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取扱説明書(本書) 最初に読んでください。使いかたの基本操作を説明しています。 PDF マニュアル(Web からダウンロード) 5 5リファレンス・マニュアル 本機のすべてのパラメーターについて解説しています。 5 5コマンド・リファレンス・マニュアル RS-232C / Telnet / FTP を使った制御について説明しています。 5 5ARE-3000 取扱説明書 PCアプリのマニュアルです(Windowsのみ)。 PDF マニュアルの入手方法 1. パソコンなどで下記の URL を入力します。 http://www.roland.co.jp/manuals/ I 2. 製品名「AR-3000SD」を選んでください。 AR-3000SD のシステム・プログラムを最新の状態にしてお使いください。 システム・プログラムのバージョンアップ情報は、ローランドのホームペー ジ(http://www.roland.co.jp/solution/)をご覧ください。

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取扱説明書(本書)

最初に読んでください。使いかたの基本操作を説明しています。

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55リファレンス・マニュアル本機のすべてのパラメーターについて解説しています。55コマンド・リファレンス・マニュアルRS-232C/ Telnet / FTP を使った制御について説明しています。55ARE-3000 取扱説明書PCアプリのマニュアルです(Windows のみ)。

PDF マニュアルの入手方法

1. パソコンなどで下記のURL を入力します。http://www.roland.co.jp/manuals/

I

2. 製品名「AR-3000SD」を選んでください。

AR-3000SDのシステム・プログラムを最新の状態にしてお使いください。システム・プログラムのバージョンアップ情報は、ローランドのホームページ(http://www.roland.co.jp/solution/)をご覧ください。

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本機を正しくお使いいただくために、ご使用前に「安全上のご注意」(P.3)と「使用上のご注意」(P.5)をよくお読みください。また、本機の優れた機能を十分ご理解いただくためにも、取扱説明書をよくお読みください。取扱説明書は必要なときにすぐに見ることができるよう、手元に置いてください。

©520145ローランド株式会社5本書の一部、もしくは全部を無断で複写・転載することを禁じます。

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安全上のご注意安全上のご注意

火災・感電・傷害を防止するには

このマークは、注意喚起シンボルです。取扱説明書などに、一般的な注意、警告、危険の説明が記載されていることを表しています。

このマークは、本機の内部に絶縁されていない「危険な電圧」が存在し、感電の危険があることを警告しています。

マークについて 本機に表示されているマークには、次のような意味があります。

図記号の例

取り扱いを誤った場合に、使用者が傷害を負う危険が想定される場合および物的損害のみの発生が想定される内容を表しています。

※物的損害とは、家屋・家財および家畜・ペットにかかわる拡大損害を表しています。

取り扱いを誤った場合に、使用者が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を表しています。警告

注意

注意の意味について警告と

注意: 感電防止のため、パネルやカバーをはずさないでください。本機の内部には、お客様が修理/交換できる部品はありません。修理は、お買い上げ店またはローランドお客様相談センターに依頼してください。

注意感電の恐れがあります。

キャビネットをあけないでください。

以下の指示を必ず守ってください

● は、強制(必ずすること)を表しています。具体的な強制内容は、● の中に描かれています。左図の場合は、「電源プラグをコンセントから抜くこと」を表しています。

  は、注意(危険、警告を含む)を表しています。具体的な注意内容は、  の中に描かれています。左図の場合は、「一般的な注意、警告、危険」を表しています。

  は、禁止(してはいけないこと)を表しています。具体的な禁止内容は、  の中に描かれています。左図の場合は、「分解禁止」を表しています。

警告 警告 警告完全に電源を切るときは、コンセントからプラグを抜く電源スイッチを切っても、本機は主電源から完全に遮断されてはいません。完全に電源を切る必要があるときは、本機の電源スイッチを切ったあと、コンセントからプラグを抜いてください。そのため、電源コードのプラグを差し込むコンセントは、本機にできるだけ近い、すぐ手の届くところのものを使用してください。5

Auto Off 機能について本機は、操作をやめてから一定時間経過すると自動的に電源が切れます(Auto5Off 機能)。自動的に電源が切れないようにするには、Auto5Off機能を解除してください(P.11)。

分解や改造をしない取扱説明書に書かれていないことはしないでください。故障の原因になります。

個人で修理や部品交換はしない必ずお買い上げ店またはローランドお客様相談センターに相談してください。

次のような場所で使用や保管はしない

•5温度が極端に高い場所(直射日光の当たる場所、暖房機器の近く、発熱する機器の上など)•5水気の近く(風呂場、洗面台、濡れた床など)や湿度の高い場所•5湯気や油煙が当たる場所•5塩害の恐れがある場所•5雨に濡れる場所•5ほこりや砂ぼこりの多い場所•5振動や揺れの多い場所

不安定な場所に設置しない転倒や落下によって、けがをする恐れがあります。

電源プラグは AC100V の電源コンセントに差し込む電源プラグは、必ず交流(AC)100V の電源コンセントに差し込んでください。

付属の電源コードを使用する電源コードは、必ず付属のものを使用してください。また、付属の電源コードを他の製品に使用しないでください。5

電源コードを傷つけない火災や感電の原因になります。

大音量で長時間使用しない大音量で長時間使用すると、難聴になる恐れがあります。万一、聴力低下や耳鳴りを感じたら、直ちに使用をやめて専門の医師に相談してください。5

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安全上のご注意

異物や液体を入れない、液体の入った容器を置かない本機に、異物(燃えやすいもの、硬貨、針金など)や液体(水、ジュースなど)を絶対に入れないでください。また、この機器の上に液体の入った容器(花びんなど)を置かないでください。ショートや誤動作など、故障の原因となることがあります。5

異常や故障が生じたときは電源を切る次のような場合は、直ちに電源を切って電源コードをコンセントから抜き、お買い上げ店またはローランドお客様相談センターに修理を依頼してください。

•5電源コードが破損したとき•5煙が出たり、異臭がしたりしたとき•5異物が内部に入ったり、液体がこぼれたりしたとき•5機器が(雨などで)濡れたとき•5機器に異常や故障が生じたとき

お子様がけがをしないように注意するお子様のいる場所で使用する場合やお子様が使用する場合、必ず大人のかたが、監視/指導してあげてください。

落としたり、強い衝撃を与えたりしない破損や故障の原因になります。

タコ足配線はしない発熱、発火する恐れがあります。

海外でそのまま使用しない海外で使用する場合は、お買い上げ店またはローランドお客様相談センターに相談してください。

電源コードのアースを確実に取り付ける電源コードのアースを確実に取り付けてください。感電の恐れがあります(P.10)。

注意風通しのよい場所に設置する本機は、風通しのよい、正常な通気が保たれている場所に設置して、使用してください。5

電源コードはプラグを持って抜く断線を防ぐため、電源コードを機器本体やコンセントから抜くときは、必ずプラグを持ってください。

電源プラグを定期的に掃除する電源プラグとコンセントの間にゴミやほこりがたまると、火災や感電の原因になります。5定期的に電源プラグを抜き、乾いた布でゴミやほこりを拭き取ってください。5

長時間使用しないときは電源プラグを抜く万一故障したとき、火災の原因になります。

電源コードやケーブルは煩雑にならないように配線する足に引っかけると、本機の落下や転倒などにより、けがの原因になることがあります。5

上に乗ったり、重いものを置いたりしない転倒や落下によって、けがをする恐れがあります。

5

濡れた手で電源プラグを抜き差ししない感電の原因になります。

移動するときはすべての接続をはずす本機を移動するときは、電源プラグをコンセントから抜き、外部機器との接続をはずしてください。

お手入れするときは電源プラグをコンセントから抜くコンセントから抜いておかないと感電の原因になります。

落雷の恐れがあるときは電源プラグをコンセントから抜くコンセントから抜いておかないと故障や感電の原因になります。

小さな部品はお子様の手の届かないところに置く下記の部品はお子様が誤って飲み込んだりすることのないよう手の届かないところへ保管してください。

•5付属品5ゴム足(P.10)ネジ類(P.10)カード・プロテクター(P.10)•5取りはずしが可能な部品5ネジ類(P.10)

接地端子の取り扱いに注意する接地端子ネジは、お子様が誤って飲み込んだりすることのないよう取りはずした状態で放置しないでください。再度ネジを取り付ける際は、ゆるんではずれないように確実に取り付けてください。5

注意 警告

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電源について•5本機を、インバーター制御の製品やモーターを使った電気製品(冷蔵庫、洗濯機、電子レンジ、エアコンなど)と同じコンセントに接続しないでください。電気製品の使用状況によっては、電源ノイズで本機が誤動作したり、雑音が発生したりすることがあります。電源コンセントを分けることが難しい場合は、電源ノイズ・フィルターを取り付けてください。

設置について•5本機の近くにパワー・アンプなどの大型トランスを持つ機器があると、ハム(うなり)を誘導することがあります。この場合は、本機との間隔や方向を変えてください。•5本機をテレビやラジオの近くで動作させると、テレビ画面に色ムラが出たりラジオから雑音が出たりすることがあります。この場合は、本機を遠ざけて使用してください。•5本機の近くで携帯電話などの無線機器を使用すると、着信時や発信時、通話時に本機から雑音が出ることがあります。この場合は、無線機器を本機から遠ざけるか、電源を切ってください。•5直射日光の当たる場所や発熱する機器の近く、閉め切った車内などに放置しないでください。変形、変色することがあります。•5極端に温湿度の違う場所に移動すると、内部に水滴が付く(結露する)ことがあります。そのまま使用すると故障の原因になります。数時間放置して、結露がなくなってから使用してください。•5設置条件(設置面の材質、温度など)によっては、本機のゴム足が設置した台などの表面を変色または変質させることがあります。ゴム足の下にフェルトなどの布を敷くと、安心してお使いいただけます。この場合、本機が滑って動いたりしないことを確認してからお使いください。•5本機の上に液体の入った容器などを置かないでください。また、表面に付着した液体は、速やかに乾いた柔らかい布で拭き取ってください。

お手入れについて•5通常のお手入れは、柔らかい布で乾拭きするか、固く絞った布で汚れを拭き取ってください。汚れが激しいときは、中性洗剤を含んだ布で汚れを拭き取ってから、柔らかい布で乾拭きしてください。•5変色や変形の原因となる、ベンジン、シンナー、アルコール類は使用しないでください。

修理について•5お客様が本機または付属品を分解(取扱説明書に指示がある場合を除く)、改造された場合、以後の性能について保証できなくなります。また、修理をお断りする場合もあります。•5修理を依頼されるときは、事前に記憶内容をバックアップするか、メモしておいてください。修理するときには記憶内容の保存に細心の注意を払っておりますが、メモリー部の故障などで記憶内容が復元できない場合もあります。失われた記録内容の修復に関しましては、補償も含めご容赦願います。

•5当社では、本機の補修用性能部品(製品の機能を維持するために必要な部品)を、製造打切後 6年間保有しています。この部品保有期間を修理可能の期間とさせていただきます。なお、保有期間を過ぎたあとでも、故障箇所によっては修理可能の場合がありますので、お買い上げ店、またはローランドお客様相談センターにご相談ください。

その他の注意について•5記憶した内容は、機器の故障や誤った操作などによって失われることがあります。失っても困らないように、大切な記憶内容はバックアップしておいてください。•5失われた記憶内容の修復に関しましては、補償を含めご容赦願います。•5故障の原因になりますので、ボタン、つまみ、入出力端子などに過度の力を加えないでください。•5ディスプレイを強く押したり、叩いたりしないでください。•5ケーブルを抜くときは、ショートや断線を防ぐため、プラグ部分を持って引き抜いてください。•5本機は多少発熱することがありますが、故障ではありません。•5周囲に迷惑がかからないように、音量に十分注意してください。•5輸送や引っ越しをするときは、本機を緩衝材などで十分に梱包してください。そのまま移動すると、傷、破損、故障の原因になります。•5本機が入っていた梱包箱や緩衝材を廃棄するときは、各地域のゴミの分別基準に従ってください。

外部メモリーの取り扱い•5外部メモリーを使うときは次の点に注意してください。また、外部メモリーに付属の注意事項を守ってお使いください。•5読み込み中や書き込み中には取りはずさない。•5静電気による破損を防ぐため、取り扱う前に身体に帯電している静電気を放電しておく。

知的財産権について•5第三者の著作物(音楽作品、映像作品、放送、実演、その他)の一部または全部を、権利者に無断で録音、録画、複製あるいは改変し、配布、販売、貸与、上演、放送などを行うことは法律で禁じられています。•5第三者の著作権を侵害する恐れのある用途に、本製品を使用しないでください。お客様が本製品を用いて他者の著作権を侵害しても、当社は一切責任を負いません。•5MMP(Moore5Microprocessor5Portfolio)はマイクロプロセッサーのアーキテクチャーに関する TPL(Technology5Properties5Limited)社の特許ポートフォリオです。当社は、TPL 社よりライセンスを得ています。•5ローランド株式会社は、CompactFlash ™および CFロゴ5 5のライセンシーとして認定されています。•5MPEG5Layer-3 オーディオ圧縮技術は、Fraunhofer5IIS 社と THOMSON5multimedia 社よりライセンスを得ています。

•5SD ロゴ(5 5)および SDHCロゴ(5 5)は SD-3C,5LLC の商標です。•5本製品はGPL/LGPL オープン・ソース・ライセンス適用ソフトウェアを使用しており、お客様には、これらソフトウェアの個別の使用許諾または条件に従ってソースコードを入手、改変、再配布する権利があります。本製品に使用されているオープン・ソース・ライセンス適用ソフトウェアのソースコードの入手を希望されるお客様には、当社ウェブサイトからのダウンロードにて提供しております。具体的な入手方法については、以下をご参照ください。5URL: http://www.roland.com/support/gpl/

•5© Copyright 2000-2001 /efont/ The Electronic Font Open Laboratory. All rights reserved.

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•5Roland、RDACは、日本国およびその他の国におけるローランド株式会社の登録商標または商標です。•5MIDI は社団法人音楽電子事業協会(AMEI)の登録商標です。•5文中記載の会社名および製品名は、各社の登録商標または商標です。

使用上のご注意

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安全上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 3

使用上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 5

主な特長 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 7

各部の名称とはたらき . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8フロント・パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 8リア・パネル . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 9

設置について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10ゴム足(付属品)の取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 10ラックへの設置(放熱に対するご注意) . . . . . . . . . . . . 10カード・プロテクター(付属品)の取り付け . . . . . . . . 10電源コード(付属品)の取り付け . . . . . . . . . . . . . . . . 10

電源を入れる/切る . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11電源を入れる . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11

日付と時刻を設定する . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11電源を切る . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 11

AR-3000SD の使用例、および接続例 . . . . . . . . . . . . . . 12こんな機器とともに(システム例) . . . . . . . . . . . . . . . . 12

制御入出力端子を使って . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12MIDI 端子を使って . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 12RS-232C端子、LAN端子を使って . . . . . . . . . . . 12プログラマブル・タイマー機能 . . . . . . . . . . . . . . 13

こんな接続で(接続方式) . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 13デュアル(2系統)モノ・モード . . . . . . . . . . . . . 13

こんなときは(ご使用のヒント) . . . . . . . . . . . . . . . . . 13同じフレーズを繰り返し再生するには . . . . . . . . . 13さまざまなフレーズを次々に再生するには . . . . . . 13

AR-3000SD で取り扱うカードについて . . . . . . . . . . . . 14使用できるカードの種類 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14カードに記録できるフレーズ数や時間 . . . . . . . . . . . . . 14カードのフォーマット . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 14カード取り扱い上のご注意 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15他のARシリーズとのカードの互換性について . . . . . . . 15

従来機種でフォーマットしたカードをAR-3000SDで使用する場合 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15AR-3000SDでフォーマットしたカードを従来機種で使用する場合 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 15

カードから読み込む設定情報についてのご注意 . . . . . . . 16カードに記録されている情報 . . . . . . . . . . . . . . . . 16

ディスプレイについて . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17基本画面の見かた . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17

音声フレーズ再生時の画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . 17MIDI フレーズ再生時の画面 . . . . . . . . . . . . . . . . 17パターン・フレーズ、ソング・フレーズ再生時の画面 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 17フレーズのパラメーターを一覧できる画面 . . . . . . 17

ディスプレイに関する設定 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18コントラストの調整 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 18ディスプレイを消灯させる . . . . . . . . . . . . . . . . . 18

音声の録音のしかた . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19録音の単位(フレーズとは). . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19機器の接続 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19録音操作手順 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19

録音待機状態にする . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 19音声信号の録音に必要な設定(録音設定) . . . . . . . 20録音開始/終了 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21

録音内容の確認 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 21

本機のパネル操作で再生する(マニュアル再生) . . . . . . 22出力音量を固定にする(ボリューム・スルー) . . . . . . . 22

ボリューム・スルー設定手順 . . . . . . . . . . . . . . . . 22

故障かな?と思ったら . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 23

エラー・メッセージ . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 25

カード関連 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26カード別音声録音時間表 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 26

端子について . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27制御入出力端子の仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 27RS-232C端子の仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 28

主な仕様 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 29外形寸法図 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 30

索引 . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 31

目次

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主な特長

高音質な録音/再生24bit、96kHz、リニアの高音質な録音/再生ができます。またMP3にも対応し、長時間の録音/再生もできます。さらに従来のARシリーズで作成したデータも再生できます。録音内容および設定は、すべてカードに記録するため、カードの差し替えによってスピーディーに各場面を演出できます。

メカレス音声記録方式CFカード、SDカードを用いたメカレス音声記録方式を採用。メンテナンス・フリーで、音質の劣化がなく、耐久性に優れています。

各種コントロール端子で多彩な再生方法コントロール用端子として、LAN端子、RS-232C端子、MIDI 端子、制御入力端子を装備しています。用途、場面に合わせてさまざまな再生方法の選択、システム構築ができます。

LAN 端子LAN端子を標準装備しています。TELNET による録音/再生制御、FTP によるフレーズの差し替え、WEBブラウザーによる状態監視や設定変更、時刻サーバーとの同期による時計合わせなど、さまざまな制御ができます。

プログラマブル・タイマー機能カレンダー/時計機能を搭載しています。週間スケジュールや年間スケジュールを作成し、AR-3000SDのみでプログラム再生ができます。

1 台で 2 台分の再生「デュアル(2 系統)モノ・モード」L チャンネルと Rチャンネルを独立させ、別々のモノラル音声フレーズを再生させる「デュアル(2系統)モノ・モード」を搭載。Lチャンネルと Rチャンネルで別々のフレーズを同時に再生したり、ずらして再生したりすることができます。

MIDI 端子で電子楽器の再生、映像との同期MIDI 端子を装備し、SMFの録音、再生ができます。また、MIDI 信号による録音/再生のコントロールにも対応しています。MTC、MMC信号で映像など外部機器との同期録音/再生ができます。

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1 MIC 端子音声録音時にマイクを接続します。

2 INPUT VOLUME[MIC]つまみマイクから入力される音声の音量を調節します。

3 INPUT VOLUME[LINE](REAR)つまみリア・パネルの LINE5IN 端子から入力される信号の音量を調節します。

4 PHONES 端子録音時、再生時のモニターとして、ヘッドホンを接続します。ヘッドホン音量は、[OUTPUT5VOLUME]つまみで調節します。ボリューム・スルー機能(P.22)を「ON」にして[OUTPUT5VOLUME]つまみを無効にした場合でも、ヘッドホン音量に対しては[OUTPUT5VOLUME]つまみは有効です。

5 [OUTPUT VOLUME]つまみアナログ・オーディオ出力の音量を調整します。誤操作防止のため、このつまみを無効にし、音量を固定にする、ボリューム・スルー機能(P.22)があります。

6 USB 端子USBメモリーをつなぐと、USBメモリーとCFカード、SDカードとの間で、フレーズのコピーができます。またUSBキーボード/USBテンキーを接続して、フレーズ再生の制御ができます。※5USB メモリーからの再生、USBメモリーへの録音はできません。

7 CF カード・スロットCFカードを差し込むスロットです。

8 CF カード・イジェクト・ボタン

9 SD / SDHC メモリー・カード・スロットSDカードを差し込むスロットです。

10 ディスプレイ0「基本画面の見かた」(P.17)

11 [STOP]ボタン再生や録音を停止します。

12 [PLAY / PAUSE]ボタン(PLAY / PAUSE インジケーター)再生や録音を開始させたり、一時停止させたりします。

13 [REC]ボタン(REC インジケーター)停止中に[REC]ボタンを押すと、録音待機状態になります。

14 [MENU]ボタン(MENU インジケーター)各種設定メニューに入ります。設定中はMENUインジケーターが点灯します。

15 [BACK](USER)ボタン設定メニューでは、入力位置(反転表示)を 1つ戻します。設定メニュー以外では、特定の機能をこのボタンに設定できます。

16 [ENTER]ボタン

17 [SELECT]ダイヤルフレーズの選択、各種設定の項目選択などに使用します。

18 電源インジケーター、[L]スイッチAR-3000SDの電源をオン/オフをします。電源が入るとインジケーターが点灯します。

インジケーターの点灯/点滅について

状態 PLAYインジケーター

RECインジケーター

停止 消灯 消灯再生 点灯 消灯再生ポーズ 点滅 消灯録音待機 消灯 点滅録音 点灯 点灯録音ポーズ 点滅 点滅再生待機(*1) 早く点滅 消灯録音待機(*1) 消灯 早く点滅

*1 シンク・ソースをMTCに設定している場合

各部の名称とはたらき

フロント・パネル

4 5

9

6 10 11 12 13 18

14 16

17

15

1 32 87

8

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各部の名称とはたらき

1 AC IN 端子付属の電源コードを接続します。

2 RS-232C 端子AR-3000SDとパソコンなどを接続し、AR-3000SDを制御するときに使用します。

3 MIDI 端子(OUT / THRU、IN)MIDI フレーズの録音/再生、MIDI による外部機器の制御などに使用します。MIDI5OUT/ THRU端子はMIDI アウトとMIDI スルーの機能を兼ねています。出荷時は「アウト」に設定されています。必要に応じて「スルー」に変更することができます。

4 LAN 端子パソコンやネットワーク機器と接続します。

5 制御入出力(CONTROL INPUT/OUTPUT)端子外部制御機器との接続に使用します。モノラルのアナログ・オーディオ出力もあります。

6 AES / EBU OUT 端子デジタル・オーディオを出力します。

7 BALANCED OUTPUT 端子アナログ・オーディオを出力します。パワー・アンプなどに接続します。バランス/アンバランスのいずれも接続可能です。バランス接続を推奨します。アンバランス接続のときは、コールドとグランドを接続したケーブルを使用してください。

メモ本機はバランス(XLR / TRS)タイプの端子を装備しており、次のように配線されています。接続する機器の配線をご確認のうえ、接続してください。

バランス接続時 アンバランス接続時

HOT

COLD

GNDGNDHOT

GND(SLEEVE)

GND(SLEEVE)

HOT(TIP)

HOT(TIP)

COLD(RING)

8 LINE IN 端子ライン・レベルのアナログ・オーディオを入力します。※5抵抗入りの接続ケーブルを使用すると、LINE5IN 端子に接続した機器の音量が小さくなることがあります。抵抗の入っていない接続ケーブルを使用してください。

9 アース端子本体とアース(接地)接続するときに使用します。※5設置条件によっては、本機や本機に接続した機器(マイクなど)の金属部に触れると、ピリピリとした感じがする場合があります。これは人体にまったく害のない極めて微量の帯電によるものですが、気になるかたは接地端子を使って外部のアースか大地に接地してお使いください。このとき、わずかにハム(うなり)が混じる場合があります。なお、接続方法がわからないときはローランドお客様相談センターにご相談ください。

接続してはいけないところ55 水道管(感電の原因になります)55 ガス管(爆発や引火の原因になります)55 電話線のアースや避雷針(落雷のとき危険です)

リア・パネル※5他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。

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設置について

ゴム足(付属品)の取り付けAR-3000SDをラック等にマウントしないで使用するときなど、必要に応じて取り付けてください。ゴム足の両面テープをはがし、下記の図の位置に貼り付けます。

底面

ラックへの設置(放熱に対するご注意)本機をラック等へマウントする場合は、効率のよい冷却をするため下記の点にご注意ください。55 通気性のよい場所に設置してご使用ください。55 密閉タイプのラックへのマウントは避けてください。ラック内の暖まった空気を排出できず、再び本体内に吸入することになり、効率のよい冷却ができません。55 多段マウント時は、特にラック内の排気が十分に行えるようにし、排気を再び吸入することのないようにしてください。ラック後面を解放できない場合は、暖かい空気がたまるラック後面上部に排気口、または排気ファンを設けてください。55 移動用ケース(ポータブル・ラック)等に収納し使用する場合は、ケースの前面および後面のふたをはずし、本機の前面、後面をふさがないようにしてください。

※5ラックにセットするときは、指などをはさまないように注意してください。

※5設置については、使用上のご注意の「設置について」(P.5)もあわせてお読みください。

カード・プロテクター(付属品)の取り付け

本機にカード・プロテクター(付属)を取り付けることで、誤操作によるカードの抜けを防止することができます。

1. カード・スロットにカードが確実に装着されていることを確認します。

2. 図のようにカード・プロテクターを付属のネジを使って固定します。

カード・プロテクター

電源コード(付属品)の取り付け感電を防ぐために付属の電源コードを使用し、アースを確実に取り付けてください。付属の電源コードには、感電と機器の損傷を防ぐためにアース用電極端子を加えた 3端子のプラグがついています。

接地コンセント

ターミナル付きコンセント

アース接続

または

2P-3P 変換器(付属)

電源コード(付属)

リア・パネル

2P-3P 変換器

N L

55 コンセントが接地コンセント(端子穴が 3個)の場合5そのままコンセントにプラグを差し込んでください。55 コンセントがアースターミナル付きコンセント(端子穴が 2個)の場合5プラグに 2P-3P 変換器を付け、アース接続後コンセントに差し込みます。

※5アースは必ず、電源プラグをコンセントに差し込む前に接続してください。

※5アースは必ず、電源プラグをコンセントから抜いてからはずしてください。

コンセントにアース端子がない場合は、電気工事店に接地工事を依頼してください。

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電源を入れる/切る

電源を入れる※5正しく接続したら、必ず次の手順で電源を入れてください。手順を間違えると、誤動作をしたり故障したりすることがあります。

※5本機は回路保護のため、電源をオンにしてからしばらくは動作しません。

※5電源を入れる/切るときは、音量を絞ってください。音量を絞っても電源を入れる/切るときに音がすることがありますが、故障ではありません。

以下の順番で機器に電源を入れます。すべての機器の電源が入ったら、それぞれ音量を調節してください。接続されている機器 0 AR-3000SD 0 パワー・アンプ等

1. AR-3000SDや接続しているアンプやミキサーの音量が最小になっていることを確認します。

2. フロント・パネルの[L]スイッチをオンにして、電源を入れます。

ご注意 !感電する恐れがありますので、動作中は端子に触れないようにしてください。

3. ディスプレイの表示を確認します。

※5この表示は一例で、表示内容はカードの有無やカード内のデータの状態によって変わります。

日付と時刻を設定する初めて電源を入れたときは、次の手順で内蔵時計を設定してください。

1. [MENU]ボタンを押します。MENUインジケーターが点灯します。

2. [SELECT]ダイヤルを回して「11.4 トケイ セッテイ」を選び、ダイヤルを押します。「HOUR」が選ばれています。

3. [SELECT]ダイヤルを回して、「HOUR」の値を変更します。

4. [SELECT]ダイヤルを押すと、HOUR/MIN/SEC、YEAR/MONTH/DATE の選択が進みます。[BACK]ボタンを押すと、YEAR/MONTH/DATE、HOUR/MIN/SECの選択が戻ります。[SELECT]ダイヤルで選んでいる値を変更します。

5. 日付と時刻を設定する場合は、[ENTER]ボタンを押します。[ENTER]ボタンを押さずに[MENU]ボタンを押すと確認の画面が出ます。実行する場合は[ENTER]ボタンを押します。中止する場合は[SELECT]ダイヤルを回して「いいえ」を選び、[ENTER]ボタンを押します。設定が完了すると、設定項目選択の画面に戻ります。

6. [MENU]ボタンを押します。設定を終了し、通常画面に戻ります。

メモ内蔵時計の精度について: AR-3000SDはプログラマブル・タイマー動作のために内蔵時計を持っていますが、内蔵時計はNTPタイム・サーバーとの併用を前提としています。そのためAR-3000SDを単体で使った場合の内蔵時計の時間精度は、保証いたしかねます。NTPタイム・サーバーを利用した時刻合わせについては、リファレンス・マニュアルをご覧ください。

電源を切る

1. AR-3000SD や接続しているアンプやミキサーの音量が最小になっていることを確認します。

2. 電源を入れたときと逆の順で、電源を切ります。ディスプレイおよび各インジケーターが消灯し、電源が切れたことが確認できます。※5完全に電源を切る必要があるときは、本機の電源スイッチを切ったあと、コンセントからプラグを抜いてください。5詳しくは「完全に電源を切るときは、コンセントからプラグを抜く」(P.3)をお読みください。

自動で電源を切りたくない場合は、「オート・オフ」の設定をオフにしてください本機は、カードを挿していない状態で、操作をやめてから約 8時間経過すると自動的に電源が切れます(オート・オフ機能)。5自動的に電源が切れないようにするには、オート・オフ機能を解除してください。

ご注意 !

55 電源が切れると編集中の設定は失われます。残しておきたい設定はあらかじめ保存しておいてください。55 電源をオンにするときは、電源を入れ直してください。メモ

55 カード・スロットにカードが差し込まれていると、オート・オフ機能は無効になります。55 工場出荷時は、オート・オフ機能は無効に設定されています。

オート・オフ機能を解除する1.[MENU]ボタンを押します。MENUインジケーターが点灯します。

2.[SELECT]ダイヤルを回して「11.1 オートオフ」を選び、ダイヤルを押します。

3.[SELECT]ダイヤルを回してオートオフ(OFF)を選び、ダイヤルを押します。

4.確認の画面が出ますので、実行する場合は[ENTER]ボタンを押します。中止する場合は[SELECT]ダイヤルを回して「いいえ」を選び、[ENTER]ボタンを押します。設定が完了すると、設定項目選択の画面に戻ります。

5.[MENU]ボタンを押します。設定を終了し、通常画面に戻ります。

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AR-3000SDは、1台で、または複数台で、あるいは他の機器との組み合わせにより、いろいろな場面での音声再生にご活用いただけます。ここでは、その一部をご紹介します。お客様のご利用の状況にあわせて、アレンジしてください。

AR-3000SD の使用例、および接続例

こんな機器とともに(システム例)

制御入出力端子を使って

制御入力センサーや押しボタン・スイッチなどからの制御信号により、案内や説明、注意、宣伝、効果音などを高音質で再生します。

●モーメンタリー・スイッチ

スイッチを押すと、定型アナウンスや案内、説明などを再生します。55 ミュージアムの展示説明や案内放送55 定型アナウンスを必要に応じて再生

●センサー

センサーによる自動放送55 人を関知しての案内放送55 アミューズメントなどでイベント再生による演出

制御信号オーディオ信号

AR-3000SDパワー・アンプ

制御出力フレーズの再生中や再生終了後に制御信号を出力し、外部接続機器をコントロールすることができます。

●ビジー・アウト55 フレーズ再生時のみ、パワー・アンプ等を起動(遅延時間を 5秒程度に設定)55 フレーズ再生中に、ランプを点灯

パワー・アンプ

電源ユニット

電源リレー・スイッチ

AR-3000SD

オーディオ信号5制御信号

●コントロール・アウト再生終了後、外部機器を制御

パワー・アンプ

•5 照明を消す•5 エレベーターを閉めるなど

AR-3000SD

制御信号オーディオ信号5

MIDI 端子を使って

●空間演出マスターとなるAR-3000SDのMIDI信号により、音源モジュールなどによる BGM演奏や、スレーブのAR-3000SDの SE(サウンド・エフェクト)フレーズ再生ができます。

MIDI 信号オーディオ信号

パワー・アンプ

パワー・アンプ

パワー・アンプ

音源モジュール

MIDI 分配器AR-3000SD

AR-3000SD

AR-3000SD

AR-3000SD

●音場コントロールスイッチ・ボックスからの一括MIDI 制御により、ミキサーやイコライザーのプログラム切り替えなど、音場をコントロールすることができます。

AR-3000SD(MIDI シーケンサーとして)スイッチ・ボックス

制御信号MIDI 信号オーディオ信号

パワー・アンプ

パワー・アンプ

デジタル・ミキサー&コンソール

RS-232C 端子、LAN 端子を使ってRS-232C端子、LAN端子を使って、パソコンやタッチ・パネルなどの外部制御機器から、AR-3000SDを制御することができます。

●パソコンによる AR 制御制御信号オーディオ信号

パワー・アンプ

AR-3000SD

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AR-3000SD の使用例、および接続例

●公共施設、ミュージアムの展示説明や案内

パワー・アンプ

制御インターフェース

AR-3000SD

プログラマブル・タイマー機能55 オフィスや工場などで、定時ごとのサイン放送やアナウンスの再生55 アミューズメントなどでの、定時イベントの演出放送メモAR-3000SD本体でプログラマブル・タイマーのモード設定をするときは、リファレンス・マニュアルをご覧ください。プログラマブル・タイマーのスケジュールなどを設定するときは、パソコンで編集するエディター・ソフトARE-3000 が必要です。ARE-3000 の使い方は、ARE-3000 取扱説明書をご覧ください。また、ARE-3000 を使用せずにパソコンやタブレットのWEBブラウザを使用することもできます。詳しくはコマンド・リファレンス・マニュアルをご覧ください。リファレンス・マニュアル、ARE-3000 取扱説明書、コマンド・リファレンス・マニュアルは、PDFマニュアルをWebからダウンロードしてご利用ください。URL:http://www.roland.co.jp/[ サポート ]–[ 取扱説明書 ]–[AR-3000SD]

ご注意 !プログラマブル・タイマーを動作させるためには、AR-3000SDの時刻合わせが必要です。0「日付と時刻を設定する」(P.11)

こんな接続で(接続方式)

デュアル(2 系統)モノ・モードデュアル(2系統)モノ・モードとは、Lチャンネルと Rチャンネルを独立させ、別々のモノラル音声フレーズを再生させる機能です。本機 1台で、2台分の再生ができます。Lチャンネル、Rチャンネルで別々のフレーズを同時に再生したり、別々にコントロールしたりすることができます。

パワー・アンプAR-3000SD

制御信号オーディオ信号

こんなときは(ご使用のヒント)

同じフレーズを繰り返し再生するには

フレーズ情報の設定をリピート再生にするフレーズごとにリピートさせることができます。フレーズ・コンビネーション(複数フレーズのかたまり)をリピート再生することもできます。

制御入力端子に連続してメイク信号を入力する制御入力端子をショートしつづけることにより、くり返し再生します。

メモメイク信号を入力しつづけても、くり返し再生しない設定もあります。5詳しくは、『リファレンス・マニュアル』(PDF)をご覧ください。

さまざまなフレーズを次々に再生するには

フレーズ・コンビネーションを使う登録したフレーズを連続して次々に再生します。

制御入力のダイレクト再生を使うNo.1 ~ No.16 の端子に制御信号を入力することにより、その番号に割り当てたフレーズを次々に再生します。

制御入力のカウント再生を使うSTART 端子に制御信号を入力するたびに、あらかじめ設定した順にフレーズを次々に再生します。

制御入力のバイナリー再生を使うフレーズ・ビット 0~ 9の端子、カード・ビット 0~ 1の端子にバイナリ信号を入力してフレーズを選び、START 端子に制御信号を入力するたびに選んだフレーズを次々に再生します。

プログラマブル・タイマー機能を使うあらかじめ指定した時刻に、フレーズを再生します。

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AR-3000SD で取り扱うカードについて

使用できるカードの種類AR-3000SDでは、録音した音声、およびMIDI 信号をカードに記録します。また、フレーズの設定情報やシステム設定情報なども、カードに記録し、AR-3000SD本体には記録されません。このためカードを入れ替えるだけで、AR-3000SDの設定を変更することができます。

ご注意 !

55 AR-3000SDで使用するカードは、別売のCFカード(CF-512、CF-01Gなど)、SDカード(SD-04Gなど)を必ずご使用ください。これら以外のカードでは、データの書き込み速度などの関係により、録音/再生が正常に行えない場合があります。別売のCFカード、SDカードについては、本機を購入された販売店にお問い合わせください。55 AR-3000SD本体には情報を記憶することはできませんので、必ずカードを別途ご購入ください。

メモARカード・データ・エディターARE-3000 を使用することにより、カード内の全データを、パソコンにバックアップすることができます。バックアップしたデータをカードへリストアする際は、必ずAR-3000SD本体でフォーマットしたカードをご使用ください。ARE-3000 について「各種サポート・サービスについて」(P.32)をご覧ください。

カードに記録できるフレーズ数や時間1 枚のカードには、フレーズを最大 2000個作ることができます。カードのフォーマット時に、そのカードに録音する最大フレーズ数を250/500/1000、あるいは250×2/500×2/1000× 2の中から選びます。

ご注意 !フォーマット後に最大フレーズ数を変更することはできません。最大フレーズ数を変更する場合は、再フォーマットすることになり、カードに記録された内容はすべて消去されますのでご注意ください。

メモ

55 1 枚のカードに録音できる最大時間は、カードの容量および録音設定によって変わります。記録するフレーズの長さによっては、設定した最大フレーズ数まで作成できない場合があります。詳しくは「カード別音声録音時間表」(P.26)をご覧ください。55「11.65カード設定」で、仮想カードスロットをOFFに設定した場合には、最大フレーズ数が 250/ 500/ 1000になります。仮想カードスロットをONに設定した場合には、最大フレーズ数が250×2/500×2/1000×2になります。

カードのフォーマット新しいカードをお使いになるときは、まずフォーマット(初期化)をします。フォーマットが終了したら、カードに名前(8文字まで)をつけることができます。このカード名は、録音したときに自動的にフレーズ名の最初につきます。

例)カード名:カンナイホウソウ 0 フレーズ名:カンナイホウソウ 1カード名をつけない場合、カード名は「AR-3000」となります。

フォーマット時のご注意

55 フォーマットすると、カード内のすべてのデータが消去されます。フォーマット操作をする前には十分ご注意ください。55 カードをパソコンでフォーマットしないでください。フォーマットに関するメモ

55 フォーマットに要する時間は、カードの容量で変わりますが、数秒から 10数秒程度です。55 それぞれの設定での最大録音時間については、「カード別音声録音時間表」(P.26)をご覧ください。55 記録するフレーズの長さによっては、設定した最大フレーズ数まで作成できない場合があります。55 フォーマット時の各種設定の初期値については、『リファレンス・マニュアル』(PDF)を、ご覧ください。

カード・フォーマットの手順

1. カード・スロットにカードが差し込まれていないことを確認し、電源をオンにします。

2. フォーマットするカードを、カード・スロットに挿入します。

3. [MENU]ボタンを押します。MENUインジケーターが点灯します。

4. [SELECT]ダイヤルを回して「4.1 カードフォーマット」を選び、ダイヤルを押します。

5. [SELECT]ダイヤルを回してフォーマットするカード(CF / SD)を選び、ダイヤルを押します。

6. [SELECT]ダイヤルを回してそのカードに録音する最大フレーズ数(250 / 500 / 1000、あるいは 250 ×2/500×2/1000×2)を選び、ダイヤルを押します。

7. 確認の画面が出ますので、実行する場合は、[ENTER]ボタンを押します。中止する場合は、[SELECT]ダイヤルを回して「いいえ」を選び、[ENTER]ボタンを押します。

ご注意!フォーマット中は、絶対にカードを抜かないでください。

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AR-3000SD で取り扱うカードについて

カード取り扱い上のご注意

差し込むとき55 USBメモリー/CFカード/ SDカードは、挿入方向や表裏に注意して、確実に奥まで差し込んでください。また無理な挿入はしないでください。55 CFカードは、表面を上にしてカード・スロットに差し込みます。55 SDカードは、裏面を上にしてカード・スロットに差し込みます。

抜くとき55 CFカードを抜くときは、CFカード・イジェクト・ボタンを押します。55 SDカードを抜くときは、SDカードを軽く奥に押し、指を離します。

ご注意 !

55 再生/録音/編集中は、絶対に電源を切ったり、USBメモリー/CFカード/SDカードを抜いたりしないでください。カードが破損することがあります。

他の AR シリーズとのカードの互換性について

従来機種でフォーマットしたカードをAR-3000SD で使用する場合

55 AR-3000R / 200R / 200S / 20PR / 3000/ 200/20P でお使いのCFカードは、AR-3000SDでそのまま使用できます。55 AR-3000 / 200/ 2000/ 100/ 1でお使いの PCカードは、ARE-3000 にて CFカードへコピーすることにより使用できます。また、別売のCFカード・アダプターCFA-1 を使用することで、AR-3000 で PCカードからCFカードへデータをコピーできます。

※5ARE-3000、AR-3000 以外でコピーしたカードはAR-3000SDで使用できません。

AR-3000SD でフォーマットしたカードを従来機種で使用する場合

55 AR-3000SDでフォーマットしたCFカードは、AR-3000R/200R/200S/20PR/20Pでそのまま使用できます。55 AR-3000 / 200では、ARE-3000 にて PCカードにコピーすることにより使用できます。また、別売のCFカード・アダプターCFA-1 を使用することで、AR-3000 で CFカードから PCカードへデータをコピーできます。55 AR-2000 / 100/ 1では、CFカードは使用できません。55 AR-3000SDでフォーマットした SDカードは、従来機種では使用できません。ARE-3000 にて CFカードや PCカードにコピーすることにより使用できますが、AR-3000SDで新たに追加された機能は、従来機種では使用できません。

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AR-3000SD で取り扱うカードについて

カードから読み込む設定情報についてのご注意

カードをスロットに挿入すると、カードから本体に設定情報が読み込まれます。システム設定などの情報は、システム・カードから読み込まれます。CFカード、SDカードのどちらがシステム・カードになるかは、カードの有無、仮想スロットの設定、システム・カード選択の設定で変わります。

CF SD

システム・カード

仮想スロット:オフ 仮想スロット:オン

CF:ASD:B

CF:BSD:A

CF:A/BSD:C/D

CF:C/DSD:A/B

有 有 CF:A SD:A CF:A SD:A有 無 CF:A CF:B CF:A CF:C無 有 SD:B SD:A SD:C SD:A

メモ仮想カードスロットをONに設定すると、1枚のカードをABもしくはCDスロットに 2分割にして使用できます。

システム・カードから読み込まれる設定情報55 制御入力の各設定55 MIDI 設定55 RS-232C設定55 システム設定

各カードから読み込まれる設定情報55 録音設定55 フレーズ設定55 カード編集の各設定

カードに記録されている情報AR-3000SDでは、録音した音声およびMIDI 信号をカードに記録します。また、システム設定、フレーズ設定などもカードに記録します。本体に記録されるのは一部のシステム設定(LCDのコントラスト設定など)だけです。そのためカードを入れ替えるだけで、すべての設定がそのカードに記録されている設定に切り替わります。

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ディスプレイについて

基本画面の見かた本書では、画面を使用して機能説明をしていますが、工場出荷時の設定(音色名など)と本文中の画面上の設定は一致していないことがあります。あらかじめご了承ください。

音声フレーズ再生時の画面ステレオ・フレーズを示すアイコンフレーズ番号

フレーズ名

経過時間/残り時間(停止時は、フレーズの再生時間を表示)

カードの種類

日付と時刻

録音フォーマット

サンプリング周波数

MIDI フレーズ再生時の画面MIDI フレーズを示すアイコンフレーズ番号

フレーズ名

現在再生中の小節

カードの種類

日付と時刻再生テンポ

パターン・フレーズ、ソング・フレーズ再生時の画面

パターン・フレーズ(スタンバイ時)パターン・フレーズ・モード

パターン・フレーズ(再生時)パターン・フレーズを示すアイコン

パターン・フレーズ番号

パターン・フレーズ名

経過時間/残り時間

カードの種類

日付と時刻現在再生中のフレーズ番号

ソング・フレーズソング・フレーズを示すアイコン

ソング・フレーズ番号

ソング・5フレーズ名

経過時間/残り時間

カードの種類

日付と時刻現在再生中のフレーズ番号

フレーズのパラメーターを一覧できる画面フレーズ番号

経過時間/残り時間

カードの種類日付と時刻

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ディスプレイについて

ディスプレイに関する設定ご注意 !設定中に[MENU]ボタンを押すと、設定を中止するかどうかの確認の画面が出ます。「はい」を選んで[ENTER]ボタンを押すと通常画面に戻り、それまでの設定は無効になりますのでご注意ください。

コントラストの調整ディスプレイのコントラストを調整することができます。ご使用状況にあわせて調整してください。

ディスプレイ・コントラスト調整の手順

1. [MENU]ボタンを押します。MENUインジケーターが点灯します。

2. [SELECT]ダイヤルを回して「11.3 コントラスト」を選び、ダイヤルを押します。

3. [SELECT]ダイヤルを回してコントラスト(-10 〜 +10)を設定し、ダイヤルを押します。

4. 確認の画面が出ますので、実行する場合は、[ENTER]ボタンを押します。中止する場合は[SELECT]ダイヤルを回して「いいえ」を選び、[ENTER]ボタンを押します。設定が完了すると、設定項目選択の画面に戻ります。

5. [MENU]ボタンを押します。設定を終了し、通常画面に戻ります。

ディスプレイを消灯させるフレーズ再生画面において、最後に操作したのち任意の時間が経過すると、自動的にディスプレイを消灯させることができます。消灯するまでの時間(オートオフ時間)は 30秒~ 59分59秒の間で設定します。24時間稼働のシステムなどで、長時間連続して通電する場合にディスプレイの劣化を防止することができます。ご使用状況にあわせて設定してください。

ディスプレイ消灯の手順

1. [MENU]ボタンを押します。MENUインジケーターが点灯します。

2. [SELECT]ダイヤルを回して「9.5 ディスプレイオートオフ」を選び、ダイヤルを押します。

3. [SELECT]ダイヤルを回してディスプレイオートオフ(ON)を選び、ダイヤルを押します。

4. [SELECT]ダイヤルを回してオートオフジカン(00m30s 〜 59m59s)を設定し、ダイヤルを押します。

5. 確認の画面が出ますので、実行する場合は[ENTER]ボタンを押します。中止する場合は[SELECT]ダイヤルを回して「いいえ」を選び、[ENTER]ボタンを押します。設定が完了すると、設定項目選択の画面に戻ります。

6. [MENU]ボタンを押します。設定を終了し、通常画面に戻ります。

メモ設定中[BACK]ボタンで一つ前の入力位置(反転表示)に戻ることができます。

ディスプレイの再表示ディスプレイ消灯時、6つのボタンのいずれかを押すと再表示します。

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録音の単位(フレーズとは)録音をスタートしてからストップするまでに録音された 1つのデータを、フレーズと呼びます。音声データだけでなく、MIDI データもフレーズとして扱います。各フレーズはフレーズ番号によって管理されます。

機器の接続AR-3000SDは、フロント・パネルにMIC端子(マイク入力)、リア・パネルに LINE5IN 端子(ライン入力)があります。録音する機器にあわせて接続してください。マイク入力とライン入力をミックスして録音することもできます。

OUT (ANALOG)

IN (ANALOG)

マイク ヘッドホン

フォーマット済みのカード

パワード・スピーカー(モニター用)

音声再生機器

※5他の機器と接続するときは、誤動作や故障を防ぐため、必ずすべての機器の音量を絞り、すべての機器の電源を切ってください。

メモマイクとスピーカーの位置によっては、ハウリング音(キーンという音)が出ることがあります。その場合は、以下のように対処してください。55 マイクの向きを変える55 マイクをスピーカーから遠ざける55 音量を下げる

録音/録音待機時のモニター出力についてマイク入力は、録音/録音待機時のみ音声出力端子(BALANCED5OUTPUT、PHONES)、制御端子 B(MONO5OUT)から出力され、録音状態をモニターすることができます。ライン入力は、録音/録音待機時、および再生時にも、音声出力端子(BALANCED5OUTPUT、PHONES)、制御端子 B(MONO5OUT)から出力させることができます。※5マイク入力は、再生時に音声出力端子(BALANCED5OUTPUT、PHONES)、制御端子 B(MONO5OUT)へ出力されません。

※5録音モニター時に音声出力端子(BALANCED5OUTPUT、PHONES)、制御端子 B(MONO5OUT)から出力される音声は、実際に録音した音質とは異なります。録音した音声内容の確認は、必ず録音後にフレーズを再生して行ってください。

録音操作手順ご注意 !AR-2000 フォーマットのカードには録音はできません。

録音待機状態にする

1. 機器を正しく接続し、[L]スイッチを入れます。

2. フォーマット(P.14)済みのカードをスロットに挿入します。

3. [SELECT]ダイヤルを回して、録音するフレーズ番号を選びます。カード・スロットCF/ SDを切り替えるときは、[SELECT]ダイヤルを押します。

4. [REC]ボタンを押します。録音待機状態になります。録音待機中は、RECインジケーターが点滅します。録音済みフレーズに対して再録音しようとすると、確認のメッセージが表示されます。「はい」を選び[ENTER]ボタンを押すと、フレーズに録音されていたデータは消去され、録音待機状態になります。「いいえ」を選ぶと通常表示に戻ります。

※5このとき消去されたデータは、何も録音せずに録音待機状態を解除しても、元に戻すことはできませんのでご注意ください。

※5「カード・プロテクト(書き込み禁止)」(P.26)を「ON」にすると、録音済みフレーズは保護され、録音できなくなります(カードへの書き込み、上書き、消去、編集等が禁止になります)。

メモ再録音で新たなフレーズを作成した場合、以下のフレーズ情報は消去されることなく、有効となります。55 1.15再生音量(MIDI フレーズを除く)55 1.25遅延時間55 1.45リピート再生55 1.65フェード(MIDI フレーズを除く)55 1.75コントロールアウト55 1.85MIDI 再生テンポ(MIDI フレーズのみ)55 1.95フレーズ名

音声の録音のしかた

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音声の録音のしかた

音声信号の録音に必要な設定(録音設定)接続機器、録音ソース、音質、時間、再生システムなど、ご使用の状況にあわせた録音をするために、録音設定をします。55 録音設定は、フレーズ単位で行います。1枚のカードに異なる録音設定のフレーズを混在させることができます。55 録音設定により、1枚のカードに録音できる時間が変わります。それぞれの設定での最大録音時間は、「カード別音声録音時間表」(P.26)を目安にしてください。55 サンプリング周波数は、システム設定で 32/ 44.1 / 48/ 965kHz から選びます。サンプリング周波数は、「9.65サンプリング・レート」で設定します。55 各録音設定を変更しないときは、指定したカードの一番新しい録音で設定した録音設定となります。55 カード・フォーマット時の録音設定を変更しなくてよいときは「録音レベルの調整」(P.21)に進んでください。

ご注意 !録音設定完了時は[SELECT]ダイヤルを押しても設定が確定しません。必ず[ENTER]ボタンを押してください。

カード・フォーマット時の録音設定

パラメーター 設定値録音端子選択 LINE-IN録音フォーマット WAV-16(165bit5WAV)サンプリング周波数 44.15kHz録音タイプ ステレオトリガー録音設定 OFF

録音端子選択手順どの入力端子から録音するかを設定します。接続した機器にあわせて選んでください。

設定値 入力端子LINE-IN LINE5IN 端子LINE+MIC-IN LINE5IN 端子、およびMIC端子MIDI-IN MIDI 端子(IN)

録音端子選択手順

1. 録音待機状態にします。

2. [SELECT]ダイヤルを回して「ロクオンタンシ」を選びます。

3. [SELECT]ダイヤルを押して、入力位置(反転表示)を進めます。

4. [SELECT]ダイヤルを回して録音端子(音声録音時は、LINE-IN または LINE+MIC-IN)を選び、[ENTER]ボタンを押します。引き続き、録音フォーマットの設定をする場合は、次の「録音フォーマット設定手順」の手順 2に進んでください。

録音フォーマット設定手順AR-3000SDでは、8種類の録音フォーマットを選べます。

フォーマット 説明WAV-24 245bit5WAVWAV-16 165bit5WAVMP3-320 MP353205kbps(ステレオ)MP3-192 MP351925kbps(ステレオ)MP3-128 MP351285kbps(ステレオ)MP3-160 MP351605kbps(モノラル)MP3-96 MP35965kbps(モノラル)MP3-64 MP35645kbps(モノラル)

ご注意 !システム設定で、サンプリング周波数に 96kHz を選んだ場合は、MP3での録音はできませんので、ご注意ください。

MP3 録音時のご注意MP3で録音されたフレーズはフレーズ設定、フレーズ編集で、以下の項目が設定できませんので、ご注意ください。

●フレーズ情報55 再生ポイント55 ループ再生

●フレーズ編集55 パターン・フレーズ55 ソング・フレーズ

WAV-24 録音時のご注意WAV-24(245bit5WAV)で録音されたフレーズはフレーズ編集で、以下の項目が設定できませんので、ご注意ください。

●フレーズ編集55 パターン・フレーズ55 ソング・フレーズ

録音フォーマット設定手順

1. 録音待機状態にします。

2. [SELECT]ダイヤルを回して「フォーマット」を選び、ダイヤルを押します。

3. [SELECT]ダイヤルを回してフォーマットを選び、[ENTER]ボタンを押します。※5[ENTER]ボタンの代わりに[PLAY/PAUSE]ボタンを押すと、設定を確定し録音を開始します。55 選択する録音フォーマットに応じて、そのカードに録音できる残り時間表示が変わります。

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音声の録音のしかた

55 引き続き、録音タイプの設定をする場合は、次の「録音タイプ設定手順」の 2に進んでください。

録音タイプ(ステレオ/モノラル)ステレオ録音、または、モノラル録音のどちらかを選びます。

録音タイプ設定手順

1. 録音待機状態にします。

2. [SELECT]ダイヤルを回して「ロクオンタイプ」を選び、ダイヤルを押します。

3. [SELECT]ダイヤルを回して録音タイプ(ステレオ/モノラル)を選び、[ENTER]ボタンを押します。

※5[ENTER]ボタンの代わりに[PLAY/PAUSE]ボタンを押すと、設定を確定し録音を開始します。55 選択する録音設定に応じて、そのカードに録音できる残り時間表示が変わります。55 引き続き、トリガー録音設定をする場合は、次の「トリガー録音設定」の手順 2に進んでください。

トリガー録音設定手順トリガー・レベル(録音開始音量)より大きな音声が入力されると、自動的に録音をスタートさせる方法をトリガー録音といいます。トリガー録音設定には、下記の 4種類があります。

設定値 説明OFF トリガー録音をしません。

LOW 小さい音量の音声入力で録音を開始します(-45dB)。

MID 中くらいの音量の音声入力で録音を開始します(-36dB)。

HIGH 大きい音量の音声入力で録音を開始します(-27dB)。

※5トリガー・レベルを「LOW」に設定した場合、マイク入力の録音をすると、周囲の雑音(騒音)により録音が始まってしまうことがあります。このときはトリガー・レベルをMIDまたはHIGHに変更するか、静かなところで録音するようにしてください。

※5トリガー録音の開始を待たずに録音を中止した場合は、フレーズは作成されません。

トリガー録音設定手順

1. 録音待機状態にします。

2. [SELECT]ダイヤルを回して「トリガ レベル」を選び、ダイヤルを押します。

3. [SELECT]ダイヤルを回してトリガー・レベル(OFF/ LOW / MID / HIGH)を選び、[ENTER]ボタンを押します。

録音レベルの調整接続した機器から音声を入力し、録音レベルを調節します。入力音量が大きすぎる場合、ディスプレイに下図のようなマーク「OVER」が表示されます。マークが表示しない程度に接続機器の音量を下げるか、本機の[INPUT5VOLUME]つまみを回して、録音レベルを調整してください。

録音開始/終了

1. 録音待機状態で、[PLAY/PAUSE]ボタンを押します。録音がスタートします。録音中は、RECインジケーターとPLAY/PAUSE インジケーターが点灯します。55 トリガー録音設定をしている場合は、トリガー・レベル(録音開始音量)より大きな音声の入力を待って、録音を開始します。

2. [STOP]ボタンを押します。録音が終了します。※5スロットに挿入している 2枚のカードにわたって録音することはできません。片方のカードの容量を使い切ると、自動的に録音を終了します。

制御入力端子で録音をスタート/ストップする制御入力端子を使って、録音をスタート/ストップさせることができます。設定方法については、『リファレンス・マニュアル』(PDF)をご覧ください。

録音内容の確認録音終了後、[PLAY/PAUSE]ボタンを押すとフレーズが再生されます。ディスプレイでは、そのフレーズのサンプリング周波数、録音フォーマット、録音タイプ、録音時間を確認することができます。

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本機のパネル操作で再生する(マニュアル再生)

1 2

3

5

1. 録音済みのカードを、スロットに挿入します。

2. [SELECT]ダイヤルを回して、再生するフレーズ番号を選びます。カード・スロットCF/ SDを切り替えるときは、[SELECT]ダイヤルを押してください。

3. [PLAY/PAUSE]ボタンを押します。フレーズが再生されます。フレーズ再生中は、PLAY/PAUSE インジケーターが点灯します。55 再生中に[PLAY/PAUSE]ボタンを押すと音声再生が再生ポーズ(一時停止)します。再生ポーズ中は、PLAY/PAUSE インジケーターが点滅します。[PLAY/PAUSE]ボタンを押すと、再スタートします。55[STOP]ボタンを押すと再生が終了します。55 再生中に[SELECT]ダイヤルを回すと、(フレーズを止めずに)次に再生するフレーズを選んでおくことができます。

ご注意 !

55 以下の場合は、再生ポーズ(一時停止)することができませんので、ご注意ください。55 録音フォーマットがMP3か RDAC5MODE2のフレーズ55 MIDI フレーズ55 パターン・フレーズ55 ソング・フレーズ55 デュアル・モノ・モード(オン時)

55 クロスフェード中、リピート間隔中、インターバル間隔中は再生ポーズができません。

メモRDAC(Roland5Digital5Audio5Coding)とは、AR-3000R 等で採用している録音フォーマットです。

再生位置のサーチポーズ中に[SELECT]ダイヤルを回すと、フレーズの現在位置を進めたり戻したりすることができます。変更する単位を切り替えるには、[SELECT]ダイヤルを押します(フレーム505秒505分505時505フレーム・・と変化します)。再び[PLAY/PAUSE]ボタンを押すと、フレーズがその位置から再生されます。

ディスプレイの時間表示再生中または再生ポーズ中に[ENTER]ボタンを押すことによって、ディスプレイの時間表示を「経過時間」あるいは「残り時間(REMAIN)」に切り替えることができます。経過時間表示 残り時間表示

出力音量を固定にする(ボリューム・スルー)

誤操作防止のため、[OUTPUT5VOLUME]つまみを無効にし、音量を固定にします。※5ボリューム・スルーを「ON」にした場合でも、ヘッドホン音量およびMONO5OUT(制御入出力端子)に対しては[OUTPUT5VOLUME]つまみは有効です。

設定値 説明OFF [OUTPUT5VOLUME]つまみは有効です。ON [OUTPUT5VOLUME]つまみが無効になります。

ボリューム・スルーが「ON」のときは、つまみを中点(5の位置)にしたときの音量に固定されます。

ボリューム・スルー設定手順

1. [MENU]ボタンを押します。MENUインジケーターが点灯します。

2. [SELECT]ダイヤルで「9.3 ボリュームスルー」を選び、ダイヤルを押します。

3. [SELECT]ダイヤルを回し、ボリュームスルー(OFF / ON)を選択してダイヤルを押します。

4. 確認の画面が出ますので、実行する場合は[ENTER]ボタンを押します。中止する場合は[SELECT]ダイヤルで「いいえ」を選び、[ENTER]ボタンを押します。設定が完了すると、設定項目選択の画面に戻ります。

5. [MENU]ボタンを押します。設定を終了し、通常画面に戻ります。

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故障かな?と思ったら録音について

接続した機器から録音ができない

録音端子選択(LINE-IN / LINE+MIC-IN /MIDI-IN)が正しく設定されていますか?端子に接続した機器と、録音端子選択を一致させてください。

録音がスタートしない

トリガー録音設定が LOW/MID/ HIGHのいずれかに設定されていませんか?トリガー録音は、トリガー・レベル(録音開始音量)より大きな音声が入力されると、自動的に録音をスタートさせる方法です。トリガー録音をしない場合は、設定を「OFF」にしてください。

再生について

フレーズが正しく再生されない

パソコンでカードをフォーマットしていませんか?カードは必ずARシリーズでフォーマットしてください。

フレーズが再生されない(PLAY /PAUSE インジケーターが早く点滅する)

MTC設定の「シンク・ソース」が「MTC」になっていませんか?MTCによってAR-3000SDをスレーブとして同期再生させるとき以外は、「シンク・ソース」を「インターナル」にしておいてください。

パターン・フレーズ、ソング・フレーズが思ったように再生されない

パターン・フレーズ、ソング・フレーズ作成には、CFカードからも SDカードからも構成する実フレーズを選ぶことができますが、再生時、構成されたフレーズが入ったカードが挿入されていないと、正常に再生されません。構成するフレーズが存在しない場合は、次のフレーズをサーチして再生します。作成時に登録したフレーズがカード内に存在するか、確認してください。

外部からの制御による再生時に、フレーズの再生スタートが遅れる

フレーズに「遅延時間」が設定されていませんか?本体の[PLAY/ PAUSE]ボタンで、マニュアル操作で再生させてみてください。再生スタートが遅れる場合は、遅延時間が設定されていないか、確認してください。マニュアル操作で、正しく再生される場合は、外部制御機器からの制御信号、接続等を再確認してください。

制御入力再生(ダイレクト/カウント/バイナリ)が思ったように動作しない

制御入力の種類(ダイレクト/カウント/バイナリ)を正しく選んでてください。端子に機器を接続しただけでは、制御入力再生を行うことはできません。必ず制御入力モードの設定をして、端子の接続方法と一致させてください。

ダイレクト再生でフレーズが思ったように再生できない

各端子 1~ 16へのフレーズの割り当ては、本体の設定で行います。カード・フォーマット時のデフォルト設定は、端子番号 1:A0001、端子番号 2:A0002~端子番号 16:A0016となっています。

ダイレクト再生でフレーズが鳴りっぱなしになる

フレーズの設定で、「リピート再生」が「ON」になっていないか、確認してください。

カウント再生でフレーズが思ったように再生できない

カウント再生順のフレーズ登録は、本体で設定します。カード・フォーマット時は、No.1:A0001、No.2:A0002~ No.100:A0100となっています。

デュアル・モノ再生が思ったように動作しない

システム設定の「デュアル・モノ・モード」が「オフ(ステレオ)」になっていませんか?デュアル・モノ・モード使用時は、必ず設定を「オン(デュアルモノ)」にしてください。また、デュアル・モノ・モード再生にはいろいろな条件があります。詳しい条件については、『リファレンス・マニュアル』(PDF)のデュアル・モノ・モードの説明をご覧ください。

RS-232C 端子接続が思ったように動作しない

RS-232C設定の「通信速度の設定」が正しく選ばれていますか?5RS-232C端子使用時は、ご使用の機器に合わせ適切な値を選んでください。また、RS-232C端子の機器の接続をもう一度確認してください。これまでAR-2000 をお使いでしたか?5AR-3000SDの RS-232Cの設定には、「AR-2000 互換モード」があります。詳細は『リファレンス・マニュアル』(PDF)をご覧ください。

MIDI フレーズの録音/再生について

MIDI フレーズが正常に録音できない

一部のMIDI シーケンサーでは、選曲時にMIDI 音源のセットアップ情報(パートごとの音色情報、ボリューム情報、エフェクト情報など)を出力するものがあり、選曲後にAR-3000SDの録音をスタートすると、MIDI 情報が正常に録音できないことがあります。その場合は、AR-3000SDの録音をスタートさせてから、MIDI シーケンサーの選曲と再生をするようにしてください。

MIDI データが録音できない

録音端子選択で「MIDI-IN」が選ばれていますか?MIDI データを録音する場合は、録音端子選択で「MIDI-IN」を選んでください。

MIDI フレーズの表示のテンポが 120から変わらない

AR-3000SDのイニシャル・テンポは 120のため、テンポが可変するMIDI データを録音しても、テンポ情報は記録されません。そのためMIDI フレーズ再生時に表示テンポは変わりませんが、故障ではありません。

MIDI フレーズが再生されない

MIDI 出力(アウト/スルー)は「アウト」が選ばれていますか?アウト:5 5AR-3000SDからのMIDI 情報を送出しま

す。MIDI フレーズを再生する場合や、エクスクルーシブ・メッセージを送出する場合はこちらを選びます。

スルー:5 5MIDI5IN からのMIDI 情報を、そのまま送出します。AR-3000SDからのMIDI情報は送出しません。

MIDI 受信チャンネルが「OFF」になっていませんか?MIDI 制御再生について

MIDI 制御再生でフレーズが思ったように再生できない

プログラム・チェンジ 1のノート・ナンバーへのフレーズ割り当ては、本体で設定します。カード・フォーマット時は、プログラム・チェンジ 1、C-1:A0001~5G9:A0128となっています。なお、プログラム・チェンジ 1には任意の 128個のフレーズを割り当てることができますが、これ以外のプログラム・チェンジへのフレーズ割り当て変更はできませんのでご注意ください。詳細は『リファレンス・マニュアル』(PDF)をご覧ください。

同期運転ができない

MIDI 出力(アウト/スルー)は正しく選ばれていますか?アウト:5 5AR-3000SDからのMIDI 情報を送出しま

す。MIDI フレーズを再生する場合や、エクスクルーシブ・メッセージを送出する場合はこちらを選びます。

スルー:5 5MIDI5IN からのMIDI 情報を、そのまま送出します。AR-3000SDからのMIDI情報は送出しません。

MTCの「シンク・ソース」「シンク・アウト」が正しく設定されていますか?AR-3000SDがマスターの場合あるいはスレーブの場合、状況に合わせて正しく設定してください。MTCを使っているときは、双方の機器のMTCタイプを同じに設定してありますか?MIDI デバイス IDが正しく設定されているか、確認してください。

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故障かな?と思ったら

その他

音が鳴らない

•5 AR-3000SDや接続している機器の電源を再確認してください。

•5 AR-3000SDや接続している機器の音量つまみなどが上がっているか、再確認してください。

•5 接続ケーブル類が断線していないか、再確認してください。

LINE IN 端子に接続した機器の音量が小さい

抵抗入りの接続ケーブルを使用していませんか?抵抗の入っていない接続ケーブルをご使用ください。

マイク入力端子に入力した音が音声出力端子から出力されない

マイク入力端子に入力した音は、録音/録音待機状態(録音端子:LINE+MIC-IN)のときのみ、音声出力端子から出力されます。録音/録音待機時(録音端子:LINE+MIC-IN)以外は出力させることはできませんので、ご注意ください。

LAN 機器に接続できない

•5 本機の電源、LAN機器の電源を確認する。•5 本機が LAN機器の正しいポートに接続されていることを確認する。

•5 本機のDHCPが設定されているか確認する。•5 DHCP5OFF で使用する場合は、IP5ADDRESS とSUBNETマスクが正しく設定されているか確認する。

•5 LAN機器のDHCPが設定されているか確認する。勝手に電源が切れてしまう

オート・オフの設定によっては、一定時間操作をしていないと自動的に電源が切れます。

内蔵時計がリセットされる

電源オフの状態が数日間続くと、内蔵時計の設定は初期状態に戻ります。この初期状態で電源をONにすると「時計を設定してください」のメッセージが表示されます。このメッセージが表示されたら、再度、日付と時刻を設定してください。

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エラー・メッセージ操作に誤りがあったり、操作どおりに正しく処理できなかったりしたときには、ディスプレイにエラー・メッセージが表示されます。表示されたメッセージを確認し、対処してください。

表示 原因 対応カード関連

カードが挿入されていません カード・スロットにカードが挿入されていません。 カードを挿入してください。

フォーマットが違いますフォーマットしてください

AR-3000SDで使えるフォーマットになっていません。 カードをフォーマットしてください。

カードが壊れています。フォーマットしてください

カードのデータまたはカードが壊れている可能性があります。

カードをフォーマットしてください。フォーマットができないとき、またフォーマット後もメッセージが表示されるときは、カードが壊れている可能性があります。別のカードを使用してください。

カードが一杯ですフレーズを消してください

容量に空きがないため、カードにデータを記録できません。

不要なフレーズを消去するなどして、カードの空き容量を増やしてください。

未対応のカードですカードを替えてください AR-3000SDでは使えないカードです。 AR-3000SD用のカードをお使いください。

カード プロテクトがオンのため書き込めません

カード・プロテクト設定がONになっているため、カードへの書き込みができません。 カード・プロテクト設定をOFFにしてください。

書込み禁止カードのため、カードに書き込めません

カードのライト・プロテクト・スイッチ(書き込み禁止スイッチ)がオンになっています。

SD/ SDHCメモリー・カードのライト・プロテクト・スイッチをオフにしてください。

AR-2000 カードへの変更はできません

AR-2000 フォーマットのカードのため、設定変更などの書き込みができません。

AR-3000 フォーマットへカード・コンバートするか、別のAR-3000 フォーマットのカードを使用してください。

再生関連再生できませんフレーズを調べてください

フレーズが壊れているか、AR-3000SDでは対応していないフレーズの可能性があります。 対象となるフレーズを確認してください。

対応するフレーズがありません

指定されたフレーズに対応するフレーズがありません。 存在するフレーズを選ぶか、フレーズを録音してください。

録音関連カード アクセス エラー条件を変えてください

カードへのデータの書き込み、またはカードからの読み出しが間に合いませんでした。

サンプリング周波数、録音フォーマットなどの録音条件をデータが少なくなるように変更してください。

編集選択されているフレーズには設定できません

選んだフレーズには、設定項目が対応していません。

設定できるフレーズを選び直すか、新たにフレーズを録音してください。

MIDI 関連

MIDI バッファ オーバーフロー 大量のMIDI データを短時間で受信したため、処理できませんでした。 MIDI データの送信方法を変えてください。

MIDI 出力が THRU のため送信されません

MIDI 出力がスルーになっているため、MIDIデータが送信されません。 MIDI 出力をアウトに設定してください。

アクティブセンスがありません録音を止めます MIDI のアクティブ・センスが途切れました。 送信機器の状況、またはMIDI ケーブルの接続を確認してください。

MIDI チェックサムが一致しません

MIDI 受信データのチェックサムが一致しません。 送信状況、またはMIDI データを確認してください。

その他

LAN バッファ オーバーフロー 大量のデータを短時間で受信したため、LANの受信処理ができませんでした。 データの送信方法を変えてください。

時計を設定してください 時計のバックアップが切れて、時刻が初期化された場合に表示されます。 時計設定で現在の日時に設定してください。

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カード関連

カード別音声録音時間表下記の表は、AR-3000SDフォーマットのカードにおける記録時間を示しています。※5録音時間はカード内に録音された各フレーズの組み合わせや、録音条件などによって異なります。下記の表は 1フレーズを連続で録音したときの目安の時間です。参考にしてください。

※5最新情報は、ローランドのホームページ(http://www.roland.co.jp/solution/)でご覧になれます。

CF-512

フォーマット ビット数/ ビット・レート チャンネル数

サンプリング周波数

96kHz 48kHz 44.1kHz 32kHzWAV 24 ビット ステレオ 14分 28分 30分 42分WAV 24 ビット モノラル 28分 56分 1時間 01分 1時間 24分WAV 16 ビット ステレオ 21分 42分 46分 1時間 03分WAV 16 ビット モノラル 42分 1時間 24分 1時間 32分 2時間 07分MP3 320kbps ステレオ

3時間 23分MP3 160kbps モノラル 6時間 46分MP3 192kbps ステレオ 5時間 39分MP3 96kbps モノラル 11時間 18分MP3 128kbps ステレオ 8時間 28分MP3 64kbps モノラル 16時間 57分

CF-01G

フォーマット ビット数/ ビット・レート チャンネル数

サンプリング周波数

96kHz 48kHz 44.1kHz 32kHzWAV 24 ビット ステレオ 28分 57分 1時間 02分 1時間 25分WAV 24 ビット モノラル 57分 1時間 54分 2時間 04分 2時間 51分WAV 16 ビット ステレオ 42分 1時間 25分 1時間 33分 2時間 08分WAV 16 ビット モノラル 1時間 25分 2時間 51分 3時間 06分 4時間 16分MP3 320kbps ステレオ

6時間 50分MP3 160kbps モノラル 13時間 41分MP3 192kbps ステレオ 11時間 24分MP3 96kbps モノラル 22時間 49分MP3 128kbps ステレオ 17時間 07分MP3 64kbps モノラル 34時間 14分

SD-04G

フォーマット ビット数/ ビット・レート チャンネル数

サンプリング周波数

96kHz 48kHz 44.1kHz 32kHzWAV 24 ビット ステレオ 1時間 54分 3時間 48分 4時間 09分 5時間 43分WAV 24 ビット モノラル 3時間 48分 7時間 37分 8時間 18分 11時間 26分WAV 16 ビット ステレオ 2時間 51分 5時間 43分 6時間 13分 8時間 34分WAV 16 ビット モノラル 5時間 43分 11時間 26分 12時間 27分 17時間 09分MP3 320kbps ステレオ

27時間 27分MP3 160kbps モノラル 54時間 55分MP3 192kbps ステレオ 45時間 45分MP3 96kbps モノラル 91時間 31分MP3 128kbps ステレオ 68時間 38分MP3 64kbps モノラル 137時間 17分

※5メモリー・カードのメーカーや種類によっては、本機で正しく録音や再生ができないことがあります。

※5メモリー・カードの書き込み禁止(LOCK)機能についてメモリー・カードの側面にある書き込み禁止スイッチを「LOCK」方向にスライドさせると、書き込み禁止になってメモリー・カード内のデータを保護します。5録音やデータの編集をするときは、書き込み禁止を解除してください。

※5メモリー・カードは消耗品です。メモリー・カードは恒久的な保存場所ではなく、一時的な保存場所としてお考えいただき、大切なデータは、別のメディアにバックアップされることをおすすめします。

書き込み禁止スイッチ

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制御入出力端子の仕様制御端子 A

制御端子 B

1 5

113

1425

432

制御端子 A

端子番号 ダイレクト再生 説明1 No.1

制御入力2 No.23 COM(GND)4 BUSY5OUT(+)

制御出力5 BUSY5OUT(−)

制御端子 B

端子番号

ダイレクト再生

バイナリ再生

制御端子録音

カウント再生 説明

1 No.1 フレーズ・ビット 0 INC

制御入力

2 No.2 フレーズ・ビット 13 No.3 フレーズ・ビット 2 DEC4 No.4 フレーズ・ビット 35 No.5 フレーズ・ビット 4 EXCHANGE

6 No.6 フレーズ・ビット 57 No.7 フレーズ・ビット 68 No.8 フレーズ・ビット 79 No.9 START START START10 STOP STOP REC STOP11 COM(GND)12 COM(GND)13 BUSY5OUT(+) 制御出力14 No.10 カード・ビット 0 制御入力15 CONT5OUT(+) 制御出力16 No.11 カード・ビット 1 制御入力17 BUSY5OUT(−)

制御出力18 CONT5OUT(−)19 MONO5OUT(SIG)

音声出力20 MONO5OUT(GND)21 No.12 フレーズ・ビット 8

制御入力22 No.13 フレーズ・ビット 923 No.1424 No.1525 No.16

制御入力

起動方式 無電圧メイク接点またはオープン・コレクター出力(パルス幅 20msec 以上)

接点容量 DC24V、0.1A以上入力方式 フォトカプラ方式

※5バイナリ再生時、バイナリ信号指定の入力は 50msec 以内に完了させてください。

※5制御端子AのCOMと制御端子 Bの二つのCOMは、内部で接続されていますので、どちらに接続しても動作します。1個のメイク接点で複数台のARの制御端子を接続するときなどは、各ARの片方のCOM端子どうしを接続してください。ただし、本機と他のARシリーズは混在させないでください。動作が不安定になることがあります。

※5制御入出力端子で、AR-3000SD本体の電源をON/OFFすることはできません。

制御出力

信号方式 無電圧メイク接点接点容量 DC524V、2.0A

制御出力で使用する端子

ビ ジー・アウト BUSY5OUT

コ ントロール・アウト CONT5OUT、メイク時間:1秒間

音声出力端子(MONO OUT)MONO5OUTは音声出力(モノラル、アンバランス)端子です。

規定出力レベル +4dBu出力インピーダンス 300 Ω推奨負荷インピーダンス 10k Ω以上

※5ステレオの音声フレーズとモノラルの音声フレーズでは、出力レベルが変わることがあります。

ご注意 !端子接続時、はずしたネジをなくさないようにご注意ください。ネジは小さいお子様の手の届かないところへ置いてください。万一、誤って飲み込んだときは、直ちに医師と相談してください。

端子について

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Page 28: 取扱説明書取扱説明書(本書) 最初に読んでください。使いかたの基本操作を説明しています。PDFマニュアル(Webからダウンロード)

端子について

RS-232C 端子の仕様

通信方式 調歩同期式(非同期式)全二重

通信速度 4800、9600、14400、19200、31250、38400、57600、1152005bps

パリティ なしデータ長 85bitストップビット長 15bitコード体系 ASCII

端子番号 信号名 ピン・コネクション1 NC

1 5

6 9

2 RXD3 TXD4 DTR5 GND6 DSR7 RTS8 CTS9 NC

Computer15:525:5RXD35:5TXD45:555:5GND65:575:585:595:5

AR-3000SD15:5NC25:5RXD35:5TXD45:5DTR55:5GND65:5DSR75:5RTS85:5CTS95:5NC

※5AR-3000SDの内部で結線されています(4番と 6番、および 7番と 8番)。

※5AR-3000SDが動作するには、RXD、TXD、GNDの 3本が図のように結線されることが必要です。

※5RS-232C端子制御についての関連資料『コマンド・リファレンス・マニュアル』(PDF)を、取扱説明書とは別にご用意しています。5下記のURL より PDFファイルをダウン・ロードしてください(無償)。

※5『コマンド・リファレンス・マニュアル』(PDF)には、下記のような内容が書かれています。55 セット・アップについて55 コマンドの概要、詳細、一覧表55 エラー・コードについて55 使用アルゴリズム例

ローランドのホームページ・アドレスhttp://www.roland.co.jp/solution/

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ローランド AR-3000SD:オーディオ・レコーダー

■レコーダー部

データ・タイプ

録音時ファイル・フォーマット WAVサンプリング周波数 32k、44.1k、48k、96kHzビット数 16、24ビットチャンネル数 モノラル、ステレオファイル・フォーマット MP3(MPEG-15audio5layer53)サンプリング周波数 32k、44.1k、48kHzビット・レート 128k、192k、320kbpsチャンネル数 ステレオファイル・フォーマット MP3(MPEG-15audio5layer53)サンプリング周波数 32k、44.1k、48kHzビット・レート 64k、96k、160kbpsチャンネル数 モノラルファイル・フォーマット SMF(フォーマット 0)再生時ファイル・フォーマット WAVサンプリング周波数 8k、16k、22.05k、32k、44.1k、

48k、96kHzビット数 16、24ビットチャンネル数 モノラル、ステレオファイル・フォーマット MP3(MPEG-15audio5layer53)サンプリング周波数 32k、44.1k、48kHzビット・レート 32k ~ 320kbps、またはVBR(Variable5

Bit5Rate)チャンネル数 モノラル、ステレオファイル・フォーマット RDAC(Roland5Digital5Audio5Coding)RDAC Grade(サンプリング周波数)

8k、16k、22.05k、32k、44.1k、48kHz

RDAC Mode MODE1、MODE2、MODE3、LINEAR(16ビット・リニア)、H-LINEAR(24ビット・リニア)

RDAC Type(チャンネル数)

モノラル、ステレオ

ファイル・フォーマット SMF(フォーマット 0)フレーズ数最大 4000フレーズ(1000× 2フレーズ・フォーマットのCFカードと SD/SDHCメモリー・カードの 2枚を使用した場合)記録メディアCF カード CF-512、CF-01G(別売)SD/SDHC メモリー・カード

SD-04G(別売)

最大録音時間171 時間(CF-01G、SD-04Gの 2枚使用時、MP3、64kbps、モノラル)※5録音時間は目安です。カードの仕様などにより変わることがあります。

※5録音されたファイルが複数ある場合、合計の録音時間はこれより小さくなります。

■入出力

MIC 端子:TRS 標準タイプ(バランス、アンバランス対応可)入力感度 -43dBu(アンバランス)規定入力レベル -38dBu(INPUT5VOLUME5-5MIC:8

位置、アンバランス)最大入力レベル -5dBu(アンバランス)入力インピーダンス 2k Ω推奨ソースインピーダンス 1k Ω以下LINE IN(MONO/L、R)端子:RCA ピン・タイプ(アンバランス)入力感度 -15dBu規定入力レベル 0dBu(INPUT5VOLUME5-5LINE:5位置)最大入力レベル +20dBu入力インピーダンス 20k Ω推奨ソースインピーダンス 2k Ω以下BALANCED OUTPUT(L、R)端子:XLR タイプ(バランス)、TRS 標準タイプ(バランス)規定出力レベル +10dBu(OUTPUT5VOLUME:5位置)最大出力レベル +22dBu出力インピーダンス 600 Ω推奨負荷インピーダンス 10k Ω以上MONO OUT(CONTROL INPUT/OUTPUT B 端子):25 ピン D-sub タイプ(アンバランス)規定出力レベル +4dBu最大出力レベル +16dBu出力インピーダンス 300 Ω推奨負荷インピーダンス 10k Ω以上PHONES 端子:ステレオ標準タイプ最大出力レベル 90mW+ 90mW(1kHz、40Ω負荷時、

typ.)出力インピーダンス 100 Ω推奨負荷インピーダンス 30 Ω以上AES/EBU OUT 端子:XLR タイプサンプリング周波数が 32kHz の場合は、デジタル・オーディオを出力しません。

■総合特性

残留ノイズ・レベルBALANCED OUTPUT -80dBu 以下(入力ショート時、INPUT5

VOLUME5-5MIC:0位置、INPUT5VOLUME5-5LINE:5位置、OUTPUT5VOLUME:5位置、IHF-A、typ.)

主な仕様

29

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主な仕様

■その他入出力部

CONTROL INPUT/OUTPUT A 端子

5 ピンM3ネジ端子台

CONTROL INPUT/OUTPUT B 端子

25 ピンD-sub タイプ

LAN 端子 RJ45 タイプ規格:IEEE802.3u(100BASE-TX)通信速度:100Mbps

MIDI(OUT/THRU、IN)端子RS-232C 端子 9 ピンD-sub タイプ

通信方式:調歩同期式(非同期式)全二重通信速度:4800、9600、14400、19200、31250、38400、57600、115200bpsパリティ:なしデータ長:8bitストップビット長:1bitコード体系:ASCII

USB 端子 USB5A タイプUSB51.1、USBマス・ストレージ・クラス、USB5HID クラス※5USB ハード・ディスクは使用できません。

■その他

ディスプレイ グラフィック LCD5128 × 64ドットプログラマブル・タイマー

プログラム数:50イベント×14日スケジュール:週間スケジュール、年間スケジュール時刻合わせ:NTPクライアント時計バックアップ時間:約 5日

電源 AC5100V(50/ 60Hz)消費電力 18W(AC100V)外形寸法 482(幅)×310(奥行)× 44(高さ)mm

(EIA-1Uラック・マウント可能)質量 3.3kg使用周囲温度 0 ~ +40℃付属品 取扱説明書

電源コード(2P-3P 変換器付き)ゴム足×4個カード・プロテクター×1個(ネジ 2個含む)保証書

別売品 CFカード:CF-512、CF-01GSD/SDHCメモリー・カード:SD-04G

0dBu = 0.775Vrms※5製品の仕様や外観は、改良のため予告なく変更することがあります。

外形寸法図

482

44430

281.

8

310

12.8

単位:mm

30

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索引記号[L]スイッチ5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558

AAC5IN 端子5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .559AES / EBU5OUT端子5. . . . . . . . . . . . . . . . . .559

B[BACK](USER)ボタン5. . . . . . . . . . . . . . . .558BALANCED5OUTPUT端子5. . . . . . . . . . . . . .559

CCFカード5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5515CFカード・イジェクト・ボタン5. . . . . . . . . . .558CFカード・スロット5. . . . . . . . . . . . . . . . . . .558

E[ENTER]ボタン5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558

IINPUT5VOLUME[LINE5IN]つまみ5. . . . . . . . . . . . . . . . . . .558[MIC]つまみ5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558

LLAN端子5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 559、12LINE5IN 端子 5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .559

MMENUインジケーター5. . . . . . . . . . . . . . . . . .558[MENU]ボタン5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558MIC端子5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558MIDI 端子5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 559、12

O[OUTPUT5VOLUME]つまみ5. . . . . . . . . . . .558

PPHONES 端子 5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558PLAY / PAUSE インジケーター5. . . . . . . . . . .558[PLAY/ PAUSE]ボタン5. . . . . . . . . . . . . . .558

RRECインジケーター5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558[REC]ボタン5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558RS-232C端子5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 559、12仕様5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5528

SSD/ SDHCメモリー・カード・スロット5. . .558SDカード5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5515[SELECT]ダイヤル5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558[STOP]ボタン5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558

UUSB端子5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558USBメモリー5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 558、15

かな

あアース端子5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .559

いインジケーター5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558

えエラー・メッセージ5. . . . . . . . . . . . . . . . . . .5525

おオート・オフ5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5511

かカードカードから読み込む設定情報5. . . . . . . . . .5516カードの互換性5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5515記録されている情報 5. . . . . . . . . . . . . . . .5516フォーマット5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5514

カード・プロテクター5. . . . . . . . . . . . . . . . . .5510カード別音声録音時間表5. . . . . . . . . . . . . . . .5526外形寸法図5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5530カウント再生5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5513

こご使用のヒント5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5513ゴム足 5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5510

さ再生位置のサーチ5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5522

し時刻5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5511システム・カード5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5516システム例5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5512使用例 5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5512

すステレオ5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5521

せ制御入出力端子5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . 559、12仕様5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5527

接続方式5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5513接続例 5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5512設置5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5510

たダイレクト再生5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5513

てディスプレイ5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5517コントラスト5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5518再表示5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5518時間表示5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5522消灯5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5518

デュアル・モノ・モード5. . . . . . . . . . . . . . . .5513電源コード5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5510電源インジケーター5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558電源を入れる/切る5. . . . . . . . . . . . . . . . . . .5511

とトリガー録音5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5521

はバイナリー再生5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5513

ひ日付5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5511

ふフレーズ5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5519フレーズ・コンビネーション 5. . . . . . . . . . . .5513プログラマブル・タイマー機能5. . . . . . . . . . .5513フロント・パネル5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .558

ほボリューム・スルー5. . . . . . . . . . . . . . . . . . .5522

まマニュアル再生5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5522

もモニター出力5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5519モノラル5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5521

らラックへの設置5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5510

りリア・パネル5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .559

ろ録音5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5519録音設定5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5520録音待機5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5519録音タイプ5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5521録音端子5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5520録音フォーマット5. . . . . . . . . . . . . . . . . .5520録音レベル5. . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . . .5521

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