外観 男性トイレ 大便器ブース 多機能トイレ タイル仕上げ

虎渓山永保寺 駐車場観光トイレ

自然豊かな禅宗寺院にふさわしい趣きを持った外観。大型観光バスや一般車両の駐車場内に位置するトイレは、24時間の利用が可能である。

掃除口付大便器やボタンを押すたびに発電するエコリモコンなど、メンテナンス性に配慮した器具を選定。また、乳幼児配慮としてベビーチェアやフィッティングボードを配置した、ひろびろブースを1ヶ所設置している。

多機能トイレには、車いす使用者やオストメイト、乳幼児連れとさまざまな使用者に配慮した器具を完備している。

地元産業であるタイルで作成した、オリジナルのトイレサイン（写真上段）。内装には、モザイクタイルや織部焼きを思わせる深緑色のタイルを使用している（写真下段）。

男性トイレ 小便器コーナー 女性トイレ 洗面コーナー 改修前 平面図

汚れやすい床下の清掃性・メンテナンス性に配慮し、小便器の足元には、防汚・防臭効果のあるハイドロセラフロアPUを採用。また、小便器の間には荷物配慮としてフックを設置している。

タイル使いが印象的な空間。自動水栓には電気温水器を設置し、冬場でも快適に利用できるよう配慮している。

改修前は、紅葉で有名な観光地である当寺院の駐車場トイレは、特に秋口になると、大型観光バスの観光客で大変混雑している状況だった。

今回の改修では、器具数の確保のため既設トイレ棟に隣接して増築を実施。利便性向上を図るため、男女各トイレのスペースを整備している。

女性トイレ スタイリングコーナー 女性トイレ 大便器ブース 建築概要

＜改修の経緯＞

水まわりの特長

女性トイレには、スタイリングコーナーを新設。洗面コーナーと機能分散すること 混雑緩和 も繋げ る

男性トイレ同様、女性トイレにも乳幼児連れに配慮したひろびろブースを1ヶ所設置 ベビ やベビ シ トを配置し る

虎渓山永保寺 駐車場観光トイレ

岐阜県多治見市虎渓山町5-10-1

多治見市役所

多治見市役所

株式会社飯田建設

（増築）2019年3月

名 称

所 在 地

施 主

設 計

施 工

竣 工 年 月

＜トイレの特長＞

「虎渓山永保寺」は、1313 （正和2）年に夢窓国師により開創された禅寺。

庭園は国の名勝、現存する開山堂と観音堂は国宝という、岐阜県を代表する観光名所である。特に秋の紅葉が有名で、国内外から大型観光バスの利用などにより多くの観光客が訪れるため、駐車場のトイレは混雑を呈していた。今回、トイレの老朽化対策および器具数不足を解消することを目的に、国土交通省の補助金を活用し、改修を実施。既存トイレを増築して器具数増のスペースを確保。また地場産業のタイルを多用し、内外装とも、自然に溢れた周辺環境に溶け込む、地域色豊かなトイレに生まれ変わった。

＜改修の経緯＞

改修前は和式便器が中心だったが、高齢者や近年増加している外国人観光客に配慮して、全洋式便器化しウォシュレットを設置。小便器は、床置きから壁掛型の自動洗浄小便器を採用し、足元には防汚・防臭機能を備えたハイドロセラ・フロアを設置するなど、汚れやすい小便器まわりの清掃性が格段に向上した。洗面コーナーには、冬でも快適に利用ができるように電気温水器を設置。また、女性トイレには、身だしなみや混雑緩和を図るためスタイリングコーナーを新設。多機能トイレには、車いす使用者やオストメイト、乳幼児連れ配慮などさまざまな使用者を想定した器具を完備している。

とで混雑緩和にも繋げている。 設置。ベビーチェアやベビーシートを配置している。

2019.06 作成　無断複製・転載禁止　（Ｃ）　ＴＯＴＯ.　ＬＴＤ.　2019　All　Rights　Reserved 33003