熊本市の外国語教育 - J-SHINE · 2018-02-08 · ②言語活動の充実・高度化...

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平成30210熊本市教育長 遠藤洋路 熊本市の外国語教育 3年生用 4年生用 6年生用 5年生用 〔“Let’s Try!” と“We Can!” の画像は文部科学省HPより転載 〕

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平成30年2月10日 熊本市教育長 遠藤洋路

熊本市の外国語教育

3年生用

4年生用

6年生用5年生用

〔“Let’s Try!” と“We Can!” の画像は文部科学省HPより転載〕

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A 熊本市英語教育推進スケジュールについて

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外国語教育強化地域拠点事業の取組

●モデル校:必由館高、錦ヶ丘中、尾ノ上小、月出小、山ノ内小

※ 小中高一貫したCAN-DOリストに基づく授業づくり

※ 短時間学習の在り方に関する研究

※ 学習評価の在り方に関する研究

※ 公開授業による研究成果の普及、啓発

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月出小学校の取組 外国語教育早期化・教科化へ向けて

【研究の実際】 「主体的にコミュニケーションを楽しむ児童の育成」(1)週1回、朝15分間全校で行うモジュール授業 “English Day”(2)職員朝会での1分間研修

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【研究の実際】 「“英語嫌いを作らない”学級担任中心の誰もができる授業づくり」

(1)中学年の外国語活動は、高学年の成功例を前倒しで(2)高学年では教科化に向け取り組むが、中学の英語科授業の前倒し

ではなく、英語を使っていかにコミュニケーションをとり自分を表現するか、中学への橋渡し。

山ノ内小学校の取組 外国語教育早期化・教科化へ向けて

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尾ノ上小学校の取組 外国語教育早期化・教科化へ向けて

【研究の実際】 「気づき・慣れ親しみ・コミュニケーション時間の設定」(1)学習過程の工夫

①「単元のゴール」の明確化・バックワードデザインでの授業設計②コミュニケーション活動の場の設定

(2)評価の工夫①高学年はパフォーマンステスト・英語クイズの実施

(3)日常的活動の工夫①常時活動の計画・実施②環境整備

H26年度 H27年度 H28年度 H29年度

3・4年 月1~2h 週1(年35h) 週1(年35h) 週1(年35h)

5・6年 週1(年35h) 週2(年70h) 週2回モジュールで年20h+(年50h)

週2(年70h)

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スムーズな小中接続のために

(1)言語活動のつながり→ Keyword Game, Missing Game, Gesture Gameなど

(2)教材のつながり→ Hi, friends!、 カルタ、夢カード

(3)学び方のつながり→ 動詞は青、フォントはゴシック

(4)人のつながり→ 小中の乗り入れ授業、担当者会

(5)“STRETCH”の共通実践

外国語教育強化地域拠点事業の取組

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平成26年度~平成29年度 外国語(英語)教育強化地域拠点事業 最終報告 熊本市

研究開発課題

研究の成果と課題

取組①小学校でのカリキュラム・マネジメント取組②小中高一貫したCAN-DOリストを

活用した指導・評価取組③生徒の客観的な英語力の把握

取組内容

小中高を通じた新たな英語教育に向けて、生涯にわたり4技能を積極的に使えるようになる英語力育成を目指し、小中高一貫したCAN-DOリストの目標設定による評価と授業づくりを柱とし、英語教育の研究開発に取り組む。

・3・4年生・・・週1コマ45分の授業【活動型、「聞く」「話す」音声中心】・5・6年生・・・①45分授業(年間70時間) ②45分授業(年間56時間)+短時間学習15分(年間14時間)【教科型、「話す」「聞く」+初歩的な「読む」 「書く」】

・単元や学年ごとの学習到達目標や必要性・必然性のある言語活動を明確にした授業改善

・小学校での学習評価の研究(評価の観点、評価方法等)

・外部試験の実施(英検、GTEC、英検IBA)・パフォーマンステスト

モデル校の中学校1年生について、小学校6年生で「教科型」を経験した生徒対象のアンケートを実施

小学校での英語学習が役に立っていると思う(N=291)

H26.7月 H27. 7月 H28. 7月 H29.7月

56.8% 80.1% 80.7% 83.5%

成果③◎小学校で「教科型」を経験した中学校1年生は、小学校から中学校への学びの連携がスムーズである割合が高い。

・アルファベットの文字を書き慣れている。また小学校で学んだ曜日や日付けを、英語で読んだり書いたりすることができる

小学校中学年から外国語活動、高学年でそれにプラスして文字に慣れ親しませ、また中学校で小学校での活動や学び方を継続して行ったり、教材や人をつないだりすることで、スムーズな小中接続を図ることができた。小学校においては、ALTを効果的に活用しながら、学級担任による指導がスムーズに行えるようになってきた。

小学校外国語科での評価については、今後もCAN-DOリストの整備とそれに合わせた評価方法について、また、パフォーマンステストや英語クイズ等による評価の検証が必要である。ICT教材についても、各校種で効果的な活用方法について研究し、中高ではウォームアップでの活動等、共通実践を進めたことで、生徒の英語使用機会を増やすことができた。その結果、モデル校では英検IBAでも国の求める英語力を上回ると共に、英検取得率も伸び率が高くなった(H29:中3・3級50%、高3・準2級34%)。高校においては、教員の小中高を意識した言語活動、発信能力を高める指導方法の改善に伴い、生徒の授業に対する意識も高まった。

◎中学生、高校生共に英語力が向上。成果①◎英語学習を肯定的に捉え

る児童生徒が増加

◆「英語の授業が好き」「どちらかと言えば好き」と回答した児童生徒の割合(%)

モデル校3小学校、1中学校、1高校の児童生徒対象にアンケートを実施

成果②

28.419.4

59.2

66.1N=342

31.9 34.3 36.4

10203040506070

H26 H27 H28 H29

モデル校高3 全国平均

英検準2級以上相当の力%

28.7

51

65.3 61.1

N=298

34.7

36.6 36.1

203040506070

H26 H27 H28 H29

モデル校中3 全国平均

英検3級以上相当の力

小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3

H27 92.2 87.9 89.7 72.2 82.8 51.7 51.9

H28 90.2 96.1 84.3 79.2 67.5 63.2 67.5 46.1

H29 94.9 89.8 85.6 83.6 77.7 50.6 73.2 66.3

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成果① 英語学習を肯定的に捉える児童生徒が増加

◆「英語の授業が好き」「どちらかと言えば好き」と回答した児童生徒の割合(%)

モデル校3小学校、1中学校、1高校の児童生徒対象にアンケートを実施

小5 小6 中1 中2 中3 高1 高2 高3

H27 92.2 87.9 89.7 72.2 82.8 51.7 51.9

H28 90.2 96.1 84.3 79.2 67.5 63.2 67.5 46.1

H29 94.9 89.8 85.6 83.6 77.7 50.6 73.2 66.3

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成果② 中学生、高校生共に英語力が向上。

28.4

19.4

59.2

66.1

N=342

31.9 34.3

36.4

10

20

30

40

50

60

70

H26 H27 H28 H29

モデル校高3 全国平均

英検準2級以上相当の力%

英検3級以上相当の力

28.7

51

65.3

61.1

N=298

34.7

36.6 36.1

20

30

40

50

60

70

H26 H27 H28 H29

モデル校中3 全国平均

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楠中

楠小 楡木小

熊本大学 連携強化

文部科学省

熊本市教委 指導

助言

外部専門機関と連携した英語指導力向上事業

教員研修

小 60人

中 72人

推進リーダー(5人) 研修

14h ブリティッシュ

カウンシル

(6 人)

連携

推進リーダー

中央研修

TOEIC受験

授業改善

公開授業

★外部専門機関

★外部専門機関

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外部専門機関と連携した英語指導力向上事業モデル校での取組

〇モデル校(小中)での共通実践

1 英語による挨拶やClassroom Englishの向上2 授業の流れの提示3 Small Talk(即興的なやりとり)の実施4 小中連携した振り返りシートの作成と活用5 小学校乗り入れ授業6 文中の機能ごとの色分けを小中で統一7 3校合同研究授業、公開授業の実施

〇情報交換の場を大切に!

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「英語教育改善プラン」に基づいた教員の英語力・指導力向上に向けた取組「外部専門機関と連携した英語指導力向上事業」~熊本市~

取組内容

成果の波及、周知について

取組内容

取組内容について

今後の課題等

独自の工夫等について

・外部専門機関(熊本大学等)との連携による、授業改善を踏まえた教員の英語指導力向上・モデル校を指定し、その校区内の小中学校で連携した、英語教育の授業改善・外部試験(英検、TOEIC等)を活用した教員の英語力向上

①小中の連携強化を市内全体に拡充・今後も大学との連携を密にしながらスムーズな小中接続を図る

②言語活動の充実・高度化・小学校はその場でのやりとり、中学は即興的な会話と4技能の統合の重視等(より系統性をもたせたSmall Talkの実施を含む)

③英語教員の授業力向上・英語力向上・中核教員研修やモデル校の取組を生かし、生徒の言語活動を主体とした授業実践を市内全体に拡げる

〇モデル校(小中)で特に意識して取り組む内容の確認1 英語による挨拶やClassroom English の使用とSmall Talkの実施2 小中連携した振り返りシートの作成と活用3 小学校乗り入れ授業(10月より月2回程度)4 文中の機能ごとの色分けを小中で統一

○熊本大学等との連携による英語教員の指導力向上・研究授業及び授業研究会の実施・担当者会の実施(5月~2月)・熊本大学准教授によるモデル校授業参観と指導助言(計8回)及び小学校長と外国語活動担当者への講演会・文科省調査官によるモデル校授業に対する指導助言(9月)及び外国語担当者向け講演会

*H28年度は中学校1校、H29年度はその校区の小学校2校もモデル校に加わり、大学から指導助言を受けながら、小中連携、小小連携を図った。

○中核教員研修による英語教員の指導力向上・年間14時間の研修 小25人・中43人(H28)、小60人・中68人(H29)

○英語教員ならびに外国語活動担当者の英語力向上・外部試験実施:中核研修受講者92人(H28)、108人(H29)受検

◎小中モデル校担当者のよりよい人間関係作り月1回の担当者会により、担当者同士が顔見知りとなり、英語や授業作りに関して気軽に電話したり、行き来したりする、良好な関係が築けた。また研究授業を小中それぞれ実施し、互いの授業を見合い、大学の指導助言をもとに取組内容の精選と統一が図れた。

◎モデル校中学生の英語力が向上◆英検3級以上相当の英語力を有すると思われる生徒の割合(%)(※英検IBA結果より)

◎中学モデル校の授業では、生徒の英語による言語活動時間が上昇◆授業において、生徒が英語で言語活動をしている割合(※「英語教育実施状況調査」結果より)

◎モデル校での研究成果の普及・啓発・公開授業や授業研究会の実施と教育センターHP上でのデータ共有

H29 3年 54.8

H28 3年 42.6

英検3級を取得した3年生も、H28年度10人(141人中)→H29年度45人(155人中))に増加

中学モデル校の授業では、教師の発話も全学年75%程度以上の英語に上昇(昨年は50%~75%未満)

平成28年度英語教育実施状況調査によると、本市が全国平均を大きく下回った項目は次の2つである。①授業における生徒の英語による言語活動の占める割合(50%以上):52.9%(H27 全国平均65.9%)②小中連携を意識している中学校区の割合:64.3%(H27 全国平均78.2%)。また、求められる英語力を有する中3生徒ならびに中学英語教師の割合においても、それぞれ36.9%ならびに29.1%と、国が求める50%を大きく下回った。

授業に占める言語活

動の時間の割合(H28)中1 中2 中3

75%以上

50%~75%未満

25%~50%未満 3人 2人 1人

25%未満

授業に占める言語活

動の時間の割合(H29)中1 中2 中3

75%以上 2人 2人

50%~75%未満 3人

25%~50%未満

25%未満

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B H30・31年度(移行期) の小学校外国語教育について

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現行の外国語活動の状況について

成果 課題

〇積極的なコミュニケーション〇外国語活動が,役に立っている

●学習内容や学習方法の物足りなさ●音声から文字への円滑な移行

☆中学年:音声に慣れ親しませ,体験的に理解を深める「外国語活動」☆高学年:身近なことについて基本的な表現による「教科」の指導

英語の文字を読みたかったな。書くこともしたかったな。

楽しかったけど,ゲームばかりだったな。

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外国語活動

外国語活動

外国語

外国語

現 行 H32年度より

3学年

4学年

5学年

6学年

外国語活動

外国語活動

なし※

なし※

3学年

4学年

5学年

6学年

系統的指導

小学校の英語教育はどうなるの?

※特例校は外国語活動を実施

【中学年のねらい】

コミュニケーションを図る素地となる資質・能力の育成

音声や基本的表現に慣れ親しみ,言語や文化について体験的に理解

【高学年のねらい】

コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力の育成

実際のコミュニケーションで活用できる基礎的技能、身近で簡単な事柄について、自分の考えや気持ちを伝え合う基礎的な力を養う

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【高学年のねらい】

コミュニケーションを図る基礎となる資質・能力の育成

実際のコミュニケーションで活用できる基礎的技能、身近で簡単な事柄について、自分の考えや気持ちを伝え合う基礎的な力を養う

外国語活動

外国語活動

外国語

外国語

H32年度より

3学年

4学年

5学年

6学年

活動型年間

35単位時間

3学年

4学年

5学年

6学年

【中学年のねらい】

コミュニケーションを図る素地となる資質・能力の育成音声や基本的表現に慣れ親しみ,言語や文化について体験的に理解

系統的指導

教科型年間

70単位時間

小学校の英語教育はどうなるの?

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外国語活動35時間

外国語活動35時間

外国語科を加味した外国語活動

70時間

外国語科を加味した外国語活動

70時間

現 行 H30年・31年度

3学年

4学年

5学年

6学年

外国語活動

外国語活動

なし※

なし※

3学年

4学年

5学年

6学年

熊本市の小学校の英語教育はどうなるの?

※特例校は外国語活動を実施 ※移行期間、市内全小学校で先行実施

H32年度より

3学年

4学年

5学年

6学年

外国語活動35時間

外国語活動35時間

外国語70時間

外国語70時間

※新学習指導要領全面実施

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Q 「高学年で新たに加わる「読むこと」「書くこと」では、何を目指す?

高学年の「読む」「書く」とは

つまり

「読む力」「書く力」については,

「正しく読みたいな,正しく書いてみよう」というような

態度の育成が目標

中学年までの,聞く活動,話す活動に加えて高学年では、読む活動,書く活動 にも触れていく

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〇現行の外国語活動と同じ

〇3観点(気付き、慣れ親しみ、コミュニケーション

への関心・意欲・態度)で文言表記

〇3・4年生の指導要録は総合所見欄に記入

移行期間の英語評価はどうなるの?

*移行期は3年生~6年生まで「外国語活動」

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〇次期学習指導要領においても

担任の役割が中心になるところは変わらない

〇専科教員の力を借りながら,

担任が英語力を付けていく

指導者はどうなるの?

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指導者はどうなるの?

学級担任が英語の授業学級担任が英語の授業

〇子供が今どんなことを習っていて,

何に興味をもっているのかをよく知っている

〇子供の知的発達に合わせた題材を

うまく取り入れて授業を組み立てることができる

○移行期間の2年間かけて慣れる

だからこそ担任の先生中心で

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指導者はどうなるの?

個々の教師の英語力の強化を

学校として取り組む!

学校全体で取り組むことが大切

「教室英語」が自然に使いこなせるように

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小学校だけではない!

中学校も高等学校も変わる!

中学校において〇授業を基本的に英語で行う〇身近な話題についての理解や簡単な情報交換,表現ができる

高等学校において〇授業を英語で行う〇発表,討論,交渉等の高度な言語活動を行うことができる

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英語によるコミュニケーションを楽しむことが大切!

要するに

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英語を用いた言語活動を通してコミュニケーション力を育成する

視点で授業づくりを!

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C 学びわくわく熊本市の授業づくり5つの視点

について

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子どもの実態に即し,本時のねらいに迫る を示している。視点1

視点2

視点3

視点4

視点5

授業に がある。

本時のめあてに迫る子どもたちのがある。

学習 を高めたり, させたりするための がある。

場面がある。

学びわくわく熊本市の授業づくり 5つの視点

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視点2

見通し

ねらい

視点4

意欲を高めたり理解させたりする工夫

教 師 子ども

視点1

めあて

何ができて、何が分かればよいのか、子どもがめざす本時のゴール

視点3

子どもたちの主体的な活動 対話を通して思考を

深めたり、判断したり、表現したりする活動

教師の指導目標

視点5

子どもを認め、生かす 視点2

振り返り本時のめあてに沿って,自分の学びを振り返る