CORELDRAW(7J)はじめに...

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コンピュータグラフィックス COREL DRAW(7J) 1997,12,4 東 京 パ ックス有 限 会 社 南中野パソコン教室

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コンピュータグラフィックス

COREL DRAW(7J)

1997,12,4

東 京 パ ックス有 限 会 社

南 中 野 パ ソ コ ン 教 室

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はじめに

COREL DRAW(コーレル・ドロー)は、カナダのCOREL社のドローイングソ

フトです。

ドローイングソフトとは、画像を曲線の集まりで表し描画するソフトウェアです。

曲線で描画した画像は、拡大、縮小しても画像の劣化が起こらず、記録する記憶容量も

少なくて済む特徴があります。

WINDOWS3.1版のCOREL DRAW(5J)は、優しい操作性と豊富な機能

をもつ優れたドローイングソフトですが、この7J版では、WINDOWS95に対応し、

更に使いやすくなりました。

本テキストでは、このCOREL DRAW(7J)(以下「DRAW7」といいま

す。)の基礎的な使い方を中心に学習します。

なお、DRAW7は、WINDOWS95用のソフトですのでWINDOWS95、特

にマウスの基本操作(クリック、ダブルクリック、ドラッグ、右クリック)を理解してい

ることが前提となっています。

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目 次

…………………………………………………………………………………………………………Ⅰ 基本操作 1

…………………………………………………………………………………………………………………1.起動 1

…………………………………………………………………………………2.ウインドウの各部の名称 2

……………………………………………………………………………………………3.ページレイアウト 3

……………………………………………………………………………………………4.画像のインポート 3

…………………………………………………………………………………………………………………5.印刷 3

…………………………………………………………………………………………………………………6.保存 4

…………………………………………………………………………………………………………………7.終了 4

……………………………………………………………………………………………………[練習問題 Ⅰ] 5

……………………………………………………………………………………………………Ⅱ 基本的な描画 6

…………………………………………………………………………1.ツールの使い方とオブジェクト 6

………………………………………………………………………………………………2.長方形・正方形 6

…………………………………………………………………………………………………………3.だ円・円 7

………………………………………………………………………………………………………4.直線・曲線 8

………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅱ-1] 11

………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅱ-2] 11

………………………………………………………Ⅲ オブジェクトの表示、移動、コピー、削除 13

……………………………………………………………………1.オブジェクトの表示、拡大・縮小 13

………………………………………………………………………………………2.オブジェクトの選択 13

………………………………………………………………………………………………………………3.移動 14

………………………………………………………………………………………………4.複製(コピー) 14

………………………………………………………………………………………………………5.クローン 15

………………………………………………………………………………………6.切り取りと貼り付け 15

……………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅲ] 15

………………………………………………………………………………………Ⅳ オブジェクトの輪郭 16

…………………………………………………………………………………………………1.輪郭のツール 16

……………………………………………………………………………………………………2.属性の選択 16

…………………………………………………………………………………………3.削除(輪郭なし) 17

…………………………………………………………4.白、黒、グレー、カラー(右クリック) 17

……………………………………………………………………5.別のオブジェクトの属性のコピー 17

…………………………………………………………………………………6.輪郭のデフォルトの設定 17

………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅳ-1] 18

………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅳ-2] 18

……………………………………………………………………………Ⅴ オブジェクトの塗りつぶし 19

…………………………………………………………………………………………1.塗りつぶしツール 19

……………………………………………………………………………………………………2.属性の選択 19

………………………………………………………………………………………………3.塗りつぶしなし 19

……………………………………………4.白、黒、グレー、その他のカラー(左クリック) 19

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………………………………………………………………………………………………5.グラデーション 20

………………………………………………………………………………………6.パターン塗りつぶし 21

……………………………………………………………………………………7.テキスチャ塗りつぶし 23

…………………………………………………………………………8.塗りつぶしのデフォルト設定 23

……………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅴ] 24

………………………………………………………………………………………Ⅵ オブジェクトの変形 25

…………………………………………………………………………………………………1.縦、横の伸縮 25

……………………………………………………………………………………………………2.拡大、縮小 25

………………………………………………………………………………………………3.鏡像(ミラー) 25

………………………………………………………………………………………………………………4.回転 26

……………………………………………………………………………………………………………5.斜変形 26

………………………………………………………………………………………………6.変形の取り消し 26

……………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅵ] 27

…………………………………………………………………………………Ⅶ オブジェクトのアレンジ 28

…………………………………………………………………………………………………1.重ね順の変更 28

……………………………………………………………………………………………………2.グループ化 28

………………………………………………3.結合、ウエルド、インターセクション、トリム 29

……………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅶ] 30

………………………………………………………………………………………………Ⅷ テキストの操作 31

………………………………………………………………………………………………1.テキストの追加 31

……………………………………………………………………………………………………2.属性の選択 31

………………………………………………………………………………………………3.テキストの編集 31

………………………………………………………………………………………………………4.パス結合 31

…………………………………………………………………………………………5.文字を曲線に変換 32

………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅷ-1] 32

………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅷ-2] 32

………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅷ-3] 33

………………………………………………………………………………………………………Ⅸ 特殊効果 34

……………………………………………………………………………………………………………1.遠近感 34

……………………………………2.エンベロープ(テキストをグラフィックにはめ込む) 34

………………………………………………………………………………………………………3.ブレンド 35

……………………………………………………………………………………………………………4.立体化 36

……………………………………………………………………………………………………………5.等高線 37

……………………………………………………………………………………………………[練習問題Ⅸ] 39

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Ⅰ 基本操作

本章では、DRAW7の起動から印刷、終了までのごく基本的な操作を学びます。

印刷に使用する画像は、既に作成されたものをフロッピーからファイルとして読み込み

(「インポートする」といいます。)ます。

1.起動

DRAW7を起動しましょう。

パソコンの電源が入っていない場合は、電源スイッチを入れ、WINDOWS95を立ち

上げます。

① WINDOWS95のスタートボタンからプログラム→COREL DRAW7J→

COREL DRAW7Jをクリックして下さい。

② もし、ディスプレイの画面いっぱいに表示されていない場合は、右上の□をクリッ

クして下さい。

下図は、WINDOWS95のスタートボタンからDRAW7を起動する画面の一部で

す。

DRAW7は、標準の設定では、左図のように起

動時にアイコンメニューを中央に表示しますので、

グラフィックの新規作成や既存のグラフィックを開

く等の動作をここで選択することもできます。

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2.ウインドウの各部の名称

標準的なDRAW7の画面の各部の名称を覚えましょう。

① タイトルバー

一番上部のタイトルバーには、Co r e l D r a w7という名称と「グラフィック1」

(新規作成時)という作成中の画像の名称が表示されます。

② メニューバー

タイトルバーの下部のメニューバーには、

ファイル、編集、表示、レイアウト、アレンジ、効果、ビットマップ、テキスト、

ツール、ウインドウ、ヘルプの各メニューが表示されています。

③ 上から3番目のリボンバーには、アイコン表示により、よく使用すると考えられる

ボタンが表示されています。

④ 次に用紙サイズ選択ボックス、用紙の置き方選択ボタン等が配置されています。

⑤ 上から4番目には、ルーラーと呼ばれる定規がついています。

⑥ 次に左側には、ツールボックスと称する描画の際によく使用するツールがまとめら

れています。

⑦ 中心に表示されている白い長方形は、描画する範囲を示しています。

これを描画ウィンドウと呼びます。

⑧ 下側と右側には、水平、垂直スクロールバーがあります。

描画ウィンドウを左右、上下に移動することができます。

⑨ 右側には、カラーパレットがあります。カラーパレットは、隅の|←をクリックす

ることで左に広がります。閉じるときは、パレット上の何もないグレーの部分をクリ

ックします。

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3.ページレイアウト

新規に描画を行うため描画ウィンドウをクリアし、描画ウィンドウの大きさを決めます。

① メニューバーの「ファイル」をクリックします。

② 「新規作成」をクリックします。

③ 次にサイズを決めます。ここでは、用紙A4の縦サイズを選びましょう。

まず、下図のように用紙サイズ選択ボックスでA4を、置き方のボタンを「縦」の方

をクリックしておきます。

4.画像のインポート

① メニューバーのファイルから「開く」をクリックします。

② 「描画を開く」ダイアログボックスが開きます。

③ ファイルの場所をフロッピーの入っているドライブ(D:)にしてOKを押します。

④ 下側のファイル名の中から「G a z o 1 . c d r」を選択し、開くをクリックします。

⑤ 画像が描画ウィンドウの中に表示されます。

5.印刷

① メニューバーのファイルをクリックします。

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② プリンタの設定のダイアログボックスが開

きます。名前の横の↓でE P S O Nのプリンタを選

択します。

③ プロパティをクリックすると左記のプリンタ

プロパティが開きます。

④ 「用紙」タブをクリックしてA4のボタンス

イ ッ チ を O N 、

縦横は縦のボタンスイッチをONとしてくださ

い。

⑤ 「印刷品質/オプション」タブをクリックして、ドラフト及び普通紙をON。

⑥ 「イメージ設定」タブは標準のままにしておきます。

⑦ 最後にOKをクリックして下さい。

⑧ プリンタの設定のダイアログボックスに戻りますのでOKをクリックして下さい。

⑨ ファイルメニューから印刷をクリックします。

印刷のダイアログボックスが表示されます。

OKをクリックして下さい。印刷が開始されます。

6.保存

① ファイルメニューの中から「名前を付けて保存」をクリックします。

「描画の保存」のダイアログボックスが表示されます。

ドライブをフロッピーの入っているドライブ(D:)にセットし、ファイル名を、

H O Z O N . c d rとして保存しましょう。

7.終了

① ファイルメニューの中から「終了」をクリックします。

② wINDOWS95の画面が出ますのでスタートボタンから「WINDOWSの終

了」を選択して、現れるダイアログボックスから「コンピュータの電源を切れる状態

にする」がONになっていることを確認して「はい」をクリックします。

WINDOWS95が終了します。

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[練習問題 Ⅰ]

電源スイッチを押して、現れるメニューから↓または↑キーででWINDOWS95

を選択したならば、スタートボタンからプログラムをたどってDRAW7を起動します。

次にフロッピーディスクからg a z o 2 . c d rを読み込んでみましょう。

確認できたならば、前回の G a z o 1と同様の条件の下で印刷を行います。

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Ⅱ 基本的な描画

DRAW7では、基本となる画像(「オブジェクト」という)は、直線、曲線、長方形、

だ円しかありません。どのような複雑な形状もこれらの組み合わせで表現されています。

本章では、これらの基本的なオブジェクトの描画方法を学びます。

1.ツールの使い方とオブジェクト

① 第Ⅰ章にならってDRAWを起動し、A4・縦の描画ウィンドウとします。

② ツールボックスは、上から、

選択ツール

整形ツール

ズームツール

フリーハンドツール

長方形ツール

だ円形ツール インタラクティブ塗りつぶしツール

多角形ツール インタラクティブ透明ツール

テキストツール インタラクティブブレンドツール

輪郭ツール

塗りつぶしツール

となっています。

本章では、長方形ツール、だ円形ツール、輪郭ツールを使用します。

また、輪郭ツールのようにアイコンの右下隅が黒い三角になっているツールは、クリ

ックして押し続けるとアイコンの右側にサブメニューが飛び出します。これを「フライ

アウトメニュー」といいます。

2.長方形・正方形

① 描画ウィンドウの中に任意の長方形を描いてみましょう。

まず、長方形ツールをクリックします。マウスの形状が十字形に変わります。

描きたい長方形の4隅の一角でクリックしたままマウスを移動し、適当な形状が描け

たところでボタンを離します。

② 輪郭及び内部の塗りつぶしの内容については、今は気にしないことにしましょう。

③ 3つか4つの長方形を描いてみます。

これらは、描いた順に重なります。それぞれ別々の「オブジェクト」と見なされます。

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④ 描いたオブジェクトを消しましょう。

「編集」メニューをクリックします。その中の「すべてを選択」というところをクリ

ックします。そして、再度、編集メニューの中の「削除」をクリックするか又はDE

Lキーを押します。

⑤ 先ほどは、長方形の隅の一点から描き始めましたがSHIFT(シフト)キーを押

しながら描くと最初の点を中心にした長方形を描くことができます。

試してみましょう。

⑥ 次に正方形を描きます。

長方形を描く要領でCTRL(コントロール)キーを押しながら描きます。

これも3つか4つを描いてみましょう。

⑦ SHFITキーも同時に押しながら描くと最初の点を中心とした正方形を描くこと

ができます。試してみましょう。

⑧ すべて選択し、削除します。

3.だ円・円

① 描画ウィンドウの中に任意のだ円を描いてみましょう。

まず、だ円形ツールをクリックします。マウスの形状が十字形に変わります。

描きたい、だ円の隅の一角をクリックしたまま移動し、適当な形状が描けたところで

ボタンを離します。

② 輪郭及び内部の塗りつぶしの内容については、今は気にしないことにしましょう。

③ 3つか4つのだ円を描いてみます。

これらは、描いた順に重なり、別々のオブジェクトと見なされます。

④ 長方形の場合と同様に編集メニューからすべて選択しDELキーで削除しましょう。

⑤ 先ほどは、だ円の隅の一点から描き始めましたがSHIFT(シフト)キーを押し

ながら描くと最初の点を中心にした、だ円を描くことができます。

⑥ 次に円を描きます。

だ円を描く要領でCTRL(コントロール)キーを押しながら描きます。

これも3つか4つを描いてみましょう。

⑦ SHFITキーも同時に押しながら描くと最初の点を中心とした円を描くことがで

きます。

⑧ 消去します。

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4.直線・曲線

(1)2点を結ぶ直線

① フリーハンドツールをクリックするとカーソルが+字形に変わります。

② 任意の直線を描いてみます。直線の一端でクリックします。(そしてボタンを離し

てから)任意の位置までマウスを移動し再びクリックします。

このようにすると2点を結ぶ直線を引くことができます。

③ 線の太さや色は気にしないことにしましょう。

④ 同様に3ないしは4本の直線を描いてみましょ

う。

⑤ 長方形等の場合と同様に消去します。

(2)折れ曲がった直線

① 2点を結ぶ直線と同様に開始点でクリックし、ボタンを離して次の点まで移動し次

の点でダブルクリックし、ボタンを離します。

② 以下同様に曲がる点でダブルクリックしては、ボタンを離す動作を繰り返し最後の

点で1回だけクリックしてボタンを離します。

③ 最後の点が最初の点に一致した場合は、任意の閉じた多角形を描いたことになり、

内部が塗りつぶされます。

④ 3つか4つの折れ曲がった直線を描きましょう。

⑤ 同様に閉じた多角形を描き内部が塗りつぶされるのを確認しましょう。

※内部が塗りつぶされない場合は、「塗りつぶしツール」をクリックし、フライア

ウトメニューの中から左端の「標準塗りつぶし」を選択します。「何も選択しない場

合は、デフォルトの設定が変更になります」という趣旨のメッセージがでますので、

「OK」をクリックして好きな色を選択して再び「OK」をクリックします。

⑥ すべて削除します。

(3)自由曲線(フリーハンド)

① 開始点でクリックし、そのままボタンを離さずにマウスを移動します。カーソルの

軌跡どおりのフリーハンド曲線を描くことができます。

② 最後の点では、ただボタンを離します。

③ いくつかの自由曲線を描いてみましょう。

④ 多角形の場合と同様に開始点に最終点が一致した場合は閉じた図形となり内部が自

動的に塗りつぶされます。

⑤ いくつか描いてみて確認しましょう。

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⑥ 開始点と終了点を一致させ閉じた図形を描き内部が塗りつぶされるのを確認しまし

ょう。

⑦ 曲線の一部を削除するには、マウスボタンを離

さずにシフトキーを押しながら逆にドラッグしま

す。試してみましょう。

⑧ 最後にすべて選択して削除します。

(4)ベジェ曲線

① フリーハンドツールのフライアウトメニューで左から2番目のベジェツールをクリ

ックします。カーソルが+字形に変わります。

② 折れ曲がった直線を描いてみます。

a 開始点でクリックしてボタンを離します。

b 2点目で再びクリックしてボタンを離すと開始点と2点目が直線で結ばれます。

c 同様に3点目以降も描くことができます。

d 開始点と終了点が一致した場合は閉じた多角形となり、内部が塗りつぶされます。

e フリーハンドツールの場合と異なり、経由する点でダブルクリックしないことに

注意して下さい。

f 終了する場合は、最終点でスペースキーを押します。

g いくつか描いてみましょう。

h 最後にすべて選択して削除します。

③ 滑らかな曲線

a 開始点でクリックしてボタンを押したままマウスを移動します。

移動する点は、例えば、描きたい曲線がなだらかな山形の曲線の場合は、山の頂

点でボタンを離します。

b 次に最終点(山のすそ野)でクリックします。そうすると開始点、頂点、すそ野

の点を結ぶ滑らかな曲線が形成されます。

ただし、描かれた頂点は、実際にボタンを離した点よりも下に来ます。

c 山形の曲線をいくつか描いてみて確認して下さい。

d 別の曲線を描く場合は、SPACEキーを2回押します。

e 2つの峰を持つ山を描いてみましょう。

この場合は、1つの峰を持つ山と場合同様に谷にあたる点でクリックしてそのま

まボタンを離さずに2つめの峰まで移動します。次にそこでボタンを離して山のす

そ野の点で再びクリックします。

f 3つか4つの例を試してみましょう。

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g 別々の曲線を描く場合は、SPACEキーを2回押します。

h 3つ以上の峰のある山を描いてみましょう。

i 次のようなsinカーブに類似した曲線を描いてみましょう。

(5)ナチュラルペンツール

① 固定幅曲線

a フリーハンドツールのフライアウトメニューからナ

チュラルペンツールを選択します。

b マウスカーソルが+字型になります。ウインドウ上段から3段目の「プロパティ

バー」上の「ナチュラル ペンの幅」ボタンをクリックして幅の数値を決めます。

c マウスカーソルをドラッグします。その軌跡どおりに固定幅曲線が引けます。

② ペン圧曲線

a 前者と同様にナチュラルペンツールを選択します。

b プロパティバー上の「ナチュラルペンのペン圧」ボタンをクリックします。

c マウスカーソルの+字型をドラッグします。ペン圧を変える場合は、↑↓キーを

使用します。

③ 筆ペン曲線

a ナチュラルペンツールを選択します。

b プロパティバーの「筆ペン」ボタンをクリックします。

c 同様にプロパティバーの「ナチュラルペンのペン先の角度」をクリックします。

ペン先を水平では、0度、傾けたい場合は、0~360度の数値を選択します。

d マウスカーソルをドラッグします。

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④ プリセット曲線

a ナチュラルペンツールを選択します。

b プロパティバーの「ナチュラルペンのプリセットを使用」をクリックします。

c プロパティバー上の「ナチュラルペンのプリセットボックス」からタイプを選択

します。

d ドラッグして曲線を書きます。

[練習問題Ⅱ-1]

下図のような絵を描きましょう

[練習問題Ⅱ-2]

ベジェ曲線を用いて次のようなハート形を描いてみましょう。

※参考 ツールのプロパティボックス

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フリーハンドツールのボタンで右クリックを押すと下記のプロパティを選択することが

できます。

ここで、「フリーハンドトラッキング(どの程度正

確にマウスの動きを反映するか)」、

「自動トレーストラッキング(ベジェツールのビッ

トマップ自動トレースの制度を規定します)」、

「角のしきい値(ベジェ曲線のノードの角度を変換

させることができます)」等を指定することができ

ます。

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Ⅲ オブジェクトの表示、移動、コピー、削除

描画ウィンドウに描き出されたオブジェクトの表示、移動、コピー等の方法を学びます。

1.オブジェクトの表示、拡大・縮小

(1)ワイヤーフレーム表示

① ファイルメニューから新規作成を選択し描画ウィンドウをクリアします。

② オブジェクトの例として1つの長方形を描きます。

③ 表示メニューの中の「ワイヤーフレーム」をクリックします。

表示が輪郭だけになります。(色や線の太さ、面の塗りつぶしは無視されます)

複雑な図形を描いている場合は、表示までの時間が短縮されます。

④ 再び、表示メニューのワイヤーフレームをクリックし通常の表示にします。

(2)拡大・縮小

① 画面左端のツールボックスの内から上から3番目のズームツールをクリックしたま

までいるとフライアウトメニューが飛び出します。

② フライアウトメニュー左端のズームツールをクリックします。カーソルの形がレン

ズ(レンズの中が+)に変わります。拡大したい中心にカーソルを持っていきクリッ

クすると2倍に拡大されます。

縮小は、右クリックから「ズームアウト」をクリックします。

2分の1に縮小されます。

2.オブジェクトの選択

① 描画ウィンドウの中に3つの長方形を描きます。

② 3つの長方形の一つを選択する場合は、画面左端のツールボックスの内の1番上の

選択ツールをクリックします。カーソルの形が矢印に変わります。

③ 選択したい長方形の一部をクリックします。

選択されたオブジェクトは、■の点で8方を囲まれます。

④ 順番に選択してみましょう。

⑤ 重なっている場合は、TABキーを押すとオブジ

ェクトが順に選択されます。

また、SHIFTキーを押しながらTABキーを押

した場合は、逆に選択されます。

⑤ 3つの内の2つを選択してみます。

まず、1つめをクリックして選択します。次にS

HIFTキーを押したまま2つめの長方形をクリッ

クします。2つが同時に選択されたことになります。

試みにDELキーを押してみます。2つの長方形

が同時に消去されます。確認しましょう。

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⑥ すべての選択を解除する場合は、オブジェクト以外の点をクリックします。

選択が解除されます。(ESCキーを押しても同様)

複数個選択されているオブジェクトの1つを解除する場合は、SHIFTキーを押

したまま解除したいオブジェクトをクリックします。

3.移動

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 3つのだ円と1つの正方形を描きます。

③ 選択ツールを使用して正方形を選択します。

④ 正方形をクリックしたままマウスを移動するとカーソルの形が十字の形に変わり、

任意の個所に移動できます。

⑤ 他のだ円も同様に移動してみましょう。

4.複製(コピー)

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 多角形ツールを使用して星形を描きましょう。

a 多角形ツールを選択します。

b プロパティバーの☆印のところの数を5にします。

c 五角形を描きます。

d 整形ツールで五角形の辺の中心のノードをドラッグします。

③ 選択ツールを使用して選択します。

④ 編集メニューの中の「複製」をクリックします。

⑤ 描画ウィンドウの中に星形のコピーが作成されます。

⑥ 片方を移動して並べて確認してみましょう。

⑦ 2つの星形を同時に選択して複製を作成してみましょう。

全部で4つの独立したコピーが作成されました。

⑧ 「H O S H I . c d r」の名前でフロッピーに保存します。

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5.クローン

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 多角形ツールを使用して正六角形を描きましょう。

③ 選択ツールを使用して選択します。

④ 編集メニューの中の「クローン」をクリックします。

⑤ 描画ウィンドウの中に星形のクローンが作成されます。

⑥ 片方を移動して並べて確認してみましょう。

⑦ クローンは、複製と良く似ていますが、例えば、後述の塗りつぶしを行うと複製は

選択されているオブジェクトしか塗りつぶされませんが、クローンの場合は、選択さ

れていないオブジェクトも塗りつぶされます。

⑧ 消去します。

6.切り取りと貼り付け

① 描画ウィンドウをクリアします。

② だ円を1つ描きましょう。

③ 選択ツールを使用して選択します。

④ 編集メニューの中の「切り取り」をクリックします。

⑤ 描画ウィンドウの中からだ円が切り取られクリップボードに積み込まれます。

⑥ 再び、編集メニューから「貼り付け」をクリックすると描画ウィンドウに貼り付け

られます。

⑦ 消去します。

[練習問題Ⅲ]

フロッピーディスクからg a z o 3 . c d rを読み込んで複製を利用して次のような絵を描きまし

ょう。

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Ⅳ オブジェクトの輪郭

1.輪郭のツール

① 画面左端のツールボックスの下から2番目の輪郭ツールをクリックするとフライア

ウトメニューが飛び出します。

② フライアウトメニューは、上部が左端から、

輪郭ペンダイアログ

ペンロールアップ

輪郭なし 極 細 線 細線 細線 中細線 太線 極太線の輪郭

輪郭カラー

2.属性の選択

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 長方形を1つ描きます。

③ 輪郭ダイアログをクリックします。

a 色は、現在のカラーが表示されている小長方形をクリックするとカラーボックス

が開きます。その中から輪郭のカラーを決めます。希望のカラーがない場合は、

「その他」のところをクリックすると自由にカラーを選択できる輪郭カラーのダイ

アログボックスが開きます。下部のカスタムパレットの中からカラーを選択します。

好きな色を選択します。

b 形状は、デフォルトの正方形を選択します。

c 輪郭線の幅は、幅の上下の矢印を移動させて調節するか直接、数値を入力します。

数値を入力する場合は、幅のボックスの中にカーソルを持っていくとカーソルの形

が|に変化するのでクリックした後、数値を入力します。幅は0.5mmとします。

d OKをクリックします。

④ 今度は、色を赤、幅を1mmとしてみます。

⑤ 消去します。

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3.削除(輪郭なし)

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 円を1つ描きます。

③ 円を選択します。

④ 輪郭ツールのフライアウトメニューの「輪郭なし」をクリックします。

輪郭が消えます。

⑤ 再び、輪郭をつけてみましょう。

今度は、色を青、幅を1.5mmとします。

⑥ 消去します。

輪郭あり 輪郭なし

4.白、黒、グレー、カラー(右クリック)

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 円を1つ描きます。

③ 円を選択します。

④ 右端のカラーボックスの白を右クリックします。

輪郭が白くなります。

⑤ 黒やグレー、その他の色でも試してみましょう。

⑥ 消去します。

5.別のオブジェクトの属性のコピー

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 長方形とだ円を1つずつ描きます。

③ 長方形の輪郭を赤、幅を1mmとします。

④ だ円を選択します。

⑤ 編集メニューから「プロパティのコピー」をクリックします。

ここでは、輪郭ペンと輪郭カラーのボタンスイッチをONにしてOKをクリックし

ます。

⑥ カーソルの形が に変化するので長方形の輪郭又は内部をクリックします。→

⑦ だ円の輪郭の色と幅が長方形と同一となります。

⑧ 消去します。

6.輪郭のデフォルトの設定

新規にオブジェクトを描く場合にあらかじめ輪郭の属性を設定できます。

① 選択ツールをクリックします。

② 輪郭ツールをクリックします。

輪郭ペンのダイアログボックスが開きます。「何も選択されていません。どの新規

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オブジェクトにデフォルトを実行しますか?」と聞かれます。

グラフィックのボタンスイッチをONにしてOKをクリックします。

③ 輪郭ペンのダイアログボックスが開きます。

ここで、前述のようにカラー、幅、ペン先の形状を決定してOKをクリックします。

[練習問題Ⅳ-1]

次のような絵を描きましょう

[練習問題Ⅳ-2]

フロッピーディスクからg a z o 4 . c d rを読み込みます。

次に任意の長方形を描き、輪郭の属性をコピーします。

gazo4.cdr コピー先の長方形

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Ⅴ オブジェクトの塗りつぶし

1.塗りつぶしツール

① 画面左端のツールボックスの下端の塗りつぶしツールをクリックするとフライアウ

トメニューが飛び出します。

② フライアウトメニューは、上部の左端から、

標準カラーダイアロググラデーション塗りつぶし

パターン塗りつぶし

カラーロールアップ特殊塗りつぶしロールアップ

テクスチャ塗りつぶし Post Script塗りつぶし 塗りつぶしなし

2.属性の選択

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 長方形を1つ描きます。

③ 長方形を選択します。

④ 単色で塗りつぶします。

a 塗りつぶしツールのフライアウトメニューの中の標準カラーダイアログをクリッ

クします。

b 標準塗りつぶしのダイアログボックスが開きます。

輪郭のカラーの場合と同様にカスタムパレット又はCMYKカラーモデルの中か

ら好きな色を選択します。

c OKをクリックすると選択されている長方形の内部が今、選択したカラーで塗り

つぶされます。

3.塗りつぶしなし

① 描画ウィンドウをクリアします。

② だ円を1つ描きます。

③ だ円を選択します。

④ 塗りつぶしなしとします。

塗りつぶしツールのフライアウトメニューの中の塗りつぶしなしをクリックします。

⑤ 消去します。

4.白、黒、グレー、その他のカラー(左クリック)

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 任意の5角形を1つ描きます。

③ 5角形を選択します。

④ 右端のカラーボックスの中のグレーを左クリックします。内部がグレーで塗りつぶ

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されます。

⑤ 同様に黒、その他の色で塗りつぶしてみましょう。

⑥ 消去します。

5.グラデーション

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 任意の長方形を1つ描きます。

③ 長方形を選択します。

④ 塗りつぶしツールのフライアウトメニューの中の上段左端から3番目のグラデーシ

ョン塗りつぶしをクリックします。

⑤ グラデーションダイアログボックスが開きます。

ここでは、形式、カラーブレンド(始点と終点のカラー)、オプションとして角度等

を指定します。

a 形式は、下向き矢印をクリ

ックすることで、「直線」、

「放射状」、「円錐形」、

「四角形」のいずれかを選択

することができます。

ここでは、直線を選択しまし

ょう。

b カラーブレンドでは、「直

線」、「反時計回り」、「時

計回り」の3種類のボタンス

イッチがあります。

ここでは、直線を選択します。

c 始点、終点のカラーを選択

します。

それぞれの小長方形をクリックし任意の色を選択します。

d オプションの角度を決めます。

小ウィンドウに角度を変えるとどのようにグラデーションが変化するかというこ

とが示されるのでそれを見て、角度を変化させることができます。

ここでは、45度としてみます。

e OKをクリックします。

⑥ 次に同様にカラーブレンドを「時計回り」として実行してみましょう。

このばあいは、始点と終点のカラーとカラーホイール内を時計回りか反時計回りに

するかによってグラデーションの様子が異なります。

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⑦ カラーブレンドを直線に戻して、種類を

a 放射状

中心点の離心度(オフセット)を水平方向、垂直方向に変化させてどのようにグ

ラデーションの効果が変わるかを確認しましょう。

b 円錐形

中心点のオフセットを水平方向、垂直方向に変化させてどのようにグラデーショ

ンの効果が変わるかを確認しましょう。

c 四角形

同様。

のそれぞれで実行してみて下さい。

⑧ 消去します。

6.パターン塗りつぶし

(1)2色パターン

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 任意のだ円を1つ描きます。

③ だ円を選択します。

④ 塗りつぶしツールの中のパターン塗りつぶしをクリックします。

⑤ パターンダイアログボックスが開きます。

ここでは、2色カラー、フルカラー、ビットマップの3種類があります。

2色パターンでは、カラー、パターン、タイル模様の大中小を選択します。

⑥ パターンが表示されている正方形のウィンドウ又は右横の↓をクリックすると様々

なパターンが下に表示されます。パターンは、スクロールバーをマウスでドラッグし

て動かすと隠れているパターンが現れます。

好きなパターンをクリックして選択します。

⑦ 大きさは、中のボタンスイッチをONにします。

⑧ 背面と前面のカラーとして好きな色を選択して下さい。

⑨ OKをクリックします。

⑩ 何種類かのパターンと色の組み合わせを作成してみましょう。

⑪ 消去します。

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2色パターンの例

(2)フルカラーパターン

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 任意の正方形を1つ描きます。

③ 正方形を選択します。

④ 塗りつぶしツールのパターン塗りつぶしをクリックします。

⑤ フルカラーを選択します。

ここでは、パターンとパターンの大中小を選択します。

⑥ パターンが表示されている正方形のウィンドウ又は右横の↓をクリックすると様々

なフルカラーパターンが下に表示されます。パターンは、スクロールバーをマウスで

ドラッグして動かすと隠れているパターンが現れま

す。

ここでは、適宜のパターンをダブルクリックして選

択します。

⑦ 大きさは、中のボタンスイッチをONにします。

⑧ OKをクリックします。

⑨ 消去します。

(3)ビットマップ

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 任意の五角形を1つ描きます。

③ 五角形を選択します。

④ 塗りつぶしツールのパターン塗りつぶしをクリック

します。

⑤ ビットマップを選択します。

ここでは、パターンとパターンの大中小を選択しま

す。

⑥ パターンが表示されている正方形のウィンドウ又は右横の↓をクリックすると様々

なフルカラーパターンが下に表示されます。パターンは、スクロールバーをマウスで

ドラッグして動かすと隠れているパターンが現れます。

ここでは、適宜のパターンをダブルクリックして選択します。

⑦ 大きさは、中のボタンスイッチをONにします。

⑧ OKをクリックします。

⑨ 消去します。

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7.テキスチャ塗りつぶし

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 任意の長方形を1つ描きます。

③ 長方形を選択します。

④ 塗りつぶしツールのテキスチャ塗りつぶしを選択します。

⑤ テキスチャダイアログボックスが開きます。

ここでは、テキスチャリストの中からパターンとカラーとしてシェード(影の部

分)、中間、光(のあたっている個所)のカラーを選択します。

⑥ プレビューのボタンをクリックする

と正面の小正方形のウィンドウにプレ

ビューが表示されます。その様子を見

て、カラーやパターンを決定します。

⑦ OKをクリックすると描画ウィンド

ウ上のオブジェクトに反映されます。

⑧ 様々なパターンリストの中から3つ

か4つの塗りつぶしを実行してみまし

ょう。

⑨ 描画ウィンドウのオブジェクトに反映する場合は、若干時間がかかります。その場

合は、カーソルが砂時計の形に変わって現在、作業中であることを知らせます。

⑩ 消去します。

8.塗りつぶしのデフォルト設定

新規にオブジェクトを描く場合にあらかじめ塗りつぶしの属性を設定できます。

① 選択ツールをクリックします。

② 塗りつぶしツールのいずれかをクリックします。

ダイアログボックスが開きます。「何も選択されていません。どの新規オブジェクト

にデフォルトを実行しますか?」と聞かれます。

グラフィックのボタンスイッチをONにしてOKをクリックします。

③ ダイアログボックスが開きます。

ここで、前述のように種々の属性を決定してOKをクリックします。

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[練習問題Ⅴ]

次のようなイメージの家の絵を描きましょう。

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Ⅵ オブジェクトの変形

1.縦、横の伸縮

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 長方形を1つ描きます。

③ 選択ツールで選択します。

④ 縦の伸縮は、上又は下の中心にある■にカーソルをあわせるとカーソルの形状が十

字形に変化します。

その個所でクリックしたままマウスを上下いずれかに移動するとオブジェクトが縦

方向に伸縮します。

⑤ 横の伸縮も同様です。実際にやってみましょう。

2.拡大、縮小

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 長方形を1つ描きます。

③ 選択ツールで選択します。

④ 拡大、縮小は、隅の位置にある■にカーソルをあわせるとカーソルの形状が十字形

に変化します。

その個所でクリックしたままマウスを斜め方向に移動するとオブジェクトが拡大又

は縮小します。縦横の比率は保たれています。

⑤ SHIFTキーを押して実施すると中心の位置は変わりません。

⑥ オブジェクトとして、だ円を追加して実施してみましょう。

⑦ 消去します。

3.鏡像(ミラー)

① 描画ウィンドウをクリアします。

② フロッピーからg a z o 5 . c d rをインポートします。

適当な大きさに縮小します。

③ 選択ツールで選択します。

④ メニューバーの「アレンジ」をクリックし変形ロールアップをクリックします。

⑤ 変形ロールアップのサブメニューの「スケール/ミラー」を選択します。

⑥ ダイアログボックスでミラー(□→□)を実行するを

選択します。

⑦ 複製実行をクリックします。

⑧ 同様に上側と両方をONにした状態との3つの複製を

作成し並べてその効果を確認 しましょう。

⑨ 消去します。

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4.回転

① 描画ウィンドウをクリアします。

② フロッピーからg a z o 6 . c d rをインポートします。

適当な大きさに縮小します。

③ 選択ツールで選択します。

④ メニューバーの「アレンジ」をクリックし変形ロールアップをクリックします。

⑤ 変形ロールアップのサブメニューの「スケール/ミラー」を選択します。

⑥ 回転角度を30度とします。

⑦ 実行をクリックします。

⑧ 何度か実行をクリックして順次回転することを確認し

ます。

⑨ ロールアップを閉じます。

⑩ オブジェクトをダブルクリックします。

隅の回転を表す印の位置にカーソルをあわせるとカー

ソルが十字形に変わります。

そのままボタンを押したまま回転すると回転中心の回

りに回転することができます。

この方法でもオブジェクトを回転させることができることを確認しましょう。

⑪ 消去します。

5.斜変形

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 長方形を1つ描きます。

③ 選択ツールで選択します。

④ メニューバーの「アレンジ」をクリックし変形ロールアップをクリックします。

⑤ 変形ロールアップのサブメニューの「斜変形」を選択します。

⑥ H回転角度を10度とします。

⑦ 実行をクリックします。

⑧ 何度か実行をクリックして順次変形することを確認します。

⑨ 変形ロールアップを閉じます。

⑩ 消去します。

6.変形の取り消し

変形に限らず直前に実施した効果を元に戻すには、メニューバーの編集から「元に戻

す」をクリックします。又はツールバーの取り消しをクリックします。

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[練習問題Ⅵ]

変形と回転を利用して次のような絵を描いてみましょう。

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Ⅶ オブジェクトのアレンジ

1.重ね順の変更

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 長方形とだ円を半分程度重なるように描きます。

③ 標準塗りつぶしで長方形を赤、だ円を青で塗りつぶします。

④ 長方形を前面に持ってきます。

a 長方形を選択します。

b メニューバーの「アレンジ」をクリックします。

c 重ね順をクリックします。

d 「一つ前面」をクリックします。

e だ円の前に長方形が来ます。

f 互いの位置関係は、2つのオブジェクトを移動したりしても変わりません。

⑤ 黄色い三角形を2つのオブジェクトに重なるように追加します。

位置関係は、下から青、赤、黄色の順になっています。

a 下から青、黄色、赤の順にします。

黄色の三角形を選択しアレンジの重ね順で「一つ背面」をクリックします。

b 下から黄色、赤、青の順にします。

青の長方形を選択し、同様に「一つ前面」を選択します。

c 下から赤、青、黄色の順にしてみましょう。

⑥ 消去します。

2.グループ化

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 長方形とだ円と三角形をある程度重なるように描きます。

③ 標準塗りつぶしで長方形を赤、だ円を青、三角形を黄色で塗りつぶします。

④ SHIFTキーを押しながら3つを選択するか、または編集メニューから「すべて

を選択」をクリックします。

⑤ アレンジから「グループ化」をクリックします。

⑥ 3つのオブジェクトは、グループ化されコピーや移動、削除、塗りつぶし等の効果

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は、あたかも1つのオブジェクトに実行されるかのごとく実行されます。

⑦ 複製を作成して確認しましょう。

確認したら複製の方は消去します。

⑧ 選択し、アレンジから「グループ化解除」をクリックし解除します。

⑨ それぞれのオブジェクトが選択できることを選択ツールを使用して確認しましょう。

⑩ 消去します。

3.結合、ウエルド、インターセクション、トリム

(1)結合

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 長方形とだ円を半分程度重なるように描きます。

③ 標準塗りつぶしで長方形を青、だ円を赤で塗りつぶします。

④ 両方のオブジェクトを選択します。

⑤ アレンジメニューから「結合」を選択します。

色は青又は赤(最後に選択したオブジェクトの属性が継承されます)で重なっている

部分は、白となっているはずです。

⑥ 編集メニューで「元に戻す」をクリックして元に戻します。

(2)ウエルド

① 同様に「ウエルド」をクリックします。

② 2つのオブジェクトの和が青色で塗りつぶされます。

③ 元に戻します。

(3)インターセクション

① 同様に「インターセクション」をクリックします。

② 重なっている部分を選択し黄色で塗りつぶしま

す。

③ 重なっていないだ円が赤、長方形が青、重なって

いる部分が黄色で表示されます。

④ 黄色の重なっている部分は、別のオブジェクトとして移動したりすることができま

す。

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選択して移動してみましょう。

⑤ 元に戻します。(2回元に戻す操作を行います)

(4)トリム

① 同様に「トリム」を選択します。

② 一見変わりがありませんがだ円を選択して移動すると長方形と重なっていた部分が

切り取られたようになります。

すなわち、上部にあったオブジェクトが下のオブジェクトを切り取ったようになり

ます。

③ すべてを消去します。

[練習問題Ⅶ]

次のような絵を描きましょう。

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Ⅷ テキストの操作

文字や文章を追加したりグラフィックと組み合わせたりすることができます。

1.テキストの追加

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 画面左端のツールボックスのテキストツールをクリックします。

③ 文字を追加したい位置にカーソルを持っていき、クリックします。

④ 日本語入力になっていることを確認します。氏名を入力します。

⑤ 入力し終わったならば、クリックします。

なお、各入力文字は、全体が1つのオブジェクトであるとともに「整形ツール」を

利用することにより1文字ずつ移動したりすることもできます。

⑥ 選択ツールで入力した文字列を選択し、拡大してみます。

2.属性の選択

① 1で入力した氏名を選択ツールで選択します。

② プロパティバーの書体、フォントサイズを確認します。

③ 書体をMS明朝、大きさを36ポイントにします。

3.テキストの編集

① 1で入力した氏名を選択ツールで選択します。

② ツールボックスの上から2番目の「整形ツール」をクリックします。

③ 各文字の左下にある□をクリックして移動することにより1文字ずつ移動できます。

④ 文字列右端の右向き矢印をクリックして移動することにより文字列を伸縮すること

もできます。

⑤ このように変形しても選択ツールで選択して全体の文字列を移動、コピーしたりす

ることができます。

⑥ 文字列の輪郭を0.5mmの青で、内部を赤で塗りつぶしましょう。

⑦ 結果が分かりにくい場合は、拡大ツールで一部を拡大して確認してみます。

⑧ 結果をT E X T . c d rという名前でフロッピーに保存します。

4.パス結合

① 描画ウィンドウをクリアします。

② だ円を1つ描きます。

③ 全角文字でCOREL DRAWと、だ円の上部に入力します。

④ 文字の属性は、MSゴシック、36ポイントとします。

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⑤ 文字とだ円の両方を選択します。

⑥ テキストメニューから「テキストのパス結合」をクリックします。

⑦ テキストのパス結合に関するダイアログボックスが開きます。

⑧ 上部の文字の傾きに関するセッティングの中から1つを選択します。

⑨ 適用をクリックします。

⑩ 文字列が、だ円の周囲に配置されました。

⑪ C O R E L . c d rという名前でフロッピーに保存します。

5.文字を曲線に変換

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 全角文字でABCDEと入力し、大きく拡大します。

③ 輪郭及び内部は、黒とします。

④ 選択ツールで選択しアレンジメニューの「曲線に変換」をクリックします。

⑤ 「整形ツール」を使用して文字を変形してみましょう。

⑥ 消去します。

[練習問題Ⅷ-1]

次のような絵を描きましょう。

[練習問題Ⅷ-2]

次のような絵を描きましょう。

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[練習問題Ⅷ-3]

次のような絵を描きましょう。

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Ⅸ 特殊効果

特殊効果は、オブジェクトに特殊な効果を与えます。

1.遠近感

① 描画ウィンドウをクリアします。

② テキストとしてCOREL DRAWを半角で入力します。

③ 輪郭はなし、内部を青で塗りつぶします。

④ テキストを選択します。

⑤ メニューバーの効果メニューから「遠近効果」をクリックします。

カーソルの形状が矢尻の形に変化します。

⑥ テキストが点線で囲まれ4隅に■が現れます。

⑦ カーソルを■にあわせるとカーソルが十字形に変化します。

⑧ そこでクリックしたままマウスを移動するとオブジェクトが変形します。

移動につれて画面上に現れるx印は、消失点を示します。

消失点は、変形の度合いに応じて1つ又は2つ現れます。

⑨ 遠近効果を削除する場合は、効果メニューの中の「遠近の消去」をクリックします。

2.エンベロープ(テキストをグラフィックにはめ込む)

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 氏名を全角文字で入力します。

③ 属性は、MSゴシック、40ポイントを選択します。

また、輪郭はなし、内部は、青で塗りつぶします。

④ だ円を描きます。

⑤ だ円の輪郭は、赤、0.1mmで内部は、白塗りつぶしとします。

⑥ テキストをだ円の上に移動します。

このとき、テキストがハート形の下に来ている場合は、アレンジメニューで重ね順

を選択し順序を入れ替えます。最低2つの■が輪郭の上に来るようにします。

⑦ テキストがだ円の内部にはいるように拡大、縮小します。

⑧ 効果メニューから「エンベロープロールアップ」を選択し新規を選択します。

次に中間に4つ並んでいる編集モードの最後のボタンをクリックします。

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⑨ テキストをだ円内にうまく当てはまるように破線をカーソルでクリックして移動す

る。

⑩ 適用をクリックします。

⑪ だ円内を好きな塗りつぶしで方法で塗りつぶします。

⑫ D A E N . c d rという名前でフロッピーに保存します。

3.ブレンド

① 描画ウィンドウをクリアします。

② 長方形とだ円の2つを描きます。

③ 長方形は、赤、だ円は、青とします。

④ 2つは離して配置します。

⑤ 2つのオブジェクトを選択します。

⑥ 効果メニューから「ブレンドロールアップ」を選択します。

⑦ 実行をクリックします。

⑧ ブレンド内の中間形状の数の設定を変えて何度か試してみましょう。

⑨ 角度を変えることもできます。ねじれの効果を作り出します。

⑩ 図のような植物の絵を描いてみましょう。

描くには、フリーハンド曲線で葉を1枚描いた後に複製を1つ作り出します。

次に2つを適当に回転させ組み合わせグループ化を選択します。

グループ化した2枚の葉の複製を再度作成し適当に離して配置します。

それぞれの葉は、輪郭はなし、グラデーション塗りつぶしでグリーンの色に塗りつぶ

します。

次に両方のオブジェクトを選択しブレンドロールアップからブレンドを実行します。

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多少、ねじれ角を入れた方が良いでしょ

う。

フリーハンド曲線で軸を描き入れ再び複製

を作成し適宜に回転、配置してできあが

りです。

⑪ P L A N T . c d rの名前でフロッピーに保存し

ます。

4.立体化

① 描画ウィンドウをクリアします。

② テキストでCOREL DRAWと半角文字で入力します。

③ 輪郭はなしで青で塗りつぶします。適当な大きさに拡大しておきます。

④ 効果メニューから「立体化ロールアップ」をクリックします。

⑤ 上部の左から1番目のボタンをONにします。

⑥ 「小さい背景」、「VPがオブジェクトにロック」のままとし、「奥行」は、10

mm程度とします。

⑦ 次に上部の右端から2番目のカラーボタンの均一塗りつぶしをONにします。

⑧ 編集をクリックして焦点を適宜移動した上で、適用をクリックします。

Page 41: CORELDRAW(7J)はじめに CORELDRAW(コーレル・ドロー)は、カナダのCOREL社のドローイングソ フトです。ドローイングソフトとは、画像を曲線の集まりで表し描画するソフトウェアです。曲線で描画した画像は、拡大、縮小しても画像の劣化が起こらず、記録する記憶容量も

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⑨ 長方形で下図のような立体化を試みてみましょう。

光源の位置及び数を変えることにより更に複雑な効果が得られます。

⑩ 「R I T T A I . c d r」の名前で保存しましょう。

5.等高線

① 描画ウィンドウをクリアします。

② だ円を1つ描きます。だ円の内部は薄いグレー塗りつぶしとします。

③ 効果メニューから「等高線ロールアップ」を

選択します。

④ 中心、内側、外側のボタンスイッチの内、

「中心」をクリックします。

⑤ オフセットを5mmとします。

⑥ 左側の輪郭カラーを黒、塗りつぶしカラーを

赤とします。

⑦ 適用をクリックします。

⑧ 中央の点に向けてオフセットの間隔で等高線

が描かれます。一見、グラデーション塗りつぶしに似た効果が 得られます。

⑨ 選択ツールでだ円を選択しアレンジメニュー の「分離」を選択します。

CTRLキーを押しながら等高線を選択する ことにより、移動、伸縮、回転、塗

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りつぶし、輪郭カラーの変更等ができます。

⑩ 左のような絵を描いてみましょう。

回転を行う場合は、効果メニューから

「変形ロールアップ」を選択しこれを利

用して目的のオブジェクトのみ回転しま

す。

⑪ 「T O K O S E N . c d r」の名称で保存します。

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[練習問題Ⅸ]

次のような絵を描きましょう。

できあがったならば印刷してみましょう。

[不許複製]

定価 2,000円