ） 報 　 酬 　 等 　 ： 　 ① 基 本 給 　 ３ ０ ８ ,０ ０ ０ 　 円

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ② 通 勤 手 当　 　 （ ３ ） 勤 務 体 系 　 ： 　 ① 勤 務 日 数 　 月 ２ ０

日 　 以 内　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ② 勤 務 時 間 　 午 前 ８

時 ３ ０ 分 か ら 午 後 ５ 時 １ ５ 分 ま で　 　 （ ４ ） 年 次 有 給 休 暇 ： 　 労 働 基 準 法 に 準 じ て付 与 す る 。　 　 （ ５ ） 保 　 険 　 等 　 ： 　 全 国 健 康 保 険 協 会 ・厚 生 年 金 加 入　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 雇 用 保 険 加 入 ・ 労 働災 害 者 保 険 適 用　 　 （ ６ ） 健 康 管 理 　 ： 　 年 １ 回 の 定 期 健 康 診断 を 実 施　 　 （ ７ ） 被 服 の 貸 与 　 ： 　 豊 島 病 院 貸 与 被 服 規則 に 準 じ て 貸 与 す る 。　 　 （ ８ ） 住 居 施 設 　 ： 　 有 （ 病 院 に 併 設 ）　 　 （ ９ ） 医 師 賠 償 責 任 保 険 等 ： 　 各 個 人 に て 任 意 に 加 入す る 。　 　 （ 10 ） 学 会 等 参 加 の 研 修 活 動 ： 　 ① 院 外 学 会 等 に 参 加及 び 発 表 の 場 を 与 え る 。　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ② 院 内 臨 床 研 修 会 ・Ｃ Ｐ Ｃ ・ 講 演 会 に 参 加 す る 。　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 ③ 各 科 症 例 検 討 会 やカ ン フ ァ レ ン ス に 参 加 す る　 　 （ 11 ） そ 　 の 　 他 　 ： 　 ア ル バ イ ト は 禁 止 する 。

１ １ 　 研 修 終 了 後 に つ い て　 　 都 立 ・ 公 社 病 院 で は 、 ２ 年 間 の 臨 床 研 修 終 了後 、 『 東 京 医 師 ア カ デ ミ ー ( 都 立 病 院 後 期 臨 床 研　 　 修 制 度 ) 』 を 開 講 し て お り 都 立 ・ 公 社 病 院 ジュ ニ ア レ ジ デ ン ト は 優 先 的 に 入 講 す る こ と が で きる 。

12

（ 本 院 以 外 で 研 修 さ れ た 方 も 大 歓 迎 ）

◇当 院 『 東 京 医 師 ア カ デ ミ ー 』 コ ー ス　 ・ 内 科 系 コ ー ス　 ・ 精 神 科 コ ー ス　 ・ 麻 酔 科 コ ー ス 　　 　 　※ 詳 細 は 、 随 時 『 東 京 医 師 ア カ デ ミ ー 』 ホ ー ム

ペ ー ジ に 掲 載 い た し ま す 。　 　 　 Ｕ Ｒ Ｌ ： http://www.byouin.metro.tokyo.jp/academy/index.ht

ml

13

Ⅱ 　カリキュラムについて

　 　 　 当 院 の カ リ キ ュ ラ ム は 、 プ ラ イ マ リ ・ ケ アの 基 本 的 な 診 療 能 力 ( 知 識 、 技 能 、 態 度 ) を 身 に つ　 　 け る た め の minimum requirement と し て 、 厚 生 労 働省 案 の 「 臨 床 研 修 の 到 達 目 標 に つ い て 」　 　 に 準 拠 し た プ ロ グ ラ ム と な っ て い る 。　 　 　 厚 生 労 働 省 案 の 到 達 目 標 は 、 2 年 間 の 初 期臨 床 研 修 で 修 得 す る 達 成 目 標 で あ る 。 こ こ で 問 題　 　 と な る の は 縦 割 り の 専 門 診 療 科 を ス ー パ ー ロー テ ー シ ョ ン す る ス タ イ ル の 研 修 シ ス テ ム の 中 で　 　 厚 生 労 働 省 案 の 到 達 目 標 を 達 成 さ せ る た め の方 略 で あ る 。 厚 生 労 働 省 案 の 到 達 目 標 を そ の ま ま　 　 単 一 専 門 診 療 科 研 修 の 到 達 目 標 に 適 応 さ せ るこ と は で き な い 。 そ こ で 、 専 門 診 療 科 研 修 の カ リ　 　 キ ュ ラ ム は 、 従 来 の 専 門 医 を 作 る た め の プ ログ ラ ム を 見 直 し て 「 プ ラ イ マ リ ・ ケ ア の 基　 　 本 的 な 診 療 能 力 を 身 に つ け る 」 を 意 識 し た 一般 目 標 、 行 動 目 標 、 経 験 目 標 を 設 定 し た 。　 　 　 2020 年 度 版 の ガ イ ド ラ イ ン で 新 た に 示 さ れ

た 、 経 験 す べ き 症 候 （ 29 症 候 ） と 経 験 す べ き 疾病 ・ 病 態 （ 26 疾 病 ・ 病 態 ） に つ い て は 、 次 ペ ージ の 表 １ お よ び 表 2 で 研 修 に 適 し た 診 療 科 と その 責 任 診 療 科 を 示 し た 。 ま た そ れ ら を 経 験 し たこ と の 確 認 は 新 Ｅ Ｐ Ｏ Ｃ を 用 い て 行 う 。 　 　

　 　 　 常 に minimum requirement の 修 得 を 意 識 す る た めに 、 研 修 医 の 到 達 度 を 形 成 的 に 評 価 し 研 修　 　 医 に フ ィ ー ド バ ッ ク す る 。 評 価 の 時 期 と し ては 、 各 診 療 科 研 修 終 了 時 に 到 達 度 を 形 成 的 に 評 価

し 研 修 医 に フ ィ ー ド バ ッ ク す る 。

14

表 1 　 経 験 す べ き 症 候　研修に適した科：○、責任科：●

内科

外科 救

急科麻酔科 小

児科 産婦人科

精神科 診

療所な

ど

ショック ○ ○ ● ○ ○ ○体重減少・るい痩 ● ○ ○ ○発疹 ● ○ ○ ○黄疸 ● ○ ○ ○ ○発熱 ● ○ ○ ○ ○もの忘れ ○ ● ○頭痛 ● ○ ○ ○めまい ● ○ ○意識障害・失神 ○ ● ○ ○けいれん発作 ○ ● ○ ○視力障害 ● ○ ○胸痛 ● ○ ○心停止 ○ ●呼吸困難 ● ○ ○ ○吐血・喀血 ● ○ ○ ○下血・血便 ● ○ ○ ○ ○嘔気・嘔吐

● ○ ○ ○○

腹痛 ○ ● ○ ○ ○便通異常（下痢・便秘） ● ○ ○ ○ ○熱傷・外傷 ● ○腰・背部痛 ● ○ ○ ○ ○関節痛 ● ○ ○ ○ ○運動麻痺・筋力低下 ● ○ ○ ○

15

排尿障害（尿失禁・排尿困難）

● ○ ○

興奮・せん妄 ○ ●抑うつ ○ ● ○成長・発達の障害 ●妊娠・出産 ○ ●

終末期の症候 ○ ○ ●

表 2 　 経 験 す べ き 疾 病 ・ 病 態　　研修に適した科：○、責任科：●

内科

外科 救

急科麻酔科

小児科 産

婦人科

精神科 診

療所な

ど

脳血管障害 ● ○ ○認知症 ○ ● ○急性冠症候群 ● ○心不全 ● ○大動脈瘤 ● ○高血圧 ● ○肺癌 ● ○肺炎 ● ○ ○ ○急性上気道炎 ● ○ ○気管支喘息 ● ○ ○ ○慢性閉塞性肺疾患 (COPD) ● ○急性胃腸炎 ● ○ ○胃癌 ○ ●消化性潰瘍 ● ○ ○ ○肝炎・肝硬変 ● ○ ○胆石症 ○ ● ○ ○大腸癌 ○ ●腎盂腎炎 ● ○ ○尿路結石 ● ○ ○ ○腎不全 ● ○ ○ ○高エネルギー外傷・骨折 ○ ●糖尿病 ● ○ ○脂質異常症 ● ○ ○うつ病 ○ ● ○

16

統合失調症 ●

依存症　（ﾆ ｺ ﾁ ﾝ ･ ｱ ﾙ ｺ ｰﾙ ･

薬物 病的賭博）･○ ○ ● ○

17

１ 　 内 科 カ リ キ ュ ラ ム 　

Ⅰ　一般目標（GIO）医師としての人格を涵養し、一般臨床医として、日常遭遇する疾患や病態に対して適

切な初期診療（プライマリーケア）が行えるよう、病態生理の理解、基本的診療技術、鑑別診断の立て方、主な治療、患者・家族との適切なコミュニケーションのとり方などを身につける。

Ⅱ　行動目標（SBOs）１． 患者-医師関係患者を全人的に理解し、患者 家族と良好な人間関係を確立するために、･１）患者、家族のニーズを身体 心理 社会的側面から把握できる。･ ･２）医師、患者 家族がともに納得できる医療を行うためのインフォームドコンセント･が実施できる。３）守秘義務を果たし、プライバシーへの配慮ができる。

２． チーム医療医療チームの構成員としての役割を理解し、医療 福祉 保健の幅広い職種からなる他･ ･

のメンバーと協調するために、１）指導医や専門医に適切なタイミングでコンサルテーションが実施できる。２）上級医師および同僚医師、他の医療従事者と適切なコミュニケーションが実施できる。３）同僚及び後輩へ教育的配慮ができる。４）患者の転入、転出にあたり情報を交換できる。５）関係機関や諸団体の担当者とコミュニケーションがとれる。

３． 問題対応能力患者の問題を把握し、問題対応型の思考を行い、生涯にわたる自己学習の習慣を身に

つけるために、１）臨床上の疑問点を解決するための情報を収集して評価し、当該患者への適応を判断できる(EBM：Evidence Based Medicine の実践ができる)。２）自己評価および第三者による評価をふまえた問題対応能力の改善ができる。３）研究や学会活動に関心を持つ。４）自己管理能力を身につけ、生涯にわたり基本的臨床能力の向上に努力を払う。

４． 安全管理患者ならびに医療従事者にとって安全な医療を遂行し、安全管理の方策を身につけ、危機管理に参画するために、

１）医療現場での安全確認を理解し、実施できる。２）医療事故防止および事故後の対処について、マニュアルなどに沿って行動できる。３）院内感染対策(Standard Precautions を含む)を理解し、実施できる。

５． 医療面接

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患者 家族との信頼関係を構築し、診断 治療に必要な情報が得られるような医療面接･ ･を実施するために、

１）医療面接におけるコミュニケーションのもつ意義を理解し、コミュニケーションスキルを身につけ、患者の解釈モデル、受診動機、受療行動を把握できる。２）患者の病歴(主訴、現病歴、既往歴、家族歴、生活 職業歴、系統的レビュー･ )の聴取と記録ができる。３）インフォームドコンセントのもとに、患者 家族への適切な指示、指導ができる。･

６． 身体診察病態の正確な把握ができるよう、全身にわたる身体診察を系統的に実施し、記載する

ために、１）全身の観察(バイタルサインと精神状態の把握、皮膚や表在リンパ節の診察を含む)ができ、記載できる。２）頭頸部の診察(眼瞼 結膜、眼底、外耳道、鼻腔口腔、咽頭の観察、甲状腺の触診を･含む)ができ、記載できる。３）胸部の診察(乳房の診察を含む)ができ、記載できる。４）腹部の診察(直腸診を含む)ができ、記載できる。

７． 臨床検査病態と臨床経過を把握し、医療面接と身体所見から得られた情報をもとに下記にあげ

る必要な検査を、実施あるいは結果の解釈ができる。１）一般尿検査(尿沈渣を含む)２）便検査：潜血、虫卵３）血算 白血球分画･４）血液型判定 交差適合試験･５）心電図(12誘導)、負荷心電図６）動脈血ガス分析７）血液生化学的検査 簡易検査･ (血糖、電解質、尿素窒素など)８）血液免疫血清学的検査(免疫細胞検査、アレルギー検査を含む)９）細菌学的検査 薬剤感受性検査 検体の採取･ ･ (痰、尿、血液など) 簡単な細菌学的検･査（グラム染色など

１０）肺機能検査:スパイロメトリー１１）髄液検査１２）細胞診検体(喀痰、腹水など)の採取と処理、細胞診・病理組織検査１３）内視鏡検査１４）超音波検査１５）単純X 線検査１６）造影X 線検査１７）X 線 CT検査１８）MRI検査１９）核医学検査２０）神経生理学的検査(脳波 筋電図など･ )

８． 基本的診療手技基本的手技の適応を決定し、実施するために、

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１)一次および二次救命処置ができる。２)圧迫止血法を実施できる。３)包帯法を実施できる。４)注射法(皮内、皮下、筋肉、点滴、静脈確保)を実施できる。５)採血法(静脈血、動脈血)を実施できる。６)穿刺法(腰椎、胸腔、腹腔)を実施できる。７)導尿法を実施できる。８)浣腸を実施できる。９)ドレーン チューブ類の管理ができる。･１０)胃管の挿入と管理ができる。１１)局所麻酔法を実施できる。１２)創部消毒とガーゼ交換を実施できる。１３)簡単な切開-排膿を実施できる。１４)皮膚縫合法を実施できる。１５)軽度の外傷 熱傷の処置を実施できる。･９． 基本的治療法

１)療養指導(安静度、体位、食事、入浴、排泄、環境整備を含む)ができる。２)薬物の作用、副作用、相互作刷こついて理解し、薬物治療(抗菌薬、副腎皮質ステロイド薬、解熱薬、麻薬を含む)ができる。３)輸液ができる。４)輸血(成分輸血を含む)による効果と副作用について理解し、輸血が実施できる。

１０． 医療記録チーム医療や法規との関連で重要な医療記録を適切に作成し、管理するために、１)診療録(退院時サマリーを含む)を POS(Problem Oriented System)に従って記載し管理できる。２)処方箋、指示箋を作成し、管理できる。３)診断書、死亡診断書(死体検案書を含む)、その他の証明書を作成し、管理できる。４)剖検所見の記載 要約作成に参加し、診療の向上に役立てることができる。･５)紹介状と、紹介状への返信を作成でき、それを管理できる。

１１． 症例呈示チーム医療の実践と自己の臨床能力向上に不可欠な、症例呈示と意見交換を行うため

に、１)症例呈示と討論ができる。２)臨床症例(剖検症例も含む)に関するカンファレンスや学術集会に参加する。

１２． 診療計画保健 医療 福祉の各側面に配慮しつつ、診療計画を作成し、評価するために、･ ･１)診療計画(診断、治療、患者 家族への説明を含む･ )を作成できる。２)診療ガイドラインやクリニカルパスを理解し活用できる。３)入退院の適応を判断できる。４)QOL(Quality of Life)を考慮にいれた総合的な管理計画(社会復帰、在宅医療、介護を含む)へ参画する。

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５)社会福祉施設の役割について理解する。６)地域保健 健康増進･ (保健所機能への理解を含む)について理解する。

１３． 救急医療生命や機能的予後に係わる、緊急を要する病態や疾病に対して適切な対応をするため

に、１)バイタルサインの把握ができる。２)重症度および緊急度の把握ができる。３)ショックの診断と治療ができる。４)二次救命処置(ACLS = Advanced Cardiovascular Life Support、呼吸 循環管･理を含む)ができ、一次救命処置(BLS = Basic Life Support)を指導できる。

ACLS※ は、バッグ バルブ マスク等を使う心肺蘇生法や除細動、気管内挿管、薬剤･ ･投与等の一定のガイドラインに基づく救命処置を含み、BLS には、気道確保、心臓マッサージ、人工呼吸等の、機器を使用しない処置が含まれる。５)頻度の高い救急疾患の初期治療ができる。６)専門医への適切なコンサルテーションができる。７)大災害時の救急医療体制を理解し、自己の役割を把握できる。

１４． 予防医療予防医療の理念を理解し、地域や臨床の場での実践に参画するために、１)食事 運動 禁煙指導とストレスマネージメントができる。･ ･２)性感染症(エイズを含む)予防、家族計画指導に参画できる。３)地域・職場 学校検診に参画できる。･４)予防接種に参画できる。

１５． 緩和・終末期医療緩和 終末期医療を必要とする患者とその家族に対して、全人的に対応するために、･１)心理社会的側面への配慮ができる。２)緩和ケア(WHO 方式がん疼痛治療法を含む)に参加できる。３)告知をめぐる諸問題への配慮ができる。４)死生観 宗教観などへの配慮ができる。･

１６． 医療の社会性医療の持つ社会的側面の重要性を理解し、社会に貢献するために、１)医療保険、公費負担医療を説明できる。２)医の倫理 生命倫理について説明できる。･３)虐待について説明できる。

Ⅲ　学習方略（LS）　

１） 必修カリキュラム第一年次（28週）（＊は、見学を主体とする。）医師として必須の初期医療及び救急医療を中心に研修を行う。研修は指導医と密接な連携を保持しつつ、週間スケジュールに従って、病棟、外来（救急外来を含む）、ＩＣＵ、検査部門及びカンファレンスにおいて行う。

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その際、医療における極めて基本的な事項、とりわけ医師としてどのような心構えで医療を実践して行くかという点を十分に研修する。

　　　　病　　棟　　　ア　問診、視診、触診、打診、聴診、直腸診、神経学的所見　　　イ　病歴の記載、退院時の病歴の記録、剖検用病歴の記載　　　ウ　処方箋、食事箋の記載（薬物療法、食事療法）　　　エ　看護、検査の指示　　　オ　患者及び家族への病状説明、検査・手術説明、解剖承諾書　（＊）　　　カ　診断書、証明書、公的書類、死亡診断書等の作成　（＊）　　　キ　患者についてのディスカッション　　　ク　病棟内処置、検査　　　　　血圧測定（立位、臥位）　　　　　眼底検査　　　　　採血：　静脈採血、動脈採血、（血液培養、血液ガス）　　　　　注射：　皮内、皮下、筋肉内、静脈、輸液、輸血、血管確保、ＩＶＨの計画および実施　　　　　簡易検査：　尿（比重、沈渣、試験紙）、血糖、血液型、クロスマッチ、　　　　　　　　　　ＥＣＧ、酸素投与法　　　　　穿刺法：　腹腔、胸腔、骨髄、髄腔等　　　　　　　　　　胸腔ドレナージ　（＊）　　　　　　　　　　胃液採取　　　　　　　　　　導尿　　　　　　　　　　その他

　　　　外　　来　　　ア　初診、再来患者の診察、検査、治療の指示　　　イ　病歴記載、患者への説明　　　ウ　問題症例の検討（外来終了後）　　　エ　紹介医への報告書、他医への依頼票の作成　　　オ　救急外来での対応　　　　　内容は、ＩＣＵでの内容に準じる。

　　　　ＩＣＵ　　　　　指導医と共に診療に従事する。　　　ア　バイタルサインのチェック　　　イ　蘇生法　　　　　　　人工呼吸、体外心臓マッサージ、気管内挿管法、気管切開、血管確保、酸素投与法　　　ウ　除細動　　　エ　救急医療、抗ショック療法　　　オ　胃洗浄　　　カ　その他

　　　　検査部門、特殊部門

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　　　　　指導医及び各部門の専門医（診療放射線科、循環器、呼吸器、消化器、輸血科等）　　　　の指導を受けて実施する。　　　ア　レントゲン：上部消化管透視、注腸透視、ＩＰ、ＤＩＰ　　　イ　内視鏡：上部消化管、大腸、気管支　（＊）　　　ウ　超音波：腹部、心臓　（＊）　　　エ　特殊検査治療技術　（＊）　　　　　　　ＣＴ、ＭＲＩ、シンチグラム、血管造営、小腸透視　　　　　　　ＥＲＣＰ　　　　　　　ＥＭＧ、ＥＥＧ　　　　　　　心臓カテーテル法　　　　　　　生検（肝、膵、腎、骨髄等）

２） 選択カリキュラム・第二年次に選択科目として内科を選んだ場合　指導医（複数）と協議しつつも、主体性をもって研修を行い、病棟、ＩＣＵにおいては指導医とペアーの担当医となり、検査部門においては検査を担当し、救急外来においては指導医の指導の下に診療を行う。　なお、対象とする患者（疾患）は、原則として内科学会の指示する「認定内科医のための研修計画」に従う。「第一年次の診療実績」の研修事項を、指導医と協議しつつ、主体性をもって研修するとともに、第一年次において見学を主体としていた下記の研修事項について、自ら体験し、診療に関する態度、知識、技術等を修得する。

　　　　病　　棟　　　ア　患者及び家族への病状、治療方針、予後等の説明　　　イ　診断書、証明書、死亡診断書等の公的書類の作成　　　ウ　ＩＶＨの計画及び実施　　　エ　胸腔ドレナージ　　　オ　その他

　　　　救　急　外　来　　　ア　救急外来における初期診療　　　イ　その他

　　　　検査部門、特殊部門　　　ア　上部消化管透視、小腸透視、注腸透視、ＩＰ、ＤＩＰ等の計画　　　イ　超音波断層検査の計画、実施　　　ウ　内視鏡検査（上部消化管、大腸等）の計画、実施　　　エ　ＣＴ、ＭＲＩ、シンチグラム、血管造影の計画、判読等　　　オ　ＥＭＧ、ＥＥＧの実施、判読　　　カ　心臓カテーテル法の計画、実施　　　キ　気管支ファイバー法の計画、実施　　　ク　生検（肝臓、膵臓、腎、骨髄等）の計画、実施　　　ケ　その他

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Ⅳ　研修中に収めるべき診療実績「研修事項達成チェックリスト」を基本に、幅広く総ての研修項目を経験することを目標とする。　・救急患者

　救急患者来院時には、当直中は勿論、日勤帯でも時間の許す限り優先して診療に参加する。

　なお、救急患者として来院し入院した患者を５例以上、担当医として診療に当たる。・剖検症例　２例以上を担当する。なお、解剖時には助手として研修する。　剖検例のＣＰＣにおいては、報告者として参加する。

Ⅴ　カンファレンス　　　症例検討会（受持ち症例を含む）　　　　　　　　毎日　　　新患患者カンファランス　　　　　　　　　　　　週１回～２回　　　画像診断検討会　　　　　　　　　　　　　　　　月１回　　　抄読会　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　月１回～４回　　　合同勉強会　　　　　　　　　　　　　　　　　　月２回　　　病理ＣＰＣ、症例検討会、講演会　　　　　　　　年６回以上　　　内科学会地方会への出席、症例の報告　　　　　　年１〜２回

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２ 　 外 科 カ リ キ ュ ラ ム 　

　 １ ． 研 修 内 容 ：　 　 　 消 化 器 外 科 、 乳 腺 外 科 、 一 般 外 科 に つ き ３か ら ４ あ る 医 療 チ ー ム に 属 し て 、 主 に　 　 病 棟 診 療 を 経 験 す る 。 ま た 所 属 チ ー ム の 担 当す る 救 急 当 番 時 に は 救 急 患 者 の 診 療 も 経 験 す る 。　 ２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 基 本 的 に は 所 属 す る 医 療 チ ー ム の 担 当 医（ 部 長 な い し 医 長 と 、 医 員 ） が 指 導 す る 。　 ３ ． 一 般 目 標 ( 外 科 研 修 に お け る ) ：　 　 　 主 治 医 チ ー ム の 一 員 と し て 外 科 診 療 に 参 加し 、 そ の 流 れ を 理 解 す る 。　 ４ ． 行 動 目 標 ( 外 科 研 修 に お け る ) ：

● 患 者 家 族 に 対 す る 接 遇 の 重 要 性 を 理 解 す る 。● イ ン フ ォ ー ム ド コ ン セ ン ト の 実 際 を 理 解 す

る 。　 ５ ． 経 験 目 標 ( 外 科 研 修 に お け る )

研 修 １ ２ 週 水 準 で 行 動 で き る こ と が 必 要 な 12項 目

● さ ま ざ ま な 伝 票 類 の 管 理 運 用 を 理 解 し 実 施す る 。

● 基 本 的 外 科 疾 患 の 手 術 適 応 と 術 前 術 後 管 理を 理 解 す る 。

● 基 本 的 疾 患 の 手 術 術 式 と 局 所 解 剖 を 理 解 する 。

● 主 な 術 後 合 併 症 の 予 防 法 と 対 処 法 を 理 解 する 。

● 主 な 外 科 救 急 疾 患 の 診 断 法 と 手 術 適 応 を 理解 す る 。

● 確 実 か つ 迅 速 に 手 洗 い が で き る 。● 手 術 の 助 手 （ 第 二 助 手 ） と し て 適 切 な 手 術野 の 展 開 が で き る 。

● 容 易 な 部 位 に お い て 確 実 な 結 紮 が で き る 。● 術 後 の 正 し い 創 処 置 （ 無 菌 法 ） が で き る 。● 静 脈 確 保 が 一 度 で 行 え る 。● 動 脈 穿 刺 （ 血 液 ガ ス ） が で き る 。● 正 し い 手 技 で 中 心 静 脈 カ テ ー テ ル を 留 置 で

き る 。　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 　 (1) 入 院 患 者 数 ： 常 時 お よ そ １ ２ 名 、 月 あ たり お よ そ ２ ０ 名 。

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　 　 　 (2) 救 急 外 来 患 者 数 ： 月 ５ 例 以 上 。　 　 　 (3) 他 科 転 科 患 者 数 ： 月 ５ 例 以 上 。　 　 　 (4) 手 術 患 者 数 ： 月 １ ２ 例 以 上 。　 　 　 (5) 剖 検 例 ： で き れ ば １ 例 以 上 　 CPC で 提 示が 望 ま し い 。　 　 　 (6) 院 外 症 例 発 表 ： で き れ ば 1回 。　

　

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3-1 　 救 急 カ リ キ ュ ラ ム

当 院 は ２ 次 救 急 指 定 病 院 で あ り 、 救 急 患 者 の 対応 は 当 該 各 科 で 行 っ て い る 。 救 急 （ 麻 酔 科 ） 研 修で は 主 に 麻 酔 科 カ リ キ ュ ラ ム に 基 づ い て 研 修 を 行い 、 麻 酔 手 技 を 習 得 す る こ と で 医 師 と し て 必 須 な緊 急 時 の 救 命 処 置 を 身 に つ け る こ と に な る 。 こ の救 急 カ リ キ ュ ラ ム は 麻 酔 科 カ リ キ ュ ラ ム と 重 複 する 部 分 を 含 め て 研 修 医 当 直 時 の 救 急 室 に お け る 研修 、 当 該 各 科 に お け る 救 急 研 修 等 の カ リ キ ュ ラ ムで あ る 。

１ ． 一 般 目 標 ：１ ） 生 命 や 機 能 的 予 後 に 係 わ る 、 緊 急 を 要 す る 病

態 や 疾 病 、 外 傷 に 対 す る 適 切 な 診 断 ・ 初 期 治療 能 力 を 身 に つ け る 。

２ ） 救 急 医 療 シ ス テ ム を 理 解 す る 。３ ） 災 害 医 療 の 基 本 を 理 解 す る 。

２ ． 行 動 目 標１ ） 救 急 診 療 の 基 本 的 事 項 　 　　 　 ＊ ： 麻 酔 科 研 修 で も 行 わ れ る 事 項（ １ ） バ イ タ ル サ イ ン の 把 握 が で き る ＊ 。（ ２ ） 身 体 所 見 を 迅 速 か つ 的 確 に と れ る ＊ 。（ ３ ） 重 症 度 と 緊 急 度 が 判 断 で き る 。（ ４ ） 二 次 救 命 処 置 （ ACLS ） が で き 、 一 次 救 命 処置 （ BLS ） を 指 導 で き る ＊ 。（ ５ ） 頻 度 の 高 い 救 急 疾 患 ・ 外 傷 の 初 期 治 療 が でき る 。（ ６ ） 専 門 医 へ の 適 切 な コ ン サ ル テ ー シ ョ ン が でき る 。（ ７ ） 大 災 害 時 の 救 急 医 療 体 制 を 理 解 し 、 自 己 の役 割 を 把 握 で き る 。

２ ） 救 急 に 必 要 な 検 査（ １ ） 必 要 な 検 査 （ 検 体 、 画 像 、 心 電 図 ） が 指 示で き る 。（ ２ ） 緊 急 性 の 高 い 異 常 検 査 所 見 を 指 摘 で き る 。

３ ） 経 験 し な け れ ば な ら な い 手 技（ １ ） 気 道 確 保 を 実 施 で き る ＊ 。（ ２ ） 気 管 内 挿 管 を 実 施 で き る ＊ 。

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（ ３ ） 人 工 呼 吸 を 実 施 で き る ＊ 。（ ４ ） 心 マ ッ サ ー ジ を 実 施 で き る 。（ ５ ） 除 細 動 を 実 施 で き る 。（ ６ ） 注 射 法 （ 皮 内 、 皮 下 、 筋 肉 、 点 滴 、 静 脈 路確 保 、 中 心 静 脈 路 確 保 ） を 実 施 で き る ＊ 。（ ７ ） 緊 急 薬 剤 （ 心 血 管 作 動 薬 、 抗 不 整 脈 薬 、 抗け い れ ん 薬 な ど ） が 使 用 で き る ＊ 。（ ８ ） 採 血 法 （ 静 脈 血 、 動 脈 血 ） を 実 施 で き る ＊ 。（ ９ ） 導 尿 法 を 実 施 で き る ＊ 。（ 10 ） 穿 刺 法 （ 腰 椎 ＊ 、 胸 腔 、 腹 腔 ） を 実 施 で きる 。（ 11 ） 胃 管 の 挿 入 と 管 理 が で き る ＊ 。（ 12 ） 圧 迫 止 血 法 を 実 施 で き る 。（ 13 ） 局 所 麻 酔 法 を 実 施 で き る ＊ 。（ 14 ） 簡 単 な 切 開 ・ 排 膿 を 実 施 で き る 。（ 15 ） 皮 膚 縫 合 法 を 実 施 で き る 。（ 16 ） 創 部 消 毒 と ガ ー ゼ 交 換 を 実 施 で き る 。（ 17 ） 軽 度 の 外 傷 ・ 熱 傷 の 処 置 を 実 施 で き る 。（ 18 ） 包 帯 法 を 実 施 で き る 。（ 19 ） ド レ ー ン ・ チ ュ ー ブ 類 の 管 理 が で き る 。（ 20 ） 緊 急 輸 血 が 実 施 で き る 。

４ ） 経 験 し な け れ ば な ら な い 症 状 ・ 病 態 ・ 疾患 ・ 症 状

（ 1 ） 発 疹（ 2 ） 発 熱（ 3 ） 頭 痛（ 4 ） め ま い（ 5 ） 失 神（ 6 ） け い れ ん 発 作（ 7 ） 視 力 障 害 、 視 野 狭 窄（ 8 ） 鼻 出 血（ 9 ） 胸 痛（ 10 ） 動 悸（ 11 ） 呼 吸 困 難（ 12 ） 咳 ・ 痰（ 13 ） 嘔 気 ・ 嘔 吐（ 14 ） 吐 血 ・ 下 血（ 15 ） 腹 痛（ 16 ） 便 通 異 常 （ 下 痢 、 便 秘 ）（ 17 ） 腰 痛（ 18 ） 歩 行 障 害（ 19 ） 四 肢 の し び れ（ 20 ） 血 尿

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（ 21 ） 排 尿 障 害 （ 尿 失 禁 ・ 排 尿 困 難 ）　　 病 状 ・ 病 態（ １ ） 心 肺 停 止（ ２ ） シ ョ ッ ク（ ３ ） 意 識 障 害（ ４ ） 脳 血 管 障 害（ ５ ） 急 性 呼 吸 不 全（ ６ ） 急 性 心 不 全（ ７ ） 急 性 冠 症 候 群（ ８ ） 急 性 腹 症（ ９ ） 急 性 消 化 管 出 血（ 10 ） 急 性 腎 不 全（ 11 ） 急 性 感 染 症（ 12 ） 外 傷（ 13 ） 急 性 中 毒

（ 14 ） 誤 飲 、 誤 嚥（ 15 ） 熱 傷（ 16 ） 流 ・ 早 産 お よ び 満 期 産（ 17 ） 精 神 科 領 域 の 救 急

５ ） 救 急 医 療 シ ス テ ム（ １ ） 救 急 医 療 体 制 を 説 明 で き る 。（ ２ ） 地 域 の メ デ ィ カ ル コ ン ト ロ ー ル 体 制 を 把 握し て い る 。

６ ） 災 害 時 医 療（ １ ） ト リ ア ー ジ の 概 念 を 説 明 で き る 。（ ２ ） 災 害 時 の 救 急 医 療 体 制 を 理 解 し 、 自 己 の 役割 を 把 握 し て い る 。 　 　 　 　 　 　

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3-2 救 急 （ 麻 酔 科 ） カ リ キ ュ ラ ム 　当 院 は ２ 次 救 急 指 定 病 院 で あ り 、 救 急 患 者 の 対

応 は 当 該 各 科 で 行 っ て い る 。 救 急 （ 麻 酔 科 ） 研 修（ ４ 週 ） で は 主 に 麻 酔 科 カ リ キ ュ ラ ム に 基 づ い て研 修 を 行 い 、 麻 酔 手 技 を 習 得 す る こ と で 同 時 に 医師 と し て 必 須 な 緊 急 時 の 救 命 処 置 を 身 に つ け る こと に な る 。 別 に 定 め る 救 急 カ リ キ ュ ラ ム で 救 急（ 麻 酔 科 ） カ リ キ ュ ラ ム と は 重 複 し な い 部 分 に つい て は 研 修 医 当 直 お よ び 当 該 各 科 に お い て 研 修 を行 う と 共 に 必 要 が あ れ ば 選 択 科 目 に お い て の 研 修が 望 ま し い 。 ま た 、 こ の 救 急 （ 麻 酔 科 ） の 研 修 にお い て は 救 命 処 置 と 密 接 に つ な が る 手 技 を 中 心 とし た 研 修 と な る た め 、 麻 酔 科 学 そ の も の の 研 修 を望 む 場 合 に は 選 択 科 目 に お い て 麻 酔 科 を 選 択 す るこ と が 望 ま し い 。

１ ． 研 修 内 容 ：　 　 　 手 術 室 の 構 造 、 配 管 ガ ス の 構 造 、 酸 素 ボ ンベ 特 性 、 麻 酔 器 の 構 造 、 麻 酔 薬 、 麻 酔 に 使 用 す る 器 具 、 薬 剤 に つ い て 説 明 が 研 修 開 始 時 に あ る ので 事 前 に 学 習 す る こ と 。 実 際 の 手 術 で 全 身 麻 酔 、　 　 脊 髄 麻 酔 を 見 学 で な く 指 導 医 と と も に 自 ら 実施 す る 。 ペ イ ン ク リ ニ ッ ク 研 修 は 行 わ な い 。

２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 麻 酔 症 例 の 指 導 は 日 本 麻 酔 科 学 会 認 定 麻 酔専 門 医 、 認 定 医 が 担 当 す る 。　 　 　 割 り 振 ら れ た 麻 酔 担 当 症 例 は 事 前 に チ ェ ック し て お き 、 手 術 内 容 を 把 握 し て お く 。 事 前 に担 当 患 者 の 検 査 デ ー タ を 調 べ 、 手 術 前 日 に 患 者に 面 談 し 、 麻 酔 管 理 上 の 問 題 点 が な い か 麻 酔指 導 者 に 相 談 す る 。 麻 酔 指 導 者 の 意 見 に 従 い 麻酔 法 の 説 明 を 自 ら 行 う 。 患 者 か ら の 質 問 で 返 答で き な い と き は 、 必 ず 麻 酔 指 導 者 に 相 談 す る 。手 術 当 日 朝 に 患 者 の プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン を 麻 酔科 カ ン フ ァ レ ン ス で 行 う 。

　 　 　 気 管 挿 管 、 腰 椎 穿 刺 の 手 技 は シ ミ ュ レ ー ショ ン に よ る 訓 練 を 経 た 上 で 、 実 際 の 麻 酔 に お いて 指 導 者 の 行 う 手 技 を 見 て 覚 え る こ と 。 麻 酔 中に は 呼 吸 、 循 環 動 態 が 急 変 す る こ と が 稀 で な い 。迅 速 に 対 応 す る す べ を 指 導 す る の で マ ス タ ー する こ と 。

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３ ． 一 般 目 標 ( 麻 酔 科 研 修 に お け る ) ：　 　 　 麻 酔 手 技 を 習 得 す る こ と で 、 医 師 と し て 最低 限 必 要 な 緊 急 時 の 救 命 処 置 を 身 に 付 け る こ と 。　４ ． 行 動 目 標 ( 麻 酔 科 研 修 に お け る ) ：

● 医 師 、 患 者 ・ 家 族 が と も に 納 得 で き る 医 療を 行 う た め の イ ン フ ォ ー ム ド コ ン セ ン ト が実 施 で き る 。

● 上 級 お よ び 同 僚 医 師 、 他 の 医 療 従 事 者 と 適切 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が と れ る 。

● 医 療 を 行 う 際 の 安 全 確 認 の 考 え 方 を 理 解 し 、実 施 で き る 。

５ ． 経 験 目 標 ( 麻 酔 科 研 修 に お け る ) ：研 修 （ ４ 週 ） 水 準 で 行 動 で き る こ と が 必 要 な 14

項 目● 麻 酔 管 理 上 で の 患 者 の 問 題 点 を 把 握 で き る 。● 患 者 監 視 装 置 の 使 用 法 を 理 解 で き る 。● 麻 酔 器 の 構 造 を 理 解 で き る 。● 麻 酔 薬 、 筋 弛 緩 薬 の 特 性 を 理 解 で き る 。● 全 身 麻 酔 が で き る 。● 正 し い 手 技 で 静 脈 穿 刺 、 動 脈 穿 刺 が で き る 。● 胃 に ガ ス を 入 れ な い で バ ッ グ － マ ス ク 換 気

が 行 え る 。● 挿 管 困 難 患 者 を 事 前 に 見 分 け る こ と が で き

る 。● 挿 管 困 難 で な い 患 者 の 経 口 挿 管 が 行 え る 。● SpO2 、 ETCO2の 装 着 法 と 解 釈 が で き る 。● 血 液 ガ ス の 測 定 と 解 釈 が で き る 。● 昇 圧 薬 、 降 圧 薬 、 抗 不 整 脈 薬 、 そ の 他 急 変事 時 緊 急 使 用 薬 の 投 与 法 を 説 明 で き る 。

● 脊 椎 麻 酔 が で き る 。● 局 所 麻 酔 法 、 局 所 麻 酔 薬 の 使 用 法 を 理 解 し実 施 で き る 。

　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 　 ４ 週 の 研 修 期 間 で　 　 (1) 全 身 麻 酔 を 20 例 程 度 。　 　 (2) 脊 椎 麻 酔 は 10 例 程 度 。

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3-3 救 急 （ 救 急 科 ） カ リ キ ュ ラ ム

　 豊 島 病 院 は 二 次 救 急 医 療 機 関 の み な ら ず 、 CCUネ ッ ト ワ ー ク な ら び に 脳 卒 中 急 性 期 医 療 機 関 に 指定 さ れ て お り 高 度 専 門 治 療 や 、 精 神 科 ス ー パ ー 救急 、 感 染 症 な ど の 行 政 医 療 に 関 し て も 対 応 が 可 能で あ り 、 “ 365 日 24 時 間 　 断 ら な い 救 急 ” を 基 本 方針 と し て 掲 げ て い る 。　 平 成 25 年 よ り ER 体 制 で 救 急 科 診 療 を 開 始 し た 。

１ ． 研 修 内 容・ フ ァ ー ス ト タ ッ チ か ら 様 々 な 分 野 の 救 急 患 者

を 受 け 持 つ 。　 ・ 頻 度 の 多 い 内 因 性 疾 患 ・ 外 因 性 疾 患 や 、 外 傷 、

中 毒 、 各 種 シ ョ ッ ク な ど 一 般 救 急 疾 患 を 経 験す る 。

　 ・ 創 傷 処 置 、 骨 折 の 初 期 対 応 か ら 、 緊 急 内 視

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鏡 ・ 緊 急 手 術 に は 助 手 と し て 参 加 す る こ と もで き る 。

　 ・ 希 望 に 応 じ て 救 命 救 急 セ ン タ ー （ 三 次 救 急 ）の 研 修 を 都 立 墨 東 病 院 、 都 立 広 尾 病 院 ま た は日 本 大 学 医 学 部 附 属 板 橋 病 院 で 行 う 。

２ ． 指 導 医　 救 急 科 医 師 　 各 科 専 門 医 師

３ ． 一 般 目 標 （ GIO ）　 フ ァ ー ス ト タ ッ チ か ら 様 々 な 分 野 の 救 急 患 者 を受 け 持 ち 、 そ の た め に 必 要 な 診 療 知 識 、 技 能 、 危機 管 理 能 力 を 身 に 着 け る と と も に 、 患 者 が ER を 出た あ と も ス ム ー ズ に 継 続 し て 医 療 が 受 け ら れ る よう 地 域 医 療 シ ス テ ム の 中 で 全 人 的 な 観 点 か ら 配 慮す る 力 を 身 に つ け る 。

４ ． 経 験 目 標 （ SBOs ）　 ・ JTAS ト リ ア ー ジ シ ス テ ム を 用 い て 救 急 患 者 の緊 急 度 判 定 が で き る 。　 ・ 救 急 患 者 の 初 期 ・ 二 次 ABCD 評 価 が で き る 。　 ・ 疾 患 別 ガ イ ド ラ イ ン に 沿 っ た 検 査 ・ 初 期 治 療が で き る 。　 ・ 専 門 診 療 科 医 師 へ の 適 切 な コ ン サ ル テ ー シ ョン が で き る 。　 ・ 創 傷 処 理 を 行 い 、 治 癒 ま で フ ォ ロ ー ア ッ プ でき る 。　 ・ 症 例 カ ン フ ァ レ ン ス を 行 い 、 EBM に 基 づ い た治 療 方 針 の 立 案 が で き る 。　 ・ 二 次 救 命 処 置 （ 日 本 救 急 医 学 会 ICLS ） 研 修 を

修 了 し 、 一 次 救 命 処 置 （ BLS ） の 指 導 が で き る 。　 ・ 東 京 都 の 救 急 医 療 シ ス テ ム を 説 明 で き る 。　 ・ 大 規 模 災 害 訓 練 に 参 加 し 、 ト リ ア ー ジ お よ び救 護 所 診 療 が で き る 。　 ・ 東 京 都 の 災 害 時 医 療 体 制 を 説 明 で き る 。

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４ 　 小 児 科 カ リ キ ュ ラ ム 　

１ ． 研 修 内 容 ：　 　 　 原 則 と し て 急 性 疾 患 を 中 心 と し 、 小 児 科 全般 に 渡 っ て 研 修 を 行 な う 。 入 院 患 者 を 担 当 し 診 療　 　 す る ほ か 、 救 急 外 来 を 含 む 外 来 診 療 に も 参 加し 、 小 児 科 疾 患 の 診 断 ・ 治 療 法 を 修 得 す る 。

　 ２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 入 院 診 療 で は 固 定 し た 指 導 医 と と も に 20 名ま で の 患 者 を 受 け 持 つ 。　 　 　 小 児 科 で 研 修 す べ き 主 な 疾 患 、 分 野 に つ いて は 各 小 児 科 医 師 に よ り 随 時 レ ク チ ュ ア ー を 行 な　 　 っ て い る 。 週 1 回 の 抄 読 会 ・ 勉 強 会 の 実 施 と討 論 へ の 参 加 を 行 う 。　 　 　 外 来 で は 診 療 の 見 学 、 採 血 ・ 点 滴 な ど の 処置 を 行 な う 。 週 １ 回 は 指 導 医 と と も に 当 直 を 行 い 、　 　 夜 間 の 救 急 外 来 診 療 を 経 験 す る 。 研 修 後 期 にロ ー ル プ レ ー を 実 践 し 、 診 察 手 技 等 の 確 認 を 行 う 。

　 ３ ． 一 般 目 標 ( 小 児 科 研 修 に お け る ) ： （ GIO ：General Instruction Objectives）　 　 　 小 児 の 特 性 を 理 解 し 、 指 導 医 の 下 で 一 般 的な 小 児 科 疾 患 の 診 断 ・ 治 療 を 行 う こ と が で き る 。

　 ４ ． 行 動 目 標 ( 小 児 科 研 修 に お け る ) ：● 病 児 ・ 家 族 ・ 医 師 関 係 を 理 解 で き る 。● チ ー ム 医 療 の 確 保 が で き る 。● 症 例 提 示 と 討 論 が で き る 。● 医 療 事 故 防 止 ・ 院 内 感 染 対 策 を 理 解 し 、 実施 で き る 。

　 ５ ． 経 験 目 標 ( 小 児 科 研 修 に お け る ) ：● 小 児 の 全 身 の 診 察 が で き る 。● 小 児 の 正 常 な 成 長 、 発 達 に つ い て 理 解 す る 。● 小 児 に お け る 血 液 検 査 な ど の 臨 床 検 査 成 績

の 特 徴 を 理 解 す る 。● 小 児 の 輸 液 、 栄 養 、 薬 物 療 法 に つ い て 理 解

す る 。● 採 血 、 血 管 確 保 な ど の 手 技 が 行 え る 。● 学 校 伝 染 病 な ど の 感 染 症 の 診 断 と 適 切 な 対

応 が で き る 。

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● 発 熱 、 腹 痛 な ど の 一 般 的 な 主 訴 に 対 し 、 年令 を 考 慮 し た 上 で の 鑑 別 診 断 が で き る 。

● 救 急 外 来 診 療 で 、 け い れ ん 、 喘 息 発 作 に 対す る 適 切 な 対 応 が で き る 。

　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 　 (1) 入 院 患 者 数 ： 20 名 前 後 ( 以 下 の 疾 患 A. は必 ず 経 験 ) 。

　 　 　 　 　 　 Ａ ． 必 須 項 目① 肺 炎 、 気 管 支 炎② 気 管 支 喘 息③ ク ル ー プ④ 麻 疹 、 ム ン プ ス 、 水 痘 、 溶 連 菌 な ど の

感 染 症⑤ 急 性 腸 炎 ( 細 菌 性 、 ウ イ ル ス 性 )

⑥ 急 性 腹 症 ( 腸 重 積 、 虫 垂 炎 )

⑦ 熱 性 け い れ ん ( け い れ ん 重 積 を 含 む )⑧ 川 崎 病⑨ 尿 路 感 染 症⑩ 正 常 新 生 児 の 生 後 1週 以 内 の 生 理 と 黄 疸等 の 病 態

　 　 　 　 　 Ｂ ． 努 力 項 目① 化 膿 性 髄 膜 炎② ウ イ ル ス 性 髄 膜 炎③ ア レ ル ギ ー 性 紫 斑 病④ 腎 炎 、 ネ フ ロ ー ゼ 症 候 群⑤ 異 物 誤 飲

　 　 　 (2) 救 急 外 来 患 者 数 ： 延 べ 30 名 以 上 。　 　 　

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５　 産 婦 人 科 カ リ キ ュ ラ ム 　

　 1． 研 修 内 容 ：　 　 (1) 産 婦 人 科 は 産 科 と 婦 人 科 で は 診 療 内 容 が かな り 異 な る 。 産 科 研 修 で は 正 常 及 び 異 常 の 妊　 　 　 娠 ・ 分 娩 経 過 を 理 解 す る こ と を 目 標 と し 、婦 人 科 研 修 で は 婦 人 科 良 性 ・ 悪 性 腫 瘍 、 感 染 症 に　 　 　 つ い て 基 本 的 な 病 態 把 握 を 目 標 と す る 。 また 、 産 婦 人 科 救 急 疾 患 の 診 断 ・ 治 療 の 基 本 を 研 修　 　 　 す る 。 研 修 期 間 は ６ 週 と す る 。 意 欲 の あ る

研 修 医 に 対 し て は 研 修 後 半 に 、 帝 王 切 開 術 、付 属 器 切 除 術 等 の 手 術 の 執 刀 も 考 慮 す る 。

　 　 (2) 病 棟 診 療　 　 　 （ 産 科 ）　 　 　 　 　 観 察 及 び 管 理 を 主 治 医 と と も に 行 う 。技 術 検 査 等 に つ い て も 経 験 す る 。 最 低 30 例 の 分 娩　 　 　 　 に 立 ち あ え る よ う に 研 修 す る 。　 　 　 （ 婦 人 科 ）

(a) 良 性 疾 患 ( 子 宮 筋 腫 、 卵 巣 腫 瘍 、 子 宮 脱 、膀 胱 脱 、 そ の 他 ) の 手 術 症 例 を 中 心 に 2 例程 度 担 当 し 、 主 治 医 と 共 に 入 院 、 検 査 、手 術 、 術 前 術 後 管 理 、 合 併 症 を 研 修 す る 。

(b) 悪 性 疾 患 ( 子 宮 頚 癌 、 子 宮 体 癌 、 卵 巣 悪性 腫 瘍 ) を 、 そ れ ぞ れ 1例 程 度 担 当 し 診 断 、

　 検 査 、 治 療 方 針 、 さ ら に 終 末 期 医 療 へ の理 解 な ど に つ き 研 修 す る 。 　 　

　 　 (3) 外 来 診 療　 　 　 産 科 妊 婦 検 診 及 び 救 急 診 療 を 中 心 に 研 修 する 。　 　 　 　 ① 週 一 回 産 科 外 来 を 指 導 医 と 共 に 診 療 する 。　 　 　 　 ② 救 急 外 来 患 者 を 担 当 医 師 と 共 に 診 療 する 。 入 院 の 場 合 担 当 医 と 共 に 治 療 管 理 を 行 う 。

　 ２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 病 棟 診 療 及 び 産 科 外 来 に つ い て は 固 定 し た指 導 医 が マ ン ツ ー マ ン で 対 応 す る 。　 　 　 救 急 外 来 に つ い て は 各 救 急 当 番 医 と 共 に 診療 に 当 た る 。

　 ３ ． 一 般 目 標 ( 産 婦 人 科 研 修 に お け る ) ：

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　 　 　 研 修 医 が 各 科 専 門 医 に な っ た 場 合 に 女 性 の診 療 に お い て 、 当 科 研 修 の 知 識 を 生 か し 、 二 次 救　 　 急 医 療 に お い て 産 婦 人 科 領 域 疾 患 の 適 切 な 判断 と 専 門 医 へ の コ ン サ ル ト が で き る た め の 基 礎 的　 　 知 識 ( 女 性 生 殖 器 に お け る 生 理 的 ・ 病 的 変 化な ど の 理 解 ) を 身 に 付 け る 。

　 ４ ． 行 動 目 標 ( 産 婦 人 科 研 修 に お け る ) ：● 基 本 的 に 女 性 性 器 を 中 心 と し た 診 療 内 容 で

あ り 、 患 者 の 心 理 に 配 慮 が で き る 。● 特 殊 性 を 配 慮 し て 良 好 な 医 師 患 者 関 係 を 結ぶ こ と が で き る 。

　 ５ ． 経 験 目 標 ( 産 婦 人 科 研 修 に お け る ) ：● 骨 盤 の 解 剖 生 理 の 基 本 を 理 解 し て い る 。● 膣 鏡 診 ・ 双 手 診 ・ 直 腸 診 を 実 施 し 所 見 を 記載 で き る 。

● 経 腹 ・ 経 膣 超 音 波 検 査 ( 子 宮 ・ 卵 巣 の 描 出 、胎 児 の 描 出 、 胎 児 の 計 測 ) を 実 施 で き る 。

● 妊 娠 診 断 検 査 に つ い て 説 明 で き る 。● 産 科 に お い て 妊 娠 ・ 分 娩 に お い て 正 常 と 異

常 が 認 識 で き る 。● 正 常 妊 娠 の 経 過 を 理 解 し て い る 。● 正 常 分 娩 の 経 過 に つ い て 理 解 し て い る 。● 分 娩 進 行 度 を 内 診 に て 表 現 で き る 。● 産 褥 の 生 理 を 理 解 で き る 。● 指 導 医 と 共 に 異 常 妊 娠 ( 妊 娠 悪 阻 、 切 迫 流

産 、 切 迫 早 産 ) の 管 理 が で き る 。● 指 導 医 と 共 に 異 常 分 娩 ( 骨 盤 位 、 双 胎 分 娩 、胎 児 仮 死 、 分 娩 停 止 ) が 管 理 で き る 。

● 分 娩 時 出 血 ・ シ ョ ッ ク に 対 応 が で き る 。● 急 遂 分 娩 （ 吸 引 分 娩 ） 、 帝 王 切 開 術 の 適 応

に つ い て 説 明 で き る 。● ダ グ ラ ス 窩 穿 の 適 応 に つ い て 説 明 で き る 。● 産 婦 人 科 救 急 疾 患 ( 子 宮 外 妊 娠 、 卵 巣 出 血 、卵 巣 茎 捻 転 ・ 破 裂 、 骨 盤 腹 膜 炎 ) の 診 断 ・ 治療 管 理 が 指 導 医 と 共 に で き る 。

● 婦 人 科 領 域 感 染 症 （ 子 宮 内 膜 炎 、 付 属 器 炎 、骨 盤 腹 膜 炎 ） の 治 療 を 理 解 し て い る 。

　 　 　 　 　 　 　 　　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 (1) 正 常 分 娩 立 会 い 　 15 〜 20 例 ／ 月　 　 (2) 産 科 入 院 患 者 数 は 8例 ／ 月 　　 　 (3) 婦 人 科 入 院 患 者 数 は 5例 ／ 月

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　 　 (4) 産 婦 人 科 救 急 患 者 は 8例 ／ 月

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６ 　 精 神 科 カ リ キ ュ ラ ム１ ． 研 修 内 容 ：

　 　 　 経 験 す べ き 症 例 は 、 下 記 に 記 載 中 の 経 験 目標 で 示 さ れ た 疾 患 を 中 心 と し て 、 研 修 期 間 中 に入 院 主 治 医 と し て 4 例 以 上 を 担 当 す る 。 ま た 研修 期 間 中 の 入 院 患 者 の 状 況 に 応 じ 、 痴 呆 ま た は症 状 精 神 病 （ せ ん 妄 ） の ど ち ら か ひ と つ を 症 例レ ポ ー ト と す るこ と も 可 能 と す る 。

　 　 　 更 に 当 院 精 神 科 の 特 徴 と し て 挙 げ ら れ る 、夜 間 精 神 科 救 急 の 見 学 実 習 、 身 体 合 併 症 救 急 の見 学 実 習 を 体 験 す る も の と す る 。

　 ２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 短 期 間 に 出 来 る だ け 多 く の 経 験 を し て も らう 為 に も 、 研 修 に 必 要 な 症 例 の 診 療 に 、 そ の 主 治　 　 医 の 指 導 の も と に 診 療 に あ た る 。

　 ３ ． 一 般 目 標 ( 精 神 科 研 修 に お け る ) ： GIO　 　 　 精 神 症 状 を 有 す る 患 者 、 ひ い て は 医 療 機 関

を 訪 れ る 患 者 全 般 に 対 し て 、 特 に 心 理 社 会 的 側面 か ら も 対 応 で き る た め に 、 基 本 的 な 診 断 及 び治 療 が で き 、 必 要 な 場 合 に は 適 時 精 神 科 へ の 診察 依 頼 が で き る よ う な 技 術 を 習 得 す る 。 具 体 的に は 、 主 要 な 精 神 疾 患 ・ 精 神 状 態 像 、 特 に 研 修医 が 将 来 、 各 科 の 日 常 診 療 で 遭 遇 す る 機 会 の 多い も の の 診 療 を 、 指 導 医 と と も に 経 験 す る 。 具体 的 に は 以 下 の 目 標 が あ る 。

　 　 ♯ １ ． プ ラ イ マ リ ー ・ ケ ア に 求 め ら れ る 、 精神 症 状 の 診 断 と 治 療 技 術 を 身 に つ け る 。

１ ） 精 神 症 状 の 評 価 と 鑑 別 診 断 技 術 を 身 につ け る 。

２ ） 精 神 症 状 へ の 治 療 技 術 （ 薬 物 療 法 、 ・心 理 的 介 入 方 法 な ど ） を 身 に つ け る 。

　 　 ♯ ２ ． 身 体 疾 患 を 有 す る 患 者 の 精 神 症 状 の 評価 と 治 療 技 術 を 身 に つ け る 。

１ ） 対 応 困 難 患 者 の 心 理 ・ 行 動 理 解 の た めの 知 識 と 技 術 を 身 に つ け る 。

２ ） 精 神 症 状 の 評 価 と 治 療 技 術 （ 薬 物 療法 ・ 心 理 的 介 入 方 法 な ど ） を 身 に つ け る 。

３ ） コ ン サ ル テ ー シ ョ ン ・ リ エ ゾ ン 精 神 医

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学 の 技 術 を 身 に つ け る 。４ ） 緩 和 ケ ア の 技 術 を 身 に つ け る 。

　 　 ♯ ３ ． 医 療 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 技 術 を 身 に つけ る 。

１ ） 初 回 面 接 の た め の 技 術 を 身 に つ け る 。２ ） イ ン フ ォ ー ム ド ・ コ ン セ ン ト に 必 要 なコ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 技 術 を 身 に つ け る 。

３ ） 患 者 ・ 家 族 の 心 理 理 解 の た め の 技 術 を身 に つ け る 。

４ ） メ ン タ ル ヘ ル ス ・ ケ ア の 技 術 を 身 に つけ る 。

　 　 ♯ ４ ． チ ー ム 医 療 に 必 要 な 技 術 を 身 に つ け る 。１ ） チ ー ム 医 療 モ デ ル を 理 解 す る 。２ ） 他 職 種 と の 連 携 の た め の 技 術 を 身 に つ

け る 。３ ） 病 診 （ 病 院 と 診 療 所 ） 連 携 ・ 病 病 （ 病

院 と 病 院 ） 連 携 を 理 解 す る 。

　 　 ♯ ５ ． 精 神 科 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン や 地 域 支 援体 制 を 経 験 す る 。

１ ） 早 期 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン ・ プ ロ グ ラ ムを 経 験 す る 。

２ ） 精 神 科 訪 問 看 護 制 度 に つ い て 理 解 す る 。３ ） 精 神 科 デ イ ケ ア を 経 験 す る 。 社 会 復 帰施 設 ・ 居 宅 生 活 支 援 事 業 ・ 地 域 リ ハ ビ リ テー シ ョ ン （ 共 同 作 業 所 、 小 規 模 授 産 施 設 ）の 仕 組 み を 理 解 し 、 医 療 と 福 祉 サ ー ビ ス を一 体 的 に 提 供 す る 技 術 を 身 に つ け る 。

４ ） 精 神 保 健 セ ン タ ー ・ 保 健 所 の 精 神 保 健活 動 に つ い て 理 解 す る 。

　 ４ ． 行 動 目 標 ( 精 神 科 研 修 に お け る ) ： Ｓ Ｂ Ｏ

　 　 ♯ １ ． 精 神 及 び 心 理 状 態 の 把 握 の 仕 方 及 び 対人 関 係 の 持 ち 方 に つ い て 学 ぶ 。　 　 （ １ ） 医 療 人 と し て 必 要 な 態 度 ・ 姿 勢 を 身 につ け る 。　 　 　 　 心 （ 精 神 ） と 身 体 は 一 体 で あ る こ と を 理

解 し 、 患 者 医 師 関 係 を は じ め と し て 人 間 関 係を 良 好 に 保 つ こ と に 心 を 配 る こ と を 知 識 と し

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て だ け で な く 、 態 度 と し て 身 に つ け る 。・ 基 本 的 な 面 接 法 を 学 ぶ 。　 　 　 （ ⅰ ） 　 患 者 に 対 す る 接 し 方 、 態 度 、 質 問

の 仕 方 を 身 に つ け 、 患 者 の 解 釈 モ デ ル 、受 診 動 機 、 受 診 行 動 を 理 解 す る 。

　 　 　 （ ⅱ ） 　 患 者 の 病 歴 （ 主 訴 、 現 病 歴 、 既 往歴 、 家 族 歴 、 生 活 ・ 職 業 歴 、 系 統 的 ｲ ﾝ ﾀ ﾋ ﾞ

） 聴 取 を 行 い 、 記 録 す る こ と が で き るｭ ｰ 。　 　 　 （ ⅲ ） 　 患 者 ・ 家 族 へ の 適 切 な 指 示 ・ 指 導

が で き る 。　 　 　 （ ⅳ ） 　 心 理 的 問 題 の 処 理 の 仕 方 を 学 ぶ・ 精 神 症 状 の 捉 え 方 の 基 本 を 身 に つ け る 。　 　 　 （ ⅰ ） 　 陳 述 と 表 情 ・ 態 度 ・ 行 動 か ら 情 報

を 得 る 。　 　 　 （ ⅱ ） 　 患 者 の 訴 え を 聞 き な が ら 、 疾 患 ・

症 状 を 想 定 し そ れ に 関 す る 質 問 を 行 い 、症 状 の 有 無 を 確 認 す る 。 合 わ な け れ ば 別の 疾 患 ・ 症 状 を 想 定 し 直 し て 質 問 し 確 認す る 。 患 者 の 陳 述 を 可 能 な 限 り そ の ま ま記 載 す る と 同 時 に 専 門 用 語 で の 記 載 の 仕方 を 学 ぶ 。

　 　 （ ４ ） 患 者 、 家 族 に 対 し 、 適 切 な イ ン フ ォ ーム ド ・ コ ン セ ン ト を 得 ら れ る よ う に す る 。

　 　 　 　 　 　 診 断 の 経 過 、 治 療 計 画 な ど に つ い てわ か り や す く 説 明 し 、 了 解 を 得 て 治 療 を行 う 。

・ チ ー ム 医 療 に つ い て 学 ぶ 。医 療 チ ー ム の 一 員 と し て の 役 割 を 理 解 し 、 幅 広い 職 種 の 医 療 従 事 者 と 協 調 ・ 協 力 し 、 的 確 に 情報 を 交 換 し て 問 題 に 対 処 で き る 。

　 　 　 （ ⅰ ） 　 指 導 医 に 適 切 な タ イ ミ ン グ で コ ンサ ル テ ー シ ョ ン で き る 。

　 　 　 （ ⅱ ） 　 上 級 及 び 同 僚 医 師 、 他 の 医 療 従 事者 と 適 切 な コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が と れ る 。

　 　 　 （ ⅲ ） 　 患 者 の 転 入 、 転 出 に あ た り 情 報 を交 換 で き る 。

　 　 　 （ ⅳ ） 　 関 係 機 関 や 諸 団 体 の 担 当 者 と コ ミュ ニ ケ ー シ ョ ン が と れ る 。

　 　 ♯ ２ ． 精 神 疾 患 と そ れ へ の 対 処 の 特 性 に つ いて 学 ぶ 。

　 　 （ １ ） 精 神 疾 患 に 関 す る 基 本 的 知 識 を 身 に つけ る 。 主 な 精 神 科 疾 患 の 診 断 と 治 療 計 画 をた て る こ と が で き る 。

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　 　 　 　 　 気 分 障 害 （ う つ 病 、 躁 う つ 病 ） 、 痴 呆 、統 合 失 調 症 、 症 状 精 神 病 （ せ ん 妄 ） 、 身 体表 現 性 障 害 、 ス ト レ ス 関 連 障 害 な ど の 診 断 、治 療 計 画 を た て る こ と が で き る 。

　 　 （ ２ ） 担 当 症 例 に つ い て 、 生 物 学 的 ・ 心 理 学的 ・ 社 会 的 側 面 を 統 合 し 、 バ ラ ン ス よ く 把握 し 、 治 療 で き る 。

　 　 　 　 　 脳 の 形 態 、 機 能 と く に 生 理 学 的 ・ 薬 理学 的 な 側 面 す な わ ち 生 物 学 的 側 面 、 心 理 学的 側 面 、 家 庭 ・ 職 場 な ど の 社 会 学 的 側 面 から 患 者 の 状 態 を 統 合 的 に 理 解 し 、 薬 物 療 法 、精 神 療 法 、 心 理 ・ 社 会 的 働 き か け な ど 状 態や 時 期 に 応 じ て バ ラ ン ス よ く 適 切 に 治 療 する こ と が で き る 。

　 　 （ ３ ） 精 神 症 状 に 対 す る 初 期 的 な 対 応 と 治 療（ プ ラ イ マ リ ケ ア ） の 実 際 を 学 ぶ 。

　 　 　 　 　 初 診 や 緊 急 の 場 面 に お い て 患 者 が 示 す精 神 症 状 に 対 し て 初 期 的 な 対 応 の 仕 方 と 治療 の 仕 方 を 学 ぶ 。

　 　 （ ４ ） リ エ ゾ ン 精 神 医 学 及 び 緩 和 ケ ア の 基 本を 学 ぶ 。

　 　 　 　 　 一 般 科 の 外 来 、 入 院 中 の 患 者 で 精 神 症状 が 出 現 し 、 診 療 を 依 頼 さ れ た り 、 相 談 をさ れ た 場 合 、 症 例 を と お し て 実 際 の 対 応 の仕 方 に つ い て 学 ぶ 。 ま た 、 緩 和 ケ ア の 実 際に つ い て 学 ぶ 。

　 　 （ ５ ） 向 精 神 薬 療 法 や そ の 他 の 身 体 療 法 の 適応 を 決 定 し 、 指 示 で き る 。

　 　 　 　 　 向 精 神 薬 を 合 理 的 に 選 択 で き る よ う に 、臨 床 精 神 薬 理 学 的 な 基 礎 知 識 を 学 び 、 臨 床場 面 で 自 ら 実 践 し て 学 ぶ 。 ま た 、 電 気 け いれ ん 療 法 な ど の 身 体 療 法 の 実 際 を 学 ぶ 。

　 　 （ ６ ） 簡 単 な 精 神 療 法 の 技 法 を 学 ぶ 。　 　 　 　 　 支 持 的 精 神 療 法 及 び 認 知 行 動 療 法 な ど

の 精 神 療 法 を 実 践 し 精 神 療 法 の 基 本 を 学 ぶ 。　 　 （ ７ ） 精 神 科 救 急 に 関 す る 基 本 的 な 評 価 と 対

応 を 理 解 す る 。　 　 　 　 　 東 京 都 の 精 神 科 救 急 医 療 体 制 に つ い て

理 解 し 、 夜 間 休 日 精 神 科 緊 急 医 療 の 実 際 を見 学 実 習 す る 。 興 奮 、 昏 迷 、 意 識 障 害 、 自殺 企 図 な ど を 評 価 し 適 切 な 対 応 が で き る 。

　 　 （ ８ ） 精 神 保 健 福 祉 法 及 び そ の 他 関 連 法 規の 知 識 を 持 ち 、 適 切 な 行 動 制 限 の 指 示 を 理解 で き る 。

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　 　 　 　 任 意 入 院 、 医 療 保 護 入 院 、 措 置 入 院 、 及び 患 者 の 人 権 と 行 動 制 限 な ど に つ い て 理 解す る 。

　 　 （ ９ ） 社 会 復 帰 や 地 域 支 援 体 制 を 理 解 す る 。　 　 　 　 　 早 期 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン ・ プ ロ グ ラ ム

な ど に 参 加 し 、 社 会 参 加 の た め の 生 活 支 援体 制 に つ い て 理 解 す る 。

　 ５ ． 経 験 目 標 ( 精 神 科 研 修 に お け る ) ：● 精 神 科 診 断 に 至 る 過 程 を 理 解 で き る 。● 代 表 的 な 疾 患 ( 器質・ 症状精 神 病 、 認 知 症 、中毒性 精 神 病 、気分障害、

統合失調症 、不安障害、発達障害 ) に つ い て 、 診 断 基 準 を 含め た 理 解 が 出 来 る 。

● 代 表 的 な 向 精 神 薬 （抗精 神 病薬、抗う つ薬、 感情調整薬、抗不安薬、

睡眠導入剤） に つ い て 効 果 副 作 用 、 投 与 法 を 理 解･で き る 。

● 電 気 け い れ ん 療 法 (ECT) に つ い て 有 効 性 副･作 用 を 理 解 し 、 手 技 に つ い て 適 切 に 施 行 でき る よ う に す る 。

● 他 科 入 院 中 の リ エ ゾ ン 精 神 医 療 で 扱 う 代 表的 な 疾 患 に つ い て 理 解 で き る 。

● 診 断 的 面 接 法 を 実 践 で き る 。● 心 理 検 査 (WAIS-Ⅲ、 SCT 、 な どﾛ ｰ ﾙ ｼ ｬ ｯ ﾊ ) に つ い

て 説 明 で き る 。● 興 奮 状 態 の 患 者 に 対 す る 鎮 静 法 に つ い て 、自 殺 企 図 患 者 に 対 す る 危 機 介 入 に つ い て 理解 で き る 。

　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 (1) 入 院 患 者 数 ： ４ か ら ６ 人 。　 　 (2) 救 急 外 来 患 者 数 ： 精 神 科 救 急 外 来 に お い て5 人 か ら 10 人 程 度 の 診 察 に 立 ち 会 う 。　 　 (3) 他 科 入 院 患 者 ： 5 人 か ら 10 人 程 度 の 患 者 に対 し て 、 指 導 医 と と も に 診 察 に あ た る 。　 　 (4) 精 神 科 病 棟 C.C： 週 に 1 度 の 頻 度 で 行 わ れ る病 棟 C.Cで 受 持 ち 患 者 に 対 し て 、 診 断 、 経 過 、　 　 治 療 方 針 に つ い て 報 告 す る 。

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７　 地 域 医 療 カ リ キ ュ ラ ム

１ ． 研 修 内 容 ：　 　 　 ひ と た び 医 療 が 必 要 と な っ た 患 者 お よ び そ

の 家 族 は 、 で き る だ け 身 近 で そ れ を 受 け 完 結し た い と 思 う の は 当 然 で あ り 、 医 療 は そ う ある べ き で あ る 。 こ の た め に 、 医 師 は 病 院 で の専 門 領 域 で の 診 療 の み な ら ず 、 患 者 が 営 む 日常 生 活 や 居 住 す る 地 域 の 特 殊 性 に 即 し た 医 療に つ い て 理 解 し 、 実 践 す る 必 要 が あ る 。

　 　 　 地 域 医 療 研 修 の 一 環 と し て ４ 週 間 、 診 療 所な ど で 一 般 外 来 と 在 宅 医 療 を 中 心 に 研 修 す る 。地 域 の 生 活 者 で あ る 患 者 さ ん の ニ ー ズ に 診 療 所が ど の よ う に 対 応 し て い る の か を 実 際 に 経 験 する 。 診 療 所 の 役 割 、 病 診 連 携 の あ り か た に つ いて 理 解 し 、 実 践 す る 。

　　 ２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 指 導 医 は プ ラ イ マ リ ・ ケ ア の 経 験 豊 富 な 診

療 所 の 医 師 が 担 当 す る 。　 　 　 研 修 医 は 在 宅 医 療 に 精 通 し た 看 護 師 を は じめ と し た 医 療 職 の チ ー ム の 一 員 と し て 参 加 す る 。

　 ３ ． 一 般 目 標 ( 地 域 医 療 研 修 に お け る ) ： GIO　 　 　 　 終 末 期 が ん 患 者 、 慢 性 疾 患 患 者 、 高 令 者の Ｑ Ｏ Ｌ の 向 上 に 貢 献 す る た め に 「 家 族 と と も に　 　 　 暮 し た い 」 と い う 人 間 本 来 の 気 持 ち を 尊 重し ， 在 宅 医 療 シ ス テ ム を 理 解 し ， チ ー ム の 一 員 と　 　 　 し て 役 割 を は た せ る 能 力 を 身 に つ け る 。

　 ４ ． 行 動 目 標 ( 地 域 医 療 研 修 に お け る ) ： SBO● 介 護 家 庭 内 の 患 者 、 家 族 の ニ ー ズ の 身 体 ・心 理 ・ 社 会 的 側 面 か ら の 把 握 が で き る 。

● 協 調 す べ き 職 種 と そ の 役 割 を 述 べ る 。● 保 険 シ ス テ ム に の っ と っ た 在 宅 医 療 の 内 容

を 述 べ る 。● ケ ア プ ラ ン の 作 成 に 参 加 す る 。● チ ー ム の 一 員 と し て ， 在 宅 医 療 を 計 画 立 案

す る 。● 報 告 書 を 作 成 で き る 。

　 ５ ． 経 験 目 標 ( 地 域 医 療 研 修 に お け る ) ：

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● 地 域 で の 在 宅 医 療 シ ス テ ム を 具 体 的 に 述 べる 。

● 在 宅 医 療 に た ず さ わ る 人 々 と そ の 役 割 を 説明 す る 。

● 在 宅 患 者 の 病 状 と Ｑ Ｏ Ｌ を 理 解 で き る 。● 在 宅 医 療 と 保 険 医 療 の 関 わ り を 説 明 で き る 。● 在 宅 医 療 と 福 祉 行 政 の 関 わ り を 説 明 で き る 。● 在 宅 医 療 と 在 院 医 療 の 違 い を 述 べ る 。● 在 宅 栄 養 管 理 が で き る 。● 在 宅 酸 素 療 法 の 管 理 が で き る 。● 尿 路 管 理 が で き る 。● 在 宅 医 療 の 機 器 を 操 作 で き る 。● 家 族 介 護 者 に 主 た る 合 併 症 の 対 応 に つ い て説 明 で き る 。

● 褥 瘡 の 処 置 が で き る 。● 緩 和 医 療 が 実 践 で き る 。● 看 護 師 に よ る 家 族 の 教 育 の 場 に 参 加 す る 。● 患 者 及 び そ の 家 族 の 在 宅 医 療 お よ び 緊 急 時

の 対 応 に つ い て 説 明 で き る 。 　

　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 　 　 経 験 し た 事 例 報 告 書 ： 5通 以 上 。　 　 　 　 ( プ ラ イ マ リ ・ ケ ア 機 能 に つ い て 考 察 )

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８　 そ の 他 診 療 科 　

１ 　 循 環 器 内 科当 院 は ２ 次 救 急 指 定 病 院 及 び 東 京 都 CCU ネ ッ ト ワ

ー ク 加 盟 施 設 で あ る 。 循 環 器 内 科 研 修 で は 循 環 器一 般 研 修 の 他 、 CCU ネ ッ ト ワ ー ク を 介 し た 循 環 器救 急 患 者 に 対 す る 迅 速 か つ 的 確 な 診 断 ・ 治 療 の 習得 も 目 的 と し 、 日 本 循 環 器 学 会 循 環 器 専 門 医 研 修カ リ キ ュ ラ ム に 基 づ い た 研 修 の 一 部 を 行 い 、 手 技を 習 得 す る こ と で 、 医 師 と し て 必 須 な 循 環 器 診 療と 救 急 医 療 の 初 療 処 置 を 身 に つ け る こ と に あ る 。

１ ． 一 般 目 標 ：（ １ ） 生 命 や 機 能 的 予 後 に 係 わ る 、 緊 急 を 要 す

る 病 態 や 疾 病 が 多 い こ と を 踏 ま え 、 正 確 な 問診 、 理 学 所 見 、 必 要 な 検 査 を 行 い 、 適 切 な 診断 ・ 初 期 治 療 能 力 を 身 に つ け る 。

（ ２ ） 循 環 器 救 急 医 療 (CCU ネ ッ ト ワ ー ク ) の 基 本を 理 解 す る 。

２ ． 行 動 目 標１ ） 循 環 器 一 般 お よ び 救 急 診 療 の 基 本 的 事 項

　 　 ＊ ： 救 急 研 修 ( 麻 酔 科 ) で も 行 わ れ る 事 項　 ( １ ) 臨 床 経 過 を 問 診 し 基 礎 疾 患 を 推 定 で き る 。

（ ２ ） バ イ タ ル サ イ ン の 把 握 が で き る ＊ 。（ ３ ） 身 体 所 見 を 迅 速 か つ 的 確 に と れ る ＊ 。（ ４ ） 心 電 図 、 胸 部 レ ン ト ゲ ン 、 CT な ど の 読 影に 基 づ き 重 症 度 と 緊 急 度 が 判 断 で き る 。（ ５ ） 二 次 救 命 処 置 （ ACLS ） が で き 、 一 次 救 命処 置 （ BLS ） を 指 導 で き る ＊ 。（ ６ ） 頻 度 の 高 い 循 環 器 救 急 疾 患 の 初 期 治 療 がで き る 。（ ７ ） 循 環 器 専 門 医 へ の 適 切 な コ ン サ ル テ ー ショ ン が で き る 。

２ ） 必 要 な 検 査（ １ ） 身 体 所 見 （ 聴 診 な ど ）（ ２ ） X 線 診 断

a 胸 部 X 線 単 純 撮 影 （ 心 臓 ４ 方 向 ）b 心 血 管 造 影

1) 心 室 造 影2) 大 動 脈 造 影3) 冠 動 脈 造 影

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4) 末 梢 血 管 造 影 （ 動 脈 、 静 脈 ）5) DSA（ digital subtraction angiography ）

c X 線 CT （ computerized tomography ） （ ３ ） 心 電 図

a 標 準 １ ２ 誘 導 心 電 図b 運 動 負 荷 心 電 図c ホ ル タ ー 心 電 図d 心 臓 電 気 生 理 学 的 検 査

（ ４ ） 心 エ コ ー 図a M モ ー ド 断 層 心 エ コ ー 図･b ド プ ラ 心 エ コ ー 図c 経 食 道 心 エ コ ー 図d 負 荷 心 エ コ ー 図

（ ５ ） カ テ ー テ ル 検 査a Swan-Ganz カ テ ー テ ル 検 査b 心 （ 左 ・ 右 ） カ テ ー テ ル 検 査

（ ６ ） 心 拍 出 量（ ７ ) 動 ・ 静 脈 圧 （ モ ニ タ ）（ ８ ） 心 臓 核 医 学 検 査

a 心 筋 血 流 シ ン チd 肺 血 流 シ ン チ

（ ９ ） 高 血 圧 検 査a 眼 底 検 査e 腎 動 脈 造 影f ２ ４ 時 間 血 圧 測 定

３ ） 治 療 法 ・ 手 技( １ ) 一 般 事 項

a 薬 物 動 態 ・ 血 中 濃 度b 薬 物 効 果 ・ 副 作 用c 食 事 療 法d リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン ・ 運 動 療 法e 手 術 適 応

( ２ ) 救 急 処 置・ 初 療 的 処 置 *

a. 注 射 法 （ 皮 内 、 皮 下 、 筋 肉 、 点 滴 、 静 脈路 確 保 、 中 心 静 脈 路 確 保 ）b. 採 血 法 （ 静 脈 血 、 動 脈 血 ）c.導 尿 法d. 穿 刺 法 （ 胸 腔 、 心 膜 腔 ）e.胃 管 の 挿 入 と 管 理f.圧 迫 止 血 法g. 局 所 麻 酔 法h. 簡 単 な 切 開 ・ 排 膿

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i.皮 膚 縫 合 法j.創 部 消 毒 と ガ ー ゼ 交 換k. ド レ ー ン ・ チ ュ ー ブ 類 の 管 理l.緊 急 輸 血 の 実 施

・ 循 環 器 的 救 急 処 置a 心 肺 蘇 生 術 （ 気 管 内 挿 管 ） * b 除 細 動 *c 一 時 的 心 臓 ペ ー シ ン グ

( ３ ) 薬 物 治 療a 強 心 薬b 利 尿 剤c 抗 不 整 脈 薬d 血 管 拡 張 薬e 降 圧 薬f 昇 圧 薬g 自 律 神 経 薬h 抗 凝 固 薬 ・ 抗 血 小 板 薬I 血 栓 溶 解 薬ｊ 脂 質 代 謝 改 善 薬

ｋ 抗 生 物 質( ４ ) 恒 久 的 ペ ー ス メ ー カ 植 え 込 み( ５ ) 冠 動 脈 内 注 入 血 栓 溶 解 法( ６ ) 経 皮 的 冠 動 脈 イ ン タ ー ベ ン シ ョ ン （ PCI ）( ７ ) 経 皮 経 管 血 管 形 成 術 （ PTA ）

４ ） 経 験 す べ き 症 状 ・ 病 態 ・ 疾 患 ** ： 必 須 で は な い 項 目

（ １ ） 心 不 全 ( 右 心 不 全 , 左 心 不 全 , 両 心 不 全 )（ ２ ） シ ョ ッ ク ( 心 原 性 シ ョ ッ ク )（ ３ ） 不 整 脈

a 頻 脈 性 不 整 脈1) 期 外 収 縮 （ 上 室 ・ 心 室 ）2) 頻 拍 （ 上 室 ・ 心 室 ） 3) 心 房 粗 ・ 細 動4) 心 室 粗 ・ 細 動 **

b 徐 脈 性 不 整 脈1) 洞 不 全 症 候 群2) 房 室 ブ ロ ッ ク

c 心 室 内 伝 導 異 常1) 脚 ブ ロ ッ ク2) 三 枝 ブ ロ ッ ク ・ 分 枝 ブ ロ ッ ク3) WPW 症 候 群

d そ の 他

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1) Adams-Stokes 症 候 群2) QT 延 長 症 候 群3) 人 工 ペ ー ス メ ー カ に 伴 う 不 整 脈 **4) 特 発 性 心 室 細 動 **

（ ４ ） 心 臓 性 急 死（ ５ ） 血 圧 異 常 ( 本 態 性 高 血 圧 , 二 次 性 高 血 圧 , 低 血 圧 症 )

（ ６ ） 虚 血 性 心 疾 患a 労 作 性 （ 安 定 ） 狭 心 症b 不 安 定 狭 心 症 ・ 異 型 狭 心 症c 心 筋 梗 塞 （ 急 性 ・ 陳 旧 性 ） d 心 筋 梗 塞 に 伴 う 合 併 症 **

1) 心 室 瘤2) 心 破 裂3) 心 室 中 隔 穿 孔4) 心 筋 梗 塞 後 症 候 群

e 無 痛 性 虚 血 性 心 疾 患（ ７ ） 弁 膜 症

a リ ウ マ チ 性 弁 膜 疾 患1) 僧 帽 弁 狭 窄 症2) 僧 帽 弁 閉 鎖 不 全 症3) 大 動 脈 弁 狭 窄 症4) 大 動 脈 弁 閉 鎖 不 全 症5) 肺 動 脈 弁 閉 鎖 不 全 症6) 三 尖 弁 閉 鎖 不 全 症7) 連 合 弁 膜 症

b 非 リ ウ マ チ 性 弁 膜 疾 患1) 僧 帽 弁 逸 脱 症 候 群2) 乳 頭 筋 機 能 不 全 症 候 群 **3) 僧 帽 弁 腱 索 断 裂 **

（ ８ ） 心 筋 疾 患a 心 筋 炎b 心 筋 症

1) 肥 大 型 心 筋 症2) 拡 張 型 心 筋 症

c 特 定 心 筋 疾 患 **1) ア ミ ロ イ ド ー シ ス2) サ ル コ イ ド ー シ ス3) そ の 他

（ ９ ） 感 染 性 心 内 膜 炎（ １ ０ ） 心 膜 疾 患 **

a 急 性 心 膜 炎b 心 タ ン ポ ナ ー デ

（ １ １ ） 心 臓 腫 瘍 **

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a 粘 液 腫b 転 移 性 心 臓 腫 瘍c そ の 他

（ １ ２ ） 肺 性 心 疾 患a 肺 塞 栓 症 ( 急 性 ・ 慢 性 反 復 性 )b 慢 性 肺 性 心c 原 発 性 肺 高 血 圧 症 **

（ １ ３ ） 先 天 性 心 血 管 奇 形 **a 心 房 中 隔 欠 損 症c 心 室 中 隔 欠 損 症d Eisenmenger 症 候 群l 冠 動 脈 奇 形r そ の 他

（ １ ４ ） 全 身 疾 患 に 伴 う 心 血 管 系 異 常a 甲 状 腺 機 能 亢 進 症b 甲 状 腺 機 能 低 下 症c 腎 不 全 （ 急 性 ・ 慢 性 ）d 糖 尿 病e 血 液 疾 患f 脂 質 代 謝 異 常g 膠 原 病 **h 梅 毒 **I 栄 養 障 害 **j 中 毒 性 心 筋 障 害 **

（ １ ５ ） 大 動 脈 疾 患a 大 動 脈 瘤b 大 動 脈 解 離c 大 動 脈 炎 症 候 群 （ 高 安 病 ） ** d 大 動 脈 弁 輪 拡 張 症 （ Marfan 症 候 群 を 含

む ） ** （ １ ６ ） 脳 血 管 障 害 （ 脳 出 血 、 脳 梗 塞 、 脳 塞栓 ）

（ １ ７ ） 末 梢 動 脈 疾 患a 動 脈 硬 化 症b 動 脈 瘤c 急 性 動 脈 閉 塞 症 （ 血 栓 ・ 塞 栓 ） ** d 閉 塞 性 動 脈 硬 化 症e 閉 塞 性 血 栓 血 管 炎 （ Buerger 病 ） ** f Raynaud 症 候 群 **

（ １ ８ ） 静 脈 ・ リ ン パ 管 疾 患a 血 栓 性 静 脈 炎 ・ 静 脈 血 栓 症b 静 脈 瘤c リ ン パ 管 炎 ・ リ ン パ 浮 腫 **

（ １ ９ ） 心 臓 神 経 症 ・ 神 経 循 環 無 力 症

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５ ） 救 急 医 療 シ ス テ ム（ １ ） 　 救 急 医 療 体 制 を 説 明 で き る 。（ ２ ） 　 地 域 の メ デ ィ カ ル コ ン ト ロ ー ル 体 制 を把 握 し て い る 。

６ ） 心 臓 循 環 器 (CCU) 救 急 医 療（ １ ） 目 的 を 説 明 で き る 。（ ２ ） 　 心 臓 循 環 器 (CCU) 救 急 医 療 体 制 を 理 解 し 、患 者 の 搬 送 及 び 収 容 基 準 を 把 握 し て い る 。 　

２ 　 脳 神 経 外 科１ ． 研 修 内 容 ：＜ 救 急 診 療 ＞ 　 脳 卒 中 や 頭 部 外 傷 患 者 に 対 す る初 期 対 応 、 診 断 、 治 療 を 指 導 医 と 共 に 行 う 。特 に 脳 卒 中 に 関 し て は 、 外 科 治 療 対 象 ( く も 膜下 出 血 や 脳 内 出 血 、 脳 血 管 内 手 術 対 象 疾 患 、 超急 性 期 血 栓 溶 解 術 や 脳 血 行 再 建 術 対 象 の 虚 血 性疾 患 ) の 画 像 診 断 、 脳 血 管 撮 影 手 技 、 脳 血 流 定量 検 査 手 技 、 外 科 治 療 適 応 の 判 断 、 手 術 手 技 など の 一 貫 し た ト レ ー ニ ン グ が 必 修 と な る 。＜ 病 棟 診 療 ＞ 　 脳 神 経 外 科 で は 、 頭 蓋 内 の み でな く 全 身 管 理 が 行 え る よ う に 研 修 指 導 す る 。研 修 医 に 求 め ら れ る の は 何 科 の 研 修 で あ れ 、 病歴 や 身 体 所 見 か ら 患 者 の 状 態 を 把 握 し 、 画 像 診断 等 の 検 査 に よ り 総 合 的 な 診 断 を 下 し 、 治 療 方針 を 決 定 す る 能 力 を 習 得 す る こ と で あ る 。＜ 手 術 治 療 ＞ 　 他 科 と は 異 な る 脳 神 経 外 科 の 最大 の 特 徴 は 、 治 療 手 段 と し て 多 彩 で 高 度 な 技 術を 要 す る 手 術 に あ る 。 脳 腫 瘍 摘 出 術 や 機 能 外 科も 含 め 、 技 術 習 得 に は 長 期 間 の ト レ ー ニ ン グ が必 要 で あ る 。 こ の た め 短 期 研 修 で は 術 者 と し ての 研 修 は 困 難 で 、 手 術 の 準 備 や 介 助 と 術 後 管 理の 習 得 が 中 心 と な る 。 研 修 期 間 が よ り 長 く 、 力量 の あ る 研 修 医 で あ れ ば 、 下 記 の 手 術 の 執 刀 を許 可 し て い る 。慢 性 硬 膜 下 血 腫 洗 浄 、 髄 液 ド レ ナ ー ジ 、 水 頭 症

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シ ャ ン ト 設 置 、 気 管 切 開 術 な ど 。

２ ． 指 導 体 制 ：東 京 都 保 健 医 療 公 社 豊 島 病 院 脳 神 経 外 科 は 、 日本 脳 神 経 外 科 学 会 の 認 め る 東 京 医 科 歯 科 大 学 脳神 経 外 科 を 基 幹 施 設 と す る 研 修 プ ロ グ ラ ム に 参加 す る 研 修 施 設 で あ る 。 脳 神 経 外 科 専 門 医 4 名 、脳 血 管 内 治 療 専 門 医 2 名 、 脳 卒 中 の 外 科 技 術 指導 医 1 名 が 診 療 と 指 導 に 当 た っ て い る 。

　 　 　３ ． 一 般 目 標 ( 脳 神 経 外 科 研 修 に お け る ) ： GIO

臨 床 に 携 わ る す べ て の 医 師 に 必 要 な 基 本 的 な 知識 ・ 技 能 ・ 態 度 の 研 修 の 一 環 と し て 、 脳 神 経 外科 疾 患 を 発 見 し 、 専 門 医 と 協 力 し て 診 療 が で きる 。* 他 科 志 望 研 修 医 で あ っ て も 、 脳 卒 中 急 性 期 の画 像 診 断 能 力 の 習 得 が 最 重 要 課 題 で あ る 。

４ ． 行 動 目 標 ( 脳 神 経 外 科 研 修 に お け る ) ： SBO救 急 に お け る イ ン フ ォ ー ム ド コ ン セ ン ト の 特 殊性 を 理 解 す る 。

５ ． 経 験 目 標 ( 脳 神 経 外 科 研 修 に お け る ) ：初 期 研 修 4 週 間 水 準 で 行 動 で き る こ と が 必 要 な10 項 目頭 部 外 傷 の 初 期 診 療 が で き る 。脳 血 管 障 害 の 初 期 診 療 が で き る 。救 急 患 者 の 神 経 学 的 検 査 、 適 切 な 補 助 検 査 の 進め 方 と 診 断 に つ い て 説 明 が で き る 。緊 急 時 脳 血 管 撮 影 検 査 と 所 見 に つ い て 説 明 で きる 。意 識 障 害 患 者 の 気 道 確 保 ( 気 管 内 挿 管 、 気 管 切開 ) や 中 心 静 脈 確 保 が で き る 。意 識 障 害 患 者 の 緊 急 時 治 療 に つ い て 説 明 が で きる 。頭 蓋 内 圧 亢 進 症 の 緊 急 時 治 療 に つ い て 説 明 が でき る 。腰 椎 穿 刺 の 適 応 を 理 解 し 実 施 で き る 。痙 攣 発 作 の 緊 急 時 治 療 に つ い て 説 明 が で き る 。脳 室 ド レ ナ ー ジ の 適 応 に つ い て 説 明 が で き る 。

６ ． 研 修 実 績 ：　 　 (1) 入 院 患 者 数 ： 約 30 人 / 月

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　 　 (2) 救 急 外 来 患 者 数 ： 約 80 人 / 月　 　 (3) 手 術 件 数 ： 10 〜 15 件 / 月

３ 　 緩 和 ・ 終 末 期 医 療 （ 緩 和 ケ ア 内 科 ）

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１ ． 研 修 内 容 ：　 　 　 入 職 時 の オ リ エ ン テ ー シ ョ ン で 緩 和 ・ 終 末期 医 療 に つ い て 概 説 す る 。 受 け 持 っ た 終 末 期 患 者　 　 さ ん に つ い て は 、 原 則 す べ て の 臨 終 に 立 ち あう 。

　 ２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 緩 和 ・ 終 末 期 医 療 に つ い て 経 験 豊 富 な 指 導医 が 指 導 に あ た る 。

　 ３ ． 一 般 目 標 ( 緩 和 ・ 終 末 期 医 療 研 修 に お ける ) ： GIO　 　 　 治 癒 の 望 め な い 患 者 さ ん の 身 体 的 、 精 神 的苦 痛 に 対 し 適 切 に 対 処 す る た め に 緩 和 ケ ア の 能 力　 　 を 修 得 す る 。

　 ４ ． 行 動 目 標 ( 緩 和 ・ 終 末 期 医 療 研 修 に お ける ) ： SBO

● 悪 性 疾 患 に 罹 患 し て い る 患 者 さ ん と の 良 好な 医 師 患 者 関 係 を 結 ぶ こ と が で き る 。

　 ５ ． 経 験 目 標 ( 緩 和 ・ 終 末 期 医 療 研 修 に お ける ) ：

● 終 末 期 患 者 さ ん の 心 理 的 、 精 神 的 特 徴 を 理解 し 、 そ れ ら を 考 慮 し た ケ ア を す る 。

● 告 知 を ふ く め た 適 切 な 病 状 の 説 明 が で き る 。● 痛 み の メ カ ニ ズ ム を 知 り 、 麻 薬 を 含 め た 疼痛 治 療 法 に 習 熟 す る 。

● 終 末 期 患 者 さ ん の 尊 厳 に 配 慮 し 、 臨 終 に 立ち 会 う 。

　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 　 緩 和 ・ 終 末 期 医 療 事 例 の レ ポ ー ト を 提 出 する 。

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４ 　 整 形 外 科 カ リ キ ュ ラ ム　 １ ． 研 修 内 容 ：　 　 　 外 傷 や 整 形 外 科 的 に 多 い 疾 患 の 診 断 ・ 初 期治 療 を 研 修 す る 。 主 に 救 急 外 来 で の 診 療 を 中 心 に　 　 研 修 す る 。 処 置 、 簡 単 な 手 術 が で き る よ う にす る 。 救 急 で 診 察 し て 入 院 し た 患 者 を 主 治 医 と と　 　 も に 受 け 持 つ 。

　 ２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 整 形 外 科 の 救 急 当 番 医 師 と と も に 救 急 外 来

診 療 に 当 た る 。 指 導 医 は 、 経 験 豊 富 な 指 導 医 が指 導 に あ た っ て い る 。

　 ３ ． 一 般 目 標 ( 一 般 内 科 研 修 に お け る ) ： GIO　 　 　 外 傷 や 整 形 外 科 的 に 多 い 疾 患 の 診 断 ・ 初 期治 療 が 出 来 る 。

　 ４ ． 行 動 目 標 ( 整 形 外 科 研 修 に お け る ) ： SBO● 救 急 に お け る イ ン フ ォ ー ム ド コ ン セ ン ト の

特 殊 性 を 理 解 す る 。● 文 書 記 録 ( 診 療 記 録 ・ 処 方 箋 ・ 指 示 箋 ・ 診断 書 ・ 紹 介 状 ) を 正 し く 作 成 で き る 。

　 ５ ． 経 験 目 標 ( 整 形 外 科 研 修 に お け る ) ：● 外 傷 一 般 ( 骨 折 、 捻 挫 、 腱 断 裂 、 挫 傷 、 肘

内 障 な ど ) の 初 期 治 療 ( 鑑 別 診 断 と 適 切 な トリ ア ー ジ ) が で き る 。

● 頻 度 の 高 い 整 形 外 科 疾 患 ( 腰 痛 、 腰 椎 椎 間板 ヘ ル ニ ア 、 変 形 性 膝 関 節 症 、 骨 粗 鬆 症 、ス ポ ー ツ に よ る 膝 外 傷 ) の 診 断 、 病 態 、 治 療が 理 解 で き る 。

● 骨 関 節 の 単 純 Ｘ 線 、 Ｃ Ｔ 、 Ｍ Ｒ Ｉ を 正 確 に読 影 で き る 。

● 基 本 的 手 技 ( 注 射 法 、 局 所 麻 酔 、 切 開 排 膿 、関 節 穿 刺 、 皮 膚 縫 合 、 包 帯 法 、 軽 度 の 外 傷の 処 置 ) が 実 施 で き る 。

　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 (1) 入 院 患 者 数 ： 救 急 室 で 診 察 後 の 入 院 患 者 １- ２ 例 を 主 治 医 と 受 け 持 つ 。

　 　 (2) 救 急 外 来 患 者 数 ： 月 5−10 例 以 上　 　 (3) 手 術 患 者 数 ： 入 院 患 者 は ２ - ５ 例 。 救 急 外

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来 で の 手 術 は な し 。　

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５　 形 成 外 科 カ リ キ ュ ラ ム　 １ ． 研 修 内 容 ：

手 足 の 外 傷 、 顔 面 外 傷 や 皮 膚 腫 瘍 等 、 形 成 外科 的 に 多 い 疾 患 の 診 断 ・ 初 期 治 療 を 研 修 す る医 長 と 共 に 病 棟 ・ 外 来 で の 診 療 、 手 術 を 研 修す る 。 形 成 外 科 の 特 徴 的 な 縫 合 法 で あ る 真 皮縫 合 、 Z 形 成 術 な ど に つ い て 習 得 す る 。 外 傷 の初 期 治 療 方 法 及 び そ の 理 論 を 理 解 し 、 創 傷 治癒 を 促 進 さ せ る た め の 治 療 法 を 選 択 で き る よう に す る 。

注 ： 形 成 外 科 の 切 除 ・ 縫 合 法 は 非 常 に 難 し くま た 結 果 の 良 し 悪 し が 結 果 と し て 目 に 見 え るた め 、 形 成 外 科 に 入 局 し て も 直 ぐ に は 執 刀 は出 来 ま せ ん 。 研 修 医 の 研 修 期 間 で 実 際 に 執 刀す る こ と は 困 難 で す が 、 縫 合 法 の 細 か い テ クニ ッ ク に つ い て 指 導 し ま す 。単 に 病 気 を 治 療 す る の で は な く 、 術 後 の 社 会生 活 を よ り 良 く す る た め の 細 か な 配 慮 を 学 ぶこ と は 、 21 世 紀 の 医 師 と し て あ ら ゆ る 科 の 医師 に 役 立 つ と 思 わ れ ま す 。

　 ２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 形 成 外 科 専 門 医 で あ る 医 長 と 共 に 外 来 ・ 病棟 の 診 療 及 び 手 術 に 従 事 す る 。　 （ 当 科 は 日 本 形 成 外 科 学 会 教 育 関 連 施 設 に 認定 さ れ て い ま す 。 ）

　 ３ ． 一 般 目 標 ( 形 成 外 科 研 修 に お け る ) ： GIO　 　 　 外 傷 や 形 成 外 科 的 に 多 い 疾 患 の 診 断 ・ 初 期治 療 が 出 来 る 。

　 ４ ． 行 動 目 標 ( 形 成 外 科 研 修 に お け る ) ： SBO● 形 成 外 科 の 特 殊 性 を 理 解 し 、 QOL を 高 め る

た め に 最 小 の 傷 に す る た め の デ ザ イ ン 、 縫合 法 に つ い て 学 ぶ 。

● 文 書 記 録 ( 診 療 記 録 ・ 処 方 箋 ・ 指 示 箋 ・ 診断 書 ・ 紹 介 状 ) を 正 し く 作 成 で き る 。

　 ５ ． 経 験 目 標 ( 形 成 外 科 研 修 に お け る ) ：研 修 ４ 週 水 準 で 行 動 で き る こ と が 必 要 な ３ 項

目● 外 傷 一 般 ( 顔 面 骨 骨 折 、 挫 創 、 擦 過 傷 な ど )

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の 初 期 治 療 が で き る 。● 頻 度 の 高 い 形 成 外 科 疾 患 ( 皮 膚 腫 瘍 、 母 斑 、

ケ ロ イ ド ・ 肥 厚 性 瘢 痕 ) の 診 断 、 病 態 、 治 療が 理 解 で き る 。

● 基 本 的 手 技 ( 注 射 法 、 局 所 麻 酔 、 切 開 排 膿 、皮 膚 縫 合 、 包 帯 法 、 軽 度 の 外 傷 の 処 置 ) が 実施 で き る 。

　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 (1) 入 院 患 者 数 ： 全 入 院 手 術 患 者 （ 月 10 ～ 15例 ） を 医 長 と 共 に 受 け 持 つ 。

　 　 (2) 救 急 外 来 患 者 数 ： 月 5−10 例 以 上 を 医 長 も し

く は 非 常 勤 医 師 と 共 に 診 察 ・ 加 療 す る 。　 　 (3) 手 術 患 者 数 ： 全 手 術 患 者 の 第 １ 若 し く は 第２ 助 手 と し て 形 成 外 科 の 手 術 法 を 学 ぶ

希 望 者 に は 東 京 女 子 医 科 大 学 で の レ ー ザ ー 治療 の 見 学 等 も 可 能 で す 。

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６ 　 診 療 放 射 線 科 カ リ キ ュ ラ ム　 １ ． 研 修 内 容 ：　 　 　 診 療 放 射 線 科 診 断 部 門 で は Ｃ Ｔ 、 Ｍ Ｒ 、 ＲＩ の ほ か 消 化 管 造 影 な ど の 検 査 と Ｉ Ｖ Ｒ の 実 施 、　

　 　 　 そ れ ら の 診 断 報 告 書 作 成 を 主 な 日 常 診 療 業務 と し て い る 。 ま た 検 査 計 画 や 結 果 に 対 す る 各科 　

　 　 　 担 当 医 か ら の コ ン サ ル ト を 受 け て い る 。　 　 　 　 研 修 は 、 診 断 部 門 で 行 う 。 研 修 す る 検 査は Ｃ Ｔ 、 Ｍ Ｒ 、 Ｉ Ｖ Ｒ が 中 心 と な る が 本 人 の 希 望　 　 　 に よ り 研 修 内 容 は 異 な る 。 検 査 の 現 場 で は検 査 内 容 の 理 解 を 深 め る よ う 努 力 を 促 す と と も に 、　 　 　 患 者 さ ん に 対 す る 接 し 方 に つ い て も 指 導 する 。 検 査 後 は 本 人 が 携 わ っ た 検 査 を 中 心 と し た 読　 　 　 影 研 修 を 行 う 。 読 影 室 で は 毎 日 検 査 修 了 後 、問 題 症 例 の 検 討 を 行 う 。

　 ２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 当 科 は 日 本 医 学 放 射 線 学 会 専 門 医 修 練 機 関に 認 定 さ れ て い る 。　 　 　 現 在 常 勤 医 師 ２ 名 、 週 １ 日 の 非 常 勤 医 師 数名 が 診 療 に 携 わ っ て い る 。

　 ３ ． 一 般 目 標 ( 診 療 放 射 線 科 研 修 に お け る ) ：GIO　 　 　 臨 床 に 携 わ る の す べ て の 医 師 に 必 要 な 基 本的 な 知 識 ・ 技 能 ・ 態 度 の 研 修 の 一 環 と し て 、 初 期　 　 　 研 修 医 が 診 療 放 射 線 科 で 扱 う 検 査 の 適 応 を理 解 し 検 査 結 果 を 解 釈 が で き る 。

　 ４ ． 行 動 目 標 ( 診 療 放 射 線 科 研 修 に お け る ) ：SBO

● 被 検 者 か ら 良 質 な イ ン フ ォ ー ム ド コ ン セ ント を 得 ら れ る 。 （ 検 査 の 必 要 性 , リ ス ク , 必要 な 注 意 に つ い て 被 検 者 の 正 確 な 理 解 を 助け 、 的 確 な 判 断 を 引 き 出 す 事 が で き る 。 ）

● チ ー ム 医 療 の 確 保 が で き る 。● 症 例 提 示 と 討 論 が で き る 。● 医 療 事 故 防 止 ・ 院 内 感 染 対 策 ・ 放 射 線 防 護

を 理 解 し 、 実 施 で き る 。

　 ５ ． 経 験 目 標 ( 診 療 放 射 線 科 研 修 に お け る ) ：

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● 造 影 剤 ・ 検 査 薬 の 作 用 機 序 を 理 解 し 正 し く使 う こ と が で き る 。

● 造 影 剤 ・ 検 査 薬 に 対 す る 副 作 用 を 理 解 し 正し い 予 防 と 発 生 時 処 置 が 行 え る 。

● 静 脈 確 保 が 確 実 に で き る 。● 画 像 検 査 の 適 応 と 検 査 の 進 め 方 を 正 し く 理解 し て い る 。

● Ｃ Ｔ 、 Ｍ Ｒ で は 疾 患 、 部 位 に よ る 撮 影 法 の違 い を 理 解 し 、 検 査 計 画 を 提 案 で き る 。

● 各 検 査 の 基 本 的 な 解 剖 を 理 解 し 、 異 常 所 見を 指 摘 で き る 。

　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 　 (1) 画 像 検 査 経 験 例 ： 各 10 例 以 上 / 日

　 　 　 (2) 診 断 報 告 書 作 成 ： 各 ５ 例 以 上 / 日

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７　 感 染 症 内 科 カ リ キ ュ ラ ム

1. 研 修 内 容 ：7B 病 棟 の 研 修 期 間 中 に 、 イ ン フ ル エ ン ザ 、 不 明熱 、 感 染 性 腸 炎 、 Ｈ Ｉ Ｖ 感 染 症 、 海 外 渡 航 者 の感 染 症 、 抗 菌 薬 の 適 正 使 用 、 各 科 領 域 感 染 症 など の 診 療 に あ た る 。 各 科 か ら の コ ン サ ル テ ー ショ ン 症 例 の 診 療 に 参 加 す る 。

2. 指 導 体 制感 染 症 に つ い て 経 験 豊 富 な 医 師 が 指 導 に あ た る

3. 一 般 目 標 （ 感 染 症 内 科 研 修 に お け る ） ： GIO患 者 か ら も 医 師 お よ び 他 の 医 療 従 事 者 か ら も 信頼 さ れ る 良 き 内 科 医 と な り 、 良 き 感 染 症 臨 床 医に な る こ と を め ざ す 。 全 て の 科 の あ ら ゆ る 領 域の 感 染 症 に つ い て 広 く 知 識 を 習 得 す る

4. 行 動 目 標 （ 感 染 症 内 科 研 修 に お け る ） ： SBO〇 HIV 感 染 症 、 肺 外 結 核 、 感 染 性 心 内 膜 炎 、 肺炎 ・ 気 管 支 炎 な ど の 呼 吸 器 感 染 症 、 尿 路 感 染 症 、感 染 性 腸 炎 な ど の 消 化 器 感 染 症 、 diabetic foot、 サイ ト メ ガ ロ ウ イ ル ス 感 染 症 、 EB ウ イ ル ス 感 染 症 、輸 入 感 染 症 、 寄 生 虫 感 染 症 、 不 明 熱 な ど の 診 療に あ た る こ と が で き る 。〇 他 科 の 感 染 症 患 者 の 感 染 症 が 軽 快 す る ま で 、主 治 医 の チ ー ム の 診 療 に 協 力 す る こ と が で き る 。〇 血 液 培 養 陽 性 例 、 カ ル バ ペ ネ ム 処 方 例 を 把 握し て 、 適 正 使 用 が 行 わ れ て い る か 検 討 す る こ とが で き る 。

5. 経 験 目 標 （ 感 染 症 内 科 研 修 に お け る ） ：〇 患 者 さ ん の 全 身 を 診 察 し て 感 染 症 の 問 題 点 をあ げ 、 感 染 の フ ォ ー カ ス の 臓 器 、 部 位 を 推 理 し 、検 査 計 画 を た て る こ と が で き る 。〇 発 熱 、 下 痢 、 咳 、 リ ン パ 節 腫 脹 な ど の 一 般 的な 主 訴 に 対 し て 必 要 な 鑑 別 診 断 を あ げ る こ と がで き る〇 感 染 症 法 に お け る 二 類 、 三 類 、 四 類 、 五 類 感染 症 の 診 療 及 び 届 け 出 に つ い て 理 解 す る こ と がで き る〇 新 型 イ ン フ ル エ ン ザ な ど の 未 知 の 感 染 症 が 発

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生 し て も 、 適 切 に 対 応 で き る

6. 研 修 評 価研 修 終 了 時 に 、 評 価 を 行 う 。

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８　 病 理 カ リ キ ュ ラ ム　 １ ． 研 修 内 容 ：　 　 　 病 理 解 剖 や 手 術 材 料 を 中 心 に 、 生 の 臓 器 に直 接 ふ れ 肉 眼 的 所 見 の 観 察 、 組 織 学 的 所 見 の 観察 　 　 　

　 　 　 を お こ な う 。 正 常 解 剖 を 十 分 に 把 握 し 、 各病 変 の 全 身 的 関 係 を 位 置 づ け 臨 床 所 見 と と も に各

　 　 　 症 例 を 考 察 し て い く 。 研 修 期 間 は ４ 週 と 短期 で あ り 、 剖 検 に つ い て は 他 科 研 修 中 の 症 例も 対 象 と す る 。

　　 ２ ． 指 導 体 制 ：　 　 　 病 理 解 剖 、 手 術 検 体 の 切 り 出 し 、 術 中 迅 速

診 断 な ど 指 導 医 と 共 に に 観 察 、 切 り 出 し 、 診 断し

　 　 　 て い く 。 ま た 典 型 的 な 病 理 標 本 な ど で 病 理診 断 の レ ク チ ャ ー な ど を 行 い 病 理 学 的 知 識 も 深め 　 　

　 　 　 て い く 。

　 ３ ． 一 般 目 標 ( 病 理 研 修 に お け る ) ： Ｇ Ｉ Ｏ　 　 　 研 修 期 間 中 に 病 理 診 断 へ の ア プ ロ ー チ を 把握 す る 。

　 ４ ． 行 動 目 標 ( 病 理 研 修 に お け る ) ： Ｓ Ｂ Ｏ● 患 者 及 び 遺 族 に 対 す る 礼 を 心 が け る 。● 臨 床 医 及 び ス タ ッ フ と の 適 切 な コ ミ ュ ニ ケ

ー シ ョ ン を と る 。● 医 療 事 故 防 止 に 努 め る 。

　 ５ ． 経 験 目 標 ( 病 理 研 修 に お け る ) ：　 　 　 ● 病 理 診 断 シ ス テ ム を 活 用 で き る 。

● 剖 検 、 手 術 検 体 の 切 り 出 し 及 び 鏡 検 （ 術 中迅 速 診 断 を 含 む ） 、 報 告 書 の 作 成 を 経 験 する 。 　

● 病 理 診 断 を 行 う 上 で の 基 本 的 事 項 ( 観 察 の手 順 、 着 目 す べ き 点 ) に 沿 っ て 観 察 で き る 。

● 臨 床 情 報 を 正 確 に 理 解 す る 必 要 性 を 認 識 でき る 。

　 ６ ． 研 修 実 績 ：　 　 　 　 　 (1) 剖 検 例 ： ３ 例 以 上 の 経 験 が 望 ま し い 。

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（ 全 ２ 年 間 の 研 修 期 間 中 に ）　 　 　 　 　 (2) 手 術 検 体 の 切 り 出 し 及 び 鏡 検 、 報 告書 の 作 成 ： ２ ０ 例 以 上　 　 　 　 　 (3) 術 中 迅 速 診 断 ： ５ 例 以 上

(4) 院 内 臨 床 病 理 検 討 会 （ CPC ・ カ ン フ ァ レ ンス ） ： 参 加 （ で き れ ば 症 例 提 示 を 担 当 ）

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９　 泌 尿 器 科 カ リ キ ュ ラ ム1 、 研 修 目 的　 泌 尿 器 科 は 専 門 性 を 持 ち な が ら 、 プ ラ イ マ リ ・ケ ア を 行 う た め に は 必 要 な 分 野 で あ る 。 研 修 に よ　 り 、 症 状 や 検 査 所 見 か ら 泌 尿 器 科 疾 患 を 正 し く診 断 で き る 基 本 的 知 識 を 身 に つ け 、 専 門 的 で 高 度 　 な 治 療 を 診 療 グ ル ー プ の 一 員 と し て 体 験 す る こと を 目 的 と す る 。

2 、 一 般 目 標 （ GIO ）　 泌 尿 器 科 疾 患 に つ い て 適 切 な プ ラ イ マ リ ・ ケ アが で き 、 か つ 専 門 的 治 療 の 必 要 性 を 的 確 に 判 断 で　 き る よ う 基 本 的 診 察 能 力 を 身 に 付 け る 。

3 、 行 動 目 標 （ SBOs ）① 泌 尿 器 科 全 般 に 対 し て 問 診 を 行 え 、 診 断 に 必

要 な 検 査 計 画 が 立 て ら れ る 。② 主 要 な 泌 尿 器 科 疾 患 に つ い て 症 状 、 身 体 所 見検 査 所 見 を 総 合 し て 鑑 別 診 断 を 行 え る 。

③ 泌 尿 器 科 指 導 医 と 検 査 お よ び 治 療 を 立 案 、 実施 す る こ と が で き る 。

④ 泌 尿 器 科 術 後 管 理 を 理 解 し 、 指 導 医 と と も に実 施 す る こ と が で き る 。

⑤ 泌 尿 器 科 疾 患 に 関 連 す る 緊 急 事 態 を 認 識 し 、指 導 医 に 報 告 で き る 。

⑥ 導 尿 や カ テ ー テ ル を 用 い た 尿 路 管 理 な ど の 泌尿 器 科 基 本 手 技 に つ い て 理 解 し 、 自 ら 実 施 でき る 。

⑦ 病 棟 医 と し て 患 者 お よ び コ メ デ ィ カ ル ス タ ッフ に 適 切 な 説 明 、 指 導 を 行 う こ と が で き る 。

⑧ 診 療 録 の 作 成 、 カ ン フ ァ レ ン ス で の 症 例 提 示を 行 う こ と が で き る 。

4 、 研 修 方 略 （ LS ）　 下 記 の 項 目 に つ い て 、 病 棟 、 手 術 室 、 外 来 、 救急 室 お よ び レ ン ト ゲ ン 室 な ど で 患 者 治 療 に 参 加 す　 る 形 態 で 指 導 を 受 け る 。 最 初 は 指 導 医 の 補 助 をし な が ら 作 業 の 流 れ 、 原 理 、 手 技 を 理 解 し 覚 え 、　 次 い で 各 習 得 項 目 の 安 全 度 、 難 易 度 さ ら に 本 人の 到 達 度 に 合 わ せ て な る べ く 多 く 体 験 で き る よ う　 に し て い く 。　 （ 1 ） 指 導 医 の 監 督 下 に 行 う 経 験 す べ き 基 本 的検 査 、 処 置 、 手 術

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① 超 音 波 検 査 （ 経 直 腸 的 操 作 も 含 む ）② 尿 路 造 影 検 査③ CT 、 MRI④ 尿 路 内 視 鏡 検 査 （ 尿 道 膀 胱 鏡 、 尿 管 カ

テ ー テ ル 法 な ど ）⑤ 前 立 腺 生 検⑥ 導 尿⑦ 包 茎 手 術⑧ 精 巣 水 瘤 の 穿 刺 、 根 治 手 術⑨ 尿 道 拡 張 （ ブ ジ ー ）

⑩ 体 外 衝 撃 波 砕 石 術⑪ 停 留 精 巣 固 定 術⑫ 膀 胱 ろ う 造 設 術⑬ 経 皮 的 腎 ろ う 造 設 術⑭ 経 尿 道 的 膀 胱 腫 瘍 切 除 術⑮ 経 尿 道 的 前 立 腺 切 除 術⑯ 経 尿 道 的 尿 管 砕 石 術

　 （ 2 ） 自 ら 行 う こ と は な い が 、 上 級 医 師 と と もに 参 加 す る 。

① 根 治 的 腎 摘 除 術② 腎 尿 管 全 摘 除 術③ 根 治 的 膀 胱 全 摘 除 術 お よ び 尿 路 変 向 術④ 根 治 的 前 立 腺 摘 除 術⑤ 副 腎 摘 除 術⑥ 経 皮 的 腎 結 石 砕 石 術⑦ 女 性 尿 失 禁 ・ 性 器 脱 手 術⑧ 小 児 泌 尿 器 科 手 術⑨ 腎 移 植 手 術⑩ 腹 腔 鏡 下 手 術⑪ 抗 癌 剤 化 学 療 法

5 、 評 価 （ EV ）　 研 修 医 は ロ ー テ ー シ ョ ン 研 修 終 了 後 、 自 己 評 価お よ び 指 導 医 に よ る 評 価 ・ 指 導 を 受 け る 。

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１０　 耳 鼻 咽 喉 科 カ リ キ ュ ラ ム１ ． 研 修 内 容　 将 来 の 専 門 分 野 に か か わ ら ず 、 日 常 診 療 で 頻 繁に 遭 遇 す る 疾 患 や 病 態 に つ い て 適 切 に 対 応 で き る　 よ う 、 耳 鼻 咽 喉 科 領 域 の 基 本 的 な 診 療 能 力 を 身に つ け る こ と が で き る よ う に す る 。

２ ． 指 導 体 制　 常 勤 医 師 （ 医 歴 20 年 以 上 ） 1 名 と 非 常 勤 医 師 1 名の 2 人 体 制 で 指 導 に あ た る 。　 当 院 は 、 日 本 耳 鼻 咽 喉 科 学 会 専 門 医 研 修 指 定 病院 に 認 定 さ れ て い る 。

３ ． 一 般 目 標 （ 耳 鼻 咽 喉 科 研 修 に お け る ）（ GIO ）　 耳 鼻 咽 喉 科 疾 患 に 対 す る 知 識 と 検 査 お よ び 基 本的 な 診 療 技 術 ・ 治 療 法 を 習 得 す る 。

４ ． 行 動 目 標 （ 耳 鼻 咽 喉 科 研 修 に お け る ）（ SBOs ）（ １ ） 耳 鼻 咽 喉 科 領 域 の 解 剖 ・ 生 理 を 理 解 す る 。（ ２ ） 外 来 診 療 に お い て 基 本 的 診 察 法 ・ 検 査 法 を習 得 す る 。　 　 ① 病 歴 を 聴 取 し 、 病 歴 作 成 が で き る 。　 　 ② 鼓 膜 所 見 、 鼻 内 所 見 、 咽 喉 頭 所 見 、 眼 振 所見 が 取 れ る 。　 　 ③ 純 音 聴 力 検 査 、 イ ン ピ ー ダ ン ス オ ー ジ オ メト リ ー が 行 え 、 そ の 結 果 が 理 解 で き る 。　 　 ④ 耳 鼻 咽 喉 科 領 域 の レ ン ト ゲ ン 写 真 、CT 、 MRI が 読 影 で き る 。（ ３ ） 耳 鼻 咽 喉 科 病 棟 業 務 、 入 院 患 者 管 理 を 習 得す る 。（ ４ ） 耳 鼻 咽 喉 科 の 手 術 の 助 手 と し て 参 加 す る 。（ ５ ） 耳 鼻 咽 喉 科 の 当 直 医 と し て 救 急 医 療 を 担 当す る 。（ ６ ） 耳 鼻 咽 喉 科 の 手 術 の 執 刀 を 行 う 。

５ ． 経 験 目 標 （ 耳 鼻 咽 喉 科 研 修 に お け る ）　 外 来 ・ 病 棟 診 療 に 参 加 し 、 下 記 の 疾 患 に つ い て経 験 す る 。（ １ ） 中 耳 ・ 外 耳 疾 患 ： 急 性 ・ 慢 性 中 耳 炎 、 滲 出性 中 耳 炎 、 真 珠 腫 性 中 耳 炎 、 耳 垢 栓 塞（ ２ ） 鼻 ・ 副 鼻 腔 疾 患 ： 鼻 出 血 、 急 性 ・ 慢 性 副 鼻

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腔 炎 、 ア レ ル ギ ー 性 鼻 炎（ ３ ） 咽 喉 頭 疾 患 ： 急 性 ・ 慢 性 扁 桃 炎 、 急 性 咽 喉頭 炎 、 喉 頭 浮 腫 、 声 帯 ポ リ ー プ（ ４ ） 聴 覚 障 害 ： 突 発 性 難 聴 、 急 性 感 音 難 聴（ ５ ） め ま い 疾 患 ： メ ニ エ ー ル 病 、 前 庭 神 経 炎 、良 性 発 作 性 頭 位 め ま い 症（ ６ ） 顔 面 神 経 麻 痺 ： ベ ル 麻 痺 、 ハ ン ト 症 候 群（ ７ ） 頭 頸 部 腫 瘍 （ 良 性 ・ 悪 性 ） ： 喉 頭 癌 、 咽 頭癌 、 甲 状 腺 腫 瘍 、 耳 下 腺 腫 瘍 、 悪 性 リ ン パ 腫 、 頸部　 　 　 リ ン パ 節 腫 瘍 な ど

６ ． 研 修 実 績　 （ １ ） 入 院 患 者 ： 10 例 以 上 ／ 月　 （ ２ ） 外 来 患 者 （ 救 急 を 含 む ） ： 20 例 以 上 ／ 月　 （ ３ ） 手 術 ： 2-5例 （ 入 院 ・ 外 来 患 者 ）

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１ １ 　 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 科 カ リ キ ュ ラ ム

1. 研 修 内 容 ：急 性 期 総 合 病 院 で あ る 当 院 で は 、 様 々 な 疾 患 に対 す る 早 期 か ら の リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン の 依 頼 があ る 。 そ れ ぞ れ の 患 者 の 状 態 を 障 害 と い う 点 から 捉 え 、 早 期 在 宅 復 帰 に 向 け て 、 日 常 生 活 活 動(ADL) の 向 上 を 目 標 と し た 効 果 的 な リ ハ ビ リ テ ーシ ョ ン を 計 画 （ 処 方 ） し 、 実 行 で き る こ と を 目指 す 。 特 に 重 点 医 療 の 一 つ に 掲 げ ら れ て い る「 脳 血 管 疾 患 医 療 」 に 対 し 、 急 性 期 か ら 積 極 的に か か わ り 、 早 期 か ら の リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン アプ ロ ー チ に よ り 、 早 期 の 機 能 ・ 能 力 回 復 を 目 指す 。

2. 指 導 体 制 ：当 科 は 日 本 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 医 学 会 研 修 指 定病 院 に 認 定 さ れ て い る 。 現 在 常 勤 医 師 ２ 名 （ リハ ビ リ テ ー シ ョ ン 科 専 門 医 ） が 診 療 に 携 わ っ てい る 。

3. 一 般 目 標 （ リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 科 研 修 に お ける ） ： GIOリ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン の 理 念 を 理 解 し 、 リ ハ ビ リテ ー シ ョ ン 医 学 ・ 医 療 に 関 す る 基 本 的 な 診 療 能力 を 習 得 す る 。

4. 行 動 目 標 （ リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 科 研 修 に お ける ） :SBO● リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン に お け る 障 害 に つ い て 理解 す る 。

● 疾 患 の み な ら ず 障 害 の 視 点 か ら 患 者 を 診 る こと が で き る 。

● 障 害 を 持 つ 患 者 の 症 候 と 障 害 の 評 価 が で き る 。● リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン の 目 標 の 設 定 、 プ ロ グ ラ

ム の 作 成 （ リ ス ク 管 理 、 リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ンの 適 応 ・ 処 方 の 決 定 ） が で き る 。

● 主 な 疾 患 、 障 害 に 対 す る リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ンア プ ロ ー チ を 理 解 す る 。

● リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン に お け る チ ー ム 医 療 の まと め 役 と し て の 役 割 を 経 験 し 、 理 解 す る 。

5. 経 験 目 標 （ リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 科 研 修 に お ける ） :研 修 ４ 週 水 準 で 行 動 で き る こ と が 必 要 な 11 項 目● 障 害 を も つ 患 者 ・ 家 族 か ら 診 断 ・ 評 価 に 必 要

な 病 歴 、 生 活 状 況 ・ 家 族 や 家 屋 の

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状 況 、 社 会 参 加 の 情 報 を 聴 取 す る こ と が で きる 。

障 害 の 正 確 な 把 握 が で き る よ う 、 以 下 の 診 察 、記 載 が で き る 。

● 骨 ・ 関 節 ・ 筋 肉 系 の 診 察● 神 経 学 的 診 察● 運 動 学 的 所 見 （ ROM、 MMT、 末 梢 ・ 中 枢 神 経 麻痺 な ど ） の 診 察

● 神 経 心 理 学 的 所 見 （ 失 語 、 失 行 、 失 認 な ど ）の 診 察

● 摂 食 ・ 嚥 下 機 能 の 診 察● 日 常 生 活 動 作 （ Barthel Index 、 FIM な ど ） の 評 価

● 理 学 療 法 、 作 業 療 法 、 言 語 療 法 を 見 学 し 、 治療 の 概 要 を 理 解 す る 。

● 義 肢 装 具 の 適 応 と 効 果 に つ い て 理 解 す る 。● 嚥 下 造 影 や 、 神 経 伝 導 速 度 ・ 筋 電 図 等 の 電 気

生 理 検 査 に 立 ち 会 い 、 概 要 を 理 解 す る 。● リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン カ ン フ ァ レ ン ス に 参 加 し

プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン が で き る 。

6. 研 修 実 績 ：(1) リ ハ ビ リ テ ー シ ョ ン 科 入 院 患 者 　 3例 程 度(2) 他 科 入 院 患 者 の コ ン サ ル テ ー シ ョ ン 　 10 例 程度

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１ ２ 　 眼 科 臨 床 研 修 カ リ キ ュ ラ ム

Ⅰ ． 一 般 目 標　 　 プ ラ イ マ リ ー ケ ア に 必 要 な 眼 科 の 考 え 方 、 診断 技 術 な ど を 外 来 診 療 な ら び に 眼 科 手 術 の 補 佐を す る こ と に よ り 習 得 す る 。 本 院 は 糖 尿 病 診 療も 重 点 医 療 と し て 行 っ て い る こ と も あ り 、 有 意義 な 研 修 が 可 能 で あ る 。

Ⅱ ． 個 別 行 動 目 標1 ． 経 験 目 標 と し て 外 眼 部 、 前 眼 部 、 中 間 透 光体 、 眼 底 ま で の 診 察 法 を 学 ぶ 。

2 ． 経 験 目 標 と し て 以 下 の 病 態 を 経 験 す る 。(1) 屈 折 異 常 （ 近 視 、 遠 視 、 乱 視 ）(2) 角 結 膜 炎(3) 白 内 障(4) 緑 内 障(5) 糖 尿 病 、 高 血 圧 、 動 脈 硬 化 に よ る 眼 底 病 変

Ⅲ． 個 別 行 動 目 標 に 対 す る 方 略1 ． 診 察 法 、 検 査 法 を 学 び 経 験 目 標 を 達 成 す る ため に 、 主 に 外 来 で 下 記 の 検 査 法 を 理 解 し 可 能 な限 り 実 施 に 努 め る 。

　 　 　 (1) 屈 折 検 査 （ 視 力 測 定 、 レ フ ラ ク ト メ ー ター ） お よ び 眼 鏡 処 方

(2) 細 隙 灯 顕 微 鏡 検 査(3) 眼 圧 検 査 （ applanation tonometry、 pneumotonometry ）(4) 眼 底 検 査 （ 倒 像 鏡 に よ る 検 査 ）(5) 眼 底 写 真 撮 影 お よ び 蛍 光 眼 底 造 影(6) 視 野 検 査 （ 動 的 量 的 視 野 検 査 、 静 的 量 的 視野 検 査 ）

2 ． 白 内 障 の 手 術 に 入 り 、 病 棟 で こ れ ら の 患 者 の主 治 医 の 補 佐 を す る こ と か ら 、 経 験 目 標 を 達 成す る 。 術 前 術 後 の 管 理 方 法 を 学 ぶ 。

3 ． 内 科 な ど 他 科 の 併 診 患 者 さ ん の 診 療 を と も に行 う こ と で 、 眼 底 病 変 の 診 断 、 病 態 の 理 解 を 深め る 。

Ⅳ ． 週 間 ス ケ ジ ュ ー ル 　　 　月 外 　 来 外 来 ・ 検 査 ・ 病 棟 業

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レ ー ザ ー 治 療 務

火 手 　 術 外 来 ・ 検 査病 棟 業務

水 外 　 来外 来 ・ 検 査 ・ レ ー ザ ー

治 療

木 外 　 来 外 来 ・ 検 査

金 外 　 来外 来 ・ 検 査 ・ レ ー ザ ー

治 療

土 　 　

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Ⅲ 　 研 修 の 評 価 ・ 方 法

　 １ 　 ６ ヶ 月 毎 の 評 価　 　 　 研 修 初 期 臨 床 研 修 の 目 的 で あ る 基 本 的 臨 床能 力 が 獲 得 で き て い る か 形 成 的 評 価 を 定 期 的 に

行 う 。 研 修 医 が 「 臨 床 研 修 の 到 達 目 標 に つ いて ( 厚 生 労 働 省 案 ) 」 の 「 行 動 目 標 」 と 「 経 験 目

標 」 が 到 達 で き て い る か 、 新 Ｅ Ｐ Ｏ Ｃ に て 評価 す る 。 さ ら に 各 診 療 科 の 指 導 体 制 に つ い て の

意 見 を 研 修 医 か ら 聴 取 し 、 適 宜 研 修 委 員 会 で改 善 に 向 け て フ ィ ー ド バ ッ ク す る 。　 　 　 研 修 医 担 任 指 導 医 は 評 価 の 結 果 を 把 握 し ２年 間 通 し て 担 当 研 修 医 の 指 導 に あ た る 。 必 要 に 応

じ て 研 修 ス ケ ジ ュ ー ル を 研 修 委 員 会 で 討 議 し変 更 す る 場 合 も あ る 。

　 ２ 　 各 診 療 科 研 修 終 了 時 の 評 価 （ 指 導 医 評 価 及び 研 修 医 自 己 評 価 ）　 　 　 新 Ｅ Ｐ Ｏ Ｃ に て 研 修 記 録 、 自 己 評 価 、 お よび 指 導 医 に よ る 研 修 評 価 を 行 う 。　 　 　　 ３ 　 研 修 指 導 体 制 の 再 評 価　 　 　 各 診 療 科 研 修 終 了 １ ヶ 月 以 内 に 指 定 部 医 長は 、 臨 床 研 修 委 員 会 委 員 長 に 研 修 成 績 を 報 告 す る 。　 　 　 委 員 長 は 、 研 修 指 導 体 制 不 良 と 考 え ら れ る診 療 科 に 対 し て 研 修 指 導 体 制 の 強 化 を 指 示 す る 。

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【 参 考 】 研 修 医 が 単 独 で 行 っ てよ い こ と　 　 　 　 単 独 で 行 っ て は い け ない こ と　

豊 島 病 院 に お け る 診 療 行 為 の う ち 、 研 修 医 が 指導 医 の 同 席 な し に 単 独 で 行 っ て よ い 処 置 と 処 方 内容 の 基 準 を 示 す 。 実 際 の 運 用 に 当 た っ て は 、 個 々の 研 修 医 の 技 量 は も と よ り 、 各 診 療 科 ・ 診 療 部 門に お け る 実 状 を 踏 ま え て 検 討 す る 必 要 が あ る 。各 々 の 手 技 に つ い て は 、 た と え 研 修 医 が 単 独 で 行っ て よ い と 一 般 的 に 考 え ら れ る も の で あ っ て も 、施 行 が 困 難 な 場 合 は 無 理 を せ ず に 上 級 医 ・ 指 導 医に 任 せ る 必 要 が あ る 。 な お 、 こ こ に 示 す 基 準 は 通常 の 診 療 に お け る 基 準 で あ っ て 、 緊 急 時 は こ の 限り で は な い 。

Ⅰ 　 診 察　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 Ａ 　 全 身 の 視 診 、 打 診 、 触 診　 Ｂ 　 簡 単 な 器 具 （ 聴 診 器 、 打 鍵 器 、 血 圧 計 等 ）を 用 い る 全 身 の 診 察　 Ｃ 　 直 腸 診　 Ｄ 　 耳 鏡 、 鼻 鏡 、 検 眼 鏡 に よ る 診 察　 　 　 診 察 に 関 し て は 、 組 織 を 損 傷 し な い よ う に十 分 注 意 す る 必 要 が あ る 。　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 Ａ 　 内 診

Ⅱ　 検 査　 １ 　 生 理 学 的 検 査《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》

　 　 Ａ 　 心 電 図　 　 Ｂ 　 聴 力 、 平 衡 、 味 覚 、 聴 覚 、 知 覚　 　 Ｃ 　 視 野 、 視 力　 　 Ｄ 　 眼 球 に 直 接 触 れ る 検 査　 　 　 　 　 眼 球 を 損 傷 し な い よ う に 注 意 す る 必 要が あ る 。　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》

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　 　 Ａ 　 脳 波　 　 Ｂ 　 呼 吸 機 能 （ 肺 活 量 な ど ）　 　 Ｃ 　 筋 電 図 、 神 経 伝 導 速 度　　 ２ 　 内 視 鏡 検 査 な ど　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 喉 頭 鏡　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 直 腸 鏡　 　 Ｂ 　 肛 門 鏡　 　 Ｃ 　 食 道 鏡　 　 Ｄ 　 胃 内 視 鏡　 　 Ｅ 　 大 腸 内 視 鏡　 　 Ｆ 　 気 管 支 鏡　 　 Ｇ 　 膀 胱 鏡

　 ３ 　 画 像 検 査　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 超 音 波　 　 　 　 　 内 容 に よ っ て は 誤 診 に つ な が る 恐 れ が

あ る た め 、 検 査 結 果 の 解 釈 ・ 判 断 は 指 導 医 と競 技 す る 必 要 が あ る 。

　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 単 純 Ｘ 線 撮 影　 　 Ｂ 　 Ｃ Ｔ　 　 Ｃ 　 Ｍ Ｒ Ｔ　 　 Ｄ 　 血 管 造 影 　　 　 Ｅ 　 核 医 学 検 査　 　 Ｆ 　 消 化 管 造 影　 　 Ｇ 　 気 管 支 造 影　 　 Ｈ 　 脊 髄 造 影

　 ４ 　 血 管 穿 刺 と 採 血　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 末 梢 静 脈 穿 刺 と 静 脈 ラ イ ン 留 置　 　 　 　 　 血 管 穿 刺 の 際 に 神 経 を 損 傷 し た 事 例 も

あ る の で 、 確 実 に 血 管 を 穿 刺 す る 必 要 が あ る 。　 　 　 　 　 困 難 な 場 合 は 無 理 を せ ず に 指 導 医 に 任

せ る 。　 　 Ｂ 　 動 脈 穿 刺　 　 　 　 　 肘 窩 部 で は 上 腕 動 脈 は 正 中 神 経 に 伴 走

し て お り 、 神 経 損 傷 に は 十 分 注 意 す る 。　 　 　 　 　 動 脈 ラ イ ン の 留 置 は 、 研 修 医 単 独 で 行

っ て は な ら な い 。

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　 　 　 　 　 困 難 な 場 合 は 無 理 を せ ず に 指 導 医 に 任せ る 。

　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 中 心 静 脈 穿 刺 （ 鎖 骨 下 、 内 頚 、 大 腿 ）　 　 Ｂ 　 動 脈 ラ イ ン 留 置　 　 Ｃ 　 小 児 の 採 血　 　 　 　 　 と く に 指 導 医 の 許 可 を 得 た 場 合 と 学 童以 上 は こ の 限 り で は な い 。 　　 　 Ｄ 　 小 児 の 静 脈 穿 刺　 　 　 　 　 学 童 以 上 の 小 児 は こ の 限 り で は な い 。

　 ５ 　 穿 刺　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 皮 下 の 嚢 胞　 　 Ｂ 　 皮 下 の 膿 瘍　 　 Ｃ 　 関 節

　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 深 部 の 嚢 胞　 　 Ｂ 　 深 部 の 膿 瘍　 　 Ｃ 　 胸 腔　 　 Ｄ 　 腹 腔　 　 Ｅ 　 膀 胱　 　 Ｆ 　 腰 部 硬 膜 外 穿 刺　 　 Ｇ 　 腰 部 く も 膜 下 穿 刺　 　 Ｈ 　 針 生 検

　 ６ 　 産 婦 人 科　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 膣 内 容 採 取　 　 Ｂ 　 コ ル ポ ス コ ピ ー　 　 Ｃ 　 子 宮 内 操 作　　 ７ 　 そ の 他　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 ア レ ル ギ ー 検 査 （ 貼 付 ） 　　 　 Ｂ 　 長 谷 川 式 痴 呆 テ ス ト　 　 Ｃ 　 Ｍ Ｍ Ｓ Ｅ　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 発 達 テ ス ト の 解 釈　 　 Ｂ 　 知 能 テ ス ト の 解 釈　 　 Ｃ 　 心 理 テ ス ト の 解 釈

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Ⅲ 　 治 療　 １ 　 処 置　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 皮 膚 消 毒 、 包 帯 交 換　 　 Ｂ 　 創 傷 処 置　 　 Ｃ 　 外 用 薬 貼 付 ・ 塗 布　 　 Ｄ 　 気 道 内 吸 引 ・ ネ プ ラ イ ザ ー　 　 Ｅ 　 導 尿　 　 　 　 前 立 腺 肥 大 な ど の た め に カ テ ー テ ル の 挿入 が 困 難 な と き は 無 理 を せ ず に 指 導 医 に 任 せ る 。　 　 　 　 新 生 児 や 未 熟 児 で は 、 研 修 医 が 単 独 で 行っ て は な ら な い 。　 　 Ｆ 　 浣 腸 　　 　 　 　 新 生 児 や 未 熟 児 で は 、 研 修 医 が 単 独 で 行っ て は な ら な い 。　 　 　 　 潰 瘍 性 大 腸 炎 や 老 人 、 そ の 他 困 難 な 場 合は 無 理 を せ ず 指 導 医 に 任 せ る 。　 　 Ｇ 　 胃 菅 挿 入 （ 経 管 栄 養 目 的 以 外 の も の ）　 　 　 　 反 射 が 低 下 し て い る 患 者 や 意 識 の な い 患者 で は 、 胃 管 の 位 置 を Ｘ 線 な ど で 確 認 す る 。　 　 　 　 新 生 児 や 未 熟 児 で は 、 研 修 医 が 単 独 で 行っ て は な ら な い 。　 　 　 　 困 難 な 場 合 は 無 理 を せ ず 指 導 医 に 任 せ る 。　 　 Ｈ 　 気 管 カ ニ ュ ー レ 交 換　 　 　 　 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い の は 特 に 習 熟し て い る 場 合 で あ る 。　 　 　 　 技 量 に わ ず か で も 不 安 が あ る 場 合 は 、 上級 医 師 の 同 席 が 必 要 で あ る 。　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 ギ プ ス 巻 き　 　 Ｂ 　 ギ プ ス カ ッ ト　 　 Ｃ 　 胃 管 挿 入 （ 経 管 栄 養 目 的 以 外 の も の ）　 　 　 　 反 射 が 低 下 し て い る 患 者 や 意 識 の な い 患者 で は 、 胃 管 の 位 置 を Ｘ 線 な ど で 確 認 す る 。

　 ２ 　 注 射 　　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 皮 内　 　 Ｂ 　 皮 下　 　 Ｃ 　 筋 肉　 　 Ｄ 　 末 梢 静 脈 　　 　 Ｅ 　 輸 血

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　 　 　 　 輸 血 に よ り ア レ ル ギ ー 歴 が 疑 わ れ る 場 合に は 無 理 を せ ず に 指 導 医 に 任 せ る 。　 　 Ｆ 　 関 節 内　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 中 心 静 脈 （ 穿 刺 を 伴 う 場 合 ）　 　 Ｂ 　 動 脈 （ 穿 刺 を 伴 う 場 合 ）　 　 　 　 目 的 が 採 血 で は な く 、 薬 剤 注 入 の 場 合 は 、研 修 医 が 単 独 で 動 脈 穿 刺 を し て は な ら な い 。　　 ３ 　 麻 酔　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 局 所 浸 潤 麻 酔　 　 　 　 局 所 麻 酔 薬 の ア レ ル ギ ー の 既 往 を 問 診 し 、説 明 ・ 同 意 書 を 作 成 す る 。　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 脊 椎 麻 酔　 　 Ｂ 　 硬 膜 外 麻 酔

　 ４ 　 外 科 的 処 置　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 抜 糸　 　 Ｂ 　 ド レ ー ン 抜 去　 　 　 　 時 期 、 方 法 に つ い て は 指 導 医 と 協 議 す る 。　 　 Ｃ 　 皮 下 の 止 血　 　 Ｄ 　 皮 下 の 膿 瘍 切 開 ・ 排 膿　 　 Ｅ 　 皮 膚 の 縫 合　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 深 部 の 止 血　 　 　 　 応 急 処 置 を 行 う の は 差 し 支 え な い 。　 　 Ｂ 　 深 部 の 膿 瘍 切 開 ・ 排 膿　 　 Ｃ 　 深 部 の 縫 合　 ５ 　 処 方　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 一 般 の 内 服 薬　 　 　 　 処 方 箋 の 作 成 前 に 、 処 方 内 容 を 指 導 医 と協 議 す る 。　 　 Ｂ 　 注 射 処 方 （ 一 般 ）　 　 　 　 処 方 箋 の 作 成 前 に 、 処 方 内 容 を 指 導 医 と協 議 す る 。　 　 Ｃ 　 理 学 療 法　 　 　 　 処 方 箋 の 作 成 前 に 、 処 方 内 容 を 指 導 医 と協 議 す る 。　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 内 服 薬 （ 向 精 神 薬 ）

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　 　 Ｂ 　 内 服 薬 （ 麻 薬 ）　 　 　 　 法 律 に よ り 、 麻 薬 施 用 者 免 許 を 受 け て いる 医 師 以 外 は 麻 薬 を 処 方 し て は な ら な い 。　 　 Ｃ 　 内 服 薬 （ 向 悪 性 腫 瘍 剤 ）　 　 Ｄ 　 注 射 薬 （ 向 精 神 薬 ）　 　 Ｅ 　 注 射 薬 （ 麻 薬 ）　 　 　 　 法 律 に よ り 、 麻 薬 施 用 者 免 許 を 受 け て いる 医 師 以 外 は 麻 薬 を 処 方 し て は な ら な い 。　 　 Ｆ 　 注 射 薬 （ 向 悪 性 腫 瘍 剤 ）

Ⅳ 　 そ の 他　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て よ い こ と 》　 　 Ａ 　 イ ン ス リ ン 自 己 注 射 指 導　 　 　 　 イ ン ス リ ン の 種 類 、 投 与 量 、 投 与 時 刻 はあ ら か じ め 指 導 医 の チ ェ ッ ク を 受 け る 。　 　 Ｂ 　 血 糖 値 自 己 測 定 指 導　 　 Ｃ 　 診 断 書 ・ 証 明 書 作 成　 　 　 　 診 断 書 ・ 証 明 書 の 内 容 は 指 導 医 の チ ェ ック を 受 け る 。　 　 《 研 修 医 が 単 独 で 行 っ て は い け な い こ と 》　 　 Ａ 　 病 状 説 明　 　 　 　 正 式 な 場 で の 病 状 説 明 は 研 修 医 単 独 で 行

っ て は な ら な い が 、 ベ ッ ド サ イ ド で の 病 状 に対 す る 簡 単 な 質 問 に 答 え る の は 、 研 修 医 が 単独 で 行 っ て 差 し 支 え な い 。

　 　 Ｂ 　 病 理 解 剖　 　 Ｃ 　 病 理 診 断 報 告

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【 参 考 】 研 修 用 シ ミ ュ レ ー タ ー 一 覧

　 ・ 産 婦 人 科 　 　 　 腹 腔 内 視 鏡 シ ミ ュ レ ー タ ー　 ・ 眼 　 科 　 　 　 　 眼 底 検 査 用 模 型 眼　 ・ 麻 酔 科 　 　 　 　 心 肺 蘇 生 訓 練 用 人 形 ( レ サ シア ン ) 、 腰 椎 穿 刺 ス キ ル ト レ ー ナ ー 、　 　 　 　 　 　 　 　 　 中 心 静 脈 カ ニ ュ ー レ ト レ ー ナー 、 気 道 管 理 ト レ ー ナ ー　 ・ 内 　 科 　 　 　 　 呼 吸 音 聴 診 シ ミ ュ レ ー タ ー　 ・ 歯 科 口 腔 外 科 　 デ ン タ ル シ ミ ュ レ ー タ ー　 ・ 救 急 科 　 　 　 　 ICLS 用 全 身 型 人 形　 ・ 全 科 共 通 　 　 　 縫 合 練 習 キ ッ ト 、 腰 椎 ・ 硬 膜外 穿 刺 シ ミ ュ レ ー タ ー 「 ル ン バ ー ル 君 Ⅱ 」 、　 　 　 　 　 　 　 　 　 マ ー ゲ ン シ ミ ュ レ ー タ ー MS-1形

平 成 ３ １ 年 ４ 月 １ 日 　

　 　 　 　 プ ロ グ ラ ム 責 任 者 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 豊 島 病 院 副 院

長 　 忠 願 寺 　 義 通

　 　 　 　 プ ロ グ ラ ム 副 責 任 者 　 　 　 　 　 　 　

　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 　 豊 島

病 院 　 内 科 部 長 　 畑 　 　 明 　 宏

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