Co-creAction Award 2016 最終審査会レポート

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2016.2.23 最最最最最最最最最 Co- creAction Award 2016

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2016.2.23 最終審査会レポート

Co-creActionAward 2016

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<開催概要>開催日時: 2016 年 2 月 23 日 ( 火 ) 15 〜 18 時会場: TIP*S/3×3Labo (東京・大手町)主催: Ideal Leaders (アイディール・リーダーズ)株式会社

最終審査会 お題提出企業 × 提案 NPO : JT × NPO 法人企業教育研究会 tiopro® * 1 × NPO 法人 eboard 東急リゾートサービス × NPO 法人ファンズアスリートクラブ 東急不動産 × 特定非営利活動法人パフォーマンスバンク テンプスタッフラーニング × NPO 法人マドレボニータ 太陽ホールディングス × WAKUWORK FOUNDATION

審査委員: 一橋大学イノベーション研究センター教授 米倉誠一郎氏 ★審査委員長★ JT たばこ事業本部 R&D グループ元責任者 米田靖之氏 太陽ホールディングス株式会社研究本部長 有馬聖夫氏 東急不動産株式会社執行役員ウェルネス事業ユニット ウェルネス事業本部副本部長 小室明義氏 エコッツェリア協会フューチャーセンター・プロデューサー 田口真司氏

* 1 :帝人フロンティア・旭化成アドバンスによる合同プロジェクト

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永井より開会のご挨拶 :「企業が NPO に“施す”タイプの CSR 活動はもう古いのです。これからは、企業と NPO が協働して社会的な価値を生み出すというのが当たり前の世の中になっていきます。私も NPO 理事を勤めていて、企業に勤めながらもっと社会的な活動がしたいと多くの人が NPOに参加することに驚きました。『そもそも企業とは社会的な存在のはずでは?』という疑問がこの Co-creAction Award を始める原点になっています。」

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米倉さんによるキーノートスピーチ : 『何故ソーシャル・ビジネスなのか』バングラデシュでマイクロファイナンスを展開するグラミン銀行を例に取って、社会課題を解くための 2 つのポイントを挙げます。 1 つは、新たな価値を生み出すために市場のメカニズムが有効である、ということ。もう 1 つは、事業として継続的に利益を生み出すためにビジネスの能力が欠かせない、ということです。 NPO の中に素晴らしいアイデアは既にある、あとはそこにビジネスの能力を掛け合わせてどんどん社会課題を解決していってほしい、というメッセージが会場に投げかけられました。

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プレゼン①  JT × NPO 法人企業教育研究会 : 「 JT に合う理系大学生・大学院生との出会いを繋ぐアイデア募集!」NPO 法人企業教育研究会 上村冬実さんがプレゼン。先進的な理数教育を実践する高校(スーパーサイエンスハイスクール)に対して、 JT がキャリア教育に関する出張授業をする、というアイデアを提案しました。

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プレゼン②  tiopro® × NPO 法人 eboard : 「体操服のリサイクルプロジェクト『 tiopro® 』の展開を支えるパートナー募集!」NPO 法人 eboard 中村孝一さんがプレゼン。小学生たちが映像コンテンツで環境問題を学び、「応援ノート* 2 」で探求学習し、 tiopro® に参加してリサイクルを体験するという仕組みをつくりましょう、と提案しました。(* 2 :企業のコンテンツやメッセージを込めたノートを学生に無料で配布するサービス)

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プレゼン③ 東急リゾートサービス × NPO 法人ファンズアスリートクラブ : 「ゴルフ場を市民に開放!市民の憩いの場・交流拠点として活用できるアイデア・担い手募集!」NPO 法人ファンズアスリートクラブ 理事長 井上秀憲さんがプレゼン。ゴルフ場を開放して、たくさんの川崎市民に参加してもらえるイベントを提案します。子供から大人まで楽しめるよう、夏は水鉄砲バトル、冬はカワサキフルーツ駅伝を開催しましょう、というアイデアでした。

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プレゼン④ 東急不動産 × 特定非営利活動法人パフォーマンスバンク : 「アクティブシニアの健康寿命延伸に寄与するサービス提供、仕組みづくり、その担い手を募集!」特定非営利活動法人パフォーマンスバンク 鈴木浩之さん、川島宏子さんがプレゼン。健康寿命延伸プログラムと銘打ってホームクレール用(賀東急不動産が運営するシニア向け施設)に奏者を送り込み、合唱教室を開くアイデアを提案しました。実際にリズムを取る練習を会場全体でやってみる仕掛けもあり、会場を湧かせました。

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プレゼン⑤ テンプスタッフラーニング × NPO 法人マドレボニータ : 「企業のダイバーシティ推進を“本質”からサポートする新しいサービスを一緒に開発してくれる NPO を募集します!」NPO 法人マドレボニータ 事務局次長 太田智子さんがプレゼン。自身が出産を機に体験した不条理が活動の原点になっています。テンプスタッフラーニングがサービス提供する企業に対して、女性の復職支援プログラムとして産後ケアを加えていきましょう、と訴えました。

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プレゼン⑥ 太陽ホールディングス × WAKUWORK FOUNDATION : 「全世界で医者や薬局に通うのが困難な地域(たとえばアフリカなど)で家庭常備薬並びに健康食品の市場調査を支援していただけるパートナー募集!」  WAKUWORK FOUNDATION Co-Founder 山田貴子さんがプレゼン。フィリピンの若者の自立支援として、常備薬の市場調査・事業モデル確立を目指すことを提案します。ただ一方的な押し付けではなく、ラーニングジャーニーや若者との協働を通じて真のニーズに触れるプロセスが欠かせないと言います。

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審査員の方々からの質疑応答。実現可能性や、その NPO にしかないコアとなる価値を問う質疑が交わされました。

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優秀賞(副賞 50万円)は、フィリピンの若者の自立支援事業を提案した WAKUWORK FOUNDATIONが受賞! 最優秀賞(大賞 100万円)は、女性の復職支援プログラムを提案した NPO 法人マドレボニータに! なんと、 2 つの NPO の得票数はわずか 1票差。どちらも甲乙つけがたい 2団体による受賞となりました。

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2016年度の活動予定をアナウンス。企業からのお題、 NPO からの提案を公式サイト上で通年募集していきます。

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コンテスト終了後は、企業、 NPO 、審査委員の方々も交えて懇親会へ。「 NPO の活動内容をもっと教えてほしい」「プレゼンを聞いて、うちの会社とも組めるところがありそう」といった会話がそこかしこで聞こえてきます。まさに企業、 NPO の垣根を越えた共創の輪が広がってるように感じました。