Discover MACS® Solutions for cancer research...Tumor Dissociation Kit...
Transcript of Discover MACS® Solutions for cancer research...Tumor Dissociation Kit...
gentleMACS™ DissociatorsgentleMACS™ Dissociators
MACS 細胞培養GMPグレードを含む高品質なサイトカイングロースファクター、細胞刺激試薬を提供
MACSサンプル調製Viabilityよく単細胞懸濁液の調製が可能ヒーター搭載モデルにより完全自動化を実現
MACS 細胞分離簡便かつ迅速な細胞分離が可能1秒間に1,000万個におよぶ高速ソーティング
MACSQuant® AnalyzersMACSQuant® Analyzers
MACS 細胞解析高機能フローサイトメーターにより、細胞絶対数の測定およびマルチカラーフローサイトメトリー解析が可能
イメージング実験小動物専用のin vivo コントラスト試薬蛍光の他、CT、MRI、エコーに対応
autoMACS® Pro SeparatorautoMACS® Pro Separator
In vivo
Viscover™ & FeraTrackViscover™ & FeraTrack
MACS CytokineMACS Cytokine
がん研究のための製品群
Discover MACS® Solutionsfor cancer researchサンプル調製~細胞分離~細胞解析~培養
www. miltenyibiotec.co.jp
1
Sample Preparation: 標準化されたがん組織の分散サンプル調製を標準化されたシステムで行うことにより、 より再現性と信頼性の高い実験結果を得ることが出来ます。
信頼の自動組織分散・破砕装置
gentleMACS™ Octo Dissociator with Heaters (gM8wH)
●組織の細切と酵素反応をすべて自動化
●専用プログラムにより単細胞懸濁液の調製を標準化
●時間と労力の節約 ● 専用のチューブにより無菌操作が可能
がん組織分散キットがん組織から効率よくマイルドにがん細胞および間質細胞を調製するための専用の酵素キットをご用意しています。
MACS® Separation:用手法でも自動装置でもautoMACS® Pro Separator
●MACS Technologyに基づいた細胞に優しい分離
●最大6サンプルまでの自動連続分離
●1秒間に1,000万個におよぶ細胞処理
●再現性の高い安定した結果
マニュアル細胞分離装置 ●シンプルで簡単な実験系のセットアップ
●どんな研究室にも設置可能
●研究者自身のスケジュールで実験計画
がん細胞および間質細胞のフローサイトメトリー解析MACSQuant® Analyzer シリーズ
●超小型・高性能フローサイトメーター
●濃縮カラムを用いた高感度希少細胞解析
●最大96サンプルまでの自動化処理が可能
●Volumetric 法による細胞数の測定
●自動キャリブレーションとコンペンセーション
MACS 抗体 & Vio® Dyes
●フローサイトメトリー解析に最適化された抗体
●強い蛍光強度 ● 細胞固定後も高い安定性
MACSマイクロビーズ、カラムの特長● 粒径平均50nmの極小磁気ビーズ ● 毒性がなく、生物分解可能● 分離後はそのまま培養・細胞移植に使用可能 ● カラム内で効果的な洗浄が可能● カラムにより磁場が増強され、最小限の磁気標識で分離可能
gentleMACSTM Dissociators
がん組織の分散から細胞分離、培養、フローサイトメトリー解析、分子生物学的解析、小動物用イメージングのための試薬まで幅広く展開しております。簡便で信頼性の高い革新的なツールを是非、お試しください。
がん組織の分散 がん細胞および間質細胞の分離 培養、解析
サンプルの採取 組織分散 磁気標識 磁気分離 標識細胞の溶出 ・フローサイトメトリー解析・細胞培養・分子生物学的解析析析
特殊な構造のチューブが組織を優しく分散します。C Tube
※イメージ図
b
a
磁気標識後のT細胞
走査型電子顕微鏡写真 透過型電子顕微鏡写真a : スフェア間のスペースb : 細胞の直径
カラム
Inspiring Technologies for Creative Scientistsがん研究におけるMACS®ワークフロー
フローサイトメトリー解析ソフトウェア科学者が科学者のために作ったフローサイトメトリー解析ソフトウェア。通常の解析はもちろん、バッチ処理も簡単にできます!
スクリーニングをより簡単&スピーディーに!
MACS Marker Screen 130-110-055
フローサイトメーターで317種類のヒト細胞表面マーカーを網羅的に測定できます。そのデータをFlowlogicで処理することで、 簡単に可視化して、ハイスピードな比較解析が可能です。platelogic™
SS
C
FSC GlyA-APC
Fibroblast-FITC CD31-PE
CD
45
-PE
-Vio
® 7
70
Ep
CA
M-V
ioB
lue
Ep
CA
M-V
ioB
lue
MACS Tissue Storage Solution、競合製品2種で、4℃あるいは室温で肺組織の保存を行い、1g の組織あたりの生細胞数をカウントし、Freshなサンプルと比較した。 MACS Tissue Storage Solution で保存したサンプルは48時間後も良好な状態が維持されていた。
ヒトグリオブラストーマ組織をBrain Tumor Dissociation Kit で分散した結果、Viability よく多数の細胞 ( 回収率:5×10⁶ ~ 5×10⁷個/ 100mg tissue) を得られることが示された。
4 °C
RT
Total cell yield/g tissue
10
8
6
4
2
0Ce
ll co
un
t (1
0⁸)
/g
MACS Tissue
Storage Solution
Competitor S Competitor C Fresh
7.2
3.1
6.2
2.8
7.6
5.3
2.1
SS
C
FSC
PE
PI
Kit (Papain) Kit (Trypsin)
95% 97%
ヒト乳癌組織をTumor Dissociation Kit, human とgentleMACS Octo Dissociator with Heaters
で分散後、フローサイトメトリー解析を行った。解析には、Anti-EpCAM をヒト乳癌細胞、Anti-Fibroblast を線維芽細胞、CD31を内皮細胞、CD45を白血球、Anti-GlyA を赤血球のマーカーとして用いた。
2
Tumor Dissociation Kits
ロット間差が少なくなるよう、社内テストを重ねて精製度の高い酵素を組み合わせて調製しました。そのため、主要なエピトープの抗原性を保持したまま高い生存率を有する単細胞懸濁液を調製できます。
固形癌の分散
Tumor Dissociation Kit, h 130-095-929
gentleMACS シリーズと組み合わせて、ヒトの腫瘍組織から高い生存率で単細胞懸濁液を調製するために開発された、酵素試薬のセットです。
200 以上の細胞表面抗原に関して、酵素処理後の染色性を確認し、リストをご提供しています。
Tumor Dissociation Kit, m 130-096-730
gentleMACS シリーズと組み合わせて、マウスプライマリー腫瘍およびマウスに移植したマウス腫瘍から、迅速かつマイルドに単細胞懸濁液を調製できます。細胞表面抗原に関して、酵素処理後の染色性を確認し、リストをご提供しています。
脳腫瘍の分散
Brain Tumor Dissociation Kit (P) 130-095-942
Brain Tumor Dissociation Kit (T) 130-095-939
ヒト脳腫瘍をパパインベース (P), トリプシンベース(T)の酵素キットで1時間以内に効率よく分散できます。
*目的の抗原がパパイン、トリプシンの両方に感受性がある場合は、Tumor Dissociation Kit, h
(130-095-929) をご検討ください。
新鮮な器官および組織サンプルの最適な保存に
MACS Tissue Storage Solution 130-100-008
組織サンプル採取後そのままSolution中に保存することで、48時間まで細胞の活性化やアポトーシス誘導などが最小限に抑えられます。採取したサンプルをその場で分散処理できない場合にご利用ください。
腫瘍組織の分散に最適化された酵素カクテルとgentleMACS™ Dissociators により、 わずか1時間で主要な細胞表面エピトープを保存したまま、細胞に優しい腫瘍組織の分散が行えます。
Tumor Tissue Sample Preparation標準化されたがん組織の分散
Tumor Dissociation Kit を用いたヒト腫瘍の分散例
分散後のヒトグリオブラストーマのフローサイトメトリー解析
gM8wH と組み合わせることで…
●組織分散の全自動化で時間と労力の節約
●専用プログラムにより腫瘍組織調製手順の標準化
SmartStrainers - 細胞凝集塊や組織塊の除去に
15 mL と50 mL チューブにジャストフィットで使いやすいフィルターです。フィルターの孔径は3種類ございます。
組織細切36 sec
組織細切37 sec
gM8wH (ヒーター搭載装置)
酵素反応30 min
酵素反応30 min 全工程完全自動約1時間!
ピペッティング10 min ピペッティング10 minマニュアル(例)
組織細切30 min
酵素反応 37˚C 1 hr 酵素反応 37˚C 1 hr全工程約3時間
化
30 μm 70 μm 100 μm
※ h : human, m : mouse, r : rat
EpCAM (CD326) 陽性colon carcinoma cells をマウスに移植し、腫瘍片をTumor Dissociation
Kit, human およびgentelMACS Octo Dissociator で分散した。Mouse Cell Depletion Kit およびLS カラムでマウス由来細胞を除去し、除去前、除去後のサンプルをflow cytometer で解析した。除去後の腫瘍細胞を3日間培養した結果、ほぼ純粋なヒト腫瘍細胞が得られることが示された。
ヒト乳癌組織に11.9%存在するEpCAM+ヒト乳癌細胞をTumor Cell Isolation Kit, humanを用いてQuadroMACSおよびLSカラムにより分離した結果、 99.1% の純度で濃縮できることが示された。濃縮後のサンプルを7日間培養した後、固定し間質細胞のマーカーであるVimentin(赤色)、腫瘍細胞のマーカーとしてヒトEpCAM(緑色)に特異的な抗体を用いて免疫組織化学染色を行った。細胞核はDAPI(青色)で染色した。
GFP を導入したマウス大腸癌細胞株のCT26.WT をマウスに移植し、形成された腫瘍をTumor
Dissociation kit, mouse とgentleMACS Octo Dissociator with Heaters を用いて単細胞懸濁液に調製した。その後、Tumor Cell Isolation Kit, mouse を用いてQuadroMACS およびLS カラムにより分離した結果、 99 % の純度で濃縮できることが示された。濃縮前、濃縮後の細胞を3
日間培養した後、Anti-SMA 抗体でマウス間質系細胞を、DAPI で核を染色し、腫瘍細胞はGFP
の蛍光で検出した。
3
Tumor Cell Isolation Kit, h 130-108-339
ヒトプライマリー腫瘍検体から、リンパ球や線維芽細胞、内皮細胞といった非腫瘍細胞を除去して、ヒト腫瘍細胞を濃縮できます。 キットには、2種類のマイクロビーズカクテルが含まれており、がん種によって使用するカクテルの組み合わせが異なります。
* 一部のターゲットエピトープはトリプシンおよびパパインに耐性がないため、 腫瘍組織の分散には、Tumor Dissociation Kit, human (130-095-929)とgentleMACS
シリーズのご利用をお勧めします。
Tumor Cell Isolation Kit, m 130-110-187
マウスのプライマリー腫瘍サンプルから、リンパ球や線維芽細胞、内皮細胞といった非腫瘍細胞を除去し て、マウス腫瘍細胞を濃縮できます。
* 一部のターゲットエピトープはトリプシンおよびパパインに耐性がないため、 腫瘍組織の分散には、Tumor Dissociation Kit, mouse(130-096-730)とgentleMACS
シリーズのご利用をお勧めします。
Mouse Cell Depletion Kit 130-104-694
マウスにヒト腫瘍を移植するXenograft モデルで、マウス細胞のコンタミネーションにお困りの先生方のための、マウス由来の細胞を除去する細胞分離試薬です。 慎重に選択した抗体カクテルで、マウス血球系細胞だけでなく線維芽細胞や内皮細胞を含むマウス細胞を効率よく除去できます。ヒト腫瘍細胞は非標識で回収でき、培養や遺伝子発現解析にもそのままご利用頂けます。
* 一部のターゲットエピトープはトリプシンおよびパパインに耐性がないため、 腫瘍組織の分散には、Tumor Dissociation Kit, human (130-095-929)とgentleMACS
シリーズのご利用をお勧めします。
Tumor Cells Isolationがん細胞の濃縮
ヒト・マウスプライマリー腫瘍およびXenograft モデルサンプルから腫瘍細胞を非標識で濃縮できます。腫瘍細胞培養中にovergrowthする間質細胞を除去でき、また、次世代シーケンス等のダウンストリーム・
アプリケーションにおける感度向上とバイアス低減を実現できます。
■ テスト済みヒト腫瘍タイプ ■• colon cancer • breast cancer • pancreatic tumor
• kidney cancer • bladder cancer • hepatocellular tumor
• lung cancer • melanoma • ovarian carcinoma
• prostate cancer • sarcoma 等
■ テスト済みマウス腫瘍タイプ ■• colon carcinoma • breast cancer • hepatoma
• kidney cancer • adenocarcinoma • neuroblastoma
• squamous cell carcinoma • melanoma
• renal adenocarcinoma 等
■ テスト済みヒト腫瘍タイプ-マウスxenograftサンプル ■• colon carcinoma • lung cancer • renal cancer
• bladder cancer • glioblastoma • breast cancer
• non-small-cell lung cancer 等
分離前
64% 99%
ネガティブフラクションマウス腫瘍細胞 培養3日目
▲ ▲
Ter119 / CD45 / CD31-APC
SMA/GFP/DAPI
GF
P
分離前 培養3日目
▲ ▲
Anti-Mouse-APC
mVimentin/hCD326/DAPI
CD
32
6 (
Ep
CA
M)-
PE
ネガティブフラクションヒト腫瘍細胞
99%
ヒト腫瘍細胞の濃縮
マウス腫瘍細胞の濃縮
マウスxenograftモデルからのヒト腫瘍細胞の濃縮
分離前
12% 99%
ネガティブフラクションヒト腫瘍細胞 培養7日目
▲ ▲
FSCE
pC
AM
-Vio
Blu
e
Vimentin/EpCAM/DAPI
B16F10細胞株より形成された腫瘍をgM8wHとTumor Dissociation Kit, mで分散後、 TIL (CD45) MicroBeads,m を用いてCD45+TILs を分離した。分離後のCD45+細胞は、CD45-PE
およびLabeling Check Reagent-VioBlue で染色し、 MACSQuant Analyzerで解析した。
PepTivator WT1 添加で一晩培養した健常なヒトPBMC から、CD137+細胞を濃縮して、Feeder cells,
IL-21, IL-7, IL-15 で増殖培養を行った。その後、autologous APC(上段)、あるいはWT1 ペプチドをロードしたautologous APC(下段)と6 時間共培養し、Flow cytometry で解析した。WT1 ペプチド特異的に、IFN-γ、TNF-α を産生するCD4+T, CD8+T 細胞が観察され、この方法でヒト抗原特異的T 細胞を増殖培養できることが示された。*各プロット中の数字はCD4+,CD8+ 各fraction 内のIFN-γ
+あるいはIFN-γ+細胞の存在率を示す。
参照 S. Sabine et al. (2015) Immunology 145, 558–569
A. Pan T Cell Isolation Kit を用いて分離したT細胞をCD2, CD3, CD28 抗体をロードしたAnti-Biotin
MACSiBead Particles を用いて72時間培養しT細胞を活性化させた。刺激したサンプルでは、活性化T細胞(CD69+) が検出された。ネガティブコントロールとして、MACSiBead Particles 添加なしのサンプルを用いた。B. ヒトPBMCs よりPan T Cell Isolation Kit で分離したヒトT細胞を、T cell Activation /Expansion Kit およびIL-2で培養、増幅した時のCD4+T, CD8+T細胞の絶対数を示す。
分離前 濃縮後
CD45-PE
La
be
lin
g C
he
ck
Re
ag
en
t-V
ioB
lue
▲
3.5% 97%
Unstimulated sample Stimulated sample
▲
CD69-FITC
CD
4-P
E
A B
105
0 10 20 30
106
107
108
109
Time in culture (d)
Ce
ll n
um
be
r
CD4+ cells CD8+ cells
IFN
-γ
TN
F-α
CD4
Unloaded
APCs
WT1-loaded
APCs
CD8 CD4
0.4% 0.6% 0.1%
10.8% 17.7% 8.6%
4
Tumor Immunologyがん免疫研究に役立つ製品郡
がん免疫研究において重要となる抗原特異的な免疫応答解析を深める製品群をご用意しています。腫瘍組織に浸潤する様々な免疫細胞やそのサブセットの分離から解析、抗原特異的T細胞の再刺激実験のための
がん関連抗原まで幅広くご利用頂けます。
がん関連抗原のPepTivator
WT1, NY-ESO-1, Survivin 1, Mucin-1, MAGE A3, MAGE A4 等
腫瘍浸潤白血球およびリンパ球:TILs の濃縮腫瘍組織に浸潤している白血球およびリンパ球を機能を保持した状態で分離することが可能です。
抗原特異的T細胞の刺激MACS PepTivator®: ぺプチドプールにより、抗原特異的T細胞の効率的かつ手軽な刺激が可能です。 PepTivator は、11アミノ酸ずつoverlap する15 mer のペプチドからなり、それぞれの抗原の全シーケンスをカバーしています。このような構成のペプチドはエピトープ認識される8-15 merの連続シーケンスのほとんどをカバーし、効果的にCD4+やCD8+ T細胞を刺激することが出来ます。
腫瘍浸潤リンパ球(TILs)の培養増幅
T Cell Activation/Expansion Kit, h 130-091-441
T Cell Activation/Expansion Kit, m 130-093-627
粒形の大きいMACSiBead™ Particlesを使用することにより、効率よくTCR
を刺激して、最適な試験管内T細胞増幅アッセイを行うことが出来ます。 増幅後も、その細胞特有の機能を維持します。また、MACSiBeads はMACSiMAG™ Separator (130-092-168) で除去可能です。
その他、各種免疫細胞を分離するための試薬をご用意しております。 詳細は、弊社ホームページをご覧下さい。
タンパク質の一次構造( はアミノ酸を示す)
PepTivator
マウスメラノーマからのTILsの濃縮
ヒト抗原特異的T細胞の増殖培養
T Cell Activation/Expansion KitによるヒトT細胞の増殖培養
TILs 分離試薬例 オーダー番号
白血球 CD45 MicroBeads, h 130-045-801
TIL(CD45) MicroBeads, m 130-110-618
CD45 MicroBeads, r 130-109-682
CD4+T 細胞 CD4 MicroBeads, h 130-045-101
CD4 (L3T4) MicroBeads, m 130-049-201
CD4 MicroBeads, r 130-090-319
CD8+T 細胞 CD8 MicroBeads, h 130-045-201
CD8a (Ly-2) MicroBeads, m 130-049-401
CD8a MicroBeads, r 130-090-318
Treg 細胞 CD4+CD25+ Regulatory T Cell Isolation Kit ,h 130-091-301
CD4+CD25+ Regulatory T Cell Isolation Kit, m 130-091-041
Peptivator の構造図
※ h : human, m : mouse, r : rat
5
CSCs の分離
Anti-LGR5 MicroBeads, h 130-104-072
自社開発されたAnti-LGR5 抗体は、類似の構造を持つホモログLgr4やLgr6
は認識しないため、LGR5+細胞を特異的に分離できます。
CD133 MicroBead Kit-Tumor Tissue, h 130-100-857
造血系では、エピトープCD133/1 およびCD133/2 を共発現していますが、腫瘍組織においては共発現していない場合が多く、エプトープCD133/1
(クローン AC133) を細胞分離に使用することが重要です。 本キットにより、腫瘍組織からCD133+ 細胞を1 ステップで簡単に分離
できます。
CD44 MicroBeads, h 130-095-194
CD44 は多種類のCSCs のマーカーとして知られており、固形癌や癌細胞株より調製した単細胞懸濁液からCD44+細胞を分離できます。
CD24 MicroBead Kit, h 130-095-951
Heat-Stable Antigen (HSA) としても知られるCD24の発現に基づき、 固形癌および癌細胞株よりCD24+細胞の分離・除去が可能です。
Anti-ABCG2(CD338) MicroBeads, h 130-107-680
SP (Side Population)細胞の表現型は、ABCG2 によるRhodamine 123 およびHoechst 33342 等の蛍光色素の排出に基づいています。ABCG2 はSP細胞において高発現しており、1ステップで簡単にABCG2+細胞を濃縮できます。
造血器腫瘍細胞の濃縮
CD138 MicroBeads, h 130-051-301
Whole Blood & Bone Marrow CD138 MicroBeads, h 130-105-961
PBMCs、骨髄、leukapheresis harvests およびリンパ組織の単細胞懸濁液から、形質細胞やミエローマ細胞を濃縮できます。Whole Bloodシリーズでは、全血あるいは骨髄から直接CD138+細胞を濃縮できます。
CD30 MicroBeads, h 130-051-401
末梢血、リンパ節、扁桃腺、骨髄から、Hodgkin/Reed-Sternberg 細胞や活性化B細胞およびT細胞を濃縮できます。
Anti-ROR1 MicroBead Kit, h 130-103-929
Whole Blood Anti-ROR1 MicroBead Kit, h 130-105-751
ROR1は、慢性リンパ性白血病(CLL)およびマントル細胞リンパ腫(MCL)で過剰に発現しており、PBMCからROR1+細胞を分離できます。 Whole Blood シリーズでは、全血から直接ROR1+細胞の分離が可能です。
Cell Separation and AnalysisCSCsおよび造血器腫瘍細胞の分離
癌幹細胞:CSCs および造血器腫瘍の研究に最適化された製品・ツールをご利用ください。
Point機能や活性を保持したままの生細胞を得るために、細胞表面マーカーの発現に基づきCSCs をviability よく分離する。
Tumor type Cell surface marker
Breast cancer EpCAM (ESA)+/CD44+/CD24–/Lineage–
Ovarian cancer CD133+, CD44+/CD117+, CD24+
Glioblastoma CD133+, CD15+
Medulloblastoma CD133+, CD15+
Small cell and non-small cell lung cancer
CD133+
Hepatocellular carcinoma ABCB5+, CD45–/CD90+
Prostate cancer CD44+/CD133+
Colon cancer CD133+, CD44+, CD26+, Lgr5+
Melanoma CD20+, CD271+, ABCB5+, CD133+
Pancreas adenocarcinoma CD44+/CD24+/EpCAM (ESA)+
Head and neck squamous cell carcinoma (HNSCC)
CD44+
Endometrial tumors CD133+
Bladder cancer CD144+/ CK5+/ CD20–
各種腫瘍におけるCSCsの表面マーカー
ヒト大腸がん細胞株からCSCsの分離例
ヒト乳がんからCSCsの分離例
LG
R
-PE
分離前ポジティブフラクションCD44low-negLGR5+細胞 ネガティブフラクション
CD-APC
▲
ヒト大腸carcinoma 細胞株(LoVo) から、Anti-LGR5 Microbeadsで分離を行った。 その結果、サンプル中に30-40% 存在するLgr5+CD44low-neg が、95% まで濃縮されていることを確認できた。
CD
44
-AP
C
分離前 ネガティブフラクション
CD24-FITC
▲ポジティブフラクション
CD24- CD45- CD44+細胞
乳癌患者から採取した腫瘍組織をgentleMACSを用いて分散後、CD24 MicroBead Kit およびCD45 MicroBeadsでCD24+CD45+細胞をディプリーションし、CD44 MicroBeads でポジティブセレクションした。その結果、分離前は5%の存在率であったCD24-CD45-CD44+CSCsを94%の純度で濃縮できることが示された。参照 O. Hardt et al. (2011) Cancer Res. 71 (8 Supplement): 3329.
6
CTCs/DTCs の濃縮・検出
上皮性腫瘍細胞の濃縮
CD326 (EpCAM) MicroBeads, h 130-061-101
CD326 (EpCAM) MicroBeads, m 130-105-958
Whole Blood CD326 (EpCAM) MicroBeads, h (2 mL)130-109-827 (5 x 2 mL) 130-109-828
上皮性がん細胞や上皮性細胞において広く発現しており、がん患者の末梢血、骨髄、リンパ組織、漿液性滲出液からEpCAM+上皮性腫瘍細胞を濃縮できます。Whole Bloodシリーズでは、全血から直接EpCAM+細胞を濃縮できるため、密度勾配遠心分離や溶血などのサンプル調製は不要です。
乳がん由来の腫瘍細胞の濃縮
Anti-ErbB-2 MicroBeads, h 130-090-482
ErbB-2 (HER-2) は、乳がん患者の25~ 30%において過剰発現しており、 血液、leukapheresis harvests、骨髄からErbB-2+播種性腫瘍細胞を濃縮できます。
白血球の除去による上皮性腫瘍細胞の濃縮
CD45 MicroBeads, h 130-045-801
CD45 MicroBeads, m 130-052-301
CD45 MicroBeads, r 130-109-682
白血球をディプリーションすることで、がん患者の末梢血、骨髄、 リンパ節から上皮性腫瘍細胞を濃縮できます。
メラノーマ細胞の濃縮
Anti-Melanoma (MCSP) MicroBeads, h 130-090-452
I-IV期のメラノーマ患者の血液やリンパ組織から、メラノーマ細胞を濃縮できます。
上皮性腫瘍細胞の濃縮
Carcinoma Cell エンリッチメントキット, h 130-060-101
Cytokeratin7/8発現細胞のポジティブセレクションにより、末梢血、骨髄、リンパ組織から播種性上皮性腫瘍細胞を 10,000倍以上に濃縮できます。
CTCs/DTCsを濃縮後、サイトケラチン抗体を用いてカラム内で染色を行い、鏡検するための各種エンリッチメント・検出キットもございます。
MACSPlex Exosome Kit, h 130-108-813
フローサイトメーターを用いて、免疫・癌関連のエクソソーム表面マーカー 37種類を一度に解析できます。少量(120 μL)の臨床サンプル:血清、腹水、尿、細胞培養上清からエクソソームを検出できます。
MACSQuant Analyzer によるCTCs の検出フローサイトメトリー解析に先行して、CTCs を濃縮することにより、 サンプル取り込み時間の大幅な短縮を可能にし、希少細胞サンプルの
解析を容易にします。
循環腫瘍細胞:CTCsおよび播種性腫瘍細胞:DTCs の濃縮および検出のための革新的な製品・ツールをご利用ください。
CD326+乳がん細胞株のSK-BR3を全血にスパイク後、Whole Blood CD326 (EpCAM)
MicroBeadsで磁気標識し、autoMACS Proを用いてCD326+細胞を濃縮した。 回収率:約65%
血液にスパイクした癌細胞の濃縮例
MACS Separatorによる濃縮~検出の流れ
磁気標識 磁気分離 固定 膜透過・染色
▲ ▲ ▲
▲◆ 濃縮: 最大10,000 倍◆ 回収率: >60%
◆ 感度: 10-7
Anti-Cytokeratin 抗体 染色例
Cell Separation and AnalysisCTCs/DTCs の濃縮および検出
Point細胞内部のサイトケラチンもしくは細胞表面マーカーの発現に基づき癌細胞を濃縮することで、1/107
個の希少なCTCs/DTCs を検出する。
1, 10, 100個のSK-BR3細胞を1×108個の白血球にスパイクした。その後、CD326
MicroBeadsによる磁気標識を行い、CD326+細胞を濃縮し、フローサイトメトリー解析を行った。未濃縮の場合 → 検出不可能濃縮した場合 → +/- 10% の精度で検出可能
希少細胞の検出感度を高めるためのCTCsの濃縮・検出
分離前 濃縮後
CD326(EpCAM)-FITC
CD
45
-Vio
Blu
e ▲
※ h : human, m : mouse, r : rat
Cell Culture for Cancer Researchがん研究者のための細胞培養関連製品
IL-4IL-5IL-10IL-13
Tumor antigen
Circulating tumor cell
Dendritic cell
B cell
IL-4IL-10IL-13TGF-β
iNKT cell
CD8+ T cellCTL
MDSC
IL-10TGF-β
Macrophage
IL-6
IFN-γ
IFN-γ
IL-10
Treg cell
MDSC
IL-10TGF-β
Macrophage
Differentiation
Inhibition
TGF-βIL-10
Monocyte
NK cell
CSC
Monocyte
TH2 cell
201610dE300
特別な明示が無い限り、Miltenyi Biotec 製品とサービスは研究目的にのみ提供され、治療・診断・検査に用いることは出来ません。
MACS、MACSQuant、 autoMACS、PepTivator、Vioは、Miltenyi Biotec GmbHの登録商標です。 また、gentleMACS、MACSiMAG は Miltenyi Biotec GmbH、FlowlogicはTechnologies Inivaiの商標です。
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NEX永代ビル5F
MACS® サイトカイン・グロースファクターヒト、マウス、ラットのケモカインや神経因子等、500以上の製品を取り揃えています。Carrier-free、あるいは植物由来成分をStabilizerとして採用しているため、動物由来成分の培養系への混入を避けることが出来ます*1。
Research grade : 基礎研究分野の培養試験に最適な標準品質と低価格を実現
Premium grade : より高い品質、厳密で優れた生物活性を兼ね備えた、 再現性の高い試験に最適なグレード
GMP grade : ex vivo 細胞プロセシングに最適
in vitro におけるT細胞の増幅や活性化に必要なIL-2をはじめ、NK細胞の活性化に用いられるIL-12, IL-15, IL-18 等を取り扱っております。また、miRNAによる肝がん幹細胞の阻害実験にEGF, FGF-2, LIFを用いられる等、幅広くご利用いただいています。
ミルテニーバイオテク社では、がん研究のためのクオリティーの高い培養試験に有用な製品を提供しています。 各種免疫系細胞を刺激・増殖させるための抗体やサイトカインに加え、専用の培地もご用意しています。最適化された製造過程と高い製造水準が、安定した品質と優れたコストパフォーマンスを実現します。
TexMACS – T細胞専用メディウムTexMACS Medium, research grade 130-097-196
●ヒトT細胞およびTreg細胞(制御性T細胞)のための専用培地
●精製HSA(ヒト血清アルブミン)を含み、
RPMI1640 + 10%FCSよりも高いT細胞の増殖を実現
●GMPグレード製品、PR (phenol red) 不含製品も展開
●マウスT細胞の培養においても良好な増殖を確認済み
NeuroBrew-21 & Neuro Medium
MACS ® Neuro Medium 130-093-570
MACS® NeuroBrew-21 (x50) 130-093-566
MACS® NeuroBrew-21 Vitamin A不含 (x50) 130-097-263
●ヒト・マウス・ラットの神経系細胞の培養に最適化された培地とサプリメント
● B27に基づき組成が最適化されたサプリメント:MACS NeuroBrew-21
●ロット間差がなく再現性の高い培養
●神経系細胞由来のがん細胞の培養あるいはtumorsphere の形成に使用
ヒトグリオブラストーマをマウスに移植後、形成されたPDX脳腫瘍に混在するマウス細胞をMouse
Cell Depletion Kit で除去後にCD133+ 細胞を濃縮した。濃縮後のCD133+細胞をNeuroBrew-21を添加したNeuro Mediumを用いて培養し、3継代後の明視野を示す。
データ提供:Jeremy Rich Lab, Cleveland Clinic, USA
*1: 一部製品を除きます。
MACS®サイトカイン・グ・グ・グ・・
最適化された製造過程と