CT Dual Source CT X SOMATOM Drive SIEMENS
Transcript of CT Dual Source CT X SOMATOM Drive SIEMENS
CT検査とは
CT検査(Computed Tomography:コンピュータ断層写真)は、X線を使って身体の断面を撮影する検査です。短時間に広範囲の撮影をすることができ、体内の様々な病巣を発見することが可能です。
SOMATOM X.cite
SOMATOM Drive
当院のCT装置
当院では2台のSIEMENS社製のCT装置が稼働しています。どちらの装置も「高画質」と「低被ばく」の両方を実現しており、最先端のテクノロジーを全ての患者様に提供することが可能です。
Dual Source CT
JA三重厚⽣連 松阪中央総合病院
次世代型
⽇頃より当院放射線科に対しご理解、ご協⼒ありがとうございます。当院は、松阪・南勢地区初となる2管球CTを導⼊しました。CT装
置の中でも臨床機として最⾼レベルであり、2つのX線管を使⽤するDSCTテクノロジーで、患者様の負担が少なく診断精度の⾼いCT検査を提供し、⼀般検査から特殊検査まで対応します。
SOMATOM Drive
"Drive precision for all" - DSCT のベネフィットを全ての患者様へ
SI EMENS
High pitch “double” spiral
<放射線検査予約>
0598-21-8417(直通)
“ Dual ” power
“ Dual ” energy
従来⽐3倍 MAX 45cm/sec 超⾼速撮影
造影剤量低減や⾻挫傷検出、物質弁別
体格に左右されない安定した⾼画質
AI機能搭載3Dカメラ
2つのX線管を使⽤した
リアル ⼆⼑流 CT2021年10⽉稼働
SOMATOM X.citeにはAI(人工知能)技術を用いた「myExam companion」という機能が搭載されており、患者様ひとりひとりの状況に合わせた画像を提供することができます。
SOMATOM Driveは2つのX線管球を搭載した次世代型のCT装置です。従来のCT装置よりも高速な撮影を行うことができ、動きやブレのない画像を提供することができます。また、エネルギーの異なる2種類のX線を用いることで従来では得られなかった機能画像を提供できます。
CT装置で撮影した薄い輪切り画像を重ねることで立体的な画像(3D画像)を構築することもできます。
CT検査のながれ
撮影部位に入る金属類は外します。場合によっては着替えていただきます。1
寝台に仰向けで寝ていただき、胸やお腹などを撮影する場合は両手を挙上したまま検査を行います。2
3 寝台が自動で動き、トンネル状の装置の中に入ります。
4
5
撮影を行います。胸やお腹を含むの撮影の場合は、息をとめる合図がかかります。
造影CT検査の場合は途中で造影剤の注射をし、再び撮影を行います。
6 撮影が終わるとスタッフが寝台を下げ、検査終了となります。
CT検査の種類
CT検査には、大きく分けて2種類の検査があります。
・単純CT検査:造影剤を使用しないで撮影を行います。5〜15分程度で終了します。
・造影CT検査:造影剤を使用して撮影を行います。15〜30分程度で終了します。※ダイナミックCT、CTA(CT Angiography)は造影CT検査の1種です。
造影剤について
CT検査では、造影剤という薬を使用して検査を行うことがあります。造影剤を使用することで血管や血流情報がよりわかりやすくなります。
・造影剤を注入する際、体が熱くなることがありますが、一時的なものですので心配いりません。
・造影剤を使用すると稀に発疹やかゆみなどアレルギー様の副作用が出ることがあります。副作用は造影検査当日中に出るものがほとんどです。帰宅後に症状が出た場合は当院に連絡してください。
・以下の方は副作用が出やすい可能性があります。事前にお申し出ください。
造影剤使用に注意が必要な方
・以前に造影剤の副作用があった方
・喘息の既往歴がある方
・糖尿病薬を服用中の方
・腎機能の悪い方
・アレルギー体質の方
・甲状腺機能亢進症の方
検査前の食事について
・単純CT検査を受けられる方→お腹の撮影が含まれる場合は検査4時間前より絶食してください。お水やお茶等の水分摂取は可能です。
・造影CT検査を受けられる方→撮影部位に関係なく検査4時間前より絶食してください。お水やお茶等の水分摂取は可能です。
・心臓CT検査を受けられる方→検査4時間前より絶食してください。前日の正午よりカフェインの摂取を控えてください。※カフェイン制限ができていないと中止になることがあります。水分摂取はお水のみ可能です。
被ばくについて
CT検査は放射線を用いて行いますので多少の被ばくが生じます。不要な検査を繰り返すことはよくありませんが、医師が必要と判断した場合には検査を行い、病気の発見や治療効果を確認することが大切です。
CT検査の被ばく量は通常のレントゲン撮影と比べると大きい値となります。しかし、この値は身体症状が生じる値より遥かに少ないのでご安心ください。
当院で稼働している2台のSIEMENS社CTには「Tin filter Technology」と呼ばれる最先端の技術が搭載されており、被ばく線量を大幅に低減することができます。
Tin filter TechnologyはX線をTin(スズ)に透過させることにより画像に寄与しない無駄な放射線をカットしますこの技術により肺がん検診CTではレントゲン撮影に近い線量で撮影可能です。
Tin filter Technologyとは?
レントゲン撮影と同等の線量でCT撮影
(画像はSIEMENS社のHPから引用)