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ConoHa blockchain スマート宅配ボックス
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Transcript of ConoHa blockchain スマート宅配ボックス
ConoHa x BlockChain →スマート宅配ボックスGMOインターネット株式会社
次世代システム研究室松浦岳登
・会社紹介/自己紹介
・ブロックチェーンおさらい
・ConoHa ブロックチェーン
・スマート宅配ボックスの紹介
アジェンダ
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松浦 岳登 Taketo Matsuura
自己紹介
次世代システム研究室マネージャ 兼 チーフアーキテクト
業務内容・ブロックチェーン技術の調査研究+サービス開発・グループ全社共通基盤アプリケーションなどの構築・その他主にGMO本体で発生する開発もろもろ
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会社紹介
ベトナムラボセンター
GMOペパボ
GMOペイメントゲートウェイ
次世代システム研究室
GMOクリック証券
GMO
アドパートナーズ
GMOクラウド
GMO-Z.comRUNSYSTEM
GMO本体
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・会社紹介/自己紹介
・ブロックチェーンおさらい
・ConoHa ブロックチェーン
・スマート宅配ボックスの紹介
アジェンダ
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ブロックチェーン概要 ①
各ユーザが自分の秘密鍵で暗号化(署名)することで、そのユーザが発信したものであることを特定し、且つ他の人には改ざんできないものにする。
Transaction
Aさん秘密鍵
AはBに100コイン渡します。
AはBに100コイン渡します。
Aさん公開鍵
Aさん
Aさん公開鍵で誰でも閲覧可能
その他のユーザ
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ブロックチェーン概要 ②
トランザクションを積み重ねて、複数のトランザクションをブロックで固めて確定する。
Block
Transaction
Transaction
…
Block
Transaction
Transaction
……
Transaction
常に前のBlockのハッシュ値を次のBlockの元データとすることで改竄すると整合性が取れなくなる
↓現実的に改竄不可
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ブロックチェーン概要 ③
様々な思惑を持ったノードで分散してデータを記録して、(正確にはちょっと違うけど)多数決で正当性を保障する。
サーバ(ノード)
ブロックできた!(+周知)
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DBとの決定的な違いは?
ただそこにデータが存在しているだけで、「いつ」「誰が」「何を」記録したかが、「誰の保障がなくとも」保障される。
試しに、数値の移動を保障してみたら、
世の中になかった『仮想通貨』ができちゃった。(本当は順番逆だけど…)
はぁ?それが何?
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Ethereumは?
じゃぁ、ロジックをブロックチェーンに載せて、「いつ」「誰が」「何を」したかを保障したら何が起こるか…
・クラウドファウンディング
・土地債券などの所有権管理
・証拠の保存
…その他
現在(世界中で)考え中
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・会社紹介/自己紹介
・ブロックチェーンおさらい
・ConoHa ブロックチェーン
・スマート宅配ボックスの紹介
アジェンダ
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ConoHa ブロックチェーン
PaaS型のブロックチェーンプラットフォーム
「より簡単にブロックチェーンの恩恵を得る事ができるサービス」
ブロックチェーン技術にEthereumを採用。スマートコントラクトを使って通貨以外のビジネスロ
ジックを構築する事も可能。
今までEhereumには「記録データがオープンになる」「利用ユーザーには仮想通貨(Eth)による手
数料が必要」など障壁がありましたが、これらの障壁を可能なかぎり取り除きパッケージングした
のが特長です。
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アーキテクチャ概要
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システム全体構成
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サービスの詳細について
これから説明する内容の詳細な内容は、ガイドに纏めてあるので、今回は概要だけお伝えします。
詳細に興味ある方は、後ほどこちらを確認ください。
http://guide.blockchain.conoha.jp/ja/docs/problem/
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ConoHaブロックチェーン利用メリット
■ クラウド事業運用実績
IoTでのインフラ利用などでも安心。
■ スマートコントラクトの課題解決
① ユーザ端末のノード化問題② データの開示問題③ ユーザの仮想通貨保有問題④ バージョンアップ問題
現在出ている各種プライベートブロックチェーンでは、たいがいこれらの問題にぶち当たる。
『プライベート環境用意したから、はいどーぞ』的なものが多い
(松浦調べ)
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① ユーザ端末のノード化問題
ブロックチェーンを操作するには操作端末がノードになる必要がある。⇒ プロキシ機能の提供
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② データの開示問題
ブロックチェーン上のデータは全てオープン。⇒ アクセスコントロール機能を追加(特許申請対象)
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③ ユーザの仮想通貨保有問題
データの記録には仮想通貨をエンドユーザが保有する必要がある。⇒ サービス提供者が代払いする仕組みを実現
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④ バージョンアップ問題
スマートコントラクトは基本的にロジックを修正できない。⇒ サービスプロバイダに修正可能な手法の提案
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課題解決の詳細について
より詳細な内容はガイドに纏めてあるので、こちらを確認ください。(リマインド)
http://guide.blockchain.conoha.jp/ja/docs/problem/
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・会社紹介/自己紹介
・ブロックチェーンおさらい
・ConoHa ブロックチェーン
・スマート宅配ボックスの紹介
アジェンダ
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スマート宅配ボックスの取組
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プレゼンス
■ プレスリリースGMOインターネットhttps://www.gmo.jp/news/article/?id=5542
■日経産業新聞(紙面)セゾン情報システムズとGMOインターネットグループ、ブロックチェーンとIoTを活用した実証実験を共同で実施http://www.nikkei.com/article/DGXLRSP431696_Q6A221C1000000/?au=1
■ITProhttp://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/122003804/
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業界の動向
■ 日経紙面トップ記事(2017/01/17)宅配ボックス普及へ補助金 再配達減らし効率化政府、まず500カ所http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS16H4F_W7A110C1MM8000/
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実証実験でやったこと
・スマートフォンとBoxはBLE通信・BoxとZ.comブロックチェーンの間はHTTP通信・開閉の記録/宅配業者のマスタ管理/ビル・部屋マスタを全てスマートコントラクトで管理・サーバレスで実現。
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今回のデモ
・仮想Boxサーバを用意・スマートフォンと仮想BoxはHTTP通信・仮想BoxとZ.comブロックチェーンの間はHTTP通信・開閉の記録/宅配業者のマスタ管理/ビル・部屋マスタ管理をスマートコントラクトで管理
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デモ
実際のデモ
ビルや部屋一覧などのデータなども含めて全てサーバレス(※)で実現されています。
※ Box+スマホ+ Z.com Cloudブロックチェーンのみ
Z.Com Cloudな点はご愛嬌(ConoHaブロックチェーンでも、もちろん実現可)
(デモは会場にこられた方だけ)
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課題解決内容
モノが確実にその人に届いたという事実を、今まで何かしらの認証機関なしに証明することができなかった。
モノの受渡しの客観的(※)な証明が可能
※ 証明機関が存在しない!
ブロックチェーンでなければ不可能
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ブロックチェーン利用のメリット
■ 事実の保障ブロックチェーン(Ethereum)に記録されたデータは、
ただデータがそこに記録されているだけで、証明機関なしに次のことが保障される。
・ その人(KeyPair所有者)が記録したこと。・ その時刻に記録したこと。・ その内容を記録したこと。
⇒ 記録された内容が事実として証明可能。⇒ 郵便局、ヤマト、佐川…などの利権団体に依存しない公正な配達証明が可能。
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鍵の開閉記録以外のアピール ①
■ 配送端末の登録
各事業者のマスターキーのみが(佐川・やまとなど)のみが、その事業者内の配送端末登録できるようになっている。
各事業者の登録は、宅配ボックスサービス提供者のみ。
⇒ これらの制御をスマートコントラクト上で実現。
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鍵の開閉記録以外のアピール ②
■ ビルマスタ/部屋マスタ
ビル/部屋の情報もEthereum上に記録されていて、その情報が登録可能なのは、宅配ボックス提供者のキーのみ。(全てスマートコントラクトで制御)
参照可能なのは、そのビルに設置されたBoxからのみ。
⇒ 業者の端末もBoxの近くに行かないと、そのビルの情報が取得できない。
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鍵の開閉記録以外のアピール ③
■ 開けられる部屋の識別
Boxから宅配業者に渡される部屋情報は、エンドユーザが利用登録してある部屋としてない部屋を識別できるようになっている。
宅配業者の端末で見ると、スマート宅配ボックスに入れてもよい部屋が識別できるようになっている。
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まだ残念な点 ①
■ 部屋の住民の登録方法
実際に荷物を受け取る人(部屋に所属するキー)は実証実験ではサービスプロバイダ(宅配ボックス提供者)が登録した。
■実際にはこうしたかった…(時間不足)
1.宅配ボックス提供者が部屋毎にトークンを発行。2.スマートコントラクト上にトークンのハッシュ値を記録。3.トークンと開閉操作ページのURLをQRコードに印刷。4.各部屋のポストに入れる。5.部屋の住人がQRコードでページを表示する。
⇒ 自動でキーペア作成とトークンによる部屋メンバ登録完了。
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まだ残念な点 ②
■ 受取人の個人特定
現在は『鍵の所有者が開閉したこと』の証明まで実現。
『その鍵の所有者が、この世に存在する誰なのか』は、証明できていない。
⇒ グローバルサインが今後対応予定⇒ マイナンバーカードの利用も検討中
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まだ残念な点 ③
■ 内容物の証明
現在は、ボックス内に格納した内容物は、宅配業者のリクエスト内容を信頼している。
ただこれでは、『本当に入れたのか』『本当に取り出したのか』は、まだ証明できていない。
⇒ これは開閉時の内部の撮影画像をブロックチェーンに記録するなどでの実現を検討
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まだ残念な点 ④
■ 実際の事業者不在
実証実験のみで、事業として取り組む事業者が、…いない…残念
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情報公開について
■ スマート宅配ボックスの情報公開について
近日中に、
・設計方法・ソースコード
( 主にスマートコントラクト部分 )など公開(予定)。
Ethereumアプリケーションを作成する参考にしてください。
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ConoHa x ブロックチェーン
ブロックチェーン(Ethereum)でアプリケーションを作る障壁はConoHaが解消。
ここにあなたのアイデアを組み合わせて
世界を変革するアプリケーションを構築しよう!
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ご清聴ありがとうございました。