1 売ろうかな 思わせぶりが 大迷惑 › 1806dl_pdf › dl_ma_case10...1 譲り手の心情 売ろうかな 思わせぶりが 大迷惑・・・・・・・・・・・1
一般 せつぶん草で集落の「誇りと絆」づくり - MLIT · 2017-05-29 · 京都府...
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京都府 南丹市中世木せつぶん草を守る会
せつぶん草で集落の「誇りと絆」づくり 12
一 般
部 門
社会資本の概要 手づくり郷土賞
について
大
賞
部
門
講
評
一般部門
資料集
手づくり郷土賞
について
グランプリ2016
グランプリ2016
大賞部門
講
評
一般部門
資料集
1 京都府南丹市日吉町中世木区は、京都駅から1時間半、京都府の中心部にある、海抜250mに位置する山間の集落です。東西に続く中世木区の真ん中を流れる「中世木川」は山々の水を集め、日吉ダム直下の大堰川(桂川)右岸に注いでいます。川沿いには棚田が、そして山裾にへばりつくように石柱を積んだ家々がならび、美しい日本の原風景を作っています。 日吉町中世木区では、少子高齢化により、農地を守っていく人が減り、未耕作地が年々増加しています。地域の魅力を発見し、活性化・定住化を進めることが緊急の課題です。
取組の背景、取組概要と創意・工夫2 「何も無いところや」「いいところなんかあらへん」と言われた集落で、地元の山野草愛好家が絶滅危惧種である「セツブンソウ」の群生地を発見しました。セツブンソウは豊かな自然環境の中でしか生育しない大変貴重な植物です。これは地区の財産になるに違いないと、地権者や集落の有志が「これを地域の資源にしよう」と、活動を開始しました。里山を整備し中世木川の清流を維持しながら、セツブンソウを守っています。 また、「せつぶん草まつり」と称してセツブンソウの公開も始めました。セツブンソウには、ファンが多く、祭りには、たくさんの方にお越しいただきました。京都府・京都府立植物園の支援も受け、植物園の園長や同志社大学、京都府立林業大学校の先生を招いての勉強会も開催し、住民の理解も得て、集落全体で取り組むことになりました。 参加者から寄付金や、地元のお米や黒豆・フキノトウなどの農作物を販売して得た収益の一部を運営費に充てています。集落の住民の多くがスタッフとして参加することにより、集落内の交流もより深まりました。
活動の成果や波及効果等3 中世木区はもともと景観に優れ、魅力的な地域でしたが、セツブンソウの公開によって地域の知名度もアップし、3家族のIターンがあり、脱限界集落(65歳以上が人口の50%以上)を実現しました。 また、セツブンソウが咲くような清流が流れ、空気の美味しい素晴らしい環境の地との認識が広がり、特産品の黒豆や米が、他よりも高価格で販売できるようになりました。 また、集落住民も区の魅力を再認識し、地元への誇りを取り戻しつつあります。
祭りの中で地元の特産品を販売
京都府立林業大学校の先生の地元勉強会
中世木の風景
喜びの声
中世木せつぶん草を守る会 代表 中川 輝男
受賞者
集落の全員で頂いた賞と嬉しく思っています。限界集落は非常に厳しい状況にかれています。じっとしていても誰もなにもしてくれません。集落のみんなの思いで一歩、前へ進む事ができました。中世木川の清流を守り、セツブン草の咲く里山環境を維持し、地域の絆を繋ぐことで明日の中世木を創っていきます。
コメント
せつぶん草群生地の保全、里山整備、普及啓蒙活動 など
活動内容
平成25年 同志社大学光田准教授勉強会平成26年 せつぶん草の公開開始平成27年 京都府府立植物園園長勉強会 第2回せつぶん草まつり平成28年 第3回せつぶん草まつり 京都府立林業大学校肉戸助教授 中世木せつぶん草守る会発足平成29年 第4回せつぶん草まつり
活動の経緯
JR日吉駅
南丹市役所日吉支所
大向山
高山
日吉ダム
50
19
せつぶん草郡生地
364
中世木川
念佛寺宝勝寺成就院
所在地京都府南丹市日吉町中世木
対象となる社会資本一級河川中世木川(桂川2次支流) ※管理者:京都府
活動主体及び連絡先中世木せつぶん草を守る会(0771-68-0108 南丹市集落支援員 浅田徹雄)
集落の真ん中を流れる中世木川
絶滅危惧種セツブンソウ セツブンソウの群生地 せつぶん草まつり
せつぶん草まつりを支えるスタッフ
40
京都府 南丹市中世木せつぶん草を守る会
せつぶん草で集落の「誇りと絆」づくり 12
一 般
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社会資本の概要 手づくり郷土賞
について
大
賞
部
門
講
評
一般部門
資料集
手づくり郷土賞
について
グランプリ2016
グランプリ2016
大賞部門
講
評
一般部門
資料集
1 京都府南丹市日吉町中世木区は、京都駅から1時間半、京都府の中心部にある、海抜250mに位置する山間の集落です。東西に続く中世木区の真ん中を流れる「中世木川」は山々の水を集め、日吉ダム直下の大堰川(桂川)右岸に注いでいます。川沿いには棚田が、そして山裾にへばりつくように石柱を積んだ家々がならび、美しい日本の原風景を作っています。 日吉町中世木区では、少子高齢化により、農地を守っていく人が減り、未耕作地が年々増加しています。地域の魅力を発見し、活性化・定住化を進めることが緊急の課題です。
取組の背景、取組概要と創意・工夫2 「何も無いところや」「いいところなんかあらへん」と言われた集落で、地元の山野草愛好家が絶滅危惧種である「セツブンソウ」の群生地を発見しました。セツブンソウは豊かな自然環境の中でしか生育しない大変貴重な植物です。これは地区の財産になるに違いないと、地権者や集落の有志が「これを地域の資源にしよう」と、活動を開始しました。里山を整備し中世木川の清流を維持しながら、セツブンソウを守っています。 また、「せつぶん草まつり」と称してセツブンソウの公開も始めました。セツブンソウには、ファンが多く、祭りには、たくさんの方にお越しいただきました。京都府・京都府立植物園の支援も受け、植物園の園長や同志社大学、京都府立林業大学校の先生を招いての勉強会も開催し、住民の理解も得て、集落全体で取り組むことになりました。 参加者から寄付金や、地元のお米や黒豆・フキノトウなどの農作物を販売して得た収益の一部を運営費に充てています。集落の住民の多くがスタッフとして参加することにより、集落内の交流もより深まりました。
活動の成果や波及効果等3 中世木区はもともと景観に優れ、魅力的な地域でしたが、セツブンソウの公開によって地域の知名度もアップし、3家族のIターンがあり、脱限界集落(65歳以上が人口の50%以上)を実現しました。 また、セツブンソウが咲くような清流が流れ、空気の美味しい素晴らしい環境の地との認識が広がり、特産品の黒豆や米が、他よりも高価格で販売できるようになりました。 また、集落住民も区の魅力を再認識し、地元への誇りを取り戻しつつあります。
祭りの中で地元の特産品を販売
京都府立林業大学校の先生の地元勉強会
中世木の風景
喜びの声
中世木せつぶん草を守る会 代表 中川 輝男
受賞者
集落の全員で頂いた賞と嬉しく思っています。限界集落は非常に厳しい状況にかれています。じっとしていても誰もなにもしてくれません。集落のみんなの思いで一歩、前へ進む事ができました。中世木川の清流を守り、セツブン草の咲く里山環境を維持し、地域の絆を繋ぐことで明日の中世木を創っていきます。
コメント
せつぶん草群生地の保全、里山整備、普及啓蒙活動 など
活動内容
平成25年 同志社大学光田准教授勉強会平成26年 せつぶん草の公開開始平成27年 京都府府立植物園園長勉強会 第2回せつぶん草まつり平成28年 第3回せつぶん草まつり 京都府立林業大学校肉戸助教授 中世木せつぶん草守る会発足平成29年 第4回せつぶん草まつり
活動の経緯
JR日吉駅
南丹市役所日吉支所
大向山
高山
日吉ダム
50
19
せつぶん草郡生地
364
中世木川
念佛寺宝勝寺成就院
所在地京都府南丹市日吉町中世木
対象となる社会資本一級河川中世木川(桂川2次支流) ※管理者:京都府
活動主体及び連絡先中世木せつぶん草を守る会(0771-68-0108 南丹市集落支援員 浅田徹雄)
集落の真ん中を流れる中世木川
絶滅危惧種セツブンソウ セツブンソウの群生地 せつぶん草まつり
せつぶん草まつりを支えるスタッフ
41